JPH07332474A - Vベルト式動力伝達機構の冷却構造 - Google Patents

Vベルト式動力伝達機構の冷却構造

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JPH07332474A
JPH07332474A JP6129315A JP12931594A JPH07332474A JP H07332474 A JPH07332474 A JP H07332474A JP 6129315 A JP6129315 A JP 6129315A JP 12931594 A JP12931594 A JP 12931594A JP H07332474 A JPH07332474 A JP H07332474A
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    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
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    • F16H57/0489Friction gearings with endless flexible members, e.g. belt CVTs

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライブプーリ全体を均一に冷却できるよう
にすること。 【構成】 Vベルト式動力伝達機構4が収納されるケー
ス6内に新気をドライブプーリ16の背面側に直接的に
導く新気導入路48を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVベルト式動力伝達機構
の冷却構造に関する。詳しくは外気を用いて冷却を行う
Vベルト式動力伝達機構の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のエンジンに用いられること
があるVベルト式動力伝達機構にあっては、動力伝達の
ためのVベルトと、このVベルトが巻かれる一対のプー
リとの間で生じる摩擦によって熱が生ずる。この熱が該
伝達機構のケース内にこもらないように、ドライブプー
リにはフィンを形成し、このフィンのドライブプーリの
回転に伴う回転によってケース内の空気を撹拌させてい
る。また、撹拌するだけでなく、この撹拌された空気が
ケース内を流通できるように、ケースには空気吸入孔と
空気排出孔とが形成されている。
【0003】図4は、そのような従来の自動二輪車のエ
ンジンaに適用されたVベルト式動力伝達機構の一例b
を示す要部断面図である。Vベルト式動力伝達機構b
は、ケースc内に収納されている。ケースcは、分割形
式となっており、車輛外側に位置するカバーc1と、車
輛内側に位置するケース本体c2とからなる。ケース本
体c2にVベルト式動力伝達機構bの多くの部分が収納
されるようになっており、該収納後、カバーc1によっ
てケース本体c2が密閉状に覆われる。
【0004】ケースcの前方部には、フィンdを複数有
するとともにクランク軸eに嵌入されたドライブプーリ
fが取り付けられており、ケースcの後方部には、ドリ
ブンプーリgが取り付けられている。両プーリf・g間
にはVベルトhが掛けられており、ドライブプーリfの
回転力がVベルトhを介してドリブンプーリgに伝達さ
れる。その後ドライブプーリfの回転力は、ドリブンプ
ーリgのドライブ軸g1、中間軸iおよび車軸j並びに
これらの軸g1・i・jに関わる各種ギヤk・k・…を
経由して車軸jに伝達され、車軸jに嵌入された後輪l
を回転させる。
【0005】カバーc1には、ドライブプーリfのうち
フィンd・d・…が形成されている側に対向されて吸入
孔m1が設けられており、またケース本体c2のドリブン
プーリgには空気排出孔m2が形成されている。吸入孔
1は、ケースc内に外部からの冷たい空気(以下「新
気」という。)を取り入れるためのものであり、空気排
出孔m2はケースc内の空気を外部へ排出するためのも
のである。
【0006】しかして、ドライブプーリfが回転する
と、ドライブプーリfはフィンd・d・…によって遠心
ファンとしても機能し、ケースc内の空気を撹拌する。
この撹拌に伴って吸入孔m1からは新気が吸い込まれ、
この新気によってVベルトhとプーリf・g間で生じた
摩擦熱が吸収される。そして、この暖まった空気は、空
気排出孔m2からケースcの外部に排出され、ケースc
内では空気の流通が生じるようになるためケースc内に
は常時新気が入るようになり、したがって、ケースc内
の温度上昇が抑制される。
【0007】しかしながら、従来技術にあっては、ドラ
イブプーリfのうち直接新気が当たるのは、吸入孔m1
と対向されたフィンd・d・…の形成されている側だけ
である。したがって、フィンd・d・…が形成されてい
る側と、フィンd・d・…が形成されていないケースc
の奥側部分であるドライブプーリfの反フィンd・d・
…側との間には、冷却効率の点で差があった。すなわ
ち、ドライブプーリfのうち、フィンd・d・…が形成
されている側(カバーc1側)は冷却されても、フィン
d・d・…が形成されていない側(ケース本体c2側)
は十分に冷却されない虞れがあった。このためドライブ
プーリ全体を均一に冷却できる新規な技術の提供が望ま
れていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題に鑑みて発明されたものであって、その解決しよう
とする課題は、ドライブプーリ全体を均一に冷却できる
ようにした新規なVベルト式動力伝達機構の冷却構造を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するものであって、次のようなものである。
すなわち、請求項1に係る本発明Vベルト式動力伝達機
構の冷却構造は、ケース内部で回転自在に支持された駆
動軸および被駆動軸にそれぞれ取り付けられたドライブ
プーリおよびドリブンプーリをVベルトで連結すること
で、動力を前記ドライブプーリから前記ドリブンプーリ
に伝達するVベルト式動力伝達機構の冷却構造であっ
て、前記ケースには、その中を空気が流通するように空
気吸入孔および空気排出孔を形成し、前記空気吸入孔近
傍には、前記空気吸入孔から前記ケース内に入った新気
を前記ドライブプーリの背面側に直接導く新気導入路を
形成した。
【0010】また、請求項2に係る本発明Vベルト式動
力伝達機構の冷却構造は、ドライブプーリには、該ドラ
イブプーリに係る前記駆動軸周りにドライブプーリの正
面側から背面側にかけて貫通された貫通孔が複数形成さ
れていることを特徴とする。
【0011】さらに、請求項3に係る本発明Vベルト式
動力伝達機構の冷却構造は、ドライブプーリの背面側に
は、前記新気導入路からの新気を前記貫通孔に導く案内
板が備えられていることを特徴とする。
【0012】
【作用】したがって、請求項1〜請求項3記載の本発明
Vベルト式動力伝達機構の冷却構造によれば、ケースに
は、その中を空気が流通するように空気吸入孔および空
気排出孔を形成し、前記空気吸入孔近傍には、前記空気
吸入孔から前記ケース内に入った新気を前記ドライブプ
ーリの背面側に直接導く新気導入路を形成したので、空
気吸入孔からの新気のうち新気導入路によってドライブ
プーリの背面側に導かれた新気がドライブプーリの背面
側に直接または直接的に当たるようになる。したがっ
て、ケースの奥側部分であるドライブプーリの背面側に
まで十分に新気を送れるようになる。また、ドライブプ
ーリの正面には、空気吸入孔が対応しているのでドライ
ブプーリの正面に新気が直接的に当たる。
【0013】また、請求項2〜請求項3記載の本発明V
ベルト式動力伝達機構の冷却構造によれば、ドライブプ
ーリには、該ドライブプーリに係る前記駆動軸周りにド
ライブプーリの正面側から背面側にかけて貫通された貫
通孔が複数形成されているので、新気導入路によってド
ライブプーリの背面側に導かれて来た新気は、この貫通
孔および前記新気導入路を通じてドライブプーリの正面
側−背面側−正面側という経路からなるドライブプーリ
専用の流通路を形成するようになる。したがって、新気
導入路を通じてドライブプーリの正面側から背面側に流
れる新気が滞ることなく流れて来るので、ドライブプー
リの背面側が一層効率よく冷却される。
【0014】さらに、請求項3記載の本発明Vベルト式
動力伝達機構の冷却構造によれば、ドライブプーリの背
面側には、前記新気導入路からの新気を前記貫通孔に導
く案内板が備えられているので、貫通孔を通じて背面側
から正面側へ抜ける新気の量が増加するようになる。し
たがって、空気の流通が良いのでドライブプーリはさら
に一層効率よく冷却される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明Vベルト式動
力伝達機構の冷却構造1を図示した実施例に従って詳細
に説明する。図1は本発明Vベルト式動力伝達機構の冷
却構造が採用された自動二輪車用エンジンの側面図、図
2は図1のII−II線断面図、図3は図2の要部拡大断面
図である。
【0016】エンジン2には、Vベルト式動力伝達機構
4が収納されたケース6が備えられている。ケース6
は、ケース本体8とカバー10とからなり、ケース6に
はその内部で駆動軸としてのクランクシャフト12およ
び被駆動軸としてのドライブシャフト14が回転自在に
支持されている。
【0017】クランクシャフト12およびドライブシャ
フト14には、それぞれドライブプーリ16およびドリ
ブンプーリ18が取り付けられており、両プーリ16・
18をVベルト20で連結することで、エンジン2の動
力が、ドライブプーリ16からドリブンプーリ18に伝
達され、さらに中間軸22および車軸24並びに軸14
・22・24に関わるアイドラーギヤ等の各種ギヤ25
・25・…を経由して車軸24に嵌入された図示しない
後輪を回転せしめる。
【0018】そして、本発明に係るVベルト式動力伝達
機構の冷却構造1は、ドライブプーリ16に係る部分に
採用されており、また以下に詳述する貫通孔38とスタ
ータギヤ39と新気導入路48とをその構成要素に含む
ものである。
【0019】ドライブプーリ16は、可動フェース26
と固定フェース28とからなる。可動フェース26はク
ランクシャフト12に外嵌されたカラー30の外周に軸
方向に摺動自在に嵌押され、また、固定フェース28は
クランクシャフト12の軸端に嵌押されて該軸端に螺合
されるナット32によってカラー30の端部に圧接固定
されている。また、可動フェース26にはランププレー
ト34が固着され、ランププレート34と可動フェース
26との間にはウェイトローラ36が配設されている。
【0020】ランププレート34と可動フェース26と
の間隔は、その外周方向に行くに連れて次第に幅狭に形
成され、ウェイトローラ36が遠心力を受けて外方に移
動すると、その遠心力に釣り合った位置にまで可動フェ
ース26が固定フェース28側へと移動する。これによ
って、Vベルト20がドライブプーリ16に巻き掛けら
れる有効半径が大きくなる。
【0021】固定フェース28は、その反可動フェース
側面28aにフィン37が複数配設されている。以下、
ドライブプーリ16のうちフィン37・37・…が形成
されている側を「ドライブプーリ16の正面16f側」
といい、フィン37・37・…が形成されていない側を
「ドライブプーリ16の背面16b側」ということとす
る。
【0022】また、ドライブプーリ16のクランクシャ
フト12周りでクランクシャフト12寄り箇所には、ド
ライブプーリ16の正面16f側から背面16b側に貫
通されてなる貫通孔38が複数形成されている。
【0023】スタータギヤ39は、図示しないセルモー
タとのかみ合いによってセルモータの始動力をクランク
シャフト12に伝達するものである。スタータギヤ39
は、ドライブプーリ16の背面16b側でランププレー
ト34の反ウェイトローラ側面34aに当接された状態
で位置されており、後述する新気導入路からの新気を貫
通孔38・38・…に導く案内板としても機能するよう
にその形状が定められている。このスタータギヤ39の
形状については、上記新気導入路について説明した後で
述べることとする。
【0024】符号40および42がそれぞれ示すもの
は、ケース6の中を空気が流通するようにするための、
空気吸入孔40および空気排出孔42である。空気吸入
孔40は、車体前方(図2に正対してその上方側のこと
であり、同様に車体後方とは図2に正対してその下方側
のことである。)におけるドライブプーリ16の正面1
6fに対応されてたカバー10の適所に形成されてお
り、空気排出孔42は、ケース本体8の車体後方におけ
るうちドリブンプーリ18の近傍適所に形成されてい
る。
【0025】空気吸入孔40の近傍である、ケース本体
8の車体前方における箇所のうちドライブプーリ16の
周囲には、新気導入路48が形成されている。新気導入
路48は、空気吸入孔40からの新気をドライブプーリ
16の背面16b側に導くものであって、図1で示すよ
うな円弧形状壁49をドライブプーリ16の周囲16’
に沿うように、かつクランクシャフト12に平行になる
ようにケース本体8の前壁8fとドライブプーリ16と
の間に前壁8fと一体に設けることによって形成される
ものである。新気導入路48の両端は開口されており、
両開口のうち一方の開口48aはカバー10側に開口さ
れ、他方の開口48bはドライブプーリ16の背面16
b側に開口されている。これによって、新気導入路48
は、ドライブプーリ16の正面16f側からドライブプ
ーリ16の背面16b側に通じられる。
【0026】スタータギヤ39は、断面が縁付きのスー
プ皿状をしており、スタータギヤ39を該スープ皿と見
立てた場合に底となる底面部39aをランププレート3
4側に向けた状態でクランクシャフト12に嵌入されて
いる。そして、スタータギヤ39がクランクシャフト1
2に嵌入された状態において上記縁部39bの周縁端3
9b’が新気導入路48の他方の開口48bから幾分離
間した状態で、かつ該開口48bの延長線上に臨むよう
に縁部39bが設定されている。また、上記底面部39
aと縁部39bとの間は傾斜面39cによって結ばれて
おり、傾斜周39cの傾斜方向の延長線上近傍箇所に前
記貫通孔38が位置するようになっている。
【0027】しかして、ドライブプーリ16が回転する
と、ドライブプーリ16はフィン37・37・…によっ
て遠心ファンとしても機能し、ケース6内の空気を撹拌
する。同時に空気吸入孔40から入った新気のうちの一
部は、空気吸入孔40から吸い込まれてケース6内に入
り込み、ドライブプーリ16のフィン37・37・…に
当たると、ドライブプーリ16の半径方向外側に押しや
られるようになる。そして、該新気は、図3に矢印Aで
示すように、ドライブプーリ16をその外部から内部に
かけて抜けるように循環するようになる。詳しくは、該
新気が新気導入路48の一方の開口48aから新気導入
路48内に入ると、この新気は、他方の開口48bに抜
けた後でスタータギヤ39の縁部39bおよび傾斜周面
39cに沿って流れ、貫通孔38・38・…に案内され
る。そして、貫通孔38・38・…に入り込むと該新気
は、ドライブプーリ16の正面16f側に抜けるように
なり空気吸入孔40から新たに入った新気とともに上記
経路に沿って再び循環したりあるいは、他の箇所へ向け
て流れる。
【0028】また、新気のうち貫通孔38・38・…に
案内されなかった新気は、図3に矢印Bで示すように、
ドリブンプーリ18側にも流通され、その後、空気排出
孔42からケース6の外へ抜けるようになる。このよう
な流通過程において、新気によって前記Vベルト20と
プーリ16・18間で生じた摩擦熱が吸収される。
【0029】しかして、Vベルト式動力伝達機構の冷却
構造1によれば、Vベルト式動力伝達機構4が収納され
るケース6には、その中を空気が流通するように、空気
吸入孔40および空気排出孔42を形成し、空気吸入孔
40近傍には、該空気吸入孔40側からドライブプーリ
16の背面16b側に通じられて空気吸入孔40からの
新気をドライブプーリ16の背面16b側に導く新気導
入路48を形成したので、空気吸入孔40からの新気の
うち新気導入路48によってドライブプーリ16の背面
16b側に導かれた新気がドライブプーリ16の背面1
6b側に直接的に当たるようになる。したがって、ドラ
イブプーリ16のうちフィン37・37・…が形成され
ていない、ドライブプーリ16の背面16b側、換言す
ればケース6の奥にまで十分に冷たい空気を送れるよう
になる。
【0030】また、ドライブプーリ16の正面16fに
は、空気吸入孔40が対応しているので、ドライブプー
リ16の正面16fに直接的に新気が当たる。したがっ
て、ドライブプーリ16の正面16f側および背面16
b側が共に冷却されるので、ドライブプーリ16の全体
を冷却できる。
【0031】さらに、ドライブプーリ16には、ドライ
ブプーリ16に係るクランクシャフト12周りにドライ
ブプーリ16の正面16f側から背面16b側にかけて
貫通された貫通孔38・38・…が複数形成されている
ので、新気導入路48によってドライブプーリ16の背
面16b側に導かれて来た新気は、この貫通孔38・3
8・…および新気導入路48を通じてドライブプーリ1
6の正面16f側−背面16b側−正面16f側という
経路からなるドライブプーリ専用の流通路を形成するよ
うになる。したがって、新気導入路48を通じてドライ
ブプーリ16の正面16f側から背面16b側に流れる
新気が滞ることなく流れて来るので、ドライブプーリ1
6の背面16b側が一層効率よく冷却されるため、さら
にドライブプーリ16全体の冷却ができる。
【0032】さらにまた、ドライブプーリ16の背面1
6bには、新気導入路48からの新気を貫通孔38・3
8・…に導く案内板としてのスタータギヤ39が備えら
れているので、貫通孔38・38・…を通じてドライブ
プーリ16の背面16b側から正面16f側へ抜ける新
気の量が増加するようになる。したがって、空気の流通
が一層よくなりさらに一層ドライブプーリ16全体の冷
却ができる。
【0033】
【発明の効果】本発明Vベルト式動力伝達機構の冷却構
造によれば、ドライブプーリ全体を均一に冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明Vベルト式動力伝達機構の冷却構造が採
用された自動二輪車用エンジンの側面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図2の要部拡大断面図である。
【図4】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1 Vベルト式動力伝達機構の冷却構造 6 ケース 8 ケース本体 10 カバー 12 駆動軸 14 被駆動軸 16 ドライブプーリ 16b ドライブプーリの背面 18 ドリブンプーリ 20 Vベルト 38 貫通孔 39 案内板 40 空気吸入孔 42 空気排出孔 48 新気導入路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内部で回転自在に支持された駆動
    軸および被駆動軸にそれぞれ取り付けられたドライブプ
    ーリおよびドリブンプーリをVベルトで連結すること
    で、動力を前記ドライブプーリから前記ドリブンプーリ
    に伝達するVベルト式動力伝達機構の冷却構造であっ
    て、前記ケースには、その中を空気が流通するように空
    気吸入孔および空気排出孔を形成し、前記空気吸入孔近
    傍には、前記空気吸入孔から前記ケース内に入った新気
    を前記ドライブプーリの背面側に直接導く新気導入路を
    形成したVベルト式動力伝達機構の冷却構造。
  2. 【請求項2】 ドライブプーリには、該ドライブプーリ
    に係る前記駆動軸周りにドライブプーリの正面側から背
    面側にかけて貫通された貫通孔が複数形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のVベルト式動力伝達機構
    の冷却構造。
  3. 【請求項3】 ドライブプーリの背面側には、前記新気
    導入路からの新気を前記貫通孔に導く案内板が備えられ
    ていることを特徴とする請求項2記載のVベルト式動力
    伝達機構の冷却構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1223366A3 (en) * 2001-01-12 2009-04-08 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha V-belt type automatic transmission

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EP1223366A3 (en) * 2001-01-12 2009-04-08 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha V-belt type automatic transmission

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