JPS6244202Y2 - - Google Patents

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JPS6244202Y2
JPS6244202Y2 JP7813084U JP7813084U JPS6244202Y2 JP S6244202 Y2 JPS6244202 Y2 JP S6244202Y2 JP 7813084 U JP7813084 U JP 7813084U JP 7813084 U JP7813084 U JP 7813084U JP S6244202 Y2 JPS6244202 Y2 JP S6244202Y2
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transmission
pulley
air
transmission case
continuously variable
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JP7813084U
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は自動二輪車用パワーユニツト等に採用
されるベルト式無段変速機の冷却装置に関するも
のである。
(2) 従来の技術 従来前記ベルト式無段変速機の冷却装置はたと
えば特開昭58−109762号公報に開示されている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで従来公知の前記冷却装置では、ベルト
式無段変速機の可変径プーリの背面に遠心フアン
を一体に設け、このフアンによつて伝動ケース内
に外気を導入して前記変速機を冷却するようにし
ているが、かかる遠心フアンのみでは可変径プー
リと伝動Vベルトとの摩擦接触部等の発熱部の冷
却が不十分となり、所期の冷却効果が達成できな
い問題があつた。
本考案は上記実情にかんがみてなされたもの
で、可変径プーリに設けられる、遠心フアンおよ
び軸流フアンの協働によつて無段変速機の発熱部
に十分の量の冷たい外気を供給して所期の冷却効
果を達成できるようにした、構成簡単なベルト式
無段変速機の冷却装置を提供することを目的とす
るものである。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案は前記目的達成のため、エンジン本体の
一側に伝動ケースを設け、この伝動ケース内に、
前記エンジン本体のクランク軸と前記伝動ケース
に支持される出力軸とを連動するベルト式無段変
速機を収納し、この変速機の可変径プーリの、対
をなすプーリ半体の何れか一方に前記伝動ケース
内に外気を吸入するための遠心フアンを、またそ
の他方に前記吸入外気を前記可変径プーリの軸方
向に誘導するための軸流フアンを設ける。
(2) 作 用 前記構成によれば、可変径プーリを構成する一
対のプーリ半体に設けられる遠心フアンおよび軸
流フアンの協働により前記可変径プーリの外周に
十分の量の外気を高速で供給し、その冷却能率が
高められる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案装置を自動二輪車用パ
ワーユニツトに実施した場合の実施例について説
明する。
自動二輪車の車体にパワーユニツトPが懸架さ
れ、このパワーユニツトPは、エンジン本体1
と、該本体1の一側下部に隣接して連設される伝
動部2およびこの伝動部2の後部に支持される後
車輪Wとを備える。
前記伝動部2は、エンジン本体1の下部より後
方にのびており、この伝動ケース3は、クランク
ケース4の外側壁4、その後部に連結ボルト7
で固着されるミツシヨンカバー5、および前記外
側壁4とミツシヨンカバー5の外側面に弾性シ
ール部材30を介して連結ボルト8で固着される
カバーケース6とより構成される。
クランクケース4の前部には、エンジン本体1
の一部をなすクランク室9が形成され、また伝動
ケース3内には前記クランク室9に隣接して伝動
室10が形成される。クランク室9には、クラン
ク軸11が回転自在に横架され、このクランク軸
11のクランクピンには、コンロツド12を介し
てエンジン本体1のシリンダ13内に摺合される
ピストン14が連結される。また伝動ケース3の
後部には、クランクケース4の外側壁4後部と
前記ミツシヨンカバー5とで、ギヤ室15が形成
され、このギヤ室15に前記クランク軸11と平
行な出力軸16が回転自在に横架されている。
伝動ケース3の伝動室10内には、前記クラン
ク軸11と出力軸16間に懸回されるVベルト式
無段変速機Tが配設される。次にこの変速機Tの
構造を簡単に説明する。
クランク軸11の一端には可変径型ドライブプ
ーリ17が設けられ、また出力軸16の一端部に
は、前記ドライブプーリ17よりも大径の可変径
型ドリブンプーリ18が設けられ、それらのプー
リ17,18間に無端状のVベルト19が懸回さ
れる。前記ドライブプーリ17はクランク軸11
に固着される固定ドライブプーリ半体17と、
クランク軸11に軸方向に摺動可能に支承される
可動ドライブプーリ半体17とより構成され、
この可動ドライブプーリ半体17は遠心力をう
けてこれを固定ドライブプーリ半体17に近づ
ける方向に移動させる変速用ウエイトローラ20
を備えている。また前記ドリブンプーリ18は、
出力軸16上に回転自在に支承される中空のプー
リ軸21に固着される固定ドリブンプーリ半体1
と前記プーリ軸21上に軸方向に摺動自在に
支承される可動ドリブンプーリ半体18とより
構成され、可動ドリブンプーリ半体18は、ば
ね22により固定ドリブンプーリ半体18に近
づくように偏倚される。
出力軸16上の、前記ドリブンプーリ18の外
側には自動発進用遠心クラツチCが設けられる。
このクラツチCは従来公知の構造を備えており、
プーリ軸21の回転速度が設定値を超えると、プ
ーリ軸21が前記クラツチCを介して出力軸16
に結合されるようになつている。
前記クランクケース4の外側壁4後部とミツ
シヨンカバー5とによつて前記ギヤ室15が形成
され、このギヤ室15内に減速歯車機構Rが組込
まれている。前記ギヤ室15には、前記出力軸1
6、減速軸24および車軸25が互いに平行に回
転自在に横架されており、出力軸16と一体の駆
動歯車26は、減速軸24と一体の第1減速歯車
27に噛合され、さらに減速軸24と一体の第2
減速歯車28は車軸25と一体の第3減速歯車2
9に噛合されている。車軸25は、その半部がギ
ヤ室15外に突出してそこに前記後車輪Wが固着
される。したがつてエンジン本体1の運転により
クランク軸11が回転されると、その回転は、V
ベルト式無段変速機T、遠心クラツチCを介して
出力軸16に伝達され、さらにこれより減速歯車
機構Rを介して後車輪Wに伝達される。
クランク軸11の、前記無段変速機Tと反対側
の端部には、交流発電機Aが連結される。
第2,3図に示すように前記クランクケース4
の外側壁4の外面には、弾性シール部材31を
介して断熱板32が複数本の取付ボルト33によ
つて固着され、この断熱板32は前記伝動室10
の一部を画成しており、前記無段変速機Tの可動
ドライブプーリ半体17の背面と相対向してい
る。また前記断熱板32はクランクケース4の外
側壁4と協働して伝動室10とクランク室9と
の間に前後方向に長い導風通路34を画成してい
る。第3図に示すようにクランクケース4の前壁
には、前記導風通路34に連通する風入口35が
開口され、この風入口35の前面にフイルタ36
が設けられる。また第2図に示すように導風通路
34の後部下方において、クランクケース4の外
側壁4の底面には、前記導風通路34に連通す
る排風口37が開口されており、この排風口37
の上方には、クランクケース4の外側壁4より
一体にのびる排風壁38が略水平に設けられ、こ
の排風壁38は、前記排風口37の上方を覆い、
前記排風口37から導風通路34内に飛沫や塵埃
等が浸入するのを阻止する。したがつて車両が走
行するとクランクケース4の前壁面に当つた走行
風の一部は風入口35より導風通路34内に流入
し、第2,3図矢印aで示すように該通路34内
を後方へ流れた後、排風口37より外部に排出さ
れる。これによりクランク室9と伝動室10間に
は冷たい空気よりなる断熱空気層が形成され、エ
ンジン本体1の運転によつて発生する熱が伝動室
10、すなわち無段変速機Tに伝わりにくくなつ
ている。
前記伝動ケース3内には、該ケース3内に冷た
い外気を吸入し、その外気を無段変速機Tの周囲
に積極的に誘導し、該変速機Tの発熱部を有効に
冷却するようにした冷却装置が設けられる。
次にこの冷却装置の構造を説明する。
第1,3,4図に明瞭に示すように、カバーケ
ース6の前部側面には空気取入通路40が一体に
形成され、この通路40の入口41はカバーケー
ス6の前部上面に開口され、またその出口42は
ドライブプーリ17の背面中央部に対向して伝動
室10内に開口される。
第4図に明瞭に示すようにドライブプーリ17
の固定ドライブプーリ半体17の背面には、遠
心フアン43が一体に設けられ、またその可動ド
ライブプーリ半体17の外周面には、軸流フア
ン44が一体に設けられ、前記遠心フアン43
は、外気を空気取入通路40を通して伝動室10
内に吸引し、また前記軸流フアン44は伝動室1
0内の吸入外気をその軸方向に流れるように誘導
する。
また第5図に示すようにカバーケース6の内面
には、前記ドライブプーリ17の外周面に対向し
て数枚の案内板47,48が周方向に間隔をおい
て一体に突設され、これらの案内板47,48
は、前記軸流フアン44によつて生起される空気
をドライブプーリ17の軸方向に流れるように案
内する。
第1,2図に示すように、前記ドリブンプーリ
18の後方において、前記伝動ケース3の後壁に
は排気口45が開口され、この排気口45は、伝
動ケース3内後部に形成される迂回通路46を通
つて伝動室10内に連通される。
次に本考案の実施例の作用について説明する。
いまエンジンが運転されれば、クランク軸11
の回転は、前記Vベルト式無段変速機T、および
遠心クラツチCを介して後車輪Tに伝達され通常
のようにエンジンのスロツトル操作と車両の走行
条件によつて変速比が自動的に可変制御される。
ところで第1〜4図矢印bに示すようにドライ
ブプーリ17の回転によつて、固定ドライブプー
リ半体17背面の遠心フアン43は、外気を空
気取入通路40を通して伝動室10内に吸引し、
さらに可動ドライブプーリ半体17外周の軸流
フアン44は伝動室10内に吸引された冷たい空
気を前記案内板47,48による案内をうけつつ
ドライブプーリ17の外周軸方向に沿うように流
動させる。可動ドライブプーリ半体17の外周
を流れた空気は、該プーリ半体17の背面側へ
と迂回して流れ、該プーリ半体17を十分に冷
却した後、無段変速機Tに沿つて後方へ流れ、該
変速機Tの、ドリブンプーリ18を含む後半部を
も冷却した後、迂回路46、排気口45を通つて
外部に放出される。而してエンジン本体1に近接
して加熱され易いドリブンプーリ18、特にその
可動ドリブンプーリ半体18は、流れのはやい
十分の量の冷たい空気流によつて能率よく冷却さ
れる。
また車両の走行によつて伝動ケース3の前面に
当つた冷たい走行風の一部は、第3図矢印aで示
すようにフイルタ36、風入口35を通つて導風
通路34に導かれ、該通路34を後方へ流れ、排
風口37より外部に排出される。而して導風通路
34を流れる冷たい走行風はエンジン本体1と伝
動室10間に断熱空気層を形成し、この断熱空気
層が断熱板32の断熱作用と協働して、エンジン
の燃焼熱の伝動ケース3への伝達を極力抑制し、
これに伝動室10の温度上昇を低減し得る。
C 考案の効果 以上の実施例により明らかなように本考案によ
れば、伝動ケース内に収納されるベルト式無段変
速機における可変径プーリの、対をなすプーリ半
体の何れか一方に、前記伝動ケース内に外気を吸
入するための遠心フアンを、またその他方に、前
記吸入外気を可変径プーリの軸方向に誘導するた
めの軸流フアンを設けたので、可変径プーリの略
全周に冷たい空気が高速で流れ、可変径プーリの
放熱が広い面積に亘つて迅速に行われ、該プーリ
とVベルトとの接触部等の発熱部の放熱効果を高
めることができ、全体として無段変速機の可変径
プーリの冷却能率を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一実施例を示すもので、第
1図はその側面図、第2図は、その要部を示す第
3図−線に沿う断面図、第3図は、第2図
−線に沿う断面図、第4図は、第2図−線
に沿う断面図、第5図は、第3図−線に沿う
ケースカバーの一部裏面図、第6図は、第2図
−線に沿う部分断面図である。 T……無段変速機、1……エンジン本体、3…
…伝動ケース、11……クランク軸、16……出
力軸、17……可変径プーリとしてのドライブプ
ーリ、17……プーリ半体としての固定ドライ
ブプーリ半体、172……プーリ半体としての可
動ドライブプーリ半体、43……遠心フアン、4
4……軸流フアン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン本体1の一側に伝動ケース3を設け、
    この伝動ケース3内に、前記エンジン本体1のク
    ランク軸11と前記伝動ケース3に支持される出
    力軸16とを連動するベルト式無段変速機Tを収
    納し、この変速機Tの可変径プーリ17の、対を
    なすプーリ半体17,17の何れか一方に前
    記伝動ケース3内に外気を吸入するための遠心フ
    アン43を、またその他方に前記吸入外気を前記
    可変径プーリ17の軸方向に誘導するための軸流
    フアン44を設けたことを特徴とするベルト式無
    段変速機の冷却装置。
JP7813084U 1984-05-28 1984-05-28 ベルト式無段変速機の冷却装置 Granted JPS60189664U (ja)

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JP7813084U JPS60189664U (ja) 1984-05-28 1984-05-28 ベルト式無段変速機の冷却装置
US06/738,676 US4671782A (en) 1984-05-28 1985-05-28 Cooler for a belt type stageless transmission

Applications Claiming Priority (1)

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JPS60189664U JPS60189664U (ja) 1985-12-16
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