JPH07332117A - スロットル弁の軸受構造 - Google Patents
スロットル弁の軸受構造Info
- Publication number
- JPH07332117A JPH07332117A JP12123594A JP12123594A JPH07332117A JP H07332117 A JPH07332117 A JP H07332117A JP 12123594 A JP12123594 A JP 12123594A JP 12123594 A JP12123594 A JP 12123594A JP H07332117 A JPH07332117 A JP H07332117A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve shaft
- seal member
- bearing
- peripheral surface
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- Pending
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は円筒上の軸受の内周面が回動リンク
に連結された弁軸に摺接して弁軸を軸承する構成とされ
たスロットル弁の軸受構造を提供することを目的とす
る。 【構成】 スロットル弁1は、エンジンの吸気弁に空気
を供給する吸気管路の途中に設けられており、大略、ス
ロットルボデー2と、弁体3と、弁体3を開弁又は閉弁
方向に回動させる弁駆動機構4と、よりなる。スロット
ルボデー2には、弁軸5の両端を軸承する軸受6,7及
び弁軸5の外周をシールするシール部材8,9が設けら
れている。軸受7は、内周面7aがテーパ状に加工され
ており、弁体3側の内径に対してシール部材9側の内径
が小さくなるように傾斜している。弁軸5は内周面7a
の他端を支点としてA方向に揺動することになり、内周
面7aの他端に近接する位置に設けられたシール部材9
を大きく変形させない。
に連結された弁軸に摺接して弁軸を軸承する構成とされ
たスロットル弁の軸受構造を提供することを目的とす
る。 【構成】 スロットル弁1は、エンジンの吸気弁に空気
を供給する吸気管路の途中に設けられており、大略、ス
ロットルボデー2と、弁体3と、弁体3を開弁又は閉弁
方向に回動させる弁駆動機構4と、よりなる。スロット
ルボデー2には、弁軸5の両端を軸承する軸受6,7及
び弁軸5の外周をシールするシール部材8,9が設けら
れている。軸受7は、内周面7aがテーパ状に加工され
ており、弁体3側の内径に対してシール部材9側の内径
が小さくなるように傾斜している。弁軸5は内周面7a
の他端を支点としてA方向に揺動することになり、内周
面7aの他端に近接する位置に設けられたシール部材9
を大きく変形させない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスロットル弁の軸受構造
に係り、特に軸受の内周面が回動リンクに連結された弁
軸に摺接して弁軸を軸承する構成のスロットル弁の軸受
構造に関する。
に係り、特に軸受の内周面が回動リンクに連結された弁
軸に摺接して弁軸を軸承する構成のスロットル弁の軸受
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車等に搭載されるエンジンで
は、吸気弁に連通して空気を供給する空気供給流路に燃
料を噴射する燃料噴射ノズル及びスロットル弁が設けら
れ、スロットル弁の弁開度を調整することによりエンジ
ンに供給される空気量が調整されてエンジン出力が制御
されるようになっている。
は、吸気弁に連通して空気を供給する空気供給流路に燃
料を噴射する燃料噴射ノズル及びスロットル弁が設けら
れ、スロットル弁の弁開度を調整することによりエンジ
ンに供給される空気量が調整されてエンジン出力が制御
されるようになっている。
【0003】このように吸入空気量制御弁として機能す
るスロットル弁は、運転者のアクセル操作により弁体の
弁開度が調整される構成であり、例えば実開昭56−1
52833号公報にみられるような軸受構造が採用され
ている。
るスロットル弁は、運転者のアクセル操作により弁体の
弁開度が調整される構成であり、例えば実開昭56−1
52833号公報にみられるような軸受構造が採用され
ている。
【0004】即ち、従来のスロットル弁は、バタフライ
バルブのように円盤状の弁体が弁軸により回動自在に支
持され、弁体が弁軸を中心に回動することにより弁開度
が調整され、弁軸の両端は例えば四ふっ化エチレン樹脂
製の円筒状の軸受により軸承されるとともに、軸受より
外側に位置するシール部材によりシールされている。シ
ール部材には、例えばリップパッキンなどが使用され
る。
バルブのように円盤状の弁体が弁軸により回動自在に支
持され、弁体が弁軸を中心に回動することにより弁開度
が調整され、弁軸の両端は例えば四ふっ化エチレン樹脂
製の円筒状の軸受により軸承されるとともに、軸受より
外側に位置するシール部材によりシールされている。シ
ール部材には、例えばリップパッキンなどが使用され
る。
【0005】そして、弁軸の一端には、アクセル操作を
伝達するためのワイヤが巻付けられ係止された回動リン
クが設けられており、運転者がアクセルペダルを踏み込
むとワイヤが引っ張られて回動リンクが回動する。又、
上記リンクを支持するブラケットには、弁体が閉弁され
る際に弁体を徐々に閉弁動作させるためのダッシュポッ
トが設けられている。
伝達するためのワイヤが巻付けられ係止された回動リン
クが設けられており、運転者がアクセルペダルを踏み込
むとワイヤが引っ張られて回動リンクが回動する。又、
上記リンクを支持するブラケットには、弁体が閉弁され
る際に弁体を徐々に閉弁動作させるためのダッシュポッ
トが設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、回動リンク
に近接する側の軸受及びシール部材には、上記ブラケッ
ト、回動リンク、ダッシュポット等の荷重がかかること
になる。そのため、エンジンからの振動、あるいは走行
時のタイヤの上下動による振動、あるいは回動リンクの
回動動作による応力等により弁軸を揺動させる力が働
く。
に近接する側の軸受及びシール部材には、上記ブラケッ
ト、回動リンク、ダッシュポット等の荷重がかかること
になる。そのため、エンジンからの振動、あるいは走行
時のタイヤの上下動による振動、あるいは回動リンクの
回動動作による応力等により弁軸を揺動させる力が働
く。
【0007】従って、長期間使用されると、回動リンク
に近接する側の軸受が摩耗し、弁軸とのクリアランスが
次第に増大する。その際、当該軸受の内周面は、ブラケ
ット、回動リンク、ダッシュポット等の荷重がかかるシ
ール部材に近接する側ほど摩耗量が大きく、シール部材
から離間するほど摩耗量が小さくなる。
に近接する側の軸受が摩耗し、弁軸とのクリアランスが
次第に増大する。その際、当該軸受の内周面は、ブラケ
ット、回動リンク、ダッシュポット等の荷重がかかるシ
ール部材に近接する側ほど摩耗量が大きく、シール部材
から離間するほど摩耗量が小さくなる。
【0008】その結果、シール部材から離間する側の内
周面が支点となって弁軸が揺動することになる。よっ
て、従来の構成では、軸受の内周面が摩耗するにつれて
弁軸のシール部材に摺接する部分の変位量が大きくな
り、その分シール部材に作用する荷重が増大するととも
に、弁軸の揺動が大きくなってシール部材の変形量も大
きくなり、シール部材が劣化(例えば、弾性の低下によ
るゴムのへたり等)しやすいといった課題がある。
周面が支点となって弁軸が揺動することになる。よっ
て、従来の構成では、軸受の内周面が摩耗するにつれて
弁軸のシール部材に摺接する部分の変位量が大きくな
り、その分シール部材に作用する荷重が増大するととも
に、弁軸の揺動が大きくなってシール部材の変形量も大
きくなり、シール部材が劣化(例えば、弾性の低下によ
るゴムのへたり等)しやすいといった課題がある。
【0009】そこで、本発明は上記課題に鑑み、スロッ
トル弁の弁軸をシールするシール部材側の揺動を抑える
ことを目的とする。
トル弁の弁軸をシールするシール部材側の揺動を抑える
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンに空
気を供給する空気供給流路内に設けられた弁体と、該弁
体を支持する弁軸と、内周面が該弁軸に摺接して該弁軸
を軸承する軸受と、該弁軸の外周をシールするシール部
材と、該弁軸の端部に設けられた回動リンクと、を有
し、該回動リンクがアクセル操作により回動されて該弁
体の弁開度を調整するスロットル弁の軸受構造におい
て、前記軸受の内周面を、前記弁軸とのクリアランスが
前記シール部材に離間する一側より前記シール部材に近
接する他側で小さくなるように形成したことを特徴とす
る。
気を供給する空気供給流路内に設けられた弁体と、該弁
体を支持する弁軸と、内周面が該弁軸に摺接して該弁軸
を軸承する軸受と、該弁軸の外周をシールするシール部
材と、該弁軸の端部に設けられた回動リンクと、を有
し、該回動リンクがアクセル操作により回動されて該弁
体の弁開度を調整するスロットル弁の軸受構造におい
て、前記軸受の内周面を、前記弁軸とのクリアランスが
前記シール部材に離間する一側より前記シール部材に近
接する他側で小さくなるように形成したことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】スロットル弁の弁軸を軸承する軸受の内周面が
シール部材に離間する一側よりシール部材に近接する他
側で、弁軸とのクリアランスが小さくなるように形成さ
れることにより、弁軸のシール部材に摺接する部分の揺
動を抑制してシール部材に作用する力を軽減しうる。
シール部材に離間する一側よりシール部材に近接する他
側で、弁軸とのクリアランスが小さくなるように形成さ
れることにより、弁軸のシール部材に摺接する部分の揺
動を抑制してシール部材に作用する力を軽減しうる。
【0012】
【実施例】図1乃至図2に本発明になるスロットル弁の
軸受構造の一実施例を示す。
軸受構造の一実施例を示す。
【0013】各図中、スロットル弁1は、エンジン(図
示せず)の吸気弁に空気を供給する吸気管路(図示せ
ず)の途中に設けられており、大略、スロットルボデー
2と、弁体3と、弁体3を開弁又は閉弁方向に回動させ
る弁駆動機構4と、よりなる。
示せず)の吸気弁に空気を供給する吸気管路(図示せ
ず)の途中に設けられており、大略、スロットルボデー
2と、弁体3と、弁体3を開弁又は閉弁方向に回動させ
る弁駆動機構4と、よりなる。
【0014】スロットルボデー2は、吸気管路に連通す
る空気供給流路2aを有し、この空気供給流路2aの両
側には、弁体3の中心線上に一体的に固定された弁軸5
が挿通される挿通孔2b,2cが穿設されている。
る空気供給流路2aを有し、この空気供給流路2aの両
側には、弁体3の中心線上に一体的に固定された弁軸5
が挿通される挿通孔2b,2cが穿設されている。
【0015】弁体3はバタフライバルブの如く円盤状に
形成され、且つ弁軸5に固定されており、スロットルボ
デー2の空気供給流路2aを開閉するように支持されて
いる。そして、弁体3は弁軸5の回動により弁開度を変
更してエンジンの供給される空気量を調整する。
形成され、且つ弁軸5に固定されており、スロットルボ
デー2の空気供給流路2aを開閉するように支持されて
いる。そして、弁体3は弁軸5の回動により弁開度を変
更してエンジンの供給される空気量を調整する。
【0016】又、スロットルボデー2の挿通孔2b,2
cには、弁軸5の両端を軸承する軸受6,7及び弁軸5
の外周をシールするシール部材8,9が装着される段部
2d,2eが設けられている。軸受6,7は例えば四ふ
っ化エチレン樹脂製で円筒状に形成されており、シール
部材8,9は例えばゴム製のリップパッキンよりなる。
従って、弁軸5は軸受6,7により回転自在に軸承さ
れ、且つシール部材8,9により弁軸5との間より空気
が漏れないように気密にシールされている。
cには、弁軸5の両端を軸承する軸受6,7及び弁軸5
の外周をシールするシール部材8,9が装着される段部
2d,2eが設けられている。軸受6,7は例えば四ふ
っ化エチレン樹脂製で円筒状に形成されており、シール
部材8,9は例えばゴム製のリップパッキンよりなる。
従って、弁軸5は軸受6,7により回転自在に軸承さ
れ、且つシール部材8,9により弁軸5との間より空気
が漏れないように気密にシールされている。
【0017】一方の軸受6は、内周面が一定の内径とな
るように加工されており、内周面全体が弁軸5に対して
一定のクリアランスを有する。そのため、弁軸5の一端
は軸受6の内周面全体に摺接して軸承される。
るように加工されており、内周面全体が弁軸5に対して
一定のクリアランスを有する。そのため、弁軸5の一端
は軸受6の内周面全体に摺接して軸承される。
【0018】他方の軸受7は、図2及び図3に拡大して
示すように、内周面7aがテーパ状に加工されている。
即ち、軸受7の内周面7aは、弁体3側の内径Daに対
してシール部材9側の内径Dbが小さくなるように傾斜
している(Da>Db)。
示すように、内周面7aがテーパ状に加工されている。
即ち、軸受7の内周面7aは、弁体3側の内径Daに対
してシール部材9側の内径Dbが小さくなるように傾斜
している(Da>Db)。
【0019】そのため、軸受7の内周面7aと弁軸5と
の間のクリアランスは、一定でなく、弁体3から離間す
るほど小さくなる。従って、内周面7aは、シール部材
9から離間する一端7bの内径Daはクリアランスが大
きく、シール部材9に近接する他端7cの内径Dbはク
リアランスが小さくなっている。
の間のクリアランスは、一定でなく、弁体3から離間す
るほど小さくなる。従って、内周面7aは、シール部材
9から離間する一端7bの内径Daはクリアランスが大
きく、シール部材9に近接する他端7cの内径Dbはク
リアランスが小さくなっている。
【0020】即ち、軸受7の内周面7aの傾斜方向は、
従来の構成で摩耗した場合の傾斜方向と逆向きになる。
従来の構成で摩耗した場合の傾斜方向と逆向きになる。
【0021】尚、本実施例では、内周面7aの一端7b
と弁軸5とのクリアランスが通常よりも大きくなるよう
に設定され、内周面7aの他端7cと弁軸5とのクリア
ランスはほぼ通常の値になるように設定されている。
又、軸受7の内周面7aのテーパ角αは、およそ0.5
〜1.0°程度であり、比較的微小な角度に設定されて
いる。
と弁軸5とのクリアランスが通常よりも大きくなるよう
に設定され、内周面7aの他端7cと弁軸5とのクリア
ランスはほぼ通常の値になるように設定されている。
又、軸受7の内周面7aのテーパ角αは、およそ0.5
〜1.0°程度であり、比較的微小な角度に設定されて
いる。
【0022】上記のように軸受7の内周面7aはシール
部材9に近接する他端7cの内径Dbのクリアランスが
小さくなるように傾斜しているため、弁軸5は内周面7
aの他端7cに摺接して軸承されることになり、内周面
7aの一端7bと非接触となる。
部材9に近接する他端7cの内径Dbのクリアランスが
小さくなるように傾斜しているため、弁軸5は内周面7
aの他端7cに摺接して軸承されることになり、内周面
7aの一端7bと非接触となる。
【0023】その結果、弁軸5は内周面7aの他端7c
を支点としてA方向に揺動することになり、内周面7a
の他端7cに近接する位置に設けられたシール部材9の
変形量は減少する。
を支点としてA方向に揺動することになり、内周面7a
の他端7cに近接する位置に設けられたシール部材9の
変形量は減少する。
【0024】前述した弁駆動機構4は、図1に示すよう
に、スロットルボデー2に固着されたブラケット10に
設けられており、上記弁軸5の端部に連結された回動リ
ンク11と、弁軸5を閉弁方向に回動付勢するトーショ
ンバネ12と、弁体3が閉弁方向に回動する際の閉弁動
作を緩衝するダッシュポット13とを有する。又、回動
リンク11には、アクセルペダル(図示せず)の操作に
より引っ張られるワイヤ(図示せず)の端部が連結され
ている。
に、スロットルボデー2に固着されたブラケット10に
設けられており、上記弁軸5の端部に連結された回動リ
ンク11と、弁軸5を閉弁方向に回動付勢するトーショ
ンバネ12と、弁体3が閉弁方向に回動する際の閉弁動
作を緩衝するダッシュポット13とを有する。又、回動
リンク11には、アクセルペダル(図示せず)の操作に
より引っ張られるワイヤ(図示せず)の端部が連結され
ている。
【0025】そのため、弁軸5の端部には、弁駆動機構
4の振動が伝播しやすくなっており、エンジンからの振
動、あるいは走行時のタイヤの上下動による振動、ある
いは回動リンク11の回動動作による応力等により弁軸
5をA方向に揺動させる力が働く。
4の振動が伝播しやすくなっており、エンジンからの振
動、あるいは走行時のタイヤの上下動による振動、ある
いは回動リンク11の回動動作による応力等により弁軸
5をA方向に揺動させる力が働く。
【0026】しかるに、軸受7の内周面7aがシール部
材9に近接する他端7cの内径Dbのクリアランスが小
さくなるように傾斜しているため、上記のような振動、
あるいは応力が発生しても、弁軸5は内周面7aの他端
7cを支点としてA方向に揺動する。そのため、内周面
7aの他端7cに近接する位置に設けられたシール部材
9は、弁軸5により大きく圧縮されることが防止され
る。
材9に近接する他端7cの内径Dbのクリアランスが小
さくなるように傾斜しているため、上記のような振動、
あるいは応力が発生しても、弁軸5は内周面7aの他端
7cを支点としてA方向に揺動する。そのため、内周面
7aの他端7cに近接する位置に設けられたシール部材
9は、弁軸5により大きく圧縮されることが防止され
る。
【0027】さらに、スロットル弁1が長期間使用され
て内周面7aの他端7cが摩耗しても弁軸5のシール部
材9に摺接する部分の変位量を小さく抑えることができ
る。その分シール部材9に作用する荷重が減少するとと
もに、弁軸5の揺動が抑制されてシール部材9の劣化
(例えば、弾性の低下によるゴムのへたり等)が防止さ
れる。
て内周面7aの他端7cが摩耗しても弁軸5のシール部
材9に摺接する部分の変位量を小さく抑えることができ
る。その分シール部材9に作用する荷重が減少するとと
もに、弁軸5の揺動が抑制されてシール部材9の劣化
(例えば、弾性の低下によるゴムのへたり等)が防止さ
れる。
【0028】これにより、シール部材9と弁軸5との間
からの空気漏れが防止され、空気漏れにより異常音の発
生も防止できる。
からの空気漏れが防止され、空気漏れにより異常音の発
生も防止できる。
【0029】従って、スロットル弁1の耐久性が向上
し、ひいてはスロットル弁1の信頼性をも高めることが
できる。
し、ひいてはスロットル弁1の信頼性をも高めることが
できる。
【0030】尚、上記実施例では、シール部材にリップ
パッキンを使用したが、これに限らず、例えばOリング
等のパッキンを使用しても良い。
パッキンを使用したが、これに限らず、例えばOリング
等のパッキンを使用しても良い。
【0031】又、軸受7の内周面7aの形状は、テーパ
状に限らず、要は弁軸5に対してシール部材9から離間
する一端7bのクリアランスが大きく、シール部材9に
近接する他端7cのクリアランスが小さくなっていれば
良い。
状に限らず、要は弁軸5に対してシール部材9から離間
する一端7bのクリアランスが大きく、シール部材9に
近接する他端7cのクリアランスが小さくなっていれば
良い。
【0032】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、スロット
ル弁の弁軸を軸承する軸受の内周面がシール部材に離間
する他側よりシール部材に近接する一側で、弁軸とのク
リアランスが小さくなるように形成されたため、振動あ
るいは応力が弁軸に作用しても、弁軸は内周面の他側を
支点として揺動することができ、内周面の他側に近接す
る位置に設けられたシール部材が、弁軸により大きく圧
縮されることを防止できる。さらに、長期間使用されて
軸受の内周面が摩耗しても弁軸のシール部材に摺接する
部分の変位量を小さく抑えることができるので、シール
部材に作用する荷重を減少させてシール部材の劣化を防
止できる。
ル弁の弁軸を軸承する軸受の内周面がシール部材に離間
する他側よりシール部材に近接する一側で、弁軸とのク
リアランスが小さくなるように形成されたため、振動あ
るいは応力が弁軸に作用しても、弁軸は内周面の他側を
支点として揺動することができ、内周面の他側に近接す
る位置に設けられたシール部材が、弁軸により大きく圧
縮されることを防止できる。さらに、長期間使用されて
軸受の内周面が摩耗しても弁軸のシール部材に摺接する
部分の変位量を小さく抑えることができるので、シール
部材に作用する荷重を減少させてシール部材の劣化を防
止できる。
【図1】本発明になるスロットル弁の軸受構造の一実施
例の縦断面図である。
例の縦断面図である。
【図2】本発明の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図3】軸受の縦断面図である。
1 スロットル弁 2 スロットルボデー 3 弁体 4 弁駆動機構 5 弁軸 6,7 軸受 8,9 シール部材 10 ブラケット 11 回動リンク 13 ダッシュポット
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンに空気を供給する空気供給流路
内に設けられた弁体と、該弁体を支持する弁軸と、内周
面が該弁軸に摺接して該弁軸を軸承する軸受と、該弁軸
の外周をシールするシール部材と、該弁軸の端部に設け
られた回動リンクと、を有し、該回動リンクがアクセル
操作により回動されて該弁体の弁開度を調整するスロッ
トル弁の軸受構造において、 前記軸受の内周面を、前記弁軸とのクリアランスが前記
シール部材に離間する一側より前記シール部材に近接す
る他側で小さくなるように形成したことを特徴とするス
ロットル弁の軸受構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12123594A JPH07332117A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | スロットル弁の軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12123594A JPH07332117A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | スロットル弁の軸受構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07332117A true JPH07332117A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14806264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12123594A Pending JPH07332117A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | スロットル弁の軸受構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07332117A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001031179A1 (de) * | 1999-10-23 | 2001-05-03 | Filterwerk Mann+Hummel Gmbh | Saugrohr mit einer schaltwalze |
EP1186762A3 (de) * | 2000-09-09 | 2003-03-12 | Gustav Wahler GmbH u. Co.KG | Steuereinrichtung mit einer Steuerklappe zur Steuerung eines Mediums |
-
1994
- 1994-06-02 JP JP12123594A patent/JPH07332117A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001031179A1 (de) * | 1999-10-23 | 2001-05-03 | Filterwerk Mann+Hummel Gmbh | Saugrohr mit einer schaltwalze |
EP1186762A3 (de) * | 2000-09-09 | 2003-03-12 | Gustav Wahler GmbH u. Co.KG | Steuereinrichtung mit einer Steuerklappe zur Steuerung eines Mediums |
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