JPH073315U - 飾りボタン - Google Patents

飾りボタン

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JPH073315U
JPH073315U JP3823493U JP3823493U JPH073315U JP H073315 U JPH073315 U JP H073315U JP 3823493 U JP3823493 U JP 3823493U JP 3823493 U JP3823493 U JP 3823493U JP H073315 U JPH073315 U JP H073315U
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JP
Japan
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ring
button
decorative
button core
locking
Prior art date
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Pending
Application number
JP3823493U
Other languages
English (en)
Inventor
光治 米尾
Original Assignee
有限会社アミーコ
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Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社アミーコ filed Critical 有限会社アミーコ
Priority to JP3823493U priority Critical patent/JPH073315U/ja
Publication of JPH073315U publication Critical patent/JPH073315U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボタン芯を飾りリングに嵌着して作った飾り
ボタンの加熱染色時などに熱膨張しても、飾りリングか
らボタン芯が外れないようにする。 【構成】 プラスチック製のボタン芯1 を同じくプラス
チック製の飾りリング2内に嵌着した飾りボタン3 を構
成するに当り、表面が球面あるいは平面で裏面中央部に
糸通し環4 を設けたボタン芯1 の側面5 の下部または上
部に複数の突片6をほぼ等間隔で放射状に形成し、前記
飾りリング2 のボタン芯1 と嵌合するリング部分7 の内
周面8 に前記突片6 の上面9 ときつく弾接する複数の係
止突片10をほぼ等間隔で放射状に複数個形成し、前記突
片6,6 のうちの少くとも一つの突片6 の上面に係止突起
または係止凹部を、前記係止突片10,10 のうちの少くと
も一つの突片10の下面に係止凹部または係止突起をそれ
ぞれ形成し、前記飾りリング2 に対するボタン芯1 の嵌
合後の回動で前記突片6 と係止突片10とを前記突起の凹
部内への係入で係止した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は少なくとも2以上の部品を嵌合させた飾りボタンに係り、特に嵌合 状態を堅固にし、ボタン芯を染色加工する際嵌合部が外れないようにした飾りボ タンに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の飾りボタンとしては従来例えばプラスチック製のボタン芯の側面に細 い溝を削設し、飾りリングのリング部分の内周全域にはボタン芯の外径より溝の 深さだけ内径を小さくするように内側に突出し前記溝に嵌合する細い突条をそれ ぞれ形成した構成ものが有る。
【0003】 この両者を一体にするには予め電気メッキを施した飾りリングを、この飾りリ ングを形成するプラスチック材料の弾性を利用してボタン芯を強引に嵌合させて いた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来の飾りボタンは、これを付ける衣料の色彩とマッチさせるために 、白色(無地)のボタン芯に着色を施すが、この着色に当たっては加熱煮沸した 染料液内にボタンを投入することで予めメッキしてある飾りリングには染色せず 、ボタン芯のみが染色する。
【0005】 しかし、嵌合という構造上、高い突条と深い溝にすることができないため、突 条と溝との嵌合状態がどうしても浅く、この染色工程で加わる熱のためにボタン 芯と飾りリングとが熱膨張し、煮沸により釜に当たった衝撃などで外れてしまう という問題点があった。
【0006】 この考案は前記した問題点を除去するために、ボタン芯を飾りリングに嵌合す る際嵌合が容易で、しかも染色のために両者が共に熱膨張しても外れにくい構成 とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記したこの考案の目的は、プラスチック製のボタン芯を同じくプラスチック 製の飾りリング内に嵌着した飾りボタンを構成するに当り、表面が球面あるいは 平面で裏面中央部に糸通し環を設けたボタン芯の側面の下部または上部に複数の 突片をほぼ等間隔で放射状に形成し、前記飾りリングのボタン芯と嵌合するリン グ部分の内周面に前記突片の上面ときつく弾接する複数の係止突片をほぼ等間隔 で放射状に複数個形成し、前記突片のうちの少くとも一つの突片の上面に係止突 起または係止凹部を、前記係止突片のうちの少くとも一つの突片の下面に係止凹 部または係止突起をそれぞれ形成し、前記飾りリングに対するボタン芯の嵌合後 の回動で前記突片と係止突片とを前記突起の凹部内への係入で係止することで達 成できた。
【0008】
【作用】
この考案の飾りボタンは、ボタン芯を飾りリングに嵌合した状態で所定角度回 すことで、前記飾りリング内周面に設けた突片の下側にボタン芯の外周面に形成 した係止突片が入り込むから両者を嵌合係止できる。
【0009】 例えばボタン芯の突片と飾りリングの係止突片は何れも90°ずつ4個所均等 間隔に配設してあるので、両者を45°だけ位置を変えて嵌合し、このあとボタ ン芯を45°回転することで、前記ボタン芯の係止突片の上面が飾りリングの突 片下に入り込み、前記各突片の合接面に形成した突起と係止凹部とがきつく係合 するので、飾りリングからボタン芯が加熱染色時等に妄りに外れることがない。
【0010】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 先ず、この考案の飾りボタンの基本構成は、図1に示すようにボタン芯1 と飾 りリング2 とで構成している。前記ボタン芯1 は、同図1に示すように、ナイロ ンまたはABS合成樹脂材料を用いて射出成形により、所定の厚みの側面5 を有 する盤状部分の表面側が球面あるいはそのまま平面である表出部13と、裏面側中 央部には糸通し環4 を設け、前記側面5 の下部縁側から放射状に例えば0.2m m程度突出する肉厚0.1mm程度の突片6 を前記側面5 を等分する複数個所例 えば4個所に形成し、この突片6 の上面中央部に0.1mm程度の微小突起11a または係止凹部11bを形成した構成である。
【0011】 前記飾りリング2 は、主としてABS樹脂などを射出成形して作り図1に示す ように、前記ボタン芯1 の球面あるいは平面状の表出部13を部分的に覆う飾り部 14と、この飾り部14と一体で前記ボタン芯1 が嵌着可能なようにボタン芯1 の直 径よりごく僅かに大径であるリング部分7 と、前記リング部分7 の内周面8 の上 縁側に、前記ボタン芯1 に形成した突片6 の上面側と摺接する0.2mm程度張 出し肉厚0.1mm程度の係止突片11を前記内周面8 を等分する複数個所例えば 4個所に放射状に突出形成し、この係止突片11の下面中央部分に係止凹部12aま たは突起12bを形成した構成である。
【0012】 前記飾りリング2 には予め化学ニッケルメッキを施した後、通常の電気メッキ 法でニッケルおよび金または銀等の金属メッキを施して硬化させておく。実施例 では、飾り部14は英字「X」の大文字をデザインしたものである。
【0013】 両者の嵌合は、図1に示すように、前記した飾りリング2 の内側にある係止突 片10の突出部分の間に、ボタン芯1 の突片6 が位置する状態で前記ボタン芯1 を 飾りリング2 のリング部分7 に図2の状態を経て図3のように嵌合する。すなわ ち、実施例では突片6 と係止突片10は何れも4個ずつを90°間隔に配設したの で、45°だけ位置を変えて嵌合したあと、このあとボタン芯1 をそのセンター を中心として図3、図4のように45°回すことで、前記突片6 の上面に係止突 片11の下面を摺接させつつなお両者が完全に重合するように回すと、図4のよう に前記突片6 の係止突起11aまたは係止凹部11bが前記係止突片10の係止凹部12 aまたは係止突起12b内に嵌入し、図5に示すように、前記突片6 と前記係止突 片11とが大きく重なり、かつ係止突起11aが係止凹部12a内に嵌合しているので 、ボタン芯染色のため煮沸した染料液中に入れ加熱することで、例えば材料の熱 膨張係数の違いで、ボタン芯1 よりも飾りリング2 がよけいに熱膨張してより外 方に膨出した状態で衝撃が加わっても飾りリング2 からボタン芯1 が外れること がない。
【0014】 なお図6のようにボタン芯1の突片6 に係止凹部12bを設けると共に飾りリン グ2 の係止突片10に係止突起11bを突設して図6のように係止突片6,10同士を係 止してもよい。
【0015】
【考案の効果】
この考案は以上説明したように構成したので、以下に記載の効果を奏する。 請求項1および2記載の考案は、突片と係止突片との重合に合わせてボタン芯 を所定角度回すことで前記両片の摺動面に形成した突起と係止凹部とが嵌合する ので、組立易くかつ染色時に生じる熱膨張でも両者が外れることがなく、接着剤 を用いる必要がないので作業性が良く、また接着剤の付けすぎにより飾り枠が汚 れるというようなことがないという実益が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の飾りボタン分離状態の斜視図
【図2】同上の合接途中の拡大断面図
【図3】この考案の飾りボタンの完成品裏側斜視図
【図4】図3の断線における拡大断面図
【図5】係止突片同士の係止状態の部分的拡大断面図
【図6】同上の他の例の断面図
【符号の説明】
1 ボタン芯 2 飾りリング 3 飾りボタン 4 糸通し環 5 側面 6 突片 7 リング部分 8 内周面 10 係止突片 11a,12b 係止突起 11b,12a 係止凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製のボタン芯1 を同じくプ
    ラスチック製の飾りリング2 内に嵌着した飾りボタン3
    において、裏面中央部に糸通し環4 を設けたボタン芯1
    の側面5 に複数の突片6 をほぼ等間隔で放射状に形成
    し、前記飾りリング2 のボタン芯1 と嵌合するリング部
    分7 の内周面8 に前記突片6 の上面9 ときつく弾接する
    複数の係止突片10をほぼ等間隔で放射状に複数個形成
    し、前記突片6,6 のうちの少くとも一つの突片6 の上面
    に係止突起11aを、前記係止突片10,10 のうちの少くと
    も一つの突片10の下面に係止凹部12aをそれぞれ形成
    し、前記飾りリング2 に対するボタン芯1 の嵌合後の回
    動で前記突片6 と係止突片10とを前記突起11aの凹部12
    a内への係入で係止してなる飾りボタン。
  2. 【請求項2】 プラスチック製のボタン芯1 を同じくプ
    ラスチック製の飾りリング2 内に嵌着した飾りボタン3
    において、裏面中央部に糸通し環4 を設けたボタン芯1
    の側面5 に複数の突片6 をほぼ等間隔で放射状に形成
    し、前記飾りリング2 のボタン芯1 と嵌合するリング部
    分7 の内周面8 に前記突片6 の上面9 ときつく弾接する
    複数の係止突片10をほぼ等間隔で放射状に複数個形成
    し、前記突片6,6 のうちの少くとも一つの突片6 の上面
    に係止凹部11bを、前記係止突片10,10 のうちの少くと
    も一つの突片10の下面に係止突起12bをそれぞれ形成
    し、前記飾りリング2 に対するボタン芯1 の嵌合後の回
    動で前記突片6 と係止突片10とを前記突起12bの凹部11
    b内への係入で係止してなる飾りボタン。
JP3823493U 1993-06-18 1993-06-18 飾りボタン Pending JPH073315U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024096470A1 (ko) * 2022-11-03 2024-05-10 이유미 향기나는 액세서리

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5233363U (ja) * 1975-08-29 1977-03-09
JPS5534804U (ja) * 1978-08-28 1980-03-06
JPS57131402A (en) * 1981-02-03 1982-08-14 Akisuke Hamada Button having backing part separated therefrom

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