JPH10215917A - 服飾用リベット部材 - Google Patents

服飾用リベット部材

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JPH10215917A
JPH10215917A JP3556097A JP3556097A JPH10215917A JP H10215917 A JPH10215917 A JP H10215917A JP 3556097 A JP3556097 A JP 3556097A JP 3556097 A JP3556097 A JP 3556097A JP H10215917 A JPH10215917 A JP H10215917A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾体とポリアセタール樹脂製のリベット体
とから成る服飾用リベット部材を製造するにあたり、構
成部材数や製造工数を削減できるだけでなく、装飾体の
材料として、ナイロンやABS樹脂のような熱可塑性樹
脂の他、ポリエステルのような熱硬化性樹脂や金属、ガ
ラス、天然石、天然木、貝殻等でも使用できて、デザイ
ンの多様性に対応できるようにする。 【解決手段】 装飾体2を任意の材料で先行して作製
し、当該装飾体2を鋳型の一部にしてポリアセタール樹
脂製のリベット体3を一体成型することにより、装飾体
2とポリアセタール樹脂製のリベット体3とから成る服
飾用リベット部材Aを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアセタール樹
脂製のリベット体と、その頭部を装飾する装飾体とを備
えた服飾用リベット部材に関する。
【0002】
【従来の技術】スナップファスナー等の服飾品の構成部
品である服飾用リベット部材の材料として、ポリアセタ
ール樹脂を採用した場合、機械的強度に優れたポリアセ
タール樹脂の特性により、服地に刺し通してカシメ止め
した突起のカシメ止め強度が高いという利点が得られる
反面、次のような問題点がある。即ち、服飾用リベット
部材は、その頭部の形状、寸法、色彩を、服飾用リベッ
ト部材の用途や衣服の種類、デザイン等に応じて、多
種、多様に設定することが、望ましいものであるが、ポ
リアセタール樹脂は、後染めによる着色が不能であり、
成型前の材料樹脂の段階で着色せざるを得ないから、大
量生産しないとコスト的に引き合わず、少量多品種の商
品としては、不適当である。
【0003】ポリアセタール樹脂製のリベット体と、そ
の頭部を被覆して装飾する任意のデザインの装飾体とを
組み合わせて構成した服飾用リベット部材は、このよう
な問題の解決策として開発されたものであり、図8に示
すように、量産された既製のポリアセタール樹脂製リベ
ット体aを、装飾体bの射出成型時に、円形頭部cの裏
面側に装飾体bの一部eが廻り込んだ状態にインサート
したものが、既に知られている。
【0004】この従来例によれば、接着剤を使用せずに
リベット体aと装飾体bを一体化するので、両者を別々
に作製して接着する場合に比して、構成部材数や製造工
数が少なくて済むという利点を有する反面、装飾体bの
材料が、射出成型可能な合成樹脂、つまり、ナイロンや
ABS樹脂のような熱可塑性樹脂に限られてしまい、装
飾体bの材料として、ポリエステルのような熱硬化性樹
脂や金属、ガラス、天然石、天然木、貝殻等を使用する
ことができず、デザインの多様性に対応できないという
服飾用リベット部材としての大きな欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を解消すべくなされたものであって、その目的とすると
ころは、構成部材数や製造工数が少なくて済むという従
来例の利点を確保しながらも、装飾体の材料として、ナ
イロンやABS樹脂のような熱可塑性樹脂の他、ポリエ
ステルのような熱硬化性樹脂や金属、ガラス、天然石、
天然木、貝殻等でも使用できて、デザインの多様性に対
応できるようにした服飾用リベット部材を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、予め作製された装飾体と、当該装飾体
を鋳型の一部にして一体成型されたポリアセタール樹脂
製のリベット体とから服飾用リベット部材を構成してい
る。
【0007】尚、装飾体の材料としては、ナイロン、A
BS樹脂(リベット体の射出成型に先立って表面にメッ
キを施す場合もある)、ポリアセタール樹脂のような熱
可塑性樹脂の他、ポリエステルのような熱硬化性樹脂で
もよく、金属、ガラス、陶器天然石、天然木、貝殻等で
あってもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1、図2は、本発明に係る服飾
用リベット部材Aを示す。この服飾用リベット部材A
は、予め作製されたところの裏面にアンダーカット状
(奥拡がり)の凹部1が形成された装飾体2と、前記装
飾体2をリベット体成型用鋳型の一部にして射出成型に
より一体成型されたポリアセタール樹脂製のリベット体
3とで構成されている。リベット体3は、略円形状の頭
部4とその片面中央部に突設された尖鋭な突起5とを有
し、且つ、突起5の周囲には服地に対する廻り止め機能
を司る複数のスパイク状小突起6を有する。
【0009】リベット体3の頭部4の外周部は、凹部1
のアンダーカット状の部分と機械的に係合しており、た
とえ装飾体2とリベット体3との付着面が剥がれても、
頭部4が凹部1から抜け出すのを阻止できるようになっ
ている。凹部1は略円形であるが、凹部1の外周面に
は、円周方向の少なくとも一箇所(図示の例では、二箇
所)に中心側へ突出した膨出部7が形成されている。そ
して、リベット体3の頭部4がこの膨出部7と機械的に
係合した形状に成型されることにより、装飾体2とリベ
ット体3との付着面が剥がれても、両者2,3の回転が
阻止されるようになっている。但し、凹部1を楕円形や
角形など、真円以外の形状に設定する場合は、膨出部7
のような回転阻止構造は不要である。
【0010】装飾体2の材料としては、熱可塑性樹脂
(好ましくは、ポリアセタール樹脂以外の染色しやすい
ナイロン、ABS樹脂等の合成樹脂)の他、ポリエステ
ルのような熱硬化性樹脂でもよく、金属、ガラス、陶
器、天然石、天然木、貝殻等であってもよい。
【0011】上記の服飾用リベット部材Aは、例えば、
図3に示すように、服地Bの片面側から打ち込んだ突起
5を雌型嵌合部材8aの中央孔に挿通すると共に、その
突起5の先端を打撃によりフランジ付けして、雌型嵌合
部材8aにカシメ止めし、スナップファスナーの雄スナ
ップ9bに対して嵌合離間可能な雌スナップ9aを構成
することができるし、上記とは逆に、服飾用リベット部
材Aを雄型嵌合部材8bにカシメ止めして、雄スナップ
9bを構成することもできる。図示しないが、スナップ
機能を持たない部材にカシメ止めして、単なる装飾品と
することも可能である。
【0012】上記の服飾用リベット部材Aは、装飾体2
を鋳型の一部にしてリベット体3を一体成型するので、
装飾体2として、メッキを施したABS樹脂のようにメ
ッキ層の厚みにバラツキがあるものを使用しても、ある
いは熱硬化性樹脂の切削加工によって製作した装飾体2
を使用した場合であっても、装飾体2の凹部1の寸法誤
差は、射出成型されるリベット体3の中に吸収されるこ
とになる。更には、凹部1として任意の形状を選択でき
ることになり、例えば、図4に示すように、正方形の頭
部4を持ったリベット体3や、図5に示すように、短辺
の長さが突起5の直径と等しいような細長い長方形の頭
部4を持ったリベット体3と、それらを被覆する任意形
状の装飾体2とから成る服飾用リベット部材Aを得るこ
とができ、装飾体2の材料に制約がないことと相まっ
て、デザインの多様性に対応できるのである。
【0013】尚、本発明に係る服飾用リベット部材Aと
しては、予め作製された装飾体2を鋳型の一部にして、
ポリアセタール樹脂製のリベット体を一体成型したもの
であれば、図2に示したように、リベット体3を、その
頭部4が装飾体2によって覆われた状態に射出成型した
ものの他、これとは逆に、図6に示すように、リベット
体3を、その頭部4で装飾体2を覆う状態に成型したも
のであってもよい。
【0014】また、図6に示した実施形態では、リベッ
ト体3の頭部4の外周部が装飾体2の表面側に露出して
いるが、リベット体3の頭部4が表面側から見えにくく
するためには、図7の(イ),(ロ)に示すように、装
飾体2の外周部でリベット体3の頭部4の外周部を被覆
するような断面形状を選択すればよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上述した構成よりなり、予め
作製された装飾体を鋳型の一部にしてリベット体を一体
成型するため、装飾体の材料として、ナイロンやABS
樹脂のような熱可塑性樹脂の他、ポリエステルのような
熱硬化性樹脂や金属、ガラス、天然石、天然木、貝殻等
でも使用できて、デザインの多様性に対応でき、しかも
装飾体とリベット体を別々に作製して接着する場合に比
して、構成部材数や製造工数も少なくす済む等の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る服飾用リベット部材の斜視図であ
る。
【図2】上記服飾用リベット部材の断面図である。
【図3】上記服飾用リベット部材を使用したスナップフ
ァスナーの断面図である。
【図4】本発明に係る服飾用リベット部材の他の例を示
す底面図である。
【図5】本発明に係る服飾用リベット部材の他の例を示
す底面図である。
【図6】本発明に係る服飾用リベット部材の他の例を示
す断面図である。
【図7】本発明に係る服飾用リベット部材の他の例を示
す断面図である。
【図8】従来例を示す服飾用リベット部材の断面図であ
る。
【符号の説明】
A…服飾用リベット部材、2…装飾体、3…リベット
体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め作製された装飾体と、当該装飾体を
    鋳型の一部にして一体成型されたポリアセタール樹脂製
    のリベット体とで構成したことを特徴とする服飾用リベ
    ット部材。
JP3556097A 1997-02-03 1997-02-03 服飾用リベット部材 Expired - Fee Related JP2860787B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476663B1 (ko) * 2002-06-15 2005-03-18 정기석 스냅버튼 또는 리벳용 포스트의 제작방법 및 그 포스트
US20150181986A1 (en) * 2013-12-30 2015-07-02 Button International Co., Ltd. String locking device and its female lock
JP2018500088A (ja) * 2014-12-25 2018-01-11 香港多耐福有限公司 スナップファスナー
KR20230073672A (ko) * 2021-11-19 2023-05-26 (주)엠티아이지 알러지 프리 의류용 금속 단추
KR20230073673A (ko) * 2021-11-19 2023-05-26 (주)엠티아이지 타이타늄을 함유하는 의류용 금속 단추

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KR100476663B1 (ko) * 2002-06-15 2005-03-18 정기석 스냅버튼 또는 리벳용 포스트의 제작방법 및 그 포스트
US20150181986A1 (en) * 2013-12-30 2015-07-02 Button International Co., Ltd. String locking device and its female lock
JP2018500088A (ja) * 2014-12-25 2018-01-11 香港多耐福有限公司 スナップファスナー
KR20230073672A (ko) * 2021-11-19 2023-05-26 (주)엠티아이지 알러지 프리 의류용 금속 단추
KR20230073673A (ko) * 2021-11-19 2023-05-26 (주)엠티아이지 타이타늄을 함유하는 의류용 금속 단추

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