JPH09252810A - 服飾用リベット部材 - Google Patents
服飾用リベット部材Info
- Publication number
- JPH09252810A JPH09252810A JP9354596A JP9354596A JPH09252810A JP H09252810 A JPH09252810 A JP H09252810A JP 9354596 A JP9354596 A JP 9354596A JP 9354596 A JP9354596 A JP 9354596A JP H09252810 A JPH09252810 A JP H09252810A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circular
- rivet
- circular substrate
- decorative body
- rivet body
- Prior art date
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- Pending
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- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 様々にデザインされた少量多品種の商品を低
コストで実現したいという要求に答える服飾用リベット
部材を提供する。 【解決手段】 円形基板2の片面の中央に突起3が、ま
た外周近傍部に前記突起3よりも背の低い環状隆起部4
が夫々連設され、環状隆起部4よりも半径方向外方に位
置する円形基板外周部2aには、円形基板2を厚み方向
に貫通した切欠き部5が形成されたポリアセタール樹脂
製のリベット体1と、片面にリベット体1の前記円形基
板2と嵌合する円形凹部7が形成されたポリアセタール
樹脂以外の材料から成る装飾体6と、当該装飾体6の円
形凹部7の縁部と前記リベット体1の環状隆起部4との
間に形成される環状溝に充填された接着剤8とで、服飾
用リベット部材を構成する。
コストで実現したいという要求に答える服飾用リベット
部材を提供する。 【解決手段】 円形基板2の片面の中央に突起3が、ま
た外周近傍部に前記突起3よりも背の低い環状隆起部4
が夫々連設され、環状隆起部4よりも半径方向外方に位
置する円形基板外周部2aには、円形基板2を厚み方向
に貫通した切欠き部5が形成されたポリアセタール樹脂
製のリベット体1と、片面にリベット体1の前記円形基
板2と嵌合する円形凹部7が形成されたポリアセタール
樹脂以外の材料から成る装飾体6と、当該装飾体6の円
形凹部7の縁部と前記リベット体1の環状隆起部4との
間に形成される環状溝に充填された接着剤8とで、服飾
用リベット部材を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣服などに取り付
けられるスナップファスナーやその他の服飾品を構成す
るための服飾用リベット部材に関する。
けられるスナップファスナーやその他の服飾品を構成す
るための服飾用リベット部材に関する。
【0002】
【従来の技術】スナップファスナーなどの服飾品の構成
部品である服飾用リベット部材としては、ポリアセター
ル樹脂のものが、最も一般的である。これは、主とし
て、衣服を検針機にかけて、検査する際、誤検知の原因
にならないことと、錆が発生して衣服を汚すことがない
という理由に加えて、ポリアセタール樹脂は機械的強度
に優れ、生地に刺し通してカシメ止めした突起のカシメ
強度が高いという理由による。
部品である服飾用リベット部材としては、ポリアセター
ル樹脂のものが、最も一般的である。これは、主とし
て、衣服を検針機にかけて、検査する際、誤検知の原因
にならないことと、錆が発生して衣服を汚すことがない
という理由に加えて、ポリアセタール樹脂は機械的強度
に優れ、生地に刺し通してカシメ止めした突起のカシメ
強度が高いという理由による。
【0003】しかしながら、服飾用リベット部材の材料
として、ポリアセタール樹脂を採用した場合、次のよう
な問題点があった。即ち、服飾用リベット部材は、その
頭部の形状、寸法、色彩を、服飾用リベット部材の用途
や衣服の種類、デザイン等に応じて、多種、多様に設定
することが、望ましいものであるが、ポリアセタール樹
脂は、後染めによる着色が不能であり、成形前の材料樹
脂の段階で着色せざるを得ないから、大量生産しないと
コスト的に引き合わず、少量多品種の商品としては、不
適当であった。
として、ポリアセタール樹脂を採用した場合、次のよう
な問題点があった。即ち、服飾用リベット部材は、その
頭部の形状、寸法、色彩を、服飾用リベット部材の用途
や衣服の種類、デザイン等に応じて、多種、多様に設定
することが、望ましいものであるが、ポリアセタール樹
脂は、後染めによる着色が不能であり、成形前の材料樹
脂の段階で着色せざるを得ないから、大量生産しないと
コスト的に引き合わず、少量多品種の商品としては、不
適当であった。
【0004】このような問題の解決策としては、図4、
図5に示すように、円形基板aの外周面に環状溝bを形
成し、片面に突起cを連設したポリアセタール樹脂製の
リベット体dと、裏面に前記円形基板aが嵌合する円形
凹部eを形成したポリアセタール樹脂以外の染色しやす
い材料或いは装飾性の高い材料から成る装飾体fと、円
形凹部eの内周面と円形基板外周面の環状溝bとの間に
充填して両者を一体化する接着剤gとによって、服飾用
リベット部材を構成することが考えられる。
図5に示すように、円形基板aの外周面に環状溝bを形
成し、片面に突起cを連設したポリアセタール樹脂製の
リベット体dと、裏面に前記円形基板aが嵌合する円形
凹部eを形成したポリアセタール樹脂以外の染色しやす
い材料或いは装飾性の高い材料から成る装飾体fと、円
形凹部eの内周面と円形基板外周面の環状溝bとの間に
充填して両者を一体化する接着剤gとによって、服飾用
リベット部材を構成することが考えられる。
【0005】しかしながら、上記の服飾用リベット部材
では、リベット体dの円形基板aの外周面に環状溝bを
形成するため、一般的な合成樹脂製スナップファスナー
のリベット体と同じような射出成形法による製造が困難
であり、射出成形法による製造後、環状溝bを切削する
という二次加工が必要であり、少量多品種の商品を低コ
ストで実現したいという要求に答えることが出来なかっ
た。
では、リベット体dの円形基板aの外周面に環状溝bを
形成するため、一般的な合成樹脂製スナップファスナー
のリベット体と同じような射出成形法による製造が困難
であり、射出成形法による製造後、環状溝bを切削する
という二次加工が必要であり、少量多品種の商品を低コ
ストで実現したいという要求に答えることが出来なかっ
た。
【0006】また、ポリアセタール樹脂は、耐薬品性に
富み、接着剤gとの付着力が弱いことから、何らかの拍
子に装飾体fに突起cまわりの大きな回転力が加わる
と、接着面が剥がれて、装飾体fがリベット体dに対し
て容易に回転してしまい、装飾体fに意図した方向性を
維持させることができなくなって見栄えが悪くなり、却
ってデザイン性を損なうこと可能性がある。
富み、接着剤gとの付着力が弱いことから、何らかの拍
子に装飾体fに突起cまわりの大きな回転力が加わる
と、接着面が剥がれて、装飾体fがリベット体dに対し
て容易に回転してしまい、装飾体fに意図した方向性を
維持させることができなくなって見栄えが悪くなり、却
ってデザイン性を損なうこと可能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この点を改
良したものであって、その目的とするところは、様々に
デザインされた少量多品種の商品を低コストで実現した
いという要求に答える服飾用リベット部材を提供するこ
とにある。
良したものであって、その目的とするところは、様々に
デザインされた少量多品種の商品を低コストで実現した
いという要求に答える服飾用リベット部材を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、円形基板の片面に突起と、それよりも背
の低い環状隆起部とが夫々連設され、環状隆起部よりも
半径方向外方に位置する円形基板外周部に切欠き部が形
成されたリベット体と、片面に円形基板と嵌合する円形
凹部が形成された装飾体とを、円形凹部の縁部と環状隆
起部との間に形成される環状溝に充填した接着剤により
接着し、硬化した接着剤によって円形基板の抜け出しを
阻止するようにしている。
めに本発明は、円形基板の片面に突起と、それよりも背
の低い環状隆起部とが夫々連設され、環状隆起部よりも
半径方向外方に位置する円形基板外周部に切欠き部が形
成されたリベット体と、片面に円形基板と嵌合する円形
凹部が形成された装飾体とを、円形凹部の縁部と環状隆
起部との間に形成される環状溝に充填した接着剤により
接着し、硬化した接着剤によって円形基板の抜け出しを
阻止するようにしている。
【0009】従って、リベット体を、ポリアセタール樹
脂のように突起のカシメ強度は高いが、耐薬品性に富む
ため、接着剤との付着力が弱い材料で成形しても、接着
剤が装飾体に強固に付着し、硬化した接着剤がリベット
体の円形基板外周部を覆って、円形基板の抜け出しを阻
止することになる。環状隆起部は環状溝に充填した接着
剤が突起側に流出するのを防ぐ堰としての役割を果たし
ている。また、円形基板外周部の切欠き部に入り込んで
硬化した接着剤は、円形基板外周部の切欠き部と機械的
に係合し、円形基板の回転を阻止することになる。
脂のように突起のカシメ強度は高いが、耐薬品性に富む
ため、接着剤との付着力が弱い材料で成形しても、接着
剤が装飾体に強固に付着し、硬化した接着剤がリベット
体の円形基板外周部を覆って、円形基板の抜け出しを阻
止することになる。環状隆起部は環状溝に充填した接着
剤が突起側に流出するのを防ぐ堰としての役割を果たし
ている。また、円形基板外周部の切欠き部に入り込んで
硬化した接着剤は、円形基板外周部の切欠き部と機械的
に係合し、円形基板の回転を阻止することになる。
【0010】このようにすれば、リベット体の円形基板
の外周面に、オーバーハングした部位を形成しなくて
も、円形基板の抜け出しを阻止できるので、リベット体
の製造方法として、一般的な合成樹脂製スナップファス
ナーのリベット体と同じような射出成形法を採用でき
る。
の外周面に、オーバーハングした部位を形成しなくて
も、円形基板の抜け出しを阻止できるので、リベット体
の製造方法として、一般的な合成樹脂製スナップファス
ナーのリベット体と同じような射出成形法を採用でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、円形基板の片面の中央
に突起が、また外周近傍部に前記突起よりも背の低い環
状隆起部が夫々連設され、環状隆起部よりも半径方向外
方に位置する円形基板外周部には、円形基板を厚み方向
に貫通した切欠き部が形成されたリベット体と、片面に
リベット体の前記円形基板と嵌合する円形凹部が形成さ
れた装飾体と、当該装飾体の円形凹部の縁部と前記リベ
ット体の環状隆起部との間に形成される環状溝に充填さ
れた接着剤とを備えて成る服飾用リベット部材として、
実施できる。そして、リベット体として、ポリアセター
ル樹脂を採用することより、突起のカシメ強度を確保し
ながらも、装飾体として、ポリアセタール樹脂以外の染
色しやすい材料或いは装飾性の高い材料を選択し、任意
の形状、寸法、色彩に選定して、少量多品種の商品を低
コストで製造できる。
に突起が、また外周近傍部に前記突起よりも背の低い環
状隆起部が夫々連設され、環状隆起部よりも半径方向外
方に位置する円形基板外周部には、円形基板を厚み方向
に貫通した切欠き部が形成されたリベット体と、片面に
リベット体の前記円形基板と嵌合する円形凹部が形成さ
れた装飾体と、当該装飾体の円形凹部の縁部と前記リベ
ット体の環状隆起部との間に形成される環状溝に充填さ
れた接着剤とを備えて成る服飾用リベット部材として、
実施できる。そして、リベット体として、ポリアセター
ル樹脂を採用することより、突起のカシメ強度を確保し
ながらも、装飾体として、ポリアセタール樹脂以外の染
色しやすい材料或いは装飾性の高い材料を選択し、任意
の形状、寸法、色彩に選定して、少量多品種の商品を低
コストで製造できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3は、本発明に係る服飾用リベット部材
Aを示す。図において、1はポリアセタール樹脂の射出
成形により製造されたリベット体である。
する。図1〜図3は、本発明に係る服飾用リベット部材
Aを示す。図において、1はポリアセタール樹脂の射出
成形により製造されたリベット体である。
【0013】リベット体1は、図1に示すように、円形
基板2と、その片面の中央に連設された尖鋭な突起3
と、片面の外周近傍部に連設された前記突起3よりも背
の低い環状隆起部4とを有し、環状隆起部4よりも半径
方向外方に位置する円形基板外周部2aには、円形基板
2を厚み方向に貫通した4個の切欠き部5が互いに45
度の間隔をおいて形成されている。
基板2と、その片面の中央に連設された尖鋭な突起3
と、片面の外周近傍部に連設された前記突起3よりも背
の低い環状隆起部4とを有し、環状隆起部4よりも半径
方向外方に位置する円形基板外周部2aには、円形基板
2を厚み方向に貫通した4個の切欠き部5が互いに45
度の間隔をおいて形成されている。
【0014】6は、ポリアセタール樹脂以外の染色しや
すい材料或いは装飾性の高い材料(例えば、ナイロン樹
脂、ガラス、陶器、金属やそれらの複合材料)によっ
て、任意の形状、寸法、色彩に製造される装飾体であ
る。装飾体6の片面には、リベット体1の前記円形基板
2と嵌合する円形凹部7が形成されている。
すい材料或いは装飾性の高い材料(例えば、ナイロン樹
脂、ガラス、陶器、金属やそれらの複合材料)によっ
て、任意の形状、寸法、色彩に製造される装飾体であ
る。装飾体6の片面には、リベット体1の前記円形基板
2と嵌合する円形凹部7が形成されている。
【0015】尚、図示の実施例では、円形凹部7の内周
面に、装飾体6を射出成形法によって製造する場合であ
っても、脱型に支障がない程度の僅かなオーバーハング
を付け、且つ、円形凹部7の縁部に適当な丸みを付ける
ことにより、リベット体1の円形基板2を装飾体6の円
形凹部7に、両者1,6のうち、何れか一方又は双方の
弾性復元力に抗して、押し込むことができるようにして
いる。
面に、装飾体6を射出成形法によって製造する場合であ
っても、脱型に支障がない程度の僅かなオーバーハング
を付け、且つ、円形凹部7の縁部に適当な丸みを付ける
ことにより、リベット体1の円形基板2を装飾体6の円
形凹部7に、両者1,6のうち、何れか一方又は双方の
弾性復元力に抗して、押し込むことができるようにして
いる。
【0016】図2、図3に示す8は、装飾体6の円形凹
部7の縁部と前記リベット体1の環状隆起部4との間に
形成される環状溝に充填された接着剤である。服飾用リ
ベット部材Aは、リベット体1と装飾体6を接着剤8で
一体化することにより構成されている。即ち、接着剤8
は装飾体6に強固に付着しており、硬化した接着剤8が
リベット体1の円形基板外周部2aを覆って、円形基板
2の円形凹部7からの抜け出しを阻止している。また、
円形基板外周部2aの切欠き部5に入り込んで硬化した
接着剤8は、円形基板外周部2aの切欠き部5と機械的
に係合することにより円形基板2の回転を阻止してい
る。環状隆起部4は、環状溝に充填した接着剤8が突起
3側に流出するのを防ぐ堰としての役割を果たし、更
に、突起3の周囲に、スナップファスナーの構成部品で
ある雌型嵌合体Bの底部が嵌まり込む環状の凹入部9を
形成する役割を果たしている。C1 は服飾用リベット部
材Aを装着する可撓性シート(例えば、衣服の生地等)
である。
部7の縁部と前記リベット体1の環状隆起部4との間に
形成される環状溝に充填された接着剤である。服飾用リ
ベット部材Aは、リベット体1と装飾体6を接着剤8で
一体化することにより構成されている。即ち、接着剤8
は装飾体6に強固に付着しており、硬化した接着剤8が
リベット体1の円形基板外周部2aを覆って、円形基板
2の円形凹部7からの抜け出しを阻止している。また、
円形基板外周部2aの切欠き部5に入り込んで硬化した
接着剤8は、円形基板外周部2aの切欠き部5と機械的
に係合することにより円形基板2の回転を阻止してい
る。環状隆起部4は、環状溝に充填した接着剤8が突起
3側に流出するのを防ぐ堰としての役割を果たし、更
に、突起3の周囲に、スナップファスナーの構成部品で
ある雌型嵌合体Bの底部が嵌まり込む環状の凹入部9を
形成する役割を果たしている。C1 は服飾用リベット部
材Aを装着する可撓性シート(例えば、衣服の生地等)
である。
【0017】上記の構成によれば、リベット体1の円形
基板2の外周面に、オーバーハングした部位を形成しな
くても、円形基板2の抜け出しを阻止できるので、リベ
ット体1の製造方法として、一般的な合成樹脂製スナッ
プファスナーのリベット体と同じような射出成形法を採
用できる。
基板2の外周面に、オーバーハングした部位を形成しな
くても、円形基板2の抜け出しを阻止できるので、リベ
ット体1の製造方法として、一般的な合成樹脂製スナッ
プファスナーのリベット体と同じような射出成形法を採
用できる。
【0018】尚、図示の実施例では、服飾用リベット部
材Aの突起3を可撓性シートC1 の裏面側に配置した雌
型嵌合体Bの中央貫通孔に挿通し、この状態で、突起3
の先端を打撃により拡径変形して雌型嵌合体Bにカシメ
止めし、雄型嵌合体Dとそれを可撓性シートC2 に止着
するリベット体Eとから成る雄スナップに対応する雌ス
ナップを構成しているが、雄スナップと組み合わせず
に、服飾用リベット部材Aと雌型嵌合体Bとで、装飾専
用の服飾品を構成することもある。
材Aの突起3を可撓性シートC1 の裏面側に配置した雌
型嵌合体Bの中央貫通孔に挿通し、この状態で、突起3
の先端を打撃により拡径変形して雌型嵌合体Bにカシメ
止めし、雄型嵌合体Dとそれを可撓性シートC2 に止着
するリベット体Eとから成る雄スナップに対応する雌ス
ナップを構成しているが、雄スナップと組み合わせず
に、服飾用リベット部材Aと雌型嵌合体Bとで、装飾専
用の服飾品を構成することもある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リベット体を、ポリアセタール樹脂のように、突起のカ
シメ強度は高いが、耐薬品性に富むため、接着剤との付
着力が弱い材料で成形しても、装飾体としてポリアセタ
ール樹脂以外の付着力の高い材料を採用すれば、接着剤
が装飾体に強固に付着し、硬化した接着剤がリベット体
の円形基板外周部を覆って、円形基板の抜け出しを阻止
し、円形基板外周部の切欠き部に入り込んで硬化した接
着剤が切欠き部と機械的に係合して円形基板の回転を阻
止し、装飾体に対するリベット体の不測な回転が生じな
い。
リベット体を、ポリアセタール樹脂のように、突起のカ
シメ強度は高いが、耐薬品性に富むため、接着剤との付
着力が弱い材料で成形しても、装飾体としてポリアセタ
ール樹脂以外の付着力の高い材料を採用すれば、接着剤
が装飾体に強固に付着し、硬化した接着剤がリベット体
の円形基板外周部を覆って、円形基板の抜け出しを阻止
し、円形基板外周部の切欠き部に入り込んで硬化した接
着剤が切欠き部と機械的に係合して円形基板の回転を阻
止し、装飾体に対するリベット体の不測な回転が生じな
い。
【0020】従って、リベット体の円形基板の外周面
に、オーバーハングした部位を形成する必要がなく、一
般的な合成樹脂製スナップファスナーのリベット体と同
じような射出成形法による製造が可能であり、リベット
体の材料をポリアセタール樹脂、装飾体の材料を、それ
以外の染色しやすい材料或いは装飾性の高い材料とする
ことにより、様々にデザインされた少量多品種の商品を
低コストで実現できるのである。
に、オーバーハングした部位を形成する必要がなく、一
般的な合成樹脂製スナップファスナーのリベット体と同
じような射出成形法による製造が可能であり、リベット
体の材料をポリアセタール樹脂、装飾体の材料を、それ
以外の染色しやすい材料或いは装飾性の高い材料とする
ことにより、様々にデザインされた少量多品種の商品を
低コストで実現できるのである。
【図1】本発明に係る服飾用リベット部材の構成を説明
するための分解斜視図である。
するための分解斜視図である。
【図2】本発明に係る服飾用リベット部材の構成を説明
するための断面図である。
するための断面図である。
【図3】本発明に係る服飾用リベット部材の使用状態の
一例を説明するための断面図である。
一例を説明するための断面図である。
【図4】本発明と比較する服飾用リベット部材の断面図
である。
である。
【図5】図4の服飾用リベット部材の構成を説明するた
めの分解斜視図である。
めの分解斜視図である。
【符号の説明】 1…リベット体、2…円形基板、2a…外周部、4…環
状隆起部、5…切欠き部、6…装飾体、7…円形凹部、
8…接着剤。
状隆起部、5…切欠き部、6…装飾体、7…円形凹部、
8…接着剤。
Claims (2)
- 【請求項1】 円形基板の片面の中央に突起が、また外
周近傍部に前記突起よりも背の低い環状隆起部が夫々連
設され、環状隆起部よりも半径方向外方に位置する円形
基板外周部には、円形基板を厚み方向に貫通した切欠き
部が形成されたリベット体と、片面にリベット体の前記
円形基板と嵌合する円形凹部が形成された装飾体と、当
該装飾体の円形凹部の縁部と前記リベット体の環状隆起
部との間に形成される環状溝に充填された接着剤とを備
えて成る服飾用リベット部材。 - 【請求項2】 前記リベット体の材料がポリアセタール
樹脂であり、前記装飾体がそれ以外の材料であることを
特徴とする請求項1に記載の服飾用リベット部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9354596A JPH09252810A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 服飾用リベット部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9354596A JPH09252810A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 服飾用リベット部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09252810A true JPH09252810A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=14085243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9354596A Pending JPH09252810A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 服飾用リベット部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09252810A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016079520A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | 香港多耐福有限公司Duraflex Hong Kong Limited | 樹脂リベット |
-
1996
- 1996-03-21 JP JP9354596A patent/JPH09252810A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016079520A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | 香港多耐福有限公司Duraflex Hong Kong Limited | 樹脂リベット |
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