JPH0212888Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0212888Y2 JPH0212888Y2 JP9725585U JP9725585U JPH0212888Y2 JP H0212888 Y2 JPH0212888 Y2 JP H0212888Y2 JP 9725585 U JP9725585 U JP 9725585U JP 9725585 U JP9725585 U JP 9725585U JP H0212888 Y2 JPH0212888 Y2 JP H0212888Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- decorative body
- upper wing
- hole
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 5
Landscapes
- Slide Fasteners (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、ワイシヤツのカフス部あるいはカバ
ン、袋物等の被着物の開閉口部に取付けたスライ
ドフアスナーのスライダーにアクセサリー等から
なる装飾体を取付けられるようにしたスライドフ
アスナー用スライダーに関する。
ン、袋物等の被着物の開閉口部に取付けたスライ
ドフアスナーのスライダーにアクセサリー等から
なる装飾体を取付けられるようにしたスライドフ
アスナー用スライダーに関する。
従来の技術
ドイツ特許第638646号の第3図及び第4図に示
されているように、スライダー胴体にスナツプボ
タンを止める雄体を形成し、その雄体と嵌合する
雌体をボタンに形成することによつて、スナツプ
ボタンをスライドフアスナーのスライダーに嵌脱
自在にしたものが知られており、この従来のもの
は、スライドフアスナーを完全に閉じた状態にお
いて、そのフアスナーのスライダーをフアスナー
閉鎖位置にとどめておくと共にスライドフアスナ
ーを覆つている覆い片をめくれないようにするた
めのものであるため、ボタンをスライダー胴体に
スナツプ式に嵌着した際にそのボタンにぐらつき
があつてもよいものである。
されているように、スライダー胴体にスナツプボ
タンを止める雄体を形成し、その雄体と嵌合する
雌体をボタンに形成することによつて、スナツプ
ボタンをスライドフアスナーのスライダーに嵌脱
自在にしたものが知られており、この従来のもの
は、スライドフアスナーを完全に閉じた状態にお
いて、そのフアスナーのスライダーをフアスナー
閉鎖位置にとどめておくと共にスライドフアスナ
ーを覆つている覆い片をめくれないようにするた
めのものであるため、ボタンをスライダー胴体に
スナツプ式に嵌着した際にそのボタンにぐらつき
があつてもよいものである。
考案が解決しようとする問題点
従つて、この技術を本考案のスライダーに利用
すると、先ず、アクセサリー等からなる装飾体が
スライダー胴体に対してぐらつき易く、かつ外れ
易いものになつてしまうので、スライダーを摺動
する際のスライダーの引手としての機能をも要求
される本考案のスライダーにはこのままでは適用
できないものであつた。
すると、先ず、アクセサリー等からなる装飾体が
スライダー胴体に対してぐらつき易く、かつ外れ
易いものになつてしまうので、スライダーを摺動
する際のスライダーの引手としての機能をも要求
される本考案のスライダーにはこのままでは適用
できないものであつた。
そこで、装飾体がスライダーから容易に外れな
いようにスナツプ嵌着形態を改良し、その嵌着力
を強いものにすることも考えられるが、このよう
に改良すると、装飾体嵌着時にスライダー胴体に
加わる押圧力が大きくなつてスライダー上翼片が
スライダーの連結体を支点として曲つてスライダ
ー口厚が狭くなるという難点があると共に、スナ
ツプ式着脱自在構造であるから依然として、外れ
に対する不安を解消できるものにならないもので
あつた。
いようにスナツプ嵌着形態を改良し、その嵌着力
を強いものにすることも考えられるが、このよう
に改良すると、装飾体嵌着時にスライダー胴体に
加わる押圧力が大きくなつてスライダー上翼片が
スライダーの連結体を支点として曲つてスライダ
ー口厚が狭くなるという難点があると共に、スナ
ツプ式着脱自在構造であるから依然として、外れ
に対する不安を解消できるものにならないもので
あつた。
本考案は上記点に着目してなされたもので、装
飾体の取付けにぐらつきと外れが起らず、しかも
スライダー口厚が狭くなる恐れが全くないと共
に、装飾体の取替えも自在にできるスライドフア
スナー用スライダーを提供することを目的とする
ものである。
飾体の取付けにぐらつきと外れが起らず、しかも
スライダー口厚が狭くなる恐れが全くないと共
に、装飾体の取替えも自在にできるスライドフア
スナー用スライダーを提供することを目的とする
ものである。
問題点を解決するための手段
上記問題点は本考案によれば、スライダーの上
翼片の略中央部に直立の柱と水平係止片とからな
る略T字状の係止体を突出して設け、装飾体は、
前記水平係止片と略同一形状の孔が設けられると
共に、該孔近辺に突起が突設され、前記係止体に
装飾体の孔を嵌着し、突起と水平係止片とが回転
不能に係止されることにより解決される。
翼片の略中央部に直立の柱と水平係止片とからな
る略T字状の係止体を突出して設け、装飾体は、
前記水平係止片と略同一形状の孔が設けられると
共に、該孔近辺に突起が突設され、前記係止体に
装飾体の孔を嵌着し、突起と水平係止片とが回転
不能に係止されることにより解決される。
実施例
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
明する。
第1図は、本考案に係るスライドフアスナー用
のスライダー1を示しており、該スライダー1
は、上翼片2と、下翼片3と、該上翼片2と下翼
片3とを連結する連結体4とからなつている。
のスライダー1を示しており、該スライダー1
は、上翼片2と、下翼片3と、該上翼片2と下翼
片3とを連結する連結体4とからなつている。
前記上翼片2の略中央部には、鎖線で示すアク
セサリー等からなる装飾体5と係止する係止体6
が突出して設けられており、該係止体6は、直立
の柱7と、該柱7に対して対向するよう水平に延
びる水平係止片8,8とから構成され略T字形状
をしている。該水平係止片8,8は図示の例では
2つであるが、これに限定されるものではなく、
3つであつてもよいことは勿論である。
セサリー等からなる装飾体5と係止する係止体6
が突出して設けられており、該係止体6は、直立
の柱7と、該柱7に対して対向するよう水平に延
びる水平係止片8,8とから構成され略T字形状
をしている。該水平係止片8,8は図示の例では
2つであるが、これに限定されるものではなく、
3つであつてもよいことは勿論である。
前記装飾体5には前記係止体6の平面形状と略
同じ形状でその係止体6に嵌装できる孔9が設け
られている。
同じ形状でその係止体6に嵌装できる孔9が設け
られている。
前記係止体6は、スライダー1の上翼片2に対
して固定的に設けられており、該上翼片2の上面
には、第2図に示すように前記装飾体5が係止体
6と係合した際に、装飾体5の添接面10となつ
ている。
して固定的に設けられており、該上翼片2の上面
には、第2図に示すように前記装飾体5が係止体
6と係合した際に、装飾体5の添接面10となつ
ている。
係止体6の水平係止片8,8と、柱7と、前記
添接面10とで装飾体5の基板部が嵌着する嵌着
凹部11が形成されている。
添接面10とで装飾体5の基板部が嵌着する嵌着
凹部11が形成されている。
前記装飾体5の孔9の円弧部近辺には一対の突
起12,12が2個所に突設されている。従つ
て、装飾体5の孔9とスライダー1の係止体6と
を合致させ、孔9に係止体6の頭部を挿通させて
矢印A方向に装飾体5を90゜回転させた際、係止
体6の各水平係止片8,8が各一対の突起12,
12間に嵌まり、装飾体5の回転が止められると
共に、ぐらつきが起らなくなり、安定した嵌着状
態となる。
起12,12が2個所に突設されている。従つ
て、装飾体5の孔9とスライダー1の係止体6と
を合致させ、孔9に係止体6の頭部を挿通させて
矢印A方向に装飾体5を90゜回転させた際、係止
体6の各水平係止片8,8が各一対の突起12,
12間に嵌まり、装飾体5の回転が止められると
共に、ぐらつきが起らなくなり、安定した嵌着状
態となる。
尚、第3図に示すものは、スライダー1に対し
て装飾体5を大きなものにしてスライダー1の引
手(つまみ)として扱いやすいようにしたもので
ある。
て装飾体5を大きなものにしてスライダー1の引
手(つまみ)として扱いやすいようにしたもので
ある。
作 用
本考案によるスライダー1は以上のような構成
をしており、このスライダー1に装飾体5を取付
けるには、先ず、スライダー1の上翼片2に設け
られた係止体6に装飾体5の孔9を合致させる。
そして、該孔9に係止体6の頭部を挿通し、装飾
体5を矢印Aの方向に90゜回転させる。すると、
係止体6の水平係止片8,8が装飾体5の基板の
内側面に係止して、第2図に示すようにスライダ
ー1に装飾体5がしつかりと固定され、その嵌着
が外れることがない。特に上翼片2の上面を装飾
体5の添接面10にしているので、装飾体5は上
翼片2に対して安定した状態で取付けられる。
をしており、このスライダー1に装飾体5を取付
けるには、先ず、スライダー1の上翼片2に設け
られた係止体6に装飾体5の孔9を合致させる。
そして、該孔9に係止体6の頭部を挿通し、装飾
体5を矢印Aの方向に90゜回転させる。すると、
係止体6の水平係止片8,8が装飾体5の基板の
内側面に係止して、第2図に示すようにスライダ
ー1に装飾体5がしつかりと固定され、その嵌着
が外れることがない。特に上翼片2の上面を装飾
体5の添接面10にしているので、装飾体5は上
翼片2に対して安定した状態で取付けられる。
考案の効果
以上のように本考案によれば、スライダーの上
翼片の略中央部に直立の柱と水平係止片とからな
る略T字状の係止体を突出して設け、装飾体は水
平係止片と略同一形状の孔を有し、該孔近辺に突
起が突設され、係止体の孔を嵌着し、突起と水平
係止片とが回転不能に係止するようにしたので、
装飾体をスライダーに嵌着した際、装飾体がぐら
つかず、かつ外れが起らず安定した状態に嵌着さ
れるという効果の他、嵌着力が増大したにもかか
わらずスライダー口厚が狭くなる恐れが全くない
と共に、装飾体を自在に取替えることができると
いう実用的効果を有する。
翼片の略中央部に直立の柱と水平係止片とからな
る略T字状の係止体を突出して設け、装飾体は水
平係止片と略同一形状の孔を有し、該孔近辺に突
起が突設され、係止体の孔を嵌着し、突起と水平
係止片とが回転不能に係止するようにしたので、
装飾体をスライダーに嵌着した際、装飾体がぐら
つかず、かつ外れが起らず安定した状態に嵌着さ
れるという効果の他、嵌着力が増大したにもかか
わらずスライダー口厚が狭くなる恐れが全くない
と共に、装飾体を自在に取替えることができると
いう実用的効果を有する。
第1図は、本考案に係るスライダーの斜視図、
第2図は、要部における拡大断面図、第3図は使
用状態を示した上面図である。 2:上翼片、3:下翼片、4:連結体、5:装
飾体、6:係止体、7:柱、8:水平係止片、1
0:添接面、11:嵌着凹部。
第2図は、要部における拡大断面図、第3図は使
用状態を示した上面図である。 2:上翼片、3:下翼片、4:連結体、5:装
飾体、6:係止体、7:柱、8:水平係止片、1
0:添接面、11:嵌着凹部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 上翼片2と、下翼片3と、該上翼片2と下翼片
3とを連結する連結体4とからなり、前記上翼片
2にアクセサリー等からなる装飾体5が取付けら
れたスライドフアスナー用スライダーにおいて、 前記上翼片2の略中央部に直立の柱7と水平係
止片8,8とから成る略T字状の係止体6を突出
して設け、装飾体5は、前記水平係止片8,8と
略同一形状の孔9が設けられると共に、孔9近辺
に突起12,12が突設され、前記係止体6に装
飾体5の孔9を嵌着し、突起12,12と水平係
止片8,8とが回転不能に係止されたことを特徴
とするスライドフアスナー用スライダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9725585U JPH0212888Y2 (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9725585U JPH0212888Y2 (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS625008U JPS625008U (ja) | 1987-01-13 |
JPH0212888Y2 true JPH0212888Y2 (ja) | 1990-04-11 |
Family
ID=30964027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9725585U Expired JPH0212888Y2 (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0212888Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0731685Y2 (ja) * | 1990-02-27 | 1995-07-26 | 弟助 吉森 | アクセサリーのフアスナーサポート |
WO2017150700A1 (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-08 | 協和チャック工業株式会社 | スライドファスナー用スライダー |
-
1985
- 1985-06-26 JP JP9725585U patent/JPH0212888Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS625008U (ja) | 1987-01-13 |
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