JPH0428403Y2 - - Google Patents

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JPH0428403Y2
JPH0428403Y2 JP1985144827U JP14482785U JPH0428403Y2 JP H0428403 Y2 JPH0428403 Y2 JP H0428403Y2 JP 1985144827 U JP1985144827 U JP 1985144827U JP 14482785 U JP14482785 U JP 14482785U JP H0428403 Y2 JPH0428403 Y2 JP H0428403Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスライドフアスナに関し、特に、基体
に一端を回動可能に組付けられた棒状体が貫通し
て突出するスリツト状孔開口部を開閉する開閉用
スライドフアスナに関する。
(従来技術) 一般に、スライドフアスナは長手方向に互に対
向する一対のテープと、これら両テープの互に対
向する対向縁部に植付けられた多数のムシと、前
記両テープの対向縁部に長手方向へスライド可能
に組付けられスライド時前記ムシのうち互に対向
するムシを係合・離脱させるスラスを備え、前記
両テープを布、シート等に設けた開閉を必要とす
るスリツト状の開口部の両対向縁部にそれぞれ縫
着または貼着して使用される。これにより、スラ
スを一方へスライドさせて各ムシを係合させれば
開口部が閉じるとともに、同スラスを他方へスラ
イドさせて各ムシを離脱させれば開口部が開かれ
る。
ところで、基体に一端を回動可能に組付けられ
た棒状体が貫通して突出するスリツト状孔開口部
を備えた構造物、例えばシートバツクに一端を回
動可能に組付けられてシートカバーから脚部が突
出し同シートバツクの頂部に位置するヘツドレス
トを備え、同ヘツドレストが前方へ傾動可能な車
両用シートにおいては、前記シートカバーにヘツ
ドレストの前後方向への回動を許容するためのス
リツト状の開口部が設けられている。この開口部
はヘツドレストの脚部の回動を常に許容する状態
にあることが望ましいため、常に開かれている。
このため、シート等構造物の見栄えが損なわれ、
また開口部の縁部に荷物の一部が引掛つてシート
カバー等を損傷するおそれがある。かかる不具合
を解消するために、上記した従来のスライドフア
スナを前記開口部の開閉に使用する場合には、ヘ
ツドレストの非回動時には開口部を閉じ、かつ同
ヘツドレストを回動させるに当つてはこれに先立
つて同開口部を開く操作が必要になり、非常に面
倒である。
かかる問題に対処するため、実公昭55−7132号
公報には特殊なスライドフアスナが示されてい
る。当該スライドフアスナは、長手方向に互に対
向する一対のテープと、これら両テープの互に対
向する対向縁部に植付けられた多数のムシと、前
記両テープの対向縁部にスライド可能に組付けら
れ前記ムシを係合・離脱させるスライド方向を互
に異にして対向する一対の胴体と、これら両胴体
を所定間隔を保持して互に連結する連結部材を備
えた構成になつている。かかる構成のスライドフ
アスナにおいては、連結部材がリングにて形成さ
れていて、同リングに自転車のセレクトレバーが
挿通されており、同レバーの回動操作により両胴
体をスライドさせて、スライド進行方向の前側の
胴体にて各ムシを離脱させ、同時に後側の胴体に
て各ムシを係合させることにより、レバーが貫通
するスリツト状開口部を常に閉鎖状態に保持でき
る構成になつている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記したスライドフアスナにおいて
は、連結部材がリングにて形成されているにすぎ
ないため、両胴体間の各テープの縁部がレバー側
に自由状態で露呈することになり、各テープに植
付けたムシがレバーの回動時同レバーと接触して
摺接し、レバーのみならず自らも摩耗または損傷
させることになる。この結果、両胴体の円滑なス
ライドが損なわれてレバーの回動に支障をきた
し、またレバーの損傷した外周が露呈することに
なつて外観を損なうことになる。
従つて、本考案の目的は、これらの問題を解決
することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記したヘツドレストの脚部、レバー
等棒状体の挿通用のスリツト状孔開口部の開閉用
スライドフアスナに関するものであり、当該スラ
イドフアスナは、長手方向に互に対向する一対の
テープと、これら両テープの互に対向する対向縁
部に植付けられた多数のムシと、前記両テープの
対向縁部にスライド可能に組付けられ前記ムシを
係合・離脱させるスライド方向を互に異にして対
向する一対の胴体と、これら両胴体の表裏のいず
れか一方に位置し同両胴体を所定間隔に保持して
互に連結する第1連結部材と、これら両胴体の表
裏のいずれか他方に位置し前記第1連結部材とと
もに前記両胴体を挟持する挟持部および前記棒状
体が貫通可能な挿通孔を有し同挟持部から突出し
て前記第1連結部材に嵌着される筒部を備えた第
2連結部材とを備えていることを特徴とするもの
である。
(考案の作用・効果) かかる構成のスライドフアスナにおいては、両
胴体間の各テープの縁部と棒状体間には第2連結
部材の筒部が介在し、同棒状体と各ムシが接触す
ることは全くない。このため、棒状体の回動時同
棒状体とムシとが接触して摺接するようなことは
なく、これら両者が摩耗、損傷することはない。
この結果、両胴体の円滑なスライドは長期間確保
され、棒状体の回動に支障をきたしたり、棒状体
の損傷した外周が露呈するようなことはない。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する
に、第1図には本考案にかかるスライドフアスナ
の分解斜視図が示され、かつ第2図には当該スラ
イドフアスナを採用した車両用シートのシートバ
ツクが示されている。
当該スライドフアスナFは従来のスライドフア
スナと同様、長手方向に互に対向する一対のテー
プ11,12と、両テープ11,12に互に対向
する対向縁部に植付けられた多数のムシ13a,
13bを備えるとともに、本考案の主要部をなす
スラス10aを備えている。
スラス10aは一対の胴体14a,14bと、
一対の連結部材15,16からなるもので、各胴
体14a,14bは公知の胴体と同様の構造およ
び機能を備えている。但し、各胴体14a,14
bは各ムシ13a,13bを係合・離脱させるス
ライド方向を互に異にして組付けられていて、互
に対向する方向にスライドさせた場合各ムシ13
a,13bを係合させ、かつ互に離間する方向に
スライドさせた場合各ムシ13a,13bを離脱
させる。従つて、両胴体14a,14b間は各ム
シ13a,13bが離脱して開いた状態となり、
それ以外の部位は各ムシ13a,13bが係合し
て閉じた状態となる。
一方、両連結部材15,16のうち、第1連結
部材15は所定の厚みの長方形のブロツク状のも
ので、その中央部には円形の貫通孔15aが形成
され、かつその長手方向の両側には嵌合凹所15
b,15cが形成されている。各嵌合凹所15
b,15cは各胴体14a,14bの下面側が嵌
合する形状に形成されている。第2連結部材16
は、長方形のプレート部16aとその下面中央部
にて下方へ突設された筒状嵌合部16bとからな
り、同嵌合部16bはプレート部16aの中央に
設けた円形の貫通孔16cと同径の内孔を備え、
かつ同貫通孔16cと同心的に位置している。こ
の嵌合部16bは縦方向に延びる一対の切欠部1
6dを備え、径内方へ弾撥的に変形可能であると
ともに、その先端部に第1連結部材15の貫通孔
15aよりわずかに大径の環状の係合突起部16
eを備えている。
かかるスラス10aを両テープ11,12に組
付けるには、先づ第1連結部材15をその各嵌合
凹所15b,15cにて両テープ11,12に組
付けた各胴体14a,14bに嵌合する。これに
より、両胴体14a,14bは所定間隔を保つて
位置決めされ、これら両者14a,14b間は各
ムシ13a,13bが離脱して開いた状態に保持
される。この状態において、第2連結部材16の
嵌合部16bを両胴体14a,14b間を通して
第1連結部材15の貫通孔15aに挿入すると、
嵌合部16bは内方へ撓んだ状態にて貫通孔15
aから突出し、同時に外側へ弾撥的に復帰して係
合突起部16eにて第1連結部材15に係合固定
される。この状態においては、両胴体14a,1
4bは両連結部材15,16により連結されて一
体的にスライド可能になつており、両胴体14
a,14b間を除く全ての部位の各ムシ13a,
13bを係合させて当該部位を閉ざしている。
このように構成したスライドフアスナFは、第
2図に示す車両用シートにおけるシートバツク2
1に使用される。当該シートは本出願人の出願に
係る実願昭60−44662号に示したシートと同様の
ヘツドレスト22を備えたもので、同ヘツドレス
ト22はシートバツク21を構成する図示しない
バツクフレームに前後方向に回動可能に組付けら
れ、起立時には図示しないロツク機構にてバツク
フレームにロツクされるようになつている。これ
により、ヘツドレスト22はバツクフレームに対
するロツクを解除すれば前方へ回動可能となり、
前方へ回動させれば2点鎖線で示すように傾倒
し、かつこの状態から後方へ回動させれば実線で
示すように起立する。
しかして、シートバツク21はその外周をシー
トカバー21aにて被覆されていて、シートカバ
ー21aの頂部から前方かつ下方にかけてヘツド
レスト22の各脚部22a,22bの回動を許容
する2条のスリツト状孔のスリツト状開口部が形
成されている。本実施例に係るスライドフアスナ
Fはかかるスリツト状開口部の対向縁部に縫着さ
れていて、ヘツドレスト22の各脚部22a,2
2bが当該スライドフアスナFのスラス10aを
構成する両連結部材15,16の嵌合部16bの
内孔および貫通孔15aを貫通している。
かかる構成のスライドフアスナFにおいては、
それ自体の説明にて詳述したように両胴体14
a,14b間を除く全ての部位の各ムシ13a,
13bは互に係合していて、シートカバー21a
のスリツト状開口部は第2図に示すように閉じて
いる。この状態でヘツドレスト22を前方へ回動
させると、ヘツドレスト22の脚部22a,22
bが両連結部材15,16を両テープ11,12
の長手方向に移動させ、同時に両胴体14a,1
4bを所定間隔を保持して同じ方向へスライドさ
せる。この結果、スラス10aはヘツドレスト2
2の回動を常に許容するとともに、両胴体15,
16間を除く全ての部位を常に閉ざすことにな
る。従つて、当該シートにおいては、シートカバ
ー21aに設けたスリツト状開口部に起因して見
栄えが損なわれたり、シートカバーが損傷したり
するようなことはなく、かつヘツドレスト22の
状態に応じて同開口部を開閉するという面倒な操
作を解消することができる。
しかして、本実施例に係るスライドフアスナF
においては、両胴体14a,14b間の各テープ
11,12の縁部とヘツドレスト22の各脚部2
2a,22b間には第2連結部材16の筒状嵌合
部16bが介在し、各脚部22a,22bと各ム
シ13a,13bとが接触することは全く生じな
い。このため、ヘツドレスト22の回動時各脚部
22a,22bと各ムシ13a,13bとが接触
して摺接するようなことはなく、これら両者が摩
耗、損傷することはない。この結果、両胴体14
a,14bの円滑なスライドは長期間確保され、
ヘツドレスト22の回動に支障をきたしたり、ヘ
ツドレスト22の各脚部22a,22bの損傷し
た外周が露呈するようなことはない。
なお、本考案に係るスライドフアスナは使用対
象物に応じて金属製、合成樹脂製またはこれらを
組合せた材料にて適宜形成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るスライドフア
スナの要部を示す分解斜視図、第2図は、同スラ
イドフアスナを採用した車両用シートのシートバ
ツクの斜視図である。 符号の説明、F……スライドフアスナ、10a
……スラス、11,12……テープ、13a,1
3b……ムシ、14a,14b……胴体、15,
16……連結部材、21……シートバツク、22
……ヘツドレスト、22a,22b……脚部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基体に一端を回動可能に組付けられた棒状体が
    貫通して突出するスリツト状孔開口部を開閉する
    開閉用スライドフアスナであり、当該スライドフ
    アスナは長手方向に互に対向する一対のテープ
    と、これら両テープの互に対向する対向縁部に植
    付けられた多数のムシと、前記両テープの対向縁
    部に長手方向へスライド可能に組付けられ前記ム
    シを係合・離脱させるスライド方向を互に異にし
    て対向する一対の胴体と、これら両胴体の表裏の
    いずれか一方に位置し同両胴体を所定間隔に保持
    して互に連結する第1連結部材と、これら両胴体
    の表裏のいずれか他方に位置し前記第1連結部材
    とともに前記両胴体を挟持する挟持部および前記
    棒状体が貫通可能な挿通孔を有し同挟持部から突
    出して前記第1連結部材に嵌着される筒部を備え
    た第2連結部材とを備えていることを特徴とする
    棒状体挿通用スリツト状孔開口部の開閉用スライ
    ドフアスナ。
JP1985144827U 1985-09-20 1985-09-20 Expired JPH0428403Y2 (ja)

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JPS6253012U JPS6253012U (ja) 1987-04-02
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