JP3970980B2 - グレモンハンドルの保持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、グレモンを操作する着脱式ハンドルの保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図10及び図11に示すようなグレモンの操作部が採用されることがある。この操作部では、扉50を挟んで対向する一対のハンドル51、52のうち、一方のハンドル51が操作軸53に対して着脱自在とされている。操作軸53の断面形状は角形となっており、ハンドル51の先端部に形成されたボス54には、操作軸53に係合可能な係合孔55と、径方向に突出する一対の突起56とが設けられている。
【0003】
また、扉50のハンドル51側を向く表面には、操作軸53の周囲に形成された扉50の開口縁を隠す化粧プレート57が取り付けられている。この化粧プレート57には、操作軸53が露出する貫孔58が設けられ、貫孔58の周縁上下部には一対の切込部59が形成されている。
【0004】
ハンドル51の突起56は、グレモンが施錠されている時にのみ化粧プレート57の切込部59を通過することができ、解錠時にはハンドル51を着脱することはできない。貫孔58は、グレモンの操作時以外には、化粧プレート57の下端部に偏心位置が回動自在に連結されたカバー60により覆うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなグレモンの操作部では、ハンドル51によりグレモンを解錠して室内に入り、反対側のハンドル52により施錠した場合、図11に示すようにハンドル51が傾いて上方の突起56が切込部59の側縁に引っ掛かることがあり、このような状態になると、ハンドル52による解錠操作ができなくなるので、入室者が室内に閉じ込められるという問題があった。
【0006】
そこで、この発明は、ハンドルを装着した施錠状態において、扉の反対側から解錠不能になることがないグレモンハンドルの保持装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明は、扉の表面に取り付けられる台座に、グレモンの操作軸が露出する貫孔を設け、この貫孔に、前記操作軸に係合する回転子を嵌め入れて抜け止めし、この回転子に、ハンドルが挿入される差込孔と、この差込孔の両側に連通する一対の径方向の長孔とを設け、これら各長孔に、前記ハンドルの両側に形成された弧状の切込に係合可能なピンを挿入すると共に、これらのピンをスプリングにより内方向に付勢し、前記貫孔の周縁に、施錠時に前記ピンの長孔に沿ったスライドを許容する大径部と、解錠時に前記ピンを長孔の内側位置に固定する小径部とを形成したグレモンハンドルの保持装置を提供する。
【0008】
この保持装置では、施錠状態において、差込孔にハンドルを挿入すると、ハンドルは一対のピンをスプリングの付勢力に抗して外方向に押圧しつつ差込孔内を進行し、ピンとハンドルの切込とが係合したとき、両ピンが内側位置に復帰してハンドルを挟持し、その脱落を防止する。
【0009】
そして、ハンドルを解錠方向に回転させると、回転子が回転し、それに伴ってピンの外方向へのスライドが貫孔の周縁小径部により規制され、解錠操作時におけるハンドルの差込孔からの抜け出しが防止される。
【0010】
このように、ハンドルの保持がハンドルと共に回転する回転子のピンで行われるので、ハンドルが扉側の固定部に引っ掛かって回動不能になることがなく、ハンドルを装着した施錠状態において、扉の反対側から確実に解錠することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に示すように、この発明に係るグレモンハンドルの保持装置1は、扉2に内蔵されたグレモン本体3の操作軸4を操作する着脱式のハンドル5を保持するものである。このグレモンでは、ハンドル5又は扉2を挟んでこれに対向するハンドル6の操作に伴って、グレモン本体3から上下に延びるロッド7及び側方に突出するデッドボルト8が上下枠及び縦枠の凹所9、10に対してそれぞれ進退し、これらが係合・離脱することにより施錠・解錠することができる。
【0012】
前記保持装置1は、図3乃至図8に示すように、台座11、回転子12及びカバー13を備えている。台座11は扉2の表面にビス止めされ、その中央部には操作軸4が露出する貫孔14が設けられている。貫孔14の周縁は、両側部が大径部15とされ、他の部分が小径部16とされている。
【0013】
前記回転子12の先端面には、操作軸4に係合する係合孔17が設けられている。係合孔17は、操作軸4の断面形状が角形であるため、これに対応して角孔となっている。回転子12の外周には、先端側から後端側へかけてねじ部18、ボス部19、本体部20及びフランジ21がそれぞれ形成され、本体部20の外周にはハンドル5が挿入される差込孔22が、フランジ21には切欠部21aが設けられている。
【0014】
また、回転子12には、差込孔22の両側に連通する一対の径方向の長孔23が設けられ、各長孔23には、ハンドル5の両側縁に形成された弧状の切込5aに係合可能なピン24が挿入されている。ピン24は、その周溝25に嵌められた環状のスプリング26により内方向に付勢されている。
【0015】
この回転子12は、台座11の貫孔14に先端側からボス部19まで挿入され、ねじ部18にねじ込まれた抜止リング27と本体部20の端面とで台座11を挟むことにより貫孔14から抜け止めされ、台座11に対して回転可能となっている。抜止リング27は、その外周面に打ち込まれた虫ピン28により回転子12に対して緩み止めされている。
【0016】
そして、台座11に対する回転子12の回転位相において、ピン24は、貫孔14の大径部15、15間に位置しているとき、長孔23に沿ってスライド可能とされ、小径部16、16間に位置しているとき、長孔23の内側位置に固定される。
【0017】
前記カバー13は回転子12に装着され、回転子12の扉2から突出した部分及び台座11を被覆する。カバー13の内周面は、台座11及び回転子12に被せたとき、これらに対して相対回転可能な形状とされている。カバー13の内部には軸29を介して一対の揺動部材30、30が設けられ、両揺動部材30、30の自由端は、支持端が下側に位置するとき離反し、上側に位置するとき接近する。カバー13の内周面には内方向に弾性付勢された爪31が、外周面にはハンドル5の挿入孔32がそれぞれ設けられている。
【0018】
このカバー13を回転子12に装着するには、揺動部材30の支持端を下側に位置させて回転子12の扉2から突出した部分に嵌め、180°回転させる。この回転に伴い、両揺動部材30、30は、自重により自由端が互いに接近する方向に揺動し、回転子12のフランジ21に係合して、カバー13が回転子12から抜け止めされる。また、爪31がフランジ21の切欠部21aに係合し、カバー13は回転子12に対して回り止めされる。この状態において、挿入孔32は前記差込孔22に連通する。
【0019】
上記のような保持装置では、施錠状態において、挿入孔32を介して差込孔22にハンドル5を挿入すると、ハンドル5は一対のピン24、24をスプリング26の付勢力に抗して外方向に押圧しつつ差込孔22内を進行し、ピン24とハンドル5の切込5aとが係合したとき、両ピン24、24が内側位置に復帰してハンドル5を挟持し、その脱落を防止する。
【0020】
そして、図9に示すように、ハンドル5を解錠方向に回転させると、回転子12が回転し、それに伴ってピン24の外方向へのスライドが貫孔14の周縁小径部16により規制され、解錠操作時におけるハンドル5の差込孔22からの抜け出しが防止される。
【0021】
このように、ハンドル5の保持がハンドル5と共に回転する回転子12のピン24で行われるので、ハンドル5が扉2側の固定部に引っ掛かって回動不能になることがなく、ハンドル5を装着した施錠状態において、反対側のハンドル6により確実に解錠することができる。
【0022】
また、カバー13が回転子12の扉2から突出した部分及び台座11を覆い、ハンドル5の挿入孔32は正面側から見えないので、美観に優れたものとなる。
【0023】
なお、このカバー13は回転子12に対して回転させるだけで簡単に装着することができる。
【0024】
さらに、カバー13を装着したままグレモンの操作ができるので、図10に示す従来例においてカバー60を開閉するような煩わしさもない。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る保持装置では、ハンドルの保持がハンドルと共に回転する回転子のピンで行われるので、ハンドルが扉側の固定部に引っ掛かって回動不能になることがなく、ハンドルを装着した施錠状態において、扉の反対側から確実に解錠することができ、入室者が室内に閉じ込められるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るグレモンハンドルの保持装置の使用状態を示す側面図
【図2】同上の正面図
【図3】同上の一部切欠正面図
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】図3のV−V線に沿った断面図
【図6】図4のVI−VI線に沿った断面図
【図7】図4の VII−VII 線に沿った断面図
【図8】同上の分解斜視図
【図9】同上の図6における解錠操作状態を示す図
【図10】従来のグレモン操作部の斜視図
【図11】同上の側面図
【符号の説明】
1 保持装置
2 扉
3 グレモン本体
4 操作軸
5、6 ハンドル
11 台座
12 回転子
13 カバー
14 貫孔
15 大径部
16 小径部
21 フランジ
22 差込孔
23 長孔
24 ピン
26 スプリング
30 揺動部材
32 挿入孔

Claims (2)

  1. 扉の表面に取り付けられる台座に、グレモンの操作軸が露出する貫孔を設け、この貫孔に、前記操作軸に係合する回転子を嵌め入れて抜け止めし、この回転子に、ハンドルが挿入される差込孔と、この差込孔の両側に連通する一対の径方向の長孔とを設け、これら各長孔に、前記ハンドルの両側に形成された弧状の切込に係合可能なピンを挿入すると共に、これらのピンをスプリングにより内方向に付勢し、前記貫孔の周縁に、施錠時に前記ピンの長孔に沿ったスライドを許容する大径部と、解錠時に前記ピンを長孔の内側位置に固定する小径部とを形成したグレモンハンドルの保持装置。
  2. 前記回転子の扉から突出した部分に、回転子に対して相対回転可能なカバーを被せ、このカバーの内部に一対の揺動部材を設け、これらの揺動部材を、カバーの回転に伴い自重により自由端が互いに接近する方向に揺動させ、回転子外周のフランジに係合させて前記カバーを回転子から抜け止めし、また、カバーを回転子に対して回り止めすると共に、前記カバーの外周面に、前記ハンドルの差込孔に連通する挿入孔を形成した請求項1に記載のグレモンハンドルの保持装置。
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