JPH0733158U - 簡易ハンガー部材 - Google Patents

簡易ハンガー部材

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JPH0733158U
JPH0733158U JP7110293U JP7110293U JPH0733158U JP H0733158 U JPH0733158 U JP H0733158U JP 7110293 U JP7110293 U JP 7110293U JP 7110293 U JP7110293 U JP 7110293U JP H0733158 U JPH0733158 U JP H0733158U
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shoulders
thickness
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JP7110293U
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剛 塚原
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有限会社ベルウッド
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フック掛け頭部、肩部及び胴部が一体の表裏
一対の紙片を合紙して形成することにより、無公害で、
ゴミとならずにリサイクルを容易に行なえ、しかも、安
価で生産性を高めることができるようにする。 【構成】 ハンガー部材1を同一形状のフック掛け頭部
2A,2Bと肩部3A,3B及び胴部4A,4Bからな
る表側紙片1Aと、この表側紙片よりも厚い裏側紙片1
Bとで形成し、これら紙片の肩部を含むフック掛け頭部
の範囲Lを互いに重ね合わせ接着する。表側紙片に、そ
の肩部と胴部との境界部に相当する位置に上方に水平状
態にて折り曲げ可能な第1の折目線5を設け、この第1
の折目線の下部位置に陳列商品Gの厚さTを許容する所
定の背巾間隔Wを存して下方に垂直状態にて折り曲げ可
能な第2の折目線6を設ける。表裏両紙片の中心軸線O
−O上に胴部間に挾持される陳列商品Gを吊支する止め
ピンPが挿入可能な貫通孔7A,7Bを背巾間隔を存し
て設け、これら貫通孔を表側紙片の背巾間隔に応じた折
り曲げ状態にて互いに対応位置させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば靴下、手袋、軽衣類(主に、インナーウェアやショーツ、 ブリーフ等)の小物類などの陳列商品を店頭等にて吊支する用いられる簡易ハン ガー部材に関するもので、特に、フック掛け頭部、肩部及び胴部が一体の表裏一 対の紙片を合紙して形成することにより、無公害で、ゴミとならずにリサイクル を容易に行なえ、しかも、安価で生産性を高めることができるようにしたもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の簡易ハンガー部材においては、フック掛け頭部をプラスチック 素材にて形成し、このフック掛け頭部を接着剤を介して挾着する肩部及び陳列商 品を挾持して吊支する胴部を表裏一対の紙片にて形成してなる構成を有するもの がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来構造の簡易ハンガー部材にあっては、消費者が商 品購入後には不要となってゴミとなることから、フック掛け頭部がプラスチック 素材にて形成されていると、不燃性のために公害の一因となっている。
【0004】 しかも、肩部及び胴部は紙片のために、リサイクル可能であるにも拘らず、フ ック掛け頭部のプラスチック素材と共にゴミとして捨てられてしまい、また、リ サイクルするためにフック掛け頭部を分離することは、多大な労力と費用が掛か ってしまうことから、採算が合わない。
【0005】 さらに、生産工程において、フック掛け頭部と肩部及び胴部とを別工程にて成 形した後、これらを手作業にて接着一体化しなければならず、生産性の非能率化 を来たすばかりでなく、単純作業の労働人員、作業場所あるいは作業スペースの 確保も困難である。
【0006】 また、このようなハンガー部材をダンボール箱などに箱詰めして持ち運んだり 、在庫保管を行なう場合には、フック掛け頭部と肩部及び胴部とを二つ折りにし て複数個に束ねているのが現状であり、これによって、嵩張るために、持ち運び 数量が少なく、在庫保管場所のスペースを取り過ぎるという問題があった。
【0007】
【考案の目的】
この考案の目的は、フック掛け頭部、肩部及び胴部が一体の表裏一対の紙片を 合紙して形成することにより、無公害で、ゴミとならずにリサイクルを容易に行 なえ、しかも、安価で生産性を高めることができるようにした簡易ハンガー部材 を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、この考案は、フック掛け頭部と肩部及び胴部 が連続して一体に裁断形成され、かつその裏側紙片の厚さを表側紙片の厚さより も厚くした同一形状の表裏一対の紙片を備え、この表裏一対の紙片の前記肩部を 含むフック掛け頭部の範囲を互いに重ね合わせ接着して、前記互いに非接着状態 にある表裏両胴部間にて陳列商品を挾持可能にしてなる一方、前記表側紙片には 、その肩部と胴部との境界部に相当する位置に上方に水平状態にて折り曲げ可能 な第1の折目線が設けられ、かつこの第1の折目線の下部位置に前記陳列商品の 厚さを許容する所定の背巾間隔を存して下方に垂直状態にて折り曲げ可能な第2 の折目線が設けられているとともに、前記表裏両紙片の各々の中心軸線上に、前 記表裏両胴部間に挾持される陳列商品を吊支する止めピンが挿入可能な貫通孔を 前記背巾間隔を存してそれぞれ設け、これら貫通孔は、前記表側紙片の背巾間隔 に応じた折り曲げ状態にて互いに対応位置させてなる構成としたものである。
【0009】
【作用】
すなわち、この考案は、上記の構成を採用することにより、ハンガー部材が、 フック掛け頭部と肩部及び胴部が連続して一体に裁断形成された同一形状の表裏 一対の紙片からなり、この表裏一対の紙片の肩部を含むフック掛け頭部の範囲を 互いに重ね合わせ接着して、互いに非接着状態にある表裏両胴部間にて陳列商品 を挾持可能にしてなるために、無公害で、ゴミになることなくリサイクルが行な え、しかも、大量生産が容易に行なえ、安価に生産可能であるとともに、一枚の 合紙からなるために、箱詰めによる持ち運び数量も多く、在庫保管のスペースの 確保も容易である。
【0010】 しかも、表側紙片には、その肩部と胴部との境界部に相当する位置に上方に水 平状態にて折り曲げ可能な第1の折目線が設けられ、かつこの第1の折目線の下 部位置に陳列商品の厚さを許容する所定の背巾間隔を存して下方に垂直状態にて 折り曲げ可能な第2の折目線が設けられているために、多種類の陳列商品の厚さ にも対応可能になる。
【0011】 また、表裏両紙片の各々の中心軸線上には、表裏両胴部間に挾持される陳列商 品を吊支する止めピンが挿入可能な貫通孔を背巾間隔を存してそれぞれ設けられ ているとともに、これら貫通孔は、表側紙片の背巾間隔に応じた折り曲げ状態に て互いに対応位置させてなるために、陳列商品を吊支する際における止めピンの 位置決め挿入が容易に行なえる。
【0012】 さらに、裏側紙片の厚さを表側紙片の厚さよりも厚くしてなるために、フック 掛け頭部が補強されるとともに、陳列商品の安定した吊支が可能になる。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面を参照しながら詳細に説明すると、図1はこ の考案に係る簡易ハンガーの使用状態を示す外観図、図2は同じく正面図、図3 は同じく図2における中心軸線に沿う縦断側面図である。
【0014】 図中1はこの考案に係るハンガー部材で、このハンガー部材1は、同一形状の 表裏一対の紙片1A,1Bからなっている。
【0015】 この表裏一対の紙片1A,1Bは、フック掛け頭部2A,2Bと肩部3A,3 B及び胴部4A,4Bが連続して一体に裁断形成されているとともに、その裏側 紙片1Bの厚さt2を表側紙片1Aの厚さよりも厚く(t1<t2)してなる構 成を有し、この表裏一対の紙片1A,1Bの肩部3A,3Bを含むフック掛け頭 部2A,2Bの接着範囲Lを互いに重ね合わせ接着することにより、互いに非接 着状態にある表裏両胴部4A,4B間にて陳列商品Gを挾持可能にしてなる構成 を有する。
【0016】 一方、前記表側紙片1Aには、その肩部3Aと胴部4Aとの境界部に相当する 位置に上方に水平状態にて折り曲げ可能な第1の折目線5が設けられ、かつこの 第1の折目線5の下部位置に前記陳列商品Gの厚さTを許容する所定の背巾間隔 Wを存して下方に垂直状態にて折り曲げ可能な第2の折目線6が設けられている とともに、表裏両紙片1A,1Bの各々の中心軸線O−O上に、表裏両胴部4A ,4B間に挾持される陳列商品Gを吊支する止めピンPが挿入可能な貫通孔7A ,7Bを前記背巾間隔Wを存してそれぞれ設けられている。
【0017】 すなわち、これら貫通孔7A,7Bは、表側紙片1Aの背巾間隔Wに応じた折 り曲げ状態にて互いに対応位置させてなるもので、これによって、陳列商品Gを 吊支する際における止めピンPの位置決め挿入が容易に行なえるようにしてなる ものである。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、この考案は、ハンガー部材が、フック掛け頭 部と肩部及び胴部が連続して一体に裁断形成された同一形状の表裏一対の紙片か らなり、この表裏一対の紙片の肩部を含むフック掛け頭部の範囲を互いに重ね合 わせ接着して、互いに非接着状態にある表裏両胴部間にて陳列商品を挾持可能に してなることから、無公害で、ゴミになることなくリサイクルを行なうことがで き、しかも、大量生産を容易に行なうことができるために、安価に生産すること ができるとともに、一枚の合紙からなるために、箱詰めによる持ち運び数量も多 く、在庫保管のスペースの確保も容易である。
【0019】 また、表側紙片には、その肩部と胴部との境界部に相当する位置に上方に水平 状態にて折り曲げ可能な第1の折目線が設けられ、かつこの第1の折目線の下部 位置に陳列商品の厚さを許容する所定の背巾間隔を存して下方に垂直状態にて折 り曲げ可能な第2の折目線が設けられているために、多種類の陳列商品の厚さに も容易に対応させることができる。
【0020】 さらに、表裏両紙片の各々の中心軸線上には、表裏両胴部間に挾持される陳列 商品を吊支する止めピンが挿入可能な貫通孔を背巾間隔を存してそれぞれ設けら れているとともに、これら貫通孔が、表側紙片の背巾間隔に応じた折り曲げ状態 にて互いに対応位置させてなるために、陳列商品を吊支する際における止めピン の位置決め挿入を容易に行なうことができる。
【0021】 さらにまた、裏側紙片の厚さを表側紙片の厚さよりも厚くしてなるために、フ ック掛け頭部を補強することができるとともに、陳列商品を安定した状態にて吊 支することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る簡易ハンガー部材の一実施例を
示す外観図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく中心軸線に沿う縦断側面。
【符号の説明】
1・・・ハンガー部材、 1A・・・表側紙片、 1B・・・裏側紙片、 2A,2B・・・フック掛け頭部、 3A,3B・・・肩部、 4A,4B・・・胴部、 5・・・第1の折目線、 6・・・第2の折目線、 7A,7B・・・貫通孔、 t1 ・・・表側紙片の厚さ、 t2 ・・・裏側紙片の厚さ、 L・・・接着範囲、 W・・・背巾間隔、 O−O・・・紙片の中心軸線、 G・・・陳列商品、 T・・・陳列商品の厚さ、 P・・・止めピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フック掛け頭部(2A),(2B) と肩部(3A),(3
    B) 及び胴部(4A),(4B) が連続して一体に裁断形成さ
    れ、かつその裏側紙片(1B)の厚さ( t2)を表側紙片(1A)
    の厚さ(1)よりも厚くした同一形状の表裏一対の紙片(1
    A),(1B) を備え、 この表裏一対の紙片(1A),(1B) の前記肩部(3A),(3B) を
    含むフック掛け頭部(2A),(2B) の範囲(L) を互いに重ね
    合わせ接着して、前記互いに非接着状態にある表裏両胴
    部(4A),(4B) 間にて陳列商品(G) を挾持可能にしてなる
    一方、 前記表側紙片(1A)には、その肩部(3A)と胴部(4A)との境
    界部に相当する位置に上方に水平状態にて折り曲げ可能
    な第1の折目線(5) が設けられ、かつこの第1の折目線
    (5) の下部位置に前記陳列商品(G) の厚さ(T) を許容す
    る所定の背巾間隔(W) を存して下方に垂直状態にて折り
    曲げ可能な第2の折目線(6) が設けられているととも
    に、 前記表裏両紙片(1A),(1B) の各々の中心軸線(O-O) 上
    に、前記表裏両胴部(4A),(4B) 間に挾持される陳列商品
    (G) を吊支する止めピン(P) が挿入可能な貫通孔(7A),
    (7B) を前記背巾間隔(W) を存してそれぞれ設け、 これら貫通孔(7A),(7B) は、前記表側紙片(1A)の背巾間
    隔(W) に応じた折り曲げ状態にて互いに対応位置させた
    ことを特徴とする簡易ハンガー部材。
JP1993071102U 1993-12-06 1993-12-06 簡易ハンガー部材 Expired - Lifetime JP2530393Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001070109A (ja) * 1999-09-08 2001-03-21 Total Print Yutaka Kogyo Kk 商品陳列用吊り下げ具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56108768U (ja) * 1980-01-24 1981-08-24
JPH0239401U (ja) * 1988-09-06 1990-03-16
JPH04104958U (ja) * 1991-02-22 1992-09-09 陽之助 三木 物品吊下げ用係止具

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