JPH07330767A - シクロヘキサン誘導体、その製造法および疾患の治療におけるその使用 - Google Patents
シクロヘキサン誘導体、その製造法および疾患の治療におけるその使用Info
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- JPH07330767A JPH07330767A JP7110353A JP11035395A JPH07330767A JP H07330767 A JPH07330767 A JP H07330767A JP 7110353 A JP7110353 A JP 7110353A JP 11035395 A JP11035395 A JP 11035395A JP H07330767 A JPH07330767 A JP H07330767A
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Abstract
り、ここでアルキル部分は直鎖状、分枝状または環状で
あり、R11は場合によっては4−位がフッ素、塩素また
はメチルにより置換されるフェニルであり、そしてR4
およびR5は同一または異ってHまたはOHである)の
シクロヘキサン誘導体およびその生理学的に許容される
塩及びその製造法。 【効果】 上記の化合物はII型糖尿病の治療に有用な薬
理的特性を有し、医薬として有用である。
Description
肝臓のグルコース−6−ホスファターゼ系を阻害し、そ
のため薬剤として使用することができる式A
る:R1はCN、COOH、保護基により保護されたC
OOH、C1〜C4−アルカノイル、SO3−C1〜C4−
アルキル、SO3H、SO2NR8R9、PO(OH)2、P
O(OH)(O−C1〜C4−アルキル)、PO(O−C1〜
C4−アルキル)2である;R2はC1〜C10−アルキル(R
11)n、O−C1〜C10−アルキル(R11)n、C2〜C10−
アルケニル(R11)n、O−C3〜C10−アルケニル(R11)
n、C2〜C10−アルキニル(R11)n、O−C3〜C10−ア
ルキニル(R11)n、S−C1〜C10−アルキル(R11)n、
S−C3〜C10−アルケニル(R11)n、S−C3〜C10−
アルキニル(R11)n、NH−C1〜C10−アルキル(R11)
n、NH−C3〜C10−アルケニル(R 11)nまたはNH−
C3〜C10−アルキニル(R11)nであり、ここでR11は場
合によってR12で置換されうる;R3、R11およびR13
は同一または異なって1〜10個の炭素原子を有するア
ルキル、3〜8個の環炭素原子を有するシクロアルキ
ル、フェニル、ナフチル、フェナントリル、ピリジル、
チエニル、フリル、ピリミジル、インドリル、イミダゾ
リル、クマリニル、フタルイミニル、キノリル、ピペラ
ジニル、テトラゾリル、トリアゾリル、オキサゾリルあ
るいはこれらのチエノ、ピリジノ、ピリミジノまたはベ
ンゾ縮合誘導体であり、ここで芳香族またはヘテロ芳香
族は同一または異なってF、Cl、Br、I、OH、C
F3、−NO2、CN、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4
−アルキル、NR8R9、フェニル、ベンジル、チエニ
ル、フリル、イミダゾリル、ピリジル、O−フェニルま
たはO−ベンジル置換基により1回以上置換されうる;
R4、R5およびR6は同一または異なってH、OH、慣
用のアルコール保護基により保護されたOH基、F、C
l、Brであり、またはR2で与えられた意味を有す
る;R7はC1〜C4−アルキル、フェニルまたはベンジ
ルである;R8およびR9は同一または異なってH、C1
〜C4−アルキル、C1〜C4−アルカノイル、場合によ
ってはF、Cl、Br、I、OH、O−C1〜C4−アル
キル、CF3、−NO2またはCNにより置換されるフェ
ニルであり、あるいはR8およびR9は窒素原子と一緒に
なって1個のCH2基が場合によってはO、SまたはN
R10により置換されうる4〜10員の飽和複素環式環を
形成する;R10はH、C1〜C4−アルキル、フェニルま
たはベンジルである;R12はフェニル、ナフチル、フェ
ナントリル、ピリジル、チエニル、フリル、ピリミジ
ル、インドリル、イミダゾリル、クマリニル、フタルイ
ミニル、キノリル、ピペラジニル、テトラゾリル、トリ
アゾリル、オキサゾリル、あるいはこれらのチエノまた
はベンゾ縮合誘導体であり、ここで芳香族またはヘテロ
芳香族は同一または異なってF、Cl、Br、I、O
H、CF3、−NO2、CN、C1〜C4−アルコキシ、C
1〜C4−アルキル、C2〜C4−アルケニル、NR8R9、
フェニル、ベンジル、チエニル、フリル、イミダゾリ
ル、ピリジル、O−フェニルまたはO−ベンジル置換基
により1回以上置換されうる;Xは(CH2)m、−CH=
CH−、−C≡C−、−CH2−O−CH2−、−CH 2
−S−CH2−または−CH2−NR8−CH2−である;
Yは(CH2)m、O、S、NR8である;Zは(CH2)m、
S、O、S−C1〜C10−アルキル、O−C1〜C10−ア
ルキル、CH=CH、CH=CF、CH=CCl、CH
=CBr、CH2−CO、C2−CHF、CH2−CHC
l、CH2−CHBr、CH2−CHI、C3〜C10−シ
クロアルキレン、C3〜C10−シクロアルケニレン(こ
こで1〜3個の環炭素原子は硫黄、酸素または窒素原子
により置換されうる)、COOR7、C≡C、CH=C
(C1〜C4−アルキル)、CH=C(CN)、CH=C(N
R8R9)、CH=C(C1〜C4−アルカノイル)、CH
=C(R13)、NR8であり、そしてYが酸素である場
合、−C(=O)−Z−R3は一緒になって、Ala、A
rg、Asn、Asp、Cys、Gln、Glu、Gl
y、His、Ile、Leu、Lys、Phe、Pr
o、Ser、Thr、Trp、Tyrおよび慣用の保護
基により保護されたこれらの誘導体からなる群より選択
されるアミノ酸基でありうる;nは0、1または2であ
る;mは0、1、2、3または4である。
有し、EP−A−0 587 088に記載されていない
式Aの化合物が哺乳動物の肝臓のグルコース−6−ホス
ファターゼ系において非常に強力な阻害作用を有するこ
とが見い出された。
り、ここでアルキル部分は直鎖状、分枝状または環状で
あり、R11は場合によっては4−位がフッ素、塩素また
はメチルにより置換されるフェニルであり、そしてR4
およびR5は同一または異なってHまたはOHである)
のシクロヘキサン誘導体およびその生理学的に許容され
る塩に関する。本発明の式Iの化合物は幾つかの立体中
心を有する。本発明はすべての可能なエナンチオマーお
よびジアステレオマーに関する。これらはすべて式Iで
表わされる。
る本発明の化合物の作用を肝臓のミクロソームの酵素ア
ッセイで調査した。グルコース−6−ホスファターゼを
含有するミクロソーム画分の調製に雄のウィスターラッ
トの新鮮な肝臓器官を使用し、文献に記載のようにして
処理した〔Canfield, W.K. およびArion, W.J. の J. B
iol. Chem. 263, 7458〜7460 (1988年)〕。このミクロ
ソーム画分は活性の著しい損失を伴うことなく−70℃
で少なくとも2カ月間保存することができる。グルコー
ス−6−ホスファターゼ活性の検出は文献(Methods En
zymol. 174,Academic Press 1989, 第58〜67頁において
Arion, W.J.による)に記載のようにして、グルコース
−6−ホスフェートから放出されるホスフェートの定量
により行った。0.1mlの試験混合物はグルコース−6
−ホスフェート(1ミリモル/リットル)、試験物質、
0.1mgのミクロソーム画分および100ミリモル/リ
ットルのHEPES緩衝剤(4−(2−ヒドロキシエチ
ル)ピペラジン−1−エタンスルホン酸、pH7.0)を
含んだ。反応を酵素の添加により開始した。室温で20
分間経過した後、反応を0.2mlのホスフェート試薬の
添加により停止した。試料を37℃で30分間インキュ
ベートし、次に青色の吸収量(A)を570nmで測定し
た。試験物質の阻害活性は試験物質を含まない対照反応
と比較して次式により得た。
する試験物質の濃度の関数として測定され、これから酵
素活性の50%阻害濃度(IC50)を算出した。下記の
化合物のIC50値を測定した。
0 587 088で特許請求された化合物から選択され
た化合物である。本発明の式Iの化合物はEP−A−0
587 088に記載の方法と同様にして製造され、R
2=O−C3〜C5−シクロアルキル(R11)の場合、反応
はドイツ特許出願P 44 13 402.9で提案された
出発物質の製造法と同様にして有利に行われる。
をアルゴン雰囲気下、室温で少しずつ5リットルの無水
メタノールおよび1.5リットルの無水テトラヒドロフ
ランの溶液に加えた。次に、化合物1(EP−A−0
058 088参照)を同様に室温で固体として加え
た。3〜4時間後、透明な溶液を得た。6.0gの氷酢
酸(pH〜5)、次に2リットルの水を少しずつ加えて後
処理した。未反応のラクトンの綿状沈殿物が生成した。
それは問題なく濾去することができた(出発物質の回
収)。
で濃縮した。混合物を氷で冷却し、沈殿物を吸引濾過
し、そして氷冷メタノール/水(1:1)で洗浄した。
沈殿物を1ミリバールおよび40℃で乾燥した後、37
0g(86%)の化合物1bを無色の固体として得た。
融点102〜104℃
モル)を1.3リットルの無水ジクロロメタンに溶解し
た。次に10.74g(0.0879モル)の4−ジメチ
ルアミノピリジンおよび364.8ml(2.637モル)
の無水トリエチルアミンを加えた。溶液を0〜10℃ま
で冷却し、次に350mlの無水ジクロロメタンに溶解さ
れた164.7ml(1.418モル)の塩化ベンゾイルを
滴加した。室温で4時間後、存在する出発物質は極微量
であった。 TLC:酢酸エチル/シクロヘキサン(1:2)
gのNH4Cl/1リットルの氷に加えた。次に、それ
をジクロロメタンで2回抽出し、合一した有機相を飽和
重炭酸塩溶液で1回洗浄し、そしてNa2SO4を使用し
て乾燥した。濃縮後、残留物をイソプロパノールから結
晶化した。437.0g(91.9%)の生成物1cを得
た。融点104〜107℃
チル亜鉛(*)をアルゴン雰囲気下、0℃でボンベからス
チールカニューレを通して圧力により2リットルの無水
ジクロロエタン(**)に移した。
ヨードメタンを0〜10℃で滴加し、得られる懸濁液を
30分間撹拌し、そして500mlの無水ジクロロエタン
に溶解された169.89g(0.314モル)の工程b
からのオレフィン1cを滴加した。0〜10℃で1時間
後、反応混合物を室温まで加温し、そして室温でさらに
3時間撹拌した。反応混合物を窒素雰囲気下、300g
のNH4Cl/1.5リットルの氷水の溶液にゆっくりと
注ぎ込み、ジクロロメタンで抽出した。合一した有機相
を飽和NaCl溶液で振盪することにより抽出し、そし
てNa2SO4を使用して乾燥した。
留物をイソプロパノールで希釈した。混合物を濃厚な沈
殿物が生成するまでさらに濃縮した。この沈殿物を吸引
濾過し、イソプロパノールから2回再結晶して98%以
上のDEを有する化合物1dを109.8g(63%)
得た。融点143〜144℃ (*):純粋なジエチル亜鉛の代わりに、1モルのトルエ
ン溶液(Aldrich)を使用することもできる。 (**):ジクロロエタンの代わりに、他の不活性溶媒
(ジクロロメタン、トルエン、THF)もまた使用し
た。
の化合物1dを1200mlのジオキサンに溶解し、89
0mlの2N水酸化ナトリウム溶液を加えた。懸濁液を8
0℃で2時間加温した。反応溶液を約10℃まで冷却
し、228ml(2モル)の半濃縮氷酢酸をゆっくりと滴
加した(pH5〜6)。次に、溶液を最初の濁りが生じる
まで回転蒸発器で濃縮した。この濃縮物を激しく撹拌し
ながら約1500mlの水に注ぎ込み、10分間撹拌した
後、それから結晶性沈殿が生成した。この沈殿物を吸引
濾過し22℃および0.5バールで真空乾燥した。82.
2gの化合物1eを得た。
載の方法と同様にして、次の反応スキームに従って行っ
た。
の1Aを400mlのジクロロメタンに溶解した。31.
4mlの臭素を0〜15℃で滴加した。混合物を15℃で
2時間撹拌し、真空下で濃縮した。261gの1Bを無
色の固体として得た。
3−ジブロモ−3−フェニルプロパノエート1B、10
0mlのトリエチルアミンおよび500mlのトルエンの混
合物を加熱して1時間沸騰させ、次に室温まで冷却し濾
過した。濾液を真空下で蒸発させ、得られたα−ブロモ
桂皮酸1Cを精製することなく再使用した。150mlの
無水DMFに溶解された0.2モルのイミダゾピリジン
を撹拌しながら、100mlの無水DMF中における4.
7gのNaH(鉱油中、80%濃度)の懸濁液に滴加し
た。この間、混合物の温度は氷で冷却することにより3
5℃以下に維持した。添加終了後、混合物を室温で1時
間撹拌した。先に製造したα−ブロモ桂皮酸を200ml
の無水DMFに溶解し、アゾールナトリウム塩溶液を氷
で冷却して撹拌しながら滴加した。室温で2時間撹拌し
た後、10.8mlの氷酢酸を加え、混合物を1.5リット
ルの氷水中に撹拌しながら注入し、酢酸エチルで数回抽
出し、そして有機相を水洗した。有機相を乾燥し真空下
で蒸発させ、そして残留物を酢酸エチルから結晶化し
た。37.0gの1Dを淡黄色の結晶として得た。
7モル)の1Dを200mlのメタノールに溶解した。1
00mlの2.5N NaOHを加えた。この溶液を22℃
で12時間撹拌した。次に200mlの2N酢酸を滴加し
た。生成した沈殿物を吸引濾過し、酢酸エチルで洗浄し
た。22.0gの1Eを無色の固体として得た。
リモル)の1Eを170mlのジメチルホルムアミドに溶
解し、6.5g(38.2ミリモル)のカルボニル−ジト
リアゾールを22℃で加えた。懸濁液を50〜60℃で
1時間加熱してジメチルホルムアミド中における1Fの
明黄色の溶液を得、それを後処理することなく次の反応
に使用した。
ジメチルホルムアミドに溶解し、2.08gの水素化ナ
トリウム(80%濃度)を0〜5℃で加えた。ナトリウ
ム塩の懸濁液が生成し、それに1.5当量の溶液1Fを
0〜5℃で滴加した。1時間後、反応溶液を2N酢酸に
加えた。混合物を酢酸エチルで抽出し、合一した有機相
を硫酸ナトリウムを使用して乾燥した。真空下で濃縮し
た後、残留物をシリカゲル上のクロマトグラフィー(溶
離剤;酢酸エチル/n−ヘプタン/メタノール/氷酢酸
=8:10:1:1)により精製した。5.6g(8.1
9モル)の1fを無色の粘稠な油として得た。
キサンに溶解し、75mlの2N HClを加えた。この
溶液を50〜60℃で2.5時間加温し、その後20℃
まで冷却した。次に135mlの1N水酸化ナトリウム溶
液を滴加した(pH3)。ジオキサンを真空下で留去して
水性懸濁液を得た。沈殿物を吸引濾過した。13.8g
の化合物1を無色の固体として得た。融点158〜16
0℃ 次の化合物を同様にして製造した。
Claims (6)
- 【請求項1】 式I 【化1】 (式中、R2はO−C3〜C5−アルキル−(R11)であ
り、ここでアルキル部分は直鎖状、分枝状または環状で
あり、 R11は場合によっては4−位がフッ素、塩素またはメチ
ルにより置換されるフェニルであり、そしてR4および
R5は同一または異なってHまたはOHである)のシク
ロヘキサン誘導体およびその生理学的に許容される塩。 - 【請求項2】 グルコース−6−ホスファターゼ系の活
性の増加を伴う疾患の治療に使用される請求項1記載の
化合物。 - 【請求項3】 肝臓のグルコース産生の増加を伴う疾患
の治療に使用される請求項1記載の化合物。 - 【請求項4】 II型糖尿病(インシュリン非依存型また
は成人型糖尿病)の治療に使用される請求項1記載の化
合物。 - 【請求項5】 肝臓から排出されるグルコースの増加ま
たはグルコース−6−ホスファターゼ系の活性の増加を
特徴とするII型糖尿病および他の疾患の治療のための薬
剤の製造に使用される請求項1記載の化合物。 - 【請求項6】 請求項1記載の化合物を含有する薬剤。
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