JP3535534B2 - ピリジンの新規な二環式誘導体、それらの製造法、得られる新規な中間体、それらの薬剤としての使用及びそれらを含有する製薬組成物 - Google Patents

ピリジンの新規な二環式誘導体、それらの製造法、得られる新規な中間体、それらの薬剤としての使用及びそれらを含有する製薬組成物

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    • C07F3/00Compounds containing elements of Groups 2 or 12 of the Periodic System
    • C07F3/06Zinc compounds

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ピリジンの新規な二
環式誘導体、それらの製造法、得られる新規な中間体、
それらの薬剤としての使用及びそれらを含有する製薬組
成物に関する。
【0002】
【発明の概要】しかして、本発明の主題は、次式(I
b):
【化14】 [ここで、A又はBの一方は窒素原子を表わし、他方は
炭素原子を表わし、そしてこのように形成される複素環
がイミダゾピリジン、ピラゾロピリジン、ピラゾロテト
ラヒドロピリジン又はイミダゾテトラヒドロピリジンの
一つを表わすものとし、Rbはn−ブチル又はメチル基
を表わし、Rb、Rb、Rb及びRのうちの
三つが水素原子を表わし且つ残りが水素原子、遊離の
ルボキシ基又は多くとも4個の炭素原子を含有する直鎖
状若しくは分岐鎖状のアルキル基によりエステル化され
たカルボキシ基を表わ、Rbはメチレン基又は−C
(=O)−基を表わし、Ybは、次の置換基:シアノ、
遊離の若しくはアルキルによりエステル化されたカルボ
キシ、テトラゾリル又は[ピラゾロ[1,5−a]ピリ
ジン]アルキル基ここに、[ピラゾロ[1,5−a]
ピリジン]基は多くとも4個の炭素原子を含有する直鎖
状又は分岐鎖状のアルキル基の1個又は2個により置換
されていてもよい。により置換されたフェニル又はビ
フェニル基を表わす]の化合物[この式(Ib)の化合
物はその全ての可能なラセミ体、エナンチオマー及びジ
アステレオマー異性体の形態にある]並びに式(Ib)
の化合物の無機及び有機酸又は無機及び有機塩基との付
加塩にある。
【0003】
【発明の具体的な説明】式(Ib)の化合物及び以下に
おいて、・用語「直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基」と
は、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及
びt−ブチル基を意味する。・用語「ハロゲン原子」と
は、好ましくは、塩素原子を意味するが、弗素、臭素又
は沃素原子も表わす。
【0004】式(Ib)の化合物のカルボキシ基は、当
業者に知られた各種の基により塩形成又はエステル化す
ることができる。それらのうちでも例えば下記の化合物
が挙げられる。・塩形成用化合物のうちでは、例えば当
量のナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マ
グネシウム若しくはアンモニウムのような無機塩基、ま
た例えばメチルアミン、プロピルアミン、トリメチルア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、N,N−ジ
メチルエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)
アミノメタン、エタノールアミン、ピリジン、ピコリ
ン、ジシクロヘキシルアミン、モルホリン、ベンジルア
ミン、プロカイン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、
N−メチルグルカミンのような有機塩基。・エステル化
用化合物のうちでは、例えば、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル又はベンジ
ルオキシカルボニルのようなアルコキシカルボニル基を
形成するアルキル基。これらのアルキル基は、例えばハ
ロゲン原子、ヒドロキシル、アルコキシ、アシル、アシ
ルオキシ、アルキルチオ、アミノ又はアリール基のうち
から選択される基によって置換されていてもよい。例え
ば、クロルメチル、ヒドロキシプロピル、メトキシメチ
ル、プロピオニルオキシメチル、メチルチオメチル、ジ
メチルアミノエチル、ベンジル又はフェネチル基。
【0005】式(I)の化合物の無機又は有機酸との付
加塩は、例えば、下記の酸により形成された塩類であっ
てよい。塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硝酸、硫酸、
燐酸、プロピオン酸、酢酸、蟻酸、安息香酸、マレイン
酸、フマル酸、琥珀酸、酒石酸、くえん酸、蓚酸、グリ
オキシル酸、アスパラギン酸、アスコルビン酸、アルカ
ンモノスルホン酸(例えばメタンスルホン酸、エタンス
ルホン酸、プロパンスルホン酸)、アルカンジスルホン
酸(例えばメタンジスルホン酸、α,β−エタンジスル
ホン酸)、アリールモノスルホン酸(例えばベンゼンス
ルホン酸)及びアリールジスルホン酸。
【0006】本発明の主題である式(Ib)の化合物の
うちでも、特に下記の化合物が挙げられる。 ・2−ブチル−3−[(2' −1H−テトラゾール−5
−イル)(1,1' −ビフェニル)−4−イル)メチ
ル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボン
酸、 ・4' −[(2−ブチルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
ン−3−イル)メチル](1,1' −ビフェニル)−2
−カルボン酸、 ・4' −[(2−ブチルイミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン−3−イル)メチル](1,1' −ビフェニル)−2
−カルボン酸、 ・4−[(2−ブチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
−3−イル)メチル]安息香酸、並びに ・これらの化合物の無機及び有機酸又は無機及び有機塩
基との付加塩。
【0007】また、本発明の主題は、式(Ib) の化
合物を製造するにあたり、次式(II)
【化12】 (ここで、A、B、R1b、R2b、R3b及びR4bはそ
れぞれ上で記載した意味を有する)の化合物を次式(II
I)
【化13】 (ここで、Rb及びYbは上で記載した意味を有する)
の化合物と反応させて次式(IV)
【化14】 (ここで、A、B、Rb、R1b、R2b、R3b、R4
及びYbは前記の意味を有する)の化合物を得、要すれ
ばこの化合物に還元反応を行って次式(V)
【化15】 (ここで、A、B、Rb、R1b、R2b、R3b、R4
及びYbは前記の意味を有する)の化合物を得、所望に
より及び必要ならば、式(IV)及び式(V)の化合物に
下記の反応: ・無機若しくは有機酸又は無機若しくは有機塩基により
相当する塩を得るための塩形成反応、 ・A及びB基を有するピリジニル環の水素化反応、 ・ハロゲン原子のシアノ基による置換反応、 ・ハロゲン原子の置換されていてよいアルキル又はアリ
ール基による置換反応、 ・シアノ官能基の酸官能基への転化反応、 ・シアノ官能基のテトラゾリル官能基への転化反応、 ・酸官能基のエステル化又は塩形成反応、 ・エステル官能基の酸官能基へのけん化反応、 ・ラセミ体の分割された化合物への分割反応の一つ以上
を任意の順序で付することを特徴とする式(Ib) の
化合物の製造法(ここで得られる式(Ib) の化合物
はその全ての可能なラセミ体、エナンチオマー及びジア
ステレオマーの形態にある)にある。
【0008】また、本発明の主題は、前記の式(Ib)
の化合物を製造するにあたり、次式(II)
【化16】 (ここで、A、B、R1b、R2b、R3b及びR4bは上
で記載した意味を有する)の化合物を次式(VI)
【化17】 (ここで、Rbは上で記載した意味を有し、Halはハ
ロゲン原子を表わす)の化合物と反応させて次式(VII)
【化18】 (ここで、A、B、Rb、R1b、R2b、R3b及びR4
bは前記の意味を有する)の化合物を得、この化合物に
ハロゲン化反応を行って次式(VIII)
【化19】 (ここで、A、B、Rb、R1b、R2b、R3b及びR4
bは前記の意味を有し、Halはハロゲン原子を表わ
す)の化合物を得、この化合物を次式(IX) Br−Zn−R5b−Yb (IX) (ここで、Yb及びR5bは上で記載の意味を有する)
の化合物と反応させて次式(X)
【化20】 (ここで、A、B、Rb、R1b、R2b、R3b、R
4b、R5b及びYbは前記の意味を有する)の化合物を
得、所望により及び必要ならば、式(X)の化合物に下
記の反応: ・無機若しくは有機酸又は無機若しくは有機塩基により
相当する塩を得るための塩形成反応、 ・ピリジニル環の水素化反応、 ・ハロゲン原子のシアノ基による置換反応、 ・ハロゲン原子の置換されていてよいアルキル又はアリ
ール基による置換反応、 ・シアノ官能基の酸官能基への転化反応、 ・シアノ官能基のテトラゾリル官能基への転化反応、 ・酸官能基のエステル化又は塩形成反応、 ・エステル官能基の酸官能基へのけん化反応、 ・ラセミ体の分割された化合物への分割反応の一つ以上
を任意の順序で付することを特徴とする式(Ib)の化
合物の製造法(ここで得られる式(Ib)の化合物はそ
の全ての可能なラセミ体、エナンチオマー及びジアステ
レオマーの形態にある)にある。
【0009】本発明を実施するのに好ましい条件下で
は、式(IV)の化合物は、式(II)の化合物の遊離のア
ミン官能基に式(III) の化合物を付加させ、次いで環化
反応を行うことによって得ることができる。この方法
は、式(Ib)の化合物の全ての形成に適用されるが、
好ましくは、Aが窒素原子を表わしBが炭素原子を表わ
す式(Ib)の化合物の製造に適用される。式(IV)の
化合物を得るための反応は、下記のように説明できる。
【化21】
【0010】式(II)の化合物に対する式(III) の化合
物の反応は、溶媒中で、例えばアセトニトリル、ジメチ
ルホルムアミド又はテトラヒドロフラン、ジメトキシエ
タン若しくはジメチルスルホキシド中で、溶媒の還流下
に又は周囲温度で、好ましくは撹拌下に行うことができ
る。反応は、塩基、例えば、水素化ナトリウム若しくは
カリウム、炭酸ナトリウム若しくはカリウム、ナトリウ
ム若しくはカリウムメチラート、ナトリウム若しくはカ
リウムエチラート又はナトリウム若しくはカリウムt−
ブチラートの存在下に行われる。式(IV)の化合物のオ
キソ官能基は、当業者に知られた通常の条件下で、例え
ば、水素及びパラジウムの存在下に、例えば酢酸、過塩
素酸のような溶媒中で、或いは水素化アルミニウムリチ
ウムの存在下にエチルエーテルのような溶媒中で、好ま
しくは塩化アンモニウムのようなルイス酸の存在下に、
式(V)の化合物を与えるようにメチレン基に還元する
ことができる。
【0011】分離は、ウォルフ−キシュナー反応に従っ
て、140〜210℃でエチレングリコール中で苛性カ
リの存在下にヒドラジン水和物により行われる。
【0012】式(VI)の化合物において、ハロゲン原子
は、例えば塩素又は弗素原子、好ましくは臭素原子を表
わすことができる。式(II)の化合物に式(VI)の化合
物を作用させて式(VII) の化合物を得ることは、アセト
ンのような溶媒中で還流下に行うことができる。この反
応は、式(II)の化合物が、Aが炭素原子を表わし且つ
Bが窒素原子を表わすようなものであるときに特に適用
される。
【0013】得られた式(VII) の化合物をハロゲン化反
応に付して式(VIII)の化合物を得ることができる。この
反応においては、ハロゲン原子は塩素又は臭素原子であ
ってよい。臭素化反応は、例えば、クロロホルムのよう
な溶媒中でN−ブロムスクシンイミドの存在下に行うこ
とができる。式(VIII)の化合物に対する式(IX)の化合
物の付加反応は、当業者に知られた通常の条件下に、例
えばテトラヒドロフランのような溶媒中でハロゲン原子
に有機金属化合物(これはマグネシウム化合物又は亜鉛
化合物であってよい)を反応させることにより行うこと
ができる。式(IV)、(V)及び(X)の化合物は、R
b、R1b、R2b、R3b、R4b及びYbの意味に応じ
て、式(Ib)の化合物を構成し又は構成しない。
【0014】前記の反応化合物のいくつかが有し得る各
種の反応性官能基は、必要ならば、保護することができ
る。例えば、これらは遊離のカルボキシ基であり、適当
な保護基により保護することができる。 ・酸官能基は、例えば、容易に解裂できるエステル、例
えばメチル、エチル、ベンジル若しくはt−ブチルエス
テル又はペプチドの化学において知られたエステルによ
り形成されたエステルの形で保護することができる。
【0015】所望により又は必要により式(IV)、
(V)又は(X)の化合物に付すことができる反応は、
例えば下記のように行うことができる。
【0016】前記の化合物は、所望により、当業者に知
られた通常の方法によって、例えば無機又は有機酸によ
る塩形成反応に付すことができる。また、前記の化合物
は、所望ならば、存在し得るカルボキシ官能基に対して
無機若しくは有機塩基による塩形成反応又はエステル化
反応を付すことができる。これらのエステル化及び塩形
成反応は、当業者に知られた通常の方法によって行うこ
とができる。前記の化合物の要すれば行うエステル官能
基の酸官能基への転化は当業者に知られた通常の条件に
よって、特に、例えばメタノールのようなアルコール媒
体中で苛性ソーダ又はカリを或いは塩酸又は硫酸を使用
する酸或いはアルカリ加水分解により行うことができ
る。
【0017】前記の化合物の存在し得るシアノ官能基
は、所望ならば、当業者に知られた通常の条件下で、例
えば、硫酸、氷酢酸及び水混合物(これらの三つの物質
は好ましくは等量である)のような酸性媒体中で又は苛
性ソーダ、エタノール及び水混合物中で還流下に行われ
る二重加水分解より、酸官能基に転化することができ
る。シアノ基のによるハロゲン原子の置換反応は、当業
者に知られた通常の条件で、例えば、ジメチルホルムア
ミド中で還流下にシアン化第一銅と反応させることによ
り行なうことができる。ピリジニル基の水素化反応は、
当業者に知られた通常の方法で、特に、酢酸−過塩素酸
混合物中でパラジウムの存在下に又は酢酸中で酸化白金
の存在下に接触水素化によって行なうことができる。
【0018】置換されていてもよいアリール基によるハ
ロゲン原子の置換反応は、当業者に知られた通常の条件
で、特に、例えば後記の実験の部に示すように、臭素原
子に金属化合物、例えばマグネシウム化合物、亜鉛化合
物又は有機錫化合物を反応させることによって行なうこ
とができる。アルキレン基のオキソ基への酸化反応は、
当業者に知られた通常の条件で行なうことができる。オ
キソ官能基のアルキレン基への還元反応は、当業者に知
られた通常の方法で、特に、式(IV)の化合物から式
(V)の化合物を得るのに説明した方法により行なうこ
とができる。前記の化合物の存在し得るニトリル官能基
は、所望ならば、当業者に知られた通常の条件で、例え
ば、下記の参照文献に記載の方法に示すように、ニトリ
ル官能基に例えばアジ化トリアルキル錫のような金属ア
ジ化物を付加環化させることによりテトラゾリル基に転
化することができる。・J.Organometall
ic Chemistry 33,337(197
1),S.小島他式(I)の化合物の光学活性形態は、
当業者に知られた通常の方法で、ラセミ体を分割するこ
とにより製造することができる。ホルミル基のカルバモ
イル基への転化反応及びカルバモイル基のニトリル基へ
の転化反応は、当業者に知られた通常の条件で行なわれ
る。これらの反応並びにニトリル基のテトラゾリル基へ
の転化は、Y基によって表わし得るビフェニル置換基の
α位において行なわれる。
【0019】前記の式(Ib)の化合物並びにそれらの
酸又は塩基付加塩は有用な薬理学的性質を示す。これら
の化合物は、アンジオテンシンII受容体に対する拮抗性
を付与されており、特にアンジオテンシンIIの作用、殊
に血管収縮作用及び筋細胞のレベルでの栄養作用の阻害
剤である。また、本発明の化合物のいくつかは、エンド
セリン受容体に対し拮抗性を有しており、従って特にエ
ンドセリンの血管収縮作用の拮抗物質である。また、式
(Ib)の化合物は、認識機能を向上させるという性質
を持っている。これらの性質は、本発明の化合物を治療
上使用するのを正当化させるものであり、従って本発明
の主題は、上で記載の式(Ib)の化合物[この式(I
b)の化合物はその全ての可能なラセミ体、エナンチオ
マー及びジアステレオマー異性体の形態にある]並びに
式(I)の化合物の製薬上許容できる無機及び有機酸又
は無機及び有機塩基との付加塩からなる薬剤にある。
【0020】特に、本発明の主題は、実施例に記載の化
合物、特に下記の式(Ib)の化合物: ・2−ブチル−3−[(2' −1H−テトラゾール−5
−イル)(1,1' −ビフェニル)−4−イル)メチ
ル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボン
酸、 ・4' −[(2−ブチルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
ン−3−イル)メチル](1,1' −ビフェニル)−2
−カルボン酸、 ・4' −[(2−ブチルイミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン−3−イル)メチル](1,1' −ビフェニル)−2
−カルボン酸、 ・4−[(2−ブチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
−3−イル)メチル]安息香酸、或いは ・これらの化合物の製薬上許容できる無機及び有機酸又
は無機及び有機塩基との付加塩からなる薬剤にある。
【0021】本発明の主題である薬剤は、血管運動性の
変化を呈する心臓血管病、特に心筋梗塞、心不全、腎不
全、狭心症、脳血管痙縮、レイノウ病、動脈高血圧並び
に虚血後のその他の病気の全ての治療に使用することが
できる。また、本発明の主題であるこれらの薬剤は、ア
テローム性動脈硬化、喘息及び種々のタイプの内臓痙縮
の治療に並びにニューロン保護物質として又は血管形成
後の再狭窄の予防若しくは緑内障の予防に使用すること
ができる。また、本発明の化合物は、ある種の胃腸科及
び婦人科の障害の治療に、特に子宮のレベルでの弛緩作
用のために使用することができる。また、本発明の主題
である薬剤は、記憶及び認知機能の障害、老人性痴呆及
びアルツハイマー病の治療に使用することができる。し
かして、本発明の主題は、前記の薬剤の少なくとも1種
を活性成分として含有する製薬組成物まで及ぶ。
【0022】これらの製薬組成物は、経口的に、直腸経
路で、非経口的に又は皮膚及び粘膜への局所適用として
局部経路で投与することができる。これらの組成物は、
固体又は液体であってよく、人の医薬において一般に使
用されている全ての製薬形態で、例えば錠剤、糖衣錠
剤、カプセル、顆粒、座薬、注射用製剤、軟膏、クリー
ム、ゲル、エーロゾル製剤の形で製剤化できる。それら
は通常の方法により製造される。活性成分は、これらの
製薬組成物に通常使用されている補助剤、例えば、タル
ク、アラビアゴム、ラクトース、澱粉、ステアリン酸マ
グネシウム、ココアバター、水性又は非水性ビヒクル、
動物又は植物性の脂肪物質、グリコール、各種の湿潤、
分散又は乳化剤、保存剤などに配合することができる。
有効薬用量は、使用する化合物、治療患者及び問題の病
気に応じて変わるが、成人について、経口投与で1日当
たり1〜100mgであってよい。
【0023】式(II)、(III)、(VI)及び(IX)の出
発化合物は、市場で入手できるか又は当業者に知られた
通常の方法により製造することができる。市場で入手で
きる式(II)の化合物のうちでは、例えばm−アミノ安
息香酸メチルが挙げられ、これは、例えばアンカスター
社により市販されている。また、o−ニトロアニリンも
挙げられ、これはUCB社により市販されている。式
(VI)の化合物はハロケトン、特にブロムケトンを構成
する。文献に記載のこのような式(VI)の化合物の製造
例のうちでは、特に下記の参照文献が挙げられる。 ・J.Hel.Chem.20,p623−628(1
966) ・Liebigs Ann.Chem.697,p62
−68(1966) 式(III)の化合物は、特にアセチレン誘導体を構成でき
る。文献に記載のこのような式(III)の化合物の製造例
のうちでは、特に下記の参照文献が挙げられる。 ・J.Am.Chem.Soc.1937,59,p1
490 ・Synthesis 1977,p777
【0024】市場で入手できない前記のような式(IX)
の化合物のいくつかは、次式(IXa)
【化22】 (ここで、Alk及びHalは前記の通りである)の化
合物に次式(IXb)
【化23】 (ここで、Alk及びHalは前記の意味を有する)の
化合物を作用させ(この反応は例えば銅粉末の存在下に
約100℃〜300℃の温度で行なわれる)て次式(IX
c )
【化24】 (ここで、Alkは前記の意味を有する)の化合物を
得、そのエステル化されたカルボキシ基に所望により当
業者に知られた各種の反応を行なうことができ、特に当
業者に知られ又は前記した標準的な方法により、例えば
酸又はアルカリ加水分解によってアルキル基を脱離さ
せ、当業者に知られ方法、特に前記した若しくは実験の
部に記載する方法によりシアノ、テトラゾール、アリー
ルアルキル基に転化することができ、更に当業者に知ら
れた標準的な方法により、例えば四塩化炭素中でN−ブ
ロムスクシンイミドの作用によりアルキル基に臭素化反
応を行ない、また相当する有機金属化合物の製造反応を
行ない、特にブロム亜鉛化合物を作用させて式BrZn
5 Y (IX)に相当する化合物を得ることができる。
【0025】式(IX)の化合物の製造例は文献に記載さ
れており、例えば米国特許第4880804号又はCh
emistry and Industry 1987
年9月7日、ホワード−コルクホウン、p612−61
7に示されている。最後に、本発明の主題は、新規な工
業用化合物としての、特に式(I)の化合物の製造に必
要な中間体化合物としての式(IV)、(V)、(VII
I)、(IX)及び(X)の化合物にある。
【0026】
【実施例】下記の例は本発明を例示するものであって、
これを何ら制限するものではない。
【0027】例1:(4−ブロムフェニル)(2−ブチ
ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メタノ
工程A :1−(4−ブロムフェニル)−2−ヘプチン−
1−オン 下記の物質を周囲温度で約2時間30分撹拌する。 ・49ccの1−ヘキシン ・75ccのトリエチルアミン ・40mgの沃化第一銅 ・40mgの二塩化ビストリフェニルホスフィンパラジ
ウム ・9gの塩化p−ブロムベンゾイル。 反応混合物を水と酢酸エチルで溶解し、ろ過し、酢酸エ
チルで抽出する。乾燥し、ろ過した後、溶媒を減圧下に
約50℃の温度で除去する。シリカでクロマトグラフィ
ー(溶離剤:エッセンスG:90/酢酸エチル:10)
した後、7.63gの所期化合物を得た。分析 IR スペクトル(CDCl3 ) −C≡C−:2245,2230,2205cm-1 −C=O:1643cm-1 芳香族:1585,1570,1482cm-1工程B :(4−ブロムフェニル)(2−ブチルピラゾロ
[1,5−a]ピリジン−3−イル)メタノン 下記の物質: ・2.5gのメシチレンスルホン酸N−アミノピリジニ
ウム(Synthesis,1977,p1,Y.タム
ラ、J.南川、M.池田に従って製造) ・25ccのアセトニトリル ・3.5gの炭酸カリウムの混合物を周囲温度で15分
間撹拌し、次いで工程Aで得た2.27gの化合物を2
5ccのアセトニトリルに溶解してなる溶液を添加す
る。全体を周囲温度で24時間撹拌し、次いで3時間加
熱還流する。シリカでクロマトグラフィー(溶離剤:エ
ッセンスG:80/酢酸エチル:20)した後、生成物
をろ過し、乾燥し、エーテルでペースト化し、ろ過し、
減圧乾燥し、1.9gの所期化合物を得た。 Mp=84℃。分析 :C1817BrN2 O=357.26 微量分析 計算%:C60.52 H4.80 Br22.37 N7.84 O4.48 実測%:C60.7 H4.8 Br22.1 N7.8IR スペクトル(CHCl3 ) −C=O:1638cm-1 芳香族及び複素芳香族:1620,1589,156
7,1539,1509cm-1
【0028】例2:4−[(2−ブチルピラゾロ[1,
5−a]ピリジン−3−イル)カルボニル]ベンゾニト
リル 下記の物質を24時間加熱還流する。 ・1.5gの例1で得た化合物 ・100ccのジメチルホルムアミド ・3gのシアン化第一銅。 反応混合物を400ccの水と400ccの酢酸エチル
で溶解し、ろ過し、酢酸エチルで抽出する。乾燥し、ろ
過した後、溶媒を減圧下に約60℃の温度で除去する。
シリカでクロマトグラフィー(溶離剤:エッセンスG:
80/酢酸エチル:20)した後、1.03gの所期化
合物を得た。 Mp=116℃。分析 IR スペクトル(CDCl3 ) −C≡N:2230cm-1 −C=O:1635cm-1 芳香族及び複素芳香族:1560,1540,1508
cm-1
【0029】例3:4−[(2−ブチルピラゾロ[1,
5−a]ピリジン−3−イル)カルボニル]安息香酸 下記の物質を2時間加熱還流する。 ・845gの例2で得た化合物 ・等割合の硫酸、酢酸及び水の混合物15cc。 反応混合物を冷却し、水で溶解し、ろ過し、水洗し、8
0℃で減圧乾燥する。得られた生成物をアセトニトリル
に還流溶解し、熱ろ過し、次いで濃縮し、氷冷し、ろ過
し、80℃で減圧乾燥する。850mgの所期化合物を
得た。Mp=196℃。分析 :C191823 =322.37 計算%:C70.79 H5.63 N8.69 実測%:C71.0 H5.7 N8.4IR スペクトル(CDCl3 ) −C=O:1708,1628cm-1 芳香族:1610,1595,1570,1540,1
504cm-1
【0030】例4:4−[(2−ブチル−4,5,6,
7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3
−イル)メチル]安息香酸 437mgの例3で得た化合物を25ccの酢酸と5c
cの過塩素酸中で200mgの10%パラジウム担持活
性炭の存在下に周囲温度で約30分間水素化する。ろ過
し、ろ液を酢酸エチルで洗浄し、100ccの水を添加
し、次いでデカンテーションし、酢酸エチルで抽出し、
抽出物を乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下に50℃で除去
する。残留物を50ccの1N苛性ソーダ液と20cc
のエーテルに溶解し、撹拌し、次いでデカンテーション
し、20ccの1N苛性ソーダ液で2回抽出する。得ら
れた生成物を濃塩酸で酸性化し、20%のメタノールを
含むクロロホルムで抽出し、次いで抽出物を乾燥し、ろ
過し、溶媒を50℃で減圧下に除去する。生じた生成物
をエーテル中でペースト状にし、次いでろ過し、60℃
で減圧乾燥する。例3に記載のようにして、アセトニト
リルに溶解することにより精製された化合物を得た。2
60mgの所期化合物を得た。Mp=148−150
℃。分析 :C192422 =312.427 微量分析 計算%:C73.05 H7.74 N8.97 実測%:C73.3 H7.8 N9.0IR スペクトル(CDCl3 ) 共役ケトンの不存在 −C=O:1725(eq),1892cm-1(ma
x) 複素環及び芳香族:1610,1575,1560,1
510,1478cm-1
【0031】例5:3−[(4−ブロムフェニル)メチ
ル]−2−ブチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン 1.25gの水素化アルミニウムリチウムを100cc
の硫酸エーテル中に懸濁させ、次いで1.46gの塩化
アルミニウムを添加する。次いで、例1で得た3.7g
の化合物を周囲温度で導入し、混合物を周囲温度約2時
間撹拌し続ける。20%の水を含むテトラヒドロフラン
を約0〜10℃の温度で導入し、生じた混合物を水で溶
解し、ろ過し、デカンテーションし、酢酸エチルで抽出
する。有機相を乾燥し、ろ過し、溶媒を約50℃の温度
で減圧下に除去し、3.7gの所期化合物を得た。Mp
<50℃。分析 IRスペクトル(CHCl3 ) 共役系及び芳香族:1636,1542,1488cm
-1
【0032】例6:4' −[(2−ブチルピラゾロ
[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチル](1,
1' −ビフェニル)−2−カルボン酸1,1−ジメチル
エチル工程A :3−[(4−(トリブチル錫)フェニル)メチ
ル]−2−ブチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン 下記の物質: ・3.13gの例5で得た化合物 ・30ccのジメチルホルムアミド ・13.8ccのビストリブチル錫 ・640mgの二塩化ビス(トリフェニルホスフィンパ
ラジウム)(FLUKA)を混合する。混合物を120
℃で30分間加熱し、水で溶解し、酢酸エチルで抽出
し、溶媒を減圧下に除去し、得られた残留物をシリカで
クロマトグラフィー(溶離剤:エッセンスG:80/酢
酸エチル:20)して2.6gの所期化合物を得た。工程B :4' −[(2−ブチルピラゾロ[1,5−a]
ピリジン−3−イル)メチル](1,1' −ビフェニ
ル)−2−カルボン酸1,1−ジメチルエチル 下記の物質: ・2.6gの工程Aで得た化合物 ・1.52gの2−ヨード安息香酸1,1−ジメチルエ
チル ・30ccのトルエン ・350mgの二塩化ビス(トリフェニルホスフィンパ
ラジウム) を混合する。混合物を3時間加熱還流する。これをろ過
し、溶媒を減圧下に追い出す。シリカでクロマトグラフ
ィー(溶離剤:最初は塩化メチレン、次いでエッセンス
G:80/酢酸エチル:20混合物)した後、1.05
5gの所期化合物を得た。IR スペクトル(CHCl3 ) −C(=O)−OtBu:1703,1368cm-1 芳香族及び複素芳香族:1636,1598,154
0,1492cm-1
【0033】例7:4' −[(2−ブチルピラゾロ
[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチル](1,
1' −ビフェニル)−2−カルボン酸 下記の物質: ・1gの例6で得た化合物 ・20ccの塩化メチレン ・4ccのトリフルオル酢酸 を周囲温度で4時間撹拌する。溶媒及び反応体を30℃
で減圧下に除去し、残留物を40ccの1N苛性ソーダ
液と20ccのエーテルとの混合物で溶解し、1N苛性
ソーダ液で抽出する。水性相を濃塩酸で酸性化し、塩化
ナトリウムを飽和させた後、エーテルで抽出する。乾燥
し、ろ過した後、溶媒を50℃で減圧下に除去する。例
3に記載のようにするが、ただしイソプロピルエーテル
で精製することにより、620mgの所期化合物を得
た。Mp=163℃。分析 :C252422 =384.48 計算%:C78.10 H6.29 N7.29 実測%:C78.0 H6.3 N7.3IR スペクトル(CDCl3 ) OH:約3510cm-1 −C=O:1730,1697cm-1 芳香族及び複素環:1637,1612,1600,1
575,1565,1543,1515,1494,1
482cm-1
【0034】例8:4' −[(2−ブチル−4,5,
6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン
−3−イル)メチル](1,1' −ビフェニル)−2−
カルボン酸1,1−ジメチルエチル 下記の物質: ・220gの例6で得た化合物 ・20ccの酢酸 ・100mgの82%二酸化白金 を水素雰囲気下に周囲温度で吸収が完了するまで数分間
撹拌する。ろ過し、次いで酢酸エチルで抽出する。抽出
物をシリカでクロマトグラフィー(溶離剤:エッセンス
G:80/酢酸エチル:20)することにより精製し、
145mgの所期化合物を得た。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) −C=O:1704cm-1 共役系及び芳香族:1612,1600,1562,1
509cm-1
【0035】例9:4' −[(2−ブチル−4,5,
6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン
−3−イル)メチル](1,1' −ビフェニル)−2−
カルボン酸 下記の物質: ・118mgの例8の化合物 ・2ccの塩化メチレン ・0.5ccのトリフルオル酢酸を周囲温度で6時間撹
拌する。溶媒と反応体を減圧下に除去し、残留物を50
ccのエーテルと50ccの1N苛性ソーダ液との混合
物で溶解し、水性相をデカンテーションし、塩酸を添加
して酸性化し、20%のメタノールを含むクロロホルム
により抽出する。得られた生成物をアセトニトリル中で
ペースト状にし、ろ過し、次いで80℃で減圧乾燥し、
80mgの所期化合物を得た。Mp=162℃。分析 :C252822 =388.51 計算%:C77.29 H7.26 N7.21 実測%:C77.5 H7.4 N7.1
【0036】例10:2−ブチル−3−(4−ブロムベ
ンゾイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カル
ボン酸エチル 下記の物質: ・13.8gの2,4,6−トリメチルベンゼンスルホ
ン酸1−アミノピリジニウム−3−カルボン酸エチル
(化合物A)(Synthesis 1977,p1、
Y.田村、J.南川、M.池田の方法により製造) ・150cのジメチルホルムアミド ・5.7gの炭酸カリウム ・10gの例の工程Aで得た化合物 を周囲温度で3時間撹拌し、次いで下記の物質: ・6.9gの化合物A ・2.85gの炭酸カリウム を導入し、さらに2時間撹拌し、次いで下記の物質: ・6.9gの化合物A ・2.85gの炭酸カリウム を再度導入し、さらに周囲温度で2時間撹拌する。混合
物を水で溶解し、酢酸エチルで抽出する。シリカでクロ
マトグラフィー(溶離剤:エッセンスG:80/酢酸エ
チル:20)することにより分離し、7.35gの所期
化合物(Mp≦50℃)及び8.25gの相当する異性
体(これは例16を構成する)を得た。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) −C=O:1721,1633cm-1 芳香族及び複素芳香族:1587,1565,154
1,1519cm-1
【0037】例11:2−ブチル−3−[(4−ブロム
フェニル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−
6−カルボン酸 下記の物質: ・6.6gの例10で得た化合物 ・300ccのエチレングリコール ・60ccの64%ヒドラジン水和物の溶液 ・10ccの苛性カリ液 を混合し、約140℃の温度で約2時間、次いで反応混
合物の水を蒸留しながら約2時間撹拌する。冷却した
後、溶液を600ccの水と氷との混合物中に注ぎ、濃
塩酸を添加して酸性化し、0℃で撹拌し、ろ過し、周囲
温度で減圧乾燥し、4gの所期化合物を得た。
【0038】例12:2−ブチル−3−[(4−ブロム
フェニル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−
6−カルボン酸メチル 4gの例11で得た化合物を100ccの塩化メチレン
に加えてなる懸濁液に、100ccのジアゾメタン塩化
メチレン溶液を周囲温度で添加する。溶媒を40℃で減
圧下に除去する。シリカでクロマトグラフィー(溶離
剤:ヘキサン:80/酢酸エチル:20)し、3.37
gの所期化合物を得た。Mp≦50℃。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) −C=O:1721cm-1 共役系及び複素芳香族:1635,1530cm-1
【0039】例13:2−ブチル−3−[(2' −シア
ノ(1,1' −ビフェニル)−4−イル)メチル]ピラ
ゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸メチル工程A :2−ブチル−3−[(4−(トリブチル錫)フ
ェニル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6
−カルボン酸メチル 下記の物質: ・3.7gの例12で得た化合物 ・35ccのジメチルホルムアミド ・13.2ccのヘキサブチルジスタンナン(FLUK
A) ・620mgの塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム を混合する。混合物を120℃に1時間加熱し、次いで
周囲温度で30分間放置する。混合物を水で溶解し、酢
酸エチルで抽出し、抽出物を乾燥し、蒸発乾固させる。
残留物をシリカでクロマトグラフィー(溶離剤:ヘキサ
ン:80/酢酸エチル:20)し、2.9gの所期化合
物を得た。工程B :2−ブチル−3−[(2' −シアノ(1,1'
−ビフェニル)−4−イル)メチル]ピラゾロ[1,5
−a]ピリジン−6−カルボン酸メチル 下記の物質: ・2.9gの工程Aで得た化合物 ・950mgの2−ブロムベンゾニトリル ・50ccのトルエン ・330mgの塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム を混合する。混合物を6時間加熱還流し、次いで周囲温
度で16時間放置する。ろ過した後、溶媒を減圧下に除
去する。残留物をシリカでクロマトグラフィー(溶離
剤:ヘキサン:80/酢酸エチル:20)し、溶媒を減
圧下に除去し、1.625gの所期化合物を得た。IR スペクトル(CHCl3 ) −C≡N:2226cm-1 −CO2 Me:1720−1437cm-1 芳香族及び複素芳香族:1635,1513,159
8,1533cm-1
【0040】例14:2−ブチル−3−[(2' −(1
H−テトラゾール−5−イル)(1,1' −ビフェニ
ル)−4−イル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリ
ジン−6−カルボン酸メチル 下記の物質: ・1.625gの例13で得た化合物 ・20ccのトルエン ・800mgのアジ化トリメチル錫 を混合し、約72時間加熱還流し、その間約16時間後
及び48時間後のそれぞれにおいて800mgのアジ化
トリメチル錫を添加する。20ccのテトラヒドロフラ
ンを添加し、次いで塩酸ガスを周囲温度で30分間吹込
み、次いで窒素ガスを吹き込むことにより塩酸ガスを除
去し、溶媒を減圧下に蒸発させる。シリカでクロマトグ
ラフィー(溶離剤:クロロホルム:90/メタノール:
10)し、溶媒を減圧下に除去し、1.35gの所期化
合物を得た。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) =C−NH−:3408cm-1 −C=O:1721cm-1 −CO2 Me:1437cm-1 芳香族及び複素芳香族:1635,1604,157
9,1543,1534,1515cm-1
【0041】例15:2−ブチル−3−[(2' −(1
H−テトラゾール−5−イル)(1,1' −ビフェニ
ル)−4−イル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリ
ジン−6−カルボン酸 下記の物質: ・1.65gの例14で得た化合物 ・80ccのt−ブチルアルコール ・40ccの苛性カリ液 を2時間加熱還流する。t−ブチルアルコールを減圧下
に除去し、得られた混合物を約250ccの水で希釈
し、ろ過し、エーテルで抽出する。水性相を約0〜5℃
の温度で撹拌しながら濃塩酸を添加して酸性化し、次い
で周囲温度で16時間放置し、次いでろ過し、減圧乾燥
する。得られた生成物を300ccの水:50/イソプ
ロパノール:50混合物に溶解し、溶液をろ過し、イソ
プロパノールを減圧下に除去し、次いで氷冷し、分離
し、乾燥し、1gの所期化合物を得た。IR スペクトル(ヌジョール) −C=O:1697cm-1 共役系:1636,1603,1534,1485cm
-1
【0042】例16:2−ブチル−3−(4−ブロムベ
ンゾイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カル
ボン酸エチル この化合物は例10で得た化合物の異性体であって、ク
ロマトグラフィーにより分離した後、8.25gの所期
化合物を得た。Mp<50℃。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) −C=O:1720−1652cm-1 芳香族及び複素芳香族:1624,1586,156
9,1550,1518cm-1
【0043】例17:2−ブチル−3−[(4−ブロム
フェニル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−
4−カルボン酸 下記の物質: ・200mgのエチレングリコール ・70ccの64%ヒドラジン水和物の溶液 ・10ccの苛性カリ液 を使用して、6.75gの例16で得た化合物より出発
して、例11におけるように操作を行い、11.16g
の所期化合物を得た。これはそのまま次の例で使用す
る。
【0044】例18:2−ブチル−3−[(4−ブロム
フェニル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−
4−カルボン酸メチル 例17で得た11.16gの化合物より出発して、例1
2におけるように操作を行う。シリカでクロマトグラフ
ィー(溶離剤:ヘキサン:80/酢酸エチル:20)
し、3.7gの所期化合物を得た。Mp=80〜85
℃。IR スペクトル(CHCl3 ) −CO2 Me:1723及び1439cm-1 共役系及び複素芳香族:1622,1590,156
0,1544cm-1
【0045】例19:2−ブチル−3−[(2' −シア
ノ(1,1' −ビフェニル)−4−イル)メチル]ピラ
ゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボン酸メチル工程A :2−ブチル−3−[(4−(トリブチル錫)フ
ェニル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4
−カルボン酸メチル 出発して、下記の物質: ・45ccのジメチルホルムアミド ・16.5ccのヘキサブチルジスタンナン ・770mgの塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム を使用して、例18で得た4.5gの化合物より出発し
て、例13の工程Aにおけるように操作を行い、4.3
gの所期化合物を得た。工程B :2−ブチル−3−[(2' −シアノ(1,1'
ビフェニル)−4−イル)メチル]ピラゾロ[1,5−
a]ピリジン−4−カルボン酸メチル 下記の物質: ・1.3gの2−ブロムベンゾニトリル ・75ccのトルエン ・490mgの塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム を使用して、4.3gの工程Aで得た化合物より出発し
て、例13の工程Bにおけるように操作を行い、2.3
8gの所期化合物を得た。Mp=92〜95℃。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) −C≡N:2225cm-1(F) −CO2 Me:1722,1439cm-1 芳香族及び複素芳香族:1622,1612,159
5,1570,1555cm-1
【0046】例20:2−ブチル−3−[(2' −(1
H−テトラゾール−5−イル)(1,1' −ビフェニ
ル)−4−イル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリ
ジン−4−カルボン酸メチル 下記の物質: ・10ccのトルエン ・460mgのアジ化トリメチル錫 を使用して、945mgの例19で得た化合物より出発
して、例14におけるように操作を行う。シリカでクロ
マトグラフィー(溶離剤:クロロホルム:80/メタノ
ール:20)した後、1.02gの所期化合物を得た。
【0047】例21:2−ブチル−3−[(2' −(1
H−テトラゾール−5−イル)(1,1' −ビフェニ
ル)−4−イル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリ
ジン−4−カルボン酸 下記の物質: ・50ccのt−ブチルアルコール ・25ccの苛性カリ液 を使用して、1.02gの例20で得た化合物より出発
して、例15におけるように操作を行う。アセトニトリ
ルから再結晶した後、686mgの所期化合物を得た。
Mp=214℃。分析 微量分析:C262462 =452.52 計算%:C69.01 H5.35 N18.57 実測%:C69.0 H5.2 N18.6IR スペクトル(ヌジョール) −C=O:1710cm-1 共役系及び芳香族:1618,1606,1580,1
572,1548,1530,1496cm-1
【0048】例22:3−[(4−シアノフェニル)メ
チル]−2−ブチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン工程A :1−ブロム−2−ヘキサノール 下記の物質: ・8ccの1,2−エポキシヘキサン ・80ccのアセトニトリル を混合し、0℃に冷却し、5.77gの臭化リチウムを
添加する。0℃で8.43ccのトリメチルクロルシラ
ンを添加し、0℃で4時間撹拌し、次いでろ過し、ろ液
を酢酸エチルで洗浄し、150ccの1N塩酸上に注
ぎ、15分間撹拌する。クロマトグラフィー(溶離剤:
塩化メチレン:30/ヘキサン:70)した後、有機相
を塩化ナトリウム飽和水で洗浄し、10.22gの所期
化合物を無色油状物の形で得た。工程B :1−ブロム−2−ヘキサノン 下記の物質: ・30gの上記工程Aで得た化合物 ・120ccの無水アセトンを混合し、0℃に冷却し、
この温度に保持しながら49.5ccのジョーンズ試薬
を滴下し、1時間30分撹拌する。周囲温度に戻した溶
液中に塩化ナトリウム飽和水溶液を注ぎ、生じた混合物
を酢酸エチルで抽出し、有機相を水洗し、乾燥し、ろ過
し、蒸留し、クロマトグラフィー(溶離剤:塩化メチレ
ン)した後、13.8gの所期化合物を無色油状物の形
で得た。IR スペクトル(ヌジョール) −C=O:1730cm-1 −C=O:1714cm-1 工程C :2−ブチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン 下記の物質: ・6gの2−アミノピリジン ・60ccの無水アセトン を混合し、これに ・16gの上記工程Bで得た化合物 ・20ccのアセトン を周囲温度で添加し、全体を1時間還流させ、アセトン
を一部蒸留する。混合物を周囲温度に戻し、氷冷し、分
離し、エチルエーテルで洗浄し、不溶部分を炭酸ナトリ
ウム飽和溶液に溶解し、酢酸エチルで抽出し、抽出物を
塩化ナトリウム飽和水で洗浄し、乾燥し、ろ過し、5.
9gの所期化合物を黄色油状物の形で得た。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) 共役系及び芳香族:1638,1610,1492cm
-1 工程D :3−ブロム−2−ブチルイミダゾ[1,2−
a]ピリジン 下記の物質: ・3.5gの上記工程Cで得た化合物 ・50ccのクロロホルム を混合し、この溶液を10℃に冷却し、4.55gのN
−ブロムスクシンイミドを添加し、この温度で30分間
撹拌する。全体を炭酸ナトリウム飽和溶液中に注ぎ、酢
酸エチルで抽出し、抽出物を塩化ナトリウム飽和水溶液
で洗浄し、乾燥し、ろ過し、蒸発乾固させ、シリカでク
ロマトグラフィー(溶離剤:塩化メチレン:95/メタ
ノール:5)した後、3.8gの所期化合物を黒色油状
物の形で得た。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) 複素環:1632,1603,1529,1499cm
-1 工程E :4−[(2−ブチルイミダゾ[1,2−a]ピ
リジン−3−イル)メチル]ベンゾニトリル 下記の物質: ・2gの上記工程Dで得た化合物 ・100ccのテトラヒドロフラン ・1gの[テトラキ−ビス(トリフェニルホスフィ
ン)]パラジウム を混合し、周囲温度で35.9ccの亜鉛4−ブロムメ
チルベンゾニトリルを添加し、全混合物を1時間還流さ
せる。混合物を周囲温度に戻し、水中に注ぎ、酢酸エチ
ルで抽出し、抽出物を塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄
し、乾燥し、ろ過し、乾固させ、シリカでクロマトグラ
フィー(溶離剤:酢酸エチル)した後、1.1gの所期
化合物を得た。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) −C≡N:2232cm-1 共役系及び芳香族:1636,1608,1560,1
504cm-1
【0049】例23:4−[(2−ブチルイミダゾ
[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル]安息香酸
塩酸塩 a)4−[(2−ブチルイミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン−3−イル)メチル]安息香酸 下記の物質: ・0.270gの例22で得た化合物 ・2.7ccの苛性ソーダ液 ・1ccのエタノール を混合し、約5時間還流させる。周囲温度に戻した溶液
に100ccの水を注ぎ、SO2 をpH=2になるまで
吹き込んで酸性化し、酢酸エチルで抽出し、有機相を乾
燥し、ろ過し、乾固させる。シリカででクロマトグラフ
ィー(溶離剤:塩化メチレン:90/メタノール:1
0)した後、0.51gの所期化合物を得た。 b)4−[(2−ブチルイミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン−3−イル)メチル]安息香酸塩酸塩 下記の物質: ・0.3gの上記工程a)で得た化合物 ・10ccのエタノール ・6.6ccの6.6N塩酸エタノール を混合し、ろ過し、25ccの硫酸エーテルを添加し、
次いで冷却し、分離し、80℃で減圧乾燥する。8cc
のイソプロパノールを添加し、次いでろ過し、分離し、
2ccのイソプロパノールで、次いでジエチルオキシド
で洗浄し、60℃で減圧乾燥し、0.0586gの所期
化合物を得た。Mp=244℃。分析 IR スペクトル(ヌジョール) −C=O:1715cm-1 芳香族及び複素環:1614,1575,1508cm
-1
【0050】例24:4' −[(2−ブチルイミダゾ
[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル](1,
1' −ビフェニル)−2−カルボン酸メチル 下記の物質: ・0.290gの電解法亜鉛 ・0.41gの[テトラ−ビス(トリフェニルホスフィ
ン)]パラジウム ・1.36gのブロムメチル(1,1' −ビフェニル)
−2−カルボン酸メチルを混合し、混合物を減圧乾燥
し、窒素雰囲気下に下記の物質: ・0.75gの例22の工程Dで得た化合物 ・22ccのテトラヒドロフラン を添加し、混合物を65℃に1時間もたらし、下記の物
質: ・0.3875gの電解法亜鉛 ・1.81gのブロムメチル(1,1' −ビフェニル)
−2−カルボン酸メチルを添加し、混合物を18時間還
流する。 生じた混合物を炭酸ナトリウム飽和溶液中に注ぎ、酢酸
エチルで抽出し、抽出物を塩化ナトリウム飽和水で洗浄
し、乾燥し、ろ過し、蒸発乾固させ、クロマトグラフィ
ー(溶離剤:酢酸エチル)した後、0.500gの所期
化合物を得た。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) −C=O:1722cm-1 芳香族及び複素環:1638,1600,1565,1
508cm-1
【0051】例25:4' −[(2−ブチルイミダゾ
[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル](1,
1' −ビフェニル)−2−カルボン酸 下記の物質: ・0.500gの例24で得た化合物 ・1.5ccのエタノール ・1.5ccの苛性ソーダ液 を混合し、1時間還流させる。周囲温度に戻した溶液に
100ccの水を注ぎ、SO2 をpH=2となるまで吹
き込んで酸性化し、次いで酢酸エチルで抽出し、有機相
を乾燥し、ろ過し、蒸発乾固させる。残留物を15cc
のアセトン中でペースト状にし、6.6ccのエタノー
ルを添加し、次いでろ過し、分離し、80℃で減圧乾燥
する。0.202gの所期化合物を得た。Mp=196
℃。分析 IR スペクトル(ヌジョール) −C=O:1674cm-1 共役系及び芳香族:1599,1574,1560,1
504cm-1
【0052】例26:4−[(2−メチルイミダゾ
[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル]ベンゾニ
トリル塩酸塩工程A :2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン 下記の物質: ・5gの2−アミノピリジン ・250ccのアセトン を混合し、周囲温度で下記の物質: ・7.25gの1−ブロム−2−プロパノン ・20ccのアセトン を添加し、全体を30分間還流させる。例22の工程C
におけるように操作を行い、5.3gの所期化合物をオ
レンジ色の油状物として得た。分析 IR スペクトル(ヌジョール) 共役系:1638,1602,1549,1509cm
-1 工程B :3−ブロム−2−メチルイミダゾ[1,2−
a]ピリジン 下記の物質: ・5.3gの上記工程Aで得た化合物 ・150ccのクロロホルム を混合し、溶液を10℃に冷却し、7.5gのN−ブロ
ムスクシンイミドを添加し、混合物を10℃で30分間
撹拌する。例22の工程Dにおけるように操作を行い、
7.47gの所期化合物を得た。Mp=70℃。工程C :4−[(2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピ
リジン−3−イル)メチル]ベンゾニトリル 下記の物質: ・3.9gの上記工程Bで得た化合物 ・24ccのテトラヒドロフラン ・2.57gの[テトラ−ビス(トリフェニルホスフィ
ン)]パラジウム を混合し、周囲温度で撹拌し、77.8ccの亜鉛4−
ブロムメチルベンゾニトリルを添加し、全体を2時間還
流する。これを重炭酸ナトリウム飽和溶液中に注ぎ、酢
酸エチルで抽出し、抽出物を塩化ナトリウム飽和水で洗
浄し、乾燥し、ろ過し、クロマトグラフィー(溶離剤:
塩化メチレン:95/メタノール:5)した後、5gの
所期化合物を得た。工程D :4−[(2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピ
リジン−3−イル)メチル]ベンゾニトリル塩酸塩 下記の物質: ・5gの上記工程Cで得た化合物 ・80ccの酢酸エチル ・3.5ccの6.6N塩酸エタノール を混合し、混合物を氷冷し、分離し、酢酸エチルで洗浄
し、80℃で減圧乾燥し、5gの所期化合物を得た。M
p=230℃。分析 IR スペクトル(ヌジョール) −C≡N:2230cm-1 芳香族及び共役系:1638,1610,1570,1
504cm-1
【0053】例27:4−[(2−メチルイミダゾ
[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル]安息香酸 下記の物質: ・2.6gの例26で得た化合物 ・150ccの苛性ソーダ液 を混合し、約8時間還流させる。混合物を周囲温度に戻
し、燐酸二水素ナトリウム飽和水溶液中に注ぎ、300
ccの酢酸エチルで6回抽出し、有機相を乾燥し、ろ過
する。55ccのイソプロパノールを添加し、次いでろ
過し、氷冷し、分離し、5ccのイソプロパノール、次
いで酢酸エチルで洗浄し、100℃で減圧乾燥し、0.
410gの所期化合物を得た。Mp=217℃。分析 IR スペクトル(ヌジョール) −C=O:1698cm-1 共役系及び芳香族:1612,1578,1506cm
-1
【0054】例28:(4−ブロムフェニル)(2−ブ
チル−7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3
−イル)メタノン 下記の物質: ・11.4gの例1の工程Aで得た化合物 ・250ccのジメチルホルムアミド ・9.81gの2,4,6−トリメチルベンゼンスルホ
ン酸1−アミノ−2−メチルピリジニウム(Synth
esis 1977,p1、Y.田村、J.南川、M.
池田の方法により製造) ・5.11gの炭酸カリウム を混合し、混合物を周囲温度で5時間撹拌する。次いで
混合物を200ccの水と200ccの酢酸エチルで溶
解し、塩水で洗浄し、40℃で減圧下に蒸発乾燥させ
る。残留物をシリカでクロマトグラフィー(溶離剤:エ
ッセンスG:80/酢酸エチル:20)し、エーテル中
でペースト状にし、次いでろ過し、アセトニトリルから
再結晶し、6.66gの所期化合物を得た。Mp=11
8℃。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) −C=O:1636cm-1 芳香族及び複素芳香族:1584,1554,1516
cm-1
【0055】例29:3−[(4−ブロムフェニル)メ
チル]−2−ブチル−7−メチルピラゾロ[1,5−
a]ピリジン 下記の物質: ・100ccの無水エーテル ・0.924gの水素化アルミニウムリチウム を混合し、次いで1.08gの塩化アルミニウムをゆっ
くりと添加し、3gの例28で得た化合物を100cc
のエーテルに溶解してなる溶液を滴下し、全体を周囲温
度で2時間撹拌する。例5におけるように操作を行い、
2.8gの所期化合物を得た。Mp=54℃。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) 芳香族共役系:1639,1557cm-1
【0056】例30:4' −[(2−ブチル−7−メチ
ルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチ
ル](1,1' −ビフェニル)−2−カルボニトリル工程A :2−ブチル−7−メチル−3−[(4−(トリ
ブチル錫)フェニル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]
ピリジン 下記の物質: ・0.705gの例29で得た化合物 ・8ccのジメチルホルムアミド ・3ccのヘキサブチルジスタンナン(FLUKA) ・143mgの塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム を使用して、例13の工程Aにおけるように操作を行
う。シリカでクロマトグラフィー(溶離剤:エッセンス
G:90/酢酸エチル:10)し、0.734gの所期
化合物を得た。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) 芳香族及び共役系:1640,1590,1558,1
498cm-1 工程B :4' −[(2−ブチル−7−メチルピラゾロ
[1,5−a]ピリジン−3−イル)メチル](1,
1' −ビフェニル)−2−カルボニトリル 下記の物質: ・285mgの2−ブロムベンゾニトリル ・10ccのトルエン ・100mgの塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム を使用して、0.734gの上記工程Aで得た化合物よ
り出発して、例13の工程Bにおけるように操作を行
う。シリカでクロマトグラフィー(溶離剤:ヘキサン−
酢酸エチル80−20)した後、156mgの所期化合
物を得た。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) −C≡N:2225cm-1 芳香族及び複素芳香族:1638,1612,159
8,1555,1515,1500,1477cm-1 さらに、74mgの例31に相当する化合物を得た。
【0057】例31:3,3' −[[(1,1' −ビフ
ェニル)−4,4' −ジイル]ビスメチル]ビス−2−
ブチル−7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン 例31の化合物は、上記例30のクロマトグラフィー分
離により得た。74mgの所期化合物を得た。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) 芳香族及び複素芳香族:1638,1610,155
5,1498cm-1
【0058】例32:2−ブチル−7−メチル−3−
[[(2' −(1H−テトラゾール−5−イル)(1,
1' −ビフェニル)−4−イル)メチル]ピラゾロ
[1,5−a]ピリジン 下記の物質: ・6ccのトルエン ・0.143mgの窒化トリメチル錫 を使用して、0.258gの例31で得た化合物より出
発して例14におけるように操作を行う。全体を5日間
撹拌し続ける。6ccのテトラヒドロフランを添加し、
次いで塩酸ガスを30分間吹込み、次いで窒素を1時間
吹込み、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、有
機相を一緒にし、塩水で洗浄し、乾燥し、溶媒を50℃
で減圧下に除去する。残留物をアセトニトリルで溶解
し、100mgの所期化合物を得た。分析 IR スペクトル(CHCl3 ) 共役系及び芳香族:1636,1606,1580,1
508cm-1
【0059】例33:製薬組成物の例 下記の処方に相当する錠剤を調製した。 ・例21の化合物:10mg ・補助剤:1錠100mgとするに要する量 (補助剤の詳細:ラクトース、タルク、でんぷん、ステ
アリン酸マグネシウム)
【0060】薬理学的結果 1.アンジオテンシンII受容体に対する試験 ラットの肝臓から得た新鮮な膜標本を用いる。その組織
をポリトロンにおいてトリス(Tris)50mM緩衝液
(pH7.4)中で粉砕する。粉砕した後、組織を30
000Gにおいて15分間ずつで3回遠心分離し、その
際に第一回及び第二回目の堆積物を中間でトリス緩衝液
(pH7.4)中に取り出す。最後の(第三回目)堆積
物をpH7.4のインキュベート用緩衝液(トリス:2
0mM、NaCl:135mM、KCl:10mM、グ
ルコース:5mM、MgCl2 :10mM、PMSF
(弗化フェニルメチルスルホニル):0.3mM、バシ
トラシン:0.1mM、0.2%牛血清アルブミン)中
に懸濁させる。その2ミリリットルずつを一連の溶血用
試験管中に配分し、 125I−アンジオテンシンII(試験
管1本当たり25000DPM)及び被検化合物を添加
する。被検化合物を最初に3×10-5Mの濃度で3回反
復して試験する。被検化合物が受容体に特異的に結合し
た放射能の50%以上と入れ替わったときに、受容体に
特異的に結合する放射能を50%抑止する濃度を測定す
るために、被検化合物を7通りの濃度範囲に従って再び
試験する。かくして、50%抑止濃度が決定される。非
特異的な結合は、ヨーロッパ特許第0253310号の
例94の化合物を10-5Mの濃度で添加することによっ
て決定する(3回反復)。物質を25℃において150
分間インキュベートし、0℃の水浴中に5分間入れ、真
空ろ過し、pH7.4のトリス緩衝液ですすぎ、シンチ
レーション用トリトン(Triton)の存在下で放射能を測
定する。その結果は、50%抑止濃度IC50(即ち、研
究される受容体に結合する比放射能の50%と入れ替わ
るのに必要な、nMで表わした被検化合物の濃度)とし
て直接表わされる。結果を下記の表に要約する。
【表1】
【0061】2.脱髄質されたラットにおけるアンジオ
テンシンIIの拮抗活性についての試験 スプラグ・ダウリー(Sprague Dawley)種の雄ラット
(体重250〜350g)にナトリウムペントバルビタ
ールの腹腔内注射(50mg/kg)によって麻酔をか
ける。動物の左の頸動脈に挿入され且つゴウルド社製圧
力センサーにより圧力プロセッサー( Pressure Proces
sor )に接続されたヘパリン処理したカテーテル(PE
50)によって拡張期の動脈圧を記録する。被検分子を
注入するために動物の右の頸動脈にカテーテルを挿入す
る。動物を補助呼吸の下に置く。迷走神経の両側切断を
実施する。ラットはこれによって脱髄質される。充分な
安定化期間の後に、アンジオテンシンII(ハイパーテン
シン、チバ社製)に対する分子の拮抗作用の研究に次の
態様で取りかかる。 1)15分間隔でのアンジオテンシンII(0.75μg
/kg)の3回の連続した注入により再現可能で安定な
圧力応答を得ることができる。。 2)アンジオテンシンIIの投与について15分間の間隔
を保ちながら、被検分子(0.01〜10mg/kg)
をアンジオテンシンIIの投与の5分前に注入する。拮抗
剤の存在下におけるアンジオテンシンIIの血圧に対する
効果は、単独で投与されたアンジオテンシンIIの血圧に
対する効果の百分率として表わされる。これにより、研
究される効果の50%抑止薬用量(ID50)が決定され
る。各動物をそれ自体対照例とみなす。結果を下記の表
に要約する。
【表2】
【0062】3.脱髄質されたラットにおける経口投与
によるアンジオテンシンIIの拮抗活性についての試験 等しい体重(300〜330g)のスプラグ・ダウリー
(Sprague Dawley)種の雄ラットを選定する。動物を数
グループ(n≧6/グループ)に分け、溶媒(対照例)
又はアンジオテンシンIIの拮抗分子を与える。投与量
は、ID50(IV)から決定する。使用した溶媒はメチ
ルセルロース(5ml/kg)である。強制栄養を行っ
てから45分後に、動物をナトリウムペントバルビター
ル(60mg/kg,IP)により麻酔させる。拡張期
の動脈圧を、動物の左頸動脈に導入し、圧力センサーに
より圧力プロセッサー(ゴウルド社製)に接続させたヘ
パリン処理したカテーテルを使用して記録する。ラット
を補助呼吸下に置き、次いで脱髄質し、両側から迷走神
経の切断を行う。動物の強制栄養を行ってからそれぞれ
60分及び75分後に、アンジオテンシンII(0.75
μg/kg:ハイパーテンシン、チバ社製)を外陰部の
静脈を経て2回注射する。拮抗剤の存在下でのアンジオ
テンシンの血圧に対する効果を、対照群に投与したアン
ジオテンシンIIの効果の%として表わす。このようにし
て、各化合物について、被検効果を50%まで抑止する
薬量(ID50)を決定する。結果を下記の表に要約す
る。
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 13/12 A61P 13/12 15/00 15/00 25/28 25/28 27/06 27/06 (72)発明者 ジャック・ギヨーム フランス国リブリ・ガルガン、ブルバー ル・ド・ラ・レピュブリク、52 (72)発明者 ジャンリュク・エスラン フランス国クールトリ、リュ・デュ・ジ ェネラル・ドゴール、72 (72)発明者 ジャンポール・ブベール フランス国パンタン、リュ・ルージェ・ ド・リル、51 (56)参考文献 特開 昭59−204191(JP,A) 特開 昭63−225376(JP,A) 特開 平4−18091(JP,A) 特開 平2−104578(JP,A) 仏国特許出願公開2647451(FR,A 1) Katsuya Awano, et al.,Synthesis of 3−Substituted pyra zolo[1,5−a]pyridin e derivatives with inhibitory activi ty on・・・,Chem. Pha rm. Bull.,Vol. 34, p.2828−2832 Katsuya Awano, et al.,Synthesis of 3−Substituted pyra zolo[1,5−a]pyridin e derivatives with inhibitory activi ty on・・・,Chem. Pha rm. Bull.,Vol. 34, p.2833−2839 Ichro Yokoe, et a l.,1,3−dipolar cyc loaddition reactio n of chromones and coumarin with pyr idinium ylides.,He terocyles,Vol.23, N o.6,p.1395−1398 Chemical Abstract s,102:149262 M. Komuro, et a l.,Identification of urinary metabol ites of 2−methyl−3 −(1,4,5,6−tetrahyd ronicotinoyl)pyraz olo[1,5−a]・・・,Arzn eim.−Forsch. /Drug res.,Vol.42, No.1, p.48−55 Simona Podergajs, et al.,A new synt hesis of fused imi dazoles: the synth esis of 3−acyl−sub stituted imidazo [1,2−x]azines.,Syn thesis,p.263−265 Chemical Abstract s,86:5469 Yoshio Nagatsu, e t al.,Syntheis of carbon−14 and deute rium labeled 3−iso butyryl−2−isopropy lpyrazolo[1,5−a]py ridine.,Journal of labeled compounds and radiopharmace uticals,Vol.22, No. 7,p.735−743 Chemical Abstract s,81:136105 Elli S. Hand, et al.,Imidazo[1,2−a ]pyridines−Novel s ubstitution reacti ons.,J. Org.Chem., Vol.41, No.22,p.3549− 3556 Klaus Burger, et al.,Synthesis,p.199 −203 Chemical Abstract s,115:71478 Chemical Abstract s,112:77097 Yasuyoshi Miki, e t al.,Acid−catalyz ed reactions of 3− (hydroxymethyl)− a nd 3−(1− hydroxyme thyl)− and 3−(1− h ydroxymethyl)pyraz olo[1,5−a]Pyridine s,J. Heterocycl. C hem.,Vol.26,p.1739−1745 Samuel Danishefsk y, et al.,Selectiv e carbon−carbon bo nd formation via t ransition metal ca talysis.3.,J. Org. Chem.,Vol.42, No. 10,p.1821−1823 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 471/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(Ib): 【化1】 [ここで、 A又はBの一方は窒素原子を表わし、他方は炭素原子を
    表わし、そしてこのように形成される複素環がイミダゾ
    ピリジン、ピラゾロピリジン、ピラゾロテトラヒドロピ
    リジン又はイミダゾテトラヒドロピリジンの一つを表わ
    すものとし、 Rbはn−ブチル又はメチル基を表わし、 R1b、R2b、R3b及びR4bのうちの三つが水素原子
    を表わし且つ残りが水素原子、 遊離のカルボキシ基又は多くとも4個の炭素原子を含有
    する直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基によりエステ
    ル化されたカルボキシ基を表わし、 R5bはメチレン基又は−C(=O)−基を表わし、 Ybは、次の置換基:シアノ、遊離の若しくはアルキル
    によりエステル化されたカルボキシ、テトラゾリル又は
    [ピラゾロ[1,5−a]ピリジン]アルキル基{ここ
    に、[ピラゾロ[1,5−a]ピリジン]基は多くとも
    4個の炭素原子を含有する直鎖状又は分岐鎖状のアルキ
    ル基の1個又は2個により置換されていてもよい。}に
    より置換されたフェニル又はビフェニル基を表わす]の
    化合物[この式(Ib)の化合物はその全ての可能なラ
    セミ体、エナンチオマー及びジアステレオマー異性体の
    形態にある]並びに式(Ib)の化合物の無機及び有機
    酸又は無機及び有機塩基との付加塩。
  2. 【請求項2】 下記の化合物: ・2−ブチル−3−[(2' −1H−テトラゾール−5
    −イル)(1,1' −ビフェニル)−4−イル)メチ
    ル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボン
    酸、 ・4' −[(2−ブチルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
    ン−3−イル)メチル](1,1' −ビフェニル)−2
    −カルボン酸、 ・4' −[(2−ブチルイミダゾ[1,2−a]ピリジ
    ン−3−イル)メチル](1,1' −ビフェニル)−2
    −カルボン酸、 ・4−[(2−ブチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
    −3−イル)メチル]安息香酸、並びに・これらの化合
    物の無機及び有機酸又は無機及び有機塩基との付加塩。
  3. 【請求項3】 式(Ib): 【化2】 [ここで、 Aは窒素原子を表わし、Bは炭素原子を表わし、そして
    このように形成される複素環が ピラゾロピリジンを表わ
    すものとし、 Rbはn−ブチルを表わし、 1 b、R 2 b、R 3 b及びR 4 bのうちの三つが水素原子
    を表わし且つ残りが遊離のカルボキシ基又は多くとも4
    個の炭素原子を含有する直鎖状若しくは分岐鎖状のアル
    キル基によりエステル化されたカルボキシ基を表わし、 5 bはメチレン基を表わし、 Ybは、テトラゾリル基により置換されたビフェニル基
    を表わす] の化合物[この式(Ib)の化合物はその全
    ての可能なラセミ体、エナンチオマー及びジアステレオ
    マー異性体の形態にある]又はこの式(Ib)の化合物
    の製薬上許容できる無機及び有機酸又は無機及び有機塩
    基との付加塩からなるアンジオテンシンII作用の阻害
    薬。
  4. 【請求項4】 請求項記載の薬剤の少なくとも1種を
    活性成分として含有するアンジオテンシンII作用の阻害
    薬組成物。
  5. 【請求項5】 新規な化合物としての次式(IV)、
    (V)又は(X): 【化3】 【化4】 【化5】 (これらの式で、A、B、Rb、R1b、R2b、R
    3b、R4b、R5b及びYbは請求項1に記載の意味を
    有する)の化合物。
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