JPH0732997Y2 - マスダンパ付排気管支持装置 - Google Patents

マスダンパ付排気管支持装置

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JPH0732997Y2
JPH0732997Y2 JP1989036967U JP3696789U JPH0732997Y2 JP H0732997 Y2 JPH0732997 Y2 JP H0732997Y2 JP 1989036967 U JP1989036967 U JP 1989036967U JP 3696789 U JP3696789 U JP 3696789U JP H0732997 Y2 JPH0732997 Y2 JP H0732997Y2
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JP
Japan
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support member
exhaust pipe
mass
mounting portion
mass damper
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JP1989036967U
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JPH02127833U (ja
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佳男 飯田
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はマス部材の取付性を向上させた自動車等の排気
管に発生する振動を抑制するマスダンパ付排気管支持装
置に関する。
[従来の技術] 自動車等の排気管は外部より加わる加振力が大きく、そ
れ自身が持っている減衰性が小さいため、そこに励起さ
れる振動は共振点付近において非常に大きくなる傾向が
ある。その振動は車内騒音に重大な影響を与えるため従
来より排気管の支持には、例えば第11図に示すようなマ
スダンパを組み込んだマスダンパ付排気管支持装置(以
降、従来装置という)9aが多く使用されている。
この従来装置9aは、係合孔をもつ車体取付用の第1取付
部91aおよび排気管懸架用の第2取付部92aを有する略リ
ング状をしたゴム材料製のサポート部材93aと、第1取
付部91aと第2取付部92aとを連接する左右のアーチ部の
略中央部にそれぞれ一体として加硫接着された一対のマ
ス部材94a、95aとから成っている。サポート部材93aが
有する弾性係数とマス部材94a、95aの質量とによって、
マスダンパの固有振動は基本的に設定される。
また第12図に示す従来装置9bのように、1個のマス部材
94bが用いられている場合もある。この場合もマス部材9
4bは、第1取付部91bおよび第2取付部92bをもつサポー
ト部材93bに一体として加硫接着されている。
[考案が解決しようとする課題] 自動車等のエンジンが駆動中の排気管は、かなり高温と
なっている。そのため、排気管の支持に用いられるマス
ダンパ付排気管支持装置も、弾性部材として耐熱性のエ
チレンプロピレンゴム(以降単にEPDMという)が従来よ
り使用されている。しかし、このEPDMは耐熱性には優れ
ているが加硫接着の信頼性に若干の問題を有している。
そのため、EPDM製のサポート部材にマス部材が一体とし
て加硫接着されている従来装置では、そのマス部材の取
付けの信頼性に若干の不安が残ることになる。
また、マス部材がサポート部材に加硫接着により一体と
なっているため、マス部材の大きさや形状等がサポート
部材の形状等の制約から限定されてしまう。その結果、
従来装置では設計自由度にとぼしくなる欠点がある。ま
た加硫接着後に固有振動数等の設定を変更することは、
実際上ほとんどできない。
そこで本考案は、マス部材の取付信頼性の向上を図ると
ともに固有振動数をはじめとする各設定値の設計自由度
を高めたマスダンパ付排気管支持装置の提供を課題とす
る。
[課題を解決するための手段] 本考案のマスダンパ付排気管支持装置は、車体取付用の
第1取付部および排気管を懸架する第2取付部を有し、
該第1取付部と該第2取付部とを繋ぐ連節部分の略中央
部に係止孔をもつ弾性材料で形成されたサポート部材
と、前記係止孔に挿通され非接着で取付けられた連結部
と該連結部の両側に一体的に設けられ前記サポート部材
の両側に位置する一対の側部とからなるマス部材と、を
有することを特徴としている。
ここでサポート部材の形状は略リング状をしていても、
また棒状、楕円状などであってもよく、特定の形状に限
定されない。
また係止孔の数も、1個でも2個以上の複数個であって
もよい。
[作用] 本考案のマスダンパ付排気管支持装置(以降単に考案装
置という)は、マス部材が弾性材料で形成されたサポー
ト部材の係止孔を挿通して一体として連結されている。
そのため、本考案装置はマス部材の取付けに加硫接着を
用いる必要がなくなり、かつ装置全体としての剛性が変
わることなくマスダンパとしての機能が付与される。
また、このマス部材がサポート部材の外部に配置される
ため、サポート部材の形状等の制約をほとんど受けず
に、マス部材の大きさ、形状等の設定が可能となる。
[実施例] 本考案にかかる実施例のマスダンパ付排気管支持装置
(以降単に実施例装置という)を第1図から第6図を参
照して説明する。第1図は本実施例装置の概略の構成を
示す正面図であり、第2図は同じくその側面図で一部を
縦断面図で示している。第3図は同じくその横断面図で
ある。第4図は本実施例装置を構成するサポート部材の
正面図であり、第5図は同じくその側面図で一部を縦断
面図で示している。第6図は本実施例装置の取付概略図
である。
本実施例装置1は第1図から第3図に示すように、全体
形状として略リング形状をしたEPDM製のサポート部材11
と、サポート部材11に取付けられるマス部材13から成っ
ている。
サポート部材11は第4図、第5図に示すように中央部分
に略H字状の撓み孔111が形成され、撓み孔111を挟んで
上下に軸が互いに平行な車体取付用の第1取付部112お
よび排気管懸架用の第2取付部113が設けられている。
第1取付部112および第2取付部113は、排気管支持に伴
う荷重に十分に耐える強度を得るため、その周囲の部分
よりも少し厚く形成されて補強されている。そして、そ
れぞれ貫通孔である取付孔114、115が形成されている。
また第1取付部112と第2取付部113を繋ぐ左右のアーム
部116、117は、それぞれ略中央部分が少し膨みをもった
形状となっており、その中心部に係止孔118、119が各々
形成されている。これらの係止孔118、119の周囲の部分
はそれぞれ略台錐状をした突部120、121となっており、
サポート部材11にマス部材13が当接する部分となってい
る。そして、この一対のアーム部116、117の形状等によ
ってマスダンパとしての弾性係数が主に設定される。
マス部材13は、サポート部材11の両側に配置される一対
の側部131、132と、サポート部材11の係止孔118、119に
挿通して側部131、132を一体として連結しサポート部材
11に保持する一対の連結部133、132とから成っている。
側部131、132は本実施例では全体形状が略I字状をした
金属製の厚板であり、その両端部は内側に湾曲してお
り、サポート部材11を包み込む形状に形成されている。
そして、湾曲した両端部の少し内側には、サポート部材
11の係止孔118、119に適合させた一対の貫通孔(図略)
が形成されている。この側部131、132がマス部材13の質
量の多くの部分を担っている。
連結部133、134は、サポート部材11の係止孔118、119と
サポート部材11の両側に配置された一対の側部131、132
の各貫通孔とを挿通し非接着で取付けられた挿通部13
5、136と、この挿通部135、136を締結する締結部137、1
38とから成っている。このようにマス部材12の連結部13
3、134がサポート部材11の係止孔118、119に取付けられ
ることにより、装置全体としての剛性が変わることなく
マスダンパとしての機能が付与される。
なお、各側部131、132と連結部133、134との結合には、
接着をはじめ種々の方法を用いることができる。
このように構成された本実施例装置1は、第6図に示す
ように取付けられ使用される。
まず、車体300より延びるステイ301がサポート部材11に
設けられた第1取付部112に取付けられる。次に排気管2
0から延びるアーム201が同じくサポート部材11の第2取
付部113に取付けられる。排気管200に発生した振動はサ
ポート部材11に伝達されるが、サポート部材11の弾性係
数とマス部材12質量とで成る最も効果的な固有振動数に
設定されたマスダンパによりその振動は大幅に低減さ
れ、車体300にはほとんど伝わらない。
なお、挿通部135、136は、サポート部材11の係止孔11
8、119の内周面に当接することによって保持される。こ
の係止孔118、119の内周面は、本実施例ではその断面形
状が円状として挿通部135、136に全面的に当接するよう
に形成されているが、この形状以外にも他の実施例の係
止孔の断面として例えば第8図、第9図に示すように各
サポート部材31、41に形成された係止孔32、42は種々の
断面形状とすることができる。また係止孔の軸方向に対
しても、第10図に示すようにサポート部材51に形成され
た係止孔52も種々の形状とすることができる。このよう
に係止孔の内周面の形状を適切に設定することによっ
て、挿通部に対する当接する際の剛性を小さくしてマス
部材を支持する弾性係数を低減することも可能となる。
また、他の実施例として第7図に示すマスダンパ付排気
管支持装置2のように、中央部分に1個の係止孔214を
有するサポート部材21と、その係止孔214に挿通され保
持されるマス部材23とで構成することもできる。サポー
ト部材21は車体取付用の第1取付部212と排気管懸下用
の第2取付部213とを有し、それらの間の略中央部分に
は係止孔214が1個形成されている。そして、係止孔214
から少し上下に離れた部分には一対の撓み孔215、216が
形成されている。この撓み孔215、216の形状によってマ
ス部材23に対する弾性係数は大きく変化する。
またマス部材23はサポート部材21の両側に配置された一
対の側部231と、サポート部材21の係止孔214に挿通され
る1個の連結部(図略)から成っている。その他に関し
ては本実施例と同様に構成されている。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案のマスダンパ付
排気管支持装置は、マス部材がサポート部材の外部に取
付けられる構造になっており、その取付けも加硫接着に
よらずマス部材の一部である挿通部がサポート部材の係
止孔を挿通することで行われている。このため、耐熱性
のEPDMにおいて加硫接着に代る信頼性の高いマス部材の
保持が可能となり、さらにサポート部材によってマス部
材が受ける形状、大きさ等の制約も大幅に減少できるた
め、固有振動数をはじめとする設計自由度の大幅な拡大
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は本考案にかかる実施例のマス
ダンパ付排気管支持装置の概略構成図であり、第1図は
その正面図であり、第2図は一部が縦断面図となってい
る同じくその側面図である。第3図は同じくその横断面
図である。第4図はサポート部材の正面図であり、第5
図は一部が縦断面となっているその側面図である。第6
図は本実施例の取付概略図である。第7図は本考案にか
かる他の実施例のマスダンパ付排気管支持装置である。
第8図から第10図はサポート部材の係止孔の他の実施例
での断面図である。第11図、第12図は従来例の概略構成
図である。 1、2…マスダンパ付排気管支持装置 11、21…サポート部材 13、23…マス部材 112、212…第1取付部 113、213…第2取付部 118、119、214…係止孔 131、132、231…側部 133、134…連結部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体取付用の第1取付部および排気管を懸
    架する第2取付部を有し、該第1取付部と該第2取付部
    とを繋ぐ連節部分の略中央部に係止孔をもつ弾性材料で
    形成されたサポート部材と、 前記係止孔に挿通され非接着で取付けられた連結部と該
    連結部の両側に一体的に設けられ前記サポート部材の両
    側に位置する一対の側部とからなるマス部材と、 を有することを特徴とするマスダンパ付排気管支持装
    置。
JP1989036967U 1989-03-30 1989-03-30 マスダンパ付排気管支持装置 Expired - Lifetime JPH0732997Y2 (ja)

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JP1989036967U JPH0732997Y2 (ja) 1989-03-30 1989-03-30 マスダンパ付排気管支持装置

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JP1989036967U JPH0732997Y2 (ja) 1989-03-30 1989-03-30 マスダンパ付排気管支持装置

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Publication Number Publication Date
JPH02127833U JPH02127833U (ja) 1990-10-22
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JP1989036967U Expired - Lifetime JPH0732997Y2 (ja) 1989-03-30 1989-03-30 マスダンパ付排気管支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6026224U (ja) * 1983-07-29 1985-02-22 カルソニックカンセイ株式会社 懸架装置

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JPH02127833U (ja) 1990-10-22

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