JPH0732926U - 磁性部品 - Google Patents
磁性部品Info
- Publication number
- JPH0732926U JPH0732926U JP6325793U JP6325793U JPH0732926U JP H0732926 U JPH0732926 U JP H0732926U JP 6325793 U JP6325793 U JP 6325793U JP 6325793 U JP6325793 U JP 6325793U JP H0732926 U JPH0732926 U JP H0732926U
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- Japan
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- thermal protector
- opening
- iron core
- winding
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- Pending
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- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】サ−マルプロテクタ−を容易に取り付け出来、
且つ、個別に磁性部品の取り付け位置を考慮することな
く、銅損と鉄損の双方による温度上昇を感度良く検知す
る。 【構成】鉄心2と、鉄心2の周囲に巻かれた巻線3と、
鉄心2或いは巻線3の温度を検出するサ−マルプロテク
タ−4と、前記鉄心2と前記巻線3との間に垂直に開け
られた開口10を形成し、この開口10に前記サ−マル
プロテクタ−4を嵌合すると共に、この開口10の側面
には、外部引き出し線と接続された一対の接触子11、
12が配置され、一方前記サ−マルプロテクタ−4の側
壁には、前記一対の接触子11、12と面接触する端子
14を形成している。
且つ、個別に磁性部品の取り付け位置を考慮することな
く、銅損と鉄損の双方による温度上昇を感度良く検知す
る。 【構成】鉄心2と、鉄心2の周囲に巻かれた巻線3と、
鉄心2或いは巻線3の温度を検出するサ−マルプロテク
タ−4と、前記鉄心2と前記巻線3との間に垂直に開け
られた開口10を形成し、この開口10に前記サ−マル
プロテクタ−4を嵌合すると共に、この開口10の側面
には、外部引き出し線と接続された一対の接触子11、
12が配置され、一方前記サ−マルプロテクタ−4の側
壁には、前記一対の接触子11、12と面接触する端子
14を形成している。
Description
【0001】
本考案はサ−マルプロテクタ−を実装した磁性部品に関する。
【0002】
鉄心或いは巻線の異常温度検出を行うためのサ−マルプロテクタ−を一体的に 搭載したトランスの従来における典型例は、図14に示すように、鉄心2aと、 鉄心2aに巻回された巻線3aと、巻線3aのコイルの末端を接続した端子9a よりなるトランス1aと、このトランス1aの温度上昇が大きく、回路の破壊等 の悪影響を与える可能性の大きい巻線3aの側面、または鉄心2aの側面に、サ −マルプロテクタ−4aを一体的に搭載するものであり、その搭載の方法は、サ −マルプロテクタ−4aのリ−ド線7aをトランス1aの端子部9a側にして装 着した後、熱伝導性の良いベルト5aで締めつけるか、或いは、接着剤8aにて 接着して固定することが行われていた。
【0003】
しかし上記した従来のサ−マルプロテクタ−4aを搭載したトランス1aは、 サ−マルプロテクタ−4aの取り付け位置が巻線3aの外周面のために取り付け 面が湾曲しており、サ−マルプロテクタ−4aの固定が不安定であり密着させに くいため、サ−マルプロテクタ−4aの感度が悪くなるうえに、取り付け、固定 作業が難しく、加工に手間がかかる。
【0004】 またサ−マルプロテクタ−4aの取り付け位置は、トランス1aの温度上昇の 原因が銅損か鉄損のどちらが大きく重要であるかを評価した上で、損失の大きい 方に決定していたので、設計が大変だった。
【0005】 本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、サ−マ ルプロテクタ−を容易に取り付けでき、且つ、自動化でき、しかも個別に磁性部 品の取り付け位置を考慮すること無く、銅損、鉄損の双方による温度上昇を高感 度に検出できる磁性部品の提供にある。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案は、鉄心と、鉄心の周囲に巻かれた巻線と 、鉄心或いは巻線の温度を検知するサ−マルプロテクタ−とを含み、前記鉄心と 前記巻線との間に垂直に開けられた開口を形成し、この開口に前記のサ−マルプ ロテクタ−を嵌合すると共に、この開口の側面には、外部引き出し線と接続され た一対の接触子が配置され、一方サ−マルプロテクタ−の側壁には、前記一対の 接触子と面接触する端子を形成したものである。
【0007】
本考案の磁性部品は、上述のように、前記鉄心と前記巻線との間に垂直に開け られた開口を形成し、この開口の側面には一対の接触子が配置されており、前記 のサ−マルプロテクタ−を前記開口に嵌合させて挿入することにより、前記開口 に配置された一対の接触子が前記サ−マルプロテクタ−の側面に形成された端子 と面接触されるので、銅損、鉄損により発生した熱は接触面を伝わって効率良く 前記サ−マルプロテクタ−内に伝えられ、銅損、鉄損による温度上昇を高感度に 検出できる。この為、磁性部品の異常な温度上昇を迅速に検知し、サ−マルプロ テクタ−が作動してサ−マルプロテクタ−内の回路が遮断され、磁性部品への電 気の供給を止める。
【0008】 またサ−マルプロテクタ−が装着されていないときには、前記開口に設けられ た一対の接触子が接触しているのでトランスの性能を発揮できる。
【0009】
以下に本考案の実施例を図1,図2、図3、図4に基づいて説明する。サ−マ ルプロテクタ−4の実装構造は鉄心2と、鉄心2の周囲に巻かれた巻線3と、こ の巻線の外部引き出し線5とよりなるトランス1において、前記鉄心2と前記巻 線3の外周との間に垂直に開けられた開口10を形成し、この開口10の側面に 設置された一対の接触子11、12と、この接触子11、12と面接触する端子 14を側壁に有するサ−マルプロテクタ−4とよりなり、一対の接触子11、1 2から引出される外部引出し線14、15を前記巻線3の外部引き出し線5、6 と接続したものである。
【0010】 前記トランス1は、E字型コア16とI字型コア217を当接して閉磁路を構 成した鉄心2と、図5に示すように、E字型コア16の中央脚部を挿通する開口 18と、この開口18と併置されサ−マルプロテクタ−4を挿入する開口10と を有し、開口10、18の末端の両側に突出して端子接続部19を設け、この端 子接続部19に配設された端子6を持つボビン20と、該ボビン20に巻回され た1次コイルと2次コイルよりなる。
【0011】 また、サ−マルプロテクタ−4を挿入する開口10の側面には、矩形の板状の 接触子11と、この接触子11と接触した段付き平板状の接触子12が相対して 配設され固定されている。そして矩形の板状の接触子11の一端と前記端子接続 部19に配設された端子6とが外部引き出し線15で接続され、段付き平板状の 接触子12の一端とボビン20に巻回された1次コイルの引出し線5とを、外部 引き出し線14で接続されている。
【0012】 また、前記サ−マルプロテクタ−4は、図3、図4に示すように、回路を開閉 する接点を持った一対のバイメタルと、このバイメタルを収納するケ−ス21と 、前記バイメタルと接続され前記ケ−ス21の側面に設けられた一対の端子13 よりなる。
【0013】 前記サ−マルプロテクタ−4の実装は、トランス1の巻線部3に設けられた開 口10の側面に設置された一対の接触子11、12にサ−マルプロテクタ−4を 挿入すると、初めに、サ−マルプロテクタ−4の端子13が段付き平板状の接触 子12と接触して、図7に示すように、段付き平板状の接触子12を屈曲させ、 さらに挿入すると、図8に示すように、サ−マルプロテクタ−4の端子13は平 板状の接触子11と接触される。
【0014】 上記のように、巻線部3とE字形コア16との間に開口10を設け、この開口 10の側面に相対して一対の接触子11、12を設けており、サ−マルプロテク タ−をこの開口10に挿入することにより回路が構成できるので、サ−マルプロ テクタ−4を容易に着脱でき、前記開口10に設けた一対の接触子11、12と サ−マルプロテクタ−4の両側面に設けた端子13とは、面接触しているので、 巻線部3とE字形コア16とからの熱が伝わりやすいので、銅損と鉄損の双方に よる発熱を高感度に検知できる。
【0015】 また、前記開口10に設けた一対の接触子11、12は、サ−マルプロテクタ −4を挿入しないときは、接触しているので、トランスの特性をもつことができ る。
【0016】 本考案の第2の実施例を図8(a),(b),図9に基づいて説明する。 第1の実施例と同様の開口10bの1側面22bに一対のU字状の接触子12b 、11bを上下に相対して設け,サ−マルプロテクタ−4bを挿入しないときは U字状の接触子12b、11bの一端は接触し、サ−マルプロテクタ−4bを挿 入することにより、接触子12bを屈曲させて接触子11bと離し、接触子11 b、12bをサ−マルプロテクタ−4bの端子13bと接触させる。このためサ −マルプロテクタ−4bの側面は開口の側面と接触するので、第1の実施例より も熱伝導がよくなり、銅損と鉄損の双方による発熱を高感度に検知できる。
【0017】 本考案の第3の実施例を図10(a),(b)に基づいて説明する。第1の実 施例と同様の開口10cの1側面22cに一対のU字状の接触子12c、11c を上下に相対して設け,接触子11cの一端にはく字形の接触片23cを係止し ている。また、サ−マルプロテクタ−4cは、図11に示すようにケ−ス21c の1側面に円形の端子13cと円形の端子の外周にド−ナツ形の端子13c’を 設けている。サ−マルプロテクタ−4cを挿入しないときはU字状の接触子12 c、11cの一端は接触し、サ−マルプロテクタ−4cを挿入することにより、 接触子11cを屈曲させて接触子12cと離し、接触子11c、12cをサ−マ ルプロテクタ−4cの端子13c、13c’と接触させる。効果は第2の実施例 と同様である。
【0018】 本考案の第4の実施例を図12(a),(b)に基づいて説明する。第1の 実施例と同様の開口10dの1側面22dにU字状の接触子12dを設け、側面 22dに隣接した側面24dにU字状の接触子11dを設けている。前記接触子 12dの一端にはく字形の接触片24dを係止しており、U字状の接触子11d の端面と接触している。
【0019】 また、サ−マルプロテクタ−4dは、図13に示すように、ケ−ス21dの1 側面の下端部に、前記接触子12dに係止した接触片23dと接触する端子13 d’を設け、隣接する側面の上端部に端子13dを設けている。
【0020】 サ−マルプロテクタ−4dを開口10dに挿入することにより、接触子12 dの接触片23dを屈曲させて接触子11dと離し、接触子11d、12dをサ −マルプロテクタ−4dの端子13d、13d’と接触させる。この為、サ−マ ルプロテクタ−4dは、開口の2側面に面接触しているので、第2の実施例より も熱伝導が良くなり、第2の実施例より早く銅損と鉄損の双方による発熱を高感 度に検知できる。
【0021】
本考案は上述のように、鉄心と、鉄心の周囲に巻かれた巻線と、この巻線の外 部引き出し線とよりなる磁性部品において、前記鉄心と前記巻線外周との間に垂 直に開けられた開口を形成し、この開口の側面に設置された一対の接触子と、こ の接触子と面接触する端子を側壁に有するサ−マルプロテクタ−とよりなり、一 対の接触子から引出される外部引出し線を前記巻線の外部引き出し線と接続した ものであり、磁性部品の鉄心と巻線外周との間に垂直に開けられた開口にサ−マ ルプロテクタ−を挿入することにより、開口の側面に設置された一対の接触子と サ−マルプロテクタ−の側壁に有する端子とが面接触されるので、サ−マルプロ テクタ−の着脱が容易にでき、且つ、銅損と鉄損双方による発熱を高感度に検知 できる。
【図1】本考案の第1の実施例のトランスを示す斜視図
である。
である。
【図2】本考案の第1の実施例のトランスを示す回路図
である。
である。
【図3】本考案の第1の実施例のサ−マルプロテクタ−
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】本考案の第1の実施例のサ−マルプロテクタ−
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図5】本考案の第1の実施例のトランスのボビンを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】本考案の第1の実施例のサ−マルプロテクタ−
を挿入する途中の状態図である
を挿入する途中の状態図である
【図7】本考案の第1の実施例のサ−マルプロテクタ−
を挿入した状態図である
を挿入した状態図である
【図8】本考案の第2の実施例を示すトランスの開口部
の部分図であり、(a)はサ−マルプロテクタ−を挿入
する前の断面図、(b)はサ−マルプロテクタ−を挿入
した後の断面図である
の部分図であり、(a)はサ−マルプロテクタ−を挿入
する前の断面図、(b)はサ−マルプロテクタ−を挿入
した後の断面図である
【図9】本考案の第2の実施例のサ−マルプロテクタ−
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図10】本考案の第3の実施例を示すトランスの開口
部の部分図であり、(a)はサ−マルプロテクタ−を挿
入する前の断面図、(b)はサ−マルプロテクタ−を挿
入した後の断面図である
部の部分図であり、(a)はサ−マルプロテクタ−を挿
入する前の断面図、(b)はサ−マルプロテクタ−を挿
入した後の断面図である
【図11】本考案の第3の実施例のサ−マルプロテクタ
−を示す斜視図である。
−を示す斜視図である。
【図12】本考案の第4の実施例を示すトランスの開口
部の部分図であり、(a)はサ−マルプロテクタ−を挿
入する前の断面図、(b)はサ−マルプロテクタ−を挿
入した後の断面図である
部の部分図であり、(a)はサ−マルプロテクタ−を挿
入する前の断面図、(b)はサ−マルプロテクタ−を挿
入した後の断面図である
【図13】本考案の第2の実施例のサ−マルプロテクタ
−を示す斜視図である。
−を示す斜視図である。
【図14】従来例を示す斜視図である。
1 トランス 2 鉄心 3 コイル 4,4a,4b,4c,4d サ−マルプロテ
クタ− 5,6 引き出し線 10,10b,10c,10d 開口 11,11b,11c,11d 接触子 12,12b,12c,12d 接触子 13,13b,13c,13d 端子
クタ− 5,6 引き出し線 10,10b,10c,10d 開口 11,11b,11c,11d 接触子 12,12b,12c,12d 接触子 13,13b,13c,13d 端子
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄心と、鉄心の周囲に巻かれた巻線と、
鉄心或いは巻線の温度を検知するサ−マルプロテクタ−
とを含み、前記鉄心と前記巻線との間に垂直に開けられ
た開口を形成し、この開口に前記のサ−マルプロテクタ
−を嵌合すると共に、この開口の側面には、外部引き出
し線と接続された一対の接触子が配置され、一方サ−マ
ルプロテクタ−の側壁には、前記一対の接触子と面接触
する端子を形成してなる磁性部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6325793U JPH0732926U (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 磁性部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6325793U JPH0732926U (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 磁性部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732926U true JPH0732926U (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=13224036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6325793U Pending JPH0732926U (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 磁性部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732926U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117116612A (zh) * | 2023-08-29 | 2023-11-24 | 合肥多元节电科技有限公司 | 一种高压配电节电装置及节电方法 |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP6325793U patent/JPH0732926U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117116612A (zh) * | 2023-08-29 | 2023-11-24 | 合肥多元节电科技有限公司 | 一种高压配电节电装置及节电方法 |
CN117116612B (zh) * | 2023-08-29 | 2024-04-02 | 合肥多元节电科技有限公司 | 一种高压配电节电装置及节电方法 |
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