JPH07328725A - 樹脂複合管の曲げ加工方法 - Google Patents

樹脂複合管の曲げ加工方法

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Publication number
JPH07328725A
JPH07328725A JP12528094A JP12528094A JPH07328725A JP H07328725 A JPH07328725 A JP H07328725A JP 12528094 A JP12528094 A JP 12528094A JP 12528094 A JP12528094 A JP 12528094A JP H07328725 A JPH07328725 A JP H07328725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
bending
resin composite
tube
plug
Prior art date
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Pending
Application number
JP12528094A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuhiro Okuyama
哲弘 奥山
Hiroyuki Nakada
宏幸 中田
Eiichi Kagoshima
榮一 籠島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプベンダー方式で曲げ加工するとき、樹
脂複合管の破断や種々の変形(シワ等)を防ぐ曲げ加工
方法を提供すること。 【構成】 芯金1のマンドレル12の部分を真っ直ぐな
樹脂ライニング管2の曲げ加工する部分2aまで挿入
し、管端部2bにプラグ3を嵌め込む。そして、プラグ
3が嵌め込まれた管端部2bをクランプ型5によって挟
持し、ベンダを用いて従来と同様にして曲げ加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂複合管を曲げ加工
する時に使用される曲げ加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂複合管等のパイプを曲げ加工
する時に使用される曲げ加工方法としては、管内部に多
連式の芯金を入れるパイプベンダー方式(特公昭50−
4346号公報)等が実施されている。これは、曲げ加
工されるパイプの曲げ加工部に、当該パイプの曲げ加工
に応じて曲がりうる芯金を挿入し、前記パイプの先端部
をクランプ型によって挟持して曲げ加工するものであ
る。
【0003】従来の曲げ加工方法を図4に基づいて説明
する。芯金1は、球面軸受けを介して自由に曲がること
のできるように連結された3連のマンドレ12がシャン
ク11の先に連結されている。そして、図4の(a)に
示すように、前記マンドレル12の部分を真っ直ぐな鋼
管2の曲げ加工する部分2aまで挿入し、クランプ型
5、ブースター型6とワイパー型7と曲げ型8とで保持
されつつ曲げ加工されるのである。
【0004】このようにして、マンドレル12が鋼管2
の内壁面を受けながら曲げ方向に一緒に曲がるため、図
4の(b)に示すように、鋼管2をいびつに変形させる
ことなく滑らかな曲線を描いた曲管20とすることがで
きるのである。このようなパイプベンダー方式による曲
げ加工においては、曲げ加工する部分のいびつな変形は
防止できるが、芯金の挿入されていない管端部がつぶれ
て変形する可能性がある。しかし、管端部における変形
は、他の継手等と接続するときに不都合が生じるので避
けなければならない。
【0005】そこで、パイプの先端部の変形を防止する
ための押蓋が、特開昭62−244529号公報には開
示されている。この押蓋は、パイプの管端部の内径と同
じ外径の挿入部を備えた押蓋であり、前記挿入部を管端
部に押し込んでおくことによって、曲げ加工による管端
部の変形を防止しようとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開昭62−
244529号公報の押蓋では、たしかに管端部の変形
をある程度防止できるが、図5において破線で示したよ
うに、管端部が斜めになるという変形が発生する可能性
は依然として残っている。また、図6に示したように、
曲げ加工部分におけるパイプの破断22や、その他、種
々の変形が生じるという問題がある。
【0007】即ち、金属管内面に樹脂がライニングされ
た樹脂複合管の場合には、樹脂の弾性的性質や、樹脂内
径のバラツキがあったり、あるいは図7に示すような樹
脂複合管に発生し易い樹脂層21の偏肉のため、樹脂層
が全体的又は局部的に過度に圧縮されて、ブースター型
とワイパー型とマンドレルと管との間において著しく滑
り難くなり、曲げ加工を行ったときに、図6に示したよ
うに、樹脂複合管の破断22や種々の変形(シワ等)を
生じるという問題がある。
【0008】また、樹脂複合管を確実に保持するため
に、ワイパー型とブースター型との突き合わせ面を切削
する等して、樹脂複合管を若干押しつぶしながら保持す
る場合があるために、ブースター型とワイパー型とマン
ドレルと管との間において著しく滑り難くなり、曲げ加
工を行ったときに、図6に示したように、樹脂複合管の
破断22や種々の変形(シワ等)を生じるという問題が
ある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みて、曲げ
加工時において、樹脂複合管の破断や種々の変形(シワ
等)を防ぐ曲げ加工方法を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、このような
目的を達成するために、曲げ加工される樹脂複合管の曲
げ加工部に、当該樹脂複合管の曲げ加工に応じて曲がり
うる芯金を挿入し、前記樹脂複合管の先端部をクランプ
型によって挟持して曲げ加工する樹脂複合管の曲げ加工
方法において、前記芯金の外径より大きいプラグを前記
先端部に挿入してから、プラグが挿入された先端部をク
ランプ型によって挟持して、曲げ加工するものである。
【0011】
【作用】上記構成によれば、マンドレルの部分を曲げ加
工を施す樹脂複合管の曲げ加工部まで挿入したのち、樹
脂複合管をベンダを用いて曲げ加工するにあたって、管
端部に前記芯金の外径より大きいプラグを挿入してから
クランプ型によって挟持するので、樹脂複合管の管端部
はクランプ型とプラグとによって充分に強く挟持され
る。よって、管端部以外の部分はブースター型とワイパ
ー型と芯金とによって強くは挟み込まれていない。
【0012】このような状態で、ベンダを用いて曲げ加
工すると、管端部以外の部分においては、樹脂複合管
は、ブースター型とワイパー型と芯金との間では滑るこ
とが可能であるため、樹脂複合管の破断や変形(シワ
等)は発生しない。
【0013】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明の一つの
実施例である樹脂複合管の曲げ加工方法を説明する図、
図2は前記樹脂複合管の曲げ加工方法に用いるプラグの
形状を示した図である。図1において、1はこの樹脂複
合管の曲げ加工方法に用いる芯金であり、シャンク11
と3連のマンドレル12から構成されている。
【0014】2は加工対象の樹脂ライニング管である。
3は図2に示した形状のプラグであり、その外径は、前
記樹脂ライニング管2の内径より僅かに小さくするとと
もに、樹脂ライニング管2の樹脂層の過度な圧縮を防ぐ
ために芯金1の外径より僅かに大きくした。図2におい
て、31は把手、32は挿入しやすいように面取り加工
した部分である。
【0015】なお、樹脂ライニング管2の管端部2bの
変形を防止するためと、クランプ型5と樹脂ライニング
管2との滑りを防止するために、プラグ3の外径は、挿
入できる範囲で出来るだけ大きくするとよい。例えば、
樹脂ライニング管2の内径が100.2 mmのとき、プラグ3
の外径は100.0 mm、芯金1の外径は99.6mmとする。
【0016】この芯金1のマンドレル12の部分を真っ
直ぐな樹脂ライニング管2の曲げ加工する部分2aまで
挿入し、管端部2bに前記プラグ3を嵌め込む。そし
て、プラグ3が嵌め込まれた管端部2bをクランプ型5
によって挟持し、ベンダ(図示せず)を用いて従来と同
様にして曲げ加工する。以上より、プラグ3が存在する
ために、ブースター型6、ワイパー型7、芯金1との間
に樹脂ライニング管2が過度に挟み込まれないので、樹
脂ライニング管2の破断や種々の変形(シワ等)等の不
具合を生ずることなく樹脂ライニング管の曲げ加工を行
える。
【0017】また、管端部2bにおいては、クランプ型
5と樹脂ライニング管2とは滑り難いので、図5に示す
ような管端部2bが斜めになるという変形を防止でき
る。よって、図3に示すように、管端部2bにルーズフ
ランジ等の加工部2cを持った樹脂ライニング管2’で
あっても、曲げ加工ができるのである。また、管端部2
bにプラグ3を挿入したために、曲げ型8とクランプ型
5、ワイパー型7とブースター型6の隙間が非平行にな
る場合には、図1に示したように、ワイパー型7とブー
スター型6との隙間に隙間調整用のシム9を挟み込むと
よい。
【0018】さらに、上記の実施例では、樹脂ライニン
グ管の曲げ加工を例にとったが、金属管内面に塗料等で
表面処理を施したパイプや硬度が柔らかい金属材料で形
成されたパイプなどにも有効である。勿論、普通の金属
パイプの曲げ加工にも用いることができることは言うま
でもない。
【0019】
【発明の効果】本発明にかかる樹脂複合管の曲げ加工方
法によれば、芯金より大径のプラグを管端部に嵌め込ん
でおいてクランプ型で挟持することにより、ブースター
型とワイパー型と芯金とによる樹脂複合管の過度な圧縮
を抑制するので、樹脂複合管が若干滑ることができ、樹
脂複合管を破断や種々の変形(シワ等)等の不具合を生
ずることなく曲げ加工を行えるという効果が得られる。
【0020】また、管端部に変形が発生しにくいので、
管端部に加工を施した樹脂複合管であっても、曲げ加工
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる樹脂複合管の曲げ加工方法を説
明する一部を断面にした側面図である。
【図2】前記樹脂複合管の曲げ加工方法に用いるプラグ
の形状を示す図であって、同図(a)は左側面図をあら
わし、(b)は正面図をあらわし、(c)は左側面図を
表している。
【図3】管端部に加工を施した樹脂複合管を曲げ加工す
る場合の説明図である。
【図4】一般的なパイプベンダー方式を説明する図であ
って、同図(a)は樹脂複合管に芯金を挿入して曲げ加
工する直前の状態をあらわし、同図(b)は曲げ加工し
た後の状態をあらわしている。
【図5】従来の樹脂複合管の曲げ加工方法による管端部
の変形の例を示す側面図である。
【図6】従来の樹脂複合管の曲げ加工方法による曲げ加
工部が破断した例を示す側面図である。
【図7】一般的な樹脂複合管の断面の例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 芯金 11 シャンク 12 マンドレル 2 樹脂ライニング管(樹脂複合管) 2’ 樹脂ライニング管(樹脂複合管) 2a 曲げ加工部 2b 管端部 3 プラグ 5 クランプ型 6 ブースター型 7 ワイパー型 8 曲げ型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲げ加工される樹脂複合管の曲げ加工部
    に、当該樹脂複合管の曲げ加工に応じて曲がりうる芯金
    を挿入し、前記樹脂複合管の先端部をクランプ型によっ
    て挟持して曲げ加工する樹脂複合管の曲げ加工方法にお
    いて、前記芯金の外径より大きいプラグを前記先端部に
    挿入してから、プラグが挿入された先端部をクランプ型
    によって挟持して、曲げ加工することを特徴とする樹脂
    複合管の曲げ加工方法。
JP12528094A 1994-06-07 1994-06-07 樹脂複合管の曲げ加工方法 Pending JPH07328725A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12528094A JPH07328725A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 樹脂複合管の曲げ加工方法

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JPH07328725A true JPH07328725A (ja) 1995-12-19

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ID=14906172

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JP12528094A Pending JPH07328725A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 樹脂複合管の曲げ加工方法

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JP (1) JPH07328725A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016095084A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 三菱重工業株式会社 キャピラリーチューブ、冷媒流量調整器、空調装置、及びキャピラリ―チューブの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016095084A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 三菱重工業株式会社 キャピラリーチューブ、冷媒流量調整器、空調装置、及びキャピラリ―チューブの製造方法

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