JP2016095084A - キャピラリーチューブ、冷媒流量調整器、空調装置、及びキャピラリ―チューブの製造方法 - Google Patents

キャピラリーチューブ、冷媒流量調整器、空調装置、及びキャピラリ―チューブの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】閉塞の発生が抑制され、冷媒に十分な流動を生じさせ、冷媒サイクルの性能を良好に行うことが可能であるキャピラリーチューブ、冷媒流量調整器、及び空調装置を提供する。
【解決手段】冷媒Rが循環する冷媒循環路に設けられ、銅によって形成されるとともに、冷媒Rが流通可能な微細流路SCが内側に形成されたチューブ本体6と、チューブ本体6の内周面Fを覆うように設けられて、チューブ本体6の内周面Fと冷媒Rとを隔てる被膜層Cと、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、空調装置の冷媒循環路に設けられるキャピラリーチューブ、これを備える冷媒流量調整器、空調装置、及びキャピラリ―チューブの製造方法に関する。
エアーコンディショナー等の空調機器における冷凍サイクルでは、液体の冷媒をより気化し易い状態にするために流量調整器を用いる。流量調整器には、代表的なものとして、可変式の電子膨張弁や、固定式のキャピラリーチューブが知られている。
ここで、特許文献1には、流量調整器の一例として、絞り装置が開示され、特許文献2には、流れる冷媒の流通抵抗を調節するための螺旋状の抵抗部が設けられた冷媒分配器が開示されている。
また、キャピラリーチューブは、冷凍サイクルの冷媒配管に接続されており、銅によって形成されている毛細管であって、内側に冷媒が流通可能な流路を形成している。
特開2001−66081号公報 特開2009-222366号公報
しかしながら、上記のような冷凍サイクルでは、冷媒に加えて冷凍機油が流通する。このため、キャピラリーチューブの流路の内周面に油劣化物、系内残渣物等の異物が付着、堆積し、冷媒の流量低下による冷凍サイクルの性能低下が生じてしまうことや、これら異物によってキャピラリーチューブの流路が閉塞される。その結果、冷凍サイクルが十分に機能せず、圧縮機が停止してしまう等の問題が起きる。
そこで本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、閉塞を抑制して冷媒を十分に流通させ、冷凍サイクルを良好な状態に保つことができるキャピラリーチューブ、冷媒流量調整器、及び空調装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明に係るキャピラリーチューブは、冷媒循環路に設けられ、銅によって形成されるとともに、冷媒が流通可能な微細流路が内側に形成されたチューブ本体と、該チューブ本体の内周面を覆うように設けられる被膜層と、を備える。
このようなチューブ本体の内周面を被膜層で覆ったキャピラリーチューブによれば、チューブ本体の内周面と、チューブ本体の微細流路を流通する冷媒との直接的な接触が被膜層によって回避される。よって、チューブ本体の内周面に油劣化物、系内残渣物等の異物が付着、及び堆積することによる微細流路の閉塞を抑制可能となる。
本発明に係るチューブ本体の内周面を覆うように設けられる被膜層は、シリコン系被膜材からなっていてもよい。
このように被膜層の材料にシリコン系被膜材を用いることで、被膜層とチューブ本体の内周面との密着性が向上し、冷媒とチューブ本体の内周面との直接的な接触をさらに回避することが可能となるとともに、チューブ本体の耐食性を向上できる。
本発明に係るチューブ本体の内周面を覆うように設けられる被膜層は、ポリアミドイミドからなっていてもよい。
このように被膜層の材料にポリアミドイミドを用いることで、被膜層とチューブ本体の内周面との密着性が向上し、冷媒とチューブ本体の内周面との直接的な接触をさらに回避することが可能となるとともに、チューブ本体の耐食性を向上できる。
本発明に係る流量調整器は、キャピラリーチューブを備える。
このような流量調整器によれば、キャピラリーチューブにおけるチューブ本体の内周面と、チューブ本体の微細流路を流通する冷媒との直接的な接触が被膜層によって回避される。よって、チューブ本体の内周面に油劣化物、系内残渣物等の異物が付着、及び堆積することによる微細流路の閉塞を抑制可能となる。
本発明に係る空調装置は、冷媒として、低温低圧気体冷媒を圧縮して高温高圧気体冷媒とする圧縮機と、高温高圧気体冷媒を液化して高圧液体冷媒とする凝縮器と、高圧液体冷媒を減圧して低圧液体冷媒とする上記の流量調整器と、低圧液体冷媒を気化して低温低圧気体冷媒とする蒸発器と、を備え、これら圧縮機、凝縮器、流量調整器、及び蒸発器が冷媒循環路を形成する。
このような空調装置によれば、流量調整器のキャピラリーチューブにおけるチューブ本体の内周面と、チューブ本体の微細流路を流通する冷媒との直接的な接触が被膜層によって回避される。よって、チューブ本体の内周面に油劣化物、系内残渣物等の異物が付着、及び堆積することによる微細流路の閉塞を抑制可能となる。
本発明に係るキャピラリーチューブの製造方法は、直管の内面を脱脂する工程と、直管の内面を除錆する工程と、直管の内面に該直管の中心軸線の一方側から流体状の被膜材を流し込む工程と、150℃以上200℃以下の温度で前記直管に流し込まれた被膜材を焼成及び乾燥して被膜層を形成する工程と、前記被膜層を形成した前記直管を曲げてチューブ本体とし、該チューブ本体の内側に冷媒の流通する微細流路を形成する工程と、を含む。
このようなキャピラリーチューブの製造方法によれば、容易に、直管の内面に被膜層を密着させて形成することができる。従って、直管を曲げることによって形成されるチューブ本体の内周面と、微細流路を流通する冷媒との直接的な接触が回避される。よって、チューブ本体の内周面に油劣化物、系内残渣物等の異物が付着、及び堆積することによる微細流路の閉塞を抑制可能となる。
本発明に係るキャピラリーチューブの製造方法の被膜材を流し込む工程では、直管を中心軸線回りに回転させながら被膜材を流し込んでもよい。
このように直管を回転させることで、被膜材を直管の内面全体に均一に行き渡らせることができ、チューブ本体の内周面に全体的に皮膜層を形成することができる。
本発明に係るキャピラリーチューブの製造方法の被膜層を形成する工程では、被膜層の厚さを1μm以上10μm以下としてもよい。
このように被膜層を1μm以上10μm以下の厚さにすることで、被膜層に十分な強度を持たせることができるので、被膜層の剥離を抑えることができる。また、曲げ工程を実行した際にも剥離を抑えることができる。
上記のキャピラリーチューブによれば、閉塞の発生が抑制され、冷媒を十分に流通させ、冷凍サイクルを良好な状態に保つことが可能である。
本発明の実施形態に係る空調装置の冷凍サイクルを示す図である。 本発明の実施形態に係る空調装置におけるキャピラリーチューブを示す正面図である。 本発明の実施形態に係る空調装置におけるキャピラリーチューブのチューブ本体の径方向の断面を示す図であって、(a)は図1のX−X断面図である。また(b)は、図1のY−Y断面図である。 本発明の実施形態に係る空調装置におけるキャピラリーチューブのチューブ本体の要部を拡大して示す図であって、図2のZ部詳細図である。 本発明の実施形態に係る空調装置におけるキャピラリーチューブの製造工程図である。 本発明の実施形態の変形例に係る空調装置におけるキャピラリーチューブの製造工程図である。
以下、本発明の実施形態に係る空調装置について説明する。
図1に示すように、空調装置100は、冷媒Rとして、低温低圧気体冷媒R1gから高温高圧気体冷媒R2gを生成する圧縮機1と、高温高圧気体冷媒R2gから常温高圧液体冷媒R3lを生成する凝縮器2と、常温高圧液体冷媒R3lから低温低圧液体冷媒R4lを生成する流量調整器3(冷媒流量調整器)と、低温低圧液体冷媒R4lから低温低圧気体冷媒R1gを生成する蒸発器4と、を備えている。
圧縮機1は、低温低圧気体冷媒R1gに吸熱させる装置である。即ち、低温低圧気体冷媒R1gが圧縮されて高温高圧気体冷媒R2gとなる。
凝縮器2は、高温高圧気体冷媒R2gに放熱させる装置である。即ち、常温高圧液体冷媒R2gが放熱して常温高圧液体冷媒R3lとなる。
流量調整器3は、常温高圧液体冷媒R3lに放熱させる装置である。即ち、流量調整器3では、常温高圧の液体冷媒R3lの流量が調整されて減圧されて膨張し、放熱されることで低温低圧液体冷媒R4lとなる。
蒸発器4は、低温低圧液体冷媒R4lに吸熱させる装置である。即ち、蒸発器4では、低温低圧液体冷媒R4lが吸熱し、低温低圧気体冷媒R1gとなる。その後、この低温低圧気体冷媒R1gを圧縮機へ導入可能としている。
従って、この空調装置100で動作する冷凍サイクルでは、まず、冷媒Rが圧縮機1で圧縮された後に凝縮器2で放熱し、流量調整器3に流入して減圧膨張し、最後に蒸発器4で吸熱して気化して、再び圧縮機1に戻る。即ち、これら圧縮機1、凝縮器2、流量調整器3、及び蒸発器4は、銅製の配管Pによって互いに接続されることで冷媒循環路RCを形成しており、この冷媒循環路RCで冷媒Rが連続的に状態変化しつつ循環する。
ここで、図2に示すように、流量調整器3は、冷媒の流通するキャピラリーチューブ5と、キャピラリーチューブ5の一端に接続される流入側ジョイント部7と、他端に接続される流出側ジョイント部8とを備えている。
流入側ジョイント部7は、キャピラリーチューブ5の一端となる冷媒Rlの流入側G1に設けられて配管Pに接続されている。流出側ジョイント部8は、キャピラリーチューブ5の他端となる冷媒Rの流出側G2に設けられて配管Pに接続されている。
図3(a)、図3(b)に示すように、キャピラリーチューブ5は、チューブ本体6と、チューブ本体6の内周面Fを覆うように設けられて、内周面Fと冷媒Rとを隔てる被膜層Cとを備えている。
図4に示すように、チューブ本体6は、同径で延びる本体部6aと、本体部6aの一端で本体部6aと一体に形成されて流入側ジョイント部7に向かって拡径する拡径部6bとを有している。拡径部6bは、流入側ジョイント部7とロウ付けによって接続されている。
同様に、チューブ本体6は、本体部6aの他端で本体部6aと一体に形成されて流出側ジョイント部8に向かって拡径する拡径部6bを有し、この拡径部6bは流出側ジョイント部8とロウ付けによって接続されている。
なお、ロウ付けされる位置では、流入側ジョイント部7及び流出側ジョイント部8は銅によって形成されている。
このように、キャピラリーチューブ5は、流入側ジョイント部7と、流出側ジョイント部8とを介して冷媒循環路RCに設けられている。
ここで、図2、図3(a)及び図3(b)に示すように、チューブ本体6は、銅によって形成された管状をなして、螺旋状に曲げられることで、複数の円環状部6cが連続して形成されるとともに、内側に冷媒Rが流通可能な微細流路SCが形成されている。チューブ本体6の内径、即ち、微細流路SCの流路径は、φ0.5mm以上φ3.0mm以下となっており、螺旋を形成する各円環状部6cの直径は、φ30mm以上150mm以下となっている。
被膜層Cを形成する被膜材は、例えばシリコン系被膜材からなる。シリコン系被膜材とは例えば、下記の化学式に示すシリコーン(シリコン)である。R1部やR2部は、メチル基、フェニル基である。
シリコーン(シリコン)
Figure 2016095084
また、被膜材は非粘着材料であることが好ましく、例えば、シリコン系被膜材以外にも、フッ素樹脂、リン酸、黒染め(マンガン系材料)、ポリアミドイミド(下記化学式を参照)、又は、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ナイロン、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等であってもよい。また、フッ素樹脂には、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(パーフルオロエチレンプロペンコポリマー)、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)等、多数の種類がある。
一方で、被膜材としては、クロロプレンゴム、ニトリゴム等は好ましくない。
ポリアミドイミド
Figure 2016095084
また、被膜層の厚さは1μm以上10μm以下であり、特に5μm以上であるとよい。
次に、上記したキャピラリーチューブ5の製造方法について図5を参照して説明する。
まず、内径φ0.5mm以上φ3.0mm以下の直管を準備し、直管の内面を脱脂する工程S1を実行する。脱脂する工程S1では、直管の内面に付着している油及びゴミを除去する。
次に、脱脂した直管の内面を除錆する工程S2を実行する。
除錆する工程S2では、脱脂した直管の錆等を化学的に除去する。化学的に除去する方法とは、例えば、中性錆取り剤を希釈したものに、直管を常温で数分浸す等の手法を用いることができる。
さらに、除錆した直管の内面に被膜材を流し込む工程S3を実行する。
被膜材を流し込む工程S3では、除錆した直管を該直管の中心軸線回りに回転させつつ、該直管の内面に流体状の前記被膜材を流し込む。流体の被膜材を流し込む工程によれば、被膜材が均一に直管の内面に覆うことができる。
ここで、被膜材は、例えば、シリコン系材料やポリアミドイミド等、上述した材料からなる。
次に、直管に被膜層を形成する工程S4を実行する。
被膜層を形成する工程S4では、被膜した直管を該直管の中心軸線回りに回転させつつ、150℃〜200℃の温度で焼成及び乾燥させる。
最後に、微細流路を形成する工程S5を実行する。
微細流路SCを形成する工程S5では、直管を螺旋状に曲げてチューブ本体6を形成する。この際、螺旋状の直径が、φ30mm以上150mm以下となるように直管の曲げ加工を行う。また、チューブ本体6の両端部を拡径させることで、拡径部6bを形成する。
このような空調装置100によれば、チューブ本体6の内周面Fを被膜層Cで覆うキャピラリーチューブ5を備えることで、内周面Fと、チューブ本体6の微細流路SCを流通する冷媒Rとの直接的な接触が被膜層Cによって回避される。よって、チューブ本体6の内周面Fに油劣化物、系内残渣物等の異物が付着及び堆積し、微細流路SCを閉塞してしまうことを抑制することができる。
また、被膜層Cは、シリコン系被膜材からなるため、チューブ本体6の内周面Fへの密着性が向上する。このため、冷媒Rとチューブ本体6との直接的な接触をさらに回避することが可能となる。また、被膜層Cの密着性向上によって、チューブ本体6の耐食性をさらに向上できる。
また、上述したキャピラリーチューブ5の製造方法を用いることで、容易に、チューブ本体6に被膜層Cを密着させて形成することができる。
また、被膜材を流し込む工程S3では、直管を中心軸線回りに回転させることで、被膜材を均一に流し込むことができる。よって、被膜材を直管の内面全体に均一に行き渡らせることができ、チューブ本体6の内周面Fに全体的に被膜層Cを形成することができる。
さらに、形成した被膜層Cの厚さを、1μm以上10μm以下とすることで、十分に被膜層Cの強度を保つことができる。このため、被膜層Cの剥離を抑えることができる。また、微細流路SCを形成する工程で直管を曲げる際にも、被膜層Cの剥離を抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細を説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
例えば、上述の実施形態に係る被膜層を形成する工程S4では、直管の内面に、直管の中心軸線の一方側から液体状の被膜材を流し込む場合以外にも、スプレー等で気体状の被膜材を噴き付けてもよい。
また、例えば、直管を曲げ加工する際には、直径がφ30mm以上150mm以下の範囲で、同一直径の円環(円環状部6c)が連続するような螺旋状に加工しなくともよい。即ち、設置スペース等に合わせて、適宜最適な形状に曲げてもよい。
例えば、図6に示すように、上述の実施形態に係る被膜材を流し込む工程S3及び被膜層を形成する工程S4を実施後に、油劣化物、系内残渣物等の異物が付着及び堆積し易い部分や、被膜層Cの剥がれ易い部分に部分的に被膜材を塗布し、更に焼成、乾燥させる増強工程S4´をしてもよい。
例えば、上述の実施形態の拡径部6bは、図3に示すように、本体部6aと一体に形成される場合に限定されず、ねじ込みや、ロウ付けで本体部6aに別体で取り付けるようなタイプとしてもよい。
本実施形態では、キャピラリーチューブ5は、空調装置100に用いる場合に限定されず、冷凍機等に用いてもよい。
1…圧縮機 2…凝縮器 3…流量調整器 4…蒸発器 5…キャピラリーチューブ 6…チューブ本体 7…流入側ジョイント部 8…流出側ジョイント部 C…被膜材 R…冷媒 R1g…低温低圧気体冷媒 R2g…高温高圧気体冷媒 R3l…常温高圧液体冷媒 R4l…低温低圧液体冷媒 G1…流入側 G2…流出側 S1…脱脂する工程 S2…除錆する工程 S3…被膜材を流し込む工程 S4…被膜層を形成する工程 S4´…増強工程 S5…微細流路を形成する工程 P…配管 F…内周面 SC…微細流路 RC…冷媒循環路 100…空調装置

Claims (8)

  1. 冷媒が循環する冷媒循環路に設けられ、銅によって形成されるとともに、冷媒が流通可能な微細流路が内側に形成されたチューブ本体と、
    前記チューブ本体の内周面を覆うように設けられて、前記内周面と前記冷媒とを隔てる被膜層と、
    を備えるキャピラリーチューブ。
  2. 前記被膜層は、シリコン系被膜材からなる請求項1に記載のキャピラリーチューブ。
  3. 前記被膜層は、ポリアミドイミドからなる請求項1に記載のキャピラリーチューブ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のキャピラリーチューブを備える冷媒流量調整器。
  5. 冷媒として、低温低圧気体冷媒を圧縮して高温高圧気体冷媒とする圧縮機と、
    前記高温高圧気体冷媒を液化して高圧液体冷媒とする凝縮器と、
    前記高圧液体冷媒を減圧して低圧液体冷媒とする請求項4に記載の冷媒流量調整器と、
    前記低圧液体冷媒を気化して前記低温低圧気体冷媒とする蒸発器と、
    を備え、
    これら圧縮機、凝縮器、流量調整器、及び蒸発器が冷媒循環路を形成する空調装置。
  6. 直管の内面を脱脂する工程と、
    前記直管の内面を除錆する工程と、
    前記直管の内面に該直管の中心軸線の一方側から流体状の被膜材を流し込む工程と、
    150℃以上200℃以下の温度で前記直管に流し込まれた前記被膜材を焼成及び乾燥して被膜層を形成する工程と、
    前記被膜層を形成した前記直管を曲げてチューブ本体とし、該チューブ本体の内側に冷媒の流通する微細流路を形成する工程と、
    を含むキャピラリーチューブの製造方法。
  7. 前記被膜材を流し込む工程では、前記直管を前記中心軸線回りに回転させながら前記被膜材を流し込む請求項6に記載のキャピラリーチューブの製造方法。
  8. 前記被膜層を形成する工程では、前記被膜層の厚さを1μm以上10μm以下とする請求項6又は7に記載のキャピラリーチューブの製造方法。
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