JPH0732852B2 - 排ガス処理用フィルタの再生方法及び装置 - Google Patents
排ガス処理用フィルタの再生方法及び装置Info
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- JPH0732852B2 JPH0732852B2 JP2187401A JP18740190A JPH0732852B2 JP H0732852 B2 JPH0732852 B2 JP H0732852B2 JP 2187401 A JP2187401 A JP 2187401A JP 18740190 A JP18740190 A JP 18740190A JP H0732852 B2 JPH0732852 B2 JP H0732852B2
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- 238000011001 backwashing Methods 0.000 claims description 14
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Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば放射性廃棄物を焼却する焼却炉に接続さ
れた排ガス処理用フィルタの再生方法及び装置に関する
ものである。
れた排ガス処理用フィルタの再生方法及び装置に関する
ものである。
(従来の技術) 例えば放射性廃棄物等を焼却する焼却炉の排ガス処理系
統には、多数本のセラミックフィルタを缶体の内部に取
り付けたフィルタ装置が接続されている。そしてこれら
の排ガス処理系統の内部は、焼却炉の内部とともに負圧
に維持され、外部へ放射性物質を含む排ガスが洩れない
ようになっている。ところがこのようなフィルタ装置の
フィルタは使用中にその表面に次第にダストが付着して
濾過性能が低下するので、所定期間使用した後に逆洗を
行い再生する必要がある。
統には、多数本のセラミックフィルタを缶体の内部に取
り付けたフィルタ装置が接続されている。そしてこれら
の排ガス処理系統の内部は、焼却炉の内部とともに負圧
に維持され、外部へ放射性物質を含む排ガスが洩れない
ようになっている。ところがこのようなフィルタ装置の
フィルタは使用中にその表面に次第にダストが付着して
濾過性能が低下するので、所定期間使用した後に逆洗を
行い再生する必要がある。
第2図はこのため従来技術の系統図であり、焼却炉
(1)の排ガス出口に2基のフィルタ装置(2)、
(2)を並列に設け、常時は一方又は双方のフィルタ装
置(2)により浄化されたガスを排ガスブロア(3)に
よりスタック(4)へ導く構造となっている。そしてフ
ィルタの逆洗を行う際には、逆洗を行うフィルタ装置
(2)の出口側のバルブを閉め、逆洗用空気源(5)か
らの逆洗空気の吹き込みにより生ずる含塵ガスを逆洗を
行うフィルタ装置以外の系統のフィルタ装置(2)に導
くことにより系統内を負圧に維持するとともに、含塵ガ
スを濾過するようになっている。なお、(6)は焼却炉
(1)の内圧が高まった場合にガスを逃がすための非常
用の逃がし弁、(7)はこの逃がし弁系統に設けられた
HEPAフィルタである。
(1)の排ガス出口に2基のフィルタ装置(2)、
(2)を並列に設け、常時は一方又は双方のフィルタ装
置(2)により浄化されたガスを排ガスブロア(3)に
よりスタック(4)へ導く構造となっている。そしてフ
ィルタの逆洗を行う際には、逆洗を行うフィルタ装置
(2)の出口側のバルブを閉め、逆洗用空気源(5)か
らの逆洗空気の吹き込みにより生ずる含塵ガスを逆洗を
行うフィルタ装置以外の系統のフィルタ装置(2)に導
くことにより系統内を負圧に維持するとともに、含塵ガ
スを濾過するようになっている。なお、(6)は焼却炉
(1)の内圧が高まった場合にガスを逃がすための非常
用の逃がし弁、(7)はこの逃がし弁系統に設けられた
HEPAフィルタである。
ところがこのような従来の装置は逆洗のためにフィルタ
装置(2)は2基必要とするのでスペースを取るととも
に設備コストが高くなり、またメンテナンスの手数も増
加するという問題があった。
装置(2)は2基必要とするのでスペースを取るととも
に設備コストが高くなり、またメンテナンスの手数も増
加するという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記した従来の問題点を解消し、2基のフィル
タ装置を必要とせず、しかも系統の内部を負圧に維持し
たままでフィルタの逆洗を行うことができる排ガス処理
用フィルタの再生方法及び装置を提供するために完成さ
れたものである。
タ装置を必要とせず、しかも系統の内部を負圧に維持し
たままでフィルタの逆洗を行うことができる排ガス処理
用フィルタの再生方法及び装置を提供するために完成さ
れたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題は、焼却炉1の排ガスをフィルタエレメント
により処理するフィルタ装置2の出口側のバルブを閉
じ、逃がし弁系統のバルブを開くことにより内部を通電
運転時よりも十分に減圧したうえで逆洗用空気を吹き込
み、系統内を負圧に保ちつつフィルタエレメントを逆洗
し、このとき生ずる含塵ガスを焼却炉の逃がし弁系統に
設けられたHEPAフィルタに導くことを特徴とする排ガス
処理用フィルタの再生方法により解決することができ
る。
により処理するフィルタ装置2の出口側のバルブを閉
じ、逃がし弁系統のバルブを開くことにより内部を通電
運転時よりも十分に減圧したうえで逆洗用空気を吹き込
み、系統内を負圧に保ちつつフィルタエレメントを逆洗
し、このとき生ずる含塵ガスを焼却炉の逃がし弁系統に
設けられたHEPAフィルタに導くことを特徴とする排ガス
処理用フィルタの再生方法により解決することができ
る。
また上記の課題は、焼却炉にその排ガスを処理する単一
のフィルタ装置と排ガスブロアとをバルブを介して直列
に接続するとともに、フィルタ装置に逆洗用空気吹き込
み装置を設け、焼却炉に設けられたHEPAフィルタ付きの
逃がし弁系統の逃がし弁部分に逆洗用空気吹き込み時に
含塵ガスを逃がすためのバイパスラインを付設し、HEPA
フィルタの出口側を前記排ガスブロアの吸引側に接続し
たことを特徴とする排ガス処理用フィルタの再生装置に
より解決することができる。
のフィルタ装置と排ガスブロアとをバルブを介して直列
に接続するとともに、フィルタ装置に逆洗用空気吹き込
み装置を設け、焼却炉に設けられたHEPAフィルタ付きの
逃がし弁系統の逃がし弁部分に逆洗用空気吹き込み時に
含塵ガスを逃がすためのバイパスラインを付設し、HEPA
フィルタの出口側を前記排ガスブロアの吸引側に接続し
たことを特徴とする排ガス処理用フィルタの再生装置に
より解決することができる。
以下に本発明を図示の実施例により更に詳細に説明す
る。
る。
(実施例) 第1図は本発明の装置の実施例を示すものであり、焼却
炉(1)の排ガス出口に、多数のセラミック製のフィル
タエレメント(8)を内蔵した単一のフィルタ装置
(2)と、その浄化ガスを吸引してスタック(4)へ排
出するための排ガスブロア(3)とが直列に接続されて
いる。またフィルタ装置(2)には逆洗用空気源(5)
が付設されており、従来と同様にフィルタエレメント
(8)の逆洗を行えるようになっている。
炉(1)の排ガス出口に、多数のセラミック製のフィル
タエレメント(8)を内蔵した単一のフィルタ装置
(2)と、その浄化ガスを吸引してスタック(4)へ排
出するための排ガスブロア(3)とが直列に接続されて
いる。またフィルタ装置(2)には逆洗用空気源(5)
が付設されており、従来と同様にフィルタエレメント
(8)の逆洗を行えるようになっている。
焼却炉(1)には従来と同様に焼却炉内の圧力が上昇し
たときに作動する逃がし弁(6)が設けられており、こ
の逃がし弁系統にはこの含塵ガスを濾過するためのHEPA
フィルタ(7)が設けられている。HEPAフィルタ(7)
の出口側は従来と同様に前記のスタック(4)に接続さ
れているが、本発明においてはHEPAフィルタ(7)の出
口側が排ガスブロア(3)の吸引側に接続するバルブ
(10)付きの経路(9)が設けられている。また逃がし
弁(6)の部分にもバルブ(11)付きのバイパスライン
(12)が設けられている。
たときに作動する逃がし弁(6)が設けられており、こ
の逃がし弁系統にはこの含塵ガスを濾過するためのHEPA
フィルタ(7)が設けられている。HEPAフィルタ(7)
の出口側は従来と同様に前記のスタック(4)に接続さ
れているが、本発明においてはHEPAフィルタ(7)の出
口側が排ガスブロア(3)の吸引側に接続するバルブ
(10)付きの経路(9)が設けられている。また逃がし
弁(6)の部分にもバルブ(11)付きのバイパスライン
(12)が設けられている。
なお、焼却炉(1)の内部は外部への放射性物質の漏洩
を避けるための通常運転時には−200mmAqに維持させて
おり、フィルタ装置(2)の内部は通常運転時には−30
0mmAqに維持されている。
を避けるための通常運転時には−200mmAqに維持させて
おり、フィルタ装置(2)の内部は通常運転時には−30
0mmAqに維持されている。
(作用) このように構成された装置は、焼却炉(1)の排ガスを
フィルタ装置(2)に導き、浄化された排ガスを出口側
のバルブ(13)を介して排ガスブロア(3)により吸引
してスタック(4)から外気へ排出するものであるが、
フィルタ装置(2)のフィルタ(8)の表面にダストが
付着して濾過抵抗が増加してきたときには、次のように
して逆洗操作を行う。
フィルタ装置(2)に導き、浄化された排ガスを出口側
のバルブ(13)を介して排ガスブロア(3)により吸引
してスタック(4)から外気へ排出するものであるが、
フィルタ装置(2)のフィルタ(8)の表面にダストが
付着して濾過抵抗が増加してきたときには、次のように
して逆洗操作を行う。
まず、フィルタ装置(2)の出口側のバルブ(13)を閉
め、次にバイパスライン(12)のバルブ(11)と経路
(9)のバルブ(10)とを全開とし、排ガスブロア
(3)の前のバルブ(14)の開度を調節して排ガスブロ
ア(3)によりフィルタ装置(2)の内部を通常運転時
よりも十分に低い圧力、例えば−1000mmAq程度まで減圧
する。
め、次にバイパスライン(12)のバルブ(11)と経路
(9)のバルブ(10)とを全開とし、排ガスブロア
(3)の前のバルブ(14)の開度を調節して排ガスブロ
ア(3)によりフィルタ装置(2)の内部を通常運転時
よりも十分に低い圧力、例えば−1000mmAq程度まで減圧
する。
この状態で逆洗用空気源(5)からフィルタ装置(2)
の内部に逆洗用空気を吹き込み、フィルタエレメント
(8)を逆洗する。これによりその表面に付着している
ダストは剥離されてフィルタエレメント(8)の再生が
行われるが、フィルタ装置(2)の内部は逆洗開始時に
は十分に低い圧力に維持されているため、逆洗用空気の
吹き込みによっても例えば−500mmAq程度まで圧力が上
昇するのみであり、排ガス処理系統内を負圧に保ったま
まで逆洗を行うことができる。このため、逆洗用空気の
吹き込み圧力により系内から放射性物質が大気中に洩れ
るおそれがない。
の内部に逆洗用空気を吹き込み、フィルタエレメント
(8)を逆洗する。これによりその表面に付着している
ダストは剥離されてフィルタエレメント(8)の再生が
行われるが、フィルタ装置(2)の内部は逆洗開始時に
は十分に低い圧力に維持されているため、逆洗用空気の
吹き込みによっても例えば−500mmAq程度まで圧力が上
昇するのみであり、排ガス処理系統内を負圧に保ったま
まで逆洗を行うことができる。このため、逆洗用空気の
吹き込み圧力により系内から放射性物質が大気中に洩れ
るおそれがない。
またこのような逆洗用空気の吹き込みにより多量の含塵
ガスが発生するが、このガスは焼却炉(1)側に戻り、
さらに排ガスブロア(3)により吸引されて逃がし弁
(6)のバイパスライン(12)から逃がし弁系統に入
る。そしてこの系統内に設けられているHEPAフィルタ
(7)に導かれて濾過され、浄化ガスのみが排ガスブロ
ア(3)を経てスタック(4)から外部へ排出される。
このように逆洗が完了したら、バルブ(13)を開き、バ
ルブ(11)及びバルブ(10)を閉じて通常運転に復帰す
る。
ガスが発生するが、このガスは焼却炉(1)側に戻り、
さらに排ガスブロア(3)により吸引されて逃がし弁
(6)のバイパスライン(12)から逃がし弁系統に入
る。そしてこの系統内に設けられているHEPAフィルタ
(7)に導かれて濾過され、浄化ガスのみが排ガスブロ
ア(3)を経てスタック(4)から外部へ排出される。
このように逆洗が完了したら、バルブ(13)を開き、バ
ルブ(11)及びバルブ(10)を閉じて通常運転に復帰す
る。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明の排ガス処理用フィルタ
の再生方法及び装置によれば、2基のフィルタ装置を必
要とせず、しかも系統の内部を常に負圧に維持したまま
でフィルタの逆洗を行うことができる。このため、第2
図に示した従来の装置に比較して機器設置スペースが少
なくて済み、設備コストが安価となり、またメンテナン
スの手数を減少することができるとともに、外部へ放射
性物質を漏洩させることなくフィルタの逆洗が可能とな
る。
の再生方法及び装置によれば、2基のフィルタ装置を必
要とせず、しかも系統の内部を常に負圧に維持したまま
でフィルタの逆洗を行うことができる。このため、第2
図に示した従来の装置に比較して機器設置スペースが少
なくて済み、設備コストが安価となり、またメンテナン
スの手数を減少することができるとともに、外部へ放射
性物質を漏洩させることなくフィルタの逆洗が可能とな
る。
このように本発明は特に放射性廃棄物の焼却炉に用いる
に適したものであるが、一般の産業廃棄物の焼却炉にも
適用できることはいうまでもないことである。
に適したものであるが、一般の産業廃棄物の焼却炉にも
適用できることはいうまでもないことである。
よって本発明は従来の問題点を解消した排ガス処理用フ
ィルタの再生方法及び装置として、産業の発展に寄与す
るところは極めて大きいものである。
ィルタの再生方法及び装置として、産業の発展に寄与す
るところは極めて大きいものである。
第1図は本発明の実施例を示す配管系統図、第2図は従
来例を示す配管系統図である。 (1):冷却炉、(2):フィルタ装置、(3):排ガ
スブロア、(6):逃がし弁、(7):HEPAフィルタ、
(8):フィルタエレメント、(10)、(11):バル
ブ、(12):バイパスライン、(13)、(14):バル
ブ。
来例を示す配管系統図である。 (1):冷却炉、(2):フィルタ装置、(3):排ガ
スブロア、(6):逃がし弁、(7):HEPAフィルタ、
(8):フィルタエレメント、(10)、(11):バル
ブ、(12):バイパスライン、(13)、(14):バル
ブ。
Claims (2)
- 【請求項1】焼却炉(1)の排ガスをフィルタエレメン
ト(8)により処理するフィルタ装置(2)の出口側の
バルブ(13)を閉じ、逃がし弁系統のバルブ(10)、
(11)、(14)を開くことにより内部を通常運転時より
も十分に減圧したうえで逆洗用空気を吹き込み、系統内
を負圧に保ちつつフィルタエレメント(8)を逆洗し、
このとき生ずる含塵ガスを焼却炉(1)の逃がし弁系統
に設けられたHEPAフィルタ(7)に導くことを特徴とす
る排ガス処理用フィルタの再生方法。 - 【請求項2】焼却炉(1)のその排ガスを処理する単一
のフィルタ装置(2)と排ガスブロア(3)とをバルブ
(13)を介して直列に接続するとともに、フィルタ装置
(2)に逆洗用空気吹き込み装置を設け、焼却炉(1)
に設けられたHEPAフィルタ(7)付きの逃がし弁系統の
逃がし弁(6)部分に逆洗用空気吹き込み時に含塵ガス
を逃がすためのバイパスライン(12)を付設し、HEPAフ
ィルタ(7)の出口側を前記排ガスブロア(3)の吸引
側に接続したことを特徴とする排ガス処理用フィルタの
再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2187401A JPH0732852B2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 排ガス処理用フィルタの再生方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2187401A JPH0732852B2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 排ガス処理用フィルタの再生方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0474507A JPH0474507A (ja) | 1992-03-09 |
JPH0732852B2 true JPH0732852B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=16205385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2187401A Expired - Lifetime JPH0732852B2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 排ガス処理用フィルタの再生方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732852B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4874789B2 (ja) * | 2006-12-30 | 2012-02-15 | 株式会社コモテック | 内燃機関の排気浄化装置 |
-
1990
- 1990-07-16 JP JP2187401A patent/JPH0732852B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0474507A (ja) | 1992-03-09 |
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Legal Events
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