JPS6211526A - 充填層集塵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、集塵効率の高い充填層集塵装置、特に濾材交
換時に発生する粉塵を排気中へ放出することのないよう
にした装置に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に充填層集塵装置は、垂直に配設された濾材支持体
（ルーバ又は金網等）の間に粒状の濾材を充填し、この
充填層に含塵ガスを通過させて、ガス中の媒塵等のダス
トを濾材にて捕集することにより、清浄ガスを排出する
ように構成されている。ところで、この種集塵装置にお
いては、濾材は捕集したダストで目詰りを起し、圧力損
失が上昇したり或いは排出ガス中の含塵量が増加したり
することがあるため、濾材を交換する必要がある。

濾材の交換は、一般に集塵装置を稼動させなから濾材を
装置の下端から抜き取ると同時に新しい濾材を上端から
装入することにより行われる。この抜き取り及び装入作
業は連続的に行われる場合もあるし間欠的に行われる場
合もある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来装置においては、交換時の濾材の移動により濾材に
付着していたダストが剥離して排出ガス中に混入し、排
出ガスの含塵量が高くなってしまうと云う問題があり、
更に粒状の濾材は均一に抜き取ることが難しいため充填
層内に新しい清浄な濾材と使用済の汚染された濾材とが
混在する結果となって、集塵効率を低下させてしまうと
云う問題もあった。これらの問題点を解決する対策とし
て、従来、充填層の排気側に別の集塵装置を付加したり
、濾材の抜き取りに種々の工夫をこらしたりしたものも
あるが、何れも装置が複雑且つ高価となると云う問題が
あった。又濾材支持体にダストが堆積して圧力損失を大
きくすると云う問題もあり、この対策として槌打装置を
取付けても濾材が充填されているためその効果は十分に
発揮され得ないばかりか、槌打装置を操作すると、濾材
支持体からダストが剥離して排気中に混合し、一時的に
排出ガスのダスト濃度が高くなると云う問題もあった。

本発明はかかる問題点に着目してなされたものであって
、如何なる場合も剥離したダストが排気中に混入するこ
とのないように構成した充填層集塵装置を提供すること
を目的とする。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明の装置
は、充填層と清浄ガス出口用ダンパーとの間に清浄空気
取入れ口とを設けた二基以上の充填層ユニットを、各充
填層ユニットの含塵ガス入口を含塵ガス供給ラインに又
清浄ガス出口を排気ラインに夫々接続することにより並
列的に配設して、濾材交換時には一基ずつ清浄ガス出口
用ダンパーを閉じて充填層内の濾材を一旦全部抜き取っ
た後清浄な濾材を充填し、且つこの時充填層内に発生し
た粉塵を清浄空気取入れ口より導入した清浄空気でパー
ジして他の充填層ユニット内へ導入することにより前記
の問題を解消するようにしたものである。

〔実施例〕

以下、図示した実施例に基づき本発明を具体的に説明す
れば、Ａ、Ｂ、Ｃは夫々充填層ユニットで、各充填層ユ
ニ７）には、ダンパー１８を設けた含塵ガス人口１と、
ダンパー２ａを設けた清浄ガス出口２と、清浄ガス出口
２と清浄ガス出口用ダンパー２ａとの間のダクトに設け
られたダンパー３ａ付きの清浄空気取入れ口３と、濾材
装入装置（ロータリーフィーダー、ダブルフィーダー。

ダンパー、二重ダンパー等）４ａを設けた粒状の濾材装
入口４と、濾材装入装置と同様の構成の濾材抜取り装置
５ａを設けた濾材取出し口５と、濾材支持体（ルーバ、
金網等）６が装備されている。

７は濾材支持体６により画成された濾材の充填層、８は
濾材支持体６に連結された払い落とし装置、９はダンパ
ー１ａを介して各充填層ユニットＡ。

Ｂ、Ｃの含塵ガス人口１に接続された含塵ガス供給ライ
ン、１０はダンパー２ａを介して各充填層ユニットの清
浄ガス出口２に接続された排気ラインである。

本発明に係る装置は上記の如く構成さているが、ここで
はこの集塵装置は負圧で運転されているものとしてその
作用を説明する。

通常運転時は、各充填層ユニットＡ、Ｂ、Ｃの充填ＪＷ
７には粒状の濾材が充填されていて含塵ガス入口用のダ
ンパー１３と清浄ガス出口用ダンパー　２　ａのみが開
かれているから、含塵ガス供給ライン９へ導びかれた含
塵ガスは各充填層ユニットＡ、Ｂ、Ｃ中を通過して浄化
され、排気ライン１０へ集められて所要部署へ送られる
。今、充填層ユニットＡがダストにより汚損され濾材の
交換が必要になったとすれば−これは充填層７における
圧力損失や清浄ガス出口２におけるダスト濃度を検出す
ることにより判定される一先づ含塵ガス入口用ダンパー
１ａと清浄ガス出口用ダンパー２ａう閉じて充填層ユニ
ットＡ内におけるガスの流れを止める。この場合、含塵
ガス入口用ダンパー１ａは若干の洩れがあるように又清
浄ガス出口用ダンパー２ａは完全に密閉されるように予
め調整されている０次に清浄空気取入れ日用ダンパー３
ａを開ける。この場合、含塵ガス供給ライン９側は大気
に対し負圧状態にあるため、充填層ユニットＡには清浄
空気取入れ口３から含塵ガス人口１へ向う空気の流れが
生じる。清浄空気の取入れ量は各充填層ユニットの各動
作段階について適切な量になるように清浄空気取入れ日
用ダンパー３ａの開度が決められている０次に、濾材装
入装置４ａを閉めた状態で濾材抜き取り装置５ａを開き
、汚損した粒状の濾材を抜き出す、この時、充填層７内
での濾材の移動により舞い上がるダスト等は、上述の充
填層ユニットＡ内での気流により作動中の他の充填層ユ
ニットＢ、Ｃへ導びかれて集塵される。かくして、充填
層ユニットＡ内の濾材が抜き取られた状態で払い落し装
置８を作動させ、濾材支持体６に付着したダストを払い
落す、かかる払い落しにより舞い上ったダストは、充填
層ユニッ）Ａ内での気流により作動中の他の充填層ユニ
ットＢ、Ｃへ導びかれて集塵される。この場合、充填層
７には濾材が存在しないため、払い落し装置８の作動に
より濾材支持体６に与えられた振動は吸収されず、払い
落し効果は増大する０次に濾材抜取り装置５ａを閉めて
濾材装入装置４ａを開け、濾材装入口５より充填層７内
へ新しい濾材（ふるい等によってダストと分離された粒
状物）を充填する。この時も新しい濾材に含まれている
微小な粉体やダストは、他の充填層ユニットＢ。

Ｃへ導びかれて集塵される。充填層７即ち濾材支持体６
間に新しい濾材が充填された後も適当な時間清浄空気取
入れ日用ダンパー３ａを開けたままにして充填層ユニッ
トＡ内に空気の流れを維持させることによって、濾材中
に含まれている微小な粉体が取り除かれる。最後に清浄
空気取入れ日用ダンパー３ａを閉じ、含塵ガス入口用ダ
ンパー１ａ及び清浄ガス出口用ダンパー２３を開けるこ
とにより、充填層ユニットＡの集塵作用が再開する。

上述の如くして充填層ユニッ）Ａにおける濾材の交換作
業は終了するが、この作業を充填層ユニットＢ、Ｃと順
番に繰り返すことによって、清浄ガス出口２におけるダ
スト濃度を上昇させることな（各充填層ユニットの再生
を計ることが出来る。

以上実施例では、清浄空気取入れ口３を清浄ガス出口２
と清浄ガス出口用ダンパー２ａとの間に設けられている
が、これは充填層７と清浄ガス出口用ダンパー２ａとの
間の適当な位置に設置されればよい、また実施例では集
塵装置は負圧で運転されているものとして説明したが、
これは正圧で運転されても良く、その場合には清浄空気
取入れ口３からは清浄な加圧空気が吹き込まれるように
すればよい、更に実施例では、三基の充填層ユニットが
付設されている場合について説明したが、その数は二基
以上任意に選定され得る。

〔発明の効果〕

上述の如く本発明によれば、各充填層ユニットにおける
濾材交換の過程で発生する総ての粉塵は、濾材交換の行
われていない他の充填層ユニットにより有効に集塵され
るから、これらの粉塵が排気中に混入することは無く、
排気ラインへは常に所定の清浄ガスを取り出すことが出
来る。又、本発明によれば、集塵装置を稼動状にしたま
まで汚染された濾材を全量抜き取ってから新しい濾材を
装入することが出来るようになっているから、充填層内
での偏析が生じない、又濾材装人後通当な時間パージす
ることが出来るようになっているから、排気中に初期の
ダストが混入するようなことはない、更に本発明によれ
ば、濾材交換時充填層内を完全に空にすることが出来る
から、払い落し装置により濾材支持体に振動を与えて付
着物を除去する場合も、比較的小さな操作力でも効果的
に付着物を除去することが出来るばかりか、この時発生
する粉塵も有効に集塵され得て排気中に入ることはない
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る充填層集塵装置の一実施例を示す基
本構成図である。 １・・・・含塵ガス入口、２・・・・清浄ガス出口、３
・・・・清浄空気取入れ口、４・・・・濾材装入口、５
・・・・濾材取り出し口、ｌａ、２ａ、３ａ・・・・ダ
ンパー、４ａ・・・・濾材装入装置、５ａ・・・・濾材
抜取り装置、６・・・・濾材支持体、７・・・・充填層
、８・・・・払い落し装置、９・・・・含塵ガス供給ラ
イン、１０・・・・排気ライン、Ａ、Ｂ、Ｃ・・・・充
填層ユニット。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 充填層と、濾材装入口と、濾材取出し口と、含塵ガス入
   口と、清浄ガス出口とを備えた充填層集塵装置において
   、充填層と清浄ガス出口用ダンパーとの間に清浄空気取
   入れ口を設けた複数基の充填層ユニットを、各充填層ユ
   ニットの上記含塵ガス入口を含塵ガス給送ラインに又上
   記清浄ガス出口を排気ラインに夫々接続することにより
   並列的に配設し、各充填層ユニットの濾材交換時上記清
   浄空気取入れ口より空気を導入してその内部の粉塵を他
   の充填層ユニット内へ導びくようにしたことを特徴とす
   る充填層集塵装置。