JPH07328277A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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Publication number
JPH07328277A
JPH07328277A JP6127759A JP12775994A JPH07328277A JP H07328277 A JPH07328277 A JP H07328277A JP 6127759 A JP6127759 A JP 6127759A JP 12775994 A JP12775994 A JP 12775994A JP H07328277 A JPH07328277 A JP H07328277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
rotation speed
softening agent
chamber
dehydrating
Prior art date
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Pending
Application number
JP6127759A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Iwakiri
俊一 岩切
Masaki Nakaya
正樹 中家
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体バランサーに柔軟仕上げ剤自動流出装置
を設けた全自動洗濯機において、柔軟仕上げ剤自動流出
装置内を容易に洗浄するようにして、通常洗濯時に最終
すすぎでの柔軟仕上げ剤の効果を十分に得るようにす
る。 【構成】 洗濯機外枠内に配設した水受け槽の内部に脱
水回転可能な洗濯兼脱水槽を設け、洗濯兼脱水槽の底面
にパルセーターを回転自在に配設し、記洗濯兼脱水槽の
上端部に流体バランサーを設け、液状の柔軟仕上げ剤を
最終すすぎ開始直前に水受け槽内に流出させる柔軟仕上
げ剤自動流出装置を流体バランサーに設ける。洗濯、す
すぎ、脱水など一連の動作を設定する設定入力手段と、
前記パルセーターの回転や前記洗濯兼脱水槽の回転など
を設定入力手段により設定された一連の逐次動作を制御
する制御手段を備え、制御手段は、少なくとも2回の脱
水運転のみをそれぞれ第1の所定回転数で行うように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体バランサーに柔軟
仕上げ剤自動流出装置を設けた全自動洗濯機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の全自動洗濯機における流
体バランサーに設けた柔軟仕上げ剤自動流出装置は図7
および図8(a)〜(c)に示すように構成していた。以下、
その構成について説明する。
【0003】図に示すように、水受け槽1は、内部に洗
濯兼脱水槽2を回転可能に設けている。洗濯兼脱水槽2
の上端部に設けた流体バランサー外壁3と流体バランサ
ー内壁4との間に第1室5を着脱可能に設けるととも
に、この第1室5より、第1移動通路6を介して第2室
7を設け、また、第2移動通路8を介して第3室9を設
け、また、第3移動通路10を介して第4室11を設
け、さらに、第4移動通路12および流出通路13を介
して柔軟仕上げ剤流出口14を設けている。
【0004】上記構成において動作を説明すると、ま
ず、洗濯開始時に第1室5に投入された柔軟仕上げ剤
は、洗濯終了後の第1脱水時の遠心力により、矢印aの
ように第1移動通路6を通り第2室7に移動する。第2
室7に移動した柔軟仕上げ剤は第1脱水終了までbのよ
うに遠心力により第2室7の外側壁15に張り付いた状
態となっている。第1脱水終了後、すなわち第1すすぎ
時に柔軟仕上げ剤は矢印cのように第2移動通路8を通
り、第3室9に移動する。
【0005】つぎに、柔軟仕上げ剤は第1すすぎ終了後
の第2脱水時の遠心力により、矢印dのように第3移動
通路10を通り第4室11に移動する。第4室11に移
動した柔軟仕上げ剤は第2脱水終了までeのように遠心
力により第4室11の外側壁16に張り付いた状態とな
っている。第2脱水終了後、すなわち最終すすぎ時に柔
軟仕上げ剤は矢印fのように第4移動通路12を通り、
さらに矢印gのように流出通路13を通った後、矢印h
のように柔軟仕上げ剤流出口14より出て、水受け槽1
と洗濯兼脱水槽2の間に落下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、第1室5の柔軟仕上げ剤が第2室
7に移動できずに第1室5に一部残ってしまうことや、
第3室9の柔軟仕上げ剤が第4室11に移動できずに第
3室9に一部残ってしまうことがしばしばあり、このよ
うな場合には、最終すすぎでの柔軟仕上げ剤の使用され
る量が減少しているため、柔軟仕上げ剤の十分な仕上げ
剤効果が得られないといった問題や、柔軟仕上げ剤が柔
軟仕上げ剤自動流出装置内に残った場合や柔軟仕上げ剤
自動流出装置内の壁面などにへばりついたときなど、そ
のまま放置しておくと、固着してしまい、装置内の移動
通路を狭めてしまい、柔軟仕上げ剤の移動の妨げになっ
てしまうといった問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、柔軟
仕上げ剤自動流出装置内を容易に洗浄するようにして、
通常洗濯時に最終すすぎでの柔軟仕上げ剤の効果を十分
に得るようにすることを第1の目的としている。
【0008】また、柔軟仕上げ剤自動投入装置内の第3
室をさらによく洗浄することができるようにすることを
第2の目的としている。
【0009】さらに、柔軟仕上げ剤自動投入装置内の第
2室および第4室をさらによく洗浄できるようにするこ
とを第3の目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、洗濯機外枠内に配設し内部に脱水回
転可能な洗濯兼脱水槽を有した水受け槽と、前記洗濯兼
脱水槽の底面に回転自在に配設したパルセーターと、前
記洗濯兼脱水槽の上端部に設けた流体バランサーと、前
記流体バランサーに設けた液状の柔軟仕上げ剤を最終す
すぎ開始直前に水受け槽内に流出させる柔軟仕上げ剤自
動流出装置と、洗濯、すすぎ、脱水など一連の動作を設
定する設定入力手段と、前記パルセーターの回転や前記
洗濯兼脱水槽の回転などを前記設定入力手段により設定
された一連の逐次動作を制御する制御手段とを備え、前
記制御手段は、少なくとも2回の脱水運転のみをそれぞ
れ第1の所定回転数で行うようにしたことを第1の課題
解決手段としている。
【0011】また、第2の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段の制御手段は、少なくとも2回目の
脱水運転を第2の所定回転数で所定時間回転を行った
後、第1の所定回転数で行うようようにしたことを第2
の課題解決手段としている。
【0012】さらに、第3の目的を達成するために、上
記第1の課題解決手段の制御手段は、第1の所定回転数
まで回転数を上げた後、再度第2の所定回転数まで回転
を落し、さらに第1の所定回転数まで上げる動作を少な
くとも1回行うようにしたことを第3の課題解決手段と
している。
【0013】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
使用者が少なくとも2回の脱水運転のみをそれぞれ第1
の所定回転数まで行う行程を選択し、第一室に40℃〜
60℃程度のお湯を入れ、スタートさせるだけで、自動
的に柔軟仕上げ剤自動流出装置内を洗浄することがで
き、内部に残っている柔軟仕上げ剤を洗い流すことがで
き、通常の洗濯において、柔軟仕上げ剤の効果を十分に
得ることができる。
【0014】また、第2の課題解決手段により、柔軟仕
上げ剤自動流出装置内の第3室の固着した柔軟仕上げ剤
を浮きあがらせ、完全に除去することができるため、さ
らに柔軟仕上げ剤の効果を発揮させることができる。
【0015】さらに、第3の課題解決手段により、柔軟
仕上げ剤自動流出装置内の第2室および第4室の固着し
た柔軟仕上げ剤を浮きあがらせ、完全に除去することが
できるため、さらに柔軟仕上げ剤の効果を発揮させるこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図
2を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成の
ものは同一符号を付して説明を省略する。
【0017】図1に示すように、洗濯機外枠17は、吊
り棒18により水受け槽1を吊り下げており、水受け槽
1の内部に洗濯兼脱水槽2を脱水回転可能に設けてい
る。洗濯兼脱水槽2は、底部にパルセーター19を回転
自在に配設し、パルセーター19と一体に下側羽根20
を設けている。、モータ21は、Vベルト22および減
速機構23を介してパルセーター19または洗濯兼脱水
槽2を駆動する。
【0018】リント用循環水路24および散水ノズル用
循環水路25は、パルセーター16の下側羽根20外周
のポンプ室26から洗濯兼脱水槽2の上部に至るように
設け、上部にリントフィルター27および散水ノズル2
8をそれぞれ設けている。排水弁29は水受け槽1内の
洗濯水を排水するものであり、給水弁30は水受け槽1
に給水するものである。洗濯機外枠17の上部に蓋31
を開閉自在に設け、また、制御装置32を設けている。
洗濯兼脱水槽2の上部には脱水時の振動を低減させるた
めの流体バランサー33を設け、この流体バランサー3
3に柔軟仕上げ剤自動流出装置34を設けている。柔軟
仕上げ剤自動流出装置34の構成は上記従来例と同じで
ある。
【0019】制御装置32は図2に示すように構成して
おり、制御手段35は設定入力手段36により入力され
た設定内容に基づいて洗い、すすぎ、脱水の一連の行程
を逐次制御するもので、パワースイッチング手段37を
介してモータ21、排水弁29、給水弁30などを逐次
制御する。記憶手段38は制御手段35による逐次制御
に必要なデータを記憶している。表示手段39は制御手
段35による制御内容を表示する。水位検知手段40は
洗濯兼脱水槽2内の水位を検知し、その出力を制御手段
35に入力している。回転数検知手段41は、モータ2
1の回転数を検知するもので、その出力を制御手段35
に入力している。なお、回転数検知手段41は洗濯兼脱
水槽2の回転数を検知するようにしてもよい。また、4
2はモータ21の進相用コンデンサ、43は電源スイッ
チ、44は商用電源である。
【0020】制御手段35は、少なくとも2回の脱水運
転のみをそれぞれ、柔軟仕上げ剤自動流出装置34内に
残留した柔軟仕上げ剤を出すのに必要な第1の所定回転
数(たとえば、300rpm)で行うようにしている。
【0021】上記構成において図3を参照しながら動作
を説明すると、まず、ステップ51で柔軟仕上げ剤自動
流出装置34の第1室5に40℃〜60℃のお湯を投入
してセットする。ステップ52で設定入力手段36によ
り、脱水2回コースに設定し、ステップ53でスタート
スイッチを押し、動作をスタートさせる。つぎに、ステ
ップ54で洗濯兼脱水槽2の回転を開始させ、ステップ
55で回転数検知手段41により洗濯兼脱水槽2の回転
数を測定し、ステップ56で回転数が第1の所定回転数
(300rpm)以上かどうか判断する。
【0022】このとき、回転数が第1の所定回転数以下
の場合には、ステップ55に戻り、回転数が第1の所定
回転数以上になるまで繰り返し、第1の所定回転数以上
になったら、ステップ57で洗濯兼脱水槽2の回転を停
止し、ステップ58にてその洗濯兼脱水槽2の回転が何
回終了したかをカウントする。それが1回の場合にはス
テップ54に戻り、2回になるまで繰り返す。2回にな
るとそのまま終了させる。
【0023】このときの柔軟仕上げ剤自動流出装置34
内のお湯の移動の状況を説明すると、1回目の洗濯兼脱
水槽2の回転数が第1の所定回転数(300rpm)以
上になることで、お湯は第1室5から第2室7へ回転の
遠心力により移動し、第1移動通路6および第2室7を
洗浄する。洗濯兼脱水槽2の回転が停止すると、お湯は
重力により第2室7から第3室9へ移動し、第2移動通
路8および第3室9を洗浄する。
【0024】さらに、2回目の洗濯兼脱水槽2の回転数
が第1の所定回転数以上になることで、お湯は第3室9
から第4室11へ移動し、第3移動通路10および第4
室を洗浄する。洗濯兼脱水槽2の2回目の回転が停止す
ると、お湯は重力により流出通路13を洗浄しながら通
り、柔軟仕上げ剤流出口14を洗浄しながら水受け槽1
内に落下する。
【0025】以上のように本実施例によれば、自動的に
柔軟仕上げ剤自動流出装置34内を洗浄することができ
るため、内部に残っている柔軟仕上げ剤を洗い流すこと
ができ、通常の洗濯において、柔軟仕上げ剤の効果を十
分に得ることができる。
【0026】つぎに、本発明の第2の実施例について説
明する。図2における制御手段35は、少なくとも2回
目の脱水運転を第2の所定回転数で一定時間回転を行っ
た後、第1の所定回転数で行うようようにしている。こ
こで、第1の所定回転数は、柔軟仕上げ剤自動流出装置
34内の柔軟仕上げ剤を出すのに必要な回転数(たとえ
ば、300rpm)であり、第2の所定回転数は、柔軟
仕上げ剤自動流出装置34内の柔軟仕上げ剤を出さない
回転数(たとえば、50〜200rpm)である。他の
構成は上記第1の実施例と同じである。
【0027】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明すると、まず、ステップ61で柔軟仕上げ剤自動
流出装置34の第1室5に40℃〜60℃のお湯を投入
し、セットする。ステップ62で設定入力手段36によ
り、脱水2回コースに設定し、ステップ63でスタート
スイッチを押し、動作をスタートさせる。
【0028】つぎに、ステップ64で洗濯兼脱水槽2の
回転を開始させ、ステップ65で回転数検知手段41に
より洗濯兼脱水槽2の回転数を測定し、ステップ66で
回転数が第1の所定回転数(300rpm)かどうか判
断する。このとき、回転数が第1の所定回転数以下の場
合にはステップ65に戻り、回転数が第1の所定回転数
以上になるまで繰り返し、第1の所定回転数以上になっ
たら、ステップ67で洗濯兼脱水槽2の回転を一旦停止
する。
【0029】ステップ68にて洗濯兼脱水槽2の2回目
の回転を開始させ、ステップ69で回転数検知手段41
により洗濯兼脱水槽2の回転数を測定し、ステップ70
で回転数が第2の所定回転数(150rpm)かどうか
判断する。このとき、回転数が第2の所定回転数に達し
ていない場合はステップ69に戻り、回転数が第2の所
定回転数になるまで繰り返し、第2の所定回転数になっ
たら、ステップ71で回転数が第2の所定回転数のまま
所定時間持続する。所定時間経過した後、ステップ72
で回転数を上げて測定する。ステップ73で回転数が第
1の所定回転数以上になったら、ステップ74で洗濯兼
脱水槽2の回転を停止する。
【0030】ステップ68からステップ73までの柔軟
仕上げ剤自動流出装置34内のお湯の移動の状況を説明
すると、ステップ68からステップ71で洗濯兼脱水槽
2が第2の所定回転数で回転することにより、お湯は第
3室9から第4室11に移動することなく、所定時間の
間、第3室9内においてを揺動され、第3室9内の柔軟
仕上げ剤のこびり着いた汚れなどを浮かせることにより
洗浄する。その後のステップ72からステップ73での
洗濯兼脱水槽2の第1の所定回転数以上の回転では、お
湯は第3室9から第4室11へ移動し、第3移動通路1
0および第4室11を洗浄する。
【0031】以上のように本実施例によれば、柔軟仕上
げ剤自動流出装置34内の第3室9を特に洗浄すること
ができるため、第3室9内部にこびり着いている柔軟仕
上げ剤を洗い流すことができ、通常の洗濯において、柔
軟仕上げ剤の効果を十分に得ることができる。
【0032】なお、上記実施例では、2回目のみ洗濯兼
脱水槽2の回転数を第2の所定回転数に維持するように
しているが、1回目の洗濯兼脱水槽2の回転においても
回転数を第2の所定回転数に維持するようにしても、第
1室の洗浄が行われるだけで、性能がさらに向上するこ
とはいうまでもない。
【0033】つぎに、本発明の第3の実施例について説
明する。図2における制御手段35は、第1の所定回転
数まで回転数を上げた後、再度第2の所定回転数まで回
転を落し、さらに第1の所定回転数まで上げる動作を少
なくとも1回行うようにしている。ここで、第1の所定
回転数は、柔軟仕上げ剤自動流出装置34内の柔軟仕上
げ剤を出すのに必要な回転数(たとえば、300rp
m)であり、第2の所定回転数は、柔軟仕上げ剤自動流
出装置34内の柔軟仕上げ剤を出さない回転数(たとえ
ば、50〜200rpm)である。他の構成は上記第1
の実施例と同じである。
【0034】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明すると、まず、ステップ81で柔軟仕上げ剤自動
流出装置34の第1室5に40℃〜60℃のお湯を投入
し、セットする。ステップ82で設定入力手段36によ
り、脱水2回コースに設定し、ステップ83でスタート
スイッチを押し、動作をスタートさせる。
【0035】つぎに、ステップ84で洗濯兼脱水槽2の
回転を開始させ、ステップ85で回転数検知手段41に
より洗濯兼脱水槽2の回転数を測定し、ステップ86で
回転数が第1の所定回転数(300rpm)かどうか判
断する。このとき、回転数が第1の所定回転数以下の場
合にはステップ84に戻り、回転数が第1の所定回転数
以上になるまで繰り返し、第1の所定回転数以上になっ
たら、ステップ87で洗濯兼脱水槽2の回転数を低下さ
せ、ステップ88で回転数が第2の所定回転数(200
rpm)かどうか判断する。
【0036】この回転数が第2の所定回転数になった
ら、ステップ89で再度回転数を上昇させ、ステップ9
0で回転数が第1の所定回転数かどうか判断し、第1の
所定回転数の場合にステップ91で洗濯兼脱水槽2の回
転を停止する。ステップ92にてその洗濯兼脱水槽2の
回転が何回か終了したかカウントする。それが1回の場
合にはステップ84に戻り、2回になるまで繰り返す。
2回になるとそのまま終了させる。
【0037】ステップ84からステップ91までの柔軟
仕上げ剤自動流出装置34内のお湯の移動の状況を図6
を参照しながら説明すると、ステップ84からステップ
86では、図6(a)に示すように、お湯は第1室5から
第2室7に移動し、外側壁15に張り付いた状態となっ
ている。ステップ87からステップ89では、洗濯兼脱
水槽2の回転を第2の所定回転数まで低下させるため、
お湯は回転の遠心力より重力の方が優り、図6(b)に示
すように、第2室7の底面へ落ちてくる。
【0038】その後、ステップ89からステップ90で
再度洗濯兼脱水槽2の回転数を第1の所定回転数まで上
昇させることにより、再びお湯は図6(a)に示す状態と
なる。この動作により、お湯は第2室7内においてを揺
動され、第2室7内の柔軟仕上げ剤のこびり着いた汚れ
などを浮かせることにより洗浄する。その後のステップ
91でお湯は第2室7から第3室9へ移動する。また、
2回目については、第4室11が上記のように洗浄させ
る。
【0039】以上のように本実施例によれば、柔軟仕上
げ剤自動流出装置34内の第2室7および第4室11を
特に洗浄することができるため、第2室7および第4室
11の内部にこびり着いている柔軟仕上げ剤を洗い流す
ことができ、通常の洗濯において、柔軟仕上げ剤の効果
を十分に得ることができる。
【0040】なお、上記実施例では、第1の所定回転数
以上まで回転数を上げた後、再度第2の所定回転数まで
回転数を落し、さらに第1の所定回転数以上の回転数ま
で上げる動作を1回行ったが、その一連の動作を1回以
上複数回行っても、洗浄の効果がさらに向上することは
いうまでもない。
【0041】また、上記各実施例では、洗濯兼脱水槽2
の回転数を第1の所定回転数、すなわち、柔軟仕上げ剤
自動流出装置内の柔軟仕上げ剤を出すのに必要な回転数
以上としているが、第1の所定回転数以上であればどの
回転数でもよく、回転数を上げれば上げるほど効果は大
きくなる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、洗濯機外枠内に
配設し内部に脱水回転可能な洗濯兼脱水槽を有した水受
け槽と、前記洗濯兼脱水槽の底面に回転自在に配設した
パルセーターと、前記洗濯兼脱水槽の上端部に設けた流
体バランサーと、前記流体バランサーに設けた液状の柔
軟仕上げ剤を最終すすぎ開始直前に水受け槽内に流出さ
せる柔軟仕上げ剤自動流出装置と、洗濯、すすぎ、脱水
など一連の動作を設定する設定入力手段と、前記パルセ
ーターの回転や前記洗濯兼脱水槽の回転などを前記設定
入力手段により設定された一連の逐次動作を制御する制
御手段とを備え、前記制御手段は、少なくとも2回の脱
水運転のみをそれぞれ第1の所定回転数で行うようにし
たから、使用者が少なくとも2回の脱水運転のみをそれ
ぞれ略第1の所定回転数以上まで行う行程を選択し、第
1室に40℃〜60℃程度のお湯を入れ、スタートさせ
るだけで、自動的に柔軟仕上げ剤自動流出装置内を洗浄
することができ、内部に残っている柔軟仕上げ剤を洗い
流すことができ、通常の洗濯において、柔軟仕上げ剤の
効果を十分に得ることができる。
【0043】また、制御手段は、少なくとも2回目の脱
水運転を第2の所定回転数で所定時間回転を行った後、
第1の所定回転数で行うようようにしたから、柔軟仕上
げ剤自動流出装置内の第3室の固着した柔軟仕上げ剤を
浮きあがらせ、完全に除去することができ、さらに柔軟
仕上げ剤の効果を発揮させることができる。
【0044】さらに、制御手段は、第1の所定回転数ま
で回転数を上げた後、再度第2の所定回転数まで回転を
落し、さらに第1の所定回転数まで上げる動作を少なく
とも1回行うようにしたから、柔軟仕上げ剤自動流出装
置内の第2室および第4室の固着した柔軟仕上げ剤を浮
きあがらせ、完全に除去することができ、さらに柔軟仕
上げ剤の効果を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全自動洗濯機の断面図
【図2】同全自動洗濯機のブロック回路図
【図3】同全自動洗濯機の要部動作フローチャート
【図4】本発明の第2の実施例の全自動洗濯機の要部動
作フローチャート
【図5】本発明の第3の実施例の全自動洗濯機の要部動
作フローチャート
【図6】(a) 同全自動洗濯機の洗濯兼脱水槽の回転数
が高い状態の柔軟仕上げ剤自動流出装置の動作説明のた
めの断面図 (b) 同全自動洗濯機の洗濯兼脱水槽の回転数を低下し
た状態の柔軟仕上げ剤自動流出装置の動作説明のための
断面図
【図7】従来の全自動洗濯機の柔軟仕上げ剤自動流出装
置の要部横断面図
【図8】(a) 同柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上
げ剤の第2室へ移動時の断面図 (b) 同柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤の第
4室へ移動時の断面図 (c) 同柔軟仕上げ剤自動流出装置の柔軟仕上げ剤流出
時の断面図
【符号の説明】
1 水受け槽 2 洗濯兼脱水槽 17 洗濯機外枠 19 パルセーター 33 流体バランサー 34 柔軟仕上げ剤自動流出装置 35 制御手段 36 設定入力手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機外枠内に配設し内部に脱水回転可
    能な洗濯兼脱水槽を有した水受け槽と、前記洗濯兼脱水
    槽の底面に回転自在に配設したパルセーターと、前記洗
    濯兼脱水槽の上端部に設けた流体バランサーと、前記流
    体バランサーに設けた液状の柔軟仕上げ剤を最終すすぎ
    開始直前に水受け槽内に流出させる柔軟仕上げ剤自動流
    出装置と、洗濯、すすぎ、脱水など一連の動作を設定す
    る設定入力手段と、前記パルセーターの回転や前記洗濯
    兼脱水槽の回転などを前記設定入力手段により設定され
    た一連の逐次動作を制御する制御手段とを備え、前記制
    御手段は、少なくとも2回の脱水運転のみをそれぞれ第
    1の所定回転数で行うようにした全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、少なくとも2回目の脱水運
    転を第2の所定回転数で所定時間回転を行った後、第1
    の所定回転数で行うようようにした請求項1記載の全自
    動洗濯機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、第1の所定回転数まで回転
    数を上げた後、再度第2の所定回転数まで回転を落し、
    さらに第1の所定回転数まで上げる動作を少なくとも1
    回行うようにした請求項1記載の全自動洗濯機。
JP6127759A 1994-06-09 1994-06-09 全自動洗濯機 Pending JPH07328277A (ja)

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JP6127759A JPH07328277A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 全自動洗濯機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012081042A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Panasonic Corp 洗濯機
CN102560973A (zh) * 2010-10-12 2012-07-11 松下电器产业株式会社 洗衣机

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