JPH07328207A - パチンコ機の賞球排出ユニット - Google Patents

パチンコ機の賞球排出ユニット

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JPH07328207A
JPH07328207A JP12102294A JP12102294A JPH07328207A JP H07328207 A JPH07328207 A JP H07328207A JP 12102294 A JP12102294 A JP 12102294A JP 12102294 A JP12102294 A JP 12102294A JP H07328207 A JPH07328207 A JP H07328207A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 賞球流路からの賞球の抜取り作業を簡単化す
る。 【構成】 ケース27内の右側辺部に球通路24を設け
る。ケース27内に、賞球15の下部賞球流路への排出
を制御する爪車28及び駆動機構29を設ける。球通路
24の壁部24aに、爪車28と対向して球抜穴43を
設ける。球抜穴43はケース27の外側で抜取用通路に
連通する。球抜穴43部分に、開閉板部44aと押圧操
作部44cとを有する開閉部材44をスライド移動可能
に設ける。通常時においては、開閉板部44aにより球
抜穴43が塞がれ、押圧操作部44cが押圧操作される
と、開閉板部44aが退避して球抜穴43が開放される
と共に、押圧操作部44cが球通路24内に突出し、賞
球15の下部賞球流路への流下の阻止及び球抜穴43へ
向けての案内の機能を果たすようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、賞球流路の途中部位に
取付けられ所定個数の賞球の排出を行うためのパチンコ
機の賞球排出ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機においては、遊技盤の背面側
に設けられる機構盤に、多数個の賞球が貯留される賞球
タンクと、この賞球タンクからの賞球を整列状態で流下
させて賞球排出口に導く賞球流路とが設けられ、さら
に、その賞球流路の途中部位に、入賞があったときにの
み賞球を所定個数ずつ流下させて排出する賞球排出装置
が設けられる。
【0003】このような賞球の排出のための装置とし
て、近年では、例えば実開平3−129176号に示さ
れるように、ケース内に、賞球排出を制御するための機
構や、賞球をカウントするためのセンサなどを組込んで
ユニット化したものが供されている。この賞球排出ユニ
ットは、図7に示すように、上下方向に延び賞球流路の
一部を構成する球通路1を有するケース2内に、図で右
端部が球通路1内に位置するよう爪車3を回転自在に設
けると共に、この爪車3の回転を許容,禁止するための
ストッパ4及びソレノイド5を設けて構成されている。
さらに、前記球通路1の爪車3より下流側には、該球通
路1を通過する賞球6の数をカウントするための近接セ
ンサ7が設けられている。
【0004】これにて、通常時(ソレノイド5が断電状
態)には、ストッパ4がばね8の力により爪車3の左端
側を係止してその回転を禁止し、以て爪車3により賞球
6の流下が阻止される。そして、入賞が検出されたとき
には、図示しない制御装置によりソレノイド5が通電さ
れてストッパ4をばね力に抗して吸引し、爪車3の係止
が解かれて回転が許容される。すると、賞球6は爪車3
を回転させつつ1個ずつ球通路1を流下して排出される
ようになり、近接センサ7により所定個数の賞球6の排
出が検出されると、再びソレノイド5が断電されて賞球
6の排出が停止されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコ機
にあっては、例えば製品検査の終了時などにおいて、賞
球タンク及び賞球流路に収容されていた賞球6を、全て
パチンコ機から抜取ることが行われる。この場合、賞球
流路の上流側部分には、抜取口(図示しない)が設けら
れると共に賞球の流れをその抜取口側に切換えるレバー
(図示しない)が設けられ、このレバーを操作すること
により、賞球タンクに貯留されていた賞球6を抜取るこ
とができるようになっている。
【0006】しかるに、このレバー操作による抜取り作
業だけでは、抜取口と球通路1(爪車3)との間におい
ては、依然として賞球6が残ってしまうことになる。こ
の残った賞球6は、前記爪車3を回転自在とすることに
より、賞球流路を流下させることができ、これと共に、
賞球流路の下流部に設けられた流路切換部材(図示しな
い)を操作することにより、球抜用通路を通して抜取る
ことができる。
【0007】しかしながら、上記従来の賞球排出ユニッ
トにおいては、ソレノイド5に通電を行わなければ爪車
3が回転自在とならない構成とされている。このため、
賞球6を抜取るためにはソレノイド5に通電しなければ
ならないが、制御装置は、入賞球検出センサによる入賞
検出があった時にのみソレノイド5に通電するような回
路構成とされているため、抜取り時のソレノイド5への
通電のための通電回路を別途に設ける必要があり、これ
では、電気的構成が複雑となってコスト高となってしま
う。また、このような賞球6の抜取り時には、既にパチ
ンコ機が電源から切離されていることがあり、ソレノイ
ド5に通電するためだけに、わざわざ電源に接続する作
業を行わなければならず、作業性にも劣っていた。
【0008】そこで、例えば、作業者がピンのような工
具を用いて、ストッパ4を強制的に変移させる操作を行
い、爪車3を回転自在として賞球6を抜取ることも考え
られる。ところが、賞球排出ユニットは全体がケース2
に覆われているため、ストッパ4部分にピンを差込んで
操作するといった作業は、極めて面倒なものとなってい
た。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、賞球の抜取り作業を簡単に行うことが
できると共に、そのための構成を安価に済ませることが
できるパチンコ機の賞球排出ユニットを提供するにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ機の賞
球排出ユニットは、賞球通路の一部を構成する球通路を
有するケースと、このケース内に一部が前記球通路に突
出するように設けられ回転により賞球を1個ずつ流下さ
せるための爪車と、この爪車の回転,停止を制御する駆
動機構と、前記球通路を構成する壁部のうち前記爪車と
対向する部分に設けられ該球通路を前記ケース外部の抜
取用通路に連通させる球抜穴と、前記ケースの外部から
の操作可能に設けられ通常時には前記球抜穴を塞いで前
記球通路の壁部の一部を構成し操作されることにより前
記球抜穴から退避して該球抜穴を開放させる開閉部材と
を具備する構成に特徴を有するものである。
【0011】
【作用】上記手段によれば、通常時においては、球通路
の壁部のうち爪車と対向する部分に形成された球抜穴が
開閉部材により閉塞されており、このときには、駆動機
構により爪車が回転されることに基づいて、賞球が球通
路を1個ずつ流下するようになる。そして、開閉部材が
操作されると、開閉部材が球抜穴から退避して該球抜穴
が開放されるようになり、これにて、球通路の爪車の上
流に収容されている賞球が、球抜穴からケース外部の抜
取用通路に排出されるようになる。
【0012】従って、球通路に収容されている賞球を抜
取るには、作業者が、開閉部材をケースの外部から操作
するという極めて簡単な作業で済む。また、この場合、
駆動機構を動作させる必要ははないので、電源から切離
されていても抜取り作業を行うことができる。さらに
は、抜取り時に、賞球は抜取用通路に排出されるので、
賞球流路の下流部における流路の切換が不要となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1乃至
図6を参照して説明する。まず、図6はパチンコ機の背
面を示しており、ここで、パチンコ機本体11には、図
示しない遊技盤の背面を覆うようにして機構盤(メイン
セット)12が設けられている。この機構盤12には、
遊技盤において入賞した入賞球13を検出するための入
賞球検出機構14、入賞に応じて賞球15を排出するた
めの賞球排出機構16、図示しない制御装置等が設けら
れている。
【0014】そのうち、入賞球検出機構14は、前記機
構盤12に遊技盤の背面部に連通して設けられた集合樋
17、及び、この集合樋17の終端部(図で右端部)に
設けられる入賞球検出ユニット18などから構成されて
いる。前記集合樋17は、入賞球13が流下して集めら
れ、その入賞球13を入賞球検出ユニット18に向けて
整列状態に案内するようになっている。
【0015】また、詳しく図示はしないが、前記入賞球
検出ユニット18は、ケース内に、入賞球13の導入路
及び排出路を有すると共に、前記導入路に導入された入
賞球13を検出する入賞球検出センサ、検出された入賞
球13を排出路へ向けて1個ずつ排出するソレノイド等
からなる送り機構等を有して構成されている。これに
て、入賞球検出センサにより入賞球が検出され、その検
出信号が、前記制御装置に入力されるようになってい
る。また、入賞球検出ユニット18の排出路から排出さ
れた入賞球13は、機構盤12に設けられた排出口19
から本体11の外部に排出されるようになっている。
【0016】一方、前記賞球排出機構16は、次のよう
に構成されている。即ち、機構盤12の上部には、多数
個の賞球15(一部のみ図示)を貯留する賞球タンク2
0が設けられていると共に、この賞球タンク20の図で
左下端に連続して右方に向かって延びさらに機構盤12
の図で右側部位を「く」の字形に下方に延びる上部賞球
流路21が設けられている。
【0017】そして、機構盤12の右側ほぼ中央部位に
は、詳しくは後述するように、全体としてほぼ矩形箱状
をなす賞球排出ユニット22が、前記上部賞球流路21
の下部に連続するように設けられている。さらに、この
賞球排出ユニット22の下部には、下部賞球流路23が
下方に延びて設けられている。この下部賞球流路23の
下端部は、賞球排出口23aを介してパチンコ機本体1
1の前面に設けられた図示しない球受皿に連通するよう
になっている。
【0018】前記賞球排出ユニット22には、前記上部
賞球流路21と下部賞球流路23とをつなぐ球通路24
が、上下方向に延びるように設けられている。これに
て、上部賞球流路21,球通路24及び下部賞球流路2
3から、賞球流路が構成されているのである。前記賞球
タンク20内の賞球15は、上部賞球流路21を整列状
態で流下して賞球排出ユニット22に至り、賞球排出ユ
ニット22から下部賞球流路23を通って賞球排出口2
2aから前記球受皿に排出されるようになっている。こ
のとき、後述するように、賞球排出ユニット22におい
て、賞球15の流下(排出)が制御されるのである。
尚、図示はしないが、機構盤12には、前記球受皿がオ
ーバーフローした際に、賞球15をさらに下方の下部球
皿に導くオーバーフロー流路が前記下部賞球流路23に
連続して設けられている。
【0019】また、前記機構盤12には、前記上部賞球
流路21の右端の屈曲部分から下方に延びて前記排出口
19に連通する抜取用通路25が設けられていると共
に、上部賞球流路21の右端部には、作業者の操作によ
り賞球15の流路をその抜取用通路25へ切換えるため
の流路変更部材26が設けられている。
【0020】次に、本実施例に係る賞球排出ユニット2
2について、図1乃至図5も参照して詳述する。この賞
球排出ユニット22は、プラスチック製のケース27内
に以下に述べるような各部品を組込んで構成される。前
記ケース27は、全体として前後方向に薄いほぼ矩形箱
状をなし、詳細には前後に分割されるケース主部及びケ
ース蓋部を突合わせて例えばねじ止めされて構成されて
いる。
【0021】このとき、ケース27内には、図1等で右
側辺部に沿って前記球通路24が形成されている。この
球通路24は、中間部にて斜め左側に若干折曲がりつつ
上下方向に延びて設けられており、内部を前記賞球15
が縦一列に流下するようになっている。また、このケー
ス27の右壁部の外側に前記抜取用通路25が位置する
ようになっている。
【0022】そして、ケース27内の球通路24の左側
の空間部には、図1及び図3に示すように、爪車(スプ
ロケット)28及びその爪車28を回転,停止させるた
めの駆動機構29が設けられている。前記爪車28は、
例えば外周部に軸方向に突出するこの場合8個の稜部2
8aを等間隔(角度45度間隔)に有し、それら稜部2
8a同士間が湾曲状の凹部28bとされた形状をなして
いる。
【0023】この爪車28は、軸30に固着された状態
で、その軸30の両端部がケース27の前後の壁に回転
自在に支持されていることにより、ケース27内の下部
の前記球通路24のすぐ左側に位置して回転可能に設け
られている。このとき、爪車28の右端部に位置する稜
部28aが、前記球通路24内に突出していることによ
り、図3に示すように、賞球15の流下を阻止するよう
になっている。また、この状態から、爪車28が矢印A
方向に回転することにより、賞球15が各凹部28bに
嵌り込みながら下方に1個ずつ送られ、以て、賞球15
を1個ずつ流下させるようになっている。尚、前記球通
路24が爪車28のすぐ上部において該爪車28側に折
曲がっていることにより、賞球15が凹部28b内にス
ムーズに嵌り込むようになっている。
【0024】一方、前記爪車28の左側部分にはラチェ
ットホイール31が設けられている。このラチェットホ
イール31は、外周部に角度90度間隔で4個の係止爪
部31aを有しており、軸32に固着された状態で、や
はり、その軸32の両端がケース27の前後の壁に回転
自在に支持されていることにより回転可能に設けられて
いる。
【0025】さらに、このラチェットホイール31を有
する軸32の奥側部分には、径小な第1のギア33が固
着される一方、前記爪車28を有する軸30の奥側部分
(球通路24よりも奥側)には、径大な第2のギア34
が固着され、これら第1及び第2のギア33及び34が
噛合い状態とされている。それら第1及び第2のギア3
3及び34のギア比は、例えばラチェットホイール31
が角度90度回転したときに、爪車28が角度45度回
転するように設定されている。
【0026】そして、前記ラチェットホイール31の右
側部位には、ラチェット爪35が軸36を中心に揺動可
能に設けられており、その上部には、該ラチェット爪3
5を揺動させるための金属板製の作動部材37及びその
作動部材37を作動させるソレノイド38が設けられて
いる。前記作動部材37は、上端側部分が揺動自在に支
持され、下端部が前記ラチェット爪35に連結されてお
り、前記ソレノイド38の断電時には、図3に実線で示
すように、コイルばね39のばね力により、ソレノイド
38から離間(下端部が左側に位置)しており、ソレノ
イド38に通電されることにより、図3に二点鎖線で示
すように、該ソレノイド38に吸引(下端部が右側に揺
動)されるようになっている。
【0027】これにより駆動機構29が構成され、前記
ソレノイド38への1回の通断電により、作動部材37
を介して前記ラチェット爪35が図3で矢印B方向及び
それとは反対方向に揺動し、以て、ラチェットホイール
31を角度90度づつ矢印C方向に回転させるようにな
っている。このラチェットホイール31の角度90度の
回転により、第1及び第2のギア33及び34によって
前記爪車28が角度45度だけ矢印A方向に回転して1
個の賞球15が流下されるのである。
【0028】尚、その他にも、ケース27内の上部部分
には、前記球通路24の上部に賞球15が存在するか否
かを検出するための例えば磁気センサからなる球検出セ
ンサ40が設けられている。さらに、前記球検出センサ
40の信号処理及び前記ソレノイド38への通電等を行
うための基板41が設けられている。また、この基板4
1には、外部との接続用のコネクタ42が設けられてい
る。
【0029】さて、前記ケース27の図1等で右壁面に
は、前記爪車28と対向する下部部分に位置して、前記
球通路24を前記抜取用通路25に連通させるための球
抜穴43が設けられている。このとき、図1及び図3に
示すように、ケース27の下部右側部においては、詳細
には、ケース27の外壁27aと、そこからやや内側に
入ったところに球通路24を形成するための壁部24a
とのいわば二重壁となっているが、球抜穴43はその両
者に渡って設けられていると共に、外壁27a側の開口
の方が上下方向に小さくなっている。
【0030】そして、この球抜穴43部分には、例えば
プラスチック製の開閉部材44が前後方向にスライド移
動可能に設けられていると共に、この開閉部材44を常
にケース27の前面側に付勢する板ばね45(図4にの
み図示)が設けられている。前記開閉部材44は、前記
球抜穴43を開閉するための開閉板部44aと、この開
閉板部44aの下部に細幅の連結部44bを介して一体
化された押圧操作部44cとを有して構成されている。
【0031】そのうち開閉板部44aは、球抜穴43の
球通路24側の壁部24aの開口に対応する長さ寸法を
有する板状をなし、ケース27の外壁27aの内側に配
置されている。これにて、この開閉板部44aは、通常
時には、図4,図5に示すように、前記板ばね45のば
ね力により球抜穴43を塞ぐように位置している。この
とき、図3に示すように、開閉板部44aが壁部24a
の開口部分に位置されて該壁部24aの一部を構成する
が如き状態とされる。また、後述するように、押圧操作
部44cが押圧されて奥側にスライド移動されると、図
2に示すように球抜穴43から奥側に退避して該球抜穴
43を開放させるようになっている。尚、図1及び図3
に示すように、開閉板部44aの上下両端部は、外壁2
7aと壁部24aとの間に形成された凹溝部にスライド
可能に嵌り込んだ状態とされて前後方向に案内されるよ
うになっている。
【0032】そして、前記押圧操作部44cは、図1及
び図5に示すように、左斜め上方に延びて傾斜する板状
をなしており、ケース27の前面に形成された案内孔2
7b(図5参照)から前面側に突出して設けられてい
る。この押圧操作部44cは、ケース27外部から作業
者により押圧操作されることにより、奥方即ち球通路2
4内へ引込むようになっている。
【0033】これにて、開閉部材44は、図3乃至図5
に示すように、通常時には、板ばね45のばね力によ
り、前記押圧操作部44cがケース27の前面に突出す
ると共に、開閉板部44aが壁部24aの一部を構成す
るようにして球抜穴43を閉塞している(これを閉塞位
置と称する)。そして、押圧操作部44cが板ばね45
のばね力に抗して押圧操作されると、図1及び図2に示
すように、開閉板部44aが奥方に退避して球抜穴43
を開放させる(これを開放位置と称する)と共に、その
押圧操作部44cが球通路24内に侵入して球通路24
内の賞球15がそのまま下方へ落下することを阻止し且
つその上面の傾斜によりその賞球15を右側即ち球抜穴
43側へ案内するようになっているのである。
【0034】次に、上記構成の作用について説明する。
上述のように、賞球タンク20に貯留されている賞球1
5は、上部賞球流路21を整列状態で順次流下して賞球
排出ユニット22の球通路24に至る。通常時において
は、前記ソレノイド38が断電状態にあり、図3に示す
ように、爪車28が停止してその稜部28aによって球
通路24内の賞球15の流下が阻止されている。尚、こ
のときには、開閉部材44は閉塞位置にあり、球抜穴4
3は閉塞されている。
【0035】そして、遊技が開始されて遊技盤上におけ
る入賞があると、上述のように、入賞球検出機構14の
入賞球検出センサが入賞を検出し、その信号が制御装置
に入力される。制御装置はその信号を受け、前記球検出
センサ40が球通路24の賞球15を検出していること
を条件に、ソレノイド38に対して所定回数(例えば1
3回)の通断電を行う。これにより、爪車28の角度4
5度の回転による1個の賞球15の排出が例えば13回
連続的に繰返され、もって、1個の入賞がある度に、1
3個ずつの賞球15が賞球排出ユニット22から排出さ
れ、その賞球15が下部賞球流路23を流下して球受皿
に排出されるのである。
【0036】而して、パチンコ機にあっては、例えば製
品検査の終了時などにおいて、賞球タンク20及び賞球
流路に収容されていた賞球15を本体11から抜取るこ
とが行われる。この場合、作業者が、流路変更部材26
を操作することにより、上部賞球流路21の右端部から
上流にある賞球15を、抜取用通路25を通して排出口
19から抜取ることができる。しかるに、この抜取り作
業だけでは、上部賞球流路21の下部及び賞球排出ユニ
ット22の球通路24(爪車28よりも上流)には、依
然として賞球15が残ってしまうことになる。
【0037】そこで、この部分に残った賞球15を抜取
るには、作業者は、賞球排出ユニット22のケース27
から突出している開閉部材44の押圧操作部44cを、
板ばね45のばね力に抗して押込み操作する。すると、
図1及び図2に示すように、開閉部材44が開放位置に
移動し、球抜穴43が開放されるようになると共に、押
圧操作部44cが球通路24内に突出してストッパ及び
球抜穴43へ向けての案内の機能を果たすようになるの
である。
【0038】これにて、球通路24の爪車28の上流に
収容されていた賞球15が、球抜穴43から排出される
ようになる。賞球排出ユニット22から排出された賞球
15は、やはり抜取用通路25を通って排出口19から
抜取られる。全ての賞球15が抜取られた後、押圧操作
部44cの押圧力を解除すると、開閉部材44は板ばね
45のばね力により元の閉塞位置に戻るのである。
【0039】このように本実施例によれば、ケース27
に設けられた開閉部材44を閉塞位置から開放位置に変
位させるだけで、球通路24に収容されている賞球15
を球抜穴43から抜取ることができる。この場合、ケー
ス27の外部に突出する押圧操作部44cを押込み操作
するだけで済むので、作業者がピンのような工具を用い
て係止部材4を強制的に変移させる操作を行う従来のも
のと異なり、賞球15の抜取りの作業を極めて簡単に行
うことができる。
【0040】そして、ソレノイド38に通電することな
く抜取りを行うことができるので、パチンコ機本体11
が電源と接続されていない場合でも抜取りの作業を行う
ことができ、ソレノイド38に対する別途の通電回路等
が不要となって回路構成を安価に済ませることができる
ものである。しかも、抜取り時において、賞球15は抜
取用通路25に直接的に排出されるので、従来では下部
賞球流路23の途中に設けられていた流路切換部材が不
要となって構成の簡単化が図り得、また、パチンコホー
ルにおいて誤って押圧操作部44cを操作したときでも
賞球15が球受皿側に排出されることはないといった利
点も得ることができるものである。
【0041】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、例えば開閉板部44aと押圧操作部44
cとを一体化した開閉部材44としたが、それらを別部
材で構成することも可能であり、また、例えば球通路を
2列以上設ける場合に適用しても良く、さらには、駆動
機構の構成としても従来例で述べたもの等各種の機構を
採用することができるなど、要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施し得るものである。
【0042】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
のパチンコ機の賞球排出ユニットによれば、球通路を構
成する壁部のうち爪車と対向する部分に該球通路をケー
ス外部の抜取用通路に連通させる球抜穴を設けると共
に、通常時には球抜穴を塞いで球通路の壁部の一部を構
成し操作されることにより球抜穴から退避して該球抜穴
を開放させる開閉部材を、ケースの外部からの操作可能
に設けるようにしたので、賞球の抜取り作業を簡単に行
うことができると共に、そのための構成を安価に済ませ
ることができるという優れた実用的効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、開閉部材の開
放位置における賞球排出ユニットの縦断面図
【図2】開閉部材の開放位置における側面図
【図3】開閉部材の閉塞位置における図1相当図
【図4】開閉部材の閉塞位置における図2相当図
【図5】賞球排出ユニットの斜視図
【図6】パチンコ機の一部縦断背面図
【図7】従来例を示す賞球排出ユニットの縦断面図
【符号の説明】
図面中、11はパチンコ機本体、12は機構盤、14は
入賞球検出機構、15は賞球、16は賞球排出機構、1
9は排出口、20は賞球タンク、21は上部賞球流路、
22は賞球排出ユニット、23は下部賞球流路、24は
球通路、24aは壁部、25は抜取用通路、26は流路
変更部材、27はケース、27aは外壁、27bは案内
孔、28は爪車、29は駆動機構、31はラチェットホ
イール、33は第1のギア、34は第2のギア、35は
ラチェット爪、38はソレノイド、43は球抜穴、44
は開閉部材、44aは開閉板部、44cは押圧操作部、
45は板ばねを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 賞球タンクからの賞球を球受皿に導く賞
    球流路の途中部に挿設され、賞球の排出を制御するため
    のものであって、 前記賞球通路の一部を構成する球通路を有するケース
    と、このケース内に一部が前記球通路に突出するように
    設けられ回転により前記賞球を1個ずつ流下させるため
    の爪車と、この爪車の回転,停止を制御する駆動機構
    と、前記球通路を構成する壁部のうち前記爪車と対向す
    る部分に設けられ該球通路を前記ケース外部の抜取用通
    路に連通させる球抜穴と、前記ケースの外部からの操作
    可能に設けられ通常時には前記球抜穴を塞いで前記球通
    路の壁部の一部を構成し、操作されることにより前記球
    抜穴から退避して該球抜穴を開放させる開閉部材とを具
    備することを特徴とするパチンコ機の賞球排出ユニッ
    ト。
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