JPH07327617A - 連続炊飯方法及び連続炊飯装置 - Google Patents

連続炊飯方法及び連続炊飯装置

Info

Publication number
JPH07327617A
JPH07327617A JP6200037A JP20003794A JPH07327617A JP H07327617 A JPH07327617 A JP H07327617A JP 6200037 A JP6200037 A JP 6200037A JP 20003794 A JP20003794 A JP 20003794A JP H07327617 A JPH07327617 A JP H07327617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
rice grains
grains
dipping
steam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6200037A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Satake
覺 佐竹
Shigeharu Kanemoto
繁晴 金本
Katsuyuki Kumamoto
勝行 熊本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Satake Engineering Co Ltd filed Critical Satake Engineering Co Ltd
Priority to JP6200037A priority Critical patent/JPH07327617A/ja
Publication of JPH07327617A publication Critical patent/JPH07327617A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Commercial Cooking Devices (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 浸漬時間を短縮して、炊き上がった米飯の食
味を向上させるとともに、連続炊飯を可能とする。 【構成】 洗米装置2と一次蒸煮装置3と浸漬装置4と
二次蒸煮装置8とで連続炊飯装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続炊飯方法及び連続
炊飯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給食会社や外食産業等において、炊飯装
置により毎日大量の米飯が製造されている。この炊飯装
置として、例えば特開昭62−258617号公報に開
示された炊飯装置がある。その構成は、穀類の移動方向
の下手側から穀類供給装置と、洗米装置と、低温浸漬装
置と、一次蒸し装置と、高温浸漬装置と、二次蒸し装置
とを備え、それぞれの装置を穀類通路で連絡している。
【0003】次にその作用を述べる。米は穀類供給装置
から研磨装置に供給されて研磨された後、洗米装置で洗
米されてから低温浸漬装置の浸漬タンクで所定時間浸漬
される。浸漬が終了した米は、一次蒸し装置のネットコ
ンベア上を移送中に噴出する蒸気により蒸煮されてα化
が行われ、α化された米は高温浸漬装置でα化が促進さ
れる。高温で浸漬された米は、二次蒸し装置のネットコ
ンベア上を移送中に再び蒸煮されて米飯が製造される。
【0004】他の炊飯装置として、洗米した米を所定時
間浸漬タンクで浸漬を行い、浸漬済みの米と炊飯用の水
とを計量して炊飯釜へ供給し、炊飯釜を搬送コンベアで
搬送する間に加熱して炊飯を行うものも広く普及してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の炊飯装置におい
ては、洗米した米を必ず1〜2時間の浸漬を行ってい
る。この浸漬を行わなかったり浸漬時間が短いと、炊き
あがった米飯は粘りがなく食味が極端に悪くなってしま
う。つまり、この浸漬は、加熱時に熱伝導を容易にする
ために必要な操作であり、米粒の内部まで吸水させない
で加熱を開始すると、米粒表層部に糊層ができ、この糊
層によって内部への熱伝導が妨げられる。そのため、炊
き上がった米飯は、表面は水っぽいが内部は芯のある硬
い飯に仕上がってしまう。良好な食味の米飯を得るため
には、充分な時間の浸漬は必要不可欠であった。しか
し、米を浸漬装置に浸漬すると、その浸漬時に米粒から
成分(でんぷん)が溶出し、その溶出量は時間とともに
増大する。そして、成分が溶出することにより、炊き上
がった米飯の食味は低下するという欠点があった。ま
た、浸漬が終了するまで蒸煮等の次工程の作業を行うこ
とができず、連続的な炊飯処理を行うことができないと
いう欠点があった。さらに、浸漬装置は大量の米と水と
を長時間貯留できる容量が必要であり、大型の装置にな
ってしまい、その設備費用が大幅に上昇したり、大きな
設置面積が必要となるという欠点があった。
【0006】本発明は、上記のような欠点を解消して、
浸漬時間を大幅に短縮して米粒からの成分の溶出量を大
幅に減少させ、炊き上がった米飯の食味を向上させるこ
とができるとともに、連続的な炊飯を可能とする連続炊
飯方法及び連続炊飯装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】米粒を洗米後、直ちに一
次蒸煮してから浸漬し、浸漬した前記米粒を二次蒸煮し
て炊飯する。
【0008】米粒を洗米する洗米装置と、洗米した米粒
を直ちにα化する一次蒸煮装置と、α化した米粒を浸漬
する浸漬装置と、浸漬した米粒を再びα化する二次蒸煮
装置とで連続炊飯装置を構成する。
【0009】
【作用】洗米装置により洗米された米粒は、直ちに一次
蒸煮装置に送られて蒸煮され、蒸煮によりα化された米
粒は浸漬装置により浸漬されてから、二次蒸煮装置によ
り再びα化されて連続的に炊飯処理が行われる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。図1は本発明を実施した連続炊飯装置のフローチャ
ート、図2は連続炊飯装置の構成図、図3は洗米機の側
断面図、図4は蒸煮機の側断面図、図5は回転浸漬装置
の側断面図、図6は振動搬送機の側断面図、図7は流下
式蒸煮機の側断面図である。
【0011】連続炊飯装置1の洗米機2を蒸煮機3を介
して回転浸漬装置4に連絡し(図1、図2参照)、回転
浸漬装置4を、中継ホッパ5、ポンプ6、振動搬送機7
を介して流下式蒸煮機8に連絡する。11は洗米機2で
洗米された米粒に水分を添加する加湿装置、12は振動
搬送機7で排水された水を加温して再び回転浸漬装置4
に供給する循環タンク、13は蒸煮機3、流下式蒸煮機
8及び循環タンク12に供給する蒸気を発生させるボイ
ラー、14は洗米機2に温水を供給する場合に使用する
温水タンク(通常は洗米機2には常温水を供給する)で
ある。
【0012】次に図3により洗米機2の構成を説明す
る。供給ホッパ15の下部に、横設した定量供給スクリ
ュー16を連絡し、定量供給スクリュー16はモータ1
7によって駆動されるとともに、その搬送終端を、竪軸
137に形成した送り込みスクリュー18に連絡する。
ほぼ垂直に立設した竪軸137を挿通する送り込み筒1
9と一次洗米筒20とを連続して上下に設け、上方の送
り込み筒19内に送り込みスクリュー18を、一次洗米
筒20内に撹拌翼21をそれぞれ竪軸17に軸着して設
ける。送り込みスクリュー18と撹拌翼21とは、竪軸
17がモータ22によって回転されることにより回転す
る。
【0013】一次洗米筒20の下方には、軸受部23,
24によって回転自在に軸支される横送りスクリュー2
5を横設する。連結ホッパ26の下部を供給口27に連
絡し、横送りスクリューの排出端を排出樋28の排出口
29に連絡する。横送りスクリュー25を挿通する二次
洗米筒30と脱水筒31とを一体に連結し、二次洗米筒
30と脱水筒31とは回転自在に形成される。二次洗米
筒30に形成した溝部138と、両軸モータ32のプー
リ33とをVベルト34により連結し、他方のプーリ3
5とスクリュー軸36のプーリ37とをVベルト38に
より連結する。
【0014】次に図4により蒸煮機3の構成を説明す
る。蒸煮機3は立設した機枠39により内部を貯留室4
0に形成し、貯留室40の底部中央に横送スクリュー4
1を横設した排出樋42を設け、排出樋42の排出端に
排出口43を開口する。機枠39を固定する架台44内
にモーター45を取り付け、モータ45の軸に軸着した
プーリ46と横送りスクリュー41の軸に軸着したプー
リ47とをVベルト48により連結する。貯留室40の
下方に複数個の孔49を穿設する蒸気管50を横設し、
蒸気管50はボイラ13に連絡する。51は貯留室40
内の余剰な水分を機外へ排出する排水管である。
【0015】次に図5により回転浸漬装置4の構成を説
明する。回転浸漬装置4の機枠52内に無孔の回転筒体
53を横設し、回転筒体53の一方は、回転筒体53の
外周に取り付けた環状体54を介して支持輪55に回転
自在に支持され、他方は支持板56に取り付けた回転軸
57を介して軸受58に回転自在に支持される。回転筒
体53の内周壁に米粒を搬送する螺旋翼59を周設し、
回転筒体53の前方開口部60に供給口61を開口した
供給樋62を連絡する。回転筒体53の後方開口を排出
口63に形成し、排出口63に排出樋64を連絡する。
回転筒体63と支持板56は複数本の連結杆65により
連結されているため、米粒は連結杆65と連結杆65と
で形成される空間から排出樋64へ排出される。66は
回転筒体を回転させるモータであり、モータ66の軸に
軸着したプーリ67と回転軸57に軸着したプーリ68
とをベルト69により連結する。70は米粒の浸漬時に
回転筒体53から漏出する水を集める排水樋であり、排
水樋70に排水管71を連絡する。
【0016】次に図6により振動搬送機7の構成を説明
する。供給口72を開口した供給樋73に搬送樋74を
連結し、搬送樋74の下部を多孔壁の搬送網75に形成
する。搬送樋74の中間部に回動装置(図示せず)によ
り回動する仕切板76を設け、搬送樋74の排出端に排
出口77を開口する。搬送樋74下部の一方はスプリン
グ78、支脚79を介して架台80に、他方はスプリン
グ81を介して架台80にそれぞれ連絡し、搬送樋74
に振動装置82を連結する。搬送網75の下方に排水樋
83の排水室84を連絡し、排水樋83に排水筒85を
連結する。
【0017】次に図7により流下式蒸煮機8の構成を説
明する。立設した内部機枠86により内部を蒸煮室87
に形成し、蒸煮室87にバルブ板88Aを各2枚、バル
ブ板88Bを各5枚それぞれに横設する。バルブ板88
を複数の孔89を穿設したバルブ軸90に取り付け、バ
ルブ軸90に蒸気供給管91を接続する。92は圧縮空
気の作動によりバルブ板88を回動するトルクアクチュ
レータであり、93はトルクアクチュレータ92への圧
縮空気の供給及び停止を行う電磁弁制御装置である(図
1参照)。内部機枠86と外部機枠94とで形成される
空間を排水路95とし、排水路95には内部機枠86の
外壁及び外部機枠94の内壁に生じる結露水が排水され
るととともに、蒸気室87内の水分が排水管96を介し
て排水路95に排出される。蒸煮室87の上部を供給口
97に下部を排出樋98の排出口99にそれぞれ連絡
し、排水路95に排水口100を開口した排水樋101
を連絡する。また、140は蒸気室87に供給する蒸気
を追加熱するヒータであり、ヒータ140はバルブ軸9
0A,90Bに連絡する。
【0018】次に上記構成における作用を説明する。供
給ホッパ15に投入された原料精白米(含水率13.4
%)は、定量供給スクリュー16によって送り込み筒1
9内へ連続的に一定量で供給され、送り込み筒19内の
米粒は、送り込みスクリュー18によって下方の一次洗
米筒20へ送り込まれる。一次洗米筒20内の米粒は、
給水ノズル133から給水される洗米用水とともに撹拌
翼21によって撹拌され、この撹拌作用により米粒表層
部の糊粉層が水中に溶け出す。給水ノズル133から供
給される洗米用水は通常は常温水であるが、温水タンク
14から温水を供給して洗米を行ってもよい。一次洗米
を5〜6秒間で終了した米粒は、一次洗米筒20の下端
から連結ホッパ26内に落下して供給口27から二次洗
米筒30内に流入する。高速回転する二次洗米筒30に
より米粒と水とが撹拌されるとともに、二次洗米筒30
よりも高速で、かつ同方向に回転する横送りスクリュー
25により排出口29側へ搬送される。二次洗米作用を
約4秒間受けた米粒は、脱水筒31で遠心脱水作用によ
り、洗米済みの水とともに米粒に付着した水が除去さ
れ、脱水された水は排水室139から排水樋134へ流
下してから機外へ排出される。脱水筒31を通過するこ
とにより脱水された米粒(含水率15.3%)は、排出
口29から排出樋28を経て機外へ排出される。
【0019】洗米機2から排出された米粒は加湿装置1
1により水分が添加され、この水分添加により米粒の含
水率は20%に上昇する。
【0020】加湿装置11により水分添加された米粒は
蒸煮機3の貯留室40に投入され、貯留室40内を流下
する間に蒸気管50の孔49から噴出する蒸気により蒸
煮される。蒸気は蒸気管50から下向きに噴出される
が、蒸気は軽くて上昇する性質があるため、蒸気管50
より上に貯留される米粒であっても、米粒間を上昇する
蒸気により蒸煮される。なお、蒸気管50から噴出され
る蒸気の蒸気圧は3.0kgf/cmであり、米粒は
約10分間滞留して貯留室40内で蒸煮される。蒸煮の
終了した米粒(含水率は28.5%に上昇)は、横送ス
クリュー41により搬送されて排出樋42から排出口4
3を経て機外へ排出される。この蒸煮機3で一次蒸煮
(予備蒸煮)を行うことにより、次の浸漬工程での吸水
速度が速くなる。また、この一次蒸煮により米粒は部分
的にα化される。
【0021】一次蒸煮(予備蒸煮)を行うことにより、
浸漬工程での吸水速度が速くなる理由を次に述べる。米
の生デンプン粒子は、ブドウ糖分子鎖の一部がある程度
規則正しく配列して部分的に密な集合状態、すなわちミ
セル(micell)という部分と不規則な部分とが入
りまじっている。このミセル構造は水分子が入らないほ
ど狭い間隙で並んでいるが、デンプンを水と加熱してゆ
くとデンプン粒は膨潤する。つまり、水およびデンプン
の分子が、加熱によって運動が盛んになり、ミセルの一
番外側のミセル構成エネルギーよりも分子の運動エネル
ギーのほうが大きくなると、ミセル構造の一部がくずれ
て隙間ができる。この隙間に水分子が侵入し、順次外側
のミセルがくずれて膨潤する。このように、米粒を一次
蒸煮して加熱することによりミセル構造がこわれて、次
工程の浸漬工程での吸水速度が速くなり、浸漬時間を大
幅に減少させることができる。
【0022】従来の炊飯装置の浸漬時間は1〜2時間で
あるが、このような長時間の浸漬を行うと、浸漬時に米
粒から成分が溶出し、その溶出量は時間とともに増大し
て、成分の溶出により炊き上がった米飯の食味は低下す
る。しかし、本発明のように、一次蒸煮後直ちに浸漬を
行うことにより、浸漬時間を大幅に減少させることがで
きる。浸漬時間が減少することにより、米粒からの成分
の溶出量が減少し、炊き上がった米飯の食味は大幅に向
上する。
【0023】蒸煮機3により蒸煮された米粒は、回転浸
漬装置4の供給口61から供給樋62を流下して回転筒
体53内に供給され、浸漬用水(70℃)は循環タンク
12から供給樋62に供給されて同様に回転筒体53内
に供給される。回転筒体53内に供給された米粒は、螺
旋翼59により回転筒体53内を排出側へ搬送されると
きに、温水により浸漬される。米粒は回転筒体53内を
約10分間浸漬され、浸漬の終了した米粒(含水率4
5.8%に上昇)は排出口63から排出樋64を流下
し、中継ホッパ5からポンプ6により振動搬送機7へ送
られる。このように、回転浸漬装置4で浸漬を行うこと
により、米粒は高水分となり、次の二次蒸煮でのα化が
速く進行する。なお、本実施例において使用した米粒は
短粒種であるが、長粒種の米粒を使用するのであれば浸
漬水の温度は約80℃で浸漬時間は約15分間が適当で
ある。
【0024】米粒と水とは振動搬送機7の供給口72へ
投入され、供給樋73から搬送網75上へ落下してから
排出口77側へ流下される。その時、米粒は仕切板76
により一定時間振動網75上に滞留され、振動装置82
による振動作用により水切りが行われる。水切りされた
水は搬送網75の孔から排水室84に排出され、排水樋
83を流下して排水筒85から機外へ排出される。次工
程の流下式蒸煮機8の最上段の米粒が落下されると、回
動装置(図示せず)を作動させて仕切板76を回動させ
ることにより、水切りされた米粒は搬送樋74を流下し
て排出口77から機外へ排出される。
【0025】振動搬送機7で水切りされた米粒は、流下
式蒸煮機8の供給口97から蒸煮室87へ落下してバル
ブ板88B上に滞積され、滞積が終了するとバルブ板8
8Aが半転して、バルブ板88Aのバルブ軸90の孔8
9から噴射される蒸気により米粒層が蒸煮される。バル
ブ板88B上の米粒が所定時間蒸煮されると、バルブ板
88Bが半転して米粒がバルブ板88A上に落下して滞
積され、滞積が終了するとバルブ板88Bが半転して、
バルブ板88Bのバルブ軸90の孔89から噴射される
蒸気により米粒は蒸煮される。このようにバルブ板88
Aとバルブ板88Bとが交互に回転されることにより、
米粒は蒸煮されながら蒸煮室87内を流下する。なお、
バルブ板88を半転させた時に確実に米粒を落下できる
ように、米粒層の厚みはバルブ板88半径より小さく形
成する(本実施例においては約5cm)。また、蒸気の
温度は100℃、蒸気圧は7.5kgf/cm、蒸煮
時間は20分、蒸煮後の含水率は53.2%に上昇す
る。ところで、蒸煮室87を流下する米粒は、蒸煮によ
り表面が軟らかくなり米粒がたがいに結着してしまう。
そこで、流下式蒸煮機8に供給する蒸気の一部を加熱す
ることによりこの結着を防止する。つまり、流下式蒸煮
機8に供給する蒸気の一部はヒータ140により追加熱
され、加熱された蒸気はバルブ軸90A,90Bの孔よ
り蒸煮室87内に供給される。蒸気がヒータ140に加
熱されるために相対温度が低下し、その相対温度の低下
により比較的乾燥した空気が米粒に供給される。それに
より、米粒表面が軽く乾燥されて米粒どうしの結着が防
止され、次工程のほぐし装置(図示せず)でのほぐしを
確実に行うことができる。ほぐしの終了した米飯は、保
温容器に収容されて出荷されたり、保存庫で保存され
る。
【0026】なお、蒸煮機3,8における蒸気圧力及び
蒸煮時間、浸漬装置4における水温及び浸漬時間、米粒
の仕上げ含水率は本実施例の数値に限られず種々に設定
可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明における連続炊飯方法及び連続炊
飯装置によれば、一次蒸煮を行うことにより浸漬工程で
の吸水速度が大幅に向上して、浸漬時間を大幅に短縮す
ることができる。そのため、従来のように長時間浸漬を
行う必要がなく、短時間で充分な浸漬が可能となる。浸
漬時間が減少することにより、米粒からの成分の溶出量
が減少し、炊き上がった米飯の食味は大幅に向上する。
また、洗米から蒸煮まで連続的に作業を行うことがで
き、米飯を連続的に製造することができる。さらに、短
時間で充分な浸漬が可能となるため、浸漬装置を大幅に
小型化でき、設備コストの低減と設備面積の縮小が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した連続炊飯装置のフローチャー
ト。
【図2】連続炊飯装置の構成図。
【図3】洗米機の側断面図。
【図4】蒸煮機の側断面図。
【図5】回転浸漬装置の側断面図。
【図6】振動搬送機の側断面図。
【図7】流下式蒸煮機の側断面図。
【符号の説明】
1 連続炊飯装置 2 洗米機 3 蒸煮機 4 回転浸漬装置 5 中継ホッパ 6 ポンプ 7 振動搬送機 8 流下式蒸煮機 11 加湿装置 12 循環タンク 13 ボイラー 14 温水タンク 15 供給ホッパ 16 定量供給スクリュー 17 モータ 18 送り込みスクリュー 19 送り込み筒 20 一次洗米筒 21 撹拌翼 22 モータ 23 軸受部 24 軸受部 25 横送スクリュー 26 連結ホッパ 27 供給口 28 排出樋 29 排出口 30 二次洗米筒 31 脱水筒 32 両軸モータ 33 プーリ 34 Vベルト 35 プーリ 36 スクリュー軸 37 プーリ 38 Vベルト 39 機枠 40 貯留室 41 横送りスクリュー 42 排出樋 43 排出口 44 架台 45 モータ 46 プーリ 47 プーリ 48 Vベルト 49 孔 50 蒸気管 51 排水管 52 機枠 53 回転筒体 54 環状体 55 支持輪 56 支持板 57 回転軸 58 軸受 59 螺旋翼 60 開口部 61 供給口 62 供給樋 63 排出口 64 排出樋 65 連結杆 66 モータ 67 プーリ 68 プーリ 69 ベルト 70 排水樋 71 排水管 72 供給口 73 供給樋 74 搬送樋 75 搬送網 76 仕切板 77 排出口 78 スプリング 79 支脚 80 架台 81 スプリング 82 振動装置 83 排水樋 84 排水室 85 排水筒 86 内部機枠 87 蒸煮室 88 バルブ板 89 孔 90 バルブ軸 91 蒸気供給管 92 トルクアクチュレータ 93 電磁弁制御装置 94 外部機枠 95 排水路 96 排水管 97 供給口 98 排出樋 99 排出口 100 排水口 101 排水樋 133 給水ノズル 134 排水樋 137 竪軸 138 溝部 139 排水室 140 ヒータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米粒を洗米後、直ちに一次蒸煮してから
    浸漬し、浸漬した前記米粒を二次蒸煮することを特徴と
    する連続炊飯方法。
  2. 【請求項2】 米粒を洗米する洗米装置と、洗米した米
    粒を直ちにα化する一次蒸煮装置と、α化した米粒を浸
    漬する浸漬装置と、浸漬した米粒を再びα化する二次蒸
    煮装置とからなることを特徴とする連続炊飯装置。
JP6200037A 1994-06-09 1994-06-09 連続炊飯方法及び連続炊飯装置 Pending JPH07327617A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6200037A JPH07327617A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 連続炊飯方法及び連続炊飯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6200037A JPH07327617A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 連続炊飯方法及び連続炊飯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07327617A true JPH07327617A (ja) 1995-12-19

Family

ID=16417782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6200037A Pending JPH07327617A (ja) 1994-06-09 1994-06-09 連続炊飯方法及び連続炊飯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07327617A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284139A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Kanematsu Corp おこわおにぎりの製造方法
JP2019140962A (ja) * 2018-02-20 2019-08-29 株式会社永谷園ホールディングス 即席米の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284139A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Kanematsu Corp おこわおにぎりの製造方法
JP2019140962A (ja) * 2018-02-20 2019-08-29 株式会社永谷園ホールディングス 即席米の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005137378A (ja) 食品を処理するための方法及びその装置
US6125550A (en) Food drying method
US6082251A (en) Apparatus and method for cooking food products for consumption
JPS6337616B2 (ja)
JPH07327617A (ja) 連続炊飯方法及び連続炊飯装置
JPH07303456A (ja) 早炊き米の製造方法及び製造装置
JPH07203880A (ja) 早炊き米の製造方法及び製造装置
JPH07177854A (ja) 早炊き米の製造方法及び製造装置
JPH07203879A (ja) 早炊き米の製造方法及び製造装置
JP2790068B2 (ja) 無洗米の加工装置
AU728752B2 (en) Method and apparatus for processing food products
JP2001029804A (ja) 無洗米製造装置
JP2001113186A (ja) 無洗米製造装置
JP3162686B2 (ja) 無洗米製造装置
AU2004200034A1 (en) Method and Apparatus For Processing Food Products
JP3197532B2 (ja) 無洗米製造装置
JP2801076B2 (ja) 無洗米加工装置
JP2001029807A (ja) 無洗米製造装置
JP2001029802A (ja) 無洗米製造装置
JP2001029806A (ja) 無洗米製造装置
JP2001009297A (ja) 無洗米製造装置
JP2001029803A (ja) 無洗米製造装置
JPH0787905A (ja) 無洗米加工装置
JPH09121792A (ja) 早炊き米の製造方法
JP2001029805A (ja) 無洗米製造装置