JPH0732754B2

JPH0732754B2 - 電気掃除機

Info

Publication number: JPH0732754B2
Application number: JP63147465A
Authority: JP
Inventors: 雄一清水; 誠治石川; 昌弘木村
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-06-15
Filing date: 1988-06-15
Publication date: 1995-04-12
Anticipated expiration: 2010-04-12
Also published as: JPH01314529A

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は家庭用および産業用の電気掃除機に関するもの
である。

従来の技術従来のこの種の電気掃除機の構成について図面を参照し
ながら説明する。

第４図から第５図において、１はモーター２等を内蔵し
た電気掃除機の本体ケースであり、モーター２上方は上
本体ケース３により閉塞されている。また、その前方に
は紙袋４の口紙５を支持する紙袋支持板６を有する集塵
室７が設けられている。８は集塵室７上方の開口部を覆
うとともにホース（図示せず）の差込口９を有する蓋で
ある。

蓋８の側面である蓋側面10の内部には補強のための蓋リ
ブ11が設けられている。

また、紙袋支持板６はキックバネ12により回動するよう
構成されている。13は紙袋４の口紙５と、差込口９との
エアタイトを行うための差込口パッキンである。

発明が解決しようとする課題しかし、このような従来の構成では、集塵室７において
本体ケース１上方に蓋８が設けられており、蓋８を上方
へ開放した時には紙袋４の口紙５は本体ケース１より上
方突出してしまう（第５図）。そのため、紙袋４の内部
にごみが溜まり、ふくらんだ状態で一担蓋８を開け、そ
して再び閉める時に紙袋４の側面付近を蓋リブ11にひっ
かけてしまい、破れてしまうことがあった。

また、紙袋４がごみで一杯になった為に紙袋４を取出す
時、蓋８の蓋側面10にひっかかり、取り出しにくいもの
であった（第５図Ａ部）。

さらに、モーター２を運転すると、第６図に示すように
集塵室７内が負圧となり蓋側面10は矢印Ｂ方向へ変形し
ようとする。この時相対的に蓋８は差込口９付近では上
方、矢印Ｃ方向へ変形することとなる。これに対し、紙
袋４の口紙５は風圧によって下方（矢印Ｄ方向）へ移動
しようとするため、口紙５と差込口パッキン13とのエア
タイトが不十分となり、紙袋５へホースから送られてき
たごみがすべて入らず、この部分よりごみ漏れが発生
し、非衛生的で掃除機としての機能を果たすことができ
なかった（矢印Ｅ）。

そこで、本発明はこのような従来の問題点を解決するも
ので、紙袋の破れを防止し、衛生的な掃除機を提供する
とともに、紙袋の着脱性を向上させ、使用性を高め、さ
らに紙袋の口紙からのごみ漏れを防ぎ、衛生面での向上
をはかることを目的とするものである。

課題を解決するための手段上記目的を達成するために本発明は、モーター等を内蔵
したモーター室と、このモーターの吸引側前方に位置
し、紙袋の口紙部を支持する支持板を有する集塵室とで
構成された電気掃除機本体下部の本体ケースと、モータ
ー室の上方を覆うとともに、その前方では集塵室側壁を
形成する上本体ケースと、集塵室の上方開口部を覆い、
かつ紙袋の口紙部に弾接するエアータイト用のパッキン
を配設したホースの差込口を有する蓋体とを備え、集塵
室の側壁と頂壁を上本体ケースと蓋体とで分割構成して
集塵室の内圧が側壁と頂壁の個々に加わるようにしたも
のである。

作用上記構成により、蓋体を開放した時には紙袋の口紙が上
方へ突出するため、使用者が口紙を持ち易く、ごみが一
杯になった状態でも取り出し易いものとなる。また、集
塵室は本体ケースで側壁を形成されており、紙袋が保護
されているため破れることがない。

また集塵室の側壁と頂壁を上本体ケースと蓋体とで分割
構成して集塵室の内圧が側壁と頂壁の個々に加わるよう
にしたから、蓋体の変形は紙袋における口紙部分のエア
ータイトを良好なものとする。

実施例以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。

第１図から第３図において、21はモーター22等を内蔵す
る電気掃除機の本体ケースであり、モーター22の前方に
は紙袋23を挿着する集塵室２が設けられている。モータ
ー22の上方開放部は上本体ケース25により閉塞されてい
る。また、集塵室24の本体ケース21上方には上本体ケー
ス25がモーター22側から一体に形成され集塵室24の側壁
となっている。

26は集塵室24上方開放部を覆う蓋体であり、ホース（図
示せず）を差込むための差込口31を有し、上本体ケース
25に対して回動自在に取付けられている。27は集塵室24
内前方に、キックバネ28により回動するよう取付けられ
た紙袋支持板である。ここで、紙袋23は、その口紙29を
紙袋支持板27に差し込むことにより取付けられるもので
ある。

また、集塵室24内において、30は袋パッキンであり、口
紙29と、差込口27に設けられたホースを固定するための
回転板31とのエアタイトを行うものである。

本体ケース21と上本体ケース25とのエアタイトはバンパ
ー32で行なわれ、また、蓋体26と上本体ケース25とのエ
アタイトは、蓋体26との間に回転板31をはさみ込む当板
33に固着された当板パッキン34と、本体ケース25により
行なわれ、集塵室24の圧力低下に備えている。

以上が本発明の構成であるが、紙袋23にごみが一杯とな
った時に蓋体26を開放して第２図の状態にすると、紙袋
支持板27はキックバネ28により付勢されているため、矢
印ア方向へ回動する。そのため、紙袋23の口紙29の先端
イを使用者がつまみ易く、そのままの状態で上方へ紙袋
を取り出すことができる。

また、蓋体26は、集塵室24を本体ケース21並びに上本体
ケース25により側壁を形成されているため、厚さウが薄
く構成でき、開閉の察に紙袋23に触れることがなく、破
れを起こすことがない。このような紙袋23の着脱性を向
上させ、使用性を高めるとともに、紙袋23の破れを防止
して衛生的な掃除機を提供することができるものであ
る。

また、紙袋23にごみが一杯に溜まってくると集塵室24の
圧力が低下してくるが、この時上本体ケース25は外気圧
との圧力差によりエ方向に変形しようとする。しかし、
この時、蓋体26も当板33とともにオ方向、すなわち口紙
29方向へ変形するため、口紙29が風圧により下方へ移動
したり、もともと少々変形していたりしても袋パッキン
30とのエアタイトが漏れることがなく、ホースから送ら
れてきたごみが確実に紙袋23内へ入り、さらに衛生的で
の向上をはかることができるものである。

発明の効果以上のように本発明によれば、集塵室の側壁と頂壁を上
本体ケースと蓋体とで分割構成して集塵室の内圧が側壁
と頂壁の個々に加わるようにしたことにより、紙袋の着
脱性が向上し使用性が高まるとともに、紙袋の破れを防
止でき、衛生的な掃除機を提供できるものである。

また集塵室の内圧により側壁のみならず頂壁、すなわ
ち、蓋体も内方へ変形しようとするため、その蓋体の変
形は紙袋における口紙部分のエアータイトをより一層良
好なものとする。したがって、口紙部分からのごみ漏れ
を確実に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を施した電気掃除機の側面
図、第２図は同蓋体を開放した時の全断面図、第３図は
第１図Ｗ−Ｗ断面図、第４図は従来の電気掃除機の要部
断面図、第５図は同蓋体を開放した時の斜視図、第６図
は第４図Ｘ−Ｘ断面図である。 21……本体ケース、23……紙袋、24……集塵室、25……
本体ケース、26……蓋体、27……紙袋支持板、29……口
紙。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】モーター等を内蔵したモーター室と、この
モーターの吸引側前方に位置し、紙袋の口紙部を支持す
る支持板を有する集塵室とで構成された電気掃除機本体
下部の本体ケースと、モーター室の上方を覆うととも
に、その前方では集塵室側壁を形成する上本体ケース
と、集塵室の上方開口部を覆い、かつ紙袋の口紙部に弾
接するエアータイト用のパッキンを配設したホースの差
込口を有する蓋体とを備え、集塵室の側壁と頂壁を上本
体ケースと蓋体とで分割構成して集塵室の内圧が側壁と
頂壁の個々に加わるようにした電気掃除機。