JPH07327322A - 有効電力補償装置及び横流補償装置 - Google Patents

有効電力補償装置及び横流補償装置

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JPH07327322A
JPH07327322A JP6117974A JP11797494A JPH07327322A JP H07327322 A JPH07327322 A JP H07327322A JP 6117974 A JP6117974 A JP 6117974A JP 11797494 A JP11797494 A JP 11797494A JP H07327322 A JPH07327322 A JP H07327322A
Authority
JP
Japan
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voltage
generator
compensation
current
compensator
Prior art date
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Pending
Application number
JP6117974A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ishihara
石原  宏
Akira Miyamoto
明 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小形安価でかつ調整が容易な有効電力補償装
置を提供する。 【構成】 検出有効電力Pd(又は電流)をアナログ演
算又は数値演算により発電機電圧を有効電力に見合った
量だけ増減させうる補償電圧VAをアナログ演算又は数
値演算により設定するアナログ演算器又はCPUからな
る補償回路2と、検出電圧Vdに設定補償電圧VAをつ
き合わせてその差電圧を発電機の自動電圧調整装置の偏
差検出器6に出力する加算器4で構成し、発電機電圧を
有効電力(又は電流)Pdに見合った電圧上昇させて受
電端電圧を一定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電機の自動電圧制御
装置に入力する検出電圧を有効電力に応じて増減させて
受電端電圧を一定にさせる有効電力補償装置及び検出電
圧を無効電力に応じて増減させて発電機の無効横を防止
する横流補償装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発電機の自動電圧調整装置(AVR)は
計器用変圧器(PT)にて検出した検出電圧を設定電圧
との偏差がなくなるように交流励磁機の界磁電流を制御
して発電機の出力電圧を一定に制御する。
【0003】有効電力補償装置は、AVRに入力する検
出電圧に変流器二次側の有効電流に比例した電圧をベク
トル加算して発電機電圧を制御し送電線受電端電圧を一
定に保つものである。
【0004】図5は三相式有効電力補償装置を示すもの
で、発電機AGの電圧を検出する計器用変圧器PT1
PT2の二次側V相に直列に抵抗Rを接続し、発電機の
U相及びW相電流を検出する変流器CT1及びCT2の二
次側に設けた補助変流器CT1′及びCT2′を図示のよ
うに抵抗Rに接続して抵抗Rに電流Isを流し、検出電
圧Vvに抵抗Rに生ずる電圧降下−IsRをベクトル演
算してAVRの電圧検出部11Aに入力している。この
有効補償ベクトル図を図6に示す。
【0005】横流補償装置は、AVRに入力する検出電
圧に変流器二次側の無効電流に比例した電圧をベクトル
加算して発電機電圧を制御し、発電機間に流れる無効横
流を制御するものである。
【0006】図7は三相式横流補償装置を示すもので、
計器用変圧器PT1,PT2の二次側V相に直列に抵抗R
を接続し、発電機のU相及びW相を検出する変流器CT
1及びCT2に補助変流器CT1′及びCT2′を接続し、
補助変流器CT1′及びCT2′の二次側を逆並列接続
し、図示のように抵抗Rに接続して抵抗Rに電流Iを流
し、検出電圧Vvに抵抗Rに生ずる電圧降下−IRをベ
クトル加算してAVRの電圧検出部11Bに入力してい
る。この横流補償ベクトル図を図8に示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】発電機界磁を直接励磁
する方式では制御装置も複数面になり、有効電力補償装
置,横流補償装置の形状の大きさは無視できるが、最近
のように交流励磁機を用いたブラシレス式励磁装置が主
体になると、励磁装置自体が小形となって、その周辺機
器である有効電力補償装置,横流補償装置も小形化の対
象になっている。
【0008】しかし、上記従来の有効電力補償装置及び
横流補償装置は、図9に示すように、補助変流器C
1′,CT2′と抵抗Rを必要とするので装置を小形化
することができない。
【0009】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、装置
を小形化できると共に、調整が容易でかつ安価にできる
有効電力補償装置と横流補償装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的とするため、本
発明における有効電力補償装置は、検出有効電力又は有
効電流をアナログ演算又は数値演算により発電機電圧を
有効電力に見合った量だけ増減させる補償電圧の設定を
するアナログ演算増幅器又は数値演算をするCPUと、
発電機の自動調整装置に入力する検出電圧に前記設定補
償電圧をつき合わせる加算器と、により構成したことを
特徴とする。
【0011】また、横流補償装置は、検出無効電力又は
無効電流をアナログ演算又は数値演算により発電機電圧
を無効電力に見合った量だけ増減させうる補償電圧を設
定するアナログ演算器又は数値演算をするCPUと、発
電機の自動調整装置に入力する検出電圧に前記設定補償
電圧をつき合わせる加算器と、により構成したことを特
徴とする。
【0012】
【作用】有効電力補償装置におけるアナログ演算器又は
CPUは検出有効電力又は有効電流をアナログ演算又は
数値演算により発電機電圧を有効電力に見合った量だけ
増減させる補償電圧の設定をする。
【0013】この設定補償電圧は加算器を介して発電機
の自動電圧調整装置に入力する検出電圧を増減させるの
で、自動電圧調整装置は有効電力に応じて生ずる送電線
の電圧降下分だけ発電機電圧を上昇させて受電端電圧を
一定にする。
【0014】横流補償装置におけるアナログ演算器又は
CPUは検出無効電圧又は無効電流からアナログ演算又
は数値演算により無効電力に見合った量だけ発電機電圧
を増減させる補償電圧の設定をする。
【0015】この設定補償電圧は加算器を介して発電機
の自動電圧調整装置に入力する検出電圧を増減させるの
で、自動電圧調整装置は発電機に無効電力に見合った電
圧を増減させて発電機の無効横流を補償する。
【0016】
【実施例】
実施例1 有効電力補償装置の実施例について説明する。図1にお
いて、3Aは発電所が備えている発電機の有効電力検出
器2Aからの検出有効電力Pd(又は検出有効電流)を
その量に見合った補償電圧VAを設定するアナログ演算
増幅器又は数値演算をするCPUからなる補償回路で、
その設定特性は調整可能となっている。4はこの補償電
圧VAと発電機の電圧検出器からの発電機検出電圧Vd
との差を検出する加算器、6は電圧設定器5からの設定
電圧Vsと加算器4からの電圧との偏差を検出する発電
機自動電圧調整装置(AVR)における偏差検出器を示
す。
【0017】以上のように構成されているので、補償回
路3Aが検出有効電力Pd(又は無効電流)に見合った
設定補償電圧VAを出力してAVRの偏差検出器6に入
力する検出電圧−Vdを−Vd+VAに補正する。AV
Rはこの補正された検出電圧との設定電圧Vsとの差が
なくなるように発電機の励磁制御を行うので、発電機の
電圧は有効電力に見合った分だけ上昇する。しかして補
償回路3Aの設定特性は調整可能となっているので、受
電端電圧を一定とすることができる。
【0018】この実施例によれば、発電所が備えている
有効電力検出器又は有効電流検出器からの有効電力又は
有効電流を利用して有効電力補償ができるので、従来必
要であった補助変流器と抵抗等が不用となり、補償回路
の機能は増幅回路や数値演算(CPU)に持たせること
ができるため、装置が小形になり、かつコストが低減す
ると共に、補償電圧の調整(設定)が容易になる。
【0019】実施例2 横流補償装置の実施例について説明する。図3におい
て、3Bは発電所が備えている発電機の無効電力検出器
2Bからの検出無効電力Qd(又は検出無効電流)を図
4に示すような特性で無効電力Qdに見合った補償電圧
Bを設定するアナログ演算増幅器又はCPUからなる
補償回路で、その設定特性は調整可能となっている。4
はこの設定補償電圧VBと発電機電圧検出器1からの検
出電圧Vdとの差を検出する加算器、6は電圧設定器5
からの設定電圧Vsと加算器4からの電圧との偏差を検
出する発電機自動電圧調整装置(AVR)の偏差検出器
を示す。
【0020】以上のように構成されているので、補償回
路3Bが検出無効電力Qd(無効電流)に見合った設定
補償電圧VBを出力してAVRの偏差検出器6に入力す
る検出電圧Vdを−Vd±VBに補正する。AVRはこ
の補正された検出電圧と設定電圧Vsとの差がなくなる
ように発電機の励磁制御を行う。しかして発電機電圧が
上昇して遅れの横流が流れるとAVRは発電機電圧を降
下するように励磁制御をして横流を減少させる。また発
電機電圧が降下して進みの横流が流れるとAVRは発電
機電圧を上昇させるように励磁制御して横流を減少させ
る。
【0021】この実施例によれば、発電所が備えている
無効電力検出器又は無効電流検出器からの無効電力又は
無効電流を利用して横流補償ができるので、実施例1の
有効電力補償同様の効果を奏する。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0023】(1)請求項1のものは、有効電力値又は
有効電流値を用いて有効電力補償ができる。
【0024】(2)請求項2のものは、無効電力値又は
無効電流値を用いて横流補償ができる。
【0025】(3)補償回路を変流器と抵抗を使用する
ことなく、アナログ式演算増幅器やCPUで構成でき
る。
【0026】(4)そのため、装置の小形化が可能とな
ると共にコストが低減し、かつ調整(設定)が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる有効電力補償装置の構成を示
すブロック図。
【図2】有効電力補償方法を説明する発電機電圧補償特
性図。
【図3】実施例2にかかる横流補償装置の構成を示すブ
ロック図。
【図4】横流補償方法を説明する無効電力特性図。
【図5】従来の三相式有効電力補償回路図。
【図6】有効電力補償回路のベクトル図。
【図7】従来の三相式横流補償回路図。
【図8】横流補償回路のベクトル図。
【図9】従来補償装置の配線図。
【符号の説明】
1…電圧検出器 2A…有効電力検出器 2B…無効電力検出器 3A,3B…補償回路 5…電圧設定器 AVC…自動電圧調整装置 CT1,CT2…変流器 CT1′,CT2′…補助変流器 R…抵抗 PT1,PT2…計器用変圧器 Pd…検出有効電力 Qd…検出無効電力 TB…端子板 VA,VB…設定補償電圧 Vd…検出電圧 Vs…AVC設定電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出有効電力又は有効電流をアナログ演
    算又は数値演算により発電機電圧を有効電力に見合った
    量だけ増減させる補償電圧の設定をするアナログ演算増
    幅器又は数値演算をするCPUと、 発電機の自動調整装置に入力する検出電圧に前記設定補
    償電圧をつき合わせる加算器と、により構成したことを
    特徴とする有効電力補償装置。
  2. 【請求項2】 検出無効電力又は無効電流をアナログ演
    算又は数値演算により発電機電圧を無効電力に見合った
    量だけ増減させうる補償電圧を設定するアナログ演算器
    又は数値演算をするCPUと、 発電機の自動調整装置に入力する検出電圧に前記設定補
    償電圧をつき合わせる加算器と、により構成したことを
    特徴とする横流補償装置。
JP6117974A 1994-05-31 1994-05-31 有効電力補償装置及び横流補償装置 Pending JPH07327322A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312098A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Shinko Electric Co Ltd 交流発電機の横流補償装置
US8140208B2 (en) 2009-11-30 2012-03-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric drive vehicle

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312098A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Shinko Electric Co Ltd 交流発電機の横流補償装置
JP4576869B2 (ja) * 2004-04-16 2010-11-10 シンフォニアテクノロジー株式会社 交流発電機の横流補償装置
US8140208B2 (en) 2009-11-30 2012-03-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric drive vehicle

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