JP2749728B2 - 同期機の励磁制御装置 - Google Patents
同期機の励磁制御装置Info
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- JP2749728B2 JP2749728B2 JP3213590A JP21359091A JP2749728B2 JP 2749728 B2 JP2749728 B2 JP 2749728B2 JP 3213590 A JP3213590 A JP 3213590A JP 21359091 A JP21359091 A JP 21359091A JP 2749728 B2 JP2749728 B2 JP 2749728B2
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- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
に関する。
号公報に示された従来の同期機の励磁系の構成図であ
る。図において、1は同期発電機、2は同期発電機の界
磁巻線、3は励磁機、4は同期発電機1の電圧を検出す
るための計器用変圧器PT、5は同期発電機1の電流を
検出するための計器用変流器CT、6は自動電圧調整装
置AVRである。自動電圧調整装置6は電圧検出部6
1、制御目標電圧を設定する基準部62、この基準部6
2が設定する制御目標電圧と電圧検出部61が出力する
検出電圧との偏差を増幅する増幅部63、電圧制御の安
定性を高めるための位相補償部64、加算部65および
励磁機3へ制御信号を送出する増幅部66からなる。7
は系統安定化装置であって、系統の安定度を高めるため
に、PT4とCT5の出力から電力を検出し、AVR6
の加算部65に補助信号として与える。8は電圧V/周
波数Hz制限装置であって、PT4とCT5の出力から
V/Hz値を検出し、同期発電機1の出力のV/Hz値
が所定値以上にならないように制限するために、AVR
6の加算部65に補助信号として与えられる。9は低励
磁制限装置であって、PT4とCT5の出力から有効電
力と無効電力を検出し、同期発電機1の運転状態が一定
値以下にならないように、AVR6の加算部65に補助
信号として与える。10は界磁電流を検出するためのシ
ャントである。11は過励磁制限装置であって、シャン
ト10の検出電流が設定値を超えると補助信号をAVR
6の加算部65に与える。
いた励磁系のAVR6の伝達関数ブロック図である。励
磁機3および同期発電機1はそれぞれゲインおよび一次
遅れの関数で一般的に表すことができ、AVR6は、増
幅部63をゲイン、位相補償部64を一次進み関数、増
幅部66をゲインで表現できる。このうち励磁機3の定
数ゲインKE 、時定数TE および同期発電機1の定数K
G 、TG は機器に固有の固定値であり、また増幅部66
のゲインK2 はAVR6の出力増幅ゲインであるから、
これも固定値である。一方、増幅部63のゲインK1 、
位相補償部64の定数Tlead、Tlag は一般に例えばボ
リューム等で設定可能な可変定数であり、AVR6の電
圧制御特性をこれらの可変定数(制御定数)K1 、T
lead、Tlag で決定できるようにしてる。これらの定数
は、励磁機3、同期発電機1の上記定数を基にあらかじ
め設計しておき、最終的には個々に調整する。
のでは、可変定数K1 、Tlead、Tlag を個々に設定し
なくてはならず、励磁機3、同期機1の各定数が設計段
階での値と実機での値とに差異がある場合、調整および
調整の仕方が面倒になる上、調整者によってバラツキが
生じ、必ずしも最適値にはならないという問題があっ
た。
たもので、同期機や励磁機の機器定数を設定するだけ
で、AVRの制御定数を自動的に得ることができる同期
機の励磁制御装置を提供することを目的とする。
するために、同期機の出力電圧と基準値との偏差を増幅
する増幅部と、この増幅部の出力の位相を調整する位相
補償部とを有し、上記同期機の励磁機の出力を制御する
自動電圧調整装置を備えた同期機の励磁制御装置におい
て、上記自動電圧調整装置の電圧制御特性を決定する上
記増幅部の定数及び上記位相補償部の定数を演算する制
御定数演算部を設け、上記自動電圧調整装置の伝達関数
に対応して上記各定数を夫々所定の式にもとづいて演算
するようにしたものである。
制御仕様定数を設定することにより、制御定数演算部が
AVRの伝達関数に対応して制御定数を所定の式にもと
づいて演算する。
明する。
ある。101は同期発電機1のゲインKG を設定するK
G 設定器、102は同期発電機1の時定数TG を設定す
るTG 設定器、103は励磁機3のゲインKE を設定す
るKE 設定器、104は励磁機3の時定数TE を設定す
るTE 設定器、105は制御定数演算部100に対して
演算するか否かを指令するためのチューニングスイッチ
である。他の構成は図3のものと同じである。
ートを参照して説明する。制御定数演算部100は、零
クロス周波数ωc 、位相余裕θm が内部設定されて
おり、外部からはゲインKG 、時定数TG 、ゲイン
KE 、時定数TE が設定される。チューニングスイ
ッチ105がオンされると、下記(1)式、(3)式、
(4)式の演算を実行する。
は、
ωc、位相余裕θmという特性を持つ様にするために
は、Tlag は次のように決定される。
る。
された制御定数K1、Tlead、Tlag により励磁制御を
行なう。
機1のゲインKG 、同期発電機1の時定数TG 、励磁機
3のゲインKE 、励磁機3の時定数TE を設定するだけ
で、制御定数K1 、Tlead、Tlag が自動的に演算され
るので、制御定数の調整は容易であり、最適制御定数を
得ることができ、当然に調整者による制御定数のバラツ
キは生じない。
ゲインおよび一次遅れ特性を持つ回転形励磁機を使用し
た場合について述べたが、一次遅れを殆ど無視すること
ができる静止形励磁機を使用する場合も本発明を実施し
て同様の効果を得ることができる。
および一次進み遅れ関数を示したが、励磁機の遅れを補
償するためにマイナーループである励磁機出力フィード
バックループを設けたものでもよい。
発電機1の時定数TG 、励磁機3のゲインKE 、励
磁機3の時定数TE はハードウェア(設定器)で与え
る構成となっているが、AVRをディジタル系で構成す
る場合は内部パラメータとして有する構成としてもよ
い。
決まると、同期機や励磁機の機器定数を設定するだけ
で、AVRの制御定数を自動的に得ることができるか
ら、調整が容易である上、調整者によるバラツキを無く
すことができ、常に最適条件での制御が可能になる。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 同期機の出力電圧と基準値との偏差を増
幅する増幅部と、この増幅部の出力の位相を調整する位
相補償部とを有し、上記同期機の励磁機の出力を制御す
る自動電圧調整装置を備えた同期機の励磁制御装置にお
いて、上記自動電圧調整装置の電圧制御特性を決定する
上記増幅部の定数及び上記位相補償部の定数を演算する
制御定数演算部を設け、上記自動電圧調整装置の下記の
伝達関数に対応して、上記増幅部の定数K及び上記位相
補償部の定数TleadとTlag を夫々次式にもとづいて演
算するようにしたことを特徴とする同期機の励磁制御装
置。 自動電圧調整装 1 1 置の伝達関数:K・KE ・KG ・───────・─────── 1+T lag ・S 1+T G ・S 〔1+(ωc Tlag )2 〕1/2 ・〔1+ (ωc TG )2 〕1/2 K=──────────────────────────── A・KE ・KG Tlead=TE tan 〔 180°−θm − tan-1( ωc TG )〕 Tlag =─────────────────── ωc ただし K :増幅部のゲイン Tlead :一次進み関数 Tlag :一次遅れ関数 KE :励磁機のゲイン TE :励磁機の時定数 KG :同期機のゲイン TG :同期機の時定数 A :定数 ωc :零クロス周波数 θm :位相余裕
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3213590A JP2749728B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 同期機の励磁制御装置 |
US07/910,240 US5440222A (en) | 1991-07-15 | 1992-07-09 | Excitation control apparatus for synchronous machine |
EP92111882A EP0523586B1 (en) | 1991-07-15 | 1992-07-13 | Excitation control apparatus for synchronous machine |
DE69208169T DE69208169T2 (de) | 1991-07-15 | 1992-07-13 | Erregungsregelvorrichtung für Synchronmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3213590A JP2749728B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 同期機の励磁制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564499A JPH0564499A (ja) | 1993-03-12 |
JP2749728B2 true JP2749728B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=16641721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3213590A Expired - Lifetime JP2749728B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-08-26 | 同期機の励磁制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2749728B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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JP3834772B2 (ja) * | 2002-09-24 | 2006-10-18 | 西芝電機株式会社 | 同期発電機の自動電圧調整器 |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6430498A (en) * | 1987-07-24 | 1989-02-01 | Univ Tokai | Generator optimum stabilizing control method |
JP2540202B2 (ja) * | 1989-03-01 | 1996-10-02 | 富士電機株式会社 | 発電機の多変数制御システムにおける補正制御方式 |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP3213590A patent/JP2749728B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0564499A (ja) | 1993-03-12 |
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