JPH08126204A - 系統安定化装置 - Google Patents

系統安定化装置

Info

Publication number
JPH08126204A
JPH08126204A JP6257054A JP25705494A JPH08126204A JP H08126204 A JPH08126204 A JP H08126204A JP 6257054 A JP6257054 A JP 6257054A JP 25705494 A JP25705494 A JP 25705494A JP H08126204 A JPH08126204 A JP H08126204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command value
speed generator
constant speed
generator
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6257054A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuro Mine
節朗 峯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6257054A priority Critical patent/JPH08126204A/ja
Publication of JPH08126204A publication Critical patent/JPH08126204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各発電機の出力電力の動揺が極めて大きくな
っても、各発電機の出力電力の動揺を速やかに抑えるこ
とができる系統安定化装置を得ることを目的とする。 【構成】 可変速発電機が電力系統に電力を供給してい
るか否かを検出し、その検出結果に応じて指令値生成手
段における伝達関数のゲインの値を調整するようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、定速発電機及び可変
速発電機の双方で電力系統の電力動揺を抑える系統安定
化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の系統安定化装置を示す構成
図であり、図において、1は電力系統、2は定速機、3
は定速機2によって駆動される定速発電機、4は遮断
器、5は定速発電機3の出力電圧V1 を検出する計器用
変圧器(以下、PTという)、6は定速発電機3の出力
電流I1 を検出する計器用変流器(以下、CTとい
う)、7はPT5及びCT6の検出結果に基づいて定速
発電機3の励磁機8を制御し、定速発電機3の出力電力
1 の動揺を抑えるとともに、定速発電機3の出力電圧
1 を電圧設定値V1 *に一致させる定速発電機の安定化
制御系、8は定速発電機3の励磁機である。
【0003】また、9は可変速機、10は可変速機9に
よって駆動される可変速発電機、11は遮断器、12は
可変速発電機10の出力電圧V2 を検出する計器用変圧
器(以下、PTという)、13は可変速発電機10の出
力電流I2 を検出する計器用変流器(以下、CTとい
う)、14はPT5,12及びCT6,13の検出結果
に基づいて可変速発電機10の励磁機15を制御し、可
変速発電機10の出力電力P2 の動揺及び定速発電機3
の出力電力P1 の動揺を抑えるとともに、可変速発電機
10の出力電圧V2 を電圧設定値V2 *に一致させる可変
速発電機の安定化制御系、15は可変速発電機10の励
磁機である。
【0004】また、図9は定速発電機の安定化制御系7
の詳細構成を示す構成図であり、図において、21はP
T5に検出された出力電圧V1 とCT6に検出された出
力電流I1 から定速発電機3の出力電力P1 を演算する
電力計測回路であり、当該電力計測回路21,PT5及
びCT6から検出手段が構成されている。22は電力計
測回路21により演算された出力電力P1 を所定の伝達
関数に代入し、その出力電力P1 の動揺を抑えるのに必
要な指令値VP1 * を生成する指令値生成回路(指令値生
成手段)、23は指令値生成回路22により生成された
指令値VP1 * が所定の上・下限値を越えた場合には、そ
の指令値VP1 * をその上限値又は下限値に修正するリミ
ッタ、24は定速発電機3の電圧設定値V1 *から出力電
圧V1 を減算し、その減算結果に指令値VP1 * を加算す
る演算回路(演算手段)、25は演算回路24の演算結
果に基づいて定速発電機3の励磁機8を制御する制御信
号E1 *を生成するAVR(制御手段)、26は制御信号
1 *にしたがって定速発電機3の励磁機8を制御する制
御回路(制御手段)である。
【0005】また、図10は可変速発電機の安定化制御
系14の詳細構成を示す構成図であり、図において、3
1は電力計測回路21に演算された定速発電機3の出力
電力P1 を所定の伝達関数に代入し、その出力電力P1
の動揺を抑えるのに必要な指令値P1 *を生成する指令値
生成回路(第1の指令値生成手段)、32はPT12に
検出された出力電圧V2 とCT13に検出された出力電
流I2 から可変速発電機10の出力電力P2 を演算する
電力計測回路であり、当該電力計測回路32,PT12
及びCT13から検出手段が構成されている。
【0006】33は可変速発電機10の電力設定値P2 *
から出力電力P2 を減算し、その減算結果に指令値P1 *
を加算する演算回路(演算手段)、34は演算回路33
の演算結果を所定の伝達関数に代入し、可変速発電機1
0の出力電力P2 の動揺及び定速発電機3の出力電力P
1 の動揺を抑えるのに必要な指令値EP2 * を生成する指
令値生成回路(第2の指令値生成手段)、35は指令値
生成回路34により生成された指令値EP2 * が所定の上
・下限値を越えた場合には、その指令値EP2 *をその上
限値又は下限値に修正するリミッタ、36はリミッタ3
5の出力である指令値EP2 * に基づいて可変速発電機1
0の励磁機15を制御する制御回路(制御手段)、37
は可変速発電機10の電圧設定値V2 *から出力電圧V2
を減算する演算回路、38は演算回路37の演算結果に
基づいて可変速発電機10の励磁機15を制御する制御
信号EV2 * を生成するAVR、39は制御信号EV2 *
したがって可変速発電機10の励磁機15を制御する制
御回路である。
【0007】次に動作について説明する。まず、定速発
電機3は定速機2によって駆動される一方、可変速発電
機10は可変速機9によって駆動され、電力系統1に対
して電力を供給している。そして、定速発電機3及び可
変速発電機10は、出力電力の動揺を抑えるとともに、
出力電圧を所定の電圧設定値に維持するため、それぞれ
安定化制御系7,14を有している。
【0008】そして、定速発電機3の安定化制御系7
は、電力計測回路21がPT5に検出された出力電圧V
1 とCT6に検出された出力電流I1 から定速発電機3
の出力電力P1 を演算する。そして、演算された出力電
力P1 は指令値生成回路22に入力され、出力電力P1
を下記に示す伝達関数に代入し、その出力電力P1 の動
揺を抑えるのに必要な指令値VP1 * を生成する。 伝達関数 = (K1 ×10S)/(1+10S) ただし、K1 はゲイン Sは微分演算子
【0009】このようにして指令値生成回路22に指令
値VP1 * が生成されると、当該指令値VP1 * はリミッタ
23に入力され、指令値VP1 * が所定の上・下限値を越
えた場合には、その指令値VP1 * は当該上限値又は下限
値に修正される。ここで、リミッタ23が設けられてい
る理由は、定速発電機3の出力電力P1の動揺が大きく
なると(例えば、電力設定値の5%を越えるぐらい大き
くなると)、当該動揺を抑えるための指令値VP1 * が極
めて大きくなるため、安定化制御系7の出力である制御
信号E1 *の中で指令値VP1 * が占める割合が極めて大き
くなる一方、定速発電機3の出力電圧V1 を電圧設定値
1 *に維持するための指令値の割合が極めて小さくな
り、その結果、定速発電機3の出力電圧V1 を電圧設定
値V1 *に維持できなくなってしまう場合が生ずるからで
ある。
【0010】そして、リミッタ23から出力された指令
値VP1 * と定速発電機3の電圧設定値V1 *と出力電圧V
1 が演算回路24に入力されると、電圧設定値V1 *から
出力電圧V1 が減算されるとともに、その減算結果に指
令値VP1 * が加算される。そして、AVR25が演算回
路24の演算結果から制御信号E1 *を生成し、制御回路
26がその制御信号E1 *に基づいて定速発電機3の励磁
機8を制御する。これにより、定速発電機3の出力電力
1 の動揺が抑えられるとともに、出力電圧V1 が電圧
設定値V1 *に維持されることになる。
【0011】一方、可変速発電機10の安定化制御系1
4は、電力計測回路21により演算された定速発電機3
の出力電力P1 を指令値生成回路31が入力すると、そ
の出力電力P1 を下記に示す伝達関数に代入し、その出
力電力P1 の動揺を抑えるのに必要な指令値P1 *を生成
する。 伝達関数 = {5S/(1+5S)}・{K2 /(1
+0.45S)} ただし、K2 はゲイン Sは微分演算子
【0012】そして、指令値生成回路31により生成さ
れた指令値P1 *と可変速発電機10の電力設定値P2 *
出力電力P2 (電力計測回路32がPT12に検出され
た出力電圧V2 とCT13に検出された出力電流I2
ら可変速発電機10の出力電力P2 を演算する。)が演
算回路33に入力されると、電力設定値P2 *から出力電
力P2 が減算されるとともに、その減算結果に指令値P
1 *が加算される。
【0013】そして、演算回路33の演算結果が指令値
生成回路34に入力されると、その演算結果を下記に示
す伝達関数に代入し、可変速発電機10の出力電力P2
の動揺及び定速発電機3の出力電力P1 の動揺を抑える
のに必要な指令値EP2 * を生成する。 伝達関数 = KP +KI /S ただし、KP ,KI はゲイン Sは微分演算子
【0014】このようにして指令値生成回路34に指令
値EP2 * が生成されると、リミッタ35が、その指令値
P2 * が所定の上・下限値を越えた場合には、その指令
値EP2 * を当該上限値又は下限値に修正し、制御回路3
6がその指令値EP2 * に基づいて可変速発電機10の励
磁機15を制御する。また、可変速発電機10の電圧設
定値V2 *と出力電圧V2 が演算回路37に入力される
と、電圧設定値V2 *から出力電圧V2 が減算され、AV
R38が演算回路37の演算結果から制御信号EV2 *
生成し、制御回路39がその制御信号EV2 * に基づいて
可変速発電機10の励磁機15を制御する。これによ
り、可変速発電機10の出力電力P2 と定速発電機3の
出力電力P1の動揺が抑えられるとともに、可変速発電
機10の出力電圧V2 が電圧設定値V2 *に維持されるこ
とになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の系統安定化装置
は以上のように構成されているので、定速発電機3の出
力電力P1 の動揺が大きくなり過ぎると、指令値生成回
路22,31により生成された指令値がリミッタ23,
35によって制限されるため、その出力電力P1に見合
った指令値が得られなくなり、その結果、出力電力P1
の動揺を速やかに抑えられなくなるなどの問題点があっ
た。
【0016】請求項1から請求項10の発明は上記のよ
うな問題点を解消するためになされたもので、各発電機
の出力電力又は回転速度の動揺が極めて大きくなって
も、各発電機の出力電力又は回転速度の動揺を速やかに
抑えることができる系統安定化装置を得ることを目的と
する。
【0017】請求項11の発明は、請求項1の発明等よ
り更に速やかに、各発電機の出力電力又は回転速度の動
揺を抑えることができる系統安定化装置を得ることを目
的とする。
【0018】請求項12の発明は、各発電機を電動機と
して使用しても、系統の動揺を抑えることができる系統
安定化装置を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る系
統安定化装置は、定速発電機の出力電力及び自己の出力
電力の動揺を抑える安定化制御系を有する可変速発電機
が電力系統に電力を供給しているか否かを検出し、その
検出結果に応じて、定速発電機の出力電力の動揺を抑え
るのに必要な指令値を生成する指令値生成手段における
伝達関数のゲインの値を調整するようにしたものであ
る。
【0020】請求項2の発明に係る系統安定化装置は、
定速発電機の回転速度及び自己の出力電力の動揺を抑え
る安定化制御系を有する可変速発電機が電力系統に電力
を供給しているか否かを検出し、その検出結果に応じ
て、定速発電機の回転速度の動揺を抑えるのに必要な指
令値を生成する指令値生成手段における伝達関数のゲイ
ンの値を調整するようにしたものである。
【0021】請求項3の発明に係る系統安定化装置は、
定速発電機の回転速度及び自己の出力電力の動揺を抑え
る安定化制御系を有する可変速発電機が電力系統に電力
を供給しているか否かを検出し、その検出結果に応じ
て、定速発電機の出力電力の動揺を抑えるのに必要な指
令値を生成する指令値生成手段における伝達関数のゲイ
ンの値を調整するようにしたものである。
【0022】請求項4の発明に係る系統安定化装置は、
電力系統に定速発電機が複数台接続されている場合、定
速発電機の台数に応じて指令値生成手段における伝達関
数のゲインの値を調整するようにしたものである。
【0023】請求項5の発明に係る系統安定化装置は、
電力系統に可変速発電機が複数台接続されている場合、
電力系統に電力を供給している可変速発電機の台数に応
じて指令値生成手段における伝達関数のゲインの値を調
整するようにしたものである。
【0024】請求項6の発明に係る系統安定化装置は、
自己の出力電力の動揺を抑える安定化制御系を有する定
速発電機が電力系統に電力を供給しているか否かを検出
し、その検出結果に応じて、定速発電機の出力電力の動
揺を抑えるのに必要な指令値を生成する第1の指令値生
成手段における伝達関数のゲインの値を調整するように
したものである。
【0025】請求項7の発明に係る系統安定化装置は、
自己の回転速度の動揺を抑える安定化制御系を有する定
速発電機が電力系統に電力を供給しているか否かを検出
し、その検出結果に応じて、定速発電機の回転速度の動
揺を抑えるのに必要な指令値を生成する第1の指令値生
成手段における伝達関数のゲインの値を調整するように
したものである。
【0026】請求項8の発明に係る系統安定化装置は、
自己の回転速度の動揺を抑える安定化制御系を有する定
速発電機が電力系統に電力を供給しているか否かを検出
し、その検出結果に応じて定速発電機の出力電力の動揺
を抑えるのに必要な指令値を生成する第1の指令値生成
手段における伝達関数のゲインの値を調整するようにし
たものである。
【0027】請求項9の発明に係る系統安定化装置は、
電力系統に定速発電機が複数台接続されている場合、電
力系統に電力を供給している定速発電機の台数に応じて
第1の指令値生成手段における伝達関数のゲインの値を
調整するようにしたものである。
【0028】請求項10の発明に係る系統安定化装置
は、電力系統に可変速発電機が複数台接続されている場
合、可変速発電機の台数に応じて第1の指令値生成手段
における伝達関数のゲインの値を調整するようにしたも
のである。
【0029】請求項11の発明に係る系統安定化装置
は、請求項1,請求項2又は請求項3の検出手段,指令
値生成手段,演算手段,制御手段及びゲイン調整手段を
備えるとともに、請求項6,請求項7又は請求項8の検
出手段,第1の指令値生成手段,演算手段,第2の指令
値生成手段,制御手段及びゲイン調整手段を備えるよう
にしたものである。
【0030】請求項12の発明に係る系統安定化装置
は、定速発電機を定速電動機として使用するとともに、
可変速発電機を可変速電動機として使用するようにした
ものである。
【0031】
【作用】請求項1の発明における系統安定化装置は、定
速発電機の出力電力及び自己の出力電力の動揺を抑える
安定化制御系を有する可変速発電機が電力系統に電力を
供給しているか否かを検出し、その検出結果に応じて、
定速発電機の出力電力の動揺を抑えるのに必要な指令値
を生成する指令値生成手段における伝達関数のゲインの
値を調整するゲイン調整手段を設けたことにより、指令
値生成手段により生成された指令値に対するリミッタの
制限が緩和される。
【0032】請求項2の発明における系統安定化装置
は、定速発電機の回転速度及び自己の出力電力の動揺を
抑える安定化制御系を有する可変速発電機が電力系統に
電力を供給しているか否かを検出し、その検出結果に応
じて、定速発電機の回転速度の動揺を抑えるのに必要な
指令値を生成する指令値生成手段における伝達関数のゲ
インの値を調整するゲイン調整手段を設けたことによ
り、指令値生成手段により生成された指令値に対するリ
ミッタの制限が緩和される。
【0033】請求項3の発明における系統安定化装置
は、定速発電機の回転速度及び自己の出力電力の動揺を
抑える安定化制御系を有する可変速発電機が電力系統に
電力を供給しているか否かを検出し、その検出結果に応
じて、定速発電機の出力電力の動揺を抑えるのに必要な
指令値を生成する指令値生成手段における伝達関数のゲ
インの値を調整するゲイン調整手段を設けたことによ
り、指令値生成手段により生成された指令値に対するリ
ミッタの制限が緩和される。
【0034】請求項4の発明における系統安定化装置
は、電力系統に定速発電機が複数台接続されている場
合、定速発電機の台数に応じて指令値生成手段における
伝達関数のゲインの値を調整するゲイン調整手段を設け
たことにより、電力系統の状態に応じた適切な伝達関数
のゲインの値が設定され、各発電機の出力電力又は回転
速度の動揺が速やかに抑えられるようになる。
【0035】請求項5の発明における系統安定化装置
は、電力系統に可変速発電機が複数台接続されている場
合、電力系統に電力を供給している可変速発電機の台数
に応じて指令値生成手段における伝達関数のゲインの値
を調整するゲイン調整手段を設けたことにより、電力系
統の状態に応じた適切な伝達関数のゲインの値が設定さ
れ、各発電機の出力電力又は回転速度の動揺が速やかに
抑えられるようになる。
【0036】請求項6の発明における系統安定化装置
は、自己の出力電力の動揺を抑える安定化制御系を有す
る定速発電機が電力系統に電力を供給しているか否かを
検出し、その検出結果に応じて、定速発電機の出力電力
の動揺を抑えるのに必要な指令値を生成する第1の指令
値生成手段における伝達関数のゲインの値を調整するゲ
イン調整手段を設けたことにより、第1の指令値生成手
段により生成された指令値に対するリミッタの制限が緩
和される。
【0037】請求項7の発明における系統安定化装置
は、自己の回転速度の動揺を抑える安定化制御系を有す
る定速発電機が電力系統に電力を供給しているか否かを
検出し、その検出結果に応じて、定速発電機の回転速度
の動揺を抑えるのに必要な指令値を生成する第1の指令
値生成手段における伝達関数のゲインの値を調整するゲ
イン調整手段を設けたことにより、第1の指令値生成手
段により生成された指令値に対するリミッタの制限が緩
和される。
【0038】請求項8の発明における系統安定化装置
は、自己の回転速度の動揺を抑える安定化制御系を有す
る定速発電機が電力系統に電力を供給しているか否かを
検出し、その検出結果に応じて、定速発電機の出力電力
の動揺を抑えるのに必要な指令値を生成する第1の指令
値生成手段における伝達関数のゲインの値を調整するゲ
イン調整手段を設けたことにより、第1の指令値生成手
段により生成された指令値に対するリミッタの制限が緩
和される。
【0039】請求項9の発明における系統安定化装置
は、電力系統に定速発電機が複数台接続されている場
合、電力系統に電力を供給している定速発電機の台数に
応じて第1の指令値生成手段における伝達関数のゲイン
の値を調整するゲイン調整手段を設けたことにより、電
力系統の状態に応じた適切な伝達関数のゲインの値が設
定され、各発電機の出力電力又は回転速度の動揺が速や
かに抑えられるようになる。
【0040】請求項10の発明における系統安定化装置
は、電力系統に可変速発電機が複数台接続されている場
合、可変速発電機の台数に応じて第1の指令値生成手段
における伝達関数のゲインの値を調整するゲイン調整手
段を設けたことにより、電力系統の状態に応じた適切な
伝達関数のゲインの値が設定され、各発電機の出力電力
又は回転速度の動揺が速やかに抑えられるようになる。
【0041】請求項11の発明における系統安定化装置
は、請求項1,請求項2又は請求項3の検出手段,指令
値生成手段,演算手段,制御手段及びゲイン調整手段を
備えるとともに、請求項6,請求項7又は請求項8の検
出手段,第1の指令値生成手段,演算手段,第2の指令
値生成手段,制御手段及びゲイン調整手段を備えること
により、各発電機の安定化制御系における伝達関数のゲ
インの値が適正な値となり、各発電機の出力電力又は回
転速度の動揺が速やかに抑えられるようになる。
【0042】請求項12の発明における系統安定化装置
は、定速発電機を定速電動機として使用するとともに、
可変速発電機を可変速電動機として使用することによ
り、各発電機を電動機として使用する場合においても、
系統の動揺を抑えることができるようになる。
【0043】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1による系統安定化装置
を示す構成図であり、図において、従来のものと同一符
号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。4
1は遮断器11の開閉状態を検出することにより、可変
速発電機10が電力系統1に電力を供給しているか否か
を判定する判定器(ゲイン調整手段)、42は判定器4
1の判定結果に応じて、安定化制御系7の指令値生成回
路(指令値生成手段)22における伝達関数のゲインの
値を調整するゲイン設定器(ゲイン調整手段)である。
【0044】次に動作について説明する。判定器41及
びゲイン設定器42を設けた点以外は、図8の従来例と
同様であるため、判定器41とゲイン設定器42の動作
についてのみ説明する。まず、判定器41は、遮断器1
1の開閉状態を検出することにより、可変速発電機10
が電力系統1に電力を供給しているか否かを判定する
(ただし、この実施例1では、可変速発電機10は常に
可変速機9によって駆動されていることを前提としてい
るので、遮断器11の開閉状態に基づいて可変速発電機
10が電力系統1に電力を供給しているか否かを判定し
ているが、可変速発電機10が可変速機9によって駆動
されない場合があるときは、電力計測回路21の演算結
果に基づいて可変速発電機10が電力系統1に電力を供
給しているか否かを判定する。)。
【0045】そして、ゲイン設定器42は、判定器41
により可変速発電機10が電力系統1に電力を供給して
いると判定されると、安定化制御系7の指令値生成回路
22における伝達関数のゲインの値を、現在の値より小
さい値に設定変更する(例えば、0.3から0.1に変
更する)。
【0046】このように、伝達関数のゲインの値を現在
の値より小さい値に設定変更する理由は、可変速発電機
10の安定化制御系14が動作している場合、当該安定
化制御系14も定速発電機3の出力電力P1 の動揺を抑
えてくれるため、定速発電機3の安定化制御系7におけ
る指令値生成回路22の指令値VP1 * は、可変速発電機
10の安定化制御系14が動作していない場合より小さ
い値でも十分に定速発電機3の出力電力P1 の動揺を抑
えることができるからである。そこで、伝達関数のゲイ
ンの値を現在の値より小さい値に設定変更することによ
り、指令値生成回路22の指令値VP1 * を、設定変更す
る前より小さい値にし、リミッタ23での制限が緩和さ
れるようにしたものである。従って、定速発電機3の出
力電力P1 の動揺が極めて大きくなっても、指令値VP1
* がリミッタ23で制限されずらくなるため、その出力
電力P1 の動揺の大きさに応じた指令値VP1 * が得ら
れ、定速発電機3の出力電力P1 の動揺を速やかに抑え
ることができる効果を奏する。
【0047】実施例2.図2はこの発明の実施例2によ
る系統安定化装置を示す構成図であり、図において、従
来のものと同一符号は同一または相当部分を示すので説
明を省略する。43は遮断器4の開閉状態を検出するこ
とにより、定速発電機3が電力系統1に電力を供給して
いるか否かを判定する判定器(ゲイン調整手段)、44
は判定器43の判定結果に応じて、安定化制御系14の
指令値生成回路31における伝達関数のゲインの値を調
整するゲイン設定器(ゲイン調整手段)である。
【0048】次に動作について説明する。判定器43及
びゲイン設定器44を設けた点以外は、図8の従来例と
同様であるため、判定器43とゲイン設定器44の動作
についてのみ説明する。まず、判定器43は、遮断器4
の開閉状態を検出することにより、定速発電機3が電力
系統1に電力を供給しているか否かを判定する(ただ
し、この実施例2では、定速発電機3は常に定速機2に
よって駆動されていることを前提としているので、遮断
器4の開閉状態に基づいて定速発電機3が電力系統1に
電力を供給しているか否かを判定しているが、定速発電
機3が定速機2によって駆動されない場合があるとき
は、電力計測回路(検出手段)21の演算結果に基づい
て定速発電機3が電力系統1に電力を供給しているか否
かを判定する。)。
【0049】そして、ゲイン設定器44は、判定器43
により定速発電機3が電力系統1に電力を供給している
と判定されると、安定化制御系14の指令値生成回路
(第1の指令値生成手段)31における伝達関数のゲイ
ンの値を現在の値より小さい値に設定変更する(例え
ば、2.0から0に変更する)。
【0050】このように、伝達関数のゲインの値を現在
の値より小さい値に設定変更する理由は、定速発電機3
の安定化制御系7が動作している場合、当該安定化制御
系7も定速発電機3の出力電力P1 の動揺を抑えてくれ
るため、可変速発電機10の安定化制御系14における
指令値生成回路31の指令値P1 *は、定速発電機3の安
定化制御系7が動作していない場合より小さい値でも十
分に定速発電機3の出力電力P1 の動揺を抑えることが
できるからである。そこで、伝達関数のゲインの値を現
在の値より小さい値に設定変更することにより、指令値
生成回路31の指令値P1 *を、設定変更する前より小さ
い値にし、リミッタ35での制限が緩和されるようにし
たものである。従って、定速発電機3の出力電力P1
動揺が極めて大きくなっても、指令値P1 *がリミッタ3
5で制限されずらくなるため、その出力電力P1 の動揺
の大きさに応じた指令値P1 *が得られ、定速発電機3の
出力電力P1 の動揺を速やかに抑えることができる効果
を奏する。
【0051】実施例3.上記実施例1では、電力系統1
に定速発電機3及び可変速発電機10がそれぞれ1台接
続されている場合について示したが、電力系統1に定速
発電機3又は可変速発電機10が複数台接続されていて
もよい。例えば、図3の場合には、ゲイン設定器42
は、各判定器41の判定結果に基づいて電力系統1に電
力を供給している可変速発電機10の台数を把握し、そ
の台数に応じて指令値生成回路22における伝達関数の
ゲインの値を設定変更する。因に、指令値生成回路22
は、定速発電機3及び可変速発電機10の運転台数に対
応するゲインの値が記憶されているゲインテーブルを有
しているので、そのゲインテーブルを参照することによ
り、設定変更するゲインの値を認識することができる。
以上より、この実施例3によれば、電力系統1の状態に
応じた適切な伝達関数のゲインの値が設定されるので、
電力系統1に定速発電機3及び可変速発電機10が複数
台接続される場合でも、各発電機の出力電力の動揺を速
やかに抑えることができる。
【0052】実施例4.上記実施例2では、電力系統1
に定速発電機3及び可変速発電機10がそれぞれ1台接
続されている場合について示したが、電力系統1に定速
発電機3又は可変速発電機10が複数台接続されていて
もよい。例えば、図4の場合には、ゲイン設定器44
は、各判定器43の判定結果に基づいて電力系統1に電
力を供給している定速発電機3の台数を把握し、その台
数に応じて指令値生成回路31における伝達関数のゲイ
ンの値を設定変更する。因に、指令値生成回路31は、
定速発電機3又は可変速発電機10の運転台数に対応す
るゲインの値が記憶されているゲインテーブルを有して
いるので、そのゲインテーブルを参照することにより、
設定変更するゲインの値を認識することができる。以上
より、この実施例4によれば、電力系統1の状態に応じ
た適切な伝達関数のゲインの値が設定されるので、電力
系統1に定速発電機3及び可変速発電機10が複数台接
続される場合でも、各発電機の出力電力の動揺を速やか
に抑えることができる。
【0053】実施例5.上記実施例1〜4では、指令値
生成回路22(安定化制御系7)又は指令値生成回路3
1(安定化制御系14)の何れかの伝達関数のゲインの
値を設定変更するものについて示したが、例えば、図5
に示すように、双方の指令値生成回路における伝達関数
のゲインの値を設定変更するようにしてもよい。これに
より、双方の安定化制御系における伝達関数のゲインの
値が適正な値となり、上記実施例1〜4よりも更に速や
かに、各発電機の出力電力の動揺を抑えることができ
る。
【0054】実施例6.上記実施例1〜5では、定速発
電機3の出力電力P1 を電力計測回路21によって演算
し、指令値生成回路22,31がその出力電力P1 に基
づいて指令値VP1 * ,P1 *を生成するものについて示し
たが、図6に示すように、定速発電機3の回転速度Nを
検出する速度検出器(検出手段)45を設け、指令値生
成回路22,31はその回転速度Nに基づいて指令値V
P1 * ,P1 *を生成するようにしてもよく(図7参照)、
上記実施例1〜5と同様の効果を奏する。
【0055】実施例7.上記実施例1〜6では、定速発
電機3及び可変速発電機10がそれぞれ定速機2及び可
変速機9に駆動されているものについて示したが、定速
電動機及び可変速電動機がそれぞれ定速機2及び可変速
機9に駆動されているものであってもよく、この場合に
おいても系統の動揺を抑えることができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、定速発電機の出力電力及び自己の出力電力の動揺を
抑える安定化制御系を有する可変速発電機が電力系統に
電力を供給しているか否かを検出し、その検出結果に応
じて、定速発電機の出力電力の動揺を抑えるのに必要な
指令値を生成する指令値生成手段における伝達関数のゲ
インの値を調整するように構成したので、指令値生成手
段により生成された指令値に対するリミッタの制限が緩
和される結果、定速発電機の出力電力の動揺が極めて大
きくなっても、その出力電力の動揺の大きさに応じた指
令値が得られ、定速発電機の出力電力の動揺を速やかに
抑えることができる効果がある。
【0057】請求項2の発明によれば、定速発電機の回
転速度及び自己の出力電力の動揺を抑える安定化制御系
を有する可変速発電機が電力系統に電力を供給している
か否かを検出し、その検出結果に応じて、定速発電機の
回転速度の動揺を抑えるのに必要な指令値を生成する指
令値生成手段における伝達関数のゲインの値を調整する
ように構成したので、指令値生成手段により生成された
指令値に対するリミッタの制限が緩和される結果、定速
発電機の回転速度の動揺が極めて大きくなっても、その
回転速度の動揺の大きさに応じた指令値が得られ、定速
発電機の回転速度の動揺を速やかに抑えることができる
効果がある。
【0058】請求項3の発明によれば、定速発電機の回
転速度及び自己の出力電力の動揺を抑える安定化制御系
を有する可変速発電機が電力系統に電力を供給している
か否かを検出し、その検出結果に応じて、定速発電機の
出力電力の動揺を抑えるのに必要な指令値を生成する指
令値生成手段における伝達関数のゲインの値を調整する
ように構成したので、指令値生成手段により生成された
指令値に対するリミッタの制限が緩和される結果、定速
発電機の出力電力の動揺が極めて大きくなっても、その
出力電力の動揺の大きさに応じた指令値が得られ、定速
発電機の出力電力の動揺を速やかに抑えることができる
効果がある。
【0059】請求項4の発明によれば、電力系統に定速
発電機が複数台接続されている場合、定速発電機の台数
に応じて指令値生成手段における伝達関数のゲインの値
を調整するように構成したので、電力系統の状態に応じ
た適切な伝達関数のゲインの値が設定され、各発電機の
出力電力又は回転速度の動揺を速やかに抑えることがで
きる効果がある。
【0060】請求項5の発明によれば、電力系統に可変
速発電機が複数台接続されている場合、電力系統に電力
を供給している可変速発電機の台数に応じて指令値生成
手段における伝達関数のゲインの値を調整するように構
成したので、電力系統の状態に応じた適切な伝達関数の
ゲインの値が設定され、各発電機の出力電力又は回転速
度の動揺を速やかに抑えることができる効果がある。
【0061】請求項6の発明によれば、自己の出力電力
の動揺を抑える安定化制御系を有する定速発電機が電力
系統に電力を供給しているか否かを検出し、その検出結
果に応じて、定速発電機の出力電力の動揺を抑えるのに
必要な指令値を生成する第1の指令値生成手段における
伝達関数のゲインの値を調整するように構成したので、
第1の指令値生成手段により生成された指令値に対する
リミッタの制限が緩和される結果、定速発電機の出力電
力の動揺が極めて大きくなっても、その出力電力の動揺
の大きさに応じた指令値が得られ、定速発電機の出力電
力の動揺を速やかに抑えることができる効果がある。
【0062】請求項7の発明によれば、自己の回転速度
の動揺を抑える安定化制御系を有する定速発電機が電力
系統に電力を供給しているか否かを検出し、その検出結
果に応じて、定速発電機の回転速度の動揺を抑えるのに
必要な指令値を生成する第1の指令値生成手段における
伝達関数のゲインの値を調整するように構成したので、
第1の指令値生成手段により生成された指令値に対する
リミッタの制限が緩和される結果、定速発電機の回転速
度の動揺が極めて大きくなっても、その回転速度の動揺
の大きさに応じた指令値が得られ、定速発電機の回転速
度の動揺を速やかに抑えることができる効果がある。
【0063】請求項8の発明によれば、自己の回転速度
の動揺を抑える安定化制御系を有する定速発電機が電力
系統に電力を供給しているか否かを検出し、その検出結
果に応じて、定速発電機の出力電力の動揺を抑えるのに
必要な指令値を生成する第1の指令値生成手段における
伝達関数のゲインの値を調整するように構成したので、
第1の指令値生成手段により生成された指令値に対する
リミッタの制限が緩和される結果、定速発電機の出力電
力の動揺が極めて大きくなっても、その出力電力の動揺
の大きさに応じた指令値が得られ、定速発電機の出力電
力の動揺を速やかに抑えることができる効果がある。
【0064】請求項9の発明によれば、電力系統に定速
発電機が複数台接続されている場合、電力系統に電力を
供給している定速発電機の台数に応じて第1の指令値生
成手段における伝達関数のゲインの値を調整するように
構成したので、電力系統の状態に応じた適切な伝達関数
のゲインの値が設定され、各発電機の出力電力又は回転
速度の動揺を速やかに抑えることができる効果がある。
【0065】請求項10の発明によれば、電力系統に可
変速発電機が複数台接続されている場合、可変速発電機
の台数に応じて第1の指令値生成手段における伝達関数
のゲインの値を調整するように構成したので、電力系統
の状態に応じた適切な伝達関数のゲインの値が設定さ
れ、各発電機の出力電力又は回転速度の動揺を速やかに
抑えることができる効果がある。
【0066】請求項11の発明によれば、請求項1,請
求項2又は請求項3の検出手段,指令値生成手段,演算
手段,制御手段及びゲイン調整手段を備えるとともに、
請求項6,請求項7又は請求項8の検出手段,第1の指
令値生成手段,演算手段,第2の指令値生成手段,制御
手段及びゲイン調整手段を備えるように構成したので、
各発電機の安定化制御系における伝達関数のゲインの値
が適正な値となり、各発電機の出力電力又は回転速度の
動揺を、請求項1の発明等より更に速やかに抑えること
ができる効果がある。
【0067】請求項12の発明によれば、定速発電機を
定速電動機として使用するとともに、可変速発電機を可
変速電動機として使用するように構成したので、各発電
機を電動機として使用する場合においても、系統の動揺
を抑えることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による系統安定化装置を
示す構成図である。
【図2】 この発明の実施例2による系統安定化装置を
示す構成図である。
【図3】 この発明の実施例3による系統安定化装置を
示す構成図である。
【図4】 この発明の実施例4による系統安定化装置を
示す構成図である。
【図5】 この発明の実施例5による系統安定化装置を
示す構成図である。
【図6】 この発明の実施例6による系統安定化装置を
示す構成図である。
【図7】 この発明の実施例6による系統安定化装置の
安定化制御系14の詳細構成を示す構成図である。
【図8】 従来の系統安定化装置を示す構成図である。
【図9】 定速発電機の安定化制御系7の詳細構成を示
す構成図である。
【図10】 可変速発電機の安定化制御系14の詳細構
成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 電力系統、3 定速発電機、5,12 計器用変圧
器(検出手段)、6,13 計器用変流器(検出手
段)、7,14 安定化制御系、8,15 励磁機、1
0 可変速発電機、21,32 電力計測回路(検出手
段)、22 指令値生成回路(指令値生成手段)、2
4,33 演算回路(演算手段)、25 AVR(制御
手段)、26,36 制御回路(制御手段)、31 指
令値生成回路(第1の指令値生成手段)、34 指令値
生成回路(第2の指令値生成手段)、41,43 判定
器(ゲイン調整手段)、42,44 ゲイン設定器(ゲ
イン調整手段)、45 速度検出器(検出手段)。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定速発電機の出力電力及び出力電圧を検
    出する検出手段と、上記検出手段により検出された出力
    電力を所定の伝達関数に代入し、その出力電力の動揺を
    抑えるのに必要な指令値を生成する指令値生成手段と、
    上記定速発電機の電圧設定値から上記検出手段により検
    出された出力電圧を減算し、上記指令値生成手段により
    生成された指令値にその減算結果を加算する演算手段
    と、上記演算手段の演算結果に基づいて上記定速発電機
    の励磁機を制御する制御手段と、上記定速発電機の出力
    電力及び自己の出力電力の動揺を抑える安定化制御系を
    有する可変速発電機が電力系統に電力を供給しているか
    否かを検出し、その検出結果に応じて上記指令値生成手
    段における伝達関数のゲインの値を調整するゲイン調整
    手段とを備えた系統安定化装置。
  2. 【請求項2】 定速発電機の回転速度及び出力電圧を検
    出する検出手段と、上記検出手段により検出された回転
    速度を所定の伝達関数に代入し、その回転速度の動揺を
    抑えるのに必要な指令値を生成する指令値生成手段と、
    上記定速発電機の電圧設定値から上記検出手段により検
    出された出力電圧を減算し、上記指令値生成手段により
    生成された指令値にその減算結果を加算する演算手段
    と、上記演算手段の演算結果に基づいて上記定速発電機
    の励磁機を制御する制御手段と、上記定速発電機の回転
    速度及び自己の出力電力の動揺を抑える安定化制御系を
    有する可変速発電機が電力系統に電力を供給しているか
    否かを検出し、その検出結果に応じて上記指令値生成手
    段における伝達関数のゲインの値を調整するゲイン調整
    手段とを備えた系統安定化装置。
  3. 【請求項3】 定速発電機の出力電力及び出力電圧を検
    出する検出手段と、上記検出手段により検出された出力
    電力を所定の伝達関数に代入し、その出力電力の動揺を
    抑えるのに必要な指令値を生成する指令値生成手段と、
    上記定速発電機の電圧設定値から上記検出手段により検
    出された出力電圧を減算し、上記指令値生成手段により
    生成された指令値にその減算結果を加算する演算手段
    と、上記演算手段の演算結果に基づいて上記定速発電機
    の励磁機を制御する制御手段と、上記定速発電機の回転
    速度及び自己の出力電力の動揺を抑える安定化制御系を
    有する可変速発電機が電力系統に電力を供給しているか
    否かを検出し、その検出結果に応じて上記指令値生成手
    段における伝達関数のゲインの値を調整するゲイン調整
    手段とを備えた系統安定化装置。
  4. 【請求項4】 電力系統に定速発電機が複数台接続され
    ている場合、上記ゲイン調整手段は上記定速発電機の台
    数に応じて上記指令値生成手段における伝達関数のゲイ
    ンの値を調整することを特徴とする請求項1から請求項
    3のうち何れか1項に記載の系統安定化装置。
  5. 【請求項5】 電力系統に可変速発電機が複数台接続さ
    れている場合、上記ゲイン調整手段は電力系統に電力を
    供給している可変速発電機の台数に応じて上記指令値生
    成手段における伝達関数のゲインの値を調整することを
    特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか1項に記
    載の系統安定化装置。
  6. 【請求項6】 自己の出力電力の動揺を抑える安定化制
    御系を有する定速発電機の出力電力及び可変速発電機の
    出力電力を検出する検出手段と、上記検出手段により検
    出された定速発電機の出力電力を所定の伝達関数に代入
    し、その出力電力の動揺を抑えるのに必要な指令値を生
    成する第1の指令値生成手段と、上記可変速発電機の電
    力設定値から上記検出手段により検出された可変速発電
    機の出力電力を減算し、上記第1の指令値生成手段によ
    り生成された指令値にその減算結果を加算する演算手段
    と、上記演算手段の演算結果を所定の伝達関数に代入
    し、上記可変速発電機及び定速発電機の出力電力の動揺
    を抑えるのに必要な指令値を生成する第2の指令値生成
    手段と、上記第2の指令値生成手段により生成された指
    令値に基づいて上記可変速発電機の励磁機を制御する制
    御手段と、上記定速発電機が電力系統に電力を供給して
    いるか否かを検出し、その検出結果に応じて上記第1の
    指令値生成手段における伝達関数のゲインの値を調整す
    るゲイン調整手段とを備えた系統安定化装置。
  7. 【請求項7】 自己の回転速度の動揺を抑える安定化制
    御系を有する定速発電機の回転速度及び可変速発電機の
    出力電力を検出する検出手段と、上記検出手段により検
    出された定速発電機の回転速度を所定の伝達関数に代入
    し、その定速発電機の回転速度の動揺を抑えるのに必要
    な指令値を生成する第1の指令値生成手段と、上記可変
    速発電機の電力設定値から上記検出手段により検出され
    た可変速発電機の出力電力を減算し、上記第1の指令値
    生成手段により生成された指令値にその減算結果を加算
    する演算手段と、上記演算手段の演算結果を所定の伝達
    関数に代入し、上記可変速発電機の出力電力及び定速発
    電機の回転速度の動揺を抑えるのに必要な指令値を生成
    する第2の指令値生成手段と、上記第2の指令値生成手
    段により生成された指令値に基づいて上記可変速発電機
    の励磁機を制御する制御手段と、上記定速発電機が電力
    系統に電力を供給しているか否かを検出し、その検出結
    果に応じて上記第1の指令値生成手段における伝達関数
    のゲインの値を調整するゲイン調整手段とを備えた系統
    安定化装置。
  8. 【請求項8】 自己の回転速度の動揺を抑える安定化制
    御系を有する定速発電機の出力電力及び可変速発電機の
    出力電力を検出する検出手段と、上記検出手段により検
    出された定速発電機の出力電力を所定の伝達関数に代入
    し、その出力電力の動揺を抑えるのに必要な指令値を生
    成する第1の指令値生成手段と、上記可変速発電機の電
    力設定値から上記検出手段により検出された可変速発電
    機の出力電力を減算し、上記第1の指令値生成手段によ
    り生成された指令値にその減算結果を加算する演算手段
    と、上記演算手段の演算結果を所定の伝達関数に代入
    し、上記可変速発電機及び定速発電機の出力電力の動揺
    を抑えるのに必要な指令値を生成する第2の指令値生成
    手段と、上記第2の指令値生成手段により生成された指
    令値に基づいて上記可変速発電機の励磁機を制御する制
    御手段と、上記定速発電機が電力系統に電力を供給して
    いるか否かを検出し、その検出結果に応じて上記第1の
    指令値生成手段における伝達関数のゲインの値を調整す
    るゲイン調整手段とを備えた系統安定化装置。
  9. 【請求項9】 電力系統に定速発電機が複数台接続され
    ている場合、上記ゲイン調整手段は電力系統に電力を供
    給している定速発電機の台数に応じて上記第1の指令値
    生成手段における伝達関数のゲインの値を調整すること
    を特徴とする請求項6から請求項8のうち何れか1項に
    記載の系統安定化装置。
  10. 【請求項10】 電力系統に可変速発電機が複数台接続
    されている場合、上記ゲイン調整手段は上記可変速発電
    機の台数に応じて上記第1の指令値生成手段における伝
    達関数のゲインの値を調整することを特徴とする請求項
    6から請求項8のうち何れか1項に記載の系統安定化装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1,請求項2又は請求項3の検
    出手段,指令値生成手段,演算手段,制御手段及びゲイ
    ン調整手段を備えるとともに、請求項6,請求項7又は
    請求項8の検出手段,第1の指令値生成手段,演算手
    段,第2の指令値生成手段,制御手段及びゲイン調整手
    段を備えることを特徴とする系統安定化装置。
  12. 【請求項12】 上記定速発電機を定速電動機として使
    用するとともに、上記可変速発電機を可変速電動機とし
    て使用することを特徴とする請求項1から請求項11の
    うち何れか1項に記載の系統安定化装置。
JP6257054A 1994-10-21 1994-10-21 系統安定化装置 Pending JPH08126204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6257054A JPH08126204A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 系統安定化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6257054A JPH08126204A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 系統安定化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08126204A true JPH08126204A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17301102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6257054A Pending JPH08126204A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 系統安定化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08126204A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6252753B1 (en) 1998-12-18 2001-06-26 Southern California Edison Co. Energy service stabilizer
WO2009078073A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 風力発電システム及びその運転制御方法
WO2009078076A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 風力発電システム及びその運転制御方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6252753B1 (en) 1998-12-18 2001-06-26 Southern California Edison Co. Energy service stabilizer
WO2009078073A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 風力発電システム及びその運転制御方法
WO2009078076A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 風力発電システム及びその運転制御方法
JP4898924B2 (ja) * 2007-12-14 2012-03-21 三菱重工業株式会社 風力発電システム及びその運転制御方法
JP5039793B2 (ja) * 2007-12-14 2012-10-03 三菱重工業株式会社 風力発電システム及びその運転制御方法
AU2007362452B2 (en) * 2007-12-14 2012-12-20 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Wind-power generation system and operation control method therefor
US8355829B2 (en) 2007-12-14 2013-01-15 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Wind-power generation system and operation control method therefor
US8527104B2 (en) 2007-12-14 2013-09-03 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Wind turbine generator system and operation control method therefor
US8676392B2 (en) 2007-12-14 2014-03-18 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Wind-power generation system and operation control method therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4556830A (en) Speed controller for mill drives and the like
US6465978B2 (en) Dynamic motor drive torque control based on power switching device temperature feedback
US3764872A (en) Stabilizing means for an a-c motor drive
JPH02131329A (ja) 電力系統用無効電力補償装置
JPH0518285A (ja) インバータ式エンジン発電機
JPH08126204A (ja) 系統安定化装置
US2629846A (en) Drive control system
EP0926577B1 (en) Controller for electric motor
US2728044A (en) Regulator systems
JPH01129800A (ja) 同期機の励磁制御装置
JP2835645B2 (ja) 電力動揺抑制制御方法及び装置
JP2749728B2 (ja) 同期機の励磁制御装置
JP2000259268A (ja) 静止形無効電力補償装置
JP3944659B2 (ja) 誘導電動機の制御装置
US2712108A (en) Generator regulator
JP4031286B2 (ja) 同期機の励磁制御装置
JP2768848B2 (ja) 静止形無効電力補償装置の制御装置
JPH05300800A (ja) 励磁制御装置
JPH0433583A (ja) 誘導電動機の制御装置
JPH0947070A (ja) 抄紙機用電動機制御装置
JPH0847298A (ja) エレベータモータの調節装置
JPS58224599A (ja) 発電機自動電圧制御装置
JPS5980182A (ja) 誘導電動機の速度制御装置における加速トルク補償装置
JP4228512B2 (ja) アーク溶接装置
JP3285102B2 (ja) 直流電動機の界磁電流制御方法