JPH07326592A - 半導体装置の製造装置及び製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造装置及び製造方法

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JPH07326592A
JPH07326592A JP6117046A JP11704694A JPH07326592A JP H07326592 A JPH07326592 A JP H07326592A JP 6117046 A JP6117046 A JP 6117046A JP 11704694 A JP11704694 A JP 11704694A JP H07326592 A JPH07326592 A JP H07326592A
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reaction chamber
semiconductor device
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heater
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浩 川本
Ichiro Katakabe
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Takeshi Okuda
毅 奥田
Kenji Doi
建治 土井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、反応室を冷却する冷却速度を各温
度範囲においてコントロ−ルできる半導体装置の製造装
置を提供する。 【構成】反応室11の外側に均熱管14を設け、均熱管14の
外側に加熱ヒ−タ15を設け、ヒ−タ15と均熱管14との間
に第1のガス経路17を設ける。ヒ−タ15の外側に断熱材
19を設け、断熱材19とヒ−タ15との間に第2のガス経路
21を設ける。第1の経路17の一端17a を第1のブロワ−
24に接続し、第2の経路21の一端21a を第2のブロワ−
27に接続し、第2の経路21の他端21b をブロワ−24,27
に接続し、ブロワ−24,27 を制御手段29に接続し、制御
手段29を内部熱電対30a に接続し、熱電対30a を反応室
11内に挿入する。第1の経路17内に外部熱電対30b 〜30
e を挿入し、制御手段29に記憶部29a を設け、記憶部29
a に冷却特性の入力デ−タを入力している。従って、反
応室を冷却する冷却速度を各温度範囲において制御でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体基板を熱処理
する際、この半導体基板におけるスリップ等の欠陥の発
生を防止すると共に、各半導体基板の冷却速度を均一に
した半導体装置の製造装置及び製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の半導体装置の製造装置を
示す構成図である。反応室チュ−ブ1内には、複数の半
導体ウェ−ハ2を載置するウェ−ハ装着治具3が設けら
れている。この反応室チュ−ブ1の外側には加熱ヒ−タ
4が設けられており、このヒ−タ4と反応室チュ−ブ1
との間には矢印5の方向に図示せぬ冷却用のガスを通す
ための冷却用ガス経路6が設けられている。この冷却用
ガス経路6の一端6aは、第1のチュ−ブ7によりブロ
ワ−8を介してラジエタ−9と接続されている。このラ
ジエタ−9は第2のチュ−ブ10により冷却用ガス経路
6の他端6bと接続されている。
【0003】上記構成において、先ず、ウェ−ハ装着治
具3には複数の半導体ウェ−ハ2が装着され、これら半
導体ウェ−ハ2はウェ−ハ装着治具3と共に反応室チュ
−ブ1の内部に挿入される。この後、前記半導体ウェ−
ハ2には半導体装置の製造工程における所定の熱処理が
行われる。
【0004】次に、半導体ウェ−ハ2の温度を降温する
ため、ブロワ−8が作動されることにより、冷却用ガス
経路6に図示せぬ冷却用のガスが矢印5の方向に強制的
に流される。この後、冷却用ガス経路6を通ることによ
り温度が上昇したガスは、ラジエタ−9により冷却され
る。そして、この冷却されたガスは、第2のチュ−ブ1
0を通って、再び冷却用ガス経路6に入れられる。この
ようにして、ヒ−タ4の内側面及び反応室チュ−ブ1の
外側面が冷却されることにより、反応室チュ−ブ1内の
半導体ウェ−ハ2は冷却される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
半導体装置の製造装置では、装置の稼働効率を向上させ
る場合又は素子のジャンクション制御を目的に冷却時に
エア−ブロ−による急冷を行う場合、より効率を上げる
ために空冷用ブロワ−の容量を増加させて対応してい
た。このような対応では、例えば800℃〜1200℃
のエリアでの冷却速度を速くすることは可能であるが、
800℃以下のエリアでのそれを速くすることはできな
い。これに対して、ウェ−ハの面内温度差によるスリッ
プの発生率は、これとは逆の傾向がある。すなわち、冷
却速度を同じにした場合、800℃〜1200℃の高温
のエリアではスリップが発生し、800℃以下の低温の
エリアではスリップが発生しないという傾向にある。し
たがって、上記従来の製造装置では、高温のエリアでの
冷却速度のコントロ−ルを適切に行うことができないた
め、冷却速度を上げると、半導体ウェ−ハにスリップが
発生する。
【0006】また、上記製造装置では、冷却用ガス経路
6の下部から上部に向けて冷却用のガスを流す構成とし
ているため、反応室チュ−ブ1内の下部に装着している
半導体ウェ−ハ2の冷却速度がその上部に装着している
ウェ−ハ2のそれより大きくなる。このような反応室チ
ュ−ブ1内の冷却速度のばらつきにより、ウェ−ハ2の
相互間における半導体装置の特性が変動するという問題
が起こる。
【0007】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その第1の目的は、反応室を冷却す
る冷却速度を各温度範囲においてコントロ−ルできる半
導体装置の製造装置及び製造方法を提供することにあ
る。第2の目的は、反応室内において冷却速度を均一に
した半導体装置の製造装置及び製造方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するため、半導体ウェ−ハに所定の熱処理を行う反
応室と、前記反応室の外側に設けられた加熱手段と、前
記反応室の外側に設けられた保温手段と、前記反応室と
前記加熱手段との間に設けられた第1の冷却用ガス経路
と、前記加熱手段と前記保温手段との間に設けられた第
2の冷却用ガス経路と、前記第1及び第2の冷却用ガス
経路それぞれに所定のガスを流すことにより、前記反応
室を冷却する冷却手段と、前記冷却手段を制御する制御
手段と、を具備することを特徴としている。
【0009】また、前記制御手段は、前記反応室が特定
の冷却速度で冷却されるように、前記冷却手段を制御す
るものであることを特徴としている。また、前記制御手
段は、前記冷却手段により前記反応室を冷却する際の冷
却速度が前記半導体ウェ−ハに欠陥が生じない速度とな
るように制御するものであることを特徴としている。
【0010】また、ウェ−ハに所定の熱処理を行う反応
室と、前記反応室の外側に設けられたヒ−タと、前記反
応室の外側に設けられた断熱材と、前記反応室と前記ヒ
−タとの間に設けられた第1の冷却用ガス経路と、前記
ヒ−タと前記断熱材との間に設けられた第2の冷却用ガ
ス経路と、前記反応室を冷却する際に、前記第1及び第
2の冷却用ガス経路それぞれに所定のガスを流すブロワ
−と、前記反応室が特定の冷却速度で冷却されるよう
に、前記冷却手段を制御する制御手段と、を具備するこ
とを特徴としている。
【0011】また、ウェ−ハに所定の熱処理を行う反応
室と、前記反応室の外側に設けられたヒ−タと、前記反
応室の外側に設けられた断熱材と、前記反応室と前記ヒ
−タとの間に設けられた第1の冷却用ガス経路と、前記
ヒ−タと前記断熱材との間に設けられた第2の冷却用ガ
ス経路と、前記反応室を冷却する際に、前記第1及び第
2の冷却用ガス経路それぞれに所定のガスを流すブロワ
−と、前記ブロワ−に接続されたインバ−タと、前記イ
ンバ−タを制御することにより、前記反応室を冷却する
際の冷却速度を制御する制御手段と、を具備することを
特徴としている。
【0012】また、ウェ−ハに所定の熱処理を行う反応
室と、前記反応室の外側に設けられたヒ−タと、前記反
応室の外側に設けられた断熱材と、前記反応室と前記ヒ
−タとの間に設けられた第1の冷却用ガス経路と、前記
ヒ−タと前記断熱材との間に設けられた第2の冷却用ガ
ス経路と、前記反応室を冷却する際に、前記第1及び第
2の冷却用ガス経路それぞれに所定のガスを流すブロワ
−と、前記第1及び第2の経路それぞれを開閉させるシ
ャッタ−と、前記反応室を冷却する際の冷却速度を制御
する制御手段と、を具備することを特徴としている。
【0013】また、複数の半導体ウェ−ハが挿入されて
いる反応室チュ−ブと、そのチュ−ブの外側に設けられ
たヒ−タと、そのヒ−タの外側に設けられた断熱材とが
あって、前記反応室チュ−ブと前記ヒ−タとの間に冷却
用ガスを所定の方向に流すと共に、前記ヒ−タと前記断
熱材との間に冷却用ガスを前記所定の方向と逆の方向に
流すことを特徴としている。
【0014】
【作用】この発明は、反応室と加熱手段との間に第1の
冷却用ガス経路を設け、前記加熱手段と保温手段との間
に第2の冷却用ガス経路を設け、第1及び第2の冷却用
ガス経路それぞれに所定のガスを流すことにより、前記
反応室を冷却する構成としている。この冷却の際、冷却
手段を制御手段によって制御することにより、反応室内
の冷却速度を各温度範囲においてコントロ−ルすること
ができる。
【0015】また、第2の冷却用ガス経路のガスの進行
方向を第1の冷却用ガス経路のそれに対して逆方向とす
ることにより、反応室内の各領域における冷却速度を均
一にすることができる。つまり、第1、第2の冷却用ガ
ス経路それぞれのガスの進行方向を同一方向とすると、
前記冷却用ガス経路において、ガスが吸気される側の冷
却速度が速くなり、ガスが排気される側の冷却速度が遅
くなるのに対して、前記ガスの進行方向を逆方向とする
と、反応室内の各領域における冷却速度を均一にするこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例によ
り説明する。図1は、この発明の第1の実施例による半
導体装置の製造装置を示す構成図である。石英又はSi
Cからなる反応室チュ−ブ11内には、複数の半導体ウ
ェ−ハ12を載置するウェ−ハ載置台13が設けられて
いる。前記反応室チュ−ブ11の外側には均熱管14が
設けられている。この均熱管14の外側には均熱管14
を覆うように加熱ヒ−タ15が設けられており、このヒ
−タ15と均熱管14との間には第1の矢印16の方向
に図示せぬ冷却用のガスを通すための第1の冷却用ガス
経路17が設けられている。前記加熱ヒ−タ15の下に
は断熱クロス18が設けられている。前記加熱ヒ−タ1
5の外側及び均熱管14の上には断熱材19が設けられ
ており、この断熱材19と加熱ヒ−タ15との間には第
2の矢印20の方向に図示せぬ冷却用のガスを通すため
の第2の冷却用ガス経路21が設けられている。
【0017】前記第1の冷却用ガス経路17の一端17
aは、第1のチュ−ブ22により第1のラジエタ−23
を介して第1のブロワ−24と接続されている。前記第
2の冷却用ガス経路21の一端21aは、第2のチュ−
ブ25により第2のラジエタ−26を介して第2のブロ
ワ−27と接続されている。前記第2の冷却用ガス経路
21の他端21bは、第3のチュ−ブ28により第1及
び第2のブロワ−24、27と接続されている。これら
第1及び第2のブロワ−24、27は制御手段29に接
続されており、この制御手段29は内部熱電対30aと
接続されている。この内部熱電対30aは、反応室チュ
−ブ11内の温度を測定するために、このチュ−ブ11
内に挿入されている。前記第1の冷却用ガス経路17内
には、この第1の経路17内の温度を測定するために、
第1乃至第4の外部熱電対30b〜30eが挿入されて
いる。
【0018】前記制御手段29には記憶部29aが設け
られており、この記憶部29aには後述する冷却特性の
入力デ−タが入力されている。この冷却特性とは、反応
室チュ−ブ11を冷却する際の冷却時間と内部熱電対3
0aにより測定された反応室チュ−ブ11内の温度との
特定の関係である。
【0019】図2は、この発明及び従来それぞれの半導
体装置の製造装置の冷却特性および半導体ウェ−ハにス
リップ等の組成変形が生じる冷却特性の境界を示すもの
である。このスリップは、半導体ウェ−ハにおける中央
部と周辺部との温度差により生じるものである。参照符
号32は、この発明の半導体装置の製造装置において半
導体ウェ−ハにスリップ等の欠陥が発生する冷却特性の
境界となる冷却時間と反応室チュ−ブ内の温度との関係
を示すもの、即ちシミュレ−ションにより出されたスリ
ップ発生時の半導体ウェ−ハの各外周温度におけるウェ
−ハ面内の温度差から概算したものである。参照符号3
3は、従来の半導体装置の製造装置においてウェ−ハを
冷却した際の冷却時間と反応室チュ−ブ内の熱電対によ
り測定した温度との関係を示すものである。参照符号3
4は、半導体ウェ−ハにスリップが発生する境界条件3
2にスリップが発しいない側のマ−ジンを持たせた冷却
特性の一例であり、この発明の半導体装置の製造装置に
おける制御手段の記憶部に入力される入力デ−タを示す
ものである。
【0020】この図から、従来の半導体装置の製造装置
の冷却特性では半導体ウェ−ハにスリップ等の組成変形
が発生することがわかり、この発明の半導体装置の製造
装置の冷却特性では半導体ウェ−ハにスリップ等が発生
しないことがわかる。
【0021】前記参照符号34についてはこの発明の冷
却特性の単なる一例を示すものであり、参照符号32に
示す曲線より右側に位置する冷却特性であれば、半導体
ウェ−ハにスリップ等が発生することがない。
【0022】上記構成において、図1に示すように、先
ず、ウェ−ハ載置台13には複数の半導体ウェ−ハ12
が載置され、これら半導体ウェ−ハ12はウェ−ハ載置
台13と共に反応室チュ−ブ11の内部に挿入される。
この後、反応室チュ−ブ11は加熱ヒ−タ15により1
000℃以上の温度まで加熱され、前記半導体ウェ−ハ
12には半導体装置の製造工程における所定の熱処理が
行われる。
【0023】次に、半導体ウェ−ハ12の温度を降温す
るため、内部熱電対30a、外部熱電対30b〜30e
それぞれの温度測定結果を用いた、PID(比例、積
分、微分値)制御によって制御されるカスケ−ド制御方
式により、前記加熱ヒ−タ15のパワ−は制御される。
これと共に、第2のブロワ−27が作動されることによ
り、第2の冷却用ガス経路21に図示せぬ冷却用のN2
が第2の矢印20の方向に強制的に流される。この後、
第2の冷却用ガス経路21を通ることにより温度が上昇
したN2 は、第2のラジエタ−26により冷却される。
そして、この冷却されたN2 は、第2、第3のチュ−ブ
25、28を通って、再び第2の冷却用ガス経路21に
入れられる。このようにして、ヒ−タ15の外側面及び
断熱材19の内側面が冷却されることにより、反応室チ
ュ−ブ11内は約600℃〜700℃付近まで冷却され
る。このとき、前記加熱ヒ−タ15は600℃〜800
℃の間でオフされる。
【0024】この際の冷却速度は、記憶部29aに記憶
されている半導体ウェ−ハ12にスリップ等が発生しな
い速度である図2の参照符号34に示す速度となるよう
に、制御手段29によって制御される。つまり、前記速
度となるように、制御手段29において、内部熱電対3
0aにより測定された温度情報に基づいて、第2のブロ
ワ−27のオン・オフがコントロ−ルされる。
【0025】この後、第1のブロワ−24が作動される
ことにより、第1の冷却用ガス経路17に図示せぬ冷却
用のN2 が第1の矢印16の方向に強制的に流される。
この後、第1の冷却用ガス経路17を通ることにより温
度が上昇したN2 は、第1のラジエタ−23により冷却
される。この結果、第1及び第2の冷却用ガス経路1
7、21の両方に冷却用のN2 が流され、反応室チュ−
ブ11内の冷却速度は増加する。このように冷却速度を
増加させると、半導体ウェ−ハ12における面内温度差
が大きくなるが、半導体ウェ−ハ12の外周温度が低い
場合は前記面内温度差が大きくてもスリップが発生しな
い。
【0026】前記反応室チュ−ブ11内の温度が約60
0℃〜700℃付近以下となった時のチュ−ブ11内の
冷却速度においても、記憶部29aに記憶されている図
2の参照符号34に示す速度となるように、制御手段2
9によって制御される。つまり、前記速度となるよう
に、制御手段29において、内部熱電対30aにより測
定された温度情報に基づいて、第1及び第2のブロワ−
24、27それぞれのオン・オフがコントロ−ルされ
る。
【0027】上記第1の実施例によれば、制御手段29
によって第1、第2のブロワ−24、27のオン・オフ
をコントロ−ルすること、及び高温のエリアでは第2の
冷却用ガス経路21のみに冷却用のN2 を流すことによ
り、図2の参照符号34に示す条件で半導体ウェ−ハ1
2を冷却することができる。すなわち、制御手段におけ
る記憶部29aに冷却速度のデ−タを入力することによ
り、このデ−タ通りの適切な冷却速度、つまりスリップ
の発生しない冷却速度で半導体ウェ−ハ12を冷却する
ことができる。これと共に、第1及び第2の経路17、
21を用いているため、従来の製造装置より冷却速度を
上げることができる。特に、800℃以下の低温のエリ
アでの冷却速度を従来の装置より増加させることができ
る。
【0028】尚、上記第1の実施例では、第1及び第2
の冷却用経路17、21に流すガスとしてN2 ガスを用
いているが、他の不活性ガス又は空気を用いることも可
能である。
【0029】図3は、この発明の第2の実施例による半
導体装置の製造装置を示す構成図であり、図1と同一部
分には同一符号を付し、第1の実施例と異なる部分につ
いてのみ説明する。
【0030】第1及び第2のブロワ−24、27それぞ
れは、第1及び第2のインバ−タ36、37を有してい
る。これら第1及び第2のインバ−タ36、37は、制
御手段29に接続されている。
【0031】上記構成において、図3に示すように、半
導体ウェ−ハ12を約600℃〜700℃付近まで降温
させる際の冷却速度が図2の参照符号34に示す速度と
なるように、制御手段29によって第2のインバ−タ3
7を有する第2のブロワ−27が制御される。
【0032】この後、半導体ウェ−ハ12をさらに冷却
するときの冷却速度においても、図2の参照符号34に
示す速度となるように、制御手段29によって第1及び
第2のインバ−タ36、37を有する第1及び第2のブ
ロワ−24、27が制御される。
【0033】上記第2の実施例においても第1の実施例
と同様の効果を得ることができる。図4は、この発明の
第3の実施例による半導体装置の製造装置を示す構成図
であり、図1と同一部分には同一符号を付し、第1の実
施例と異なる部分についてのみ説明する。
【0034】第1の冷却用ガス経路17の他端17bに
は第1のシャッタ−40が設けられている。第1及び第
2のブロワ−24、27それぞれは、第3のチュ−ブ2
8により第2の冷却用ガス経路21の他端21bと接続
されており、この第2の経路21の他端21bには第2
のシャッタ−41が設けられている。これら第1及び第
2のシャッタ−40、41それぞれは制御手段29と接
続されている。
【0035】上記構成において、図4に示すように、半
導体ウェ−ハ12の温度を降温する際、第1のシャッタ
−40が閉じた状態とされ、第2のシャッタ−41が開
いた状態とされ、第1及び第2のブロワ−24、27が
作動される。この結果、第2の冷却用ガス経路21に図
示せぬ冷却用のN2 が流される。これにより、反応室チ
ュ−ブ11内は約600℃〜700℃付近まで冷却され
る。この際の冷却速度は、図2の参照符号34に示す速
度となるように、制御手段29によって制御される。つ
まり、前記速度となるように、制御手段29において、
内部熱電対30aにより測定された温度情報に基づい
て、第2のシャッタ−41の開閉がコントロ−ルされ
る。
【0036】この後、第1のシャッタ−40を開くこと
により、第1の冷却用ガス経路17に冷却用のN2 が流
される。これによって反応室チュ−ブ11内をさらに冷
却する際の冷却速度においても、図2の参照符号34に
示す速度となるように、制御手段29によって制御され
る。つまり、前記速度となるように、制御手段29にお
いて、内部熱電対30aにより測定された温度情報に基
づいて、第1及び第2のシャッタ−40、41それぞれ
の開閉がコントロ−ルされる。
【0037】上記第3の実施例においても第1の実施例
と同様の効果を得ることができる。図5は、この発明の
第4の実施例による半導体装置の製造装置を示す構成図
であり、図1と同一部分には同一符号を付し、第1の実
施例と異なる部分についてのみ説明する。
【0038】複数の半導体ウェ−ハ12が載置される等
温球体型反応室42の外側には反応室42を覆うように
球体型の加熱ヒ−タ43が設けられている。このヒ−タ
43と反応室42との間には第1の矢印16の方向に図
示せぬ冷却用のガスを通すための第1の冷却用ガス経路
17が設けられている。前記加熱ヒ−タ43の外側には
球体型の断熱材44が設けられており、この断熱材44
と加熱ヒ−タ43との間には第2の矢印20の方向に図
示せぬ冷却用のガスを通すための第2の冷却用ガス経路
21が設けられている。
【0039】前記第1の冷却用ガス経路17の排気口1
7cは、第1のチュ−ブ22により第1のラジエタ−2
3を介して第1のブロワ−24と接続されている。前記
第2の冷却用ガス経路21の排気口21cは、第2のチ
ュ−ブ25により第2のラジエタ−26を介して第2の
ブロワ−27と接続されている。前記第1の冷却用ガス
経路17の吸気口17dは、第3のチュ−ブ28により
第1及び第2のブロワ−24、27と接続されている。
前記第1の冷却用ガス経路17内には、第1乃至第4の
外部熱電対が挿入されていない。
【0040】上記構成において、図5に示すように、反
応室42内には複数の半導体ウェ−ハ12が挿入され、
これら半導体ウェ−ハ12には所定の熱処理が行われ
る。次に、半導体ウェ−ハ12の温度を降温するため、
第2のブロワ−27が作動されることにより、第2の冷
却用ガス経路21に図示せぬ冷却用のN2 が流される。
これにより、ヒ−タ43の外表面及び断熱材44の内表
面が冷却され、等温球体型反応室42内は約600℃〜
700℃付近まで冷却される。この際の冷却速度は、図
2の参照符号34に示す速度となるように、制御手段2
9によって制御される。
【0041】この後、第1のブロワ−24が作動される
ことにより、第1の冷却用ガス経路17に図示せぬ冷却
用のN2 が第1の矢印16の方向に流される。次に、第
1の冷却用ガス経路17を通ることにより温度が上昇し
たN2 は、第1のラジエタ−23により冷却される。そ
して、この冷却されたN2 は、第3のチュ−ブ28を通
って、再び第1の冷却用ガス経路17に入れられる。こ
の結果、第1及び第2の冷却用ガス経路17、21の両
方に冷却用のN2 が流され、反応室チュ−ブ11内の冷
却速度は増加する。
【0042】上記第4の実施例においても第1の実施例
と同様の効果を得ることができる。また、上記実施例で
は、等温球体型反応室42、球体型の加熱ヒ−タ43及
び球体型の断熱材44を用いているため、小スペ−ス
化、小ロット化、しかも省エネルギ−化が可能となる。
すなわち、従来のチュ−ブ型の拡散炉と比較してコンパ
クトで余分な均熱ゾ−ンを必要としないため、省エネル
ギ−化、小スペ−ス化が可能となる。しかも、反応室内
の温度をコントロ−ルするのに必要な熱電対も1本で足
りる。従って、制御系を含めて装置コストを下げること
ができる。さらに、昇温速度、降温速度の両方を制御す
ることが可能であり、スリップフリ−で高速昇降温可能
である。
【0043】図6は、この発明の第5の実施例による半
導体装置の製造装置を示す構成図であり、図5と同一部
分には同一符号を付し、第4の実施例と異なる部分につ
いてのみ説明する。
【0044】第1及び第2のブロワ−24、27それぞ
れは、第1及び第2のインバ−タ36、37を有してい
る。これら第1及び第2のインバ−タ36、37は、制
御手段29に接続されている。
【0045】上記構成において、図6に示すように、半
導体ウェ−ハ12を約600℃〜700℃付近まで降温
させる際の冷却速度が図2の参照符号34に示す速度と
なるように、制御手段29によって第2のインバ−タ3
7を有する第2のブロワ−27が制御される。
【0046】この後、半導体ウェ−ハ12をさらに冷却
するときの冷却速度においても、図2の参照符号34に
示す速度となるように、制御手段29によって第1及び
第2のインバ−タ36、37を有する第1及び第2のブ
ロワ−24、27が制御される。
【0047】上記第5の実施例においても第4の実施例
と同様の効果を得ることができる。図7は、この発明の
第6の実施例による半導体装置の製造装置を示す構成図
であり、図5と同一部分には同一符号を付し、第4の実
施例と異なる部分についてのみ説明する。
【0048】第1及び第2のブロワ−24、27それぞ
れは、第3のチュ−ブ28により第1の冷却用ガス経路
17の吸気口17dと接続されており、この第1の経路
17の吸気口17dには第1のシャッタ−40が設けら
れている。第2の冷却用ガス経路21の吸気口21dに
は図示せぬ第2のシャッタ−が設けられている。これら
第1及び第2のシャッタ−40それぞれは制御手段29
と接続されている。
【0049】上記構成において、図7に示すように、半
導体ウェ−ハ12の温度を降温する際、第1のシャッタ
−40が閉じた状態とされ、第2のシャッタ−41が開
いた状態とされ、第1及び第2のブロワ−24、27が
作動される。この結果、第2の冷却用ガス経路21に図
示せぬ冷却用のN2 が流される。これにより、等温球体
型反応室42内は約600℃〜700℃付近まで冷却さ
れる。この際の冷却速度は、図2の参照符号34に示す
速度となるように、制御手段29によって制御される。
つまり、前記速度となるように、制御手段29におい
て、内部熱電対30aにより測定された温度情報に基づ
いて、第2のシャッタ−41の開閉がコントロ−ルされ
る。
【0050】この後、第1のシャッタ−40を開くこと
により、第1の冷却用ガス経路17に冷却用のN2 が流
される。これによって反応室42内をさらに冷却する際
の冷却速度においても、図2の参照符号34に示す速度
となるように、制御手段29によって制御される。つま
り、前記速度となるように、制御手段29において、内
部熱電対30aにより測定された温度情報に基づいて、
第1及び第2のシャッタ−40、41それぞれの開閉が
コントロ−ルされる。
【0051】上記第6の実施例においても第4の実施例
と同様の効果を得ることができる。図8は、この発明の
第7の実施例による半導体装置の製造装置を示す構成図
であり、図1と同一部分には同一符号を付し、第1の実
施例と異なる部分についてのみ説明する。
【0052】断熱材19と加熱ヒ−タ15との間には第
2の矢印51の方向に図示せぬ冷却用のガスを通すため
の第2の冷却用ガス経路21が設けられている。第1の
冷却用ガス経路17の一端17aは、第1のチュ−ブ2
2により第1のラジエタ−23を介して流量の調節が可
能な第1のバルブ52の一方側と接続されている。この
第1のバルブ52の他方側は第2のチュ−ブ53の第1
の端部53aと接続されている。この第2のチュ−ブ5
3の第2の端部53bはブロワ−54と接続されてお
り、第2のチュ−ブ53の第3の端部53cは流量の調
節が可能な第2のバルブ55の一方側と接続されてい
る。
【0053】前記第2の冷却用ガス経路21の一端21
aは第3のチュ−ブ56により前記ブロワ−54と接続
されている。第2の冷却用ガス経路21の他端21bは
第4のチュ−ブ57により第2のラジエタ−26を介し
て第2のバルブ55の他方側と接続されている。
【0054】上記構成において、図8に示すように、半
導体ウェ−ハ12の温度を降温する際、第1及び第2の
バルブ52、55が開かれた状態で、ブロワ−54が作
動される。これにより、第1及び第2の冷却用ガス経路
17、21それぞれに図示せぬ冷却用のN2 が第1及び
第2の矢印16、20の方向に流される。このとき、第
1の冷却用ガス経路17を通ることにより温度が上昇し
たN2 は、第1のラジエタ−23により冷却される。そ
して、この冷却されたN2 は、第1乃至第3のチュ−ブ
22、53、56を通って、第2の冷却用ガス経路21
に入れられる。また、第2の冷却用ガス経路21を通る
ことにより温度が上昇したN2 は、第2のラジエタ−2
6により冷却される。そして、この冷却されたN2 は、
第2乃至第4のチュ−ブ53、56、57を通って、再
び第2の冷却用ガス経路21に入れられる。このように
半導体ウェ−ハ12の温度を降温する際は、第1乃至第
4の外部熱電対30b〜30eで各ゾ−ンの温度がモニ
タ−される。この情報に基づいて、前記各ゾ−ンにおけ
る降温速度が均一になるように、冷却用のN2 の流量が
第1及び第2のバルブ52、55により調節される。
【0055】上記第7の実施例によれば、第2の冷却用
ガス経路21の冷却用のN2 の流れる方向を第1の冷却
用ガス経路17のそれの方向に対して逆方向としてい
る。これにより、反応室チュ−ブ11内の各ゾ−ンにお
ける降温速度のばらつきをなくすこと、即ち各ゾ−ンに
おける降温速度を均一にすることができる。つまり、第
2の冷却用ガス経路21の冷却用のN2 の流れる方向
を、第1の冷却用ガス経路17のそれと同じにすると、
第1乃至第4の外部熱電対30b〜30eそれぞれにお
いて測定された冷却速度は次のようになった。この冷却
速度は、反応室チュ−ブを640℃〜300℃まで冷却
させたものである。
【0056】第1の外部熱電対30bによる測定結果は
39.1℃/min であり、第2及び第3の外部熱電対3
0c、30dそれぞれによる測定結果は42.6℃/mi
n であり、第4の外部熱電対30eによる測定結果は7
8.3℃/min であった。
【0057】これに対して、冷却用のN2 の流れる方向
を上記第7の実施例のようにした場合、第1乃至第4の
外部熱電対30b〜30eそれぞれによる冷却速度の測
定結果は均一なものとなる。したがって、従来技術のよ
うな各ゾ−ンにおける冷却速度のばらつきによって生じ
る各半導体ウェ−ハ相互間における半導体装置の特性の
変動を防止することができる。
【0058】また、反応室チュ−ブ11内の冷却速度
を、従来の半導体装置の製造装置のそれに比べ、速くす
ることができる。これは、従来の製造装置では上記実施
例の第1の冷却用ガス経路17に相当する部分のみに冷
却用のガスを流していたのに対して、上記実施例の場
合、第1及び第2の冷却用ガス経路17、21の両方に
冷却用のガスを流す構成としたからである。
【0059】また、第1及び第2のバルブ52、55を
用いることにより、ブロワ−54を一つにしている点で
は、第1乃至第6の実施例によるものより、コストを低
くすることができる。
【0060】尚、前記各実施例の構成要素を任意に選択
的に組合せ、これにより前記各実施例とは同等若しくは
異なる機能を有する装置を構成し、これを新たな実施例
としてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
反応室を冷却する冷却速度を各温度範囲においてコント
ロ−ルできる半導体装置の製造装置及び製造方法を提供
することができる。また、反応室内において冷却速度を
均一にした半導体装置の製造装置及び製造方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による半導体装置の製
造装置を示す構成図。
【図2】この発明及び従来それぞれの半導体装置の製造
装置の冷却特性および半導体ウェ−ハにスリップ等の組
成変形が生じる冷却特性の境界を示すグラフ。
【図3】この発明の第2の実施例による半導体装置の製
造装置を示す構成図。
【図4】この発明の第3の実施例による半導体装置の製
造装置を示す構成図。
【図5】この発明の第4の実施例による半導体装置の製
造装置を示す構成図。
【図6】この発明の第5の実施例による半導体装置の製
造装置を示す構成図。
【図7】この発明の第6の実施例による半導体装置の製
造装置を示す構成図。
【図8】この発明の第7の実施例による半導体装置の製
造装置を示す構成図。
【図9】従来の半導体装置の製造装置を示す構成図。
【符号の説明】
11…反応室チュ−ブ、12…半導体ウェ−ハ、13…ウェ−
ハ載置台、14…均熱管、15…ヒ−タ(加熱手段)、16…
第1の矢印、17…第1の冷却用ガス経路、17a…第1の
冷却用ガス経路の一端、17b …第1の冷却用ガス経路の
他端、17c …第1の冷却用ガス経路の排気口、17d …第
1の冷却用ガス経路の吸気口、18…断熱クロス、19…断
熱材、20…第2の矢印、21…第2の冷却用ガス経路、21
a …第2の冷却用ガス経路の一端、21b …第2の冷却用
ガス経路の他端、21c …第2の冷却用ガス経路の排気
口、21d …第2の冷却用ガス経路の吸気口、22…第1の
チュ−ブ、23…第1のラジエタ−、24…第1のブロワ
−、25…第2のチュ−ブ、26…第2のラジエタ−、27…
第2のブロワ−、28…第3のチュ−ブ、29…制御手段、
29a …記憶部、30a …内部熱電対、30b …第1の外部熱
電対、30c …第2の外部熱電対、30d …第3の外部熱電
対、30e …第4の外部熱電対、32…この発明の半導体装
置の製造装置において半導体ウェ−ハにスリップ等の欠
陥が発生する冷却特性の境界となる冷却時間と反応室チ
ュ−ブ内の温度との関係、33…従来の半導体装置の製造
装置においてウェ−ハを冷却した際の冷却時間と反応室
チュ−ブ内の熱電対により測定した温度との関係、34…
半導体ウェ−ハにスリップが発生する境界条件32にス
リップが発しいない側のマ−ジンを持たせた冷却特性の
一例、36…第1のインバ−タ、37…第2のインバ−タ、
40…第1のシャッタ−、41…第2のシャッタ−、43…球
体型の加熱ヒ−タ、44…球体型の断熱材、51…第2の矢
印、52…第1のバルブ、53…第2のチュ−ブ、53a …第
2のチュ−ブの第1の端部、53b …第2のチュ−ブの第
2の端部、53c …第2のチュ−ブの第3の端部、54…ブ
ロワ−、55…第2のバルブ、56…第3のチュ−ブ、57…
第4のチュ−ブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 毅 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝多摩川工場内 (72)発明者 土井 建治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝多摩川工場内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェ−ハに所定の熱処理を行う反
    応室と、 前記反応室の外側に設けられた加熱手段と、 前記反応室の外側に設けられた保温手段と、 前記反応室と前記加熱手段との間に設けられた第1の冷
    却用ガス経路と、 前記加熱手段と前記保温手段との間に設けられた第2の
    冷却用ガス経路と、 前記第1及び第2の冷却用ガス経路それぞれに所定のガ
    スを流すことにより、前記反応室を冷却する冷却手段
    と、 前記冷却手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記反応室が特定の冷
    却速度で冷却されるように、前記冷却手段を制御するも
    のであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
    製造装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記冷却手段により前
    記反応室を冷却する際の冷却速度が前記半導体ウェ−ハ
    に欠陥が生じない速度となるように制御するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記半導体ウェ−ハに
    欠陥が生じない冷却速度で前記反応室が冷却されるよう
    に、前記冷却手段を制御するものであることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体装置の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記冷却手段により冷
    却中の前記反応室の内部の温度を測定する測定手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造
    装置。
  6. 【請求項6】 ウェ−ハに所定の熱処理を行う反応室
    と、 前記反応室の外側に設けられたヒ−タと、 前記反応室の外側に設けられた断熱材と、 前記反応室と前記ヒ−タとの間に設けられた第1の冷却
    用ガス経路と、 前記ヒ−タと前記断熱材との間に設けられた第2の冷却
    用ガス経路と、 前記反応室を冷却する際に、前記第1及び第2の冷却用
    ガス経路それぞれに所定のガスを流すブロワ−と、 前記反応室が特定の冷却速度で冷却されるように、前記
    冷却手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記ブロワ−のオン・
    オフを制御することを特徴とする請求項6記載の半導体
    装置の製造装置。
  8. 【請求項8】 ウェ−ハに所定の熱処理を行う反応室
    と、 前記反応室の外側に設けられたヒ−タと、 前記反応室の外側に設けられた断熱材と、 前記反応室と前記ヒ−タとの間に設けられた第1の冷却
    用ガス経路と、 前記ヒ−タと前記断熱材との間に設けられた第2の冷却
    用ガス経路と、 前記反応室を冷却する際に、前記第1及び第2の冷却用
    ガス経路それぞれに所定のガスを流すブロワ−と、 前記ブロワ−に接続されたインバ−タと、 前記インバ−タを制御することにより、前記反応室を冷
    却する際の冷却速度を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造装置。
  9. 【請求項9】 ウェ−ハに所定の熱処理を行う反応室
    と、 前記反応室の外側に設けられたヒ−タと、 前記反応室の外側に設けられた断熱材と、 前記反応室と前記ヒ−タとの間に設けられた第1の冷却
    用ガス経路と、 前記ヒ−タと前記断熱材との間に設けられた第2の冷却
    用ガス経路と、 前記反応室を冷却する際に、前記第1及び第2の冷却用
    ガス経路それぞれに所定のガスを流すブロワ−と、 前記第1及び第2の経路それぞれを開閉させるシャッタ
    −と、 前記反応室を冷却する際の冷却速度を制御する制御手段
    と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記シャッタ−の開
    閉を制御することを特徴とする請求項9記載の半導体装
    置の製造装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記第2の冷却用ガ
    ス経路に所定のガスを流すことにより前記半導体ウェ−
    ハが600℃〜700℃付近の温度まで冷却された後、
    前記第1及び第2の冷却用ガス経路に所定のガスを流す
    ことにより前記半導体ウェ−ハが前記温度より低い温度
    に冷却されるように制御することを特徴とする請求項
    6、8又は9記載の半導体装置の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記反応室を冷却す
    る際の冷却速度が前記半導体ウェ−ハに組成変形が生じ
    ない速度となるように制御するものであることを特徴と
    する請求項6、8又は9記載の半導体装置の製造装置。
  13. 【請求項13】 前記所定のガスは、空気又は不活性ガ
    スであることを特徴とする請求項1、6、8又は9記載
    の半導体装置の製造装置。
  14. 【請求項14】 前記反応室は、等温球体型反応室であ
    ることを特徴とする請求項1、6、8又は9記載の半導
    体装置の製造装置。
  15. 【請求項15】 前記加熱手段及び前記保温手段それぞ
    れは、球体型であることを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置の製造装置。
  16. 【請求項16】 前記ヒ−タ及び前記断熱材それぞれ
    は、球体型であることを特徴とする請求項6、8又は9
    記載の半導体装置の製造装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の冷却用ガス経路のガスの進
    行方向は、前記第2の冷却用ガス経路のそれに対して逆
    方向とされていることを特徴とする請求項1、6、8又
    は9記載の半導体装置の製造装置。
  18. 【請求項18】 半導体ウェ−ハに所定の熱処理を行う
    反応室と、 前記反応室の外側に設けられた加熱手段と、 前記反応室の外側に設けられた保温手段と、 前記反応室と前記加熱手段との間に設けられた第1の冷
    却用ガス経路と、 前記加熱手段と前記保温手段との間に設けられ、前記第
    1の冷却用ガス経路のガスの進行方向に対して逆方向と
    されガスの進行方向を有する第2の冷却用ガス経路と、 前記第1及び第2の冷却用ガス経路それぞれに所定のガ
    スを流すことにより、前記反応室を冷却する冷却手段
    と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造装置。
  19. 【請求項19】 複数の半導体ウェ−ハが各温度範囲に
    おいて特定の冷却速度となるように、制御手段によって
    前記半導体ウェ−ハの冷却速度がコントロ−ルされるこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 複数の半導体ウェ−ハが挿入されてい
    る反応室チュ−ブと、そのチュ−ブの外側に設けられた
    ヒ−タと、そのヒ−タの外側に設けられた断熱材とがあ
    って、前記反応室チュ−ブと前記ヒ−タとの間に冷却用
    ガスを所定の方向に流すと共に、前記ヒ−タと前記断熱
    材との間に冷却用ガスを前記所定の方向と逆の方向に流
    すことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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