JPH07326017A - 磁気ヘッド並びにその製造方法及びそれを用いた磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気ヘッド並びにその製造方法及びそれを用いた磁気記録再生装置

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JPH07326017A
JPH07326017A JP12107794A JP12107794A JPH07326017A JP H07326017 A JPH07326017 A JP H07326017A JP 12107794 A JP12107794 A JP 12107794A JP 12107794 A JP12107794 A JP 12107794A JP H07326017 A JPH07326017 A JP H07326017A
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high saturation
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magnetic
saturation magnetic
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JP12107794A
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Akira Kimura
亮 木村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高いヘッド効率を有し、かつ、ヘッドチップ
化が容易で量産性にも優れた磁気ヘッドを実現する。 【構成】 酸化物磁性材料コア1の巻線溝部7の上に、
第1の高飽和磁束密度材料3を薄膜形成し、SiO2
からなる絶縁層4を介してさらに第1の高飽和磁束密度
材料3を薄膜形成する。巻線溝部7の部分に積層された
第1の高飽和磁束密度材料3及びギャップ対向面9の上
に、第2の高飽和磁束密度材料2を薄膜形成する。第1
の高飽和磁束密度材料3と第2の高飽和磁束密度材料2
とを絶縁層4によって絶縁する。ギャップ対向面9の上
に非磁性材からなるギャップ部材を突き合わせ、磁気ギ
ャップ5を形成する。この場合、第1の高飽和磁束密度
材料3が第2の高飽和磁束密度材料2と酸化物磁性材料
コア1のほぼ中間の熱膨張係数を有するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、8mmVTR、ディジ
タルVTR、DAT等の高密度記録再生を行うと共に優
れた機能性を有する磁気ヘッド並びにその製造方法及び
それを用いた磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR機器の高画質化及び小型化に伴
い、磁気ヘッド、テープ間において従来よりもさらに高
密度な記録再生を行うことが必要となった。このため、
テープへの記録フォーマットはさらに短波長化、狭トラ
ックピッチ化されると共に、高転送レートが要求され、
記録再生周波数の高周波化が図られている。
【0003】このような記録密度の向上を図るに当た
り、記録媒体としては保持力を高くする傾向にあるた
め、磁気ヘッドとしては狭ギャップでも十分な記録能力
を備えていることが要求される。また、狭トラックとな
っても高いヘッド出力を有するものが望まれる。また、
記録再生周波数の高周波化に対しても考慮する必要があ
る。さらに、民生機器としての対応を考えた場合、量産
性に優れていることもヘッドとして具備していなければ
ならない要素となる。
【0004】以上のような要求に対し、以下のような磁
気ヘッドが実用化されている。図7は従来技術における
磁気ヘッドのヘッド摺動面を示す平面図である。図7に
示すように、酸化物磁性材料コア15のギャップ対向面
21及びトラック幅規制溝20の上には、それに平行に
高飽和磁束密度材料16が薄膜形成されており、これに
より記録能力の向上が図られている。ここで、トラック
幅規制溝20は、ヘッド効率を高めるために、絞り込ま
れたような形に形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成を有する従来の磁気ヘッドの場合、ヘッド効率を
さらに高め、再生特性の良好なヘッドを得ようとする
と、図8のヘッド断面図(図7のII−II断面図)に
示すように、最短の磁路となる巻線溝19の上の高飽和
磁束密度材料16の透磁率を大きくすることはもちろん
のこと、高飽和磁束密度材料16の厚みを大きくして磁
気抵抗を下げる必要がある。
【0006】しかし、単純に高飽和磁束密度材料16の
厚みを大きくすると、渦電流による高周波損失が増大
し、却ってヘッド効率を低下させてしまう虞れがある。
また、主コアの酸化物磁性材料コア15と、一般的に用
いられるFeやCoを主成分とする高飽和磁束密度材料
16との間には熱膨張係数に差があるため、高飽和磁束
密度材料16の厚みが大きくなると、ヘッドの熱処理工
程で発生する残留応力も増加し、酸化物磁性材料コア1
5及び高飽和磁束密度材料16の両方とも巻線溝19近
傍の透磁率を劣化させてしまい、その結果、ヘッド効率
が低下すると共に、酸化物磁性材料コア15及び高飽和
磁束密度材料16がその界面から剥離し、ヘッドチップ
化を困難にするという課題があった。
【0007】本発明は、従来技術における上記のような
課題を解決するため、高いヘッド効率を有し、かつ、ヘ
ッドチップ化が容易で量産性にも優れた磁気ヘッド並び
にその製造方法及びそれを用いた磁気記録再生装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る磁気ヘッドの構成は、主コアが酸化物
磁性材料からなり、各々のコア半体のギャップ対向面に
は高飽和磁束密度材料が形成されており、また、少なく
とも一方のコア半体は、巻線溝部が設けられたC型コア
形状を有する磁気ヘッドであって、前記高飽和磁束密度
材料が、前記巻線溝部に接し、絶縁層を介して積層され
た第1の高飽和磁束密度材料と、前記第1の高飽和磁束
密度材料及びギャップ対向面の上に形成された第2の高
飽和磁束密度材料とからなることを特徴とする。
【0009】また、前記磁気ヘッドの構成においては、
第1及び第2の高飽和磁束密度材料が、主コアの酸化物
磁性材料よりも高い透磁率を有し、かつ、主磁路がその
高飽和磁束密度材料となるのが好ましい。また、前記磁
気ヘッドの構成においては、第1の高飽和磁束密度材料
が、第2の高飽和磁束密度材料と酸化物磁性材料のほぼ
中間の熱膨張係数を有するのが好ましい。
【0010】また、本発明に係る磁気ヘッド並びにその
製造方法の構成は、酸化物磁性材料からなる少なくとも
一方のコアブロック半体に巻線溝加工を施した後、巻線
溝部及びそれと連なるギャップ対向面に絶縁層を介して
第1の高飽和磁束密度材料を積層形成する工程と、前記
ギャップ対向面の上の前記第1の高飽和磁束密度材料及
び絶縁層を除去すると共にその面を鏡面加工する工程
と、前記各々のコアブロック半体に所定のトラック幅と
なるようにトラック幅規制溝を形成する工程と、前記ギ
ャップ対向面及びトラック幅規制面の上に所定の厚さで
第2の高飽和磁束密度材料を形成する工程と、前記各々
のコアブロック半体のギャップ対向面の上にギャップ部
材を形成した後、所定の温度で前記各々のコアブロック
半体を突き合わせてガラス融着すると同時に前記トラッ
ク幅規制溝内にガラスを充填する工程と、コアブロック
を切断してヘッドチップを形成する工程とを少なくとも
備えたものである。
【0011】また、本発明に係る磁気記録再生装置の構
成は、前記構成を有する磁気ヘッドを一つの回転シリン
ダに複数個搭載してなるものである。
【0012】
【作用】前記本発明の磁気ヘッドの構成によれば、最短
の磁路となる酸化物磁性材料コアの巻線溝部の上に高い
透磁率を有する第1及び第2の高飽和磁束密度材料が絶
縁層を介して積層されていることにより、高飽和磁束密
度材料のトータルの厚みが大きくなっても、渦電流によ
る高周波損失がほとんどないままに高飽和磁束密度材料
の断面積を大きくすることができるので、主磁路の磁気
抵抗が下がってヘッド効率が向上する。また、第1の高
飽和磁束密度材料が、ギャップ対向面に接する第2の高
飽和磁束密度材料と酸化物磁性材料のほぼ中間の熱膨張
係数を有することにより、第1の高飽和磁束密度材料が
バッファー膜の役目を果たすので、ヘッドの熱処理工程
における界面での残留応力の発生や剥離を低減すること
ができ、その結果、第2の高飽和磁束密度材料及び酸化
物磁性材料コアの熱応力による巻線溝部での透磁率の低
下を抑えることができると共に、総合的な歩留まりを向
上させることができる。従って、高いヘッド効率を有
し、かつ、ヘッドチップ化が容易で量産性にも優れた磁
気ヘッド提供することができる。
【0013】また、前記本発明方法の構成によれば、ヘ
ッド効率の良い磁気ヘッドを効率良く合理的に作製する
ことができる。また、前記本発明の磁気記録再生装置の
構成によれば、高いヘッド効率を有する磁気ヘッドを備
えていることにより、高性能及び高密度な磁気記録再生
装置を実現することができる。
【0014】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。図1は本発明に係る磁気ヘッドの一実施例
におけるヘッド摺動面を示す平面図、図2は図1のI−
I断面図、図3は図2の部分拡大断面図である。
【0015】図1、図2、図3に示すように、酸化物磁
性材料コア1には、所定のトラック幅となるようにトラ
ック幅規制溝8が設けられており、このトラック幅規制
溝8内にはガラス6が充填されている。酸化物磁性材料
コア1の巻線溝部7の上には、第1の高飽和磁束密度材
料3が約3μmの厚さで薄膜形成されており、SiO 2
等からなる絶縁層4を介してさらに第1の高飽和磁束密
度材料3が約3μmの厚さで薄膜形成されている。ま
た、巻線溝部7に積層された第1の高飽和磁束密度材料
3及びギャップ対向面9の上には、第2の高飽和磁束密
度材料2が約3μmの厚さで薄膜形成されている。ここ
で、第1の高飽和磁束密度材料3と第2の高飽和磁束密
度材料2とは絶縁層4によって絶縁されている。そし
て、ギャップ対向面9の上に非磁性材からなるギャップ
部材が突き合わされることにより、磁気ギャップ5が形
成されている。
【0016】基板となる酸化物磁性材料コア1として
は、MnZn単結晶フェライトを用いた。また、高飽和
磁束密度を有しかつ高い透磁率を有する高飽和磁束密度
材料としては、Fe系窒化膜、Co系窒化膜、Co系ア
モルファス膜、センダスト膜などが挙げられるが、本実
施例においては、第1及び第2の高飽和磁束密度材料
3、2として、それぞれ成膜条件の異なるFe系窒化膜
を用いた。下記(表1)に、各々の磁性材料の熱膨張係
数及び透磁率の値を示す。
【0017】
【表1】
【0018】第1及び第2の高飽和磁束密度材料3、2
は、いずれもFeを主成分とする窒化膜であるが、窒素
分圧及びArガス分圧の条件を適当に選ぶことにより、
上記(表1)に示すように、第1の高飽和磁束密度材料
3が第2の高飽和磁束密度材料2と酸化物磁性材料コア
(MnZn単結晶フェライト)1のほぼ中間の熱膨張係
数を有するようにした。
【0019】次に、本発明の磁気ヘッドと従来の磁気ヘ
ッドを各々20個ずつ作製し、ヘッド出力特性を評価し
た。測定用ヘッドの主な諸元は、トラック幅を15μ
m、ギャップ長を0.20μm、ギャップ深さを15μ
mとし、特性評価用のテープとして市販の8mmVTR
用メタル蒸着テープを用い、相対速度を10m/s、記
録再生周波数を20MHzとした。
【0020】それぞれの磁気ヘッドの出力特性を評価
し、その平均値とばらつきを求めた。その結果を図5に
示す。ヘッドの出力特性を比較したところ、本発明の磁
気ヘッドを採用すれば、従来の磁気ヘッドに対して平均
で約2dBの特性改善を図れることが分かった。このよ
うにヘッド効率が向上したのは、最短の磁路となる酸化
物磁性材料コア1の巻線溝部7の上に高い透磁率を有す
る第1及び第2の高飽和磁束密度材料3、2が絶縁層4
を介して積層されていることにより、高飽和磁束密度材
料のトータルの厚みが大きくなっても、渦電流による高
周波損失がほとんどないままに高飽和磁束密度材料の断
面積を大きくすることができ、主磁路の磁気抵抗を下げ
ることができたからであると考えられる。
【0021】また、第1の高飽和磁束密度材料3が、ギ
ャップ対向面9に接する第2の高飽和磁束密度材料2と
酸化物磁性材料コア1のほぼ中間の熱膨張係数を有する
ことにより、第1の高飽和磁束密度材料3がバッファー
膜の役目を果たすので、ヘッドの熱処理工程における界
面での残留応力の発生や剥離を低減することができ、そ
の結果、第2の高飽和磁束密度材料2及び酸化物磁性材
料コア1の熱応力による巻線溝部7での透磁率の低下を
抑えることができると共に、総合的な歩留まりを向上さ
せることができる。従って、高いヘッド効率を有し、か
つ、ヘッドチップ化が容易で量産性にも優れた磁気ヘッ
ド提供することができる。
【0022】次に、上記のような構成を有する磁気ヘッ
ドの製造方法について説明する。図4は本発明に係る磁
気ヘッドの製造方法の一実施例を示す工程図である。図
4(a)において、コアブロック半体10として、Mn
Zn単結晶フェライトを用いた。このコアブロック半体
10に巻線溝7を加工した後、巻線溝7及びギャップ対
向面9の上に、スパッタ法を用いてFe系窒化膜からな
る第1の高飽和磁束密度材料3を約3μm、SiO2
らなる絶縁層4を約0.2μm順次積層した。この場
合、最表層に絶縁層4がくるように積層した。
【0023】図4(b)において、巻線溝部7の部分の
第1の高飽和磁束密度材料3及び絶縁層4はそのまま残
し、ギャップ対向面9の上の第1の高飽和磁束密度材料
3と絶縁層4を除去した。次いで、コアブロック半体1
0に所定のトラック幅となるようにトラック幅規制溝8
を加工すると共に、ギャップ対向面9に加工変質層が残
らないような条件で鏡面加工を施した。
【0024】図4(c)において、巻線溝部7、トラッ
ク幅規制溝8及びギャップ対向面9の上に、スパッタ法
を用いて第2の高飽和磁束密度材料2を約3μmの厚さ
で形成した。この場合、第1の高飽和磁束密度材料3と
第2の高飽和磁束密度材料2とは、窒素分圧及びArガ
ス分圧が異なっており、これにより第1の高飽和磁束密
度材料3が第2の高飽和磁束密度材料2とコアブロック
半体10のほぼ中間の熱膨張係数を有するようにされて
いる。次いで、ギャップ対向面9の上に、スパッタ法を
用いて低融点ガラス及びCrからなるギャップ部材(図
示せず)を所定の厚さで形成した。
【0025】図4(d)において、上記した図4(a)
〜(c)と全く同様の工程で得られたもう一方のコアブ
ロック半体11とコアブロック半体10とを突き合わせ
所定温度でガラス融着して磁気ギャップ5を形成すると
同時に、トラック幅規制溝8内にガラス6を充填した。
【0026】以上のようにしてコアブロックを作製し、
このコアブロックを所定のヘッド厚さに切断してヘッド
チップ化することにより、磁気ヘッド12を得た。本発
明の磁気ヘッドの製造方法は、巻線溝部7に第1の高飽
和磁束密度材料3を積層構造によって形成する工程を有
する点を除き、従来技術における磁気ヘッドの製造方法
とほとんど同じであるが、上記したように、ヘッドの熱
処理工程における界面での残留応力の発生や剥離が低減
され、総合的な歩留まりが向上するので、量産性に優れ
たものとなる。
【0027】また、図6に示すように、上記のようにし
て得られた磁気ヘッド12をヘッドベース13に接着
し、回転シリンダ14に180゜で対向するように2個
取り付けた後、評価用に改造した現行8mmデッキに搭
載して、磁気記録再生装置を作製した。そして、この磁
気記録再生装置を用いて従来の磁気ヘッドとC/N特性
を比較評価したところ、約1.5dBの特性改善を図れ
ることが分かった。このように本発明の磁気ヘッドを用
いれば、高性能な磁気記録再生装置を実現することがで
きる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る磁気ヘッドによれば、最短
の磁路となる酸化物磁性材料コアの巻線溝部の上に高い
透磁率を有する第1及び第2の高飽和磁束密度材料が絶
縁層を介して積層されていることにより、高飽和磁束密
度材料のトータルの厚みが大きくなっても、渦電流によ
る高周波損失がほとんどないままに高飽和磁束密度材料
の断面積を大きくすることができるので、主磁路の磁気
抵抗が下がってヘッド効率が向上する。また、第1の高
飽和磁束密度材料が、ギャップ対向面に接する第2の高
飽和磁束密度材料と酸化物磁性材料のほぼ中間の熱膨張
係数を有することにより、第1の高飽和磁束密度材料が
バッファー膜の役目を果たすので、ヘッドの熱処理工程
における界面での残留応力の発生や剥離を低減すること
ができ、その結果、第2の高飽和磁束密度材料及び酸化
物磁性材料コアの熱応力による巻線溝部での透磁率の低
下を抑えることができると共に、総合的な歩留まりを向
上させることができる。従って、高いヘッド効率を有
し、かつ、ヘッドチップ化が容易で量産性にも優れた磁
気ヘッド提供することができる。
【0029】また、本発明に係る磁気ヘッドの製造方法
によれば、ヘッド効率の良い磁気ヘッドを効率良く合理
的に作製することができる。また、本発明に係る磁気記
録再生装置によれば、高いヘッド効率を有する磁気ヘッ
ドを備えていることにより、高性能及び高密度な磁気記
録再生装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ヘッドの一実施例におけるヘ
ッド摺動面を示す平面図である。
【図2】図1のI−I断面図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】本発明に係る磁気ヘッドの製造方法の一実施例
を示す工程図である。
【図5】本発明の一実施例の磁気ヘッドと従来の磁気ヘ
ッドの出力特性図である。
【図6】本発明の一実施例の磁気ヘッドを回転シリンダ
に搭載した状態を示す正面図である。
【図7】従来技術における磁気ヘッドのヘッド摺動面を
示す平面図である。
【図8】図7のII−II断面図である。
【符号の説明】
1 酸化物磁性材料コア 2 第2の高飽和磁束密度材料 3 第1の高飽和磁束密度材料 4 絶縁層 5 磁気ギャップ 6 ガラス 7 巻線溝部 8 トラック幅規制溝 9 ギャップ対向面 10、11 コアブロック半体 12 磁気ヘッド 13 ヘッドベース 14 回転シリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主コアが酸化物磁性材料からなり、各々
    のコア半体のギャップ対向面には高飽和磁束密度材料が
    形成されており、また、少なくとも一方のコア半体は、
    巻線溝部が設けられたC型コア形状を有する磁気ヘッド
    であって、前記高飽和磁束密度材料が、前記巻線溝部に
    接し、絶縁層を介して積層された第1の高飽和磁束密度
    材料と、前記第1の高飽和磁束密度材料及びギャップ対
    向面の上に形成された第2の高飽和磁束密度材料とから
    なることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の高飽和磁束密度材料が、
    主コアの酸化物磁性材料よりも高い透磁率を有し、か
    つ、主磁路がその高飽和磁束密度材料となる請求項1に
    記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 第1の高飽和磁束密度材料が、第2の高
    飽和磁束密度材料と酸化物磁性材料のほぼ中間の熱膨張
    係数を有する請求項1に記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 酸化物磁性材料からなる少なくとも一方
    のコアブロック半体に巻線溝加工を施した後、巻線溝部
    及びそれと連なるギャップ対向面に絶縁層を介して第1
    の高飽和磁束密度材料を積層形成する工程と、前記ギャ
    ップ対向面の上の前記第1の高飽和磁束密度材料及び絶
    縁層を除去すると共にその面を鏡面加工する工程と、前
    記各々のコアブロック半体に所定のトラック幅となるよ
    うにトラック幅規制溝を形成する工程と、前記ギャップ
    対向面及びトラック幅規制面の上に所定の厚さで第2の
    高飽和磁束密度材料を形成する工程と、前記各々のコア
    ブロック半体のギャップ対向面の上にギャップ部材を形
    成した後、所定の温度で前記各々のコアブロック半体を
    突き合わせてガラス融着すると同時に前記トラック幅規
    制溝内にガラスを充填する工程と、コアブロックを切断
    してヘッドチップを形成する工程とを少なくとも備えた
    磁気ヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の磁気ヘッドを一
    つの回転シリンダに複数個搭載してなる磁気記録再生装
    置。
JP12107794A 1994-06-02 1994-06-02 磁気ヘッド並びにその製造方法及びそれを用いた磁気記録再生装置 Pending JPH07326017A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020052265A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 株式会社デンソー 表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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