JPH07324223A - 耐黄変性濃染性ポリヘキサメチレンアジパミド繊維およびその製造方法 - Google Patents

耐黄変性濃染性ポリヘキサメチレンアジパミド繊維およびその製造方法

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JPH07324223A JP6113019A JP11301994A JPH07324223A JP H07324223 A JPH07324223 A JP H07324223A JP 6113019 A JP6113019 A JP 6113019A JP 11301994 A JP11301994 A JP 11301994A JP H07324223 A JPH07324223 A JP H07324223A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱処理における黄変や色のくすみが究極的に
抑制され、且高温加圧熱水処理における強度低下が劇的
に抑制された濃染性ポリヘキサメチレンアジパミド繊維
とその製造方法を提供する。 【構成】 カルボキシル末端基濃度が60meq/kg
以下、アミノ末端基濃度が55meq/kgであり、且
特定のヒンダードフェノール化合物および亜リン酸化合
物を含有するポリヘキサメチレンアジパミド繊維、およ
びアルカリ金属化合物を含有させて溶融紡糸を行なう該
繊維の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱処理時の黄変や色の
くすみが究極的に抑制され且高温加圧熱水処理における
強度低下が劇的に抑制された濃染性ポリヘキサメチレン
アジパミド繊維とその製造方法に関する。更に詳しく
は、ポリヘキサメチレンアジパミドすなわちナイロン6
6繊維を衣料分野、特に内衣(インナーウエア)分野向
けに使用する上で、最大の障害となる熱処理時の黄変や
色のくすみが解消され且高温加圧熱水処理における強度
低下が劇的に抑制されたことによって、本来具備してい
る濃染性を特徴として、大幅に用途分野が広がった濃染
性ポリヘキサメチレンアジパミド繊維とその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にポリアミド繊維は、力学特性およ
び耐久特性に優れることから、タイヤコードなどの産業
資材やカーペット向けに大量に使用される一方、その優
れた柔軟性や染色性のために、内衣分野を中心に衣料用
途にも同じく大量に使われている。
【0003】ポリヘキサメチレンアジパミド繊維はポリ
アミド繊維の一種で、その用途はやはり産業資材、カー
ペット、衣料用途向けなどにわたっている。しかし、ポ
リカプラミド繊維(ナイロン6繊維)に比して、布帛製
造工程に不可欠な熱セット(熱処理)工程での、黄変現
象が顕著であるために、衣料用途への使用が極めて制約
されている。何故ならば、黄変が起こると白色布帛が黄
ばんだり、染色後の布帛の色がくすんだりして、商品価
値が大きく低下するからである。
【0004】一方、米国特許第3,078,248号明
細書に開示されているように、ポリヘキサメチレンアジ
パミド繊維のアミノ末端基濃度を高くすると濃染化する
ことは公知である。この公知事実は、ポリアミド繊維を
酸性染料で染色する際の染色のメカニズムから、理論的
にも当然のことと言える。該先行技術中には、ポリヘキ
サメチレンアジパミドのアミノ末端基濃度を高くする
と、溶融紡糸中にドリップ(糸切れの一種)が頻発し、
正常な紡糸が難しくなることも記載されている。また、
アミノ末端基濃度が高くなると、ドリップや糸切れが多
発することは、当業界の周知のことで、その原因が、ア
ミノ末端基がポリマーの熱分解や分岐生成反応を促進す
ることであることも広く知られている。
【0005】したがって、現在では、工業的には、産業
資材向け、カーペット向け、衣料向けのいずれの場合
も、アミノ末端基濃度を低く抑えた、すなわちカルボキ
シル末端基を過大としたポリマーを使用することによっ
て、正常な紡糸水準を達成している。(例えば、特公平
3−57966号公報) 一般に、溶融紡糸におけるドリップや糸切れを抑制する
ための安定剤(熱分解抑制剤、分岐生成抑制剤)は既に
知られている。前述の米国特許第3,078,248号
明細書には、安定剤として、特定の構造をもつ有機リン
化合物が、特開平1−104654号公報には、ジカル
ボン酸またはアミノカルボン酸のアルカリ金属塩が開示
されている。
【0006】上述した如く、従来のポリヘキサメチレン
アジパミド繊維は熱処理による黄変が著しく、それが衣
料用途への展開において大きな制約になっている。アミ
ノ末端基濃度の比較的高いポリヘキサメチレンアジパミ
ド繊維は、前述のドリップや糸切れ多発のため、濃染性
という優れた特徴を有しながら、実用化に至っていな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、熱処
理時の黄変が解消された、アミノ末端基濃度の比較的高
い濃染性ポリヘキサメチレンアジパミド繊維の提供と、
この繊維の製造の際に起こるドリップや糸切れが大きく
抑制され、工業的に実施可能な製造方法の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らはポリヘキサ
メチレンアジパミド繊維の黄変防止技術を鋭意検討した
結果、特定の酸化防止剤と亜リン酸化合物とを併用して
添加することが黄変防止に有効なことを見出し、そし
て、驚くべきことに、カルボキシル末端基濃度をある水
準以下にすること、すなわちアミノ末端基濃度を比較的
高くすることが濃染化に有効であるばかりか、黄変防止
に有効であることを見出した。しかも、そうした末端基
濃度の制御と、上記の酸化防止剤および亜リン酸化合物
を組み合わせることにより、相乗的な黄変防止効果が発
現し、熱処理時の黄変が究極的な水準にまで抑制される
ことを見出した。
【0009】更に驚くべきことに、アミノ末端基濃度の
比較的高いポリヘキサメチレンアジパミド繊維は、10
0℃以上の高温加圧熱水処理(シワ加工や高温加圧染色
など)における繊維や布帛の強度低下が、従来繊維に比
べて劇的に抑制されることも見出した。また、特定の安
定剤(熱分解抑制剤、分岐生成抑制剤)を、アミノ末端
基濃度の比較的高いポリヘキサメチレンアジパミドに添
加すると、ろ過圧の急激な上昇などの副作用もなく、ド
リップや糸切れが抑制されることを見出した。
【0010】これらの発見を総合することによって、本
発明の目的が達せられることを確認し、本発明を完成し
た。すなわち、本発明の一つは、アミノ末端基濃度
([−NH2 ])とカルボキシル末端基濃度([−CO
OH])との和が75〜175meq/kgの範囲にあ
り、ヘキサメチレンアジパミド繰り返し単位を100〜
85モル%含むポリヘキサメチレンアジパミドの繊維で
あって、 A.[−COOH]≦60(meq/kg) B.[−NH2 ]≧55(meq/kg) を同時に満足し、且つ、式(1)〜(3):
【0011】
【化3】
【0012】で表されるヒンダードフェノール化合物群
より選ばれる一種又は複数の酸化防止剤および亜リン酸
化合物をそれぞれ0.01〜1重量%含有することを特
徴とする耐黄変性濃染性ポリヘキサメチレンアジパミド
繊維、であり、本発明のもう一つは、アミノ末端基濃度
([−NH2 ])とカルボキシル末端基濃度([−CO
OH])との和が75〜175meq/kgの範囲にあ
って、ヘキサメチレンアジパミド繰り返し単位を100
〜85モル%含むポリヘキサメチレンアジパミドの繊維
を溶融紡糸法によって製造するに際し、 A.[−COOH]≦60(meq/kg) B.[−NH2 ]≧55(meq/kg) を同時に満足し、且つ、該ポリマーが式(1)〜
(3):
【0013】
【化4】
【0014】で表されるヒンダードフェノール化合物群
より選ばれる一種又は複数の酸化防止剤および亜リン酸
化合物をそれぞれ0.01〜1重量%含有し、しかも、
アルカリ金属化合物を0.005〜0.5重量%含有せ
しめることを特徴とする耐黄変性濃染性ポリヘキサメチ
レンアジパミド繊維の製造方法、である。さらに、本発
明を具体的、且つ詳細に説明する。
【0015】本発明の耐黄変性濃染性のポリヘキサメチ
レンアジパミド繊維は、アミノ末端基濃度([−N
2 ])とカルボキシル末端基濃度([−COOH])
との和が75〜175meq/kgの範囲になければな
らない。該末端基濃度の和が決まれば、ポリマーの数平
均分子量が一意的に決まり、したがってポリマー粘度が
決まるわけだが、該末端基濃度の和が75meq/kg
未満では、ポリマー粘度が高過ぎ、衣料用繊維の適性範
囲を越えてしまう。すなわち、概して細繊度である衣料
用繊維を安定生産するのが困難となるばかりか、得られ
る繊維や布帛の風合が損なわれるという弊害が生ずる。
一方、該末端基濃度の和が175meq/kgを越える
と、逆にポリマー粘度が低くなり過ぎ、曳糸性が損なわ
れる。
【0016】本発明の繊維は、ヘキサメチレンアジパミ
ドの繰り返し単位を100〜85モル%含むポリヘキサ
メチレンアジパミドの繊維でなければならない。該繰り
返し単位が85モル%未満では、ポリヘキサメチレンア
ジパミド(ナイロン66)の特徴が失われる。本発明に
おいては、カルボキシル末端基濃度とアミノ末端基濃度
に関し、以下の条件A、B: A.[−COOH]≦60(meq/kg) B.[−NH2 ]≧55(meq/kg) を同時に満足しなければならない。
【0017】Aを満足しないと、ポリマー自身の耐黄変
性が低いために、本発明の酸化防止剤および亜リン酸化
合物を添加しても、本発明が目的とする卓越した耐黄変
性を得ることは出来ない。カルボキシル末端基濃度の更
に好ましい範囲は、[−COOH]≦55(meq/k
g)である。一方、Bを満足しないと、酸性染料による
染色性が不十分であり、本発明が目標とするような高い
染料吸尽率(本発明の測定方法で50以上)を有する濃
染性繊維を得ることは出来ない。また、100℃以上の
高温加圧熱水処理における強度低下が劇的に抑制される
という、本発明の特徴的効果も発現しない。アミノ末端
基濃度の更に好ましい範囲は、[−NH2 ]≧60(m
eq/kg)である。
【0018】本発明の耐黄変性濃染性ポリヘキサメチレ
ンアジパミド繊維およびその製造方法においては、式
(1)〜(3)で表されるヒンダードフェノール化合物
と亜リン酸化合物を共に含有することが必要である。い
ずれか一方でも欠落した場合には、本発明が目的とする
卓越した黄変防止効果は発現しない。本発明で用いるヒ
ンダードフェノール化合物は、式(1)〜(3)で表さ
れる化合物群から選ばれるものでなければならない。そ
れらの化合物は、ポリヘキサメチレンアジパミドとの相
溶性が良いばかりでなく、耐熱性が高い。
【0019】したがって、260℃を越える高融点を有
するポリヘキサメチレンアジパミドに溶融混練した場合
でも、酸化防止能が低下することがない。また、ヒンダ
ードフェノールの構造の他に、チオエーテル構造や芳香
族アミン構造などを有するので、ポリヘキサメチレンア
ジパミドの酸化黄変反応を構成する数々の素反応に対し
て抑制効果を発揮する。本発明で用いるヒンダードフェ
ノール化合物として最も好ましいのは、式(1)で表さ
れる化合物である。
【0020】式(1)〜(3)で表されるヒンダードフ
ェノール化合物の含有量は、0.01〜1重量%である
ことが必要である。0.01重量%未満では、本発明が
目的とする卓越した耐黄変性を得ることが出来ない。一
方、1.0重量%を越えると、紡糸安定性が損なわれ
る。更に好ましい含有量は、0.01〜0.2重量%で
ある。
【0021】本発明で用いる亜リン酸化合物としては、
亜リン酸エステルまたは有機亜リン酸塩が好ましい。亜
リン酸エステルとして最も好ましいのは、式(4)、
(5)、(6):
【0022】
【化5】
【0023】で表される化合物である。有機亜リン酸塩
として最も好ましいのは、フェニルホスフィン酸のアル
カリ金属塩またはヘキサメチレンジアンモニウム塩であ
る。亜リン酸化合物の含有量は、0.01〜1重量%で
あることが必要である。0.01重量%未満では、本発
明が目的とする卓越した耐黄変性を得ることが出来な
い。一方、1重量%を越えると、ポリヘキサメチレンア
ジパミドの著しい増粘や、ろ過圧の急激な上昇等が発生
し、正常な紡糸が困難になる。更に好ましい含有量は、
0.01〜0.2重量%である。
【0024】本発明の製造方法においては、式(1)〜
(3)で表されるヒンダードフェノール化合物と亜リン
酸化合物の他にアルカリ金属化合物を含有させることが
必須要件である。それを含有しないと、ドリップや糸切
れが頻発し、本発明の繊維を安定生産することは困難で
ある。アルカリ金属化合物を含有させる量は、0.00
5〜0.5重量%であることが必要である。0.005
重量%未満では、熱分解や分岐生成反応を十分に抑制し
得ず、ドリップや糸切れを抑制する効果が僅少である。
一方、0.5重量%を越えるとろ過圧の急激な上昇等が
起こり、紡糸安定性が損なわれる。更に好ましい含有量
は、0.01〜0.2重量%である。
【0025】本発明の製造方法におけるアルカリ金属化
合物としては、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等の
アルカリ金属の水酸化物、硫酸ナトリウムや硝酸カリウ
ム等の無機酸のアルカリ金属塩、アジピン酸ナトリウム
や酢酸カリウム等の有機酸のアルカリ金属塩等が有効で
あるが、ジカルボン酸のアルカリ金属塩が最も有効であ
る。
【0026】本発明において、アミノ末端基濃度とカル
ボキシル末端基濃度に関し、A、Bの両条件を満足する
ように調整する方法は特に制限されないが、ヘキサメチ
レンジアンモニウムアジペート(AH塩)の水溶液に対
し、所望の末端基濃度に見合ったヘキサメチレンジアミ
ンを添加したのち、常法に従って重合する方法が簡便で
ある。但し、重合時には概してヘキサメチレンジアミン
の逃散が起こるので、その量を抑制すると共に、その量
に応じて該アミンの添加量を決定する。
【0027】本発明において、式(1)〜(3)で表さ
れるヒンダードフェノール化合物および亜リン酸化合物
を該繊維に含有させる方法は特に制限はなく、添加剤を
ポリマーに配合するために一般的に用いられている手段
の中から適宜選択すればよい。例えば、該ポリマーの重
合段階で配合する方式や、二軸押出機などの溶融混練機
を用いて配合する方法などが挙げられる。
【0028】本発明の製造方法において、アルカリ金属
化合物を含有させる方法は特に制限されないが、該ポリ
マーの原料水溶液に対して該化合物を添加し、公知の方
法に従って重合する方法が最も好ましい。本発明の黄変
性濃染ポリヘキサメチレンアジパミド繊維は、公知の溶
融紡糸装置により簡便に製造することが出来る。紡糸速
度は製品用途に応じ、100〜8000m/minの範
囲で適宜選択すればよく、仕上剤も用途に応じた組成の
ものを適宜付与すればよい。
【0029】本発明のポリヘキサメチレンアジパミド繊
維は、必要に応じ、本発明の必須要件の化合物以外の添
加剤を含有しても良い。例えば、酸化チタン等の艶消
剤、乳酸マンガン等の耐候剤、ヒンダードアミン系等の
光安定剤、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤のほ
か、蛍光増白剤を含有しても良い。また、耐熱性付与を
目的に一般に用いられている酢酸銅等の銅塩、ヨウ化カ
リウムや臭化カリウム等のアルカリ金属ハロゲン化物を
含有させても良い。
【0030】
【実施例】以下、実施例に基づき、本発明を詳述する。
尚、以下の各例で用いたヒンダードフェノール系化合
物、亜リン酸化合物を、それぞれ表1、表2に示した。
また、以下の各例における各種測定は、下記の方法に従
って実施した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】(1)カルボキシル末端基濃度:試料4.
0gをベンジルアルコール50mlに170℃で溶解
し、フェノールフタレインを指示薬として、1/10規
定の水酸化ナトリウム溶液(エチレングリコール溶液)
で中和滴定して求めた。 (2)アミノ末端基濃度:試料4.0gを90%フェノ
ール50mlに50℃で溶解し、pHメーターを用い、
1/20規定の塩酸で中和滴定して求めた。 (3)相対粘度:試料5.5gを90%ギ酸50mlに
溶解し、25℃で測定した。 (4)黄色度:日本電色工業製Σ90COLOR ME
SURING SYSTEM,OZ OPTICAL
SENSOR(光源c/z)を用い、編地の黄色度を測
定した。 (5)染料吸尽率:Diacid Alizarine
Light Blue4GL(3%owf)を用い、
浴比1:100で90℃で45分間染色を行った際の染
料吸尽率を、染液の吸光度から算出した。 (6)高温加圧熱水処理時強度保持率:130℃で加圧
状態で30分間熱水処理を実施した。処理前後の繊維強
度を測定し、処理前の強度に対する処理後の強度の保持
率を算出した。
【0034】
【実施例1〜7、比較例(4)〜(7)】ヘキサメチレ
ンジアンモニウムアジペートの50重量%水溶液に対
し、ヘキサメチレンジアミン0.40重量%(対ポリマ
ー重量)、アジピン酸ジカリウム0.05重量%(対ポ
リマー重量)および乳酸マンガン52重量ppm(対ポ
リマー重量)を添加し、原料水溶液を得た。
【0035】該水溶液を窒素置換したステンレス製オー
トクレーブに仕込み、内圧が17.6kg/cm2 にな
るように水を溜去しながら加熱を続けた。内温が220
℃に達した時点で、10%水溶液の形でTiO2 0.0
5重量%を添加し、更に加熱を続けた。内温が253℃
になった時点で放圧を開始し、90分間で常圧になるよ
うに徐々に放圧したのち、常圧で30分間維持して常圧
重合(内温273℃)した。こうして得られたポリマー
を窒素圧によって冷水中に押し出し、カッターによりチ
ップ化した。得られたポリマーの相対粘度は48で、ア
ミノ末端基濃度、カルボキシル末端基濃度はそれぞれ7
7meq/kg、49meq/kgであった。
【0036】該チップに対し、表4に示した組成の種々
のヒンダードフェノール化合物および亜リン酸化合物を
混合し、汎用の溶融紡糸装置を用いて、紡糸温度290
℃、紡糸速度5500m/minで紡糸し、50d/1
7fの繊維を製造した。得られた繊維の各種測定結果を
表5に示した。
【0037】
【比較例(1)〜(3)】実施例1において、ヘキサメ
チレンジアミンの添加量を表3のように変更した以外
は、同様な組成、条件でポリマーを製造した。
【0038】
【表3】
【0039】得られたポリマーの相対粘度および末端基
濃度を表4に示した。該ポリマーより実施例1と同様の
紡糸条件で50d/17fの繊維を製造した。得られた
繊維の各種測定結果を表5に示した。
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】実施例1〜7は、本発明の必須要件をすべ
て満足しているので、熱処理時の黄変が究極的水準にま
で抑制されていると共に、染料吸尽率が高く、しかも1
30℃での高温加圧熱水処理における強度低下が大幅に
抑制されている。一方、比較例1、2は一般的に工業化
されている態様にほぼ対応するが、末端基濃度に関する
本発明の必須要件を満足していないだけでなく、本発明
のヒンダードフェノール化合物と亜リン酸化合物を含有
していないので、熱処理時の黄変が極めて顕著である。
【0043】また、染料吸尽率が低いと共に、高温加圧
熱水処理における強度低下が顕著である。それに対し比
較例3〜7は、末端基濃度に関する本発明の必須要件を
満足しているので、熱処理時の黄変がある程度抑制され
ているが、本発明のヒンダードフェノール化合物と亜リ
ン酸化合物を含有していないので、究極的水準にはほど
遠い水準である。
【0044】
【実施例8、比較例(10)】実施例1において、ヘキ
サメチレンジアミンの添加量を表6のように変更した以
外は同様の組成、条件でポリマーを製造したのち、同表
に示した条件で固相重合を実施した。
【0045】
【表6】
【0046】得られたポリマーの物性を表9に示した。
該ポリマーに対し、同表に示した組成のヒンダードフェ
ノール化合物と亜リン酸化合物を混合し、実施例1と同
様の紡糸条件で50d/17fの繊維を製造した。得ら
れた繊維の各種測定結果を表10に示した。
【0047】
【実施例9、11、比較例(11)、(12)】実施例
1において、ヘキサメチレンジアミンの添加量および常
圧重合時間を表7のように変更した以外は同様な組成、
条件でポリマーを製造した。
【0048】
【表7】
【0049】得られたポリマーの物性を表9に示した。
該ポリマーに対し、同表に示した組成のヒンダードフェ
ノール化合物を亜リン酸化合物を混合し、実施例1と同
様の紡糸条件で50d/17fの繊維を製造した。得ら
れた繊維の各種測定結果を表10に示した。
【0050】
【実施例10、12、比較例(8)】実施例1におい
て、ヘキサメチレンジアミンの添加量および常圧重合時
間を表8のように変更した以外は同様の組成、条件でポ
リマーを製造した。
【0051】
【表8】
【0052】得られたポリマーの物性を表9に示した。
該ポリマーに対し、同表に示した組成のヒンダードフェ
ノール化合物と亜リン酸化合物を混合し、実施例1と同
様の紡糸条件で50d/17fの繊維を製造した。得ら
れた繊維の各種測定結果を表10に示した。
【0053】
【比較例(9)】実施例1において、ヘキサメチレンジ
アミンの添加量を0.10重量%(対ポリマー重量%)
に変更し、常圧重合時間を10分間に短縮した以外は同
様の組成、条件でポリマーを製造した。得られたポリマ
ーの物性を表9に示した。該ポリマーに対し、同表に示
した組成のヒンダードフェノール化合物と亜リン酸化合
物を混合し、実施例と同様の紡糸条件で50d/17f
の繊維を製造した。得られた繊維の各種測定結果を表1
0に示した。
【0054】実施例8〜12は、本発明の必須要件をす
べて満足しているので、熱処理時の黄変が究極的水準に
まで抑制されている。しかも、染料吸尽率が高いと共
に、高温加圧熱水処理における強度低下が大幅に抑制さ
れている。比較例(8)および(9)は、カルボキシル
末端基濃度に関する本発明の必須要件を満足していない
ため、熱処理時の黄変が十分抑えられていない。
【0055】比較例(10)は、アミノ末端基濃度に関
する本発明の必須要件を満足していないため、染料吸尽
率が低いと共に、高温加圧熱水処理における強度低下が
著しい。比較例(11)および(12)は、カルボキシ
ル末端基濃度およびアミノ末端基濃度に関する本発明の
必須要件をいずれも満足していないため、熱処理時の黄
変が十分抑えられていない。また、染料吸尽率が低く、
高温加圧熱水処理時の強度低下が著しい。
【0056】
【表9】
【0057】
【表10】
【0058】
【実施例13】実施例9において、アルカリ金属化合物
としてアジピン酸ジカリウムの代わりにアジピン酸ジナ
トリウム0.05重量%(対ポリマー重量)を添加した
以外は同様の組成、条件でポリマーを製造した。得られ
たポリマーの物性を表11に示した。該ポリマーに対
し、同表に示した組成のヒンダードフェノール化合物と
亜リン酸化合物を混合し、実施例9と同様の紡糸条件で
50d/17fの繊維を製造した。得られた繊維の各種
測定結果を表12に示した。
【0059】
【実施例14】実施例11において、アルカリ金属化合
物としてアジピン酸ジカリウムの代わりにアジピン酸ジ
ナトリウム0.10重量%(対ポリマー重量)を添加し
た以外は同様の組成、条件でポリマーを製造した。得ら
れたポリマーの物性を表11に示した。該ポリマーに対
し、同表に示した組成のヒンダードフェノール化合物と
亜リン酸化合物を混合し、実施例11と同様の紡糸条件
で50d/17fの繊維を製造した。得られた繊維の各
種測定結果を表12に示した。
【0060】
【比較例(13)、(14)】実施例9および11にお
いて、アルカリ金属化合物を添加しなかった以外は同様
の組成、条件でポリマーを製造した。得られたポリマー
の物性を表11に示した。該ポリマーに対し、同表に示
した組成のヒンダードフェノール化合物と亜リン酸化合
物を混合し、実施例9および11と同様の紡糸条件で5
0d/17fの繊維の紡糸で試みた。得られた繊維の各
種測定結果を表12に示した。
【0061】実施例9、11、13、14は、本発明の
製造方法における必須要件であるアルカリ化合物を含有
させているので、アミノ末端基濃度の比較的高いポリマ
ーであるにも拘らず、安定した紡糸水準が達成されてい
る。一方、比較例(13)および(14)は、アルカリ
金属化合物を何ら含有させていないため、紡糸時にドリ
ップが頻発し、糸切れが極めて多く、本発明の繊維を安
定生産することは困難であった。
【0062】
【表11】
【0063】
【表12】
【0064】
【発明の効果】本発明により、熱処理時の黄変や色のく
すみが究極的に抑制され、且つ高温加圧熱水処理におけ
る強度低下が劇的に抑制された濃染性ポリヘキサメチレ
ンアジパミド繊維とその製造方法を提供することが可能
となる。更に詳しくは、本発明により、ポリヘキサメチ
レンアジパミド繊維(ナイロン66繊維)を衣料分野、
特に内衣(インナーウエア)分野向けに使用する上で最
大の障害である熱処理時の黄変や色のくすみを究極的水
準にまで抑制することが可能となると同時に、該繊維が
本来具備していた濃染性という利点も更に改良される。
【0065】従って、本発明により、濃染性という利点
を生かして、該繊維を従来になく幅広い分野に展開する
ことが可能となる。また、本発明の繊維は、高温加圧熱
水処理における強度低下が大幅に抑制されているので、
従来実施不可能であったシワ加工や、高温加圧染色を必
要とするポリエステル繊維との交織、交編が可能とな
る。こうした点においても、本発明は該繊維の利用分野
の拡大に大きく寄与し得るものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ末端基濃度([−NH2 ])とカ
    ルボキシル末端基濃度([−COOH])との和が75
    〜175meq/kgの範囲にあり、ヘキサメチレンア
    ジパミド繰り返し単位を100〜85モル%含むポリヘ
    キサメチレンアジパミドの繊維であって、 A.[−COOH]≦60(meq/kg) B.[−NH2 ]≧55(meq/kg) を同時に満足し、且つ、式(1)〜(3): 【化1】 で表されるヒンダードフェノール化合物群より選ばれる
    一種又は複数の酸化防止剤および亜リン酸化合物をそれ
    ぞれ0.01〜1重量%含有することを特徴とする耐黄
    変性濃染性ポリヘキサメチレンアジパミド繊維。
  2. 【請求項2】 アミノ末端基濃度([−NH2 ])とカ
    ルボキシル末端基濃度([−COOH])との和が75
    〜175meq/kgの範囲にあって、ヘキサメチレン
    アジパミド繰り返し単位を100〜85モル%含むポリ
    ヘキサメチレンアジパミドの繊維を溶融紡糸法によって
    製造するに際し、 A.[−COOH]≦60(meq/kg) B.[−NH2 ]≧55(meq/kg) を同時に満足し、且つ、該ポリマーが式(1)〜
    (3): 【化2】 で表されるヒンダードフェノール化合物群より選ばれる
    一種又は複数の酸化防止剤および亜リン酸化合物をそれ
    ぞれ0.01〜1重量%含有させ、しかも、アルカリ金
    属化合物を0.005〜0.5重量%含有せしめること
    を特徴とする耐黄変性濃染性ポリヘキサメチレンアジパ
    ミド繊維の製造方法。
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