JPH0732373A - 成形用金型の成形面の浄化装置 - Google Patents

成形用金型の成形面の浄化装置

Info

Publication number
JPH0732373A
JPH0732373A JP19914393A JP19914393A JPH0732373A JP H0732373 A JPH0732373 A JP H0732373A JP 19914393 A JP19914393 A JP 19914393A JP 19914393 A JP19914393 A JP 19914393A JP H0732373 A JPH0732373 A JP H0732373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
gas
temperature
mold
molding surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19914393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Nakahama
正人 中濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP19914393A priority Critical patent/JPH0732373A/ja
Publication of JPH0732373A publication Critical patent/JPH0732373A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスの吐出によって成形面の温度を低下させ
たり、成形用金型にクラックを生じさせたりしないよう
にする。 【構成】 成形室3内に設けた上型1および下型2の各
成形面1a,2aの近傍に、その成形面1a,2aを浄
化するためのガスを吐出するためのノズル5a,5bを
配設する。成形加工が終了し、上下型1,2間から成形
物を離型した後に、ノズル5a,5bから成形面1a,
2aに非酸化性ガスを吐出する。このとき、吐出するガ
スの温度を加熱室6にて制御し、型温と同程度の温度に
ガスを加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱軟化したガラス等
の成形用素材をモールド成形するために用いる成形用金
型の成形面の浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モールド成形用金型の成形面に付
着した異物を除去する装置が、例えば特公平4−808
57号公報に開示されている。この装置は、成形用金型
の成形面に対して、ノズルを介してヘリウム、アルゴ
ン、窒素等の非酸化性ガスを吐出させ、これによって成
形面に付着した異物を吹き飛ばし、成形用金型の成形面
を浄化するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の浄
化装置においては、吐出するガスの温度が制御されてお
らず、所定の温度に昇温されている成形用金型の成形面
に、成形面の温度より低温のガスが吐出されるために、
成形面の温度が下降してしまい、所望の温度まで成形面
の温度を再度昇温するのに時間を要するという問題があ
り、また高温度の成形面に低温のガスが吐出されるため
に、ヒートショックが生じ、成形面や成形用金型基材に
クラックが入るという問題があった。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、ガスの吐出によって成形面の温度を低下
させたり、成形用金型にクラックを生じさせたりしない
成形用金型の成形面の浄化装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、成形室内に設けた成形用金型の成形面の
近傍に、その成形面を浄化するためのガスを吐出するた
めのノズルを配設し、成形加工が終了し、成形用金型か
ら成形物を離型した後に、成形面にガスを吐出する成形
用金型の成形面の浄化装置において、吐出するガスの温
度を制御する制御手段を設けた。
【0006】
【作用】上記構成の本発明の浄化装置によれば、吐出す
るガスの温度を制御することができるので、成形用金型
の成形面に対して、その成形面と同程度の温度に加熱し
たガスを吐出することができる。したがって、成形用金
型の温度を冷やしてしまうことがなく、サイクルタイム
を短縮することができ、クラックを生じさせることもな
い。
【0007】
【実施例1】 (構成)図1は本実施例の浄化装置を示すもので、上型
1は固設されており、下型2は上型1と同軸的にして垂
直方向に移動自在に設けられている。また、これら成形
用金型の周囲を覆うようにして、箱型の成形室3が設け
られている。そして、成形室3の上部にはガス供給口4
が設けられ、成形用金型の酸化を防止するために不活性
ガス等の非酸化性ガスを常時成形室3内に流入できるよ
うになっている。さらに、成形室3の下面部の中央に
は、下型2が移動自在に嵌入する貫通孔3aが穿設され
ており、必要以上に成形室3内のガス圧が高まらないよ
うに、この貫通孔3aより非酸化性ガスが外部に放出さ
れるようになっている。また、成形室3の側壁には、上
型1の成形面1aに向けてガスを吐出するためのノズル
5aと、下型2の成形面2aに向けてガスを吐出するた
めのノズル5bが設けられている。
【0008】ノズル5aの先端は、上型1の成形面1a
の近傍に位置し、ノズル5bの先端は、下型2の成形面
2aの近傍に位置している。両ノズル5a,5bは、成
形室3の外部にて加熱室6に接続されており、加熱室6
内部にはヒータ(図示省略)が設けられている。そし
て、そのヒータは電源コード8と電源装置9に接続され
ている。また、加熱室6には非酸化性のガスを送り込む
ためのノズル7が接続されている。
【0009】(作用・効果)図2(a)に示すように、
ガス供給口4から成形室3内に非酸化性ガスが供給され
た状態において、図2(b)に示すように、所定温度ま
で加熱した成形用素材(本実施例ではガラス10)を、
成形室3内に設けた図示しない供給機構により下型2の
成形面2a上に載置する。その後、図示しない移動機構
により下型2を上型1に向けて上動させ、図2(c)に
示すように、上型1と下型2とによって所定形状のレン
ズを成形加工する。そして、レンズ10aが硬化するま
でこの状態を保った後、下型2を下動させて離型を行
い、成形室3に設けた図示しない取出窓からレンズ10
aを取り出す。このとき、図2(d)に示すように、上
型1および下型2の各成形面1a,2aには、異物11
が付着した状態となる。なお、この間、ノズル7から供
給される非酸化性のガスは加熱室6内にて成形用金型の
型温度程度(本実施例では、型温500℃、非酸化性ガ
ス温度510℃)に加熱されている。
【0010】下型2を所定の位置まで下げた後、各成形
面1a,2aに対して両ノズル5a,5bからそれぞれ
非酸化性ガスを数秒間吐出する。これにより、成形面1
a,2aに付着している異物11は吹き飛ばされる。こ
のとき、成形室3内にはガス供給口4から流入し、下型
2周辺の貫通孔3aから外部に放出するガス流があるの
で、ノズル5a,5bを介して吹き飛ばされた異物11
はそのガス流と共に外部に放出される。また、このと
き、非酸化性ガスは型温程度に加熱されているので、上
型1および下型2の温度を急冷することなく、成形面1
a,2aに付着した異物11が除去され、成形面1a,
2aの浄化が行われる。この後、ガス供給を断ち、ノズ
ル7から加熱室6内へ非酸化性ガスを供給し、加熱す
る。このように成形動作を行えば、上下型1,2を再度
昇温させる必要がなく、次回の成形動作を清浄となった
上下型1,2で行うことができる。
【0011】
【実施例2】 (構成)図3は本実施例の浄化装置を示すもので、前記
実施例1と同一部分については図1および図2と同一符
号をもって示し、その説明は省略する。図3において、
非酸化性ガスを成形面1a,2aに吐出させるノズル5
は、支持部材12と接続部材13とによりシリンダ14
に接続されており、シリンダ14により水平方向に進退
自在に設けられている。ノズル5にはノンフレームトー
チヒータを使用し、先端近傍の上部と下部にはそれぞれ
吐出孔15が各1個形成されている。
【0012】(作用・効果)本実施例の浄化装置では、
成形開始直前、ノズル5は上型1および下型2と接触し
ないように、シリンダ14により後退されている。成形
工程は前記実施例1と同様であるのでその説明は省略す
る。成形工程終了後、ノズル5の吐出孔15が成形面1
a,2aのほぼ中心に位置するところまで、シリンダ1
4の駆動によりノズル5を前進させる。次に、吐出孔1
5から成形面1a,2aに向けて非酸化性ガスを数秒間
吐出し、成形面1a,2aに付着している異物11を吹
き飛ばす。このとき、非酸化性ガスは型温度とほぼ同じ
温度になるようにノンフレームトーチ内のヒータにて加
熱する。吐出終了後、シリンダ14を駆動させ、ノズル
5が上下型1,2と接触しない位置まで後退させる。こ
の後の工程は前記実施例1と同様であるのでその説明は
省略する。本実施例によれば、実施例1と同様の効果に
加え、ノズル5に加熱室の作用をもたせたので、装置を
小型にすることができるとともに、吐出開始から終了ま
で均一な温度のガスを吐出させることができる。
【0013】
【実施例3】 (構成)図4は本実施例の浄化装置におけるノズル5の
先端を示すもので、ノズル5の先端は、成形面1a,2
aの曲率中心と吐出する位置におけるノズル5先端の曲
率中心とが一致するように曲面加工され、吐出孔15は
曲面上に対称となるように多数形成されている。その他
の構成は実施例2と同様であるので、説明を省略する。
【0014】(作用・効果)上下型1,2が大口径にな
ると、その横からガスを吐出したり、一つの孔からガス
を吐出した場合、成形面1a,2aに温度分布が生じ、
成形すると成形面1a,2aの温度分布によりガラスが
不均等に冷やされてアスを生じてしまうが、本実施例で
は成形面1a,2aに均等にガスがかかる構成としたの
で、成形面1a,2aに温度分布を生じることがない。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明の成形用金型の成
形面の浄化装置によれば、吐出するガスの温度を制御す
る手段を設けたので、成形用金型の成形面に対して、そ
の成形面と同程度の温度のガスを吐出することができ、
成形用金型の温度を冷やすことがなく、サイクルタイム
を短縮することができるとともに、成形用金型を急冷す
ることがないため、成形用金型にクラックなどが生じる
ことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の浄化装置を示す縦断面図で
ある。
【図2】同実施例1の装置を用いた浄化方法を示す工程
図である。
【図3】本発明の実施例2の浄化装置を示す縦断面図で
ある。
【図4】本発明の実施例3の浄化装置のノズルを示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 1a,2a 成形面 3 成形室 5,5a,5b ノズル 6 加熱室 7 ノズル 8 電源コード 9 電源装置 10 ガラス 10a レンズ 11 異物 15 吐出孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形室内に設けた成形用金型の成形面の
    近傍に、その成形面を浄化するためのガスを吐出するた
    めのノズルを配設し、成形加工が終了し、成形用金型か
    ら成形物を離型した後に、成形面にガスを吐出する成形
    用金型の成形面の浄化装置において、吐出するガスの温
    度を制御する制御手段を設けたことを特徴とする成形用
    金型の成形面の浄化装置。
JP19914393A 1993-07-16 1993-07-16 成形用金型の成形面の浄化装置 Withdrawn JPH0732373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19914393A JPH0732373A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 成形用金型の成形面の浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19914393A JPH0732373A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 成形用金型の成形面の浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0732373A true JPH0732373A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16402868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19914393A Withdrawn JPH0732373A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 成形用金型の成形面の浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0732373A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH699587A1 (de) * 2008-10-09 2010-04-15 Bak Thermoplastic Welding Tech Verfahren zur Reinigung von Werkzeugen für die Kunststoffverarbeitung und Einrichtung dafür.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH699587A1 (de) * 2008-10-09 2010-04-15 Bak Thermoplastic Welding Tech Verfahren zur Reinigung von Werkzeugen für die Kunststoffverarbeitung und Einrichtung dafür.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4682003A (en) Laser beam glass cutting
JP2002308634A (ja) 平板ガラスまたはガラスセラミック製品の部分成型方法及びそれを実施するための装置
JPH0732373A (ja) 成形用金型の成形面の浄化装置
US2724878A (en) Mold-forming machine
JP5308485B2 (ja) 微細構造体の剥離方法及び剥離装置
JP3208200B2 (ja) 薄板状注型成形品の製造方法及びその装置
JPS63137542A (ja) 鋳造金型清掃装置
JPH07116817A (ja) 鋳造方法および装置
JP3162174B2 (ja) 光学素子の成形方法
JPH06134771A (ja) プラスチック成形品のばり取り装置
JPH044254B2 (ja)
JP2003342026A (ja) ガラス用成形装置
JP2001039723A (ja) モールド成形装置及びモールド成形品の製造方法
JPS6244410A (ja) レジン屑除去方法および装置
JPS60244438A (ja) シエル中子のバリ除去法
JPH06256024A (ja) 光学素子の成形装置
JP2884029B2 (ja) 歯車の鍛造方法及びその鍛造装置
JP4849858B2 (ja) モールドプレス成形装置および光学素子の製造方法
JPH0671658A (ja) バリ取り装置
JP2855121B2 (ja) 薄肉材料の加熱延伸成形方法、及び、その装置
JPH0640570Y2 (ja) 成形装置
JPH04237553A (ja) 竪形ダイカストにおけるエアーブロー方法
JP2709587B2 (ja) パリソン成形方法およびそれに用いるプランジャ
JPH09150255A (ja) 金型キャビティ表面への冷却剤噴霧方法および噴霧装置
JPH07300323A (ja) 光学素子の製造装置および製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001003