JP3162174B2 - 光学素子の成形方法 - Google Patents

光学素子の成形方法

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JP3162174B2 JP11226192A JP11226192A JP3162174B2 JP 3162174 B2 JP3162174 B2 JP 3162174B2 JP 11226192 A JP11226192 A JP 11226192A JP 11226192 A JP11226192 A JP 11226192A JP 3162174 B2 JP3162174 B2 JP 3162174B2
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/12Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould

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  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス素材を加熱軟化
し一対の成形型間にて押圧成形にてレンズなどの光学素
子を成形する成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ガラス素材を加熱軟化した後、成形
可能な温度まで加熱された所望の成形面を成形した一対
の成形型間にて押圧成形して所望の成形面を成形する光
学素子の成形方法は知られている。この成形方法におい
て上記ガラス素材の温度を全体的に均一に保持すること
により光学素子に生じるヒケや歪を無くす方法の文献と
して、例えば特開昭62−226827号公報および特
開昭62−288119号公報などがある。この公報に
記載された方法は、前者は成形後に光学素子の歪を無く
す方法であり、後者は成形前に強制的にガラス素材の外
周部を中央部より加熱するという方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された胴型外周部に加熱用のヒーターを巻装着
する方法では、胴型にヒーターが接する部分と接しない
部分とがあり、このような構成では加熱ムラが生じ、ガ
ラス素材の外周部の温度を制御する際、一様な温度に制
御することが困難であるという問題があった。本発明
は、上記問題点に鑑みてなされたもので、簡単な手段で
押圧成形するガラス素材を一定の温度に保持すると共に
冷却時は、平均に冷却し、ヒケや歪の無い高品質の光学
素子を安価に成形できる光学素子の成形方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、ガ
ラス素材を加熱軟化して、上下一対の成形型間にて押圧
成形する成形方法において、上記成形型による成形中
は、成形中のガラス素材の転移点温度以上の温度の気体
を吐出し、成形後は転移点以下の温度の気体を吐出して
ガラス素材を成形する光学素子の成形方法である。ま
た、本発明は、加熱軟化したガラス素材を上下一対の成
形型間にて押圧成形する成形方法において、光学素材を
成形する際のガラス素材の冷却を防ぐためにガラス素材
の転移点温度以上の温度の気体をガラス素材に向けて吐
出し、成形後はガラス素材の冷却固化のために転移点以
下の温度の気体を吐出してガラス素材を成形する光学素
子の成形方法である。また、本発明は、加熱軟化したガ
ラス素材を上下一対の成形型間にて押圧成形する成形方
法において、光学素材を成形する際の成形型自体の冷却
を防ぐためにガラス素材の転移点温度以上の温度の気体
を吐出し、冷却どきはガラス素材の冷却固化のために転
移点以下の温度の気体を吐出してガラス素材を成形する
光学素子の成形方法である。
【0005】
【実施例1】本発明の光学素子の成形方法の具体例を図
1および図2に基づいて説明する。図1は、本発明の光
学素子の成形方法に係わる実施例1の要部を示す正面よ
りの断面図である。図2は、図1に続く工程の要部を示
す正面よりの断面図である。図に示すように、円柱形状
で先端面に成形面を形成した上型1が図示されない装置
の固定部材に固定装着されている。上型1の成形面と対
向した下方向位置の同軸上には、先端面に成形面を形成
した下型2が、図示されない装置の駆動手段と連設して
上下動可能に装着構成されている。
【0006】上記上型1と下型2とのそれぞれの先端面
(成形面)間には、押圧成形されたガラス素材6がドー
ナツ状の胴型5内に載置されて配設されている。即ち、
装置外にて胴型5の内径内に形成された段部上に、成形
される光学素材6を載置した胴型5を載置した胴型搬送
用アーム(図示省略)により搬送されて、前工程である
加熱手段(図示省略)にて成形可能な所望の加熱温度に
加熱軟化されて、予め成形されるガラス素材6の転移点
温度近くに加熱された上型1と下型2との間に搬送され
て、下型2が上昇駆動し上型1とにより押圧成形される
よう構成されている。
【0007】上記した上型1と下型2および胴型5とに
より、ガラス素材6の押圧成形中において、押圧成形中
のガラス素材6の冷却を防ぐために、上型1と下型2の
外周近傍に複数のノズル7,8,9,10を胴型5を中
心に上下均等に配設している。このノズル7,8,9,
10は図示しないが外部に設けた気体供給手段と接続さ
れており、上記成形中のガラス素材6の転移点温度以上
の気体11,12,13,14をガラス素材6に向けて
吐出して冷却を防止するよう構成している。また、ガラ
ス素材6が成形され、次の工程である冷却工程に入った
とき、ノズル7,8,9,10より転移点以下の気体1
5,16,17,18(図2)を吐出してガラス素材6
を冷却固化するよう外部に設けた気体供給手段を切換え
吐出するよう構成されている。なお、ガラス素材6に向
けて吐出した気体により、図1,図2で明らかなよう
に、上型1,下型2も気体の温度による影響をガラス素
材と同時に受けている。
【0008】次に上記構成による本実施例の成形方法を
説明する。まず、胴型搬送用アーム(図示省略)に載置
された胴型5上に載置したガラス素材6は、図示されな
い加熱手段により成形可能な状態にて加熱軟化されて、
上型1と下型2との間に搬送される。搬送されてきた胴
型5とガラス素材6の下方位置の下型駆動手段により下
型2が上昇移動して下型2の上端部外周縁辺部と胴型5
の下面に設けられた嵌合部とが当接嵌着し、更に上昇し
て胴型搬送アーム上より持ち上げて離脱する。離脱した
ガラス素材6の上端面は上型1の成形面に当接し押圧す
る。
【0009】上記下型2と上型1とによる押圧作動した
直後、押圧中のガラス素材6に対し、気体吐出用ノズル
7,8,9,10より、ガラス素材6の転移点温度以上
の気体11,12,13,14が所定の時間吐出(吹き
付ける)する。上記押圧成形中は気体11,12,1
3,14の吐出が続けられる。しかるのち(所定の成形
終了後)気体供給手段の切換え手段(いずれも図示省
略)により気体が切換えられて、気体吐出用ノズル7,
8,9,10よりガラス素材6の転移点以下の気体1
5,16,17,18をガラス素材6に向けて、数秒間
吐出されることによりガラス素材6は均等に冷却固化さ
れ、しかるのち、下型2を下降させることにより成形さ
れた光学素子は胴型5と共に胴型搬送アーム上に載置さ
れて外部に搬出し取り出されて成形を終了する。
【0010】上記成形方法による本実施例によれば、光
学素子を成形する際成形型自体を成形するガラス素材の
転移点以上の気体にて冷却を防ぎ、また、冷却どきは、
転移点以下の気体にて冷却するようにノズルを成形型の
周辺近傍に配設したことにより加熱のムラを無くすこと
ができ、またガラス素材の肉厚部と肉薄部の温度差を無
くすことができ、歪の無い光学素子を成形することがで
きる利点は大きい。
【0011】
【実施例2】図3に基づき本発明の実施例2を説明す
る。図3は、本発明の光学素子の成形方法に係わる実施
例2の要部を示す正面よりの断面図である。なお、図中
において上記実施例1と同一部材、同一形状、同一構成
については、同一符号を付しその説明は省略する。
【0012】本実施例と上記実施例1との相違点は、図
1に示すように所望の温度に加熱軟化されて上型1と下
型2との間に搬送されて胴型5上に載置されたガラス素
材6が、成形中において所望の温度を保持するために配
設した気体吐出用ノズル7,8,9,10の配設位置を
変えたことである。図3に示すように、上型1と下型2
との間には胴型用搬送アーム7にて搬送されてきた、ガ
ラス素材6を載置した胴型5が配置し、この胴型5の外
周面には複数の気体吐出用ノズル19,20,22,2
3,24,25,26が配設されている。この気体吐出
用ノズル19,20,21,22,23,24,25,
26は、ガラス素材6の成形中はガラス素材6の転移点
温度以上の気体27,28,29,30,31,32,
33,34を吐出し、ガラス素材6の成形後の冷却時に
は、転移点温度以下の気体を吐出して冷却される。
【0013】上記構成と作用による本実施例によれば、
気体吐出用ノズル19,20,21,22,23,2
4,25,26を胴型5の周面に配設したことにより加
熱を必要箇所のみへ均一に行うことができる。また冷却
時においても同様に必要箇所のみへ一様に冷却すること
ができる。また、同一ノズルにより加熱と冷却用気体を
吐出できるので、他の形状の光学素子の成形にも応用で
きるなどの利点は大きい。
【0014】なお、上記実施例1と2共に成形する光学
素子を凸レンズにて説明したが、本発明は、凸レンズに
限定されるものではなく、他の形状のレンズ、例えば凹
レンズの成形においても適用可能であることは勿論であ
る。
【0015】
【発明の効果】上記した光学素子の成形方法によれば、
成形型による成形中は、成形するガラス素材の転移点以
上の温度まで吐出された気体によりガラス素材を常に一
様な温度に保つようにすることができ、冷却時は、ガラ
ス素材の転移点以下の温度で吐出された気体により速や
かに一様に冷却することができるので、高品質の光学素
子が安価に生産性よく成形できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学素子の成形方法の実施例1の要部
を示す正面よりの断面図である。
【図2】図1に続く成形作用を示す正面よりの断面図で
ある。
【図3】本発明の光学素子の成形方法の実施例2の要部
を示す正面よりの断面図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 段部 4 胴型搬送用アーム 5 胴型 6 ガラス素材 7,8,9,10,19,20,21,22,23,2
4,25,26気体吐出用ノズル 11,12,13,14,27,28,29,30,3
1,32,33,34転移点以上の気体 15,16,17,18 転移点以下の気体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 11/12 C03B 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス素材を加熱軟化して、上下一対の
    成形型間にて押圧成形する成形方法において、上記成形
    型による成形中は、成形中のガラス素材の転移点温度以
    上の温度の気体を吐出し、成形後は転移点以下の温度の
    気体を吐出してガラス素材を成形することを特徴とする
    光学素子の成形方法。
  2. 【請求項2】 加熱軟化したガラス素材を上下一対の成
    形型間にて押圧成形する成形方法において、光学素材を
    成形する際のガラス素材の冷却を防ぐためにガラス素材
    の転移点温度以上の温度の気体をガラス素材に向けて吐
    出し、成形後はガラス素材の冷却固化のために転移点以
    下の温度の気体を吐出してガラス素材を成形することを
    特徴とする光学素子の成形方法。
  3. 【請求項3】 加熱軟化したガラス素材を上下一対の成
    形型間にて押圧成形する成形方法において、光学素材を
    成形する際の成形型自体の冷却を防ぐためにガラス素材
    の転移点温度以上の温度の気体を吐出し、冷却どきはガ
    ラス素材の冷却固化のために転移点以下の温度の気体を
    吐出してガラス素材を成形することを特徴とする光学素
    子の成形方法。
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