JPH0648749A - リング状レンズの製造方法及び装置 - Google Patents
リング状レンズの製造方法及び装置Info
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- JPH0648749A JPH0648749A JP4218562A JP21856292A JPH0648749A JP H0648749 A JPH0648749 A JP H0648749A JP 4218562 A JP4218562 A JP 4218562A JP 21856292 A JP21856292 A JP 21856292A JP H0648749 A JPH0648749 A JP H0648749A
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- Japan
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- ring
- shaped lens
- shear
- mold
- molding
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/06—Construction of plunger or mould
- C03B11/10—Construction of plunger or mould for making hollow or semi-hollow articles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い形状精度と面性状とを有し、内外径の寸
法精度も高精度に形成されたリング状レンズを容易に大
量生産できる製造方法及び装置を提供することを目的と
している。 【構成】 双方とも円筒形状である上型5下型6間に加
熱軟化したガラス素材18を搬送し、上下型5、6にて
このガラス素材18を押圧成形し、上型5内に備えられ
た円筒形状の切断シャー7を摺動下降させることにより
ガラス素材18に貫通させて、リング状レンズを得る。
法精度も高精度に形成されたリング状レンズを容易に大
量生産できる製造方法及び装置を提供することを目的と
している。 【構成】 双方とも円筒形状である上型5下型6間に加
熱軟化したガラス素材18を搬送し、上下型5、6にて
このガラス素材18を押圧成形し、上型5内に備えられ
た円筒形状の切断シャー7を摺動下降させることにより
ガラス素材18に貫通させて、リング状レンズを得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い形状精度と良好な
光学面性状を有するリング状レンズを成形できるリング
状レンズの製造方法及び装置に関する。
光学面性状を有するリング状レンズを成形できるリング
状レンズの製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筒状の管内を観察する医療用もし
くは工業用の内視鏡において、管内壁面を均等に照明す
べく、リング形状のガラス光学素子を用いることが提案
されている。このような光学素子を製造するには、一般
に光学ガラスブランク(ダイレクトプレス製型押し生
地)に研削・研磨加工を施した後、内外周部を機械加工
により除去していた。また、このような研削研磨加工を
必要としないレンズ成形技術として、押圧成形のみによ
り高い形状精度と表面質とを有するプレスレンズを製造
する方法が実用化されているが、かかる技術はリング状
レンズの成形には適用不可能であり、全面が凸面または
凹面のレンズのみに適用範囲は限られる。このような技
術では従来のカメラ用ないしは光信号ピックアップ用の
レンズを製造することはできても本発明の目的とするリ
ング状レンズを製造することはできない。
くは工業用の内視鏡において、管内壁面を均等に照明す
べく、リング形状のガラス光学素子を用いることが提案
されている。このような光学素子を製造するには、一般
に光学ガラスブランク(ダイレクトプレス製型押し生
地)に研削・研磨加工を施した後、内外周部を機械加工
により除去していた。また、このような研削研磨加工を
必要としないレンズ成形技術として、押圧成形のみによ
り高い形状精度と表面質とを有するプレスレンズを製造
する方法が実用化されているが、かかる技術はリング状
レンズの成形には適用不可能であり、全面が凸面または
凹面のレンズのみに適用範囲は限られる。このような技
術では従来のカメラ用ないしは光信号ピックアップ用の
レンズを製造することはできても本発明の目的とするリ
ング状レンズを製造することはできない。
【0003】このことを、特開昭63−248727号
公報を例に説明する。同公報では溶融ガラスをオリフィ
スより流出させ、リング状の胴型シャーと成形型にて前
記溶融ガラスをシャーマークの残る下端部が含まれない
ように切断し、次いで、切断したガラス塊を前記胴型シ
ャー内の成形型と前記成形型により成形する方法であ
り、また、他の手段として溶融ガラスをオリフィスより
流出させ、一対のリング状の胴型シャーにて前記溶融ガ
ラスをシャーマークの残る下端部が含まれないように切
断し、次いで、切断した溶融ガラス塊を前記各胴型シャ
ー内に配備した成形型により成形する方法である。
公報を例に説明する。同公報では溶融ガラスをオリフィ
スより流出させ、リング状の胴型シャーと成形型にて前
記溶融ガラスをシャーマークの残る下端部が含まれない
ように切断し、次いで、切断したガラス塊を前記胴型シ
ャー内の成形型と前記成形型により成形する方法であ
り、また、他の手段として溶融ガラスをオリフィスより
流出させ、一対のリング状の胴型シャーにて前記溶融ガ
ラスをシャーマークの残る下端部が含まれないように切
断し、次いで、切断した溶融ガラス塊を前記各胴型シャ
ー内に配備した成形型により成形する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報で
開示された成形方法では、溶融ガラスを素材として用い
ていたので、成形レンズの成分揮発による失透、黄変や
光学特性(屈折率・分散)の劣化、ばらつきを防止する
ために高温下での高度な温度コントロールが必要になっ
た。また、溶融ガラスという1000℃以上の非常に高
温な素材を押圧成形するため、長時間の型寿命の維持並
びに精密転写性の確保が非常に困難であり、実現には大
がかりな設備が必要になった。さらに、同公報には本発
明の目的とするリング形状即ち内周部の成形方法は全く
記載されることがなく、単にオリフィスより流出した溶
融ガラスをリング状の胴型シャーと成形型にて切断、成
形することが記載されていたにとどまる。
開示された成形方法では、溶融ガラスを素材として用い
ていたので、成形レンズの成分揮発による失透、黄変や
光学特性(屈折率・分散)の劣化、ばらつきを防止する
ために高温下での高度な温度コントロールが必要になっ
た。また、溶融ガラスという1000℃以上の非常に高
温な素材を押圧成形するため、長時間の型寿命の維持並
びに精密転写性の確保が非常に困難であり、実現には大
がかりな設備が必要になった。さらに、同公報には本発
明の目的とするリング形状即ち内周部の成形方法は全く
記載されることがなく、単にオリフィスより流出した溶
融ガラスをリング状の胴型シャーと成形型にて切断、成
形することが記載されていたにとどまる。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、従来実現不可能であった高い形状精度と面性状とを
有し、内外径の寸法精度も高精度に形成されたリング状
レンズを容易に大量生産できる製造方法及び装置を提供
することを目的としている。さらに本発明では、取扱が
容易で光学特性もあらかじめ調質された平面形状のプリ
フォームを用いて、より生産性を向上させることを目的
とする。
で、従来実現不可能であった高い形状精度と面性状とを
有し、内外径の寸法精度も高精度に形成されたリング状
レンズを容易に大量生産できる製造方法及び装置を提供
することを目的としている。さらに本発明では、取扱が
容易で光学特性もあらかじめ調質された平面形状のプリ
フォームを用いて、より生産性を向上させることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る本発明のリング状レンズの製造装置
では、双方とも円筒形状である一対の成形型と、前記成
形型の内周部に摺動自在なシャーを備えることとした。
に、請求項1に係る本発明のリング状レンズの製造装置
では、双方とも円筒形状である一対の成形型と、前記成
形型の内周部に摺動自在なシャーを備えることとした。
【0007】また、請求項2に係る本発明のリング状レ
ンズの製造方法では、双方とも円筒形状である一対の成
形型間に加熱軟化したガラス素材を搬送し、一対の成形
型にてこのガラス素材を押圧成形し、金型内に備えられ
た円筒形状の切断部材(シャー)を摺動させることによ
りガラス素材に貫通させて、ガラス素材に貫通穴を形成
する。
ンズの製造方法では、双方とも円筒形状である一対の成
形型間に加熱軟化したガラス素材を搬送し、一対の成形
型にてこのガラス素材を押圧成形し、金型内に備えられ
た円筒形状の切断部材(シャー)を摺動させることによ
りガラス素材に貫通させて、ガラス素材に貫通穴を形成
する。
【0008】
【作用】上記構成からなる本発明のリング状レンズの製
造方法及び装置では、端面に所望の光学面(平面・球面
・自由曲面)が形成された円筒状の一対の上下型内周部
にシャーを嵌合させ、該上下型間に加熱軟化した平板状
の成形素材を搬送し、上下型により成形素材を押圧成形
する。そして、この押圧成形中に、シャーを型内周に沿
って摺動せしめ、成形レンズ内周部を貫通除去する。そ
の後、上下型を引き離してリング状に成形されたレンズ
を取り出す。
造方法及び装置では、端面に所望の光学面(平面・球面
・自由曲面)が形成された円筒状の一対の上下型内周部
にシャーを嵌合させ、該上下型間に加熱軟化した平板状
の成形素材を搬送し、上下型により成形素材を押圧成形
する。そして、この押圧成形中に、シャーを型内周に沿
って摺動せしめ、成形レンズ内周部を貫通除去する。そ
の後、上下型を引き離してリング状に成形されたレンズ
を取り出す。
【0009】すなわち、本発明によれば、軟化された成
形素材の押圧時にシャーで内周部を貫通除去する。そし
て、ガラス素材の上下型による転写、ならびにその後の
固化まで継続して上下型の押圧を行う。従って、貫通加
工の際に生じる歪や衝撃による光学面の変形が防止さ
れ、光学的品質の良好なリング状レンズが成形される。
形素材の押圧時にシャーで内周部を貫通除去する。そし
て、ガラス素材の上下型による転写、ならびにその後の
固化まで継続して上下型の押圧を行う。従って、貫通加
工の際に生じる歪や衝撃による光学面の変形が防止さ
れ、光学的品質の良好なリング状レンズが成形される。
【0010】以下、添付図面を参照して本発明に係るリ
ング状レンズの製造方法及び装置のいくつかの実施例を
説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同
一符号を付し、重複する説明を省略する。
ング状レンズの製造方法及び装置のいくつかの実施例を
説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同
一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0011】
【実施例1】まず、本発明の実施例1を説明する。図1
〜図5はリング状レンズの各製造工程ごとにおける製造
装置の断面図を示している。図示の通りこの装置は、図
面中央の成形機1と左側の加熱炉2および右側のアニー
ル炉3とからなっている。成形機1はリング状レンズの
レンズ面を押圧成形するとともに中心に貫通穴を形成す
るためのもの、加熱炉2は加工前にレンズ素材たるプリ
フォーム4を加熱軟化するためのもの、アニール炉3は
加工後のリング状レンズをアニール加熱するためのもの
である。プリフォーム4は光学ガラスを円板状に予め加
工したものである。
〜図5はリング状レンズの各製造工程ごとにおける製造
装置の断面図を示している。図示の通りこの装置は、図
面中央の成形機1と左側の加熱炉2および右側のアニー
ル炉3とからなっている。成形機1はリング状レンズの
レンズ面を押圧成形するとともに中心に貫通穴を形成す
るためのもの、加熱炉2は加工前にレンズ素材たるプリ
フォーム4を加熱軟化するためのもの、アニール炉3は
加工後のリング状レンズをアニール加熱するためのもの
である。プリフォーム4は光学ガラスを円板状に予め加
工したものである。
【0012】まず、成形機1には略厚肉円筒形状の上型
5と下型6とがどちらも上下動自在に設けられている。
これらはセラミック(Sic・Al203)や超硬材
(WC)からなるもので、両者の対向する端面には所望
の成形面が形成されている。そして、上型5内には上型
5とは独立に上下動自在にシャー7が内挿されている。
シャー7はセラミック製(またはカーボン製)で、先端
部に鋭利な切断刃が形成されている。そして、上型5、
下型6及びシャー7にはいずれも加熱手段(図示せず)
が備えられ、プリフォーム4の軟化点付近に温度調節が
なされている。また、8はノズルで窒素ガスなどの非酸
化性の気体を噴出するためのもの、9は位置決めリング
である。
5と下型6とがどちらも上下動自在に設けられている。
これらはセラミック(Sic・Al203)や超硬材
(WC)からなるもので、両者の対向する端面には所望
の成形面が形成されている。そして、上型5内には上型
5とは独立に上下動自在にシャー7が内挿されている。
シャー7はセラミック製(またはカーボン製)で、先端
部に鋭利な切断刃が形成されている。そして、上型5、
下型6及びシャー7にはいずれも加熱手段(図示せず)
が備えられ、プリフォーム4の軟化点付近に温度調節が
なされている。また、8はノズルで窒素ガスなどの非酸
化性の気体を噴出するためのもの、9は位置決めリング
である。
【0013】次に、加熱炉2について説明すれば、10
はヒータ、11は石英管でヒータ10に固定され炉内壁
をなす。また、12は断熱部材で炉外壁をなすものであ
る。そして、ヒータ10には通電装置並びに温度調節装
置(共に図示せず)が接続され、プリフォーム4の成形
に最適な温度に調節されている。一方、アニール炉3も
これと同様な構造となっており、ヒータ13、石英管1
4、断熱部材15からなっている。ただし、アニール炉
3は成形後のレンズ品質を安定化するためのものである
から、その温度は加熱炉2とは異なる温度に設定されて
いる。なお、加熱炉2と成形機1との間にはシャッター
16が、アニール炉3と成形機1との間にはシャッター
17がそれぞれ設けられている。
はヒータ、11は石英管でヒータ10に固定され炉内壁
をなす。また、12は断熱部材で炉外壁をなすものであ
る。そして、ヒータ10には通電装置並びに温度調節装
置(共に図示せず)が接続され、プリフォーム4の成形
に最適な温度に調節されている。一方、アニール炉3も
これと同様な構造となっており、ヒータ13、石英管1
4、断熱部材15からなっている。ただし、アニール炉
3は成形後のレンズ品質を安定化するためのものである
から、その温度は加熱炉2とは異なる温度に設定されて
いる。なお、加熱炉2と成形機1との間にはシャッター
16が、アニール炉3と成形機1との間にはシャッター
17がそれぞれ設けられている。
【0014】次に、この装置の動作を説明する。まず、
図1に示す如く、プリフォーム4の加熱を行う。プリフ
ォーム4はリング状の胴型18上に載置され、搬送アー
ム19により加熱炉2内に保持される。搬送アーム19
の先端にはU次形の把持部が設けられ、これに胴型18
を載置するようになっている。そして、搬送アーム19
はエアシリンダ(図示せず)にて水平方向に移動自在に
なっている。このようにして、プリフォーム4はガラス
の軟化点以上の温度にまで加熱される。
図1に示す如く、プリフォーム4の加熱を行う。プリフ
ォーム4はリング状の胴型18上に載置され、搬送アー
ム19により加熱炉2内に保持される。搬送アーム19
の先端にはU次形の把持部が設けられ、これに胴型18
を載置するようになっている。そして、搬送アーム19
はエアシリンダ(図示せず)にて水平方向に移動自在に
なっている。このようにして、プリフォーム4はガラス
の軟化点以上の温度にまで加熱される。
【0015】次に、図2に示す如く、シャッター16を
開いて、軟化したプリフォーム4を上型5及び下型6の
間に載置する。プリフォーム4を載置した胴型18の底
面外周には環状の突起部が設けられ、これが位置決めリ
ング9上に嵌着して位置決めが行われる。
開いて、軟化したプリフォーム4を上型5及び下型6の
間に載置する。プリフォーム4を載置した胴型18の底
面外周には環状の突起部が設けられ、これが位置決めリ
ング9上に嵌着して位置決めが行われる。
【0016】次に、図3に示す如く、上型5と下型6に
てリング状レンズ面の押圧成形を行う。下型6が上昇す
ると同時に上型5が下降し、プレス機構(図示せず)に
よりプリフォーム4を上下から押圧する。これにより円
筒状の上型5、下型6の対向面に形成された光学面がプ
リフォーム4の外周部に転写される。
てリング状レンズ面の押圧成形を行う。下型6が上昇す
ると同時に上型5が下降し、プレス機構(図示せず)に
よりプリフォーム4を上下から押圧する。これにより円
筒状の上型5、下型6の対向面に形成された光学面がプ
リフォーム4の外周部に転写される。
【0017】次に、図4に示す如く、シャー7によりリ
ング状レンズの中央部の貫通穴を形成する。前述した上
型5と下型6とのプレス機構を作動維持させつつ、シャ
ー7の駆動機構(図示せず)を作動させ、リング状レン
ズ20の内周に沿って切断除去を行う。また、除去され
たガラス塊21はノズル8から噴出された気体の圧力に
より下型6内を下降し、搬送部材22上に落下する。
ング状レンズの中央部の貫通穴を形成する。前述した上
型5と下型6とのプレス機構を作動維持させつつ、シャ
ー7の駆動機構(図示せず)を作動させ、リング状レン
ズ20の内周に沿って切断除去を行う。また、除去され
たガラス塊21はノズル8から噴出された気体の圧力に
より下型6内を下降し、搬送部材22上に落下する。
【0018】最後に、上型5と下型6とを引き離し、搬
送アーム23により胴型18とともにリング状レンズ2
0を取り出す。そして、アニール炉3内にて成形品質の
安定化に必要な所定の加熱処理を行えば、良好な光学性
能、高い面精度を有するリング状レンズ20を得ること
ができる。なお、切断除去されたガラス塊21は搬送部
材22にて外部に搬送される。
送アーム23により胴型18とともにリング状レンズ2
0を取り出す。そして、アニール炉3内にて成形品質の
安定化に必要な所定の加熱処理を行えば、良好な光学性
能、高い面精度を有するリング状レンズ20を得ること
ができる。なお、切断除去されたガラス塊21は搬送部
材22にて外部に搬送される。
【0019】
【実施例2】次に、本発明の実施例2について、実施例
1と異なる部分を説明する。図6はリング状レンズの製
造装置の押圧成形中の様子を示す断面図であり、図7は
貫通穴加工中の様子を示す断面図である。図示の通りこ
の装置では、シャー7に超音波発生装置24を接続し
て、シャー4を超音波ホーンとして作用させている。従
って、リング状レンズ20の中央部切断時の負荷を軽減
し、容易に貫通加工を行うことができる。そして、押圧
により創成された高精度な光学鏡面に歪や変形を発生さ
せることなく貫通加工を行うことができる。特に、上型
5、下型6との接触によりガラス温度が低下して転移点
以下の固化状態になった場合においても、容易に貫通加
工を行うことができる。
1と異なる部分を説明する。図6はリング状レンズの製
造装置の押圧成形中の様子を示す断面図であり、図7は
貫通穴加工中の様子を示す断面図である。図示の通りこ
の装置では、シャー7に超音波発生装置24を接続し
て、シャー4を超音波ホーンとして作用させている。従
って、リング状レンズ20の中央部切断時の負荷を軽減
し、容易に貫通加工を行うことができる。そして、押圧
により創成された高精度な光学鏡面に歪や変形を発生さ
せることなく貫通加工を行うことができる。特に、上型
5、下型6との接触によりガラス温度が低下して転移点
以下の固化状態になった場合においても、容易に貫通加
工を行うことができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリング状
レンズの製造方法及び装置によれば、内視鏡の光学系に
必要とされながら従来実現不可能であった、高い形状精
度と面性状とを有し、内外径の寸法精度も高精度に形成
されたリング状レンズをきわめて容易に、しかも生産性
よく、大量生産することができる。
レンズの製造方法及び装置によれば、内視鏡の光学系に
必要とされながら従来実現不可能であった、高い形状精
度と面性状とを有し、内外径の寸法精度も高精度に形成
されたリング状レンズをきわめて容易に、しかも生産性
よく、大量生産することができる。
【図1】実施例1のリング状レンズの製造装置による、
加熱中の様子を示す断面図である。
加熱中の様子を示す断面図である。
【図2】実施例1のリング状レンズの製造装置による、
成形直前の様子を示す断面図である。
成形直前の様子を示す断面図である。
【図3】実施例1のリング状レンズの製造装置による、
押圧成形中の様子を示す断面図である。
押圧成形中の様子を示す断面図である。
【図4】実施例1のリング状レンズの製造装置による、
貫通穴加工中の様子を示す断面図である。
貫通穴加工中の様子を示す断面図である。
【図5】実施例1のリング状レンズの製造装置による、
アニール加熱中の様子を示す断面図である。
アニール加熱中の様子を示す断面図である。
【図6】実施例2のリング状レンズの製造装置による、
押圧成形中の様子を示す断面図である。
押圧成形中の様子を示す断面図である。
【図7】実施例2のリング状レンズの製造装置による、
貫通穴加工中の様子を示す断面図である。
貫通穴加工中の様子を示す断面図である。
1 成形機 2 加熱炉 3 アニール炉 4 プリフォーム 5 上型 6 下型 7 シャー 8 ノズル 9 位置決めリング 10,13 ヒータ 11,14 石英管 12,15 断熱部材 16,17 シャッター 18 胴型 19,23 搬送アーム 20 リング状レンズ 21 ガラス塊 22 搬送部材 24 超音波発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G02B 23/26 B 7132−2K
Claims (2)
- 【請求項1】 双方とも円筒形状である一対の成形型
と、前記成形型の内周部に摺動自在なシャーを備えたこ
とを特徴とするリング状レンズの製造装置。 - 【請求項2】 双方とも円筒形状である一対の成形型間
に加熱軟化したガラス素材を搬送し、一対の成形型にて
このガラス素材を押圧成形し、金型内に備えられた円筒
形状の切断部材(シャー)を摺動させることによりガラ
ス素材に貫通させて、ガラス素材に貫通穴を形成するこ
とを特徴とするリング状レンズの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4218562A JPH0648749A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | リング状レンズの製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4218562A JPH0648749A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | リング状レンズの製造方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648749A true JPH0648749A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16721890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4218562A Withdrawn JPH0648749A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | リング状レンズの製造方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648749A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004060216A3 (en) * | 2002-12-20 | 2004-12-29 | Bausch & Lomb | Apparatus and method for cutting an intraocular lense from a blank |
WO2010103869A1 (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-16 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 単結晶光学レンズの製造方法 |
CN118324395A (zh) * | 2024-06-13 | 2024-07-12 | 南通朗和精工科技有限公司 | 一种便于操作的光学透镜压制装置 |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP4218562A patent/JPH0648749A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004060216A3 (en) * | 2002-12-20 | 2004-12-29 | Bausch & Lomb | Apparatus and method for cutting an intraocular lense from a blank |
WO2010103869A1 (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-16 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 単結晶光学レンズの製造方法 |
JP4745460B2 (ja) * | 2009-03-09 | 2011-08-10 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 単結晶光学レンズの製造方法 |
CN118324395A (zh) * | 2024-06-13 | 2024-07-12 | 南通朗和精工科技有限公司 | 一种便于操作的光学透镜压制装置 |
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