JP2975168B2 - ガラスレンズの離型方法 - Google Patents

ガラスレンズの離型方法

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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/68Means for parting the die from the pressed glass other than by cooling or use of a take-out

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスレンズなどの光
学素子をプレス成形にて成形した成形品を成形型より離
型する離型方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時において、ガラスレンズなどの光学
素子をプレス成形により成形した成形品を成形型より離
型する方法を開示した文献としては、特開昭63−15
6022号公報がある。この公報に開示されている離型
方法は、光学機能面を形成する成形面以外の部位に開口
された管路を設け、この管路に高圧ガスを供給して型に
付着した成形品を離型するようにした技術である。
【0003】上記公報による技術は、光学有効面を形成
する成形面以外の部位に、開口された管路を成形型内に
設けているため、管路周辺は温度が低くなってしまう。
そのため、プレス成形時のガラス素材の均一な収縮を防
げてしまい精密な転写性が得られにくいという問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題点に鑑みてなされたもので、成形型面上に温度分布を
与えることなく、精密なプレス成形において高精度の転
写精度を得るようにしたガラスレンズの離型方法を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、加
熱軟化したガラス素材を一対の成形型によりプレス成形
するガラスレンズの成形方法において、同一軸線上に対
向配設された余剰ガラス素材のはみ出し部を有する成形
型および上記一対の成形型のいずれか一方の成形型の外
周に嵌合構成した離型スリーブの成形面にて被成形レン
ズの外周面を形成することにより、被成形レンズの有効
径外に成形型および離型スリーブの成形面にて被成形レ
ンズの離型用フランジ部を被成形レンズ外周に一体成形
すると共に、上記離型用フランジ部上面より圧力を加え
て成形型又は離型スリーブの成形面よりガラスレンズを
離型するようにしたガラスレンズの離型方法である。ま
た本発明は、加熱軟化したガラス素材を一対の成形型に
よりプレス成形するガラスレンズの成形方法において、
同一軸線上に対向配設された余剰ガラス素材のはみ出し
部を有する成形型および上記一対の成形型のいずれか一
方の成形型の外周に嵌合構成した離型スリーブの成形面
にて被成形レンズの外周面を形成することにより、被成
形レンズの有効径外に成形型および離型スリーブの成形
面にて被成形レンズの離型用フランジ部を被成形レンズ
外周に一体成形すると共に、上記離型用フランジ部を離
型スリーブの成形面を介して冷却した後に成形型又は離
型スリーブの成形面よりガラスレンズを離型するように
したガラスレンズの離型方法である。
【0006】
【実施例1】本発明のガラスレンズの離型方法の実施例
を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のガラスレ
ンズの離型方法の実施例1の要部を示す正面よりの断面
図である。図2は、図1の状態より作動移行した離型状
態を示す要部の作用断面図である。図3は、図2の離型
状態とは別の離型方法による離型状態を示す要部の作用
断面図である。
【0007】図1に示す符号1と2は、成形された両凸
面形状のガラスレンズ3をプレス成形する円柱形状に形
成され、同軸上に上下移動するよう構成された上型と下
型である。この上型1と下型2のそれぞれの対向する面
は、ガラスレンズ3をプレス成形するために所望の鏡面
仕上げに加工形成された成形面4と5を有している。
【0008】上型1の外周には、円筒形状の離型スリー
ブ6が嵌合装着して上記上型1を上下方向に摺動するよ
うに構成されている。この離型スリーブ6の下端部内周
には、所望の深さに形成され、離型時にガスなどの気体
を送気する溝状の流路7が形成されている。即ち、成形
されるガラスレンズ3の成形下端面の外径面が離型スリ
ーブ6の下端面と同一面状になる位置に構成し送気され
る圧力気体が流路7内に均等充填する深さの位置に流路
7が形成されている。また離型スリーブ6の外周面の上
記流路7の深部位置間には、孔を穿設して外部に設けた
ガス供給手段と接続構成したガス噴出ノズル8が接続構
成されている。また、この離型スリーブ6の内周面、即
ち、上記流路7の外周面には、成形されるガラスレンズ
3の外径面を成形する成形面9が形成されている。
【0009】次に、上記構成よりなる上型1と下型2に
よるガラスレンズ3の成形方法および離型方法を説明す
る。まず上型1と下型2とを上下方向にそれぞれ移動さ
せ型間に所望の間隔を設けた状態にし、その間隔間の下
型2の成形面5上に予め加熱軟化された軟化ガラスを供
給し、その軟化ガラスを上型1と下型2とを移動させて
押圧プレス成形する。この押圧により上型1と下型2の
それぞれの成形面4と5および離型スリーブ6の成形面
9とにより、ガラスレンズ3が成形される。
【0010】しかるのち、上型1と下型2間に成形され
たガラスレンズ3を離型する。この場合は、まず下型2
を下方向に移動させることにより、下型2の成形面5と
ガラスレンズ3との離型が行われる。続いて、図示して
ないガス供給装置を駆動してガス噴出ノズル8より、N
2,Ar2,He2ガスなどの不活性ガス(図にはN2
を示す)を噴出させることにより、ガスはガス噴出ノズ
ル8より流路7内に噴出し充満する。充満した流路7内
のガスはガラスレンズ3の外周縁よりはみ出た余剰外周
部上面を押圧力として加わり、上型1の成形面4からガ
ラスレンズ3の離型が行われる。離型されたガラスレン
ズ3は、予め上型1の下方位置に配設された左右(図
2)方向に移動構成された搬送アーム10上に落下し、
外部に搬出される。
【0011】上記実施例において、成形されたガラスレ
ンズ3を下型2の下降移動にて離型し、次に不活性ガス
をガス噴出ノズル8より噴出させて上型1から離型させ
ると共に離型スリーブ6より離型するという順序で離型
しているが、必ずしも上記に限るものではなく、図3に
示すように上型1の上昇移動と下型2の下降移動とを同
時移動させて成形面4と5をそれぞれ離型させた後、ガ
ス供給装置を駆動させてガス噴出ノズル8より不活性ガ
スを噴出させて搬送アーム10上に落下させ外部に搬送
されるようにしてもよい。
【0012】
【実施例2】図4に基づいて本発明の実施例2を説明す
る。図4は、本発明のガラスレンズの離型方法の実施例
2の要部を示す正面よりの断面図である。なお図中にお
いて上記実施例1と同一構成および同一部材には同一符
号を用いその説明は省略する。
【0013】図に示すように、上型1の外周と嵌着構成
された離型スリーブ6の下端部外周一円に、成形された
ガラスレンズ3の外周のはみ出し余剰外周部を冷却する
冷却用パイプ11を内装した冷却リング装置12が一体
的に装着構成されている。この冷却リング装置12の基
端は、図示されていいないが、外部に設けられたフロン
などの冷却媒体を供給する装置と接続し、上記冷却用パ
イプ11内に送気して離型スリーブ6を介して成形され
たガラスレンズ3を冷却するよう構成されている。
【0014】上記構成による本実施例は、上記実施例1
と同様の成形方法にて成形した後、上型1の成形面4と
下型2の成形面5からガラスレンズ3を離型した後、冷
却供給装置を駆動し、フロンなどのガスを冷却リング1
1内に送気することにより、離型スリーブ6は冷却され
る。この冷却により離型スリーブ6の成形面9は冷却さ
れて、成形面9よりガラスレンズ3の離型をし易くした
のち、離型を行いその後不活性ガスの噴出により離型が
行うものである。
【0015】
【実施例3】図5に基づいて本発明の実施例3を説明す
る。図5は、本発明のガラスレンズの離型方法の実施例
3の要部を示す正面よりの断面図である。なお図中にお
いて、上記実施例1と同一構成および同一部材には、上
記実施例2と同様に同一符号を用いその説明は省略す
る。
【0016】図に示すように、上型1の下端部外周に
は、成形したガラスレンズ3を離型するとき、不活性ガ
スが、ガス噴出ノズル8の接続口より、噴出可能な位置
に段部13を形成し、その段部13に多孔質性リング1
4を一体的に装着構成されて離型スリーブ6の内周を上
下方向に摺動移動するように構成されて、成形されたガ
ラスレンズ3のはみ出し余剰外周部をガスの噴出圧力が
加わることにより離型するように構成されている。その
他の構成は、上記実施例1と同一であるので省略する。
【0017】なお、上記構成において多孔質リング14
としては、アルミナ,ムライトなどの耐熱性を有する材
料で構成されている。また上記構成においての上型1の
外周に形成する段部13のプレス成形面4の径寸法は、
成形されるガラスレンズ3の光学有効径寸法が形成され
る寸法に形成されている。
【0018】上記構成の本実施例によれば、上記した実
施例1と同様の成形方法にて成形を行い、離型時に不活
性ガスをガス噴出ノズル8より噴出させるように上型1
と一体的に構成した多孔リング14を介して成形された
ガラスレンズ3のはみ出し余剰外周部をガス圧力により
離型させるようにしたので、ガラスレンズ3の外径を必
要以上に大径に形成しなくてもよいなどの利点がある。
【0019】
【発明の効果】上記構成と方法による本発明によれば、
成形したガラスレンズを成形型の外周に設けた離型スリ
ーブのガス噴出手段にて、ガラスレンズの外径縁面を加
圧にて離型するようにしたため成形型面の温度分布を均
一にすることができたので、精密な転写ができて高品質
の光学素子が生産性よく成形できるという効果は大き
い。また、成形したガラスレンズを、成形型の外周に設
けた離型スリーブの成形面を介して外周一円から冷却す
るため、温度分布を均一にして離型が行えたので、精密
な転写ができて高品質の光学素子が生産性よく成形でき
るという効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラスレンズの離型方法の実施例1の
要部を示す正面よりの断面図である。
【図2】図1に示す方法の状態より移行した離型状態を
示す要部の作用断面図である。
【図3】図2に示す離型状態とは、別の離型方法による
離型状態を示す要部の作用断面図である。
【図4】本発明のガラスレンズの離型方法の実施例2の
要部を示す正面よりの断面図である。
【図5】本発明のガラスレンズの離型方法の実施例3の
要部を示す正面よりの断面図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 ガラスレンズ 4,5 プレス成形面 6 離型スリーブ 7 流路 8 ガス噴出ノズル 9 成形面 10 搬送アーム 11 冷却パイプ 12 冷却リング装置 13 段部 14 多孔性リング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱軟化したガラス素材を一対の成形型
    によりプレス成形するガラスレンズの成形方法におい
    て、同一軸線上に対向配設し、成形時に余剰ガラス素材
    のはみ出し部を有する成形型および上記一対の成形型の
    いずれか一方の成形型の外周に嵌合構成した離型スリー
    ブの成形面にて被成形レンズの外周面を成形することに
    より、被成形レンズの有効径外に一対の成形型および離
    型スリーブの成形面にて被成形レンズの離型用フランジ
    部を被成形レンズ外周に一体成形すると共に、上記離型
    用フランジ部上面より圧力を加えて成形型又は離型スリ
    ーブの成形面よりガラスレンズを離型するようにしたこ
    とを特徴とするガラスレンズの離型方法。
  2. 【請求項2】 加熱軟化したガラス素材を一対の成形型
    によりプレス成形するガラスレンズの成形方法におい
    て、同一軸線上に対向配設し、成形時に余剰ガラス素材
    のはみ出し部を有する成形型および上記一対の成形型の
    いずれか一方の成形型の外周に嵌合構成した離型スリー
    ブの成形面にて被成形レンズの外周面を成形することに
    より、被成形レンズの有効径外に一対の成形型および離
    型スリーブの成形面にて被成形レンズの離型用フランジ
    部を被成形レンズ外周に一体成形すると共に、上記離型
    用フランジ部を離型スリーブの成形面を介して冷却した
    後に成形型又は離型スリーブの成形面よりガラスレンズ
    を離型するようにしたことを特徴とするガラスレンズの
    離型方法。
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