JP2002137925A - ガラス素子の成形方法 - Google Patents

ガラス素子の成形方法

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JP2002137925A
JP2002137925A JP2000324448A JP2000324448A JP2002137925A JP 2002137925 A JP2002137925 A JP 2002137925A JP 2000324448 A JP2000324448 A JP 2000324448A JP 2000324448 A JP2000324448 A JP 2000324448A JP 2002137925 A JP2002137925 A JP 2002137925A
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glass
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glass element
hole
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Isamu Shigyo
勇 執行
Hiroyuki Kubo
裕之 久保
Tamakazu Yogo
瑞和 余語
Masayuki Tomita
昌之 冨田
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Canon Inc
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    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 軟化状態にある成形素材から、直接に精度の
良い形状を有する光学素子などのガラス素子を得る成形
方法、および、より安定的に、非接触でガラス素子を得
るための幾つかの手段を提供する。 【解決手段】 溶融軟化状態の成形品素材を少なくとも
上下一対の多孔質の型11,21からなる成形型を用い
て、各多孔質の型の成形面11a,21aから流体を噴
出させることにより、成形品素材と各型の成形面を非接
触の状態に保ちながら、成形品素材の形状を成形型の成
形面の形状に倣うように加圧成形し、ガラス素子を得る
方法において、少なくとも一方の、前記成形型の成形面
の一部に貫通孔31を設け、該貫通孔を介して、成形品
素材と成形面との間の流体圧力を調整しながら、前記成
形品素材を、所要形状に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、カメラ
やビデオカメラに用いられるレンズなどの光学ガラス素
子を熱間プレス加工で成形する、ガラス素子の成形方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の光学ガラス素子のプ
レス加工には、ガラスと型とを接触させて、所要の形状
を得る、転写式の熱間プレス成形が広く用いられてお
り、通常この成形には、胴型とその胴型に組み合わせら
れる複数の上下型部材よりなる成形用型が用いられてお
り、ここでは、加熱軟化状態にある成形素材をプレス
し、前記型部材の成形面に対応した形状を、前記成形素
材に転写し、その後、冷却を行い、前記型部材からガラ
ス素子を取り出すのである。
【0003】また、特公昭48−22977号や特開昭
59−195541号の公報には、多孔質材や超音波振
動を用いて型表面にガス膜を作り、その膜を介して、型
と成形素材である軟化ガラスとを非接触の状態で成形
し、レンズなどの光学ガラス素子を得る技術が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、成形型の成形面を成形素材に接触させて、形状
を転写し、成形素子を得るような、従来例では、加熱さ
れた型と成形素材とが直接に接触するために、成形素材
と型との間に融着が発生したり、また、成形時の型と成
形素材の温度差により、成形素材が不均一な熱収縮を起
こすことに起因する、形状の転写不良が発生するなどの
問題があった。
【0005】特に、成形素材がガラスである場合には、
成形温度が高いため、このような問題が顕著となり、生
産性向上のために、成形温度を上げて、成形時間を短縮
したり、高温の溶融ガラスから、直接に精密な形状のガ
ラス素子を得るには、大きな障壁となった。
【0006】更に、成形素材であるガラスと成形型の接
触による、ガラスと型材との反応や、型の表面の摩耗な
どにより、型が劣化し易く、融着や反応防止のために使
用される離型材との関係で、特に、光学素子のように、
精度の良いガラス素子を得るには、使用できる成形型の
材料も限定され、成形できるガラスの種類も限られたも
のとなるという問題があった。
【0007】上記のような問題を避けるために、前述の
特公昭48−22977号や特開昭59−195541
号の公報に所載の発明では、型と成形素材であるガラス
を接触させないで成形する技術が提唱されている。この
ように、ガラスと型とを非接触の状態で成形すること
は、融着防止に対して効果があるが、実際には、型と溶
融軟化状態にあるガラスとの間に介在するガス膜の圧力
を制御することが非常に困難で、特に、多孔質の成形面
からガスを噴出させると、成形面の中央の圧力が高くな
ってしまい、それ故、成形されたガラス素子が、ガスの
圧力により部分的に大きく窪んだり、また、逆に型に接
触したりするので、本来の目的とする形状と大きくかけ
離れる畏れがある。まして、精度の良いガラス素子を作
り出すのは非常に困難である。
【0008】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは、上記の問題点を解決
し、軟化状態にある成形素材から、直接に精度の良い形
状を有する光学素子などのガラス素子を得る成形方法を
提供することである。
【0009】また、本発明の他の目的とするところは、
より安定的に、非接触でガラス素子を得るための幾つか
の手段を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の問題を解決するた
めには、成形素材にかかる圧力、及びその分布を安定さ
せる必要があり、そのためには、成形素材と成形型の成
形面との間に存在する流体の厚さと圧力をできるだけ均
一にし、型と成形素材を常に非接触状態に保つ必要があ
る。
【0011】そこで、本発明では、溶融軟化状態の成形
品素材を少なくとも上下一対の多孔質の型からなる成形
型を用いて、各多孔質の型の成形面から流体を噴出させ
ることにより、成形品素材と各型の成形面を非接触の状
態に保ちながら、成形品素材の形状を成形型の成形面の
形状に倣うように加圧成形し、ガラス素子を得る方法に
おいて、少なくとも一方の、前記成形型の成形面の一部
に貫通孔を設け、該貫通孔を介して、成形品素材と成形
面との間の流体圧力を調整しながら、前記成形品素材
を、所要形状に成形することを特徴とする。
【0012】このような構成により、成形面から成形素
材へ掛かる圧力を、均一に近付けることが可能となる。
この時に、貫通孔の穴径を大きくしすぎたり、加圧成形
中において、成形速度(=変形速度)が早すぎたり、軟
化ガラスの粘度が低すぎたりすると、軟化したガラスが
貫通孔に入り込んでしまったり、貫通孔の形状を転写し
てしまうが、穴径と加圧成形中の軟化ガラスの温度と成
形速度とを、適時に選択することにより、軟化ガラスが
持つ表面張力により、ガラスが貫通孔に進入したり、孔
の形状を転写することを防止することができ、成形品の
所望の形状にすることが可能となる。
【0013】また、この時の貫通孔の穴径は、成形中の
ガラスの温度や成形速度や成形品の形状や大きさにも左
右されるが、最小値側では、小さすぎると成形面から噴
出する流体の勢いに負けて、流体の圧力が抜けずに当初
の目的を果たせなかったり、加工速度が遅くなり過ぎた
りするために、本発明の実施の形態では、最低、直径で
φ0.1mm程度が必要であり、最大値側でφ5mm以
下であれば、成形品に有害な痕跡を残すことなく、成形
することが可能である。更に、直径がφ2mm以下であ
れば、貫通孔の影響をほぼ完璧に残すことなく成形する
ことが可能である。
【0014】なお、本発明の実施の形態において、前記
貫通孔を型の成形面の中央に設け、この貫通孔を介し
て、各成形面より噴出する流体とは別個に、流体を供給
排出することにより、成形型の成形面と成形品素材との
間に介在する流体の圧力を調整することは、有効であ
る。
【0015】即ち、この構成においては、成形型の成形
面の中央に貫通孔を設けることにより、流体の圧力が、
特に、成形面の中央部の圧力が、周辺部より高くなる傾
向を防ぐことが可能となり、成形品素材の形状を、成形
面に対して、より近似させることができるようになる。
また、貫通孔から、任意に流体を供給排出制御すること
により、例えば、成形面が成形素材に接近する再に、貫
通孔より流体を吹出し、その周辺を窪ませた後、他の部
分を成形することにより、全体を、凹面形状に成形した
り、同様に、成形面と成形品素材の接近に際して、冷却
のために、流体を噴出させ、ある程度、成形品素材の表
層部のみを冷却し、固化させ、成形中において、成形面
と軟化ガラスの接触を防ぐようなことも可能となる。
【0016】また、加圧成形中においても、貫通孔から
抜き出す流体の圧力や流量を適時に制御することで、貫
通孔周辺の流体の圧力を調整することが可能となり、成
形素子に貫通孔の孔形状の転写を防いだり、成形素子の
形状をより成形面の形状に近い形状にすることが可能と
なる。更に、貫通孔の数や位置を選択工夫し、流体の圧
力分布を調整することにより、成形素子の色々な形状に
対応することも可能である。
【0017】以上述べたように、本発明により、流体を
噴出させることが可能な多孔質材からなる、成形面を持
つ成形型を用いて、非接触でガラス素子を得る際、成形
面に流体の圧力を調整するための貫通孔を設けることに
より、成形品の形状精度に大きく影響を及ぼす、成形素
材と成形面との間に介在する流体の圧力分布を、容易に
制御することが可能となり、精度の良い形状を有するガ
ラス素子を容易に得ることができる。
【0018】また、この方法で得られたガラス素子を、
再度研磨などの後加工により、より高精度なガラス素子
に仕上げる場合においても、この方法で得られたガラス
素子を用いることにより、従来から行われてきた研削の
工程をなくすことが可能となり、加工時間の大幅な短縮
を実現すると共に、環境に悪影響を及ぼすところの、研
削研磨加工で発生するガラススラッジの、大幅な削減が
可能となる。
【0019】
【本発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本
発明に係わる第1の実施の形態を、図1ないし図6を参
照して、具体的に説明する。図1は本発明で用いられる
成形装置の概略図と本発明に用いられる成形型の説明図
であり、図1において、成形型は、下型構成部材1と上
型構成部材2とから成り立っていて、更に構成部材1お
よび2は、それぞれ、下型部材11と、上型部材21
と、それらを保持する下型ホルダー12と上型ホルダー
22とで構成されている。
【0020】なお、ホルダー12および22には、流体
を型部材11および21にバランスよく供給分配するた
めの圧力室12aおよび22aが設けられており、更
に、ヒーター13および23、並びに、測温手段(図示
せず)が埋め込まれていて、型部材11および12と、
流体の温度を最終的に調整することができるように、工
夫されている。
【0021】また、符号11aおよび21aは、それぞ
れ、ガラス素子の形状を決定する下型部材11および上
型部材21の成形面を示しており、上型部材21には、
図示のように、これを貫通する貫通孔31が設けられて
おり、更に、この貫通孔31は、接続パイプ32を介し
て、流体供給・排出制御機33に連通されている。
【0022】この流体供給・排出制御機33には、流体
の大気開放口33aと供給口33bとが設けられてお
り、貫通孔31の流体の排出供給を、任意に制御できる
ようになっている。
【0023】また、構成部材1および2には、上下方向
の駆動装置(図示せず)が、それぞれ、取り付けられて
おり、各構成部材1および2が、それぞれ、独立に移動
できるようになっている。更に、ホルダー12および2
2には、図示のように、N2ガス供給用の接続パイプ1
4および24が接続されており、流量圧力調整器(図示
せず)により、任意の圧力及び流量に制御されたN2
スを、同様の制御器(図示せず)により、個別に制御さ
れるN2 ガスヒータ16および26と、耐熱性のあるフ
レキシブルチューブ15および25を介して、圧力室1
2aおよび22aに供給できるようになっている。そし
て、圧力室12aおよび22aに供給するN2 ガスの温
度、圧力、流量を、任意に制御できる構成となってい
る。このため、前記のヒーター13および23と協調し
て、成形面11aおよび21aより噴出するN2 ガスを
制御できるようになっている。
【0024】図2〜図4は、溶融軟化状態の溶融ガラス
を供給ノズルより成形型に供給し、更に、供給された溶
融ガラスを供給ノズルより切断分離するときまでの工程
説明図である。即ち、図2において、符号101は、溶
融軟化状態の溶融ガラス102を供給する供給ノズルで
あり、図3での、符号103aは、型部材11の成形面
11aの上に供給された、切断前の溶融ガラス塊を、ま
た、符号103bは、切断のための溶融ガラス102と
切断前の溶融ガラス塊103aの間で自然に形成される
括れを、また、図4での、符号104は、上述の括れの
結果、分離・切断されて、成形面11a上に得られた溶
融ガラス塊を、それぞれ、表わす。
【0025】次に、上記の成形装置を使用してガラス素
子を成形し、更に、最終製品に仕上げるまでの工程を、
図5および図6を用いて、具体的に説明する。なお、こ
こで成形されるガラス素子は、後で述べるような、簡単
な研磨により仕上げることが可能なレンズブランクであ
り、例えば、外径が26mm、レンズ面の曲率がそれぞ
れR:40mm、R:50mm、中心肉厚が4.8mm
の、両凸形状を有するものである。
【0026】また、このガラス素子の素材には、その温
度が1300℃の時に、101.5 dPa・s、1200
℃の時に、101.6 dPa・s、1100℃の時に、1
1. 8 dPa・s、1000℃の時に、102.2 dPa
・s、890℃の時に、10 2.9 dPa・s、720℃
の時に、105 dPa・s、610℃の時に、107. 6
dPa・s、498℃の時に、1013dPa・sの粘度
となるような、粘性特性を持ち、比重が3.05の光学
ガラスを用いた。
【0027】また、型部材11および21の材料とし
て、気孔率が30%であり、最大穴径が8ミクロンであ
る多孔質カーボンを用いており、流体には、型部材11
および21の酸化を防ぐために、窒素ガスを用いた。更
に、型部材21には、図1で示すように、内径:5mm
の貫通孔31を設ける。そして、それぞれ、型部材11
の成形面11aと型部材21の成形面21aとは、その
表面が多孔質の、穴部の窪みと貫通孔31の部分を除い
た面を、Rmax=0.3ミクロン以下となるように、
平滑に加工した。
【0028】ついで、このように加工準備した型部材1
1および21を、図1に示す成形装置に取り付け、図2
〜図4に示すような方法で、溶融ガラス塊を得た。ここ
で、この工程を、図2〜図4を用いて、より具体的に説
明する。まず、ガラス溶融炉(図示せず)で、ガラスを
溶融し、脱泡、均質化工程を経て、軟化状態の均質な溶
融ガラス102を準備し、更に、それをガラス供給ノズ
ル101へ導く。
【0029】そして、供給ノズル101自体の加熱温度
を1050℃に設定し、溶融ガラス102を流出させる
と共に、構成部材1を供給ノズル101の直下に持って
行き、図2に示すように、成形面11a上に、所定の容
量のガラスを受けた後、図3に示すように、構成部材1
を、矢印Aのように下方へ少し下げ、溶融ガラス102
と切断前の溶融ガラス塊103aの間に括れ103bを
発生させる。そして、括れ103bが自重と、溶融ガラ
スの表面張力により、切断に至るまで待機し、図4に示
すように、軟化状態の溶融ガラス塊104を得た。
【0030】このように、溶融ガラス102の切断工程
において、構成部材1を一旦、停止させることにより、
括れ103bの部分が冷やされることが少なくなり、自
重と表面張力により、自然に切断することが可能とな
る。このために、切断部にガラス素材が糸状に固化して
残ったり、通常、ガラスの切断に用いられる切断刃によ
る破断痕が残らない(このため、分離された溶融ガラス
塊104の表面には、有害な欠陥が生じない)。
【0031】また、この時の噴出N2 ガスの温度は、溶
融ガラスを成形面11aに受ける時に、ガラスの転移点
以下の温度である300℃に、その直後には、転移点近
くの温度である500℃になるように、ガスヒータ16
および13の温度を、それぞれ調整し、更に、N2 ガス
の流量も、溶融ガラス102を成形面11aに受ける直
前までは、毎分:20リッター、その後は、毎分:5リ
ッターとなるように制御した。
【0032】このようにすることで、溶融ガラス102
が成形面11aに達する前に溶融ガラス102の先端が
多少固化して、流動性が低下し、また、成形面11aか
ら噴出するN2 ガスの流量も増えるために、溶融ガラス
102の先端が、全く成形面11aに接触することな
く、しかも、前記の切断方法を用いられることと併せ
て、表面に全く欠陥がない溶融ガラス塊104が得られ
る。
【0033】次に、構成部材1を構成部材2の直下に移
動する。そして、構成部材1および2を用いて、溶融ガ
ラス塊104を成形するのであるが、その工程を、図
5、6を用いて、更に具体的に説明する。図5は、溶融
ガラス塊104を構成部材1および2で成形する直前の
状態を示しており、この時のガラスの粘度は、下型部材
11で受けている下面近傍の粘度が105 6.5dPa
・s、その他の部分が103 5 dPa・sであった。
【0034】次に、ガスヒーター16、26および1
3、23で、成形面11a、21aより噴出するN2
スの温度を、ガラスの粘度で約1013 dPa・sに相
当する500℃に制御し、また、流量を毎分5、20リ
ッターなるように制御し、同時に、流体供給・排出制御
機33を用いて、貫通孔31が大気開放となるように設
定した。その後、貫通孔31は大気開放のままで、構成
部材2を下降させ、溶融ガラス塊104が構成部材1、
2によるプレスで、変形を始めると同時に、各成形面1
1a、21aからのガス噴出流量を減少させる。
【0035】そして、図6に示すように、構成部材1、
2に保持された型部材11、12を閉じた時に、その流
量がそれぞれ毎分1.5および1リッターとなるよう
に、流量圧力調整器(図示せず)で制御し、溶融ガラス
塊104を成形面11a、21aの形状に倣し、所要の
ガラス素子105を得るのである。その後、流量はその
ままで、更に、N2 ガスの温度を400℃としてガラス
素子105を冷却し、ガラス素子105の内部の温度が
500℃以下になってから、構成部材1と2を引き離
し、型部材11、12を開放し、ガラス素子105を型
より取出した。
【0036】この時、ガラス素子105の上部の形状
は、若干のうねりを生じており、貫通孔31に対応する
部分も若干盛り上がった状態であったが、ガラスの表面
張力が働き、ガラスが貫通孔31の内部に大きく入り込
むような現象は観察されず、成形面21aの形状とほぼ
同じ形状となる。
【0037】一方、ガラス素子105の下部の形状は、
溶融ガラス塊104を得る、最初の段階の溶融ガラス1
02を受ける時に、N2 ガスの流量を多くして、溶融ガ
ラス102の先端を若干固化させているために、下部の
表層部分がやや硬く、内部が十分に軟らかい状態で、加
圧成形が行われるので、成形面11aに接触することな
く、また、成形面11aより噴出するN2 ガスによる部
分的な変形を受けることなく、ほぼ成形面11aの形状
に倣った形状となり、ガラス素子105全体の形状とし
ては、所望の形状を得ることができた。
【0038】次に、ガラス素子105のうねりを取るた
めに修正研磨を行った。通常のレンズの研削研磨加工で
は、レンズブランクにガラス流の切断痕や、型とガラス
の融着防止の離型剤の影響や型との接触によるうねり・
ヒケなどがあるために、研磨に際しては、まず、最低5
00μm程、表面を粗研削で除去し、更に、粗研削での
表面荒れを除去するために、表層を50μm程、精研削
で除去する必要があるが、本発明で得られたレンズブラ
ンクであるガラス素子105は、前述のような研削工程
を必要とせず、仕上げ研磨のみで、所望のレンズ形状に
仕上げることが可能であり、この時の研磨量は、厚み方
向で最大15μm程度で、光学性能を十分満足できるレ
ンズ表面を得ることができた。
【0039】このため、ここで発生する産業廃棄物の処
理に必要とする労力を削減でき、また、環境に悪影響を
及ぼすガラススラッジの発生量も大幅に低減でき、更
に、この修正研磨後に実施されるレンズの外周面を仕上
げる芯取り加工で発生する分も含めても、従来の研削・
研磨方法に比較し1/10以下とすることが可能とな
り、ガラススラッジの大幅削減の実現に大きく寄与する
ことが確認された。
【0040】因みに、上型部材21に貫通孔31を設け
ずに、同じ成形型で、上述のガラス素子105を成形し
た所、成形面21aより噴出させる流量が多いと、中央
部の圧力が高くなり、ガラス素子105の中心が、ガス
の圧力に負けて大きく窪み、さらに、窪みの内部が細波
を立てたような状態となり、逆に、流量を絞って行く
と、成形面と溶融ガラス塊104とが接触してしまう状
態となる。このように、どのように流量を変化させたと
しても、前述の貫通孔31を用いた結果に匹敵する、満
足な結果は得られなかった。
【0041】(第2の実施の形態)次に、第1の実施の
形態で用いた成形装置を用いて、直径がφ20.5m
m、凸面の曲率をR=40mm、凹面の曲率をR=20
mm、中心部の肉厚が2.0mmである凹メニスカス形
状のレンズブランクを成形した場合を、図7〜図9を参
照しながら説明する。図7において、符号121は上型
部材であり、それらにはレンズの光学面を形成する、第
1の実施の形態と同様に仕上げられた成形面121aが
形成されており、また、同様に成形面121aは、図示
のように、中央に内径:2mmの貫通孔31が明けられ
ている。また、下型部材11も、第1の実施の形態と
は、その外径の違いを除いて、同じように仕上げられて
いる。なお、下型部材11、上型部材121、および、
ガラス材料は、第1の実施の形態と同じものを用いた。
【0042】ついで、このように準備した上型構成部材
2を、第1の実施の形態と同様に、図1に示す成形装置
に取り付け、同様の方法で、軟化ガラス塊104を得
た。この時の窒素ガスの温度を、第1の実施の形態と同
じとし、更に、N2 ガスの流量を、溶融ガラス102を
成形面11aに受ける直前までは、毎分18リッター、
その後は、毎分4リッターとなるように設定した。
【0043】図7は溶融ガラス塊104を得た後、構成
部材1を構成部材2の直下に移動し、加圧成形する直前
の状態を示す図であり、この時の成形面11aおよび1
21aより噴出するN2 ガスの温度は500℃に設定
し、その流量はそれぞれ毎分4および10リッターと設
定した。その後、直ちに構成部材2を下降させ、上型部
材121の下端が溶融ガラス塊104の上部から1mm
程度の所に達した時に、貫通孔31から、200℃に設
定されたN2 ガスを、毎分1.5リッターの流量で噴出
させ、その間、構成部材2の下降を続けた。この時の状
態を図8に示す。
【0044】このように、下降途中で貫通孔31よりN
2 ガスを噴出させることにより、図8に示すように、溶
融ガラス塊104の上部中央に、N2 ガスの噴出と冷却
に依って、成形面121aの曲率にほぼ近似するような
窪み104aを形成させる。この際、その表面近傍のみ
が若干固化するような粘度(約108 dPa・s)にな
るまで、図8の状態を維持した。
【0045】その後、貫通孔31を大気開放の状態にし
て、更に、成形面11aおよび121aから噴出するN
2 ガスの温度をそのままに維持して、その流量が、図9
の状態の構成部材1、2により、型部材11、121が
閉じた状態になるまでに、それぞれ、毎分0.8リッタ
ーとなるように制御した。その後、N2 ガスの温度を室
温に切り替えて、溶融ガラス塊104を冷却してから、
構成部材1、2を離し、型部材11、121を開放し
て、凹メニスカス状のガラス素子であるレンズブランク
105aを取出した。
【0046】このように、一旦、溶融ガラス塊104の
上に成形面121aの曲率に近い形状の窪み104a
を、貫通孔31からのN2 ガスの噴出で形成し、更に、
この部分の表層のみを軽く固化した状態として、その状
態から、溶融ガラス塊104の上部中心に圧力が集中し
ないようにして加圧成形すると、窪み104aの部分
は、内部が軟らかく、ごく表面の部分のみが固化してい
るために、必要十分な厚さまで変形することが可能であ
り、また、このことにより、窪み104aの部分が貫通
孔31に入り込むこともなく、ガラス素子105aの上
部を成形面121aの曲率にほぼ等しい形状にすること
が可能である。
【0047】また、ガラス素子105aの下部も、第1
の実施の形態と同様の理由により、成形面11aに倣っ
た形状となり、ガラス素子105aの形状として、極僅
かなうねりを残す以外、ほぼ所望の全体形状を得ること
ができた。
【0048】次に、第1の実施の形態と同様に、ガラス
素子105aを研磨加工して、凹レンズを得たが、その
時の研磨量は、片面それぞれについて、最大で10μm
と、ごく僅かで済み、成形状態でのガラス素子105a
の形状精度が非常に良好であることが確認できた。
【0049】(第3の実施の形態)次に、図10に示す
ような装置を用いて、非球面レンズの近似形状である、
リヒートプレス用のブランクとしての、ガラス素子の成
形を行った。ここで成形するガラス素子の形状は、外
径:16mm、両面の曲率が、それぞれR=35mm、
R=30mm、中心厚が3.0mmの両凸形状である。
図10において、構成部材2は、第1の実施の形態と同
様の構成であり、下型構成部材1aにおいて、上型構成
部材2の型部材21と同様に、型部材11の成形面11
aに、貫通孔41が設けられており、その先には、接続
パイプ42を介して、流体供給排出制御機43が連通さ
れている。
【0050】また、流体供給排出制御機43には、流体
供給排出制御機33と同様に、流体の大気開放口43a
と供給口43bが設けられており、貫通孔41の流体の
排出供給を任意に制御できるようになっている。また、
この実施の形態では、貫通孔41、31の内径を、それ
ぞれ2mm、1.5mmとし、使用した型の材料や、ガ
ラス材料は、第1の実施の形態と同じものを用いた。
【0051】次に、図2〜図6および図10を用いて、
成形の工程を具体的に述べる。まず、図2に示すよう
に、図10における構成部材1aを、ガラス供給ノズル
101の直下に移動し、溶融ガラス102を受けた。こ
の時、流体供給排出制御機43およびヒーター13、1
6を制御し、貫通孔41より200℃のN2 ガスを毎分
2リッター、成形面11aより400℃のN2 ガスを毎
分3リッター吹き出し、溶融ガラス102の先端部を多
少固化させながら、溶融ガラス102を成形面11aの
上に受け、溶融ガラス102が成形面11a上に達する
と同時に、貫通孔41からのN2 ガスの噴出を停止させ
る。
【0052】更に、図3に示すように、溶融ガラス10
2が成形面11a上に所定量、溜まった所で、構成部材
1aを下降させて、切断前の溶融ガラス塊103aと溶
融ガラス102の間に括れ103bを生成させ、ここで
切断させて、図4に示すような、溶融ガラス塊104を
得た。このように、溶融ガラス102を受ける際に、貫
通孔41よりN2 ガスを噴出させ、溶融ガラス102の
先端部のみを、多少固化させることにより、溶融ガラス
102が成形面11aに接触したり、また、貫通孔41
の内部に食い込むことなく、安定的に溶融ガラス塊10
4を得ることができる。また、この時、溶融ガラス塊1
04の内部の温度は、十分に高く、容易に変形が可能で
あるため、次の工程である加圧成形を確実にすることが
可能となる。
【0053】次に、第1および第2の実施の形態と同様
に、構成部材1aを構成部材2の直下に移動し(図5に
相当する)、貫通孔31、41を大気開放とし、成形面
11aおよび21aから、500℃のN2 ガスを、それ
ぞれ毎分0.6、2リッター噴出させながら、徐々に構
成部材2を下降させ、溶融ガラス104が成形面1a、
2によって、ガス膜を介して、変形を始めると同時に、
成形面21aからのガス流量を減少させ、図6に示すよ
うに、構成部材1a、2における型部材11、21が閉
じた時に、そのガス流量が毎分0.6リッターとなるよ
うに流量圧力調整器(図示せず)で制御し、溶融ガラス
塊104を成形面11a、21aの形状に倣し、ガラス
素子105を得た。その後、流量はそのままで、N2
スの温度を、400℃として、更に、ガラス素子105
を冷却し、ガラス素子105の内部の温度が、450℃
以下になってから、構成部材1a、2を引き離し、型部
材11、21を開放し、ガラス素子105を型より取出
した。
【0054】この時のガラス素子105は、その形状に
ついて、若干のうねりを生じており、貫通孔31、41
に相当する部分も、若干の跡が目視される状態であった
が、成形面11a、21aの形状とほぼ同一形状とな
り、ガラス素子105の形状として、所望の形状を得る
ことができた。
【0055】次に、ガラス素子105を、非酸化性の雰
囲気中で、非球面形状の成形型を用いて、加熱プレス成
形を行い、非球面レンズを成形した。この成形された非
球面レンズには、通常のブランクにおける欠陥が全く観
察されず、また、非球面のためのプレス代も0.3mm
と非常に少ないために、プレス時間も、5秒という短時
間しか要しない上、非球面の成形型に与える損耗も殆ど
なく、非常に効率の良いリヒートプレスが実現できるこ
とを確認した。
【0056】(第4の実施の形態)次に、外径:8.5
mm、両面の曲率がそれぞれR=15mm、R=25m
m、中心厚が2mmの、両凸レンズの成形の場合を説明
する。ここで、成形装置とガラスの材料は、第1の実施
の形態と同じものを用い、流体としては、窒素ガスを用
い、型材としては、気孔率が20%から25%、最大孔
径が6μmの多孔質カーボンを用い、更に、貫通孔31
の内径を0.8mmとし、また、成形面11a、21a
の形状が、成形完了後のうねりを打ち消すように、補正
されたものを用意した。
【0057】そして、第1の実施の形態と同様にして、
溶融ガラス塊104を得た後、成形面11a、21aか
ら、550℃の温度のN2 ガスを、それぞれ毎分0.6
および1.2リッター程度、流し、同時に、流体供給排
出制御機33を用いて、貫通孔31が大気開放となるよ
うに設定した。その後、第1の実施の形態と同様に、貫
通孔31を大気開放のままに、構成部材2を下降させ、
溶融ガラス塊104が構成部材1、2に保持した型部材
11、21より変形を始めると、同時に成形面11a、
21aからのガス流量を減少させ、図6に示すように、
それらの型部材11、21が閉じた時に、ガス流量をそ
れぞれ、同じ毎分0.4リッターとなるように、流量圧
力調整器(図示せず)で制御し、溶融ガラス塊104を
成形面11a、21aの形状に倣し、ガラス素子105
を得た。その後、ガス流量はそのままで、N2 ガスの温
度を400℃として、更にガラス素子105を冷却し、
ガラス素子105の内部の温度が500℃以下になって
から構成部材1、2を引き離し、型部材11、21を開
放して、ガラス素子105を型より取出した。
【0058】この時のガラス素子105は、成形面11
a、21aに、予めうねりをキャンセルするように補正
を加えていたので、ほとんど、所望の形状が得られ、最
終的には、その後、最初に溶融ガラス102を受けた面
である下面のみを、5μm程の修正研磨を施すだけで、
光学性能を十分満足できるレンズを得ることができた。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
流体を噴出させることが可能な多孔質材からなる成形面
を持つ成形型を用いて、非接触でガラス素子を得る際
に、成形面に流体の圧力を調整するための貫通孔を設
け、成形品の形状精度に大きく影響を及ぼす成形素材と
成形面との間に存在する流体の圧力を制御することによ
り、形状精度の良いガラス素子を容易に得ることができ
る。また、この方法で得られたガラス素子を、再度、研
削・研磨などの後加工により、より高精度なガラス素子
に仕上げる場合においても、この方法で得られたガラス
素子を用いることにより、従来から行われてきた工程を
簡略化することができ、加工時間の大幅な短縮を実現す
ると共に、従来から環境に悪影響を及ぼす研削・研磨加
工で発生するガラススラッジの大幅な削減を可能とし
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いられる成形装置の概略図である。
【図2】本発明で用いられる成形素材の切断方法の、最
初の工程説明図である。
【図3】本発明で用いられる成形素材の切断方法の、第
2段の工程説明図である。
【図4】本発明で用いられる成形素材の切断方法の、最
後の工程説明図である。
【図5】本発明での第2の実施形態で行われる成形の工
程説明図である。
【図6】同じく、プレス状態を示す工程説明図である。
【図7】本発明の第3の実施形態で行われる成形の最初
の工程説明図である。
【図8】同じく、第2段の工程説明図である。
【図9】同じく、第3段の工程説明図である。
【図10】本発明の第3の実施例で用いられる成形装置
の概略図である。
【符号の説明】
1,1a 下型構成部材 2 上型構成部材 11 下型部材 11a,21a,121a 成形面 13,23 ヒーター 16,26 N2 ガスヒータ 21,121 上型部材 31,41 貫通孔 33,43 流体供給排出制御機 101 ガラス供給ノズル 102 溶融ガラス 104 溶融ガラス塊 105 ガラス素子
フロントページの続き (72)発明者 余語 瑞和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 冨田 昌之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融軟化状態の成形品素材を少なくとも
    上下一対の多孔質の型からなる成形型を用いて、各多孔
    質の型の成形面から流体を噴出させることにより、成形
    品素材と各型の成形面を非接触の状態に保ちながら、成
    形品素材の形状を成形型の成形面の形状に倣うように加
    圧成形し、ガラス素子を得る方法において、少なくとも
    一方の、前記成形型の成形面の一部に貫通孔を設け、該
    貫通孔を介して、成形品素材と成形面との間の流体圧力
    を調整しながら、前記成形品素材を、所要形状に成形す
    ることを特徴とするガラス素子の成形方法。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔より、各成形面より噴出する
    流体とは別個に、流体を供給・排出をすることにより、
    成形型の成形面と成形品素材との間に介在する流体の圧
    力を調整することを特徴とする、請求項1に記載のガラ
    ス素子の成形方法。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔は、成形面の中央に設けられ
    ていることを特徴とする、請求項1あるいは2に記載の
    ガラス素子の成形方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137816A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Hoya Corp 熱間プレス成形品の製造方法、精密プレス成形用プリフォームの製造方法、及び光学素子の製造方法
JP2010205354A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Hoya Corp ガラスブランクの製造方法、プレス成型装置、情報記録媒体用基板の製造方法、および、情報記録媒体の製造方法
JP2010254514A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Hoya Corp ガラス母材の製造方法、精密プレス成形用プリフォームの製造方法、及び、光学素子の製造方法
US10407335B2 (en) 2014-11-17 2019-09-10 Corning Incorporated Ultrasonic near field hot glass transportation and forming

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