JP5654383B2 - 精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法および光学素子の製造方法 - Google Patents
精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法および光学素子の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5654383B2 JP5654383B2 JP2011040072A JP2011040072A JP5654383B2 JP 5654383 B2 JP5654383 B2 JP 5654383B2 JP 2011040072 A JP2011040072 A JP 2011040072A JP 2011040072 A JP2011040072 A JP 2011040072A JP 5654383 B2 JP5654383 B2 JP 5654383B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- preform
- gas
- molding
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 title claims description 146
- 238000000465 moulding Methods 0.000 title claims description 90
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 38
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims description 38
- 239000006060 molten glass Substances 0.000 claims description 57
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 30
- 238000007667 floating Methods 0.000 claims description 20
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 10
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 7
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 5
- 230000009466 transformation Effects 0.000 claims 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 72
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 26
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 11
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 11
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 8
- 238000005339 levitation Methods 0.000 description 7
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000000047 product Substances 0.000 description 5
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 241000239290 Araneae Species 0.000 description 3
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 3
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 3
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 3
- 239000005401 pressed glass Substances 0.000 description 3
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 3
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 3
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 239000010408 film Substances 0.000 description 2
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 2
- 239000000156 glass melt Substances 0.000 description 2
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005482 strain hardening Methods 0.000 description 2
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 2
- BPQQTUXANYXVAA-UHFFFAOYSA-N Orthosilicate Chemical compound [O-][Si]([O-])([O-])[O-] BPQQTUXANYXVAA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910001260 Pt alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003570 air Substances 0.000 description 1
- -1 and specifically Substances 0.000 description 1
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- 239000012298 atmosphere Substances 0.000 description 1
- 229910052797 bismuth Inorganic materials 0.000 description 1
- KGBXLFKZBHKPEV-UHFFFAOYSA-N boric acid Chemical compound OB(O)O KGBXLFKZBHKPEV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004327 boric acid Substances 0.000 description 1
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 229910052758 niobium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 1
- 239000005304 optical glass Substances 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 230000009257 reactivity Effects 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 238000006479 redox reaction Methods 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B40/00—Preventing adhesion between glass and glass or between glass and the means used to shape it, hold it or support it
- C03B40/04—Preventing adhesion between glass and glass or between glass and the means used to shape it, hold it or support it using gas
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Description
近似形状プリフォームは、両面とも凸面または凹面、一方の面が凸面で他方の面が凹面、一方の面が平面で他方の面が凸面または凹面といった、所望の光学素子の形状に対応する形状に形成される。冷間加工法は、球形状などシンプルな形状の加工に向いているが、近似形状プリフォームのような複雑な形状の加工には不向きである。一方、熱間成形法は、ガラスが軟化状態にある間にプレスして所望の形状に成形することができるため、近似形状プリフォームの生産に適している。
また、撮像光学系の高機能化、コンパクト化の面から、高屈折率高分散ガラスを精密プレス成形して得られるレンズの需要も高まっている。高屈折率高分散ガラスは、高屈折率高分散特性を得るためにNb、Ti、W、Biなどの成分を多量に含む。ところが、これら成分は精密プレス成形時にプレス成形面との間で酸化還元反応を起こし、得られる光学素子の表面にクモリや傷を発生させる原因となる。特に、プレス成形の進行によって、プリフォームが変形し内部の活性に富んだガラスがプレス成形面と直接接触すると、上記反応による不具合が助長されてしまう。こうした不具合の発生を抑えるには、プリフォームの形状をより一層、所望の光学素子の形状に近似させ、プレス成形におけるガラスの変形量を小さくし活性に富んだプリフォーム内部のガラスを極力、プレス成形面と接触させないようにすることが効果的である。
プリフォームの熱間成形では、通常、複数個の成形型をターンテーブル上に配置し、このターンテーブルをインデックス回転させて各成形型に流出、分離した熔融ガラス塊を順次受け、次の停留位置においてプレス成形を行う。各成形型の移送、停留は同期して行われるため、プレス時間をガラス塊が内部まで十分冷却されるほど長く取ることは難しい。そのため、プレスを解除するとガラス塊内部の熱量によりプレスされたガラス塊上面が再加熱されて、一旦上昇した粘度が再び低下する。その結果、プレスされたガラス上面の形状が表面張力によりプレス前の形状に戻ろうとして盛り上がるため、プレスにより成形した形状から中心肉厚が増加する。プリフォーの中心肉厚が所望形状から意図せず増加すると、該プリフォームを用いて行われる精密プレス成形における変形量は、プリフォームをより薄くする必要があるため必然的に多くなってしまう。他方、こうした現象を回避しようとプレス時にガラスを強く冷却しすぎると、プリフォーム表面にシワが生じ、滑らかな表面を有するプリフォームを得ることができなくなってしまう。
以上の知見に基づき本発明者らは更に検討を重ね、上型によるプレスを解除した後に、上型および下型の少なくとも一方を移動させることでガラス塊上面の上方から上型を除去し、次いでガラス塊上面の上方にガス噴出ノズルを配置し、該ノズルからガラス塊上面に向けてガスを噴出することで、プレス解除後にプリフォーム上面が盛り上がり所望の形状からずれる(プレスにより成形した形状から中心肉厚が増加する)ことを抑制できることを新たに見出した。これは、プレス解除後にガラス塊上面を盛り上げようとする力をノズルから噴出されるガスによる風圧によって抑えることができることによるものであり、更には、ノズルから噴出されるガスによりガラス塊上面の冷却が促進されることも、変形抑制に寄与していると考えられる。
本発明は、以上の知見に基づき完成された。
[1]下型凹部にキャストした熔融ガラスを、該下型凹部表面に設けられた複数のガス噴出口から噴出する浮上ガスにより浮上状態に保持した後、浮上ガスを噴出し続け上方から上型によりプレスすることによりガラス塊上面を所定形状に成形すること、
上型によるプレスを解除した後、上型および下型の少なくとも一方を移動させることでガラス塊上面の上方から上型を除去し、次いでガラス塊上面の上方にガス噴出ノズルを配置し、前記所望の形状に成形したガラス塊上面が固化する前に、上記ガス噴出ノズルからガラス塊上面に向けてガスを噴出し風圧を加えることで、ガラス塊が前記プレスにより成形した形状から中心肉厚が増加するように変形することを抑制する期間を設けること、ならびに、
上記期間後に、上記下型凹部から精密プレス成形用プリフォームを取り出すこと、
を特徴とする、精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法。
[2]前記ガス噴出ノズルからガスを噴出することにより、ガラス塊上面の変形を抑制するとともにガラス塊上面の冷却を促進する、[1]に記載の精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法。
[3]熔融ガラスのキャストから、精密プレス成形用ガラスプリフォームを取り出した下型凹部に新たな熔融ガラスをキャストするまでの工程を、複数の下型を循環移送して繰り返し行う、[1]または[2]に記載の精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法。
[4][1]〜[3]のいずれかに記載の製造方法により精密プレス成形用ガラスプリフォームを製造すること、
製造した精密プレス成形用ガラスプリフォームを加熱し、プレス成形型を用いて精密プレス成形することを含む、光学素子の製造方法。
本発明の精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法は、
下型凹部にキャストした熔融ガラスを、該下型凹部表面に設けられた複数のガス噴出口から噴出する浮上ガスにより浮上状態に保持した後、浮上ガスを噴出し続け上方から上型によりプレスすることによりガラス塊上面を所定形状に成形すること、
上型によるプレスを解除した後、上型および下型の少なくとも一方を移動させることでガラス塊上面の上方から上型を除去し、次いでガラス塊上面の上方にガス噴出ノズルを配置し、前記所望の形状に成形したガラス塊上面が固化する前に、上記ガス噴出ノズルからガラス塊上面に向けてガスを噴出し風圧を加えることで、ガラス塊が前記プレスにより成形した形状から中心肉厚が増加するように変形することを抑制する期間を設けること、ならびに、
上記期間後に、上記下型凹部から精密プレス成形用プリフォームを取り出すこと、
を含むものである。先に説明したように、上型によるプレスを解除した後、ガラス塊上面の固化前に、ガス噴出ノズルからガラス塊上面に向けてガスを吹き付け風圧を加えることにより、表面張力によりプレス前の状態に戻ろうとするガラス塊上面の変形を抑制することができるため、設計値からの大きいな形状変化のない、所望形状のプリフォームを得ることが可能となる。
以下、本発明の精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法(以下、単に「プリフォームの製造方法」ともいう)について、更に詳細に説明する。
図1に示すように、本発明のプリフォームの製造方法は、下型凹部への熔融ガラスのキャスト(図1(a))、下型凹部での熔融ガラスの浮上(図1(b))、上型による熔融ガラス塊のプレス(図1(c))、プレス解除後のガラス塊上面へのガス噴出(図1(d))、の工程を含む。これら工程を、ターンテーブルやコンベヤー等を用いて、複数の成形型(下型)を連続的または断続的に循環移送して繰り返し行うことにより、プリフォームを連続的に量産することができる。例えば、複数の下型をターンテーブル上に配置し、ターンテーブルをインデックス回転して複数の下型を同期させ各停留位置に次々と一括して移動させることで、下型を循環移送することができる。
以下、各工程について、順次説明する。
熔融ガラスの浮上のためにガス噴出口から上方に向けて噴出される浮上ガスとしては、ガラスと反応しないガスを用いることが好ましく、具体的には、空気、窒素、不活性ガスなどを挙げることができる。また、浮上ガスの流量および圧力は、熔融ガラス塊が下型との融着を生じないように安定した浮上状態に保つことができるように定めることが好ましい。キャストしたガラスの容量に応じて、噴出させるガスの流量および圧力は適宜調整することができる。具体的には、例えば、浮上ガスの流量は毎分0.10〜1.00リットルの範囲、浮上ガスの圧力は0.3〜0.5MPaの範囲とすることが、それぞれ好ましい。また、浮上ガスは、必要に応じて、ガラスを冷却可能な温度に温度調整して供給することもできる。
次に、本発明の光学素子の製造方法について説明する。
本発明の光学素子の製造方法は、本発明のプリフォームの製造方法により精密プレス成形用ガラスプリフォームを製造すること、および、製造した精密プレス成形用ガラスプリフォームを加熱し、プレス成形型を用いて精密プレス成形することを含む。
本発明のプリフォームの製造方法によれば、上型によるプレス解除後のガラス塊上面の形状変化を抑制することで、所望の光学素子の形状に近似した近似形状プリフォームを得ることができるため、プレス成形温度を過度に高温にすることなく、成形型キャビティーにガラスを十分行き渡らせることができ、これにより高品質な光学素子を得ることができる。
熔融・冷却・固化後に屈折率[nd]:1.839、アッベ数[νd]:24.15のホウ酸シリケート系の光学ガラスとなるガラス塊を1120℃に加熱した白金ルツボに投入してルツボ内で溶解後、1250℃で清澄、撹拌し均一なガラス融液を得た。次に、ルツボ底部に連結し温度制御した流出パイプから0.56kg/hrの流出速度でガラス融液を流出させた。
図2のように、円形の成形テーブルの外周上に12個の下型を均等に配置した。以下の工程中、成形テーブルは9.5秒毎にインデックス回転させた。各下型は成形テーブルのインデックス回転により、図2に示す第1停留位置から第12停留位置を1サイクルとして移動し、1サイクル毎に1つの精密プレス成形用プリフォームが作製される。
下型の上部には、熔融ガラスをキャストする凹部(直径:φ23mm、凹部表面の平均曲率半径R:11mm)が加工されている。凹部は平均穴径が10μmの多孔質材料からなり、多孔質材料表面からは0.60L/分の窒素が均一に噴き出している。なお型本体部はヒーターで加熱し、凹部の表面温度を350℃とした。
プレス後のガラス塊上面が未固化状態にあり変形を起こす第3、第4停留位置では、ガラス塊に何ら操作を行わず、表面張力によるガラス塊上面の変形が終了した第5停留位置以降、回収時の熱衝撃を緩和するために、ガラス塊上面の鉛直上方に設置されたガス噴出ノズルから10〜20L/分の流量にて、ガスを連続で噴きつけガラス塊を冷却し、第10停留位置にて、搬送ロボットにより近似形状プリフォームを回収した。
第3停留位置に、該位置に移動したガラス塊上面の鉛直上方に位置するようにガス噴出ノズル (内径6mm)を設置した。ガス噴出ノズル先端とガラス塊の上端の距離が2〜3mmとなり、かつガス噴出ノズルとガラス塊の中心が一致するように事前にガス噴出ノズルの位置調整を行った。プレス後のガラス塊を載置した下型がインデックス回転により第3停留位置に移動、停止した後、500msec.経過した時点から、2000msec.の間、ガス噴出ノズルから10L/分の流量で窒素ガスをガラス塊上面中央に向け噴出した(図1(d))。その後は比較例1と同様の操作を行い、近似形状プリフォームを得た。
プレス後のガラス塊を載置した下型がインデックス回転により第3停留位置に移動、停止した後、500msec.経過した時点から、7000msec.の間、ガス噴出ノズルから10L/分の流量で窒素ガスをガラス塊上面中央に向け噴出した点以外は実施例1と同様の操作を行い、近似形状プリフォームを得た。
プレス後のガラス塊を載置した下型がインデックス回転により第3停留位置に移動、停止した後、500msec.経過した時点から、7000msec.の間、ガス噴出ノズルから20L/分の流量で窒素ガスをガラス塊上面中央に向け噴出した点以外は実施例1と同様の操作を行い、近似形状プリフォームを得た。得られたプリフォームの上面はほぼ平面であり、実施例1、2と同様に、上面中央部の盛り上がりを抑制することができた。
実施例1〜3で成形されたプリフォームを再加熱、軟化して窒素雰囲気中において成形型により精密プレス成形して、非球面レンズなどの光学素子を作製した。得られた光学素子はいずれも要求される性能を満たすものであった。
各光学素子の光学機能面には、必要に応じて反射防止膜などの光学薄膜を形成した。
Claims (4)
- 下型凹部にキャストした熔融ガラスを、該下型凹部表面に設けられた複数のガス噴出口から噴出する浮上ガスにより浮上状態に保持した後、浮上ガスを噴出し続け上方から上型によりプレスすることによりガラス塊上面を所定形状に成形すること、
上型によるプレスを解除した後、上型および下型の少なくとも一方を移動させることでガラス塊上面の上方から上型を除去し、次いでガラス塊上面の上方にガス噴出ノズルを配置し、前記所望の形状に成形したガラス塊上面が固化する前に、上記ガス噴出ノズルからガラス塊上面に向けてガスを噴出し風圧を加えることで、ガラス塊が前記プレスにより成形した形状から中心肉厚が増加するように変形することを抑制する期間を設けること、ならびに、
上記期間後に、上記下型凹部から精密プレス成形用プリフォームを取り出すこと、
を特徴とする、精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法。 - 前記ガス噴出ノズルからガスを噴出することにより、ガラス塊上面の変形を抑制するとともにガラス塊上面の冷却を促進する、請求項1に記載の精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法。
- 熔融ガラスのキャストから、精密プレス成形用ガラスプリフォームを取り出した下型凹部に新たな熔融ガラスをキャストするまでの工程を、複数の下型を循環移送して繰り返し行う、請求項1または2に記載の精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法により精密プレス成形用ガラスプリフォームを製造すること、
製造した精密プレス成形用ガラスプリフォームを加熱し、プレス成形型を用いて精密プレス成形することを含む、光学素子の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040072A JP5654383B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法および光学素子の製造方法 |
CN2012100463979A CN102649620A (zh) | 2011-02-25 | 2012-02-24 | 精密压制成形用玻璃预成型体及光学元件的制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040072A JP5654383B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法および光学素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012176862A JP2012176862A (ja) | 2012-09-13 |
JP5654383B2 true JP5654383B2 (ja) | 2015-01-14 |
Family
ID=46691752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011040072A Expired - Fee Related JP5654383B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法および光学素子の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5654383B2 (ja) |
CN (1) | CN102649620A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6385662B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2018-09-05 | 日本電気硝子株式会社 | ガラス材の製造方法 |
JP6516084B2 (ja) * | 2014-06-24 | 2019-05-22 | 日本電気硝子株式会社 | ガラス材の製造方法及びガラス材 |
CN110104941B (zh) * | 2019-04-23 | 2022-06-21 | 常州迈纳光电科技有限公司 | 玻璃成型设备 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3712575B2 (ja) * | 1999-12-10 | 2005-11-02 | Hoya株式会社 | ガラスゴブの製造方法及び製造装置 |
JP4847781B2 (ja) * | 2005-07-13 | 2011-12-28 | Hoya株式会社 | プレス成形用プリフォームの製造方法および成形装置、ならびに光学素子の製造方法 |
JP4425233B2 (ja) * | 2006-03-17 | 2010-03-03 | Hoya株式会社 | 精密プレス成形用プリフォームの量産方法、プリフォーム成形装置および光学素子の製造方法 |
JP2009179486A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Hoya Corp | 熱間成形品の製造方法、精密プレス成形用プリフォームの製造方法、及び光学素子の製造方法 |
-
2011
- 2011-02-25 JP JP2011040072A patent/JP5654383B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2012
- 2012-02-24 CN CN2012100463979A patent/CN102649620A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012176862A (ja) | 2012-09-13 |
CN102649620A (zh) | 2012-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4309859B2 (ja) | プレス成形用プリフォームの製造方法および光学素子の製造方法 | |
JP3853622B2 (ja) | ガラス成形体の製造方法、プレス成形品の製造方法、ガラス光学素子の製造方法及びガラス成形体の製造装置 | |
JP3929237B2 (ja) | ガラス塊の製造方法及び製造装置、ガラス成形品の製造方法、並びに光学素子の製造方法 | |
JP3945995B2 (ja) | ガラス塊の製造方法及びガラス塊成形装置、ガラス成形品の製造方法、並びに光学素子の製造方法 | |
JP5654383B2 (ja) | 精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法および光学素子の製造方法 | |
JP4368368B2 (ja) | ガラス塊の製造方法、その製造装置および光学素子の製造方法 | |
JP5345228B2 (ja) | 精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法および光学素子の製造方法 | |
JP3974376B2 (ja) | ガラス塊の製造方法、ガラス成形品の製造方法、及び光学素子の製造方法 | |
CN102757168B (zh) | 精密冲压成型用玻璃预型件制造方法及光学元件制造方法 | |
JP4346624B2 (ja) | ガラス成形体の製造方法および光学素子の製造方法 | |
JP5828915B2 (ja) | モールドプレス成形用ガラスプリフォームの製造方法、及び、光学素子の製造方法 | |
JP2012116689A (ja) | 精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法及び光学素子の製造方法 | |
JP3630829B2 (ja) | 光学素子成形用素材の製造方法 | |
JP5081717B2 (ja) | 成形型、精密プレス成形用プリフォームの製造方法、光学素子の製造方法 | |
JP2002128533A (ja) | 光学素子用ガラス塊の製造装置、および、そのガラス塊から光学素子を製造する方法 | |
JP2000001321A (ja) | ガラス光学素子、または、その製造用ガラス素材としてのガラス塊の製造方法 | |
JP6047311B2 (ja) | ガラス塊成形装置、ガラス塊の製造方法、ガラス光学素子の製造方法及びガラス塊成形装置におけるガラス塊のキャスト方法 | |
JP2012116687A (ja) | 精密プレス成形用ガラスプリフォームの製造方法及び光学素子の製造方法 | |
JP2008297159A (ja) | 溶融ガラス滴下ノズル、ガラス成形体の製造方法及びガラス成形体の製造装置 | |
JP2000302461A (ja) | ガラス素子の成形方法 | |
JP2000233934A (ja) | ガラス製品のプレス成形方法及び装置 | |
JP5197696B2 (ja) | 精密プレス成形用プリフォームの製造方法および光学素子の製造方法 | |
JP5438708B2 (ja) | プレス成形用プリフォーム、および光学素子の製造方法 | |
JP4843063B2 (ja) | プレス成形用プリフォームの製造方法および光学素子の製造方法 | |
JPH1179762A (ja) | ガラス光学素子の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140910 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141028 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5654383 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |