JPH07323589A - サーマルヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドおよびプラテンローラの位置
出しを容易にし、記録品質を安定にする。 【構成】 発熱体素子２が曲面状になっており、記録媒
体４を介してプラテンローラ３と曲面で接している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドに関
し、特にファクシミリ装置の記録デバイスに使用される
サーマルヘッドに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のサーマルヘッドは、発熱体部が平
面で、しかも発熱体の素子が平面であった。図３は、従
来のサーマルヘッドとプラテンローラとの位置を示す断
面図である。また、サーマルヘッドの位置調整機構に対
する改善方策も提案されていた（特開平３−２３０９６
１号公報、特開昭６１−５８７５８号公報）。しかし、
発熱素子そのものに対するものではなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のサーマ
ルヘッドは、発熱体素子が平面であるため、記録媒体の
表面の凹凸が大きい場合とか、記録媒体の硬度が大きい
場合等においては良好な記録ができず、サーマルヘッド
とプラテンローラの位置合わせに厳しい精度が要求され
た。また、少しでも位置がずれると記録濃度が不足し、
記録品質に大きな影響を及ぼすという欠点があった。

【０００４】本発明の目的は、サーマルヘッドとプラテ
ンローラの位置調整を容易にし、位置が多少ずれても、
記録品質への影響を最小にするサーマルヘッドを提供す
ることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のサーマルヘッド
は、記録部ディバイスにおいて発熱体素子が曲面状にな
っており、記録媒体を介してプラテンローラと曲面で接
することを特徴としている。

【０００６】

【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。

【０００７】図１は、本発明のサーマルヘッドとプラテ
ンローラとの位置を示す断面図である。図１において、
１はサーマルヘッドであり、２は記録媒体に記録を行う
発熱体素子であり、３は図示しないフレームに回転可能
に取り付けられたプラテンローラであり、４は感熱記録
紙等の記録媒体である。

【０００８】サーマルヘッド１の記録部の発熱体素子２
は曲面状になっており、記録媒体４を介してプラテンロ
ーラ３に曲面で接するように位置決めされている。従っ
て、サーマルヘッド１とプラテンローラ３の位置関係が
前後に多少ずれても、発熱体素子２が曲面になっている
ため、記録媒体４は、正常な記録品質を保つことにな
る。図２は、サーマルヘッド１およびプラテンローラ３
とサーマルヘッドブラケット５との位置関係を示す断面
図である。

【０００９】上述のように、サーマルヘッド１とプラテ
ンローラ３の位置精度をだすためのサーマルブラケット
５の取り付け精度が簡略化され、調整時間が改善され
る。

【００１０】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、サーマル
ヘッドの発熱体を曲面にすることにより、サーマルヘッ
ドとプラテンローラの位置決めをするサーマルブラケッ
トの調整時間を削減することができ、また、記録品質も
維持でき、安定するすることができるという効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のサーマルヘッドとプラテンローラとの
位置関係を示す断面図である。

【図２】サーマルヘッドおよびプラテンローラとサーマ
ルヘッドブラケットとの位置関係を示す断面図である。

【図３】従来のサーマルヘッドとプラテンローラとの位
置関係を示す断面図である。

【符号の説明】

１，１１ サーマルヘッド ２，１２ 発熱体素子 ３，１３ プラテンローラ ４ 記録媒体 ５ サーマルヘッドブラケット

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】記録部ディバイスにおいて発熱体素子が曲
   面状になっており、記録媒体を介してプラテンローラと
   曲面で接することを特徴とするサーマルヘッド。
2. 【請求項２】請求項１記載のサーマルヘッドを備えるこ
   とを特徴とするファクシミリ装置。
3. 【請求項３】請求項１記載のサーマルヘッドを備えるこ
   とを特徴とする感熱記録装置。