JP3217546B2 - サーマルヘッドを使用した印字装置 - Google Patents

サーマルヘッドを使用した印字装置

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JP3217546B2 JP15699793A JP15699793A JP3217546B2 JP 3217546 B2 JP3217546 B2 JP 3217546B2 JP 15699793 A JP15699793 A JP 15699793A JP 15699793 A JP15699793 A JP 15699793A JP 3217546 B2 JP3217546 B2 JP 3217546B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラテンローラにて支
持した記録用紙に対して印字を行うための印字ヘッドと
してサーマルヘッドを使用した印紙装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印字装置に使用するサー
マルヘッドには、図4に示すように、ヘッド基板A′に
おける表面のうち略中央部の部位に発熱抵抗体ライン
B′を形成して、この発熱抵抗体ラインB′を、プラテ
ンローラC′の外周面に対し、当該発熱抵抗体ライン
B′がプラテンローラC′における軸線方向に延びるよ
うに接当したいわゆる平面型のものと、図5に示すよう
に、ヘッド基板A″における表面のうち一側面A1″寄
りの部位に発熱抵抗体ラインB″を形成して、この発熱
抵抗体ラインB″を、プラテンローラC″の外周面に対
し、当該発熱抵抗体ラインB″がプラテンローラC″に
おける軸線方向に延びるように接当したいわゆるニアエ
ッジ型のものとがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら平面型
サーマルヘッド及びニアエッジ型サーマルヘッドには、
以下に述べるような問題があった。本発明者が、前者の
平面型サーマルヘッドについて、プラテンローラC′の
軸線方向から見た場合におけるプラテンローラC′の接
線C1′に対するヘッド基板A′の取付け角度を変化し
たときにおける印字率を求める実験を行った結果は、図
6に一点鎖線の曲線a′で示す通りであった。
【0004】すなわち、この平面型サーマルヘッドにお
いては、ヘッド基板A′を、プラテンローラC′の軸線
方向から見た場合にプラテンローラC′の接線C1′と
平行にしたとき、つまり、ヘッド基板A′におけるプラ
テンローラC′の接線C1′に対する取付け角度を零に
したとき、最高の印字率を呈するものであるが、ヘッド
基板A′を、前記取付け角度が零の状態から図4におい
て時計方向(この方向をプラス側と称する)に+θ′だ
け傾斜して取付けたとき、及び、前記取付け角度が零の
状態から図4において反時計方向(この方向をマイナス
側と称する)に−θだけ傾斜して取付けたときにおい
て、印字率が急激に低下する現象が認められるのであっ
た。
【0005】また、後者のニアエッジ型サーマルヘッド
についても、ヘッド基板A″の一側面A1″から発熱抵
抗体ラインB″までの寸法S″を0.25mmにしたも
のにおいて、プラテンローラC″の軸線方向から見た場
合におけるプラテンローラC″の接線C1″に対するヘ
ッド基板A″の取付け角度θ″を変化したときにおける
印字率を求める実験を行った結果は、図6に二点鎖線の
曲線a″で示す通りであった。
【0006】すなわち、このニアエッジ型サーマルヘッ
ドにおいては、ヘッド基板A″におけるプラテンローラ
C″の接線C1″に対する取付け角度を、プラス側の+
θ″=約10度にしたとき、最高の印字率を呈するもの
であるが、前記取付け角度が+θ″=約10度の状態か
ら更にプラス側に大きくしたとき、及び、前記取付け角
度が+θ″=約10度の状態からマイナス側に小さくし
たときにおいて、印字率が急激に低下する現象が認めら
れるのであった。
【0007】要するに、前記した従来における平面型サ
ーマルヘッド及びニアエッジ型サーマルヘッドにおいて
は、高い印字率を得ることができるのは、プラテンロー
ラの接線に対する取付け角度を前記のように或る特定の
取付け角度にしたときのみで、ヘッド基板の取付け角度
が前記特定の取付け角度から少しでも外れると、印字率
が急激に低下することにより、良好な印字率を得ること
ができる取付け角度の許容範囲が狭いから、取付け角度
の誤差による印字品質が大きく変化と言う問題があっ
た。
【0008】本発明は、高い印字率を得ることができる
取付け角度の許容範囲を増大すると共に、印字率の更な
る向上を図ることを技術的課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「記録用紙を挟んで一方側に、回転す
るプラテンローラを、他方側に、前記プラテンローラの
外周面に接当する発熱抵抗体ラインをヘッド基板にプラ
テンローラの軸線方向に延びるように形成したサーマル
ヘッドを各々配設して成る印字装置。」において、「前
記サーマルヘッドのヘッド基板を、プラテンローラの軸
線方向から見て、当該ヘッド基板における一端部がプラ
テンローラに近付き、他端部がプラテンローラから離れ
るように傾斜する一方、前記ヘッド基板における前記プ
ラテンローラ側における表面のうち前記一端部の部分に
グレーズ層を形成し、前記ヘッド基板における一端部
に、当該ヘッド基板における一側面から前記グレーズ層
の表面に向かって延びる傾斜面を設けて、この傾斜面に
おける前記ヘッド基板の表面に対する角度を30〜55
度にし、更に、この傾斜面が前記グレーズ層の表面に交
わる角部に、前記発熱抵抗体ラインを、当該角部から突
出するように形成する。」と言う構成にした。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1〜図3の図面
について説明する。この図において符号1は、印字装置
におけるフレーム部材2に両端部の軸受け部3にて回転
自在に軸支されたプラテンローラを、符号4は、前記プ
ラテンローラ1の下部に配設したサーマルヘッドを各々
示す。また、符号5は、記録用紙を示し、この記録用紙
5は、前記プラテンローラ1とサーマルヘッド4との間
を、プラテンローラ1の矢印方向への回転によって、そ
の回転方向と同じ方向に移送される。
【0011】前記サーマルヘッド4は、アルミ等の金属
板製の放熱板6と、この放熱板6の上面に接着剤等にて
固着したセラミック製のヘッド基板7とを備え、このサ
ーマルヘッド4は、前記フレーム部材2に対して、ブラ
ケット機構8等の適宜手段にて、前記プラテンローラ1
の軸線方向から見て、そのヘッド基板7における一端部
がプラテンローラ1に近付き、他端部がプラテンローラ
1から離れるように、プラテンローラ1における接線1
aと適宜角度θだけ傾斜して取付けられている。
【0012】そして、前記サーマルヘッド4のヘッド基
板7における表面のうち、当該ヘッド基板7における一
端部には、グレーズ層9が部分的に形成されている。
た、前記ヘッド基板7における一端部には、当該ヘッド
基板7における一側面7aから前記グレーズ層9の表面
に向かって延びる適宜角度α(α=30〜55度)の傾
斜面10を設けて、この傾斜面10と、前記グレーズ層
9の表面とが交わる角部に、前記プラテンローラ1に対
して接当する発熱抵抗体ライン11を、当該発熱抵抗体
ライン11がプラテンローラ1の軸線方向に延び、且
つ、当該発熱抵抗体ライン11が角部から突出するよう
設けると言う構成にする。
【0013】そして、本発明者は、前記の構成におい
て、ヘッド基板7の傾斜面10における傾斜角度αを4
5度に、ヘッド基板7における一側面7aから発熱抵抗
体ライン11までの寸法Sを0.25mmにした場合に
おいて、前記取付け角度θを、プラス側について種々変
えたときの印字率を求める実験を行ったところ、その結
果は、図6に太い実線の曲線aで示す通りであった。
【0014】すなわち、プラス側の取付け角度+θが、
10〜30度のとき最高の印字率を得ることができると
言うように、最高の印字率を得ることができる取付け角
度+θを、10〜30度の範囲に拡大することができ、
しかも、その最高の印字率を、前記従来の平面型サーマ
ルヘッド及びニアエッジ型サーマルヘッドにおける最高
の印字率よりも向上することができるのであった。
【0015】また、前記傾斜面10における傾斜角度α
を、30度又は55度にした場合においても同様の結果
を得ることができるのであった。
【0016】
【発明の作用・効果】本発明は、特許請求の範囲に記載
した構成にしたことにより、前記実施例の記載において
述べたように、プラテンローラに対するサーマルヘッド
の取付け角度の許容範囲を、高い印字率を得ることがで
きる状態のもとで拡大することができると共に、印字率
を更に向上することができるから、プラテンローラに対
するサーマルヘッドの取付け角度における誤差に起因し
て発生する印字品質の変化を確実に防止できて、印字品
質を大幅に向上できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による印字装置の側面図であ
る。
【図2】図1のII−II視底面図である。
【図3】図2のIII −III 視拡大断面図である。
【図4】従来の平面型サーマルヘッドを使用した印字装
置の要部断面図である。
【図5】従来のニアエッジ型サーマルヘッドを使用した
印字装置の要部断面図である。
【図6】サーマルヘッドの取付け角度と印字率との関係
を示す図である。
【符号の説明】
1 プラテンローラ 2 フレーム部材 4 サーマルヘッド 5 記録用紙 6 放熱板 7 ヘッド基板 7a ヘッド基板の一側面 8 ブラケット機構 9 部分グレーズ 10 傾斜面 11 発熱抵抗体ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 B41J 25/304

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録用紙を挟んで一方側に、回転するプラ
    テンローラを、他方側に、前記プラテンローラの外周面
    に接当する発熱抵抗体ラインをヘッド基板にプラテンロ
    ーラの軸線方向に延びるように形成したサーマルヘッド
    を各々配設して成る印字装置において、 前記サーマルヘッドのヘッド基板を、プラテンローラの
    軸線方向から見て、当該ヘッド基板における一端部がプ
    ラテンローラに近付き、他端部がプラテンローラから離
    れるように傾斜する一方、前記ヘッド基板における前記
    プラテンローラ側における表面のうち前記一端部の部分
    にグレーズ層を形成し、前記ヘッド基板における一端部
    に、当該ヘッド基板における一側面から前記グレーズ層
    の表面に向かって延びる傾斜面を設けて、この傾斜面に
    おける前記ヘッド基板の表面に対する角度を30〜55
    度にし、更に、この傾斜面が前記グレーズ層の表面に交
    わる角部に、前記発熱抵抗体ラインを、当該角部から突
    出するように形成したことを特徴とするサーマルヘッド
    を使用した印字装置。
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