JPH07323388A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH07323388A
JPH07323388A JP6122239A JP12223994A JPH07323388A JP H07323388 A JPH07323388 A JP H07323388A JP 6122239 A JP6122239 A JP 6122239A JP 12223994 A JP12223994 A JP 12223994A JP H07323388 A JPH07323388 A JP H07323388A
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JP
Japan
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moving body
axis
laser
laser processing
optical
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Application number
JP6122239A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kusaka
健 日下
Yukio Uchino
幸雄 内野
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X軸とY軸方向の双方に対して1つの光反転
器を用いた簡単な構造で光路長を常に一定にすると共
に、移動する反射ミラーの減少により光出力の劣化を防
止して安定したレーザ加工を行うようにしたレーザ加工
装置を提供することにある。 【構成】 レーザ発振器3から出力されたレーザビーム
を複数の反射ミラー23,25,31,33,37,4
1を備えた光反転器を介してX軸,Y軸方向へ移動自在
なレーザ加工ヘッド21に案内し、このレーザ加工ヘッ
ド21の任意の移動により任意のレーザ加工を行うレー
ザ加工装置1にして、前記レーザ加工ヘッド21のX
軸,Y軸方向の移動に対して前記レーザ発振器3から前
記レーザ加工ヘッド21までのレーザビームの光路長を
常に一定に維持すべく1つの光反転器35を調整する光
路長調整手段43を設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザ発振器からレ
ーザ加工ヘッドまでのレーザビームの光路長を常に一定
にしてレーザ加工を行うレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工ヘッドがX軸,Y軸方
向へ移動する光移動式のレーザ加工装置において、レー
ザ発振器からレーザ加工ヘッドまでのレーザビームの光
路長を常に一定する手段としては、例えば特公平1−5
5076号公報が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の上記公報による光路長を常に一定にする手段は、レ
ーザ加工ヘッドがX軸,Y軸方向へ移動した際に光路長
を一定にするためにX軸方向とY軸方向の2方向に移動
する2つの光反転器を設けた構造となっている。そのた
めに構造が複雑であると共に、大型レーザ加工装置はと
もかく、レーザ加工装置を小型化するためのデメリット
となっている。
【0004】また、移動する光反転器に備えた反射ミラ
ーの数が多いと、反射ミラーによる光出力の劣化が大き
く安定したレーザ加工が行われないという問題がある。
【0005】この発明の目的は、X軸方向とY軸方向の
双方に対して1つの光反転器を用いた簡単な構造で光路
長を常に一定にすると共に、移動する反射ミラーの減少
により光出力の劣化を防止して安定したレーザ加工を行
うようにしたレーザ加工装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明のレーザ加工装置は、X軸方向へ移動自在な
X軸移動体を設けると共にこのX軸移動体にY軸方向へ
移動自在なY軸移動体を設け、このY軸移動体にレーザ
加工ヘッドを設け、レーザ発振器から出力されたレーザ
ビームを複数の反射ミラーを備えた光反転器を介して前
記レーザ加工ヘッドに案内し、このレーザ加工ヘッドの
任意の移動により任意のレーザ加工を行うレーザ加工装
置にして、前記レーザ加工ヘッドのX軸,Y軸方向の移
動に対して前記レーザ発振器から前記レーザ加工ヘッド
までのレーザビームの光路長を常に一定に維持すべく1
つの光反転器を調整する光路長調整手段を設けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0007】前記レーザ加工装置において、前記光路長
調整手段が、前記X軸移動体にY軸方向へ移動可能に設
けられた第1移動体と、この第1移動体の一方部に一端
を固定すると共に複数の第1回転体を介して他端を前記
第1移動体の他方部に固定した第1連動材と、X軸方向
へ移動可能に設けられ前記1つの光反転器を備えた光反
転器移動体と、この光反転器移動体の一方に一端を固定
すると共に前記複数の第1回転体のうちの1つの第1回
転体の回転軸を共通した第1回転体の速度より1/2の
速度で回転する第2回転体を介して他端を前記光反転器
移動体の他方部に固定する第2連動材と、前記Y軸移動
体の一方部に一端を固定すると共に他端を複数の第3回
転体を介して前記Y軸移動体の他方部に固定する第3連
動材と、で構成されていることが望ましいものである。
【0008】また、前記レーザ加工装置において、前記
光路長調整手段が、前記X軸移動体に移動可能に設けら
れると共にY軸移動体の移動量の1/2だけY軸方向へ
移動する第4回転体を備えた第2移動体と、前記1つの
光反転器を備えかつ第5回転体を有すると共に前記X軸
移動体の移動量の1/2だけX軸方向へ移動する光反転
器移動体と、前記レーザ発振器に一端を固定すると共に
他端を前記第4、第5回転体を介して前記X軸移動体に
固定する第4連動材と、前記光反転器移動体に一端を固
定すると共に他端を第6回転体を介して前記レーザ発振
器に固定する第5連動材と、前記X軸移動体に一端を固
定すると共に他端を前記第2移動体に備えられた第7回
転体を介して前記Y軸移動体に固定する第6連動材と、
前記第5回転体に一端を固定すると共に他端を前記レー
ザ発振器に固定する第1弾機と、前記X軸移動体に一端
を固定すると共に他端を前記第2移動体に固定する第2
弾機と、で構成されていることが望ましいものである。
【0009】前記請求項2のレーザ加工装置において、
第1,第3回転体が滑車、第2回転体がスプロケットで
あると共に、第1,第3連動材がワイヤ、第2連動材が
チェンであること、また前記請求項3のレーザ加工装置
において、第4,第5,第6,第7回転体が滑車である
と共に第4,第5,第6連動材がワイヤであることが望
ましいものである。
【0010】
【作用】以上のようなレーザ加工装置とすることによ
り、X軸移動体をX軸方向へ、Y軸移動体をY軸方向へ
移動せしめることにより、レーザ加工ヘッドがX軸,Y
軸方向へ移動される。レーザ加工ヘッドがX軸,Y軸方
向へ移動した際に光路長調整手段で1つの光反転器を調
整することによりX軸,Y軸方向の光路長が調整されて
レーザ発振器からレーザ加工ヘッドまでの光路長が常に
一定に維持することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0012】図1を参照するに、レーザ加工装置1は立
設されたレーザ発振器3を備えており、このレーザ発振
器3の前部にはX軸方向(図1において左右方向)へ延
伸した複数の平行なガイドレール5が敷設されていると
共にX軸方向へ延伸したボールねじ7が設けられてい
る。
【0013】このボールねじ7の一端は前記レーザ発振
器3の前部における右側に取付けられた軸受9に回転自
在に支承されていると共に、ボールねじ9の他端は前記
レーザ発振器3の前部における左側に取付けられたX軸
駆動モータ11に連結されている。また、Y軸方向(図
1において前後方向)へ延伸したX軸移動体13が前記
レーザ発振器3の前側に設けられ、X軸移動体13の後
部が前記ガイドレール5に摺動自在に設けられていると
共に前記ボールねじ7に螺合されている。
【0014】上記構成により、X軸駆動モータ11を駆
動せしめると、ボールねじ7が回転されることによりX
軸移動体13がガイドレール5に案内されてX軸方向へ
移動されることになる。
【0015】前記X軸移動体13右側壁にはY軸方向へ
延伸した複数のガイドレール15が敷設されていると共
にY軸方向へ延伸した図示省略のボールねじが設けられ
ている。このボールねじの一端は前記X軸移動体13の
後部に取付けられた図示省略の軸受に回転自在に支承さ
れていると共に、ボールねじの他端は前記X軸移動体1
3の前部に取付けられたY軸駆動モータ17に連結され
ている。前記ガイドレール15にはY軸移動体19が摺
動自在に設けられていると共に、このY軸移動体19は
ボールねじに螺合されている。前記Y軸移動体19には
集光レンズを備えたレーザ加工ヘッド21が上下方向へ
移動可能に設けられている。
【0016】上記構成により、Y軸駆動モータ17を駆
動せしめると、ボールねじが回転されることによりY軸
移動体19がガイドレール15に案内されながらY軸方
向へ移動されることになる。したがって、X軸移動体1
1、Y軸移動体17をX軸,Y軸方向へ移動せしめるこ
とにより、レーザ加工ヘッド21がX軸,Y軸方向へ移
動されることとなる。
【0017】前記レーザ発振器3の左側面には前後両端
部に45度に角度を有して取付けられた第1,第2反射
ミラー23,25を備えた光反転器27が取付けられて
いる。また、前記ガイドレール5にはX軸方向へ移動可
能な光反転器移動体29が設けられており、この光反転
器移動体29の例えば右上部における上下両端部には4
5度の角度を有して取付けられた第3,第4反射ミラー
31,33を備えた光反転器35が設けられている。
【0018】前記X軸移動体13の右側における後部の
上端部には45度の角度を有して取付けられた第5反射
ミラー37を備えた光反転器39が設けられている。ま
た、前記Y軸移動体19の上端部には45度の角度を有
して取付けられた第6反射ミラー41が備えられてい
る。
【0019】上記構成により、X軸移動体13、Y軸移
動体19がそれぞれX軸,Y軸方向へ移動されることに
より、レーザ加工ヘッド21がX−Y平面において任意
の位置に移動位置決めされる。レーザ加工ヘッド21が
移動位置決めされると、レーザ発振器3から出力された
レーザビームは第1反射ミラー23、第2反射ミラー2
5、第3反射ミラー31、第4反射ミラー33、第5反
射ミラー37および第6反射ミラー41で折り曲げられ
てレーザ加工ヘッド21内に備えられた集光レンズに集
光される。この集光レンズで集光されたレーザビームは
加工すべきワークに向けて照射されてワークに任意のレ
ーザ加工が行われることになる。
【0020】前記レーザ発振器3から前記レーザ加工ヘ
ッド21までのレーザビームの光路長を一定にするため
の光路長調整手段43が設けられている。この光路長調
整手段43としては、前記X軸移動体13の上面にY軸
方向へ延伸したガイドレール45が敷設されている。こ
のガイドレール45にはY軸方向へ移動可能に第1移動
体としての例えばワイヤ移動体47が設けられている。
【0021】前記X軸移動体13の後部における左側上
面、前記レーザ発振器3の前部における左,右側および
前記X軸移動体13の後部における右側上面、さらには
前部における右,左側上面には、第1回転体としての例
えば複数の回転可能な滑車49A〜49Fが設けられて
いる。しかも、前記ワイヤ移動体47の後端には第1連
動材としての例えばワイヤ51の一端が取付けられてい
ると共に、このワイヤ51は前記滑車49A〜49Fに
巻回され、ワイヤ51の他端は前記ワイヤ移動体47の
前端に取付けられている。
【0022】前記レーザビーム発振器3の前部には前記
滑車49A〜49Fのうちの1つの滑車49Cの回転軸
53には滑車49Cの速度より1/2の速度で回転する
第2回転体としての例えばスプロケット55Aが回転可
能に設けられていると共に、第2回転体としての別のス
プロケット55Bが回転可能に設けられている。しか
も、前記光反転器移動体29の一端(右端)は第2連動
材としての例えばチェン57の一端が取付けられている
と共に、チェン57はスプロケット55A,55Bに巻
回され、チェン57の他端は光反転器移動体29の他端
(左端)に取付けられている。
【0023】前記X軸移動体13上の前,下部における
上面には第3回転体としての例えば複数の滑車59A,
59Bが回転可能に設けられている。しかも、前記Y軸
移動体19の左側にはブラケット61が設けられてい
る。このブラケット61の前端には第3連動材としての
例えばワイヤ63Aの一端が取付けられていると共にワ
イヤ63Aは前記滑車59Aに巻回され、ワイヤ63A
の他端は前記ワイヤ移動体47の前端に取付けられてい
る。また、前記ワイヤ移動体47の後端には第3連動材
としての例えばワイヤ63Bの一端が取付けられている
と共にワイヤ63Bは前記滑車59Bに巻回され、ワイ
ヤ63Bの他端は前記ブラケット61の後端に取付けら
れている。
【0024】上記構成により、X軸移動体13がX軸方
向の+方向側に移動すると、ワイヤ51を介して滑車4
9B,49Cが時計方向回りに回転し、滑車49Cの回
転軸53を介してスプロケット55Aが滑車49Cの速
度より1/2の速度で同方向へ回転されるから、チェン
57も同方向へ1/2の速度で走行(図1において左
行)される。したがって、光反転器移動体29はX軸移
動体13の移動量の1/2だけX軸方向の+方向側へ移
動されることになる。すなわち、光反転器35がX軸移
動体13の移動量の1/2だけX軸方向の+方向へ移動
されることとなるので、図3に示したたごとく、レーザ
発振器3からレーザ加工ヘッド29までの光路長を常に
一定に維持することができる。
【0025】X軸移動体13がX軸方向の一方向側へ移
動した際は、上述した動作と逆となり、光路長を常に一
定に維持することができる。
【0026】Y軸移動体19がY方向の+方向側へ移動
すると、Y軸移動体19に取付けられたブラケット61
も同方向へ移動するので、ワイヤ63A,63BがY軸
移動体19と同方向に走行することにより、滑車59
A,59Bが時計方向回りに回転する。するとワイヤ6
3A,63Bはワイヤ移動体47、ブラケット61に固
定されているので、ワイヤ移動体47はY軸方向の一方
向側へY軸移動体19と同じ移動量だけ移動する。ワイ
ヤ移動体47にはワイヤ51の両端が固定されているか
らワイヤ51を介して滑車49Cが時計方向廻りに回転
するので、スプロケット55Aが上述と同様に1/2だ
けの走行速度で回転するので、光反転器移動体35がY
軸移動体19の移動量の1/2だけX軸方向の+方向側
に移動する。すなわち、光反転器移動体35がY軸移動
体13の移動量の1/2だけX軸方向の+方向側へ移動
されることになるので図3に示したごとく、レーザ発振
器3からレーザ加工ヘッド29までの光路長を常に一定
に維持することができる。
【0027】Y軸移動体19がY軸方向の一方向側へ移
動した際は、上述した動作と逆となり、光路長を常に一
定に維持することができる。
【0028】したがって、X軸移動体13がX軸方向の
+方向側へ移動すると共にY軸移動体19がY軸方向の
+方向側あるいは−方向側へ移動しても、さらにX軸移
動体13がX軸方向の一方向側へ移動すると共にY軸移
動体19がY軸方向の+方向側あるいは−方向側へ移動
しても、同様に上述の動作に基いて、レーザ発振器3か
らレーザ加工ヘッド29までの光路長を常に一定に保持
することができる。
【0029】図2には図1に代る他の実施例が示されて
いる。図2において図1における部品と同じ部品には同
一符号を符して説明を省略する。
【0030】図2において、光路長調整手段43として
は、X軸移動体13の前部側に第2移動体としての例え
ば滑車移動体65が前記ガイドレール15にY軸方向へ
移動可能に設けられている。前記動滑車移動体65には
前記Y軸移動体19の移動量の1/2だけY軸方向へ移
動する第4回転体としての例えば複数の滑車67A,6
7Bが回転可能に設けられている。また、前記光反転器
移動体29には第5回転体としての滑車69が設けられ
ており、しかも前記光反転移動体29はX軸移動体13
の移動量の1/2だけX軸方向へ移動するように構成さ
れている。
【0031】前記X軸移動体13の後部における左側の
上面には固定ブロック71が設けられており、この固定
ブロック71の上下には複数の滑車73A,73Bと滑
車73C,73Dが回転可能に設けられている。前記レ
ーザ発振器3には第4連動材しての例えばワイヤ75の
一端が固定されていると共に、ワイヤ75は滑車73
A,73B,67A,67B,73C,73Dおよび6
9を巻回して、ワイヤ75の他端が前記X軸移動体13
の後部における右端に固定されている。
【0032】前記レーザ発振器3の前部右側寄りには第
6回転体としての例えば滑車77が回転可能に設けられ
ている。前記反転器移動体29の右側には第5連動材と
しての例えばワイヤ79の一端が固定されていると共に
ワイヤ79は前記滑車77を介してワイヤ79の他端が
前記レーザ発振器3に固定されている。
【0033】前記動滑車移動体65にはブラケット81
が一体的に設けられていると共にこのブラケット81に
は第7回転体としての例えば滑車83が回転可能に設け
られている。前記X軸移動体13は第6連動材としての
例えばワイヤ85の一端が固定されていると共に、ワイ
ヤ85は滑車83を介してワイヤ85の他端が前記Y軸
移動体19に固定されている。
【0034】前記レーザ発振器3にはブラケット87が
設けられており、このブラケット87には第1弾機とし
ての例えば引っ張りバネ89の一端が固定されていると
共に、引っ張りバネ89の他端が前記レーザ発振器3の
前部に固定されている。前記X軸移動体13にはブラケ
ット91が設けられている。前記動滑車移動体65には
第2弾機としての例えば引っ張りバネ93の一端が固定
されていると共に引っ張りバネ93の他端が前記ブラケ
ット91に固定されている。
【0035】上記構成により、X軸移動体13がX軸方
向の+方向側に移動すると、ワイヤ75が同方向へ引っ
張られ光反転器移動体29が図3に示したごとくX軸方
向の+方向側にX軸移動体13の移動量の1/2だけ移
動する。このとき、引っ張りバネ89はX軸移動量の1
/4だけ伸びることになる。したがって、レーザ発振器
3からレーザ加工ヘッド29までの光路長を常に一定に
維持することができる。
【0036】X軸移動体13がX軸方向の一方向側へ移
動した際には、引っ張りバネ89の作用により光反転器
移動体29はX軸方向の一方向側にX軸移動体13の移
動量の1/2だけ移動し、光路長を常に一定に維持する
ことができる。
【0037】Y軸移動体19がY軸方向の一方向側へ移
動すると、ワイヤ85が同方向へ引っ張られ、動滑車移
動体65がY軸移動体19の移動量の1/2だけY軸方
向の一方向側に移動する。この結果、ワイヤ75がX軸
方向の一方向側へY軸移動体19の移動量分だけたるむ
ため、引っ張りバネ89の作用により光反転器移動体2
9がY軸移動量の1/2だけX軸方向の一方向側に移動
する。したがって、レーザ発振器3からレーザ加工ヘッ
ド29までの光路長を常に一定に維持することができ
る。
【0038】Y軸移動体19がY軸方向の+方向側に移
動すると、引っ張りバネ93の作用により動滑車65が
Y軸移動体19の移動量の1/2だけY軸方向の+方向
側へ移動する。この結果、ワイヤ75がY軸方向の+方
向側にY軸移動体19の移動量だけ引っ張られるため、
光反転器移動体29が図3に示したごとくY軸移動体1
9の移動量の1/2だけX軸方向の+方向側に移動す
る。このとき、引っ張りバネ89はY軸移動体19の移
動量の1/4だけ伸びる。したがって、発振器3からレ
ーザ加工ヘッド29までの光路長を常に一定に維持する
ことができる。
【0039】この実施例においても、X軸移動体13が
X軸方向の+方向側へ移動すると共にY軸移動体19が
Y軸方向の+方向側あるいは−方向側へ移動しても、さ
らにX軸移動体13がX軸方向の一方向側へ移動すると
共にY軸移動体19がY軸方向の+方向側あるいは一方
向側へ移動しても、同様に上述の動作に基いて、レーザ
発振器3からレーザ加工ヘッド29までの光路長を常に
一定に維持することができる。
【0040】したがって、X軸移動体13をX軸方向
へ、Y軸移動体19をY軸方向へ移動せしめてレーザ加
工ヘッド29がX軸,Y軸方向へ移動した際に1つの光
反転器35を簡単に構造により光反転移動体29で移動
せしめることにより光路長を一定に維持することができ
る。しかも移動する反射ミラーが従来よりも減少するの
で光出力の劣化を防止して安定したレーザ加工を行うこ
とができる。
【0041】なお、この発明は、上述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。本実施例は第1,第3
回転体として滑車、第3回転体をスプロケット、第1,
第3連動材をワイヤ、第2連動材をチェンで、また、第
4,第5,第6,第7回転体を滑車、第4,第5,第6
連動材をワイヤで説明したが、第1〜第6連動材にロー
プを、第1〜第6回転体にベルトなどを用いても構わな
いものである。
【0042】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、X軸移動体をX軸方向
へ、Y軸移動体をY軸方向を移動せしめてレーザ加工ヘ
ッドがX軸,Y軸方向へ移動した際に、1つの光反転器
を簡単な構造による光路長調整手段で光路長を常に一定
に維持することができる。しかも移動する反射ミラーが
従来よりも減少するので光出力の劣化を防止して安定し
たレーザ加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のレーザ加工装置を実施する一実施例
の斜視図である。
【図2】図1に代る他の実施例の斜視図である。
【図3】この発明の光路長を一定にする動作の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 レーザ加工装置 3 レーザ発振器 13 X軸移動体 19 Y軸移動体 21 レーザ加工ヘッド 23,25 第1,第2反射ミラー 29 光反転器移動体 31,33 第3,第4反射ミラー 35 光反転器 37,41 第5,第6反射ミラー 43 光路長調整手段 47 ワイヤ移動体(第1移動体) 49A〜49F 滑車(第1回転体) 51 ワイヤ(第1連動材) 55A,55B スプロケット(第2回転体) 57 チェン(第2連動材) 59A,59B 滑車(第3回転体) 63A,63B ワイヤ(第3連動材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸方向へ移動自在なX軸移動体を設け
    ると共にこのX軸移動体にY軸方向へ移動自在なY軸移
    動体を設け、このY軸移動体にレーザ加工ヘッドを設
    け、レーザ発振器から出力されたレーザビームを複数の
    反射ミラーを備えた光反転器を介して前記レーザ加工ヘ
    ッドに案内し、このレーザ加工ヘッドの任意の移動によ
    り任意のレーザ加工を行うレーザ加工装置にして、前記
    レーザ加工ヘッドのX軸,Y軸方向の移動に対して前記
    レーザ発振器から前記レーザ加工ヘッドまでのレーザビ
    ームの光路長を常に一定に維持すべく1つの光反転器を
    調整する光路長調整手段を設けてなることを特徴とする
    レーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記光路長調整手段が、前記X軸移動体
    にY軸方向へ移動可能に設けられた第1移動体と、この
    第1移動体の一方部に一端を固定すると共に複数の第1
    回転体を介して他端を前記第1移動体の他方部に固定し
    た第1連動材と、X軸方向へ移動可能に設けられ前記1
    つの光反転器を備えた光反転器移動体と、この光反転器
    移動体の一方に一端を固定すると共に前記複数の第1回
    転体のうちの1つの第1回転体の回転軸を共通した第1
    回転体の速度より1/2の速度で回転する第2回転体を
    介して他端を前記光反転器移動体の他方部に固定する第
    2連動材と、前記Y軸移動体の一方部に一端を固定する
    と共に他端を複数の第3回転体を介して前記Y軸移動体
    の他方部に固定する第3連動材と、で構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記光路長調整手段が、前記X軸移動体
    に移動可能に設けられると共にY軸移動体の移動量の1
    /2だけY軸方向へ移動する第4回転体を備えた第2移
    動体と、前記1つの光反転器を備えかつ第5回転体を有
    すると共に前記X軸移動体の移動量の1/2だけX軸方
    向へ移動する光反転器移動体と、前記レーザ発振器に一
    端を固定すると共に他端を前記第4、第5回転体を介し
    て前記X軸移動体に固定する第4連動材と、前記光反転
    器移動体に一端を固定すると共に他端を第6回転体を介
    して前記レーザ発振器に固定する第5連動材と、前記X
    軸移動体に一端を固定すると共に他端を前記第2移動体
    に備えられた第7回転体を介して前記Y軸移動体に固定
    する第6連動材と、前記第5回転体に一端を固定すると
    共に他端を前記レーザ発振器に固定する第1弾機と、前
    記X軸移動体に一端を固定すると共に他端を前記第2移
    動体に固定する第2弾機と、で構成されていることを特
    徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 第1,第3回転体が滑車、第2回転体が
    スプロケットであると共に、第1,第3連動材がワイ
    ヤ、第2連動材がチェンであることを特徴とする請求項
    2記載のレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 第4,第5,第6,第7回転体が滑車で
    あると共に第4,第5,第6連動材がワイヤであること
    を特徴とする請求項3記載のレーザ加工装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230839A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Yamazaki Mazak Corp レーザ加工機
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