JPH06198480A - レーザ加工機 - Google Patents

レーザ加工機

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JPH06198480A
JPH06198480A JP3196883A JP19688391A JPH06198480A JP H06198480 A JPH06198480 A JP H06198480A JP 3196883 A JP3196883 A JP 3196883A JP 19688391 A JP19688391 A JP 19688391A JP H06198480 A JPH06198480 A JP H06198480A
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    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/08Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
    • B23K26/0869Devices involving movement of the laser head in at least one axial direction
    • B23K26/0876Devices involving movement of the laser head in at least one axial direction in at least two axial directions

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 加工ヘッド32は、移動機構40の移動距離
にベルト43の回動長を加えた長さを移動するから、加
工ヘッド32の移動距離は、移動機構40の移動距離の
2倍であって、ベルト43の回動とともに反射ミラー体
31との間がベルト43の回動長と等しい長さだけ短縮
するようになっている。 【効果】 レーザ光の前記レーザ発振器21aから反射
ミラー31a間の光路長と反射ミラー31aから反射ミ
ラー32c間の光路長の和を一定に保持することによ
り、レーザ光のレーザ発振器21から被加工物までの光
路長及び平行が安定して、レーザ光の照射位置及び集束
の精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直線的に移動可能に構
成された加工機本体と、この加工機本体に搭載されたレ
ーザ発振器と、前記レーザ発振器から発振されたレーザ
光を反射して180度反転させる反転ミラー体と、前記
反転ミラー体から反転されたレーザ光を受光して被加工
面上に導く加工ヘッドとを備えてなるレーザ加工装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工装置は、レーザ光を発
振するレーザ発振器と該レーザ光を受けて集光する集光
装置を有する加工ヘッドを備えてなっている。このレー
ザ加工装置によれば、加工ヘッドの位置を固定するとと
もに、この加工ヘッドに出力されているレーザ光に対し
て被加工材を移動させて被加工材の加工を行う。
【0003】上述のような従来のレーザ加工装置の場
合、レーザ光の光路長が一定に保持されて安定した加工
品質が得られるが、被加工材の移動空間を確保する必要
が有る。そこで、近年では、長大な被加工材を加工する
際に相当大きな作業領域を確保する必要が作用じること
に鑑みて、被加工材を固定しておき、この被加工材に対
して加工ヘッドが移動する方式が採用されている。すな
わち、前記方式は、被加工材が設置された加工定盤の両
脇にレールを設置し、このレール上をフレームを走行さ
せながらフレームに設けられた加工ヘッドを被加工材に
向けてレーザ光を照射して加工を行う。
【0004】かかる装置においては、例えば特開昭63
ー154285号(特願昭61ー296684号)に示
すように、レーザ発振器からレーザ光路中に配したメニ
スカスレンズを介してレーザ光をコリメート(平行光
線)化し、加工ヘッドに常に一定光束のレーザ光が加工
ヘッドに導かれるようになっている。そして、前記装置
は、前記コリメート化したレーザ光を加工ヘッドで収束
して被加工材に照射することにより被加工材を切断する
ように構成されている。
【0005】なお、前記レーザ光の完全な平行化を図る
ことは困難であり、このため、従来装置においては、レ
ーザ発振器より集光レンズ系までの光路長の一定化を図
り、被加工材表面に精度よくレーザ光が収束されるよう
に構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなレーザ加工機の場合、以下のような問題が生じて
いた。すなわち、前記レーザ加工機にあっては、大型の
被加工材を切断するには、前記加工ヘッドの作動範囲を
大きくする必要があり、その場合、レーザ光の光路長が
長くなって前記レーザ光の平行が乱れるおそれがある。
【0007】さらに詳しくは、レーザ光は、その特徴と
して指向性が挙げられているが、光路長に対するレーザ
光の開き角が僅かであるが存在して、次式に与えられる
ように光路長が長くなればその大きさは無視できないも
のとなる。なお、次式において、θは全角表示での開き
角(rad)、λはレーザ光の波長(μm)、Lはガス
レーザ発振器の長さ(m)である。
【0008】
【数1】
【0009】例えば、炭酸ガスレーザが発振されて光路
長2m進む場合、レーザ光の波長はλ=10.6(μ
m)で有るので、θ=2×10ー3(rad)となる。
このことから、tanθ=2×10−3であるので、お
よそ光路長1m毎に幅方向に1mm広がることとなる。
したがって、光路長が相当の長さとなれば、加工ヘッド
におけるレーザ光の集束の精度が低下して、切断力や加
工精度の低下を引き起こすことが懸念される。
【0010】また、レーザ切断装置は、より厚肉または
高強度の部材の切断を可能とするためにはレーザ光の高
出力化とともにレーザ光の集束の精度の向上が必要であ
るが、光路長が長くなれば前記理由からレーザ光の集束
の精度が低下して加工精度の向上の妨げとなっていた。
【0011】一方、前記問題に鑑みて、実開昭61ー5
8983号(実願昭59ー145464)に開示されて
いる技術の如く、レーザ発振器と加工ヘッドのレーザ光
路中に反射鏡を内蔵する2個のアーム状に形成されたチ
ューブを3個の関節を介して接続し、該反射鏡を回動自
在に接続し被加工材領域をカバーすべく構成したものが
提案されているが、製造コストが上昇するほか、レーザ
加工機全体が大型化してその作動の制御なども大変とな
り前記問題の根本的な解決とならない。
【0012】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、広域な加工範囲を有するとともに加工範囲のいず
れの位置においてもレーザ光の収束精度が低下すること
なく良好に被加工材の加工を行うことができるレーザ加
工機を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ加工機で
は、前記移動機構は、前記レーザ発振器から発振された
レーザ光を反射して180度反転させる反転ミラー体
と、この反転ミラー体を支持する反転ミラー台と、前記
反転ミラー体から反転されたレーザ光を受光して被加工
面上に導く加工ヘッドと、この加工ヘッドを支持する加
工ヘッド移動台と、前記各移動台を移動させる移動機構
とを搭載してなり、レーザの入射方向に平行に延びかつ
レーザ光の光路に沿って移動自在に支持されたフレーム
と、このフレームの長さ方向両端に設けられた一対の駆
動プーリと、これら双方の駆動プーリに張設された無端
ベルトとを備え、前記無端ベルトには前記加工ヘッド移
動台を固定するとともに、前記フレームには反転ミラー
移動台が取り付けられていること、ならびに反転ミラー
移動台及び加工ヘッド移動台がそれぞれクランプ機構を
介して無端ベルト及びフレームに着脱自在に取り付けら
れていることを前記課題の解決手段とした。
【0014】
【作用】本発明のレーザ加工機によれば、無端ベルトの
一部を固定すれば無端ベルトが駆動プーリの回転にとも
なって一方向に回動される結果、前記固定位置を中心に
移動機構全体が無端ベルトの回動長だけ移動するととも
に、加工ヘッドが移動機構の長さ方向前後への移動距離
と、双方の駆動プーリ間を移動する無端ベルトの回動長
の和の距離を移動する。そして、加工ヘッドは、無端ベ
ルトの移動機構の移動方向と同方向に移動する位置に取
り付けることにより、移動機構の2倍の距離を移動す
る。レーザ光の光路長は、レーザ光が反転ミラー体で反
転して加工ヘッドに導かれ被加工材の加工に供されるこ
とから反転ミラー体の前進量に対してその2倍の距離だ
け延長されるが、反転ミラー体の前進量に対して加工ヘ
ッドがその2倍の距離を前進することにより前記延長分
を相殺して一定に保持される。
【0015】
【実施例】以下本発明の第1実施例を、図1ないし図8
を参照して説明する。図中符号10は、本実施例のレー
ザ加工機である。図1に示すように、レーザ加工機10
は、直線的に移動可能に構成された加工機本体20と、
加工機本体20の移動方向と略直交する方向に移動可能
に設けられた加工装置30とでなっている。
【0016】加工機本体20は、概略側面視長方形の筐
型であって、平行配置されたレール11、11の一方に
載置されてレール11の長さ方向に移動自在に設置され
ている。加工機本体20には、レーザ光を発振するレー
ザ発振器21が搭載されている。図1に示すように、レ
ーザ発振器21は、加工機本体20の内部に設置され、
レーザ光を一定方向に発振する発振部21aが加工機本
体20の加工側(図中手前側)側部に突出している。発
振部21aは、レーザ光の平行を保つようにレンズが内
蔵されている円筒状であって、レーザ光を加工装置30
の反射ミラー体31方向に向けて発振するべく水平に配
設してなっている。
【0017】図1及び図2に示すように、加工装置30
は、断面概略長方形筒状に形成された加工装置本体30
aと、レーザ発振器21から発振されたレーザ光を反射
して180度反転させる反転ミラー体31と、前記反転
ミラー体31から反転されたレーザ光を受光して被加工
面上に導く加工ヘッド32と、加工ヘッド32を加工装
置本体30aの長さ方向に移動させる移動機構40とで
構成されている。そして加工装置30は、加工機本体2
0と、加工機本体20の反対側に位置するレール11上
に設置された補助キャビネット22の間に水平に架設さ
れている。
【0018】図1ないし図4に示すように、反射ミラー
体31は、反射ミラー31aが内蔵された反射ミラー体
本体31bと、前記移動機構40と接続されて反射ミラ
ー体本体31bを加工装置30の長さ方向に移動自在に
支持する反射ミラー体移動台31cとでなっている。
【0019】反射ミラー31aは、図2に示すように、
90度で開口するL字状であって、側面視加工機本体2
0側に取り付けられている。また、反射ミラー31a
は、反射ミラー体31正面に上下に連設されたレーザ孔
31d、31dの下側のレーザ孔31dから入射したレ
ーザ光を自身の下部で垂直上方に反射するとともに、こ
の反射したレーザ光を自身の上部で反射することにより
上方のレーザ孔31dから加工機本体20方向へ向けて
反転するようになっている。
【0020】図1に示すように、反射ミラー体本体31
bは、反射ミラー体移動台31cにその側面から外方に
突出するようにして取り付けられている。図3に示すよ
うに、反射ミラー体本体31bの上部には、自身を反射
ミラー体移動台31cに固定するための反射ミラー体取
り付け金具31eがネジ50で締め付けることにより上
下方向の適宜位置で取り付けられている。反射ミラー体
取り付け金具31eは、反射ミラー体31の上部を覆い
かつ扇状に形成されて突出する取り付け部31fを有す
る板状の部材であって、反射ミラー体移動台31cの上
部に突出する回動軸31gに取り付け部31fの先端を
介して回動自在に取り付けられている。また反射ミラー
体本体31bは、側面視台形であって末広がりの部分を
加工機本体20側にして取り付けられることにより、レ
ーザ光を反射してその向きを反転させるようになってい
る。
【0021】図3及び図4に示すように、反射ミラー体
移動台31cは、側面視概略正方形の体状であって、加
工装置本体30aの底板上をその長さ方向に移動する反
転ミラー体基台31h上に固定されている。反射ミラー
体31の上部には、前記反射ミラー体取り付け金具31
eを固定する反射ミラーブラケット31iが取り付けら
れている。反射ミラーブラケット31iは、反射ミラー
体取り付け金具31eをネジ50で締め付けることによ
り加工装置30の幅方向の適宜位置で支持支持してい
る。
【0022】そして、前記のように構成される反射ミラ
ー体31は、回動軸31gを中心とする水平方向への回
動と、ネジ50による上下方向及び加工装置30幅方向
の位置の調整により、前記レーザ発振器21から発振さ
れるレーザ光に対して受光及び反射を適切に行うことの
できる位置にセット可能に構成されている。また、図7
及び図8に示すように、反射ミラー体31は、直線状の
光路長調整バー31kを移動機構40の補助キャビネッ
ト22側端部から補助キャビネット22方向に向けて取
り付けるとともに、この光路長調整バー31kを介して
反射ミラー体移動台31cを取り付けることによりレー
ザ光の光路長を調整可能に構成されている。
【0023】なお、図5及び図6に示すように、反射ミ
ラー体31は、反射ミラー体取り付け金具31eの反射
ミラー体本体31bの上部の位置に第1のクランプ装置
31jを取り付けることにより、反転ミラー体本体31
bに対して反射ミラー体本体31bを光路長を変更する
ために、クランプ位置を変更する目的で、クランプ位置
変更を容易なように構成してもよい。
【0024】図1ないし図4に示すように、加工ヘッド
32は、移動機構40に接続されて加工装置30を長さ
方向に移動する加工ヘッド移動台32aと、この加工ヘ
ッド移動台32aの上部に固定された加工ヘッド本体3
2bと、加工ヘッド本体32bの内部に内蔵された反射
ミラー32cを備えてなり、加工装置30に加工機本体
20と反射ミラー体31の間で取り付けられている。
【0025】図4及び図5に示すように、加工ヘッド移
動台32aは、側面視正方形に形成された部材であっ
て、ネジ50で移動機構40のベルト43の外側面に固
定されている。加工ヘッド本体32bは、ノズル状であ
って、反射ミラー体本体31bで反射したレーザ光を下
部に内蔵された集束レンズ(図示せず)で被加工材で焦
点を結ぶように形成されるとともに、前記加工ヘッド移
動台32aの加工側側部に突出してかつ鉛直にして取り
付けられている。また、加工ヘッド本体32bの下端部
は、レーザ光と略同径の小さい孔に形成されており、加
工時に飛散する被加工材がレーザ光の光路内に付着して
レーザ光と干渉することを防ぐようになっている。反射
ミラー32cは、平板状であって、加工ヘッド本体32
bの真上で反射ミラー体31側に45度傾斜して固定さ
れている。そして、反射ミラー32cは、前記反射ミラ
ー31aで反射されたレーザ光を鉛直下方に反射して加
工ヘッド本体32bに導くように形成されている。
【0026】なお、図5及び図6に示すように、加工ヘ
ッド32は、加工ヘッド移動台32aの加工側側部に第
2のクランプ装置32dを取り付けて、図に示すように
装置側部に突出した装置を回転することにより加工ヘッ
ド本体32bを加工ヘッド移動台32aに対してクラン
プ位置の変更を容易とする目的で構成してもよい。
【0027】そして、図2に示すように、前記加工装置
30は、レーザ発振器21から発振されたレーザ光を反
射ミラー体31において反射ミラー31aが反射するこ
とにより入射位置よりやや高い位置で180度反転させ
るとともに、この反転されたレーザ光を加工ヘッド32
において反射ミラー32cが受光して垂直下方に反射す
ることにより被加工材に照射するように構成されてい
る。
【0028】図1ないし図6に示すように、移動機構4
0は、レーザ光の入射方向に平行に延びる前記フレーム
41と、このフレーム41の長さ方向両端部に連設され
た一対の駆動プーリ42、42と、これら双方の駆動プ
ーリ42、42に卷装して張設された無端ベルト43と
を備えてなっている。
【0029】図5に示すように、フレーム41は、ロッ
ド状の部材であって、加工装置本体30a上にその長さ
方向に沿って設置されている。フレーム41の両端部
は、駆動プーリ42、42を支持するそれぞれのプーリ
取り付け台42aに嵌入されて固定されている。
【0030】図3に示すように、駆動プーリ42は、そ
れぞれ前記プーリ取り付け台42a、42a上に回動自
在に設置されて、ともに加工装置30に内蔵された駆動
装置の駆動力により回動されるようになっている。補助
キャビネット22側に位置するプーリ取り付け台42a
の先端部には、反射ミラー体31hが取り付けられてい
る。そして、駆動プーリ42、42は、前記駆動装置の
駆動力で回転されることにより互いの外周面に卷装され
たベルト43を回動するようになっている。
【0031】図3に示すように、無端ベルト43は、そ
の加工側と反対の側においてその一部がクランプ金具4
4で固定されている。また、ベルト43の加工側には、
加工ヘッド32が取り付けられて、ベルト43の回動に
ともなって加工装置30の長さ方向に沿って移動するよ
うになっている。
【0032】以下、本実施例のレーザ加工機10の作用
を説明する。前記レーザ加工機10により被加工材を加
工するには以下のように行う。レーザ加工機10におい
て、加工装置30を被加工材の加工位置に位置させるに
は、移動機構40の駆動装置を作動して、反射ミラー体
31及び加工ヘッド32をセットすべき位置に位置させ
る。
【0033】例えば、図7及び図8に示すように、駆動
装置を駆動して駆動プーリ42、42をそれぞれ平面視
左回りに回転させることにより、ベルト43を左回りに
回転させる。その結果、ベルト43の回動とともにクラ
ンプ金具44を中心にして、移動機構40全体がベルト
43の回動長だけ補助キャビネット22側に移動する。
また、加工ヘッド32は、移動機構40の移動距離にベ
ルト43の回動長を加えた長さを移動するから、加工ヘ
ッド32の移動距離は、移動機構40の移動距離の2倍
であって、ベルト43の回動とともに反射ミラー体31
との間がベルト43の回動長と等しい長さだけ短縮する
ようになっている。そして、加工ヘッド32は、図7に
示すような位置から、図8に示すように、移動機構40
とともに移動しつつフレーム41上を反射ミラー体31
側に移動する。反射ミラー体31及び加工ヘッド32を
前記加工機本体20側に移動する場合は、前記駆動プー
リ42、42を右回りに回動することにより、加工ヘッ
ド32が反射ミラー体31の2倍の速度で移動する。
【0034】そして、前記反射ミラー体31のセットが
完了したら、レーザ発振器21を作動してレーザ光を発
振し、このレーザ光を前述のように反射ミラー体31及
び加工ヘッド32を経て被加工材に照射することによ
り、被加工材を加工する。
【0035】したがって、前記本実施例のレーザ加工機
10によれば、移動機構40を作動することにより反射
ミラー体31が加工装置30をその長さ方向にベルト4
3の回動長だけ移動するとともに加工ヘッド32が反射
ミラー体31に対して同じ方向にその2倍の移動距離を
移動するから、レーザ光の前記レーザ発振器21aから
反射ミラー31a間の光路長と反射ミラー31aから反
射ミラー32c間の光路長の和を一定に保持することが
できる。その結果、レーザ光のレーザ発振器21から被
加工物までの光路長及び平行が安定して、レーザ光の照
射位置及び集束の精度が向上する。また、移動機構40
は、構造が簡単でかつ安価で製造することができるか
ら、レーザ加工機10の需要が向上する。加えて、前述
のように第1、第2のクランプ装置31j、32aを取
り付けることにより、反転ミラー体本体31b及び加工
ヘッド本体32bがそれぞれレーザ加工機10に対して
着脱自在となるから、被加工材の性状やレーザ光の強度
に応じて適切な反転ミラー体本体31b及び加工ヘッド
本体32bへの交換が簡便となって作業能率が向上す
る。
【0036】以下、本実施例の第2実施例を図9ないし
図11を参照して説明する。本実施例のレーザ加工機
は、前記レーザ加工機10の加工装置30及び加工装置
30を駆動する移動機構40に換えて加工装置60及び
加工装置60を駆動するための移動機構70を装備した
ものである。また、加工装置60では、レーザ加工機1
0における反射ミラー体31を取り外し、かえて図中移
動機構70に反射ミラー体80をその長さ方向に移動自
在に設けてある。なお、図9ないし図11の前記図1な
いし図8と同一の構成部分には同一の符号を付し、その
説明を簡略化する。
【0037】加工装置60は、前記加工装置本体30a
と同様に形成された加工装置本体60aに移動機構70
を取り付けてなっている。図9に示すように、前記移動
機構70は、レーザ光の入射方向に平行に延びるフレー
ム71と、このフレーム71に長さ方向に連設された一
対の2段プーリ72、72と、この2段プーリ72、7
2の対に張設された第1の無端ベルト73および第2の
無端ベルト74とでなっている。
【0038】2段プーリ72は、それぞれ径を等しく形
成された第1のプーリ72aに径をこの第1のプーリ7
2aの半分として形成された第2のプーリ72cを同心
状に固定してなっている。図9及び図10に概略示すよ
うに、第1のプーリ72a、72aの対には、前記加工
ヘッド32が固定された第1の無端ベルト73が卷装さ
れている。加工ヘッド32は、第1のプーリ72a、7
2a間の加工側の反対の側に前記ベルト43に対するの
と同様にして取り付けられている。第2のプーリ72
b、72bの対には、前記反射ミラー体80を移動する
第2の無端ベルト74が卷装されている。反射ミラー体
80は、前記反射ミラー体31をプーリ取り付け台42
aから取り外すとともに第2の無端ベルト74に取り付
け可能な形状に構成してなるものであって、前記加工ヘ
ッド32の補助キャビネット22側に取り付けられてい
る。第1、第2の無端ベルト73、74は、ともに前記
レーザ加工機10と同様の位置に設けられたクランプ金
具44でそれぞれクランプされている。
【0039】図9に示すように、反射ミラー体80は、
前記第1の無端ベルト73に取り付けられた反射ミラー
体本体81と、この反射ミラー体本体81の側に上下に
連設された反射ミラー82a、82bとで概略構成され
ている。反射ミラー82a、82bは、平板状であっ
て、上側に位置する反射ミラー82aは、加工機本体2
0方向に傾斜させるとともに前記加工ヘッド32の反射
ミラー32cより上部に位置するように固定されてい
る。また、下側に位置する反射ミラー82bは、補助キ
ャビネット22方向に傾斜させるとともに、反射ミラー
82aの垂直下方でかつ反射ミラー32cと水平の位置
に取り付けられている。
【0040】以下、本実施例の加工装置60の作用を説
明する。加工装置60により、加工ヘッド32を被加工
材の加工位置に位置させるには、以下のように行う。例
えば、図10に示すように、移動機構70の長さ方向加
工機本体20側端部に位置する加工ヘッド32を、図1
1に示すように、補助キャビネット22側端部に移動さ
せる場合、加工装置60に内蔵された駆動装置を作動し
て2段プーリ72、72をそれぞれ右回りに回転させ
る。2段プーリ72は、第1のプーリ72aと第2のプ
ーリ72bとが重合した状態で回転するが、これら第1
のプーリ72a及び第2のプーリ72bは一体に固定さ
れて駆動装置の駆動力と、第1の無端ベルト73、第2
の無端ベルト74の回動抵抗が作用しても一体で回転し
て等しい回転数を維持する。
【0041】2段プーリ72が回転を開始すれば、第1
の無端ベルト73及び第2の無端ベルト74が右回りに
回動してそれぞれの無端ベルト73、74に取り付けら
れた加工ヘッド32、反射ミラー体80が補助キャビネ
ット22方向に移動する。第1の無端ベルト73は、径
が第2のプーリ72bの2倍で形成された第1のプーリ
72aに卷装されているから、第2の無端ベルト74に
対して常に2倍の距離を移動する。また、前記2段プー
リ72、72を反対方向に回転すれば、前記と逆に加工
ヘッド32及び反射ミラー体80をともに加工機本体2
0方向に移動することができる。
【0042】加工ヘッド32のセットが完了したら、以
下、前記レーザ発振器21を作動してレーザ光を発振す
るが、レーザ発振器21から発振されたレーザ光は、レ
ーザ発振器21aから発振された後、反射ミラー82a
で反射して垂直下方に進み、ついで反射ミラー82bで
水平加工機本体20方向に反射し、反射ミラー32cで
垂直下方に反射して被加工材に当たるようになってい
る。そして、レーザ加工機10は、レーザ発振器21か
らレーザ光を発振しながら加工ヘッド32を移動機構7
0で移動させることにより、被加工材に目的の加工を施
すことができるようになっている。
【0043】したがって、前記本実施例の加工装置60
によれば、前記レーザ加工機10の奏する効果を有する
ことは勿論、加工ヘッド32と反射ミラー体80がとも
に2段プーリ72、72の間に位置するから、前記加工
装置30に比して2段プーリ72、72の両外側に突出
する部分が無くなって移動機構70を短く構成すること
が出来、装置全体を小型としてさらなる製造コストの減
少を可能とすることができる。
【0044】また、加工装置60は、加工ヘッド32と
反射ミラー体80の間隔を狭く設定することができるか
ら、レーザ光の光路長を短くして干渉物が侵入する部分
を減少することによりレーザ光の発振時の加工上のアク
シデントを防止することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーザ加
工機によれば、前記レーザ発振器から発振されたレーザ
光を反射して180度反転させる反転ミラー体と、この
反転ミラー体を支持する反転ミラー台と、前記反転ミラ
ー体から反転されたレーザ光を受光して被加工面上に導
く加工ヘッドと、この加工ヘッドを支持する加工ヘッド
移動台と、前記各移動台を移動させる移動機構とを搭載
してなり、前記移動機構は、レーザの入射方向に平行に
延びかつレーザ光の光路に沿って移動自在に支持された
フレームと、このフレームの長さ方向両端に設けられた
一対の駆動プーリと、これら双方の駆動プーリに張設さ
れた無端ベルトとを備え、前記無端ベルトには前記加工
ヘッド移動台を固定するとともに、前記フレームには反
転ミラー移動台が取り付けられていること、ならびに反
転ミラー移動台及び加工ヘッド移動台がそれぞれクラン
プ機構を介して無端ベルト及びフレームに着脱自在に取
り付けられていることを特徴とするから、無端ベルトの
一部を固定すれば無端ベルトが駆動プーリの回転にとも
なって一方向に回動される結果、前記固定位置を中心に
移動機構全体が無端ベルトの回動長だけ移動するととも
に、加工ヘッドが移動機構の長さ方向前後への移動距離
と、双方の駆動プーリ間を移動する無端ベルトの回動長
の和の距離を移動して、加工ヘッドが、無端ベルトの移
動機構の移動方向と同方向に移動する位置に取り付ける
ことにより、移動機構の2倍の距離を移動することか
ら、レーザ光の光路長は、レーザ光が反転ミラー体で反
転して加工ヘッドに導かれ被加工材の加工に供されるこ
とから反転ミラー体の前進量に対してその2倍の距離だ
け延長されるが、反転ミラー体の前進量に対して加工ヘ
ッドがその2倍の距離を前進することによりレーザ光の
前記レーザ発振器から反射ミラー間の光路長と反射ミラ
ーから反射ミラー間の光路長の和を一定に保持すること
ができる。その結果、レーザ光のレーザ発振器から被加
工物までの光路長及び平行が安定して、レーザ光の照射
位置及び集束の精度が向上する。加えて、前述のように
クランプ装置を取り付けることにより、反転ミラー体及
び加工ヘッドがそれぞれレーザ加工機に対して着脱自在
となるから、被加工材の性状やレーザ光の強度に応じて
適切な反転ミラー体本体及び加工ヘッド本体への交換が
簡便となって作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体斜視図である。
【図2】前記レーザ光の光路を示す略図である。
【図3】前記加工装置を示す平面図である。
【図4】前記反射ミラー体及び加工ヘッドの取り付け方
法を示す拡大側面図である。
【図5】前記反射ミラー体及び加工ヘッドの他の取り付
け方法を示す平面図。
【図6】前記反射ミラー体及び加工ヘッドの他の取り付
け方法を示す拡大側面図である。
【図7】前記加工装置の作用を示す略図である。
【図8】前記加工装置の作用を示す略図である。
【図9】本発明の第2実施例の移動機構を示す略側面図
である。
【図10】前記加工装置の作用を示す略図である。
【図11】前記加工装置の作用を示す略図である。
【符号の説明】 10 レーザ加工機 21 レーザ発振機 31 反射ミラー体 32 加工ヘッド 32a 加工ヘッド移動台 31c 反転ミラー体移動台 40 移動機構 41 フレーム 42 駆動プーリ 43 ベルト 60 加工装置 70 移動機構 71 フレーム 72 2段プーリ 73 第1の無端ベルト 74 第2の無端ベルト 75 反転ミラー体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前記レーザ発振器から発振されたレーザ
    光を反射して180度反転させる反転ミラー体と、この
    反転ミラー体を支持する反転ミラー台と、前記反転ミラ
    ー体から反転されたレーザ光を受光して被加工面上に導
    く加工ヘッドと、この加工ヘッドを支持する加工ヘッド
    移動台と、前記各移動台を移動させる移動機構とを搭載
    してなるレーザ加工機であって、 前記移動機構は、レーザの入射方向に平行に延びかつレ
    ーザ光の光路に沿って移動自在に支持されたフレーム
    と、このフレームの長さ方向両端に設けられた一対の駆
    動プーリと、これら双方の駆動プーリに張設された無端
    ベルトとを備え、前記無端ベルトには前記加工ヘッド移
    動台が固定されるとともに、前記フレームには反転ミラ
    ー移動台が取り付けられていることを特徴とするレーザ
    加工機。
  2. 【請求項2】 前記請求項1のレーザ加工機において、
    反転ミラー移動台及び加工ヘッド移動台がそれぞれクラ
    ンプ機構を介して無端ベルト及びフレームに発振器と加
    工ヘッド間の光路長を調整するために、クランプ位置の
    変更が容易な機構を有することを特徴とするレーザ加工
    機。
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