JP3226562B2 - レーザ加工方法および装置 - Google Patents

レーザ加工方法および装置

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邦夫 荒井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ加工方法および
装置に係り、特に、紫外線領域の波長のレーザ光を所定
の加工形状が形成されマスクを通して被加工物に照射
し、被加工物を加工するのに好適なレーザ加工方法およ
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紫外線領域の波長のレーザ光を発振する
エキシマレーザが知られている。このエキシマレーザで
は、発振器内で励起されたレーザ光の寿命が、10ns
程度と短いため、発振器から発振されたレーザ光が進む
距離は3m程度である。このため、エキシマレーザで
は、図4に示すように、焦点1を共焦点とする球面鏡
2、3を共振器とし、反射鏡4で反射されたレーザ光5
を疑似的な平行光として発振している。
【0003】エキシマレーザによる加工では、一般に図
5に示すように、レーザ光5の光路にマスク6を設け、
このマスク6を透過したレーザ光5をレンズ7を通して
被加工物8に照射して、マスク6に形成された形状を、
被加工物に転写するように加工することが行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6のよう
に、エキシマレーザのレーザ光5は、被加工物8に照射
されたとき、そのエネルギ分布に、エネルギ密度の高い
ところと、ほとんど0のところが発生する性質がある。
このため、図7に示すように、格子状に複数の穴を形成
したマスク6を用いて被加工物8に穴明け加工をした場
合、被加工物8に穴の明くところと、明かないところが
発生する。
【0005】本発明の目的は、上記の事情に鑑み、被加
工物に照射されるレーザ光のエネルギ分布を均一化し
て、マスクに形成された加工形状を確実に加工できるよ
うにしたレーザ加工方法および装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、レーザ発振器から発振された紫
外線領域の波長のレーザ光を所定の加工形状が形成され
たマスクに照射し、前記マスクを通過した前記レーザ光
をレンズにより集光して前記被加工物を加工するレーザ
加工方法において、反射面の角度を前記レーザ光の進行
方向に対して45度にした反射鏡を前記レーザ発振器と
前記レンズとの間に配置し、前記反射鏡を前記レーザ光
の進行方向に往復移動させることを特徴とする。また、
請求項2の発明は、紫外線領域の波長のレーザ光を発振
するレーザ発振器と、前記レーザ光の光路上に配置され
所定の加工形状が形成されたマスクと、前記マスクを透
過したレーザ光を被加工物の加工面に照射させるレンズ
とを備えたレーザ加工装置において、反射鏡と、この反
射鏡の移動装置と、を設け、前記反射鏡を、反射面の角
度が前記レーザ光の進行方向に対して45度になるよう
にして前記レーザ発振器と前記レンズとの間に配置し、
前記移動装置により、前記反射鏡を前記レーザ光の進行
方向に往復移動させることを特徴とする。
【0007】
【作用】すなわち、被加工物に照射されるレーザ光の光
軸を、平行移動させることにより、マスクを通して被加
工物に照射されるレーザ光のエネルギ分布を均一化し、
マスクに形成された形状を、被加工物に確実に転写する
様に加工することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1およ
び図2は、本発明の原理を説明するもので、同図におい
て、図7と同じものは、同じ符号を付けて示してある。
11はレーザ発振器。12は反射鏡。13は加振装置で
ある。
【0009】レーザ発振器11で発振されたレーザ光5
は、反射鏡12で反射された後、マスク6を透過し、レ
ンズ7を通って被加工物8に照射される。この時、加振
装置13で反射鏡12がレーザ光5の入射光軸方向に振
動されているので、反射鏡12で反射されたレーザ光5
の光軸は平行移動する。このため、マスク6上に照射さ
れるレーザ光5のエネルギは、図2に示すような分布と
なり、均一化されることになる。したがって、マスク6
を透過して被加工物8に照射されるレーザ光5のエネル
ギ分布が均一化され、被加工物8が均一に加工される。
【0010】図3は本発明を適用したレーザ加工装置の
一例を示すもので、同図において、図1と同じものは、
同じ符号を付けて示してある。15はベース。16はレ
ールで、ベース15に所定の間隔で固定されている。1
7はベアリングで、レール16に移動可能に嵌合してい
る。18は軸受で、ベース15に固定されている。19
はモータで、ベース15に固定されている。20は送り
ねじで、一端が軸受18に回転可能に支持され、他の一
端がモータ19に結合されている。21はナットで、送
りねじ20に螺合している。22はYテーブルで、ベア
リング17に固定支持され、ナット21に結合されてい
る。23はレールで、Yテーブル22に所定の間隔で固
定されている。24はベアリングで、レール23に移動
可能に嵌合している。25は軸受で、Yテーブル22に
固定されている。26はモータで、Yテーブル22に固
定されている。27は送りねじで、一端が軸受25に回
転可能に支持され、他の一端がモータ26に結合されて
いる。28はナットで、送りねじ27に螺合している。
29はXテーブルで、ベアリング24に固定支持され、
ナット28に結合されている。このXテーブル29に
は、被加工物8が載置される。
【0011】30はフレームで、ベース15に固定され
ている。31はブラケットで、フレーム30に固定され
ている。このブラケット31には、マスク6が支持され
ている。32は蛇腹で、マスク6を囲うようにフレーム
30に取付けられている。33はモータで、フレーム3
0に支持されている。34は送りねじで、モータ33に
結合されている。35は対物光学系で、蛇腹32に支持
されている。この対物光学系35には、レンズ7が支持
されている。36はブラケットで、対物光学系35に固
定され、送りねじ34に螺合している。
【0012】37は光導管で、フレーム30に固定され
ている。この光導管37には、内部に反射鏡12が移動
可能に設けられ、外部に反射鏡12を振動させるための
加振装置13が設けられている。また、光導管37の一
端には、レーザ発振器11が接続されている。40は制
御装置で、前記レーザ発振器11、加振装置13、モー
タ19、モータ26およびモータ33を制御する。
【0013】モータ19およびモータ26を作動させ
て、Xテーブル29に載置された被加工物8の位置決め
を行ない、加振装置13を作動させて、反射鏡12の振
動を開始させた後、レーザ発振器11を作動させる。レ
ーザ発振器11から発振されたレーザ光5は、光導管3
7内を進行し、反射鏡12で反射されて、マスク6を透
過した後、レンズ7を通り被加工物8上に照射され、被
加工物8の加工を行なう。この時、加振装置13を作動
させて、反射鏡12を振動させることにより、マスク6
上に照射されるレーザ光5のエネルギ分布を図2に示す
ように均一化することができる。したがって、マスクを
透過したレーザ光のエネルギ分布も均一化されている。
また、マスク6の像は、モータ33を作動させて、レン
ズ7の位置を変えることにより、任意の大きさに設定す
ることができる。
【0014】なお、レーザ発振器11の発振周波数と、
反射鏡12の振動周波数を同期させるように、レーザ発
振器11と、加振装置13を制御することもできる。
【0015】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、被加
工物に照射されるレーザ光の光軸を、平行移動させなが
ら加工するようにしたので、被加工物に照射されるレー
ザ光のエネルギ分布を均一化することができ、紫外線領
域の波長のレーザ光によりマスクに形成された加工形状
を確実に加工できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す構成図。
【図2】図1におけるレーザ光のエネルギ分布を示す特
性図。
【図3】本発明を実施するレーザ加工装置の要部を示す
斜視図。
【図4】エキシマレーザの発振原理を示す説明図。
【図5】エキシマレーザのマスクイメージ加工法を示す
説明図。
【図6】エキシマレーザのエネルギ分布を示す特性図。
【図7】エキシマレーザのマスクイメージ加工法におけ
る課題を示す説明図。
【符号の説明】
5 レーザ光、 6 マスク、 7 対物レンズ、 8 被加工物、 11 レーザ発振器、 12 反射鏡、 13 加振装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/00 - 26/42 G02B 27/00 H01S 3/101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ発振器から発振された紫外線領域の
    波長のレーザ光を所定の加工形状が形成されたマスクに
    照射し、前記マスクを通過した前記レーザ光をレンズに
    より集光して前記被加工物を加工するレーザ加工方法に
    おいて、反射面の角度を前記レーザ光の進行方向に対して45度
    にした反射鏡を前記レーザ発振器と前記レンズとの間に
    配置し、 前記反射鏡を前記レーザ光の進行方向に往復移動させる
    ことを特徴とするレーザ加工方法。
  2. 【請求項2】紫外線領域の波長のレーザ光を発振するレ
    ーザ発振器と、前記レーザ光の光路上に配置され所定の
    加工形状が形成されたマスクと、前記マスクを透過した
    レーザ光を被加工物の加工面に照射させるレンズとを備
    えたレーザ加工装置において、 反射鏡と、この反射鏡
    の移動装置と、を設け、 前記反射鏡を、反射面の角度が前記レーザ光の進行方向
    に対して45度になるようにして前記レーザ発振器と前
    記レンズとの間に配置し、 前記移動装置により、前記反射鏡を前記レーザ光の進行
    方向に往復移動させる ことを特徴とするレーザ加工装
    置。
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