JPH07322831A - 植物膨潤方法と植物性食品膨潤方法と植物性食品膨潤助剤 - Google Patents

植物膨潤方法と植物性食品膨潤方法と植物性食品膨潤助剤

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JPH07322831A
JPH07322831A JP6148429A JP14842994A JPH07322831A JP H07322831 A JPH07322831 A JP H07322831A JP 6148429 A JP6148429 A JP 6148429A JP 14842994 A JP14842994 A JP 14842994A JP H07322831 A JPH07322831 A JP H07322831A
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JP
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plant
rice
water
soluble polysaccharide
swelling
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JP6148429A
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Eisuke Otsuka
栄助 大塚
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KIGUCHI KK
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KIGUCHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来は、摂氏70度で豆を煮たので時間がかか
ったが、摂氏100度に上昇させて、短時間に豆を柔ら
かく煮ることを本発明の第一の目的とする。また、大豆
や小豆などと同じように米、麦、粟、稗などの穀物を比
較的短時間の間に柔らかく煮ることを本発明の第二の目
的とする。また、グルコマンナンなどの水難溶性多糖類
を含む植物に弱酸性有機酸を含む水を加え、加熱して、
水分吸収を促進し、柔らかくし、膨潤させることを本発
明の第三の目的とする。 【構成】本発明は、植物の組織のセルローズなどの難溶
性多糖類とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコ
マンナンを、弱酸性の希釈液と接触させて、植物の水分
吸収を促進し得るようにした植物膨潤方法であり、植物
性食品膨潤方法であり、弱酸性有機酸の希釈液でなる植
物性食品膨潤助剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物膨潤方法と植物性
食品膨潤方法と植物性食品膨潤助剤に関し、特に、木の
実や穀物や豆類や甘藷や馬鈴薯や里芋などの植物を、弱
酸性有機酸の希釈液で処理して、植物の水分吸収を促進
し、柔らかくし、膨らませてなる植物膨潤方法と植物性
食品膨潤方法と植物性食品膨潤助剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、木の実や穀物や豆類などの植
物を、一旦、水中に浸漬して、しばらくして、比較的強
い火で加熱して、柔らかくし、膨らませてきた。植物
は、一般に、粘性物質として多糖類を多く含んでいる
が、この多糖類には、例えば、澱粉などの水溶性多糖類
と、例えば、グルコマンナンなどの水難溶性多糖類と、
例えば、セルローズなどの難溶性多糖類との3種類があ
り、それらの性質を生かして例えば、澱粉糊の接着性を
利用し、事務用の接着糊として利用したりしてきたが、
必ずしも、その用途を十分開拓し得ているとは云えな
い。また、豆類の種子である豆は、水難溶性多糖類を沢
山含んでいる。そこで、そのような性質を十分理解し
て、従来から、煮豆を作ってきた。次に、従来からの煮
豆の作り方を説明すると、まず、豆をよく洗い、次に、
6時間乃至14時間の長い間、水に浸して、水分を豆に
吸収させ、次に、その豆を摂氏70度に加熱して煮るの
である。この時、なぜ、摂氏70度以上に加熱して煮な
いのかと云えば、もし、摂氏70度以上に加熱して煮る
と、豆の表面に近いところの澱粉が糊のようになって、
水分や熱が中心部に伝わりにくい。その結果、豆が十分
に煮えなくなり、蛋白質も変化して、煮豆として良い結
果は出ない。そこで、摂氏70度に加熱して、それ以上
の温度にしないようにして豆を煮るのである。そこで、
時には、差し水といって豆を煮ている最中に、冷たい水
を注ぐことが行なわれる。それは、急な温度変化で豆の
組織が壊れて、その壊れたところから吸水し易くなり、
吸水が十分行なわれて、その部分から高熱水のもつ熱
を、十分、豆の組織の中心部に伝えて、よく煮ることが
出来る。そのような豆を煮る方法で、煮豆を作るのであ
る。ところで、豆乳、豆腐などを作るためには、従来か
ら、あらかじめ、長い間、水に浸して、水を、十分、吸
収させた大豆を、摩砕してから加熱して、呉を作り、熱
が、豆乳、豆腐などの材料の全体に均一に伝わり、品質
むらを起こさないためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に、大豆や小豆などの加熱温度を摂氏70度に止めて加
熱するのでなく、むしろ、大豆や小豆などの加熱温度を
摂氏100度にまで上昇させて、比較的短時間の間に大
豆や小豆などを柔らかく煮ることを本発明の第一の目的
とする。また、大豆や小豆などと同じように米、麦、
粟、稗などの穀物を比較的短時間の間に柔らかく煮るこ
とを本発明の第二の目的とする。また、グルコマンナン
などの水難溶性多糖類は、有機酸又は無機酸を微量含ん
だ水に浸け、加熱すると、加水分解し、グルコースを分
離する性質がある。その性質を利用し、木の実や穀物や
豆類や甘藷や馬鈴薯や里芋などの植物を、弱酸性有機酸
の希釈液で処理して、植物の水分吸収を促進し、柔らか
くし、膨らませるようにすることを本発明の第三の目的
とする。また、植物のセルローズなどの難溶性多糖類と
ともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナン
を、フマール酸などの有機酸やL−グルタミン酸などの
アミノ酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、植物の水
分吸収を促進し得るようにした植物膨潤方法を提供する
ことを本発明の第四の目的とする。また、植物性食品の
素材に含まれるセルローズなどの難溶性多糖類とともに
含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンをフマー
ル酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触さ
せて、前記植物性食品の素材の水分吸収を促進し得るよ
うにした植物性食品膨潤方法を提供することを本発明の
第五の目的とする。また、セルローズなどの難溶性多糖
類とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナ
ンを含む木の実や穀物や豆類などの植物性食品の水分吸
収を促進し、柔らかくし、膨らませ得る性質を有する弱
酸性有機酸の希釈液でなる植物性食品膨潤助剤を提供す
ることを本発明の第六の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、植物のセルロ
ーズなどの難溶性多糖類とともに含まれている水難溶性
多糖類のグルコマンナンを、弱酸性の希釈液と接触させ
て、植物の水分吸収を促進し得るようにした植物膨潤方
法であり、また、本発明は、植物性食品の素材に含まれ
るセルローズなどの難溶性多糖類とともに含まれている
水難溶性多糖類のグルコマンナンをフマール酸やL−グ
ルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、前記植
物性食品の素材の水分吸収を促進し得るようにした植物
性食品膨潤方法であり、また、本発明は、セルローズな
どの難溶性多糖類とともに含まれている水難溶性多糖類
のグルコマンナンを含む木の実や穀物や豆類などの植物
性食品の水分吸収を促進し、柔らかくし、膨らませ得る
性質を有する弱酸性有機酸の希釈液でなる植物性食品膨
潤助剤である。
【0005】
【作用】本発明は、植物のセルローズなどの難溶性多糖
類とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナ
ンを、弱酸性の希釈液と接触させて、植物の水分吸収を
促進し得るようにした植物膨潤方法であるから、弱酸性
の希釈液が水難溶性多糖類のグルコマンナンに作用し
て、加水分解し、マンノースとグルコースに分解して吸
水性を高めて、植物の水分吸収を促進し得る。また、本
発明は、植物性食品の素材に含まれるセルローズなどの
難溶性多糖類とともに含まれている水難溶性多糖類のグ
ルコマンナンをフマール酸やL−グルタミン酸などの弱
酸性の希釈液と接触させて、前記植物性食品の素材の水
分吸収を促進し得るようにした植物性食品膨潤方法であ
るから、植物性食品の素材に含まれた水難溶性多糖類の
グルコマンナンを、弱酸性の希釈液と接触させて、植物
性食品の素材の水分吸収を促進し得る。また、本発明
は、セルローズなどの難溶性多糖類とともに含まれてい
る水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木の実や穀物
や豆類などの植物性食品の水分吸収を促進し、柔らかく
し、膨らませ得る性質を有する弱酸性有機酸の希釈液で
なる植物性食品膨潤助剤であるから、その植物性食品膨
潤助剤を水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木の実
や穀物や豆類などの植物性食品に加えることにより、水
難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木の実や穀物や豆
類などの植物性食品の水分吸収を促進し、柔らかくし、
膨らませ得る。
【0006】
【実施例1】本発明は、セルローズなどの難溶性多糖類
とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナン
を含む大豆や小豆や空豆やうずら豆などの豆類に、フマ
ール酸などの有機酸の弱酸性の希釈液を加えて、前記豆
類の水分吸収を促進し、柔らかくし、膨らませてなる植
物膨潤方法である。
【0007】
【実施例2】本発明は、セルローズなどの難溶性多糖類
とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナン
を含むコーヒーやカカオの実などの植物の実に、フマー
ル酸などの有機酸の弱酸性の希釈液を加えて、前記植物
の実の水分吸収を促進し、柔らかくし、膨らませてなる
植物膨潤方法である。
【0008】
【実施例3】本発明は、インデカ米に適量の餅米を混せ
て、フマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈
液を加えて、摂氏100度まで加熱し、15分乃至25
分の時間の適宜時間を経過させて、グルコマンナンを含
むインデカ米およびグルコマンナンを含む餅米のグルコ
マンナンがマンノースとグルコースに分解し、吸水性を
高め、水分吸収を促進し、パサパサさせずに膨潤状態を
保持させうるようにした植物膨潤方法である。
【0009】
【実施例4】本発明は、水と米との混合比を水に対して
米を少なめにして、その米に、フマール酸やL−グルタ
ミン酸などの弱酸性の希釈液を加えて、摂氏100度ま
で加熱し、15分乃至25分の時間の適宜時間を経過さ
せて、グルコマンナンを含むインデカ米およびグルコマ
ンナンを含む餅米のグルコマンナンがマンノースとグル
コースに分解し、吸水性を高め、水分吸収を促進し、米
の水分吸収量を増大し得るようにした植物膨潤方法であ
る。
【0010】
【実施例5】本発明は、まず、米を水に浸して、次に、
米にフマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈
液と接触させて、加熱し、15分乃至25分の時間の適
宜時間を経過させて、米の水分吸収を促進し、米に含ま
れているグルコマンナンをマンノースとグルコースに分
解して、米の水分吸収を促進し、米の水分吸収量を増大
し得るようにした植物膨潤方法である。
【0011】
【実施例6】本発明は、澱粉を主成分にした植物性食品
の素材に含まれるセルローズなどの難溶性多糖類ととも
に含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンをフマ
ール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触
させて、前記植物性食品の素材の水分吸収を促進し得る
ようにした植物性食品膨潤方法である。
【0012】
【実施例7】本発明は、豆腐などの植物性食品の素材の
大豆のセルローズなどの難溶性多糖類とともに含まれて
いる水難溶性多糖類のグルコマンナンをフマール酸やL
−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、前
記植物性食品の素材の大豆の水分吸収を促進し得るよう
にした植物性食品膨潤方法である。
【0013】
【実施例8】本発明は、藷菓子などの植物性食品の素材
の甘藷のセルローズなどの難溶性多糖類とともに含まれ
ている水難溶性多糖類のグルコマンナンとフマール酸や
L−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、
前記植物性食品の素材の甘藷の水分吸収を促進し得るよ
うにした植物性食品膨潤方法である。
【0014】
【実施例9】本発明は、セルローズなどの難溶性多糖類
とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナン
を含む豆菓子などの植物性食品の素材の大豆や小豆や空
豆やうずら豆などの豆類に、フマール酸などの有機酸の
弱酸性の希釈液或いはL−グルタミン酸などのアミノ酸
の弱酸性の希釈液を加えて、前記豆類の水分吸収を促進
し、柔らかくし、膨らませてなる植物性食品膨潤方法で
ある。
【0015】
【実施例10】本発明は、本発明は、などの難溶性多糖
類とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナ
ンを含む木の実や穀物や大豆、小豆などの豆類、豆乳、
豆腐などを作るための大豆などの植物の水分吸収を促進
し、柔らかくし、膨らませ得る性質を有するフマール酸
などの有機酸の弱酸性の希釈液或いはL−グルタミン酸
などのアミノ酸の弱酸性有機酸の希釈液でなる植物性食
品膨潤助剤を加え、まず、木の実や穀物や大豆、小豆な
どの豆類などの植物を摂氏70度乃至摂氏100度で煮
て、比較的短時間で煮上げ得る植物性食品膨潤方法であ
る。
【0016】
【実施例11】本発明は、米を原料にして、まず、その
原料の米を適量の水に浸漬して、その水に、フマール酸
などの有機酸を成分とする弱酸性の液を少量注ぎ、その
水を炊き水にして、しばらく、浸したままにしておき、
米に含まれた水難溶性多糖類のグルコマンナンが、マン
ノースとグルコースに分解して、米の水分吸収を促進
し、米の水分吸収量を増大し得ることにより、御飯の体
積と重量を増加させ得るようにした植物膨潤方法であ
る。
【0017】
【効果】本発明は、植物のセルローズなどの難溶性多糖
類とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナ
ンを、弱酸性の希釈液と接触させて、植物の水分吸収を
促進し得るようにした植物膨潤方法であるから、弱酸性
の希釈液が水難溶性多糖類のグルコマンナンに作用し
て、加水分解し、マンノースとグルコースに分解して吸
水性を高めて、植物の水分吸収を促進し得る効果があ
る。また、本発明は、植物性食品の素材に含まれるセル
ローズなどの難溶性多糖類とともに含まれている水難溶
性多糖類のグルコマンナンをフマール酸やL−グルタミ
ン酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、前記植物性食
品の素材の水分吸収を促進し得るようにした植物性食品
膨潤方法であるから、植物性食品の素材に含まれた水難
溶性多糖類のグルコマンナンを、弱酸性の希釈液と接触
させて、植物性食品の素材の水分吸収を促進し得る効果
がある。また、本発明は、セルローズなどの難溶性多糖
類とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナ
ンを含む木の実や穀物や豆類などの植物性食品の水分吸
収を促進し、柔らかくし、膨らませ得る性質を有する弱
酸性有機酸の希釈液でなる植物性食品膨潤助剤であるか
ら、その植物性食品膨潤助剤を水難溶性多糖類のグルコ
マンナンを含む木の実や穀物や豆類などの植物性食品に
加えることにより、水難溶性多糖類のグルコマンナンを
含む木の実や穀物や豆類などの植物性食品の水分吸収を
促進し、柔らかくし、膨らませ得る効果がある。また、
本発明は、まず、米を水に浸して、次に、米にフマール
酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触させ
て、加熱し、15分乃至25分の時間の適宜時間を経過
させて、米の水分吸収を促進し、米に含まれているグル
コマンナンをマンノースとグルコースに分解して、米の
水分吸収を促進し、米の水分吸収量を増大し得るように
した植物膨潤方法であるから、水に浸した米を、弱酸性
の希釈液と接触させて、加熱し、米の水分吸収を促進
し、米の水分吸収量を増大し得る効果がある。そこで、
米の重量とその米を炊いて御飯にした重量とを比べてみ
ると、従来は、1対2.2であるのに対して、本発明で
は、1対2.4乃至1対2.5になり、本発明による植
物膨潤方法の炊飯方法が、従来の炊飯方法より、約10
%増量するし、御飯が柔らかくて美味しい。このような
ことは少しの差のようでも、御飯が、適度に柔らかくて
美味しいことに加えて、約10%増量するのであるか
ら、それを採用するのと採用しないのとでは大きな差に
なることは明らかであり、誰にでも、十分理解し易いほ
どの顕著な効果である。また、本発明は、豆腐などの植
物性食品の素材の大豆のセルローズなどの難溶性多糖類
とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナン
をフマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液
と接触させて、前記植物性食品の素材の大豆の水分吸収
を促進し得るようにした植物性食品膨潤方法であるか
ら、従来のように摂氏70度を上限にして加熱するよう
なことをしないでも、摂氏100度で、沸騰させながら
加熱することか出来るので、比較的短時間に大豆を柔ら
かく煮ることが出来る効果がある。それ故に、従来は、
豆乳、豆腐などを作るためには、従来から、あらかじ
め、長い間、水に浸して、水を、十分、吸収させた大豆
を、摩砕してから加熱して、呉を作り、熱が、豆乳、豆
腐などの材料の全体に均一に伝わるようにし、品質むら
を起こさないように努力してきた。それに対して、本発
明は、従来のように、大豆などの加熱温度を摂氏70度
に止めて加熱するのでなく、従来は、不可能であった大
豆などの加熱温度を摂氏100度にまで上昇させて沸騰
させて、比較的短時間の間に大豆などを柔らかく煮るよ
うにしたのである。そして、それから煮終った後に、ミ
キサーにかけて摩砕して、豆乳、豆腐などを作るための
呉を作るのであるが、呉を濾したときに出来るオカラの
量は、少なくなり経済的にも有益であるなどの効果があ
る。また、炊飯する時には、米の量を1に対して水の量
を1.5にし、それに本発明の弱酸性有機酸の希釈液で
なる植物性食品膨潤助剤を、少量加えることにより、柔
らかくて美味しい御飯が出来る効果がある。また、本発
明の弱酸性有機酸の希釈液でなる植物性食品膨潤助剤
を、植物組織にばかりでなく微生物の活性化にも寄与す
る面があり、本発明の植物性食品膨潤方法を、大豆など
の豆類或いは米麦などの穀物を原料にしたものに適用し
て発酵食品を作る場合に、その発酵活動をする微生物の
活性化に寄与するのであり、また、大豆などの豆類或い
は米麦などの穀物は、元来、植物の種子であって、その
植物の種子の発芽を促進するために、本発明の弱酸性有
機酸の希釈液が機能する面もあるために、本発明の弱酸
性有機酸の希釈液でなる植物性食品膨潤剤を、適切に利
用して植物性食品を最適条件で作り得る効果がある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】植物膨潤方法と植物性食品膨潤方法と植
物性食品膨潤助剤
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物膨潤方法と植物性
食品膨潤方法と植物性食品膨潤助剤に関し、特に、木の
実や穀物や豆類や甘藷や馬鈴薯や里芋などの植物を、弱
酸性有機酸の希釈液で処理して、植物の水分吸収を促進
し、柔らかくし、膨らませてなる植物膨潤方法と植物性
食品膨潤方法と植物性食品膨潤助剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、木の実や穀物や豆類などの植
物を、一旦、水中に浸漬して、しばらくして、比較的強
い火で加熱して、柔らかくし、膨らませてきた。植物
は、一般に、粘性物質として多糖類を多く含んでいる
が、この多糖類には、例えば、澱粉などの水溶性多糖類
と、例えば、グルコマンナンなどの水難溶性多糖類と、
例えば、セルローズなどの難溶性多糖類との3種類があ
り、それらの性質を生かして例えば、澱粉糊の接着性を
利用し、事務用の接着糊として利用したりしてきたが、
必ずしも、その用途を十分開拓し得ているとは云えな
い。また、豆類の種子である豆は、水難溶性多糖類を沢
山含んでいる。そこで、そのような性質を十分理解し
て、従来から、煮豆を作ってきた。次に、従来からの煮
豆の作り方を説明すると、まず、豆をよく洗い、次に、
6時間乃至14時間の長い間、水に浸して、水分を豆に
吸収させ、次に、その豆を摂氏70度に加熱して煮るの
である。この時、なぜ、摂氏70度以上に加熱して煮な
いのかと云えば、もし、摂氏70度以上に加熱して煮る
と、豆の表面に近いところの澱粉が糊のようになって、
水分や熱が中心部に伝わりにくい。その結果、豆が十分
に煮えなくなり、蛋白質も変化して、煮豆として良い結
果は出ない。そこで、摂氏70度に加熱して、それ以上
の温度にしないようにして豆を煮るのである。そこで、
時には、差し水といって豆を煮ている最中に、冷たい水
を注ぐことが行なわれる。それは、急な温度変化で豆の
組織が壊れて、その壊れたところから吸水し易くなり、
吸水が十分行なわれて、その部分から高熱水のもつ熱
を、十分、豆の組織の中心部に伝えて、よく煮ることが
出来る。そのような豆を煮る方法で、煮豆を作るのであ
る。ところで、豆乳、豆腐などを作るためには、従来か
ら、あらかじめ、長い間、水に浸して、水を、十分、吸
収させた大豆を、摩砕してから加熱して、呉を作り、熱
が、豆乳、豆腐などの材料の全体に均一に伝わり、品質
むらを起こさないためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に、大豆や小豆などの加熱温度を摂氏70度に止めて加
熱するのでなく、むしろ、大豆や小豆などの加熱温度を
摂氏100度にまで上昇させて、比較的短時間の間に大
豆や小豆などを柔らかく煮ることを本発明の第一の目的
とする。また、大豆や小豆などと同じように米、麦、
粟、稗などの穀物を比較的短時間の間に柔らかく煮るこ
とを本発明の第二の目的とする。また、グルコマンナン
などの水難溶性多糖類は、有機酸又は無機酸を微量含ん
だ水に浸け、加熱すると、加水分解し、グルコースを分
離する性質がある。その性質を利用し、木の実や穀物や
豆類や甘藷や馬鈴薯や里芋などの植物を、弱酸性有機酸
の希釈液で処理して、植物の水分吸収を促進し、柔らか
くし、膨らませるようにすることを本発明の第三の目的
とする。また、植物のセルローズなどの難溶性多糖類と
ともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナン
を、フマール酸などの有機酸やL−グルタミン酸などの
アミノ酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、植物の水
分吸収を促進し得るようにした植物膨潤方法を提供する
ことを本発明の第四の目的とする。また、植物性食品の
素材に含まれるセルローズなどの難溶性多糖類とともに
含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンをフマー
ル酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触さ
せて、前記植物性食品の素材の水分吸収を促進し得るよ
うにした植物性食品膨潤方法を提供することを本発明の
第五の目的とする。また、セルローズなどの難溶性多糖
類とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナ
ンを含む木の実や穀物や豆類などの植物性食品の水分吸
収を促進し、柔らかくし、膨らませ得る性質を有する弱
酸性有機酸の希釈液でなる植物性食品膨潤助剤を提供す
ることを本発明の第六の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、植物のセルロ
ーズなどの難溶性多糖類とともに含まれている水難溶性
多糖類のグルコマンナンを、弱酸性の希釈液と接触させ
て、植物の水分吸収を促進し得るようにした植物膨潤方
法であり、また、本発明は、植物性食品の素材に含まれ
るセルローズなどの難溶性多糖類とともに含まれている
水難溶性多糖類のグルコマンナンをフマール酸やL−グ
ルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、前記植
物性食品の素材の水分吸収を促進し得るようにした植物
性食品膨潤方法であり、また、本発明は、セルローズな
どの難溶性多糖類とともに含まれている水難溶性多糖類
のグルコマンナンを含む木の実や穀物や豆類などの植物
性食品の水分吸収を促進し、柔らかくし、膨らませ得る
性質を有する弱酸性有機酸の希釈液でなる植物性食品膨
潤助剤である。
【0005】
【作用】本発明は、植物のセルローズなどの難溶性多糖
類とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナ
ンを、弱酸性の希釈液と接触させて、植物の水分吸収を
促進し得るようにした植物膨潤方法であるから、弱酸性
の希釈液が水難溶性多糖類のグルコマンナンに作用し
て、加水分解し、マンノースとグルコースに分解して吸
水性を高めて、植物の水分吸収を促進し得る。また、本
発明は、植物性食品の素材に含まれるセルローズなどの
難溶性多糖類とともに含まれている水難溶性多糖類のグ
ルコマンナンをフマール酸やL−グルタミン酸などの弱
酸性の希釈液と接触させて、前記植物性食品の素材の水
分吸収を促進し得るようにした植物性食品膨潤方法であ
るから、植物性食品の素材に含まれた水難溶性多糖類の
グルコマンナンを、弱酸性の希釈液と接触させて、植物
性食品の素材の水分吸収を促進し得る。また、本発明
は、セルローズなどの難溶性多糖類とともに含まれてい
る水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木の実や穀物
や豆類などの植物性食品の水分吸収を促進し、柔らかく
し、膨らませ得る性質を有する弱酸性有機酸の希釈液で
なる植物性食品膨潤助剤であるから、その植物性食品膨
潤助剤を水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木の実
や穀物や豆類などの植物性食品に加えることにより、水
難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木の実や穀物や豆
類などの植物性食品の水分吸収を促進し、柔らかくし、
膨らませ得る。
【0006】
【実施例1】本発明は、セルローズなどの難溶性多糖類
とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナン
を含む大豆や小豆や空豆やうずら豆などの豆類に、フマ
ール酸などの有機酸の弱酸性の希釈液を加えて、前記豆
類の水分吸収を促進し、柔らかくし、膨らませてなる植
物膨潤方法である。
【0007】
【実施例2】本発明は、セルローズなどの難溶性多糖類
とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナン
を含むコーヒーやカカオの実などの植物の実に、フマー
ル酸などの有機酸の弱酸性の希釈液を加えて、前記植物
の実の水分吸収を促進し、柔らかくし、膨らませてなる
植物膨潤方法である。
【0008】
【実施例3】本発明は、インデカ米に適量の餅米を混ぜ
て、フマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈
液を加えて、摂氏100度まで加熱し、15分乃至25
分の時間の適宜時間を経過させて、グルコマンナンを含
むインデカ米およびグルコマンナンを含む餅米のグルコ
マンナンがマンノースとグルコースに分解し、吸水性を
高め、水分吸収を促進し、パサパサさせずに膨潤状態を
保持させうるようにした植物膨潤方法である。
【0009】
【実施例4】本発明は、水と米との混合比を水に対して
米を少なめにして、その米に、フマール酸やL−グルタ
ミン酸などの弱酸性の希釈液を加えて、摂氏100度ま
で加熱し、15分乃至25分の時間の適宜時間を経過さ
せて、グルコマンナンを含むインデカ米およびグルコマ
ンナンを含む餅米のグルコマンナンがマンノースとグル
コースに分解し、吸水性を高め、水分吸収を促進し、米
の水分吸収量を増大し得るようにした植物膨潤方法であ
る。
【0010】
【実施例5】本発明は、まず、米を水に浸して、次、米
にフマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液
と接触させて、加熱し、15分乃至25分の時間の適宜
時間を経過させて、米の水分吸収を促進し、米に含まれ
ているグルコマンナンをマンノースとグルコースに分解
して、米の水分吸収を促進し、米の水分吸収量を増大し
得るようにした植物膨潤方法である。
【0011】
【実施例6】本発明は、澱粉を主成分にした植物性食品
の素材に含まれるセルローズなどの難溶性多糖類ととも
に含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンをフマ
ール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触
させて、前記植物性食品の素材の水分吸収を促進し得る
ようにした植物性食品膨潤方法である。
【0012】
【実施例7】本発明は、豆腐などの植物性食品の素材の
大豆のセルローズなどの難溶性多糖類とともに含まれて
いる水難溶性多糖類のグルコマンナンをフマール酸やL
−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、前
記植物性食品の素材の大豆の水分吸収を促進し得るよう
にした植物性食品膨潤方法である。
【0013】
【実施例8】本発明は、藷菓子などの植物性食品の素材
の甘藷のセルローズなどの難溶性多糖類とともに含まれ
ている水難溶性多糖類のグルコマンナンとフマール酸や
L−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、
前記植物性食品の素材の甘藷の水分吸収を促進し得るよ
うにした植物性食品膨潤方法である。
【0014】
【実施例9】本発明は、セルローズなどの難溶性多糖類
とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナン
を含む豆菓子などの植物性食品の素材の大豆や小豆や空
豆やうずら豆などの豆類に、フマール酸などの有機酸の
弱酸性の希釈液或いはL−グルタミン酸などのアミノ酸
の弱酸性の希釈液を加えて、前記豆類の水分吸収を促進
し、柔らかくし、膨らませてなる植物性食品膨潤方法で
ある。
【0015】
【実施例10】本発明は、本発明は、セルローズなどの
難溶性多糖類とともに含まれている水難溶性多糖類のグ
ルコマンナンを含む木の実や穀物や大豆、小豆などの豆
類、豆乳、豆腐などを作るための大豆などの植物の水分
吸収を促進し、柔らかくし、膨らませ得る性質を有する
フマール酸などの有機酸の弱酸性の希釈液或いはL−グ
ルタミン酸などのアミノ酸の弱酸性有機酸の希釈液でな
る植物性食品膨潤助剤を加え、まず、木の実や穀物や大
豆、小豆などの豆類などの植物を摂氏70度乃至摂氏1
00度で煮て、比較的短時間で煮上げ得る植物性食品膨
潤方法である。
【0016】
【実施例11】本発明は、米を原料にして、まず、その
原料の米を適量の水に浸漬して、その水に、フマール酸
などの有機酸を成分とする弱酸性の液を少量注ぎ、その
水を炊き水にして、しばらく、浸したままにしておき、
米に含まれた水難溶性多糖類のグルコマンナンが、マン
ノースとグルコースに分解して、米の水分吸収を促進
し、米の水分吸収量を増大し得ることにより、御飯の体
積と重量を増加させ得るようにした植物膨潤方法であ
る。
【0017】
【効果】本発明は、植物のセルローズなどの難溶性多糖
類とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナ
ンを、弱酸性の希釈液と接触させて、植物の水分吸収を
促進し得るようにした植物膨潤方法であるから、弱酸性
の希釈液が水難溶性多糖類のグルコマンナンに作用し
て、加水分解し、マンノースとグルコースに分解して吸
水性を高めて、植物の水分吸収を促進し得る効果があ
る。また、本発明は、植物性食品の素材に含まれるセル
ローズなどの難溶性多糖類とともに含まれている水難溶
性多糖類のグルコマンナンをフマール酸やL−グルタミ
ン酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、前記植物性食
品の素材の水分吸収を促進し得るようにした植物性食品
膨潤方法であるから、植物性食品の素材に含まれた水難
溶性多糖類のグルコマンナンを、弱酸性の希釈液と接触
させて、植物性食品の素材の水分吸収を促進し得る効果
がある。また、本発明は、セルローズなどの難溶性多糖
類とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナ
ンを含む木の実や穀物や豆類などの植物性食品の水分吸
収を促進し、柔らかくし、膨らませ得る性質を有する弱
酸性有機酸の希釈液でなる植物性食品膨潤助剤であるか
ら、その植物性食品膨潤助剤を水難溶性多糖類のグルコ
マンナンを含む木の実や穀物や豆類などの植物性食品に
加えることにより、水難溶性多糖類のグルコマンナンを
含む木の実や穀物や豆類などの植物性食品の水分吸収を
促進し、柔らかくし、膨らませ得る効果がある。また、
本発明は、まず、米を水に浸して、次に、米にフマール
酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触させ
て、加熱し、15分乃至25分の時間の適宜時間を経過
させて、米の水分吸収を促進し、米に含まれているグル
コマンナンをマンノースとグルコースに分解して、米の
水分吸収を促進し、米の水分吸収量を増大し得るように
した植物膨潤方法であるから、水に浸した米を、弱酸性
の希釈液と接触させて、加熱し、米の水分吸収を促進
し、米の水分吸収量を増大し得る効果がある。そこで、
米の重量とその米を炊いて御飯にした重量とを比べてみ
ると、従来は、1対2.2であるのに対して、本発明で
は、1対2.4乃至1対2.5になり、本発明による植
物膨潤方法の炊飯方法が、従来の炊飯方法より、約10
%増量するし、御飯が柔らかくて美味しい。このような
ことは少しの差のようでも、御飯が、適度に柔らかくて
美味しいことに加えて、約10%増量するのであるか
ら、それを採用するのと採用しないのとでは大きな差に
なることは明らかであり、誰にでも、十分理解し易いほ
どの顕著な効果である。また、本発明は、豆腐などの植
物性食品の素材の大豆のセルローズなどの難溶性多糖類
とともに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナン
をフマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液
と接触させて、前記植物性食品の素材の大豆の水分吸収
を促進し得るようにした植物性食品膨潤方法であるか
ら、従来のように摂氏70度を上限にして加熱するよう
なことをしないでも、摂氏100度で、沸騰させながら
加熱することが出来るので、比較的短時間に大豆を柔ら
かく煮ることが出来る効果がある。それ故に、従来は、
豆乳、豆腐などを作るためには、従来から、あらかじ
め、長い間、水に浸して、水を、十分、吸収させた大豆
を、摩砕してから加熱して、呉を作り、熱が、豆乳、豆
腐などの材料の全体に均一に伝わるようにし、品質むら
を起こさないように努力してきた。それに対して、本発
明は、従来のように、大豆などの加熱温度を摂氏70度
に止めて加熱するのでなく、従来は、不可能であった大
豆などの加熱温度を摂氏100度にまで上昇させて沸騰
させて、比較的短時間の間に大豆などを柔らかく煮るよ
うにしたのである。そして、それから煮終った後に、ミ
キサーにかけて摩砕して、豆乳、豆腐などを作るための
呉を作るのであるが、呉を濾したときに出来るオカラの
量は、少なくなり経済的にも有益であるなどの効果があ
る。また、炊飯する時には、米の量を1に対して水の量
を1.5にし、それに本発明の弱酸性有機酸の希釈液で
なる植物性食品膨潤助剤を、少量加えることにより、柔
らかくて美味しい御飯が出来る効果がある。また、本発
明の弱酸性有機酸の希釈液でなる植物性食品膨潤助剤
を、植物組織にばかりでなく微生物の活性化にも寄与す
る面があり、本発明の植物性食品膨潤方法を、大豆など
の豆類或いは米麦などの穀物を原料にしたものに適用し
て発酵食品を作る場合に、その発酵活動をする微生物の
活性化に寄与するのであり、また、大豆などの豆類或い
は米麦などの穀物は、元来、植物の種子であって、その
植物の種子の発芽を促進するために、本発明の弱酸性有
機酸の希釈液が機能する面もあるために、本発明の弱酸
性有機酸の希釈液でなる植物性食品膨潤剤を、適切に利
用して植物性食品を最適条件で作り得る効果がある。

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物のセルローズなとの難溶性多糖類とと
    もに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを、
    弱酸性の希釈液と接触させて、植物の水分吸収を促進し
    得るようにした植物膨潤方法。
  2. 【請求項2】植物のセルローズなどの難溶性多糖類とと
    もに含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを、
    フマール酸などの有機酸やL−グルタミン酸などのアミ
    ノ酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、植物の水分吸
    収を促進し得るようにした請求項1記載の植物膨潤方
    法。
  3. 【請求項3】セルローズなどの難溶性多糖類とともに含
    まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木の
    実や穀物や豆類などの植物に、フマール酸などの有機酸
    の弱酸性の希釈液を加えて、前記植物の水分吸収を促進
    してなる請求項1記載の植物膨潤方法。
  4. 【請求項4】セルローズなどの難溶性多糖類とともに含
    まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木の
    実や穀物や豆類などの植物に、L−グルタミン酸などの
    アミノ酸の弱酸性の希釈液を加えて、前記植物の水分吸
    収を促進してなる請求項1記載の植物膨潤方法。
  5. 【請求項5】セルローズなどの難溶性多糖類とともに含
    まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木の
    実や穀物や豆類などの植物に、フマール酸やL−グルタ
    ミン酸などの弱酸性の希釈液を加えて、次に、加熱し
    て、前記植物の水分吸収を促進してなる請求項1記載の
    植物膨潤方法。
  6. 【請求項6】セルローズなどの難溶性多糖類とともに含
    まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木の
    実や穀物や豆類などの植物を、高温にして、その高温に
    した植物に、高温のフマール酸やL−グルタミン酸など
    の弱酸性の希釈液を加えて、前記植物の水分吸収を促進
    してなる請求項1記載の植物膨潤方法。
  7. 【請求項7】セルローズなどの難溶性多糖類とともに含
    まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む米麦
    などの穀物に、フマール酸やL−グルタミン酸などの弱
    酸性の希釈液を加えて、摂氏100度まで加熱し、所望
    時間経過させて前記穀物の水分吸収を促進してなる請求
    項1記載の植物膨潤方法。
  8. 【請求項8】セルローズなどの難溶性多糖類とともに含
    まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む米
    に、フマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈
    液を加えて、摂氏100度まで加熱し、15分乃至25
    分の時間の適宜時間を経過させて、米の水分吸収を促進
    してなる請求項1記載の植物膨潤方法。
  9. 【請求項9】セルローズなどの難溶性多糖類とともに含
    まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む米
    に、フマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈
    液を加えて、摂氏100度まで加熱し、15分乃至25
    分の時間の適宜時間の経過後、蒸らして、米の水分吸収
    を促進し得る請求項1記載の植物膨潤方法。
  10. 【請求項10】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む米
    に、フマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈
    液を加えて摂氏100度まで加熱し、15分乃至25分
    の時間の適宜時間の経過後、10分以上蒸らして、米の
    水分吸収を促進してなる請求項1記載の植物膨潤方法。
  11. 【請求項11】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む米
    に、フマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈
    液を加えて、摂氏100度まで加熱し、15分乃至25
    分の時間の適宜時間の経過後、次に、10分以上蒸ら
    し、その後、保温して、米の水分吸収を促進してなる請
    求項1記載の植物膨潤方法。
  12. 【請求項12】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む米
    に、フマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈
    液を加えて、摂氏100度まで加熱し、15分乃至25
    分の時間の適宜時間を経過させて、米に含まれているグ
    ルコマンナンを分解して、米の水分吸収を促進し、米の
    水分吸収量を増大し得る請求項1記載の植物膨潤方法。
  13. 【請求項13】15分以上、米を水に浸して、次に、米
    にフマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液
    を加えて、摂氏100度まで加熱し、15分乃至25分
    の時間の適宜時間を経過させて、米に含まれているグル
    コマンナンを分解して、米の水分吸収を促進し、米の水
    分吸収量を増大し得るようにした請求項1記載の植物膨
    潤方法。
  14. 【請求項14】15分以上、米を水に浸して、次に、米
    にフマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液
    を加えて、摂氏100度まで加熱し、15分乃至25分
    の時間の適宜時間の経過後、10分以上蒸らして、米に
    含まれているグルコマンナンを分解し、米の水分吸収を
    促進し得る請求項1記載の植物膨潤方法。
  15. 【請求項15】15分以上、米を水に浸して、次に、米
    にフマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液
    を加えて、摂氏100度まで加熱し、15分乃至25分
    の時間の適宜時間の経過後、次に、10分以上蒸らし、
    その後、保温して、米に含まれているグルコマンナンを
    分解して、米の水分吸収を促進してなる請求項1記載の
    植物膨潤方法。
  16. 【請求項16】15分以上、米を水に浸して、次に、米
    にフマール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液
    を加えて、摂氏100度まで加熱し、15分乃至25分
    の時間の適宜時間を経過させて、米に含まれているグル
    コマンナンを分解して、米の水分吸収を促進し、米の水
    分吸収量を増大し得るようにした請求項1記載の植物膨
    潤方法。
  17. 【請求項17】植物の不消化織維質のセルローズなどの
    難溶性多糖類とともに含まれている水難溶性多糖類のグ
    ルコマンナンをフマール酸やL−グルタミン酸などの弱
    酸性の希釈液と接触させて、植物の水分吸収を促進し、
    柔らかくし、膨らませてなる請求項1記載の植物膨潤方
    法。
  18. 【請求項18】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木
    の実などの植物の実に、L−グルタミン酸などのアミノ
    酸の弱酸性の希釈液を加えて、前記植物の水分吸収を促
    進し、柔らかくし、膨らませてなる請求項1記載の植物
    膨潤方法。
  19. 【請求項19】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む大
    豆や小豆や空豆やうずら豆などの豆類に、L−グルタミ
    ン酸などのアミノ酸の弱酸性の希釈液を加えて、前記豆
    類の水分吸収を促進し、柔らかくし、膨らませてなる請
    求項1記載の植物膨潤方法。
  20. 【請求項20】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含むコ
    ーヒーやカカオの実などの植物に、L−グルタミン酸な
    どのアミノ酸の弱酸性の希釈液を加えて、前記植物の水
    分吸収を促進し、柔らかくし、膨らませてなる請求項1
    記載の植物膨潤方法。
  21. 【請求項21】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木
    の実などの植物の実に、フマール酸などの有機酸の弱酸
    性の希釈液を加えて、前記植物の実の水分吸収を促進
    し、柔らかくし、膨らませてなる請求項1記載の植物膨
    潤方法。
  22. 【請求項22】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む大
    豆や小豆や空豆やうずら豆などの豆類に、フマール酸な
    どの有機酸の弱酸性の希釈液を加えて、前記豆類の水分
    吸収を促進し、柔らかくし、膨らませてなる請求項1記
    載の植物膨潤方法。
  23. 【請求項23】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含むコ
    ーヒーやカカオの実などの植物の実に、フマール酸など
    の有機酸の弱酸性の希釈液を加えて、前記植物の実の水
    分吸収を促進し、柔らかくし、膨らませてなる請求項1
    記載の植物膨潤方法。
  24. 【請求項24】インデカ米に適量の餅米を混せて、フマ
    ール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液を加え
    て、摂氏100度まで加熱し、15分乃至25分の時間
    の適宜時間を経過させて、グルコマンナンを含むインデ
    カ米およびグルコマンナンを含む餅米のグルコマンナン
    がマンノースとグルコースに分解し、吸水性を高め、水
    分吸収を促進し、パサパサさせずに膨潤状態を保持させ
    うるようにした請求項1記載の植物膨潤方法。
  25. 【請求項25】水と米との混合比を水に対して米を少な
    めにして、その米に、フマール酸やL−グルタミン酸な
    どの弱酸性の希釈液を加えて、摂氏100度まで加熱
    し、15分乃至25分の時間の適宜時間を経過させて、
    グルコマンナンを含むインデカ米およびグルコマンナン
    を含む餅米のグルコマンナンがマンノースとグルコース
    に分解し、吸水性を高め、水分吸収を促進し、米の水分
    吸収量を増大し得るようにした請求項1記載の植物膨潤
    方法。
  26. 【請求項26】まず、米を水に浸して、次に、米にフマ
    ール酸やL−グルタミン酸などの弱酸性の希釈液と接触
    させて、加熱し、15分乃至25分の時間の適宜時間を
    経過させて、米の水分吸収を促進し、米に含まれている
    グルコマンナンをマンノースとグルコースに分解して、
    米の水分吸収を促進し、米の水分吸収量を増大し得るよ
    うにした請求項1記載の植物膨潤方法。
  27. 【請求項27】植物性食品の素材に含まれるセルローズ
    などの難溶性多糖類とともに含まれている水難溶性多糖
    類のグルコマンナンをフマール酸やL−グルタミン酸な
    どの弱酸性の希釈液と接触させて、前記植物性食品の素
    材の水分吸収を促進し得るようにした請求項1記載の植
    物性食品膨潤方法。
  28. 【請求項28】豆腐などの植物性食品の素材の大豆のセ
    ルローズなどの難溶性多糖類とともに含まれている水難
    溶性多糖類のグルコマンナンをフマール酸やL−グルタ
    ミン酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、前記植物性
    食品の素材の大豆の水分吸収を促進し得るようにした請
    求項1記載の植物性食品膨潤方法。
  29. 【請求項29】藷菓子などの植物性食品の素材の甘藷の
    セルローズなどの難溶性多糖類とともに含まれている水
    難溶性多糖類のグルコマンナンとフマール酸やL−グル
    タミン酸などの弱酸性の希釈液と接触させて、前記植物
    性食品の素材の甘藷の水分吸収を促進し得るようにした
    請求項1記載の植物性食品膨潤方法。
  30. 【請求項30】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む豆
    菓子などの植物性食品の素材の大豆や小豆や空豆やうず
    ら豆などの豆類に、フマール酸などの有機酸の弱酸性の
    希釈液或いはL−グルタミン酸などのアミノ酸の弱酸性
    の希釈液を加えて、前記豆類の水分吸収を促進し、柔ら
    かくし、膨らませてなる請求項1記載の植物性食品膨潤
    方法。
  31. 【請求項31】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木
    の実や穀物や豆類などの植物性食品の水分吸収を促進
    し、柔らかくし、膨らませ得る性質を有する弱酸性有機
    酸の希釈液でなる請求項1記載の植物性食品膨潤助剤。
  32. 【請求項32】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木
    の実や穀物や豆類などの植物性食品の水分吸収を促進
    し、柔らかくし、膨らませ得る性質を有するフマール酸
    などの有機酸の弱酸性の希釈液或いはL−グルタミン酸
    などのアミノ酸の弱酸性有機酸の希釈液でなる請求項1
    記載の植物性食品膨潤助剤。
  33. 【請求項33】セルローズなどの難溶性多糖類とともに
    含まれている水難溶性多糖類のグルコマンナンを含む木
    の実や穀物や大豆、小豆などの豆類、豆乳、豆腐などを
    作るための大豆などの植物の水分吸収を促進し、柔らか
    くし、膨らませ得る性質を有するフマール酸などの有機
    酸の弱酸性の希釈液或いはL−グルタミン酸などのアミ
    ノ酸の弱酸性有機酸の希釈液でなる植物性食品膨潤助剤
    を加え、まず、木の実や穀物や大豆、小豆などの豆類な
    どの植物を摂氏70度乃至摂氏100度で煮て、比較的
    短時間で煮上げ得る請求項1記載の植物性食品膨潤方
    法。
  34. 【請求項34】米を原料にして、まず、その原料の米を
    適量の水に浸漬して、その水に、フマール酸などの有機
    酸を成分とする弱酸性の液を少量注ぎ、その水を炊き水
    にして、しばらく、浸したままにしておき、米に含まれ
    た水難溶性多糖類のグルコマンナンが、マンノースとグ
    ルコースに分解して、米の水分吸収を促進し、米の水分
    吸収量を増大し得ることにより、御飯の体積と重量を増
    加させ得るようにした請求項1記載の植物膨潤方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007503828A (ja) * 2003-09-02 2007-03-01 ハンミ・ホール・ソイミルク・カンパニー・リミテッド 大豆の多段階超高圧微細化による全成分豆乳及び豆腐の製造方法
JP2012105568A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Shinshu Univ マンナン類含有食材のペースト化方法及びマンナン類含有食材のペースト化剤

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JP2007503828A (ja) * 2003-09-02 2007-03-01 ハンミ・ホール・ソイミルク・カンパニー・リミテッド 大豆の多段階超高圧微細化による全成分豆乳及び豆腐の製造方法
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