JPH07322450A - フリーアクセスフロアの床パネル構造 - Google Patents
フリーアクセスフロアの床パネル構造Info
- Publication number
- JPH07322450A JPH07322450A JP6111607A JP11160794A JPH07322450A JP H07322450 A JPH07322450 A JP H07322450A JP 6111607 A JP6111607 A JP 6111607A JP 11160794 A JP11160794 A JP 11160794A JP H07322450 A JPH07322450 A JP H07322450A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor panel
- mounting
- opening
- floor
- locked
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ジョイントボックスの位置が直ちにわかり、
しかもその位置変更も容易になし得てＯＡ機器あるいは
事務機器のレイアウト変更に対応し易いフリーアクセス
フロアの床パネル構造の提供。 【構成】 開口部1aを設けた床パネル1 と、開口部に対
応して内方に係止段部2cを設けて開口部に嵌まり込みそ
の周縁に係止される取付枠2 と、係止段部に係止される
ものであって係止されたとき床パネルの下方に位置する
取付部3aを設けた取付金具3 と、取付部の開口部側に取
付けられたジョイントボックス4 と、取付枠の係止段部
に係止されてその開口部分を塞ぐ蓋体6 とを有し、ジョ
イントボックス4 が床パネル1 に取付けられるようにし
た。
しかもその位置変更も容易になし得てＯＡ機器あるいは
事務機器のレイアウト変更に対応し易いフリーアクセス
フロアの床パネル構造の提供。 【構成】 開口部1aを設けた床パネル1 と、開口部に対
応して内方に係止段部2cを設けて開口部に嵌まり込みそ
の周縁に係止される取付枠2 と、係止段部に係止される
ものであって係止されたとき床パネルの下方に位置する
取付部3aを設けた取付金具3 と、取付部の開口部側に取
付けられたジョイントボックス4 と、取付枠の係止段部
に係止されてその開口部分を塞ぐ蓋体6 とを有し、ジョ
イントボックス4 が床パネル1 に取付けられるようにし
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、床下スラブと床パネル
との間に配線スペースを設けるフリーアクセスフロアに
おける床パネル構造に関する。
との間に配線スペースを設けるフリーアクセスフロアに
おける床パネル構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】フリーアクセスフロアにおける配線は、
電源の幹線をジョイントボックスに接続し、このジョイ
ントボックスから電源線を分岐し、この電源線を床パネ
ルに設けたコンセントボックスに接続したり、床パネル
に設けた分界ボックスから床パネル上に引き出してコン
セントに接続したりする。本願出願人は、例えば、特開
平４−２２３０８０等において、この種の配線システム
を提案してきた。
電源の幹線をジョイントボックスに接続し、このジョイ
ントボックスから電源線を分岐し、この電源線を床パネ
ルに設けたコンセントボックスに接続したり、床パネル
に設けた分界ボックスから床パネル上に引き出してコン
セントに接続したりする。本願出願人は、例えば、特開
平４−２２３０８０等において、この種の配線システム
を提案してきた。
【０００３】特開平４−２２３０８０において提案した
配線システムは、図３に示すように、床下スラブA と多
数の床パネルB,B,…との間に形成された配線スペースC
内の適宜に分布した位置に複数のジョイントボックスD
(D1,D1,D2,D2) を配設している。ジョイントボックスD
1,D1 は、電源の幹線E を接続するとともに、分岐線Fや
電源線G を接続しており、ジョイントボックスD2,D2
は、分岐線F を接続するとともに、電源線G を接続して
いる。H はコンセント本体を有するコンセントボック
ス、J は引き出し口を有する分界ボックスである。
配線システムは、図３に示すように、床下スラブA と多
数の床パネルB,B,…との間に形成された配線スペースC
内の適宜に分布した位置に複数のジョイントボックスD
(D1,D1,D2,D2) を配設している。ジョイントボックスD
1,D1 は、電源の幹線E を接続するとともに、分岐線Fや
電源線G を接続しており、ジョイントボックスD2,D2
は、分岐線F を接続するとともに、電源線G を接続して
いる。H はコンセント本体を有するコンセントボック
ス、J は引き出し口を有する分界ボックスである。
【０００４】ジョイントボックスD は、種々の形態があ
るが、例えば、図４に示すものでは、電源の幹線E を接
続する接続部Daと、分岐線F(省略) や電源線G を接続す
る３個の接続部Db,Db,Dbを有し、接続部Daはハーネスプ
ラグ構造、接続部Db,Db,Dbはハーネスコネクタ構造とし
ている。従って、幹線E の端部はハーネスコネクタ、分
岐線F や電源線G の端部はハーネスプラグに、それぞれ
接続される。
るが、例えば、図４に示すものでは、電源の幹線E を接
続する接続部Daと、分岐線F(省略) や電源線G を接続す
る３個の接続部Db,Db,Dbを有し、接続部Daはハーネスプ
ラグ構造、接続部Db,Db,Dbはハーネスコネクタ構造とし
ている。従って、幹線E の端部はハーネスコネクタ、分
岐線F や電源線G の端部はハーネスプラグに、それぞれ
接続される。
【０００５】このようなジョイントボックスD は、略中
央に固定用の貫通孔Dcを有しており、図５に示すよう
に、ねじK でもって固定金具L に取付けられる。固定金
具L は、長板状のものの中央部をコ字状に折曲形成し、
この中央部にねじ孔La、中央部を挟む両端部にボルト孔
Lbを有している。なお、図５に示すジョイントボックス
D は、その接続部構造は模式的に示しており図４に示す
ものと一致していないが、本発明の趣旨からしてこの構
造自体は特に意味を有するものではない。この固定金具
L は、図６に示すように、ボルト孔Lbを利用してアンカ
ーボルトにより床下スラブA に固定される。そして、ジ
ョイントボックスD は、固定金具L の中央部にねじK で
もって取付けられるのである。M は床パネルB を載置す
る支持脚である。
央に固定用の貫通孔Dcを有しており、図５に示すよう
に、ねじK でもって固定金具L に取付けられる。固定金
具L は、長板状のものの中央部をコ字状に折曲形成し、
この中央部にねじ孔La、中央部を挟む両端部にボルト孔
Lbを有している。なお、図５に示すジョイントボックス
D は、その接続部構造は模式的に示しており図４に示す
ものと一致していないが、本発明の趣旨からしてこの構
造自体は特に意味を有するものではない。この固定金具
L は、図６に示すように、ボルト孔Lbを利用してアンカ
ーボルトにより床下スラブA に固定される。そして、ジ
ョイントボックスD は、固定金具L の中央部にねじK で
もって取付けられるのである。M は床パネルB を載置す
る支持脚である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前述した配線システム
は、床パネルの下部に先行配線を施してあるので、コン
ピュータやワープロといったＯＡ機器あるいは机等の事
務機器への配線が美観を損ねず安全確実に行える。しか
しながら、ＯＡ機器あるいは事務機器のレイアウト変更
を行い、その結果ジョイントボックスの位置の変更も必
要になった場合、そのためにめくりあげるべき床パネル
が直ちにわからず、さらにその床パネルをめくりあげた
後にジョイントボックスを取付けた固定金具の位置変更
を行う作業は大変面倒なものであった。
は、床パネルの下部に先行配線を施してあるので、コン
ピュータやワープロといったＯＡ機器あるいは机等の事
務機器への配線が美観を損ねず安全確実に行える。しか
しながら、ＯＡ機器あるいは事務機器のレイアウト変更
を行い、その結果ジョイントボックスの位置の変更も必
要になった場合、そのためにめくりあげるべき床パネル
が直ちにわからず、さらにその床パネルをめくりあげた
後にジョイントボックスを取付けた固定金具の位置変更
を行う作業は大変面倒なものであった。
【０００７】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、ジョイントボックスの位
置が直ちにわかり、しかもその位置変更も容易になし得
てＯＡ機器あるいは事務機器のレイアウト変更に対応し
易いフリーアクセスフロアの床パネル構造を提供するこ
とにある。
で、その目的とするところは、ジョイントボックスの位
置が直ちにわかり、しかもその位置変更も容易になし得
てＯＡ機器あるいは事務機器のレイアウト変更に対応し
易いフリーアクセスフロアの床パネル構造を提供するこ
とにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項１記載のフリーアクセスフロアの床パネル
構造は、所定の大きさを有する開口部を設けた床パネル
と、開口部に対応して内方に係止段部を設けて開口部に
嵌まり込みその周縁に係止される取付枠と、係止段部に
係止されるものであって係止されたとき床パネルの下方
に位置する取付部を設けた取付金具と、取付部の開口部
側に取付けられたジョイントボックスと、取付枠の係止
段部に係止されてその開口部分を塞ぐ蓋体と、を有して
なる構成としている。
めに、請求項１記載のフリーアクセスフロアの床パネル
構造は、所定の大きさを有する開口部を設けた床パネル
と、開口部に対応して内方に係止段部を設けて開口部に
嵌まり込みその周縁に係止される取付枠と、係止段部に
係止されるものであって係止されたとき床パネルの下方
に位置する取付部を設けた取付金具と、取付部の開口部
側に取付けられたジョイントボックスと、取付枠の係止
段部に係止されてその開口部分を塞ぐ蓋体と、を有して
なる構成としている。
【０００９】また、請求項２記載のフリーアクセスフロ
アの床パネル構造は、請求項１記載の取付枠の係止段部
にねじ通し孔を設け、このねじ通し孔に軸部が床パネル
の下方に位置するよう挿通される取付ねじと、取付ねじ
の軸部が挿通する挿通孔を有し軸部に挿通されたとき床
パネルと重合し得る押圧部を有する挟み部材と、を付加
し、挟み部材と取付ねじにより床パネルを挟着した構成
としている。
アの床パネル構造は、請求項１記載の取付枠の係止段部
にねじ通し孔を設け、このねじ通し孔に軸部が床パネル
の下方に位置するよう挿通される取付ねじと、取付ねじ
の軸部が挿通する挿通孔を有し軸部に挿通されたとき床
パネルと重合し得る押圧部を有する挟み部材と、を付加
し、挟み部材と取付ねじにより床パネルを挟着した構成
としている。
【００１０】
【作用】請求項１記載の構成によれば、ジョイントボッ
クスが特定の床パネルに取付けられ、その床パネルには
一般の床パネルにない取付枠や蓋体があるので、ジョイ
ントボックスを取付けた床パネルが直ちにわかり、しか
もその床パネルを所望の位置に変えることによりジョイ
ントボックスの位置変更も容易になし得る。
クスが特定の床パネルに取付けられ、その床パネルには
一般の床パネルにない取付枠や蓋体があるので、ジョイ
ントボックスを取付けた床パネルが直ちにわかり、しか
もその床パネルを所望の位置に変えることによりジョイ
ントボックスの位置変更も容易になし得る。
【００１１】請求項２記載の構成によれば、請求項１記
載の作用を奏するとともに、取付枠が確実に床パネルに
固定できる。
載の作用を奏するとともに、取付枠が確実に床パネルに
固定できる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１及び図２に基
づいて説明する。なお、従来例で説明したものと実質的
に同様の構成部材には、従来例を示す図に付したと同様
の符号を付している。
づいて説明する。なお、従来例で説明したものと実質的
に同様の構成部材には、従来例を示す図に付したと同様
の符号を付している。
【００１３】1 は床パネルで、外郭形状は一般の床パネ
ルB と同じであるが、略中央に、所定の大きさを有する
開口部1aを設けている。この開口部1aは、後述するジョ
イントボックスより十分大きく、ジョイントボックスの
接続作業が可能な大きさを有する。
ルB と同じであるが、略中央に、所定の大きさを有する
開口部1aを設けている。この開口部1aは、後述するジョ
イントボックスより十分大きく、ジョイントボックスの
接続作業が可能な大きさを有する。
【００１４】2 は取付枠で、床パネル1 の開口部1aより
僅かに大きいロ字状の枠表面部2aと、枠表面部2aの下方
に連設されるものであって開口部1aより僅かに小さい外
郭を有するロ字状の枠本体部2bと、開口部1aに対応して
枠本体部2bの内方に連設される係止段部2cを有する。枠
表面部2aの上方表面と係止段部2cの表面との段差は、後
述する取付金具と蓋体の厚さの和に略等しい。この取付
枠2 は、枠本体部2bが床パネル2 の開口部1aに嵌まり込
み、枠表面部2aの下方面 (裏面側) が開口部1aの周縁に
係止される。
僅かに大きいロ字状の枠表面部2aと、枠表面部2aの下方
に連設されるものであって開口部1aより僅かに小さい外
郭を有するロ字状の枠本体部2bと、開口部1aに対応して
枠本体部2bの内方に連設される係止段部2cを有する。枠
表面部2aの上方表面と係止段部2cの表面との段差は、後
述する取付金具と蓋体の厚さの和に略等しい。この取付
枠2 は、枠本体部2bが床パネル2 の開口部1aに嵌まり込
み、枠表面部2aの下方面 (裏面側) が開口部1aの周縁に
係止される。
【００１５】さらに、取付枠2 は、対向する係止段部2
c,2c の略中央に、後述する取付ねじが挿通するねじ通
し孔2d,2d が設けてある。このねじ通し孔2d,2d を設け
た係止段部2c,2c の両端部には、後述する取付金具が係
止されるよう係止凹所2e,2e を設けている。また、係止
段部2c,2c の下方には、Ｌ字状の位置規制片2f,2f を連
設している。位置規制片2f,2f は、短片と長片とよりな
り、短片に後述する取付ねじが挿通するねじ通し孔を設
けており、長片が内方に位置するようにしてその端面を
係止段部2c,2c の下方に溶接等により固着する。この長
片の長さは、取付枠2 を床パネル1 に係止した状態で、
床パネル1 の下面より十分に突出するようにしてある。
c,2c の略中央に、後述する取付ねじが挿通するねじ通
し孔2d,2d が設けてある。このねじ通し孔2d,2d を設け
た係止段部2c,2c の両端部には、後述する取付金具が係
止されるよう係止凹所2e,2e を設けている。また、係止
段部2c,2c の下方には、Ｌ字状の位置規制片2f,2f を連
設している。位置規制片2f,2f は、短片と長片とよりな
り、短片に後述する取付ねじが挿通するねじ通し孔を設
けており、長片が内方に位置するようにしてその端面を
係止段部2c,2c の下方に溶接等により固着する。この長
片の長さは、取付枠2 を床パネル1 に係止した状態で、
床パネル1 の下面より十分に突出するようにしてある。
【００１６】3 は取付金具で、ジョイントボックスを取
付ける平坦な取付部3aと、取付部3aの両側から互いに対
向するように連設されたＬ字状の４個の脚部3b,3b,…か
らなる。脚部3b,3b,…は、その先端部が取付部3aと略平
行であり、取付枠2 の係止凹所2e,2e に嵌合係止される
係止片3c,3c,…となる。従って、係止片3c,3c,…が取付
枠2 の係止凹所2e,2e 、すなわち係止段部2c,2c に係止
されたとき、取付部3aは床パネル1 の下方に位置する。
また、取付部3aの略中央には、ジョイントボックスを取
付けるためのねじ孔3dが設けてある。
付ける平坦な取付部3aと、取付部3aの両側から互いに対
向するように連設されたＬ字状の４個の脚部3b,3b,…か
らなる。脚部3b,3b,…は、その先端部が取付部3aと略平
行であり、取付枠2 の係止凹所2e,2e に嵌合係止される
係止片3c,3c,…となる。従って、係止片3c,3c,…が取付
枠2 の係止凹所2e,2e 、すなわち係止段部2c,2c に係止
されたとき、取付部3aは床パネル1 の下方に位置する。
また、取付部3aの略中央には、ジョイントボックスを取
付けるためのねじ孔3dが設けてある。
【００１７】4 はジョイントボックスで、矩形状のボッ
クス本体4aと、ボックス本体4aの外面４箇所に、４個の
接続部4b,4b,…を同一平面内に有するとともに、ボック
ス本体4aの略中央にボックス取付ねじ5 が挿通するねじ
通し孔4cを有する。このジョイントボックス4 は、取付
金具3 の取付部3aに、床パネル1 の開口部1aに位置する
ようボックス取付ねじ5 により取付けられる。また、接
続部4b,4b,…には、電源の幹線や分岐線や電源線が適宜
に接続される。
クス本体4aと、ボックス本体4aの外面４箇所に、４個の
接続部4b,4b,…を同一平面内に有するとともに、ボック
ス本体4aの略中央にボックス取付ねじ5 が挿通するねじ
通し孔4cを有する。このジョイントボックス4 は、取付
金具3 の取付部3aに、床パネル1 の開口部1aに位置する
ようボックス取付ねじ5 により取付けられる。また、接
続部4b,4b,…には、電源の幹線や分岐線や電源線が適宜
に接続される。
【００１８】6 は蓋体で、取付枠2 の枠表面部2aの内周
形状に僅かに小さく対応した外郭を有する平板状をなし
ている。蓋体5 は、取付枠2 の開口部分を塞ぐものであ
り、塞いだ状態から外す作業を容易にするため、指ある
いは外し具が挿入できる外し孔等を設けることが望まし
い。
形状に僅かに小さく対応した外郭を有する平板状をなし
ている。蓋体5 は、取付枠2 の開口部分を塞ぐものであ
り、塞いだ状態から外す作業を容易にするため、指ある
いは外し具が挿入できる外し孔等を設けることが望まし
い。
【００１９】7 は取付ねじで、取付枠2 のねじ通し孔2
d,2d に挿通してその頭部がそれに係止された状態で、
その軸部7aは位置規制片2f,2f の短片に設けたねじ通し
孔を貫通する長さを有する。8 は取付ねじ7 に螺合した
ナットで、軸部7aを螺進することにより後述する挟み部
材を床パネル1 の方向に押圧していく。
d,2d に挿通してその頭部がそれに係止された状態で、
その軸部7aは位置規制片2f,2f の短片に設けたねじ通し
孔を貫通する長さを有する。8 は取付ねじ7 に螺合した
ナットで、軸部7aを螺進することにより後述する挟み部
材を床パネル1 の方向に押圧していく。
【００２０】9 は挟み部材で、所定の大きさを有する平
板状の基部9aと、その両側部を折曲して形成した押圧部
9b,9b を有し、基部9aに取付ねじ7 の軸部7aが挿通する
挿通孔9cが形成してある。この挿通孔9cは、押圧部9b,9
b の幅方向において基部9aの中央からずれた位置に形成
してある。そして、挿通孔9cに取付ねじ7 の軸部7aを挿
通する際には、押圧部9b,9b の幅方向における挿通孔9c
からの寸法の小さい側を位置規制片2f側に位置させる。
これにより、挟み部材9 が取付ねじ7 の軸部7a回りに回
動しようとしても、基部9aの位置規制片2f側の端面が位
置規制片2fの長片に阻止される。その結果、ナット8 が
螺進して基部9aが取付ねじ7 の軸線と直交 (水平) する
ようになったとき、挿通孔9cからの寸法の大きい側に位
置する押圧部9b,9b の一部は床パネル1 と重合し得る。
板状の基部9aと、その両側部を折曲して形成した押圧部
9b,9b を有し、基部9aに取付ねじ7 の軸部7aが挿通する
挿通孔9cが形成してある。この挿通孔9cは、押圧部9b,9
b の幅方向において基部9aの中央からずれた位置に形成
してある。そして、挿通孔9cに取付ねじ7 の軸部7aを挿
通する際には、押圧部9b,9b の幅方向における挿通孔9c
からの寸法の小さい側を位置規制片2f側に位置させる。
これにより、挟み部材9 が取付ねじ7 の軸部7a回りに回
動しようとしても、基部9aの位置規制片2f側の端面が位
置規制片2fの長片に阻止される。その結果、ナット8 が
螺進して基部9aが取付ねじ7 の軸線と直交 (水平) する
ようになったとき、挿通孔9cからの寸法の大きい側に位
置する押圧部9b,9b の一部は床パネル1 と重合し得る。
【００２１】かかるフリーアクセスフロアの床パネル構
造は、次のように組み立てる。まず、床パネル1 の開口
部1aに取付枠2 を嵌め入れる。次いで、取付枠2 のねじ
通し孔2d,2d に取付ねじ7 を挿通する。この場合、取付
ねじ7 の軸部7aの先端が位置規制片2f,2f の短片に設け
たねじ通し孔に挿通する前に、挟み部材9 の挿通孔9cに
軸部7aを通し、ナット8 を螺合させ、その後に軸部7aを
位置規制片2f,2f の短片に設けたねじ通し孔に挿通す
る。そして、ナット8 を螺進させ、挟み部材9 の押圧部
9bが床パネル1 の下面を押圧し、所要の締め付け力でも
って挟み部材9 と取付ねじ7 により床パネル1 を挟着し
て取付枠2 が床パネル1 に固定される。
造は、次のように組み立てる。まず、床パネル1 の開口
部1aに取付枠2 を嵌め入れる。次いで、取付枠2 のねじ
通し孔2d,2d に取付ねじ7 を挿通する。この場合、取付
ねじ7 の軸部7aの先端が位置規制片2f,2f の短片に設け
たねじ通し孔に挿通する前に、挟み部材9 の挿通孔9cに
軸部7aを通し、ナット8 を螺合させ、その後に軸部7aを
位置規制片2f,2f の短片に設けたねじ通し孔に挿通す
る。そして、ナット8 を螺進させ、挟み部材9 の押圧部
9bが床パネル1 の下面を押圧し、所要の締め付け力でも
って挟み部材9 と取付ねじ7 により床パネル1 を挟着し
て取付枠2 が床パネル1 に固定される。
【００２２】次に、ジョイントボックス4 を取付けた取
付金具3 を、その係止片3c,3c,…が取付枠2 の係止凹所
2e,2e に係止されるよう取付枠2 の内方に嵌め入れる。
次いで、ジョイントボックス4 の各接続部4b,4b,…に、
電源の幹線や分岐線や電源線を適宜に接続する。そし
て、取付枠2 の開口部分を塞ぐように、蓋体6 を枠表面
部2aの内方に嵌め入れる。
付金具3 を、その係止片3c,3c,…が取付枠2 の係止凹所
2e,2e に係止されるよう取付枠2 の内方に嵌め入れる。
次いで、ジョイントボックス4 の各接続部4b,4b,…に、
電源の幹線や分岐線や電源線を適宜に接続する。そし
て、取付枠2 の開口部分を塞ぐように、蓋体6 を枠表面
部2aの内方に嵌め入れる。
【００２３】また、ＯＡ機器あるいは事務機器のレイア
ウト変更により、ジョイントボックス4 の位置変更の必
要が生じた場合、そのジョイントボックス4 が取付けら
れている床パネル1 の蓋体6 を取り外し、その接続部4
b,4b,…に接続されている電源の幹線や分岐線や電源線
を抜き外した後、その床パネル1 をめくる。次いで、変
更すべき位置にある床パネルB をめくり、両床パネル1,
B を入れ換える。次いで、ジョイントボックス4 に接続
すべき電源の幹線や分岐線や電源線をたぐり寄せて所定
の接続部4b,4b,…に接続する。そして、蓋体6 を再び枠
表面部2aの内方に嵌め入れる。従って、このような場
合、ジョイントボックス4 の位置は直ちにわかり、しか
もその位置変更も容易になし得る。
ウト変更により、ジョイントボックス4 の位置変更の必
要が生じた場合、そのジョイントボックス4 が取付けら
れている床パネル1 の蓋体6 を取り外し、その接続部4
b,4b,…に接続されている電源の幹線や分岐線や電源線
を抜き外した後、その床パネル1 をめくる。次いで、変
更すべき位置にある床パネルB をめくり、両床パネル1,
B を入れ換える。次いで、ジョイントボックス4 に接続
すべき電源の幹線や分岐線や電源線をたぐり寄せて所定
の接続部4b,4b,…に接続する。そして、蓋体6 を再び枠
表面部2aの内方に嵌め入れる。従って、このような場
合、ジョイントボックス4 の位置は直ちにわかり、しか
もその位置変更も容易になし得る。
【００２４】なお、組み立て順序やジョイントボックス
4 の位置変更の順序は、適宜に変えてもよい。
4 の位置変更の順序は、適宜に変えてもよい。
【００２５】
【発明の効果】請求項１記載のフリーアクセスフロアの
床パネル構造は、ジョイントボックスが特定の床パネル
に取付けられ、その床パネルには一般の床パネルにない
取付枠や蓋体があるので、ジョイントボックスを取付け
た床パネルが直ちにわかり、しかもその床パネルを所望
の位置に変えることによりジョイントボックスの位置変
更も容易になし得、よってＯＡ機器あるいは事務機器の
レイアウト変更に対応し易いものとなる。
床パネル構造は、ジョイントボックスが特定の床パネル
に取付けられ、その床パネルには一般の床パネルにない
取付枠や蓋体があるので、ジョイントボックスを取付け
た床パネルが直ちにわかり、しかもその床パネルを所望
の位置に変えることによりジョイントボックスの位置変
更も容易になし得、よってＯＡ機器あるいは事務機器の
レイアウト変更に対応し易いものとなる。
【００２６】請求項２記載のフリーアクセスフロアの床
パネル構造は、請求項１記載の作用効果を奏するととも
に、取付枠が確実に床パネルに固定できる。
パネル構造は、請求項１記載の作用効果を奏するととも
に、取付枠が確実に床パネルに固定できる。
【図１】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図２】そのジョイントボックスを除く部分を断面で示
した側面図である。
した側面図である。
【図３】本願出願人が先に提案したフリーアクセスフロ
アの配線システムのシステム構造図である。
アの配線システムのシステム構造図である。
【図４】一般的なジョイントボックスの接続状態を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図５】従来のジョイントボックスの固定構造を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図６】そのジョイントボックスが床下スラブに固定さ
れた状態を示す側面図である。
れた状態を示す側面図である。
1 床パネル 1a 床パネルの開口部 2 取付枠 2c 取付枠の係止段部 3 取付金具 3a 取付金具の取付部 4 ジョイントボックス 5 ボックス取付ねじ 6 蓋体 7 取付ねじ 8 ナット 9 挟み部材
Claims (2)
- 【請求項１】 所定の大きさを有する開口部を設けた
床パネルと、開口部に対応して内方に係止段部を設けて
開口部に嵌まり込みその周縁に係止される取付枠と、係
止段部に係止されるものであって係止されたとき床パネ
ルの下方に位置する取付部を設けた取付金具と、取付部
の開口部側に取付けられたジョイントボックスと、取付
枠の係止段部に係止されてその開口部分を塞ぐ蓋体と、
を有してなるフリーアクセスフロアの床パネル構造。 - 【請求項２】 前記取付枠の係止段部にねじ通し孔を
設け、このねじ通し孔に軸部が床パネルの下方に位置す
るよう挿通される取付ねじと、取付ねじの軸部が挿通す
る挿通孔を有し軸部に挿通されたとき床パネルと重合し
得る押圧部を有する挟み部材と、を付加し、挟み部材と
取付ねじにより床パネルを挟着してなる請求項１記載の
フリーアクセスフロアの床パネル構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6111607A JPH07322450A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | フリーアクセスフロアの床パネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6111607A JPH07322450A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | フリーアクセスフロアの床パネル構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07322450A true JPH07322450A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14565634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6111607A Pending JPH07322450A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | フリーアクセスフロアの床パネル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07322450A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008240490A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Hitachi Metals Techno Ltd | パネル固定金具およびパネル固定方法 |
| JP2008243549A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Matsushita Electric Works Ltd | インナーコンセントの取付構造 |
| KR102495065B1 (ko) * | 2022-03-16 | 2023-02-06 | 주식회사 와이피디자인그룹건축사사무소 | 공동주택용 실내 벽면 마감재 |
| KR102547017B1 (ko) * | 2022-03-11 | 2023-06-26 | 최환령 | 받침클립을 이용한 볼트 체결구조 |
-
1994
- 1994-05-25 JP JP6111607A patent/JPH07322450A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008243549A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Matsushita Electric Works Ltd | インナーコンセントの取付構造 |
| JP2008240490A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Hitachi Metals Techno Ltd | パネル固定金具およびパネル固定方法 |
| KR102547017B1 (ko) * | 2022-03-11 | 2023-06-26 | 최환령 | 받침클립을 이용한 볼트 체결구조 |
| WO2023172095A1 (ko) * | 2022-03-11 | 2023-09-14 | 최환령 | 받침클립을 이용한 볼트 체결구조 및 이를 적용한 하지트러스 |
| KR102495065B1 (ko) * | 2022-03-16 | 2023-02-06 | 주식회사 와이피디자인그룹건축사사무소 | 공동주택용 실내 벽면 마감재 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE102017129827B3 (de) | Computersystem | |
| US6188022B1 (en) | Electrical box mounting system having removable rings | |
| USD975034S1 (en) | Equipment for distribution of electric power | |
| JPH07322450A (ja) | フリーアクセスフロアの床パネル構造 | |
| USD975037S1 (en) | Equipment for distribution of electric power | |
| USD975035S1 (en) | Equipment for distribution of electric power | |
| USD975033S1 (en) | Equipment for distribution of electric power | |
| JP3498555B2 (ja) | デスクトップパネル取付構造 | |
| US5598589A (en) | Hinge device for securing the seat and lid to a water closet pan | |
| JP2910829B2 (ja) | ボックスレス工法における配線器具の取付構造 | |
| JPH0412737Y2 (ja) | ||
| US6102503A (en) | Bendable shaping door plate device | |
| JP2003324286A (ja) | 機器取付金具 | |
| JP2871926B2 (ja) | 電源供給コード取付装置 | |
| JPH0126128Y2 (ja) | ||
| JPH0534162Y2 (ja) | ||
| JPS64383U (ja) | ||
| JPH09182246A (ja) | 配線器具の被取付部を備えたボックス | |
| JPH11236067A (ja) | 意匠カバー取付構造 | |
| JPS62221811A (ja) | 配線器具の取付装置 | |
| JP2553981Y2 (ja) | 電気機器収納用箱体における補助パネルの取付構造 | |
| JPH0231823Y2 (ja) | ||
| JPS5938448B2 (ja) | 器具取付装置 | |
| JPH021870Y2 (ja) | ||
| JPH0219987Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010109 |