JPH0534162Y2 - - Google Patents

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JPH0534162Y2
JPH0534162Y2 JP1984078841U JP7884184U JPH0534162Y2 JP H0534162 Y2 JPH0534162 Y2 JP H0534162Y2 JP 1984078841 U JP1984078841 U JP 1984078841U JP 7884184 U JP7884184 U JP 7884184U JP H0534162 Y2 JPH0534162 Y2 JP H0534162Y2
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JP
Japan
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cable
groove
cable clamp
area
cross
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JP1984078841U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ケーブルクランプの改良に関する。
特に、配電箱、制御箱等の筐体の扉の隅、扉受け
部の隅等に形成される溝状領域に装入されるケー
ブルクランプの改良に関する。
〔従来の技術〕
配電箱、制御箱等は板金加工法を使用して製造
されることが一般であり、壁面自体を構造材とし
て使用し、柱の使用を省略するために、壁面や扉
等の断面を第3図に示すようになす場合が多い。
図は、自立型前扉式筐体を水平面をもつて切断し
た断面図であり(破線は開扉状態を示す。)、1は
扉であり、2は側壁である。扉1と側壁2とは、
その縁が11,21をもつて示すように折り曲げ
られて溝状領域を構成している。これによつて、
屈曲に対する強度を向上し、壁面としてのみなら
ず構造材としても機能し柱を省略しうるようにす
るためである。たゞ、こゝで重要なことは、扉1
や側壁2の材料上の制約や溝状領域11,21の
形成工法上に制約等のため、溝状領域11,21
の形状は、極力単純である必要があり、その横断
面を正方形または矩型にする等、その開口部に
「くびれ」がないことが望ましい。
配電箱・制御箱等にケーブル等の配線が必要な
ことは言うまでもないが、上記の溝状領域は本来
不利用空間であるから、もし、この溝状領域に配
線を収容しうれば筐体容積の利用率も向上し、美
観上も好ましい。
そこで、本来は、構造上の目的を実現するため
に作られた上記の溝状領域に配線を装入する傾向
が認められる。そのような場合、従来使用されて
いるケーブルのクランプ手段としては、次の二種
が主たるものである。
第4図参照 第1の手段は、側壁2の溝状領域21を構成す
る板に小孔22を設け、バンド4を使用してケー
ブル3を固定するものである。
第2の手段は、扉1の溝状領域11の近傍にケ
ーブルホルダー5を取り付け、このケーブルホル
ダー5にケーブル3をバンド4を使用して固定す
るものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の第1の手段にあつては、 (イ) 扉1、側壁2等を構成する板状部材に小孔2
2を形成しなければならず、 (ロ) そのため、ケーブル3が破損する可能性が発
生し、 (ハ) バンド4の固定作業に意外に長時間を要して
作業効率も満足しうるものではなく、 (ニ) 特に、バンド4の末端がふらついたりして美
観を損なう等の欠点がある。
また、上記の第2の手段にあつては、 (イ) ケーブルホルダー5とこれを扉1、側壁2等
に取り付けるためのねじが必要であるか、また
は、ケーブルホルダー5を扉1、側壁2に接着
する等の必要があり、 (ロ) ケーブル3を固定するための作業を必要と
し、 (ハ) 美観を損なう等の欠点がある。
上記いづれの手段においても、筐体に何らかの
加工を施す必要があり、筐体の溝状領域を十分に
利用しているものではなかつた。
本考案の目的は、これらの欠点を解消すること
にあり、 (イ) 筐体に何等付加的加工を施す必要がなく(例
えば、筐体の側壁に小孔・ねじ孔を形成した
り、ケーブルホルダーを接着する必要がなく)、 (ロ) (イ)に述べた小孔等のためケーブルが破損する
おそれがなく、 (ハ) ケーブル取り付け作業が容易であり、 (ニ) ケーブル取り外し作業も容易であり、 (ホ) 筐体の溝状領域を十二分に活用することがで
き、 (ヘ) バンドを使用しないため美観を損ねることも
ない等多くの利益を有するケーブルクランプを
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的は、筐体を構成する板状部材1,2
をもつて構成され開口部に「くびれ」を有しない
溝状領域11,21に装入されるケーブルクラン
プ6において、このケーブルクランプ6は、その
自然状態における横断面積が前記の溝状領域1
1,21の対応する横断面積よりやゝ大きく、前
記の溝状領域11,21の長手方向に沿つて前記
の開口側に設けられるテーパ状の切り込み61を
有し、このテーパ状の切り込み61はその奥部に
おいて急激に拡大されて中空部62を構成してい
る弾性部材よりなり、ケーブル3を装着する時に
は、ケーブル3を前記の溝状領域11,21に押
し込むことにより、ケーブルクランプ6が弾性変
形してその横断面積が縮小し、ケーブル3が溝状
領域11,21に弾性的に装入され、一方、ケー
ブル3を離脱する時には、ケーブル3を前記のテ
ーパ状の切り込み61にそつて引き出すのみによ
り、ケーブル3がケーブルクランプ6から弾性的
に取り外されるようにされているケーブルクラン
プによつて達成される。
〔作用〕
本考案に係るケーブルクランプは、軟質プラス
チツク・硬質スポンジ等の弾性材よりなり、筐体
を構成する板状部材を折り曲げて、扉1の隅・扉
受け部をなす側壁2の隅等に作られる正方形また
は矩形等(開口部にくびれのない形状)の上記の
溝状領域11,21にそう長手方向にそつて上記
の溝状領域11,21の開口に向かつてテーパ状
の切り込み61が設けられており、このテーパ状
の切り込み61の奥は拡大されて、ケーブル3が
装入される中空部62が設けられているので、ケ
ーブル3を装着するときには、ケーブル3を、テ
ーパ状の切り込み61を介して、正方形状または
矩形状でくびれのない溝状領域11,21に押し
込むだけで、ケーブルは溝状領域11,21に装
着されることができ、ケーブル3を取り外すとき
は、ケーブル3をテーパ状の切り込み61から引
き出せば、極めて簡単にケーブル3をケーブルク
ランプから取り外すことができる。
その結果として、 (イ) 筐体に何等付加的加工を施す必要がなく(例
えば、筐体の側壁に小孔・ねじ孔を形成した
り、ケーブルホルダーを接着する必要がなく)、 (ロ) (イ)に述べた小孔等のためケーブルが破損する
おそれがなく、 (ハ) ケーブル取り付け作業が容易であり、 (ニ) ケーブル取り外し作業も容易であり、 (ホ) バンドを使用しないため美観を損ねることも
ない等多くの利益を有し、 (ヘ) 以上要するに、全く不利益をともなうことな
く、本来的には不利用領域である溝状領域を十
分に活用することが可能になる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、本考案の実施例に係る
ケーブルクランプについて詳細に説明する。
第1図参照 6は本考案の実施例に係るケーブルクランプで
あり、その材質は軟質プラスチツクまたは硬質ス
ポンジ等よりなり、長手方向にそつてテーパ状の
切り込み61が設けられ、この切り込み61はそ
の奥部において鋭角的に拡大されて中空部62を
なしている。こゝで、テーパ状の切り込み61の
テーパ方向は、図示するように、外方に向かつて
開いている。
第2図参照 筐体の扉1、側壁2の隅等に設けられる溝状領
域11,21は、正方形状、矩形状等であること
が望ましく、いづれにせよ、開口領域に「くび
れ」がないことが必要である。さもないと、ケー
ブル3の装着・取り外しが不便だからである。
使用される状態においては、図示するように、
ケーブル3がテーパ状の切り込み61を介して中
空部62中に押し込まれた状態でケーブルクラン
プ6全体が、側壁2または扉1の隅に形成される
溝状領域21または11中に押し込まれケーブル
クランプ6の弾性によつて固定される必要がある
ので、ケーブルクランプ6の横断面積(ケーブル
3と直交する面の断面積)は溝状領域11,21
の横断面積よりやゝ大きくしてある。
中空部62の形状は、第1図に示すように四角
形でも、第2図に示すように円形でも、また、多
角形状でも不整形状でもよいが、切り込み61と
のなす角(第1図に示すα)が90°またはそれ以
下で鋭角的に交わつていることが望ましい。この
ケーブルクランプの材料は弾性材であるから、ケ
ーブルが脱出してクランプ効果が発揮されなくな
ることを防止するためである。
〔考案の効果〕
以上説明したとおり、本考案に係るケーブルク
ランプは、本来は構造上の目的をもつて、筐体の
扉や側壁等の隅に形成され開口部に「くびれ」を
有しない溝状領域にケーブルを装入するために使
用されるケーブルクランプにおいて、その自然状
態における横断面積が溝状領域の対応する横断面
積よりやゝ大きく、この溝状領域の長手方向に沿
つてテーパ状の切り込みが設けられ、このテーパ
状の切り込みはその奥部において急激に拡大され
て中空部を構成している弾性部材よりなるので、
ケーブルを装着する時には、ケーブルを溝状領域
に押し込むことにより、ケーブルクランプが弾性
変形してその横断面積が縮小して、ケーブルが溝
状領域に弾性的に装入され、一方、ケーブルを離
脱する時には、ケーブルをテーパ状の切り込みに
そつて引き出すのみにより、ケーブルがケーブル
クランプから弾性的に取り外されることができ、
その結果として、(イ)例えば、筐体の側壁に小孔・
ねじ孔を形成したり、ケーブルホルダーを接着す
る時、筐体に何等かの付加的加工を施す必要がな
く、(ロ)ケーブル取り付け・取り外し作業が容易で
あり、(ハ)バンドを使用しないため美観を損ねるこ
ともない等多くの利益を有し、(ニ)全く不利益をと
もなうことなく、本来的には不利用領域である溝
状領域を十分に活用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係るケーブルクラ
ンプの斜視図である。第2図は、本考案の実施例
に係るケーブルクランプの使用状態を示す水平断
面図である。第3図は、筐体の水平断面図であ
る。第4図は、従来技術に係るケーブルクランプ
を示す水平断面図である。 1……扉、2……側壁、11,21……溝状領
域、22……小孔、3……ケーブル、4……バン
ド、5……ケーブルホルダー、6……本考案の実
施例に係るケーブルクランプ、61……切り込
み、62……中空部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筐体を構成する板状部材1,2をもつて構成さ
    れた開口部に「くびれ」を有しない溝状領域1
    1,21に装入されるケーブルクランプ6におい
    て、 該ケーブルクランプ6は、その自然状態におけ
    る横断面積が前記溝状領域11,21の対応する
    横断面積よりやゝ大きく、前記溝状領域11,2
    1の長手方向に沿つて前記開口側に設けられるテ
    ーパ状の切り込み61を有し、該テーパ状の切り
    込み61はその奥部において急激に拡大されて中
    空部62を構成してなる弾性部材よりなり、 ケーブル3を装着する時には、前記ケーブル3
    を前記開口部に「くびれ」のない溝状領域11,
    21に押し込むことにより、前記ケーブルクラン
    プ6が弾性変形して前記横断面積が縮小して、前
    記ケーブル3が前記溝状領域11,21に弾性的
    に装入され、 前記ケーブル3を離脱する時には、前記ケーブ
    ル3を前記テーパ状の切り込み61にそつて引き
    出すのみにより、前記ケーブル3が前記ケーブル
    クランプ6から弾性的に取り外される ことを特徴とするケーブルクランプ。
JP7884184U 1984-05-29 1984-05-29 ケ−ブルクランプ Granted JPS60192607U (ja)

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JP7884184U JPS60192607U (ja) 1984-05-29 1984-05-29 ケ−ブルクランプ

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JP7884184U JPS60192607U (ja) 1984-05-29 1984-05-29 ケ−ブルクランプ

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Publication Number Publication Date
JPS60192607U JPS60192607U (ja) 1985-12-21
JPH0534162Y2 true JPH0534162Y2 (ja) 1993-08-30

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ID=30623192

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JP7884184U Granted JPS60192607U (ja) 1984-05-29 1984-05-29 ケ−ブルクランプ

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3816870C2 (de) * 1987-06-30 1993-09-30 Heidelberger Druckmasch Ag Einrichtung zum Durchführen von Kabeln
JP5089630B2 (ja) * 2009-02-20 2012-12-05 株式会社日立製作所 鉄道車両構体への配線固定構造及び配線固定方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5945380B2 (ja) * 1979-09-25 1984-11-06 日本光電工業株式会社 絶縁型増幅装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5945380U (ja) * 1982-09-20 1984-03-26 いすゞ自動車株式会社 車両用帯状体の固定装置

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JPS5945380B2 (ja) * 1979-09-25 1984-11-06 日本光電工業株式会社 絶縁型増幅装置

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JPS60192607U (ja) 1985-12-21

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