JP5089630B2 - 鉄道車両構体への配線固定構造及び配線固定方法 - Google Patents
鉄道車両構体への配線固定構造及び配線固定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5089630B2 JP5089630B2 JP2009037686A JP2009037686A JP5089630B2 JP 5089630 B2 JP5089630 B2 JP 5089630B2 JP 2009037686 A JP2009037686 A JP 2009037686A JP 2009037686 A JP2009037686 A JP 2009037686A JP 5089630 B2 JP5089630 B2 JP 5089630B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring
- fixing
- bundle
- receiver
- railway vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
本発明の目的は、鉄道車両構体へ配線束を固定するに際して、配線束を保護する保護部材を簡単に適用可能にするとともに、配線束を車両構体に備えられる配線受に簡便に固定して、作業工数を低減して製作コストを削減できる鉄道車両構体への配線固定構造及び配線固定方法を提供することにある。
では図示はしないが、配線受100は、屋根構体20に備えられる固定レール25にボル
ト・ナット35で締結された状態(図1中のA1)にある。配線受100の載置部120
には、少なくとも配線束300が載置される領域に、配線受100の長手方向に対する交
差(垂直)断面がコ字状に成形された保護部材130が被せられる。保護部材130は、
難燃性を有するとともに弾性を備える材質、例えばCRスポンジ、ゴム系材料で構成され
ている。このため、配線受100に保護部材130を嵌入する際に、保護部材130が弾
性変形して載置部120に対してコ字状の開きが開口するので、載置部120に保護部材130を容易に被せることができる。配線束300を載置部120に被せられた保護部材130の上に載せた後、所定の間隔で載置部120に設けられた開口部125を通された固定帯140によって配線束300を載置部120共々結束することにより、配線束300が配線受100に固定される。
図11において、鉄道車両構体10を構成する台枠40はその下面側に鉄道車両構体10の長手方向に沿って固定レール25を備えている。鉄道車両構体10の長手方向に直交する方向(枕木方向)に配線束300を敷設する場合、複数の固定レール25に備えられたボルト・ナット35によって、配線受100を台枠40に固定する。そして、配線受100が備える載置部に備えられる保護部材130に配線束300を載置した後、固定帯140で配線束300を配線受100に固定する。図11では図2に示される配線受100を記載しているが、図6に示される配線受を用いても良い。配線受100の固定部110に備えられる開口部と台枠40に備えられる固定レール25とを用いて、配線受100を鉄道車両構体10に固定できるので、図11に示すように、固定レール25に直交する方向にも容易に配線受100を締結することができる。さらに、図示はしないが、固定レール25に備えられるボルトの位置を適宜選択することによって、配線受100を固定レール25に対して、任意の角度(図1に示すように、固定レール25に沿った方向を含む)で設置することもできる。
25…固定レール 30…側構体
35…ボルト・ナット 40…台枠
45…溶接ビード
A1、A2、B、C、D…配線固定構造
100…配線受 105…開口部
110…固定部 115…接続部
120…載置部 125…開口部
130…保護部材 140…固定帯
145…開口部 150…固定部
155…接続部
300…配線束
Claims (9)
- 屋根構体、側構体、妻構体、及び台枠を有する鉄道車両構体に備えられる配線受に配線束を固定する配線固定構造において、
前記鉄道車両構体の長手方向に沿って配置されるとともに、前記長手方向に対する交差方向の一方の側方部に前記鉄道車両構体に接続される固定部を、当該交差方向の他方の側方部に前記固定部に接続し且つ前記配線束が載置される載置部を備える前記配線受と、
前記配線受の長手方向に沿って所定の間隔で前記載置部に備えられる開口部と、
少なくとも前記配線束が載置される領域で前記載置部を覆う保護部材と、
前記開口部を通されて、前記保護部材に載置された前記配線束を前記載置部共々結束することで前記配線束を前記配線受に固定する環状の固定帯と、
を備え、
前記保護部材は、前記配線受の前記長手方向に対して交差する断面形状がコ字状に成形されており、前記コ字状の開口に前記載置部を嵌め込み状態で前記載置部に取り付けられていることを特徴とする鉄道車両構体への配線固定構造。 - 請求項1に記載される鉄道車両構体への配線固定構造において、
前記鉄道車両構体の車内側には前記鉄道車両構体の長手方向に沿った固定レールが備えられており、
前記配線受の前記固定部には前記配線受の長手方向に沿って所定の間隔で開口部が備えられており、
前記固定レールに備えられるボルトを前記固定部の前記開口部に通し、当該ボルトをナットで締結することにより前記鉄道車両構体に前記配線受を固定すること、
を特徴とする鉄道車両構体への配線固定構造。 - 請求項1に記載される配線固定構造において、
前記配線受の前記固定部は、前記鉄道車両構体の車内側の面に溶接によって結合されること、
を特徴とする鉄道車両構体への配線固定構造。 - 請求項1に記載される配線固定構造において、
前記配線受は前記屋根構体又は前記側構体と一体で押し出された押出形材であること、を特徴とする配線固定構造。 - 屋根構体、側構体、妻構体、及び台枠を有する鉄道車両構体に備えられる配線受に配線束を固定する配線固定構造において、
前記鉄道車両構体の長手方向に沿って配置されるとともに、前記長手方向の両端部に前記鉄道車両構体に接続される固定部を、当該両固定部の間に前記固定部に接続し且つ前記配線束が載置される載置部を備える前記配線受と、
少なくとも前記配線束が載置される領域で前記載置部を覆う保護部材と、
前記保護部材に載置された前記配線束を前記載置部共々結束することで前記配線束を前記配線受に固定する環状の固定帯と、
を備え、
前記保護部材は、前記配線受の前記長手方向に対して交差する断面形状がコ字状に成形されており、前記コ字状の開口に前記載置部を嵌め込み状態で前記載置部に取り付けられていることを特徴とする鉄道車両構体への配線固定構造。 - 屋根構体、側構体、妻構体、及び台枠を有する鉄道車両構体に備えられる配線受に配線束を固定する配線固定構造において、
前記鉄道車両構体の長手方向に沿った固定レールが備えられる各構体、又は台枠と、
前記配線受の長手方向の一方の側方部には前記固定レールに当接される固定部が備えられるとともに、他方の側方部には前記配線束が載置される載置部が備えられ、且つ、前記固定部と前記載置部とには前記配線受の長手方向に沿って所定の間隔で開口部が備えられる前記配線受と、
前記固定レールに備えられるボルトと、
前記固定部の前記開口部に通される前記ボルトに締結されるナットと、
少なくとも前記配線束が載置される領域で前記載置部を覆う保護部材と、
前記載置部の前記開口部を通されて、前記保護部材に載置された前記配線束を前記載置部共々結束することで前記配線束を前記配線受に固定する環状の固定帯と、
を備え、
前記保護部材は、前記配線受の前記長手方向に対して交差する断面形状がコ字状に成形されており、前記コ字状の開口に前記載置部を嵌め込み状態で前記載置部に取り付けられていることを特徴とする鉄道車両構体への配線固定構造。 - 請求項1、5又は6に記載される鉄道車両構体への配線固定構造において、
前記配線受は前記固定部に対して前記載置部を接続させる接続部を備えており、
前記載置部は、前記接続部の端部に対して片側にのみ接続された片側載置部、又は前記接続部の端部に対して両側に接続された両側載置部として設けられていること、
を特徴とする鉄道車両構体への配線固定構造。 - 請求項7に記載される配線固定構造において、
前記配線受の前記載置部は、前記配線束の前記載置部からの不用意な落下を防止するため、前記開口部の近傍を支点として前記固定部の側に所定角度で折り曲げられていること、
を特徴とする鉄道車両構体への配線固定構造。 - 屋根構体、側構体、妻構体、及び台枠を有する鉄道車両構体に備えられる配線受に配線束を固定する配線固定方法において、
前記構体の長手方向に沿って車内側に設けられる固定レールにボルトを挿入するステップと、
前記配線受の固定部に設けられる開口部に前記ボルトを通して前記固定部を前記固定レールに当接してナットで締結するステップと、
前記配線受の載置部に保護部材を嵌入するステップと、
前記載置部に嵌入された前記保護部材に前記配線束を載置するステップと、
前記載置部に設けられる開口部に通された固定帯によって、前記配線束を前記載置部に固定するステップと、
から成ることを特徴とする鉄道車両構体への配線固定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009037686A JP5089630B2 (ja) | 2009-02-20 | 2009-02-20 | 鉄道車両構体への配線固定構造及び配線固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009037686A JP5089630B2 (ja) | 2009-02-20 | 2009-02-20 | 鉄道車両構体への配線固定構造及び配線固定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010188951A JP2010188951A (ja) | 2010-09-02 |
JP5089630B2 true JP5089630B2 (ja) | 2012-12-05 |
Family
ID=42815486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009037686A Active JP5089630B2 (ja) | 2009-02-20 | 2009-02-20 | 鉄道車両構体への配線固定構造及び配線固定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5089630B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103221289B (zh) * | 2010-11-30 | 2016-04-06 | 三菱电机株式会社 | 车用空调装置 |
JP5568534B2 (ja) * | 2011-09-26 | 2014-08-06 | 株式会社総合車両製作所 | 鉄道車両構体 |
JP5458078B2 (ja) * | 2011-09-27 | 2014-04-02 | 株式会社総合車両製作所 | 鉄道車両構体 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS522707U (ja) * | 1975-06-24 | 1977-01-10 | ||
JPS5669564U (ja) * | 1979-10-29 | 1981-06-09 | ||
JPS60183533U (ja) * | 1984-05-15 | 1985-12-05 | 三井造船株式会社 | 電線固定金物 |
JPS60192607U (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-21 | ファナック株式会社 | ケ−ブルクランプ |
JP2001119835A (ja) * | 1999-10-13 | 2001-04-27 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | プロテクタ |
JP2003237498A (ja) * | 2002-02-18 | 2003-08-27 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 車両用パネルへのハーネス組立装置、組立方法および配索構造 |
JP4486589B2 (ja) * | 2005-12-14 | 2010-06-23 | 矢崎総業株式会社 | ハーネスプロテクタ |
JP2007174821A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Yazaki Corp | ハーネスプロテクタ |
-
2009
- 2009-02-20 JP JP2009037686A patent/JP5089630B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010188951A (ja) | 2010-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8624114B2 (en) | Wiring harness | |
JP5434748B2 (ja) | 車両用導電路 | |
US7973250B2 (en) | Cable conduit and method of mounting a cable relative to a wall opening | |
CN103141001B (zh) | 线束及其制造方法 | |
CN103079894B (zh) | 线束 | |
US20120261184A1 (en) | Distribution structure of wire harness | |
CN104871383A (zh) | 线束 | |
JP5089630B2 (ja) | 鉄道車両構体への配線固定構造及び配線固定方法 | |
JP6110229B2 (ja) | シールドハーネス及びその製造方法 | |
JP2009123635A (ja) | ハーネス組立体 | |
JP2009135240A (ja) | 電線のシールド構造 | |
JP5185094B2 (ja) | 配線カバー、配線固定具、並びに鉄道車両の配線構造及び配線方法 | |
JP2011005993A (ja) | 鉄道車両構体における断熱材及び配線束の固定構造、並びに断熱材及び配線束の固定構造を備えた鉄道車両構体 | |
US7527705B2 (en) | Method for routing electrical conductor between panels | |
CN205239391U (zh) | 一种机舱线束盒及汽车 | |
JP4327785B2 (ja) | ワイヤハーネスの配索構造 | |
JP5683250B2 (ja) | ワイヤハーネスの配索構造 | |
WO2023243392A1 (ja) | ワイヤハーネス | |
CN217892743U (zh) | 线束支架和具有其的车辆 | |
JP2010252424A (ja) | ワイヤハーネス | |
US20170274845A1 (en) | Cable holder | |
JP4239851B2 (ja) | 車両のルーフ構造 | |
JP3490415B2 (ja) | ワイヤハーネスの分岐部保護構造 | |
CN220662453U (zh) | 一种用于车辆的过线结构及车辆 | |
JP2001103639A (ja) | ワイヤハーネスの配索構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100922 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120508 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120704 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120904 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120911 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5089630 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |