JPS5945380B2 - 絶縁型増幅装置 - Google Patents

絶縁型増幅装置

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JPS5945380B2
JPS5945380B2 JP54121939A JP12193979A JPS5945380B2 JP S5945380 B2 JPS5945380 B2 JP S5945380B2 JP 54121939 A JP54121939 A JP 54121939A JP 12193979 A JP12193979 A JP 12193979A JP S5945380 B2 JPS5945380 B2 JP S5945380B2
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JP
Japan
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signal
modulator
pulse width
output
circuit
Prior art date
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JP54121939A
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JPS5645637A (en
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清作 萩原
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Nippon Koden Corp
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Nippon Koden Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主に心電盲孔脳波計等で使用される絶縁型増幅
装置に関する。
心電図や脳波のm1fflにおいては、機器の操作を誤
った場合や機器自体が破壊した場合には、電気的に接続
された生体に対して危害を与える恐れがあった。
そこで、近年になってそれらの機器には絶縁型増幅装置
が使用されるようになった。
この場合、信号源となる生体には従来の接地型増幅装置
を用いた場合の約1000倍もの同相電位が交流電源か
ら誘起し、混入する雑音が増大するため、従来よりも4
0〜60dBも高い同相電圧除去率rcommon M
ode Re jec t ion B e t io
以下CMRRという)を要求される結果となった。
また、実際に心電図や脳波を測定する方法としては、個
々の導出箇所同志の差電位又は平均電位と個々の導出箇
所との差電位を順次導き測定するものである。
そのために、心電計には誘導切換器が備わっており、脳
波計にあっては、さらに多数の組合せを作るためのパタ
ーンセレクターと称する同種のスイッチが備わっている
これらの誘導切換器、あるいは、パターンセレクターは
、機械的スイッチ、あるいは、半導体スイッチのいずれ
で構成するとしても、切換回路数が厖大なため、非常に
大きなものとならざるを得なかった。
従来の変調方式の絶縁型増幅装置にあっては、アイソレ
ータの直線性が悪く、信号伝達特性が不安定であるばか
りか、素子毎のバラツキがあるためアイソレーションし
た後に誘導選択あるいはパターン選択を行うことが困難
であった。
従って、大部分の装置は、アイソレータへ信号を加える
前の段階、すなわち、絶縁部分において誘導切換、ある
いは、パターンの選択を行い、そこで得られた組合せ信
号を高いCMRRを有する高価な前置増幅器で増幅し′
fc後にアイソレータへ加える構成となっている。
ところが、前述のように誘導切換器、あるいは、パター
ンセレクターは非常に大きなものであるため、これらが
装置の絶縁部分に入ることば、心電計あるいは脳波計を
大型化、複雑化し製作を困難にするばかりか、絶縁部と
接地間の浮遊容量を増大し、絶縁性能の劣化を沼く。
そこで、浮遊容量を低減するためには、接地との間に絶
縁物を介した十分な間隙をとることが必要となり、コス
トアップの原因となっていた。
本発明は、以上の欠点に鑑みなされたもので、生体情報
を測定する際、測定装置と生体間に重量する同相信号電
圧c以下において同相信号、同相信号成分という場合も
同じ意味)を簡単且つ安価に除去する高性能な絶縁型増
幅装置を提供することを目的としたものである。
以下、本発明の一実施例を図面に基き詳説する。
第1図はパルス巾変調方式の本発明の一実施例゛を心電
計に応用した場合のブロック図である。
同図において、1は本発明の絶縁型増幅装置全体を示し
、また、4個の端子R,L、F、Cはそれぞれ被検者の
右手、左手、左足及び胸部に装着された各生体電極から
導出される生体信号の入力端子を示している。
なお、同図には図示されていないが、被検者の右足に装
着された電極にはこの絶縁型増幅装置1の絶縁部分の基
準電位Cフローティングアース)が供給され、各部の生
体信号は、この右足に装着された電極を基準として検出
される。
また、本実施例では、説明の便宜上胸部に装着される生
体電極を1個としているが、一般の標準的な心電計では
、心臓の周辺に合計6個の胸部電極を配置するのが通例
である。
2は信号線路のインピーダンスを下げ信号処理を容易に
するためのバッファーアンプ群であり、具体的には、各
信号線路に挿入された増幅率1の増幅器2A〜2D及び
後述する被変調信号用の増幅器2Eより構成されている
3はパルス巾変調器であり、前記バッファーアンプ群2
に含まれる増幅器2八〜2Dの各出力が抵抗R1を介し
て一方の入力にそれぞれ供給される比較器3A〜3Dよ
り構成されている。
なお、それらの比較器3A〜3Dの他力の入力には前記
増幅器2Eから出力される被変調信号が共通に供給され
ている。
4はトランス結合によるアイソレータであり、前記パル
ス巾変調器3より信号線路毎に抵抗R2を介して供給さ
れるパルス信号を非絶縁側へ伝達する絶縁トランス4A
〜4Dと、パルス巾変調器3と後述する復調器5との間
を結ぶ周期信号伝達用の絶縁トランス4E及び非絶縁側
より絶縁側へ電力供給を行うDC−DCコンバータ用の
絶縁トランス4Fより構成されている。
5は復調器を示し、その内部には雑音による誤動作を防
止するためのリミッタ回路6、変調信号と同一のパルス
巾を持ったパルス信号を再生するパルス巾変換回路7、
再生されたパルス信号から元の生体信号を得るフィルタ
回路8及び前記リミッタ回路6のレベルを設定するリミ
ッタレベル設定回路9とが具備されている。
さらに具体的には、前記リミッタ回路6には比較器6A
〜6D及びそれらのうち正方向パルスのみを伝達するダ
イオードD及び抵抗R3からなる回路が前述の各信号線
路毎に設けられ、同様にパルス巾変換回路7にあっても
各信号線路毎に前記正方向パルスによリリセットされる
フリップフロップ7八〜7Dが、またフィルタ回路8に
あってもローパスフィルタ。
8A〜8Dが設けられている。
なおリミッタレベル設定回路9は抵抗R4* R5、コ
ンデンサC1とからなり、その抵抗R4とR6で定電圧
−■を分圧して比較器6八〜6Dへ供給している。
また、フリップフロップ7八〜7Dをセットする信号は
クロック発生器1Dより得られる1 00 KH2〜2
00 KH2のクロックが用いられている。
11は前記復調器5において信号線路毎に復調された生
体信号を適宜組合せる誘導切換器である。
12は絶縁トランス4Eを駆動するためのドライバ回路
、13はアイソレータ4によって絶縁された絶縁部分へ
電力を供給する電源、14A及び14Bは伝送された電
力を絶縁部分内の各回路へ供給する安定化電源回路をそ
れぞれ示している。
15は前記クロック発生器10よりドライバ回路12及
び絶縁トランス4Eを介して伝達されたクロックと同期
して鋸歯状波信号を発生する被変調信号発生器であり、
16はその鋸歯状波信号に対して同相信号(後述の同相
信号電圧VCM)を重畳する加算器である。
さらに、その加算器16は、十入力端子が端子Fと接続
された増幅器17と、抵抗6,7.8及びコンデンサC
2とによって構成され、加算点Xから取り出される出力
は、端子Fから入力する低周波信号伝達比が1となるよ
うに構成され、実際の被変調信号としてバッファーアン
プ群の増幅器2Eへ供給されるようになっている。
次に動作を説明する。
基準電極を基準として各電極から得られる誘動電圧は、
生体信号VR2vL。
V、 t V、と、これら生体信号に重畳している同相
信号電圧V。
M とにより構成される。たとえば、第2図において、
被検者の左手から導出された電圧は同相信号電圧V。
Mが重畳しているため■1十V。
M(第2図b)となってパルス巾変調器3の比較器3B
K入力されることとなる。
一方入力端子Fからの信号電圧vF+vcMは加算器1
6で被変調信号(第2図C)と加算され、レベルシフト
された被変調波となって比較器3Bの他方の入力に印加
される(第2図d)。
従って、比較器3Bの両入力は、同一方向に同相信号電
圧VCMに対応するレベルだけシフトするため、この同
相信号電圧V。
Mが、比較器3Bが有する高CMRRにより除去され、
あたかも同相信号電圧■。
Mが零のときの入力(第2図す、c)と同じ変調を受け
ることになり、比較器3BからはVCMが除かれて、■
−VF に比例したパルス巾変調された信号が得られる
(第3図)。
さらにこのパルスの出力は絶縁トランス4Bを経て微分
波形となる(第4図f)。
その信号は比較器6Bの〔−〕入力へ加えられ、その−
力で〔+〕大入力はリミッタレベル設定回路9の負電圧
が印加されていること及び、後続のダイオードD、抵抗
R3回路とにより、リミッタ回路6からはパルス巾変調
された信号の立上りと同期した正パルス信号のみが得ら
れる(第5図)。
一方、フリップフロップ7Bは、 常C,タック発生器
10から出力されるパルスの立上りによってセットされ
、リミッタ回路6からの出力正パルスによってリセット
されるように接続されている。
このため、これらパルスの入力に対応してフリップフロ
ップ7Bからは、比較器3Bの出力と同じパルス巾を有
する−即ち、生体信号VL−VFに比例したパルス巾を
有するーパルス出力が得られることになる(第6図)。
次に、このパルス信号は、後続のローパスフィルタ8B
によって生体信号VL−vFに比例した信条電圧として
復調される(第7図)。
このように、従来の変調方式ではvL+voMによって
被変調波Vがそのまま変調されるため、各変調器、復調
器相互間のバラツキが0.1%以内に設定され、かつ安
定性が得られないと、CMRRを60dB以上確保する
ことは非常に困難であったが、上述した実施例の回路に
よれば被変調波(鋸歯状波)がちだけ同一方向にレベル
シフトされることとなったため、変調器302つの入力
には同一のVCM電圧が印加されたことになり、変調器
が通常有する70dB以上のCMRRにより抑制されて
、このVCMは変調器出力に影響を及ぼさない。
即ち変調器は、2人力の差信号のみに比例した変調出力
を出力する。
そして、ローパスフィルタを通つ念後のFRe FL
* FF * Fy 点の出力は FRoccVR十v。
M)−cVF十V。M)=v8−ηFL■(vL+vo
M)−cVF十vcM)=■1−VFFv +χ(VF
十VcM)−cvF十VcM)二〇Fvcx: (Vv
+VcM) −(VF+V、、 ) =V、−V。
となる。
このように、変調器3の入力端に於いて同相信号電圧が
、完全に除去されるため、回路定数等が無調整のままで
あっても、変調器3以降復調器5の出力端までの各チャ
ンネル間の信号伝達誤差は、心電計に関するJIS規格
を十分上まわる1条以内の精度を維持することが容易に
可能となった0次に従来と同様に誘導切換器で、例えば
第1誘導、avR誘導、■誘導を選んで差動型の前置増
巾器(図示せず、増幅度は1とする)を接続するとその
出力は 第1誘導; FL−FR−(■L−VF)−(VR−v
F)となって通常と全く同一力法で同一誘導結果を得る
ことができる。
ここで、加算器で加える電圧は、上記の他に入力端子R
,L、Cの個々から得られる電位、又はそれらの平均電
位を用いても同一結果が得られる。
以上述べたように、本発明によれば変調器のCMRRI
Cよって本発明増幅器のCMRRが決定されるのでアイ
ソレートする為に必要なパルス巾変調器そのものの高い
CMRRを用いろことができる。
パルス巾変調器はICを使用することができ、又ICは
開ループで使用できるため複雑な抵抗による調整を必要
とせず、ICそのものの高いCMRRを用いることがで
きる。
また、被変調波との加算は簡単であり同相信号の伝達が
0.99r40dB)位でも変調器に同一に入力され、
パルス巾変調されるため、復調器迄の各チャンネルの信
号伝達誤差が1%程度であっても、復調後の差動増幅器
で30〜40dBのCMRRのものを用いれば簡単に7
0〜80dBとなって変調器に使用された比較器が本来
備えているCMRRそのままに近づけることができる。
また、絶縁部に誘導切換装置を収容する必要がなく、か
つ、高いCMRRを有する高価な前置増幅器を設置する
必要もなく、装置設計の上で制約が少なくコストダウン
につながるばかりか、絶縁部の小型化により浮遊容量が
減少し、その面からも従来の絶縁型増幅装置に比して2
0〜30dBもCMRRを改善できるというすぐれた効
果がある。
尚、前述した実施例では加算器をアンプと抵抗で構成し
たが特にこれに依らず、例えば第8図に示すアンプとト
ランスによる構成のものでもよく、また変調形式もパル
ス中変調に限られるものでもない。
【図面の簡単な説明】 第1図はパルス巾変調方式の本発明の一実施例を心電計
に応用した場合のブロック図である。 第2図〜第7図は第1図の各点における波形を示した図
、第8図は第1図に用いられた加算器の他の実施例の図
。 3・・・・・・変調器、4・・・・・・アイソレータ、
5・・・・・・復調器、16・・・・・・加算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同相信号成分を含む複数の信号中の1つの信号又は
    前記同相信号成分を含む複数の信号の平均信号と被変調
    信号とを加算する加算器と、該加算器からの出力を前記
    同相信号成分を含む複数の信号の夫々で変調して前記同
    相信号成分が除去された信号を出力する変調器と、該変
    調器の出力を絶縁して伝送するアイソレータと、該アイ
    ソレータの出力を受信して復調する復調器とから成る絶
    縁型増幅装置。 2 前記変調器をパルス巾変調器とし、前記復調器がパ
    ルス巾変換器とローパスフィルターから成る特許請求の
    範囲第1項記載の絶縁型増幅装置。
JP54121939A 1979-09-25 1979-09-25 絶縁型増幅装置 Expired JPS5945380B2 (ja)

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JPS5645637A JPS5645637A (en) 1981-04-25
JPS5945380B2 true JPS5945380B2 (ja) 1984-11-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534162Y2 (ja) * 1984-05-29 1993-08-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534162Y2 (ja) * 1984-05-29 1993-08-30

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