JP2697424B2 - 心電図信号増幅回路 - Google Patents

心電図信号増幅回路

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JP2697424B2
JP2697424B2 JP3305360A JP30536091A JP2697424B2 JP 2697424 B2 JP2697424 B2 JP 2697424B2 JP 3305360 A JP3305360 A JP 3305360A JP 30536091 A JP30536091 A JP 30536091A JP 2697424 B2 JP2697424 B2 JP 2697424B2
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JP
Japan
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instrument
switch
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main amplifier
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貞雄 増山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は心電図信号増幅回路に関し、特に
被検者に装着された電極から導出される心電図信号を解
析する心電図解析装置における心電図信号増幅回路のイ
ンスト回路に関する。
【0002】
【従来技術】従来のこの様なインスト回路は図4に示す
様な構成である。図示せぬ電極から導出された心電図信
号は差動アンプ1にて増幅され、抵抗2及び交流結合コ
ンデンサ3を介してメインアンプ7へ入力され、図示せ
ぬA/D変換器の入力レベルまで増幅される。
【0003】コンデンサ3とメインアンプ7間の信号ラ
インと基線レベル電位との間には抵抗6及びインストス
イッチ4とが並列に接続されている。
【0004】このインストスイッチ4は、差動アンプ1
の出力すなわち交流結合コンデンサ3の出力心電図信号
を基線レベル電位に復帰させるために、このコンデンサ
3に充電された電荷を短時間に基線レベル電位に放電さ
せるものである。
【0005】このスイッチ4は半導体スイッチであり、
よってそのオン抵抗は最大100 Ω程度存在する。このオ
ン抵抗の影響をできるだけ少くするために、差動アンプ
1の出力に抵抗2が直列に設けられている。
【0006】交流結合コンデンサ3と抵抗6とにより低
域遮断フィルタを構成しており、この時定数を大きく選
定して遮断周波数を略0.05Hzとしている。
【0007】心電図信号は被検者の体動等のいわゆるア
ーチファクトによりドリフトする場合があり、この時定
数よりも小さな変動成分は通過増幅されて低周波電圧と
して増幅波形に重畳され、基線レベルから外れてしまう
ことがある。
【0008】この基線レベルから外れた心電図信号を基
線レベルに戻すために、インストスイッチ4をオンとし
て、コンデンサ3に充電された電荷を急速に放電させて
いるのである。
【0009】この様な従来のインスト回路では、装置の
小型化のためにイスントスイッチ4に半導体スイッチを
用いており、このスイッチ4のオン抵抗は最大100 Ω程
度となる。よって、インストスイッチ4がオンのとき、
電極が被検者から外れてハムが重畳するような過大入力
が生じた場合、差動アンプ1は電源電圧(±15v)ま
で振れ、よってその出力v1 は15vとなる。
【0010】このときのメインアンプ7の入力v2 は、
2 ={R4on /(R2 +R4on )}v1 =0.15v
となり、また、メインアンプ7の出力v0 は、 v0 =Gv2 =3.9v ……(1) となる。
【0011】尚、R2 は抵抗2の抵抗値であり10k
Ω、R4on はスイッチ4のオン抵抗値(100 Ω)、Gは
メインアンプ7のゲインであり26とする。
【0012】通常の心電図信号は抵抗2と6とにより分
圧されており、インストスイッチ4のオン抵抗の影響を
少くするために抵抗2の値R2 を大きくすると、R
6 (抵抗6の値)に対してR2 の値が無視できなくな
り、よって心電図信号のゲインが低下するという問題が
ある。
【0013】そのため、抵抗値R2 を大きくするには限
界があり、前段差動アンプ1に過大入力が印加された場
合には、心電図信号が基線レベルにならないという欠点
がある。
【0014】また、通常状態では、非反転アンプ構成の
メインアンプ7の+入力側に抵抗6(R6 =3.6M
Ω)が接続されているが、インストスイッチ4がオン状
態のインスト状態では、+入力側にはこのスイッチ4の
オン抵抗100 Ωのみが接続された状態となる。そのた
め、インストオン時とインストオフ時ではメインアンプ
7の入力バイアス電流が大きく変化し、オフセット電圧
がインストオン時とオフ時では異なるという欠点もあ
る。
【0015】
【発明の目的】本発明の目的は、前段の差動アンプに過
大入力が印加されても、メインアンプの出力は小さくす
ることができる心電図信号増幅回路を提供することであ
る。
【0016】本発明の他の目的は、インストオンとイン
ストオフとでメインアンプのバイアス電流によるオフセ
ットを一定に抑えることができる心電図信号増幅回路を
提供することである。
【0017】
【発明の構成】本発明による心電図信号増幅回路は、被
検者に装着された電極から導出される心電図信号を増幅
する差動アンプと、前記差動アンプの出力信号を交流結
合するためのカップリングコンデンサと、この交流結合
出力を更に増幅するメインアンプと、前記差動アンプの
出力を基線レベル電位に復帰せしめるために前記コンデ
ンサの出力と前記基線レベル電位との間に接続されたイ
ンスト用の第1のスイッチと、前記コンデンサの出力と
前記メインアンプの入力との間に直列挿入された第2の
スイッチと、前記メインアンプの入力と前記基線レベル
電位との間に接続された抵抗とを含み、前記第1及び第
2のスイッチを互いに相補的にオンオフ制御するように
したことを特徴とする。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0019】図1は本発明の実施例の回路図であり、図
4と同等部分は同一符号にて示している。被検者に装着
された電極から導出される心電図信号は差動アンプ1に
より検出、増幅され、この増幅出力は交流結合コンデン
サ3と抵抗6とにより構成される一次フィルタによりフ
ィルタリングされ、メインアンプ7へ入力される。
【0020】心電図信号が被検者の体動等のアーチファ
クトによって急激に変動した場合、上記フィルタによる
大きな時定数(約3.2秒)のため、心電図信号は短時
間に基線レベル電位へ戻らない。そこで、この信号を短
時間に基線レベル電位へ戻すためにインストスイッチ4
をオンとし、コンデンサ3に充電された電荷を放電させ
ている。
【0021】このとき、スイッチをオンしたときに、抵
抗2とスイッチ4のオン抵抗とによっても減衰し得ない
大きな信号が入力された場合、メインアンプ7の入力を
最小に抑えるために、このアンプ7の入力ラインに直列
に第2のスイッチ5を挿入し、インストスイッチ4がオ
ンしたとき、スイッチ5をオフに制御する構成としてい
る。そのために、インバータ8によりスイッチ4と5と
の制御を互いに相補的にオンオフする構成としている。
【0022】そして、メインアンプ7の入力端と基線レ
ベルとの間に抵抗6を接続しており、インストスイッチ
4がオンで第2のスイッチ5がオフのときに図2に示す
如き等価回路から、メインアンプ7の入力v2 と出力v
0とは、 v2 ={R4on /(R2 +R4on )}{R6 /(R5off+R6 )}v1 =0.0054v v0 =Gv2 =0.14v ……(2) となる。
【0023】ここに、R4on はスイッチ4のオン抵抗
(100 Ω)、R2 は抵抗2の抵抗値(10KΩ)、R6
は抵抗6の抵抗値(3.6MΩ)、R5offはアンプ5の
オフ抵抗(100 MΩ)である。
【0024】(1)式と(2)式とを比較すれば明白な
様に、インスト時のメインアンプ7の出力を従来のもの
よりも約1/30に低減することができるのである。
【0025】抵抗6をスイッチ5の直後のアンプ7の入
力に配置することで、インストオン時とオフ時とで、こ
のアンプ7の入力ラインのターミネート抵抗値が大きく
変化しないようにして、アンプ7のバイアス電流により
生じるオフセット電圧の変化を防いでいる。
【0026】尚、図3はインストオフ時の通常状態の等
価回路であり、R40ffはスイッチ4のオフ抵抗(100 M
Ω)、R5on はスイッチ5のオン抵抗(100 Ω)を夫々
示している。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、イン
ストスイッチオンのときに、メインアンプ7の入力ライ
ンに直列に挿入したスイッチをオフにしているので、過
大入力印加時に前段差動アンプが電源電圧まで飽和して
も、メインアンプの出力は基線レベル電位に抑えること
ができるという効果がある。
【0028】また、インストオン,オフ時にメインアン
プの入力に接続される抵抗の値を同じにすることで、イ
ンストオン,オフ時にメインアンプのバイアス電流によ
るオフセット電圧を一定にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【図2】図1の回路のインストオン時の等価回路図であ
る。
【図3】図1の回路のインストオフ時の等価回路図であ
る。
【図4】従来のインスト回路を示す図である。
【符号の説明】
1 差動アンプ 2,6 抵抗 3 コンデンサ 4 インストスイッチ 5 第2のスイッチ 7 メインアンプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者に装着された電極から導出される
    心電図信号を増幅する差動アンプと、前記差動アンプの
    出力信号を交流結合するためのカップリングコンデンサ
    と、この交流結合出力を更に増幅するメインアンプと、
    前記差動アンプの出力を基線レベル電位に復帰せしめる
    ために前記コンデンサの出力と前記基線レベル電位との
    間に接続されたインスト用の第1のスイッチと、前記コ
    ンデンサの出力と前記メインアンプの入力との間に直列
    挿入された第2のスイッチと、前記メインアンプの入力
    と前記基線レベル電位との間に接続された抵抗とを含
    み、前記第1及び第2のスイッチを互いに相補的にオン
    オフ制御するようにしたことを特徴とする心電図信号増
    幅回路。
JP3305360A 1991-10-24 1991-10-24 心電図信号増幅回路 Expired - Lifetime JP2697424B2 (ja)

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JPH05115452A JPH05115452A (ja) 1993-05-14
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WO2012056882A1 (ja) 2010-10-27 2012-05-03 株式会社村田製作所 検出回路

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