JPH073216B2 - 車輌のエンジン始動装置 - Google Patents

車輌のエンジン始動装置

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JPH073216B2
JPH073216B2 JP32462788A JP32462788A JPH073216B2 JP H073216 B2 JPH073216 B2 JP H073216B2 JP 32462788 A JP32462788 A JP 32462788A JP 32462788 A JP32462788 A JP 32462788A JP H073216 B2 JPH073216 B2 JP H073216B2
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variable transmission
continuously variable
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traveling
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康夫 入江
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Kubota Corp
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車輌のエンジン始動装置に関し、詳しくは、停
車状態から走行状態まで無段階に走行速度の調節を行う
無段変速装置を備えると共に、この無段変速装置の変速
を行うためのアクチュエータを備えている車輌における
エンジン始動装置に関する。
〔従来の技術〕
上記のようにアクチュエータで変速操作が行われる車輌
では、エンジンの始動時にセルモータからの動力で車体
が発進しないよう無段変速装置の変速位置が走行停止位
置に設定されていることが望ましく、従来からの車輌で
は、無段変速装置の変速位置が走行停止位置に設定され
ていることを検出するリミットスイッチ等を設け、この
スイッチ等によって変速位置が走行停止位置に設定され
ていることを検出した場合にエンジンの始動を許す制御
系が備えられているものも存在する(参考文献引用せ
ず)。
〔発明が解決しようとする課題〕
ここで、この種の車輌における変速制御系について考え
るに、この種の車輌では速度設定用の操作ペダルあるい
は操作レバー等の速度設定具を有しているため、前述の
ように無段変速装置の変速位置が走行停止位置に設定さ
れている状態を検出した場合にエンジンの始動を許す制
御系が備えられていても、例えば、駐車時等に速度設定
具が誤まって、走行位置に設定されたまま放置されてい
る場合等には、エンジンの始動の直後に無段変速装置が
変速操作されるため、車体を発進させることもあり、安
全の面から改善の余地がある。
本発明の目的は、無段変速装置の速度設定具が走行停止
位置から外れている場合においても、エンジン始動時に
おける車体の発進を阻止するエンジ始動装置を合理的に
構成する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は、停車状態から走行状態まで無段階に走
行速度の調節を行う無段変速装置、この無段変速装置の
変速操作を行うアクチュエータ、このアクチュエータに
よる変速位置を設定する人為操作型の速度設定具、走行
装置への走行動力を遮断し得るクラッチ夫々を有すると
共に、前記無段変速装置の変速位置、及び、前記速度設
定具夫々の操作位置が共に走行停止位置に設定されてい
る状態、あるいは、前記クラッチが動力遮断位置に設定
されている状態の二状態のうち、少なくとも一方の状態
の検出によってのみ、エンジンの始動を許す制御手段を
有して成る点にあり、その作用、及び、効果は次の通り
である。
〔作 用〕
上記特徴を例えば第1図及び第2図に示すように構成す
ると、無段変速装置(3)の変速位置が走行停止位置に
設定されていることを第1スイッチ(SW1)で検出し、
かつ、速度設定具(12)の操作位置が走行停止位置に設
定されていることを第3スイッチ(SW3)で検出した場
合には制御手段(A)がセルモータ(SM)の作動を許
し、又、クラッチ(C)が動力遮断位置に設定されてい
ることを第2スイッチ(SW2)で検出した場合にも制御
手段(A)がセルモータ(SM)の作動を許すことにな
る。
つまり、クラッチ(C)が入り状態にあっても、無段変
速装置(3)の変速位置、及び、速度設定具(12)の操
作位置が共に走行停止位置に設定されている状態では、
エンジン(1)を始動しても車体を発進させる虞れがな
いので、セルモータ(SM)の作動を許し、逆に、無段変
速装置(3)の変速位置、及び、速度設定具(12)の操
作位置のうちいずれかが走行停止位置から外れていても
クラッチ(C)が動力遮断位置に設定されている状態で
は、エンジン(1)を始動しても車体を発進させる虞れ
がないのでセルモータ(SM)の動作を許すのである。
〔発明の効果〕
従って、無段変速装置の速度設定具が走行停止位置から
外れている場合においては必ずエンジンの始動が阻止さ
れるので、エンジンの始動操作と共に車体を発進させる
ことが無く安全なエンジン始動装置が構成され、しか
も、クラッチが動力遮断位置に設定されている場合には
エンジンの始動が許されるので、例えば、アクチュエー
タの故障等により無段変速装置が走行停止位置に設定で
きない場合でも、エンジンの始動が可能な装置が構成さ
れたのである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第2図は車輌の伝動系を表してあり、この車輌ではエン
ジン(1)からの動力を無端ベルト(2)を介して前進
域及び後進域まで変速可能な無段変速装置(3)に伝
え、無段変速装置(3)からの変速動力を無端ベルト
(4)、テンションプーリ(5)で成るクラッチ(C)
を介して減速装置(6)に伝え、減速装置(6)からの
動力を車輪(図示せず)を有した走行装置(7)に伝え
るよう走行伝動系が形成されている。
前記無段変速装置(3)は側部に突設した変速操作軸
(3a)の回動操作によって、内蔵した複数のテーパコー
ン(図示せず)と回転部材(図示せず)との接触位置の
調節を行って変速動力を取出すよう構成され、この変速
操作軸(3a)にはセクタギヤ(8)を備え、このセクタ
ギヤ(8)と咬合するピニオンギヤ(9)を駆動して変
速操作を行う電動モータ(CM)を備えている。
更に、この無段変速装置(3)には変速操作軸(3a)の
設定位置を検出するためポテンショメータ型のセンサ
(10)と、変速操作軸(3a)が走行停止位置に設定され
ていることを検出する第1スイッチ(SW1)とを備えて
いる。
又、前記クラッチ(C)はクラッチペダル(11)で操作
できるよう連係され、このクラッチペダル(11)は、ク
ラッチ(C)が動力遮断位置に設定されたことを検出す
る第2スイッチ(SW2)と連係している。
第1図に示すように、この車輌には、前後夫々の方向へ
の踏込み操作によって車体の走行方向を前後各々に切換
え、かつ、走行速度の設定を行うペダル型の速度設定具
(12)を備え、この速度設定具(12)の操作位置はポテ
ンショメータ型の設定器(13)で検出され、この設定器
(13)からの信号はアナログスイッチ(14)を介して制
御機構(15)に入力され、速度設定具(12)は走行停止
位置に設定されたことを検出する第3スイッチ(SW3)
と連係している。
同図に示す如く、この制御機構(15)には前記センサ
(10)からの信号が入力され、この制御機構(15)はド
ライバ(16)を介して夫々の入力信号が平衡する方向に
向けて前記電動モータ(CM)を駆動する結果、前記無段
変速装置(3)が速度設定具(12)の操作量に対応して
変速操作されるようになっている。
この車輌では前記エンジン(1)に備えたセルモータ
(SM)を作動させて、エンジン(1)の始動を行う際
に、始動スイッチ(17)を始動側に操作しても以下の条
件が成立しなければセルモータ(SM)の作動を行えない
よう、セルモータ(SM)の作動系が構成されている。
つまり、エンジン(1)の始動を許す条件とは、前記無
段変速装置(3)の変速位置、及び、前記速度設定具
(12)夫々の操作位置が共に走行停止位置に設定されて
いる状態と、前記クラッチ(C)が動力遮断位置に設定
されている状態との2つの状態であり、セルモータ(S
M)の作動を許すかどうかは、前記第1スイッチ(SW
1)、第3スイッチ(SW3)、第2スイッチ(SW2)から
の信号に基いて、2つのANDゲート(18),(18)と1
つのORゲート(19)とで成る制御手段(A)で判別され
る。
因みに、前記始動スイッチ(17)はエンジン(1)の稼
動と停止とを選択する選択スイッチ部(17a)と、セル
モータ(SM)の作動時にのみON操作される作動スイッチ
部材(17b)とで成り、エンジン(1)の始動を許す条
件が成立している状況で始動スイッチ(17)を操作する
と、前記制御手段(A)の出力側のANDゲート(18)か
らの信号によって、スイッチングトランジスタ(20)を
ON状態にすることで、リレースイッチ(21)がON操作さ
れ、これによりセルモータ(SM)を作動させるようにな
っている。
尚、この車輌では前記始動スイッチ(17)の操作により
エンジン(1)の稼動を停止させる際に前記速度設定具
(12)の設定位置に拘らず、無段変速装置(3)を走行
停止位置に強制的に復元操作するよう構成してあり、そ
の動作は、始動スイッチ(17)の選択スイッチ部(17
a)が停止位置に設定されると同時にタイマ(22)のカ
ウントを開始すると共に、前記アナログスイッチ(14)
の切換により、走行停止電圧に相当する電圧信号を分圧
回路(23)から制御機構(15)に入力して無段変速装置
(3)を走行停止位置に変速操作する。そしてタイマ
(23)が2秒の時間の経過を検出した後にエンジン停止
回路(24)に対して停止信号を出力してエンジン(1)
の停止が図られるのである。
〔別実施例〕
本発明は上記実施例以外に、無段変速装置が油圧式の無
段変速装置であって良く、制御手段がソフトウェアで構
成されても良い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る車輌のエンジン始動装置の実施例を
示し、第1図に該始動装置の電気回路図、第2図は走行
伝動系の概略図である。 (1)……エンジン、(3)……無段変速装置、(7)
……走行装置、(12)……速度設定具、(A)……制御
手段、(C)……クラッチ、(CM)……アクチュエー
タ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】停車状態から走行状態まで無段階に走行速
    度の調節を行う無段変速装置(3)、この無段変速装置
    (3)の変速操作を行うアクチュエータ(CM)、このア
    クチュエータ(CM)による変速位置を設定する人為操作
    型の速度設定具(12)、走行装置(7)への走行動力を
    遮断し得るクラッチ(C)夫々を有すると共に、前記無
    段変速装置(3)の変速位置、及び、前記速度設定具
    (12)夫々の操作位置が共に走行停止位置に設定されて
    いる状態、あるいは、前記クラッチ(C)が動力遮断位
    置に設定されている状態の二状態のうち、少なくとも一
    方の状態の検出によってのみ、エンジン(1)の始動を
    許す制御手段(A)を有して成る車輌のエンジン始動装
    置。
JP32462788A 1988-12-21 1988-12-21 車輌のエンジン始動装置 Expired - Lifetime JPH073216B2 (ja)

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JPH02169869A JPH02169869A (ja) 1990-06-29
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