JPH07320198A - バス時刻表示システム及びその制御方法 - Google Patents

バス時刻表示システム及びその制御方法

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JPH07320198A
JPH07320198A JP12991394A JP12991394A JPH07320198A JP H07320198 A JPH07320198 A JP H07320198A JP 12991394 A JP12991394 A JP 12991394A JP 12991394 A JP12991394 A JP 12991394A JP H07320198 A JPH07320198 A JP H07320198A
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departure time
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Yoshiyuki Konno
善行 金野
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正昭 荒木
Hideto Yamaguchi
英人 山口
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Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の運行状況からバスの発車時刻を予想し
て表示することにより、利用者が待ち時間を有効に活用
することができるバス表示システム及びその制御方法を
提供する。 【構成】 ID記憶部25でバスのID、停留所におけ
る予定発車時刻、前の停留所における予定発車時刻を、
IDに対応させて予め記憶し、受信部24でバスが前の
停留所を発車した時刻とバスのIDとを受信し、制御部
22でバスが前の停留所を発車した時刻と当該バスのI
Dに対応する予定発車時刻及び前の停留所における予定
発車時刻に基づいて予想発車時刻を算出して表示部23
に表示させる停留所を有するバス時刻表示システム及び
その制御方法としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バスの停留所において
バスの運行状況を表示するバス時刻表示システムに係
り、特に、実際の運行状況からバスの発車時刻を予想し
て表示することにより、利用者が待ち時間を有効に活用
することができるバス表示システム及びその制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】バスの時刻表は、通常、各停留所に設け
られており、利用者はその時刻表を見て、バスの予定発
車時刻を知ることができる。しかし、バスの運行は、交
通渋滞、気象条件、乗客の利用状況等によって左右され
るため、時刻表通りに運行できない場合がしばしばあ
る。このような場合、利用者は目的のバスがまだ到着し
ていないのか、既に通過してしまっているのかを知る手
段はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、バスが時刻表通りに運行していない場合
に、利用者はバスの運行状況を知ることができないた
め、停留所でいらいらしながら待たなければならず、バ
ス利用者が減少する一因となるという問題点があった。
【0004】また、利用者のバス離れによってマイカー
やタクシーが増加すると交通渋滞が悪化して、ますます
バスの到着時刻が不規則になり、バスの利用者が更に減
少するという悪循環になってしまうという問題点があっ
た。
【0005】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、実際の運行状況からバスの発車時刻を予想して表示
することにより、利用者が待ち時間を有効に活用するこ
とができるバス表示システム及びその制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、バス時刻表示シス
テムにおいて、バスのID、停留所における予定発車時
刻、前記停留所よりもバス路線上で前の停留所における
予定発車時刻を、前記バスのIDに対応させて予め記憶
したID記憶部と、バスが前記前の停留所を発車した時
刻と前記バスのIDとを受信する受信部と、利用者への
情報を表示する表示部と、前記バスが前記前の停留所を
発車した時刻と前記バスのIDに対応する前記停留所に
おける予定発車時刻及び前記前の停留所における予定発
車時刻に基づいて前記停留所における予想発車時刻を算
出して前記表示部に表示させる制御部とを備えた停留所
を有することを特徴としている。
【0007】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、請求項1記載のバス時刻表示システ
ムの制御方法において、停留所の受信部が、バスのID
と、前記バスが前の停留所を発車した時刻を受信した場
合に、前記停留所の制御部が、ID記憶部から前記受信
したIDに対応する前記前の停留所における予定発車時
刻と前記停留所における予定発車時刻とを読み取り、前
記前の停留所を発車した時刻と前記前の停留所における
予定発車時刻と前記停留所における予定発車時刻に基づ
いて前記停留所における予想発車時刻を算出して表示部
に表示させることを特徴としている。
【0008】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項1記載のバス時刻表示システ
ムにおいて、バスが、各バスに固有のIDを含む電波を
発信するバスであり、停留所が、タイマーと送信部とを
有し、前記停留所の制御部が、受信部において前記電波
を一定期間受信した後に受信しなくなった場合に、前記
タイマーから時刻を読み取って、前記電波から読み取っ
たIDと前記時刻とをバス路線上で後に位置する後の停
留所に前記送信部から送信させる制御部である停留所を
有することを特徴としている。
【0009】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項3記載のバス時刻表示システ
ムの制御方法において、停留所の受信部が、バスからの
電波を一定期間受信した後に受信しなくなった場合に、
制御部が、タイマーから時刻を読み取って、前記電波か
ら読み取ったIDと前記時刻とを送信部から後の停留所
に送信し、前記IDのバスが既に通過したことを表示部
に表示させることを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、バスのIDとそ
れに対応する当停留所における予定発車時刻、前の停留
所における予定発車時刻を予め記憶しているID記憶部
と、バスが前の停留所を発車した時刻と、そのバスのI
Dとを受信部で受信して、当該IDに対応する前の停留
所における予定発車時刻と実際に前の停留所を発車した
時刻とから当停留所におけるそのバスの予想発車時刻を
算出し、表示部に表示させる制御部とを具備する停留所
を有するバス時刻表示システムとしているので、渋滞や
気象の影響によりバスの運行が遅れた場合でも、停留所
でバスを待っている利用者にバスの発車時刻をほぼ正確
に知らせることができ、利用者はバスの待ち時間を有効
に活用することができる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、停留所の受
信部が、バスのIDと、当該バスが前の停留所を発車し
た時刻を受信した場合に、停留所の制御部が、ID記憶
部からそのIDに対応する前の停留所における予定発車
時刻と当停留所における予定発車時刻とを読み取り、前
の停留所を発車した時刻と前の停留所における予定発車
時刻とから当停留所における予想発車時刻を算出して表
示部に表示させる請求項1記載のバス時刻表示システム
の制御方法としているので、渋滞等の影響によりバスの
運行が遅れた場合でも、停留所でバスを待っている利用
者にバスの発車時刻をほぼ正確に知らせることができ、
利用者はバスの待ち時間を有効に活用することができ
る。
【0012】請求項3記載の発明によれば、バスがID
情報を含む電波を発信し、停留所の受信部が、バスから
の電波を一定期間受信した後に受信しなくなった場合
に、停留所の制御部が、タイマーから時刻を読み取って
当該バスが当停留所を発車した時刻とし、電波から読み
取ったバスのIDと発車時刻とを路線上で後に位置する
後の停留所に送信する制御部である停留所を有する請求
項1記載のバス時刻表示システムとしているので、路線
上で後に位置する停留所に現在の運行状況を知らせるこ
とができる。
【0013】請求項4記載の発明によれば、停留所の受
信部が、バスからの電波を一定期間受信した後に受信し
なくなった場合に、停留所の制御部が、タイマーから時
刻を読み取って当該バスが当停留所を発車した時刻と
し、バスのIDと発車時刻とを後の停留所に送信し、当
該IDのバスが既に通過したことを表示部に表示させる
請求項3記載のバス時刻表示システムの制御方法として
いるので、路線上で後に位置する後の停留所に現在の運
行状況を知らせることができ、また、当停留所の利用者
にバスが通過したことを明確に知らせることができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本発明の一実施例に係るバス時刻
表示システムの概略説明図である。本実施例のバス時刻
表示システムは、路線を運行している各バス1と、路線
内の各停留所2にそれぞれ固有のID(識別子)を付与
し、バス1から停留所2へ、または、停留所2相互の間
でIDを付加した情報を電波によって送信することによ
りバスの運行状況を各停留所2において表示するシステ
ムである。
【0015】本実施例のバス時刻表示システムについて
具体的に説明すると、バス1は、バスID(バスに付与
されたID)の情報を含む微弱電波を発信する発信機1
1を備え、一定周期毎にID情報を発信するようになっ
ている。発信機11には、バスIDを記憶するROM等
(図示せず)が設けられ、各バス1に固有のID情報を
電波に乗せて定期的に発信するものである。
【0016】また、停留所2は、バス1からの微弱電波
又は前の停留所2からの電波を受信し、更に当該停留所
で発生した情報を次の停留所へ送信する送受信部21
と、受信したIDから発車予想時刻を算出する制御部2
2と、発車予想時刻等を表示する表示部23とを備えて
いる。
【0017】ここで、停留所が2a,2b,2cの順で
設置されているバス路線を例として、本実施例のバス時
刻表示システムの動作の概略について図1を使って説明
する。停留所2aでは、バス1からのバスIDを一定期
間受信した後、再び受信しなくなった場合に、バスが停
留所を通過したと判断して、そのバスのバスIDと、通
過時刻と、自らの停留所の停留所IDを次の停留所2b
に向けて送信する。次の停留所2bでは、送受信部21
において停留所2aからの信号(バスIDと停留所2a
の停留所IDを含む信号)を受信し、制御装置22に予
め記憶されているバスIDと、それに対応する停留所2
aの予定発車時刻より、停留所2bにおける予想発車時
刻を算出して、表示部23に表示し、利用者に知らせる
ものである。
【0018】次に、本実施例のバス時刻表示システムの
停留所2について図2を使って説明する。図2は、本実
施例の停留所2の構成ブロック図である。停留所2は、
バス1や前の停留所2からの信号を受信する受信部24
と、運行状況を表示する表示部23と、その路線を運行
しているバス1のバスIDと、そのバスが停留所を発車
する予定発車時刻とを対応させて記憶したRAM等で構
成されるID記憶部25と、自分の停留所IDを記憶す
るIDメモリ26と、次の停留所に信号を送信する送信
部27と、実際の受信信号から予想発車時刻を算出する
制御部22と、制御部22に設けられたタイマー28と
から構成されている。
【0019】受信部24がバス1からの微弱電波を受信
できる受信エリア(サービスエリア)は微弱電波の強さ
で予め決められており、バス1がサービスエリア内に到
達した場合にバス1からの微弱電波を受信するようにな
っている。また、送信部27から送信される信号は、隣
接する停留所(次の停留所)に届く程度の出力に設定さ
れている。従って、受信部24は、前の停留所からの信
号とサービスエリア内のバスからの信号(微弱電波)を
受信するものである。
【0020】そして、各停留所2において受信すべきバ
スID及び停留所IDは予め制御部22内に記憶されて
おり、それ以外の電波を受信しても制御部22が処理を
行わないようになっており、誤動作を防ぐようになって
いる。ここで、受信すべきバスID及び停留所IDを制
御部22内に記憶させるようにしているが、ROM等の
別のメモリに記憶させるようにしても構わない。
【0021】ここで、本実施例の特徴部分であるID記
憶部25と、制御部22の動作について図3を使って具
体的に説明する。図3は、本実施例の停留所2bに設け
られたID記憶部25内の情報記憶状況を示す模式説明
図である。図3に示すように、ID記憶部25は、当該
停留所2bに止まるバスの「バスID」と、それに対応
する「行先」と、「前の停留所2aの予定発車時刻
(a)」と、「当停留所2bの予定発車時刻(b)」と
を予め記憶している。すなわち、この部分は、停留所2
a及び2bにおける時刻表に相当するものである。図3
の例では、「“ID01”のバス(以下、バス01)は
横浜行で、停留所2aの発車予定は9:50、停留所2
bの発車予定は10:00」であることを示している。
【0022】更に、ID記憶部25には、それぞれのバ
スIDに対応して、バスが「実際に当停留所2bを発車
(通過)した時刻(d)」を書き込む発車時刻エリア2
5dと、「実際に前の停留所2aを発車(通過)した時
刻(c)」を書き込む前停留所発車時刻エリア25c
と、「算出した予想発車時刻(e)」を書き込む予想発
車時刻エリア25eが設けられており、制御部22が前
の停留所2a又は各バス1から受信した情報に基づい
て、逐次、時刻を書き込むようになっている。
【0023】次に、この路線をバス01が運行する場合
を例にとって、図3及び図4を使って具体的に説明す
る。図4は、本実施例のバス時刻表示システムの概略動
作説明図である。バス01は、停留所2aを9:55に
発車したとする。停留所2bが、前の停留所2aから送
信された停留所ID、バスID、停留所2aの発車時刻
を受信すると、制御部22は、受信されたバスIDを読
み取り、ID記憶部25の「バスID01」に対応する
前停留所発車時刻エリア25cに「前の停留所2aの発
車時刻(c)」として「9:55」を書き込む。
【0024】そして、ID記憶部25に予め記憶されて
いる「前の停留所2aの予定発車時刻(a)」及び「当
停留所2bの予定発車時刻(b)」と、受信した「前の
停留所2aの発車時刻(c)」とから「当停留所2bの
予想発車時刻(e)」をe=b+c−aとして算出す
る。つまり、この場合は、e=10:00+(9:55
−9:50)=10:05となる。そして、算出した予
想発車時刻を予想発車時刻エリア25eに書き込むと共
に、表示部23に「10:00発の横浜行は10:05
頃に発車します」と表示する(図4(a)参照)。
【0025】そして、バス01が接近して停留所2bの
サービスエリア内に入ってくると、停留所2bの受信部
24はバス01からの微弱電波を受信し、制御部22
は、バスIDを読み取って、バス01が到着したことを
認識する。バス01が停車している間は微弱電波を受信
し続けるのでバス01が停車中であると判断する(図4
(b)参照)。
【0026】そして、乗客の乗降が終わり、再びバスが
発車して停留所2bのサービスエリアから外れると、受
信部24はバス01からの微弱電波を受信しなくなり、
制御部22は、バス01が通過したことを認識し、その
ときの時刻をタイマー28から読みとるようになってい
る。
【0027】更に、制御部22は、ID記憶部25の
「バスID01」に対応する発車時刻エリア25dに、
タイマー28から読みとった時刻を書き込み、バスID
と、自身の停留所IDを次の停留所2cに向けて送信す
る。そして、表示部23に「10:00発の横浜行は通
過しました」と表示する(図4(c)参照)。次の停留
所2cでは、停留所2bからの信号とサービスエリアに
入ったバス01からの微弱電波を受信して、同様の処理
を行って発車予想時刻を算出して表示するものである。
【0028】次に、本実施例の停留所2の制御方法につ
いて図5を使って説明する。図5は、本実施例の停留所
2の制御部22における制御方法を示すフローチャート
図である。まず、受信部24において電波を受信する
(102)と、制御部22は、受信した電波からIDを
読み取り(104)、バスからの信号であるか前の停留
所からの信号であるかを判断する(106)。バス又は
前の停留所以外からの電波であれば処理を行わない。
【0029】処理104において停留所IDから前の停
留所からの信号であると判断された場合には、受信信号
から更にバスIDを読み取り(108)、次に「前の停
留所の発車時刻(c)」を読み取り(110)、ID記
憶部25の前停留所発車時刻エリア25cに読み取った
時刻を書き込む(112)。
【0030】そして、ID記憶部25から「前の停留所
の予定発車時刻(a)」を読み取り(114)、更に、
ID記憶部25から「当該停留所の予定発車時刻
(b)」を読み取り(116)、b,c,aよりe=b
+c−aなる「当該停留所の予想発車時刻(e)」を算
出して(118)、予想発車時刻エリア25eに書き込
む(120)。
【0031】そして、表示部23において「○:○○発
△△行は□:□□頃に発車します」という旨のメッセー
ジを表示させて(122)、待ち受け状態に戻る。
【0032】一方、処理106で、制御部22が、受信
した微弱電波に付加されたIDが当該停留所を運行する
バスのものであると判断した場合には、当該バスから微
弱電波を引き続き受信しているかどうかを判断し(13
2)、受信しなくなった場合には、制御部22はタイマ
ー28の時刻を読み取り(134)、ID記憶部25の
発車時刻エリア25dに読み取った時刻を書き込み(1
36)、発車時刻(d)とする。そして、次の停留所に
向けて自分の停留所IDと、バスIDと、発車時刻
(d)とを送信する(138)。
【0033】そして、表示部23の「○:○○発△△行
は□:□□頃に発車します」という旨のメッセージを消
去し(140)、更に、表示部23において「○:○○
発△△行は通過しました」という旨のメッセージを表示
させる(142)。そして、制御部22は、タイマー2
8から時刻を読み取って、発車時刻(d)から10分経
過したか否かを判断し(144)、10分経過した場合
には表示部23の「○:○○発△△行は通過しました」
という旨のメッセージを消去して(146)、待ち受け
状態に戻る。このようにして本実施例の停留所2の制御
方法が行われるものである。
【0034】尚、処理144では、メッセージの消去時
間を10分としたが、この時間は任意に設定できるもの
であり、バスの運行回数が多い路線ではこの時間を短縮
することができるものである。また、バスの運行状況に
応じて運行回数の多い時間帯は上記時間を短めに設定
し、運行回数の少ない時間帯は上記時間を長めに設定す
ることができるように、プログラムで可変とすることも
可能である。
【0035】ここでは説明を簡単にするために1台のバ
スに関する処理について述べたが、複数のバスからバス
IDを受信した場合には、受信したバス全てについて上
記と同様の処理を並列に処理するようになっている。
【0036】本実施例のバス時刻表示システム及びその
制御方法によれば、バスに固有のIDを付与しておき、
各停留所2に、その停留所2を運行するバスのバスID
と、それに対応する「予定発車時刻(b)」と、「前の
停留所の予定発車時刻(a)」とを予め記憶し、前の停
留所から受信した「前の停留所発車時刻(c)」を書き
込むID記憶部25を設け、制御部22が、ID記憶部
25の「予定発車時刻(b)」と、「前の停留所の予定
発車時刻(a)」と、「前の停留所発車時刻(c)」と
から予想発車時刻(e)を算出して表示部23において
表示させるようにしているので、交通渋滞等の影響でバ
スが遅れた場合でも、利用者は、バスの発車時刻を正確
に知ることができ、バスの待ち時間を有効に活用するこ
とができる効果がある。
【0037】また、本実施例では、直前の停留所から信
号を受信して予想発車時刻を算出するようにしている
が、別の実施例として、例えば、ID記憶部25におい
て3つ前の停留所における予定発車時刻を記憶するよう
にしておき、3つ前の停留所の発車時刻を、3つ前の停
留所から、2つ前、1つ前、当停留所と順次送信させる
ようにし、3つ前の停留所の発車時刻から当該停留所の
予想発車時刻を算出するようにしても良い。この場合、
予想発車時刻を当該停留所でより早い時期に表示するこ
とができるので、利用者にとってより便利になる効果が
ある。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、バスのI
Dとそれに対応する当停留所における予定発車時刻、前
の停留所における予定発車時刻を予め記憶しているID
記憶部と、バスが前の停留所を発車した時刻と、そのバ
スのIDとを受信部で受信して、当該IDに対応する前
の停留所における予定発車時刻と実際に前の停留所を発
車した時刻とから当停留所におけるそのバスの予想発車
時刻を算出し、表示部に表示させる制御部とを具備する
停留所を有するバス時刻表示システムとしているので、
渋滞や気象の影響によりバスの運行が遅れた場合でも、
停留所でバスを待っている利用者にバスの発車時刻をほ
ぼ正確に知らせることができ、利用者はバスの待ち時間
を有効に活用することができる効果がある。
【0039】請求項2記載の発明によれば、停留所の受
信部が、バスのIDと、当該バスが前の停留所を発車し
た時刻を受信した場合に、停留所の制御部が、ID記憶
部からそのIDに対応する前の停留所における予定発車
時刻と当停留所における予定発車時刻とを読み取り、前
の停留所を発車した時刻と前の停留所における予定発車
時刻とから当停留所における予想発車時刻を算出して表
示部に表示させる請求項1記載のバス時刻表示システム
の制御方法としているので、渋滞等の影響によりバスの
運行が遅れた場合でも、停留所でバスを待っている利用
者にバスの発車時刻をほぼ正確に知らせることができ、
利用者はバスの待ち時間を有効に活用することができる
効果がある。
【0040】請求項3記載の発明によれば、バスがID
情報を含む電波を発信し、停留所の受信部が、バスから
の電波を一定期間受信した後に受信しなくなった場合
に、停留所の制御部が、タイマーから時刻を読み取って
当該バスが当停留所を発車した時刻とし、電波から読み
取ったバスのIDと発車時刻とを路線上で後に位置する
後の停留所に送信する制御部である停留所を有する請求
項1記載のバス時刻表示システムとしているので、路線
上で後に位置する停留所に現在の運行状況を知らせるこ
とができる効果がある。
【0041】請求項4記載の発明によれば、停留所の受
信部が、バスからの電波を一定期間受信した後に受信し
なくなった場合に、停留所の制御部が、タイマーから時
刻を読み取って当該バスが当停留所を発車した時刻と
し、バスのIDと発車時刻とを後の停留所に送信し、当
該IDのバスが既に通過したことを表示部に表示させる
請求項3記載のバス時刻表示システムの制御方法として
いるので、路線上で後に位置する後の停留所に現在の運
行状況を知らせることができ、また、当停留所の利用者
にバスが通過したことを明確に知らせることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るバス時刻表示システム
の概略説明図である。
【図2】本実施例の停留所2の構成ブロック図である。
【図3】本実施例の停留所2bに設けられたID記憶部
25内の情報記憶状況を示す模式説明図である。
【図4】本実施例のバス時刻表示システムの概略動作説
明図である。
【図5】本実施例の停留所2の制御部22における制御
方法を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…バス、 2…停留所、 11…発信機、 21…送
受信部、 22…制御部、 23…表示部、 24…受
信部、 25…ID記憶部、 26…IDメモリ、 2
7…送信部、 28…タイマー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスのID、停留所における予定発車時
    刻、前記停留所よりもバス路線上で前の停留所における
    予定発車時刻を、前記バスのIDに対応させて予め記憶
    したID記憶部と、バスが前記前の停留所を発車した時
    刻と前記バスのIDとを受信する受信部と、利用者への
    情報を表示する表示部と、前記バスが前記前の停留所を
    発車した時刻と前記バスのIDに対応する前記停留所に
    おける予定発車時刻及び前記前の停留所における予定発
    車時刻に基づいて前記停留所における予想発車時刻を算
    出して前記表示部に表示させる制御部とを備えた停留所
    を有することを特徴とするバス時刻表示システム。
  2. 【請求項2】 停留所の受信部が、バスのIDと、前記
    バスが前の停留所を発車した時刻を受信した場合に、前
    記停留所の制御部が、ID記憶部から前記受信したID
    に対応する前記前の停留所における予定発車時刻と前記
    停留所における予定発車時刻とを読み取り、前記前の停
    留所を発車した時刻と前記前の停留所における予定発車
    時刻と前記停留所における予定発車時刻に基づいて前記
    停留所における予想発車時刻を算出して表示部に表示さ
    せることを特徴とする請求項1記載のバス時刻表示シス
    テムの制御方法。
  3. 【請求項3】 バスが、各バスに固有のIDを含む電波
    を発信するバスであり、停留所が、タイマーと送信部と
    を有し、前記停留所の制御部が、受信部において前記電
    波を一定期間受信した後に受信しなくなった場合に、前
    記タイマーから時刻を読み取って、前記電波から読み取
    ったIDと前記時刻とをバス路線上で後に位置する後の
    停留所に前記送信部から送信させる制御部である停留所
    を有することを特徴とする請求項1記載のバス時刻表示
    システム。
  4. 【請求項4】 停留所の受信部が、バスからの電波を一
    定期間受信した後に受信しなくなった場合に、制御部
    が、タイマーから時刻を読み取って、前記電波から読み
    取ったIDと前記時刻とを送信部から後の停留所に送信
    し、前記IDのバスが既に通過したことを表示部に表示
    させることを特徴とする請求項3記載のバス時刻表示シ
    ステムの制御方法。
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