JP2024033063A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】
車両間で乗客を分散させて混雑を緩和させることが可能な情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】
ユーザから鉄道の駅のうちの希望乗車駅及び希望降車駅並びに希望降車駅への到着を希望する到着希望日時を含むユーザ希望情報を取得するユーザ希望情報取得部と、希望乗車駅に停車しその後に希望降車駅に停車する1又は複数の列車を特定列車として特定し、特定列車の各々の車両毎の混雑率を含む混雑率情報を取得する混雑率情報取得部と、ユーザ希望情報及び混雑率情報に基づいて、特定列車のうちの1の列車の1の車両をユーザが乗車すべき特定車両として特定する列車車両特定部と、を有する。
【選択図】図3
車両間で乗客を分散させて混雑を緩和させることが可能な情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】
ユーザから鉄道の駅のうちの希望乗車駅及び希望降車駅並びに希望降車駅への到着を希望する到着希望日時を含むユーザ希望情報を取得するユーザ希望情報取得部と、希望乗車駅に停車しその後に希望降車駅に停車する1又は複数の列車を特定列車として特定し、特定列車の各々の車両毎の混雑率を含む混雑率情報を取得する混雑率情報取得部と、ユーザ希望情報及び混雑率情報に基づいて、特定列車のうちの1の列車の1の車両をユーザが乗車すべき特定車両として特定する列車車両特定部と、を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
列車の車両ごとの混雑予測を行う情報処理装置が知られている。例えば、特許文献1には、取得した経路情報に基づいてユーザが乗降する駅と利用する列車及び車両を特定し、当該列車の停車駅及び車両ごとの利用人数を集計してポイント表を作成し、当該ポイント表に基づいて列車の停車駅及び車両ごとの混雑予測を行うサーバ装置が開示されている。
特許文献1に記載のサーバ装置において混雑予測がなされた場合、ユーザは当該混雑予測を受けて各自で列車への乗車日時や乗り込む車両を決定するため、結果として一部の車両に乗客が偏ってしまい、当該一部の車両において混雑が緩和されないという問題点が一例として挙げられる。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、車両間で乗客を分散させて混雑を緩和させることが可能な情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の情報処理装置は、ユーザから鉄道の駅のうちの希望乗車駅及び希望降車駅並びに前記希望降車駅への到着を希望する到着希望日時を含むユーザ希望情報を取得するユーザ希望情報取得部と、前記希望乗車駅に停車しその後に前記希望降車駅に停車する1又は複数の列車を特定列車として特定し、前記特定列車の各々の車両毎の混雑率を含む混雑率情報を取得する混雑率情報取得部と、前記ユーザ希望情報及び前記混雑率情報に基づいて、前記特定列車のうちの1の列車の1の車両を前記ユーザが乗車すべき特定車両として特定する列車車両特定部と、を有することを特徴とする。
請求項10に記載の情報処理システムは、端末装置と情報処理装置とからなる情報処理システムであって、前記端末装置は、ユーザから鉄道の駅のうちの希望乗車駅及び希望降車駅並びに前記希望降車駅への到着を希望する到着希望日時を含むユーザ希望情報の入力を受け付けるユーザ希望情報受付部を有し、前記情報処理装置は、前記端末装置から前記ユーザ希望情報を取得するユーザ希望情報取得部と、前記希望乗車駅に停車しその後に前記希望降車駅に停車する1又は複数の列車を特定列車として特定し、前記特定列車の各々の車両毎の混雑率を含む混雑率情報を取得する混雑率情報取得部と、前記ユーザ希望情報及び前記混雑率情報に基づいて、前記特定列車のうちの1の列車の1の車両を前記ユーザが乗車すべき特定車両として特定する列車車両特定部と、を有することを特徴とする。
請求項11に記載の情報処理方法は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、ユーザから鉄道の駅のうちの希望乗車駅及び希望降車駅並びに前記希望降車駅への到着を希望する到着希望日時を含むユーザ希望情報を取得するユーザ希望情報取得ステップと、前記希望乗車駅に停車しその後に前記希望降車駅に停車する1又は複数の列車を特定列車として特定し、前記特定列車の各々の車両毎の混雑率を含む混雑率情報を取得する混雑率情報取得ステップと、前記ユーザ希望情報及び前記混雑率情報に基づいて、前記特定列車のうちの1の列車の1の車両を前記ユーザが乗車すべき特定車両として特定する列車車両特定ステップと、を有することを特徴とする。
請求項12に記載の情報処理プログラムは、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、ユーザから鉄道の駅のうちの希望乗車駅及び希望降車駅並びに前記希望降車駅への到着を希望する到着希望日時を含むユーザ希望情報を取得するユーザ希望情報取得ステップと、前記希望乗車駅に停車しその後に前記希望降車駅に停車する1又は複数の列車を特定列車として特定し、前記特定列車の各々の車両毎の混雑率を含む混雑率情報を取得する混雑率情報取得ステップと、前記ユーザ希望情報及び前記混雑率情報に基づいて、前記特定列車のうちの1の列車の1の車両を前記ユーザが乗車すべき特定車両として特定する列車車両特定ステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ具体的に説明する。なお、図面において、同一の構成要素については同一の符号を付け、重複する構成要素の説明は省略する。
まず、全体のシステム構成について説明する。図1は、実施例1に係る乗車案内システム100の構成を示す図である。図1に示すように、乗車案内システム100は、複数の端末装置10とサーバ装置11とを含んで構成される。
端末装置10は、スマートフォンやタブレット端末等の持ち運び可能な通信端末である。端末装置10は、端末装置10の利用者(以下、ユーザとも称する)からの入力操作の受け付けや画像の表示等がなされるタッチパネルディスプレイ12を有している。
端末装置10の各々には、乗車案内システム100においてユーザからの入力を受け付けて、当該受け付けた受付情報を送信し、当該受付情報に基づいて決まる乗車車両の指定等の乗車案内の情報をユーザに提示する乗車案内アプリケーションがインストールされている。端末装置10は、当該アプリケーションを介して、鉄道の駅のうちユーザが希望する希望乗車駅及び希望降車駅並びに希望降車駅への到着を希望する到着希望日時を含むユーザ希望情報の入力をユーザから受け付けて当該ユーザ希望情報を受付情報として取得可能に構成されている。
情報処理装置としてのサーバ装置11は、端末装置10とネットワークNWを介して、例えば、TCP/IP等の通信プロトコルを用いて相互にデータの送受信が可能になっている。端末装置10及びサーバ装置11とネットワークNWとの接続は、例えば、3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)又は5G(5th Generation)等の移動体通信、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信によりなされ得る。
サーバ装置11は、上記端末装置10において受け付けられた受付情報をネットワークNWを介して受信し、当該受付情報に基づいて、乗車車両の指定等の乗車案内の情報を生成し、ネットワークNWを介して端末装置10に送信する処理を行う。
図2は、実施例1に係る端末装置10の構成の一例を示すブロック図である。端末装置10は、システムバス13を介して制御部14と通信部15と入力部16と出力部17とが協働する装置である。
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)14A、ROM(Read Only Memory)14B、RAM(Random Access Memory)14C等により構成され、コンピュータとして機能する。CPU14Aは、ROM14Bに記憶されている各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。
各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されて各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、ROM14Bに記憶される各種プログラム(後述する端末装置10における処理を実行するためのプログラムを含む)は、ネットワークNWを介して伝送可能であるし、また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することが可能である。
通信部15は、制御部14の指示に従って外部機器とデータの送受信を行う通信装置である。通信部15は、例えば、ネットワークNWに接続するためのNIC(Network Interface Card)である。制御部14は、通信部15を介してサーバ装置11と通信可能に構成される。制御部14は、通信部15を介して端末装置10からユーザ希望情報を受信することが可能である。また、制御部14は、通信部15を介して端末装置10に乗車案内情報を送信することが可能である。
入力部16は、制御部14とタッチパネルディスプレイ12とを通信可能に接続しているインタフェース部である。制御部14は、ユーザによってタッチパネルディスプレイ12に入力された上述したユーザ希望情報を入力部16を介して取得することが可能である。
出力部17は、制御部14とタッチパネルディスプレイ12とを通信可能に接続しているインタフェース部である。制御部14は、通信部15を介して受信したユーザが乗車すべき列車の乗車案内が示されている乗車案内情報を出力部17を介してタッチパネルディスプレイ12に表示させることが可能である。
図3は、実施例1に係るサーバ装置11の構成の一例を示すブロック図である。サーバ装置11は、システムバス21を介して制御部22と通信部23と大容量記憶装置24とが協働する装置である。
制御部22は、CPU22A、ROM22B、RAM22C等により構成され、コンピュータとして機能する。CPU22Aは、ROM22Bや大容量記憶装置24に記憶されている各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。
各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されて各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、大容量記憶装置24に記憶される各種プログラム(後述するサーバ装置11における処理を実行するためのプログラムを含む)は、ネットワークNWを介して伝送可能であるし、また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することが可能である。
通信部23は、制御部22の指示に従って外部機器とデータの送受信を行う通信装置である。通信部23は、例えば、ネットワークNWに接続するためのNICである。本実施例において、制御部22は、通信部23を介して端末装置10の各々と通信可能に構成される。
制御部22は、通信部23を介して、端末装置10からユーザのID、ユーザの希望乗車駅、ユーザの希望降車駅及び希望降車駅への到着を希望する到着希望日時を含むユーザ希望情報を取得する。言い換えれば、制御部22は、ユーザ希望情報を取得するユーザ希望情報取得部として機能する。
大容量記憶装置24は、例えば、ハードディスク装置、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ等により構成されており、オペレーティングシステムや、端末用のソフトウェア等の各種プログラムを記憶する記憶デバイスである。
大容量記憶装置24の列車情報データベース(以下、列車情報DBと称する)24Aは、鉄道路線において運行される列車のダイヤ、例えば停車駅の各々における発着時刻と、当該列車の各々の車両ごとの混雑率、例えば駅間毎の混雑率とを示すデータが格納されているデータベースである。
制御部22は、端末装置10からユーザ希望情報を受け付けると、受け付けたユーザ希望情報が示す乗車駅から降車駅までの混雑率を示す混雑率情報を作成し、それに基づいてユーザが乗車すべき車両を特定する。
制御部22は、この乗車すべき車両の決定に先駆けて、乗車駅、降車駅及び到着希望日時に基づいて複数の列車を特定列車として特定し、当該特定列車の車両の中からユーザが乗車すべき車両を特定車両として特定する。例えば、特定列車は、乗車駅及び降車駅に停車する列車の中で、降車駅に到着希望日時から遡って30分以内の時刻に到着する列車としてもよい。なお、この特定の列車の決定をせずに、全列車の車両の中からユーザが乗車すべき車両を決定してもよい。
図4に、上記混雑率情報の一例としての混雑率テーブルTB1を示す。この混雑率テーブルTB1は、ユーザ希望情報及び列車情報DB24Aに基づいて生成される。混雑率テーブルTB1は、ユーザ希望情報及び列車情報DB24Aの情報に基づいて特定された列車の乗車駅から降車駅までの乗車区間の混雑率を示すテーブルである。この混雑率は例えば、平均混雑率であるかまたは最大混雑率である。
混雑率テーブルTB1において、一番左の「運行日」の項目は、各列車が運行している年月日を示しており、左から2番目の「発着時刻」の項目は、各列車のA駅を出発する時刻とB駅に到着する時刻を示している。左から3番目の「列車ID」の項目は、運行している列車の各々に付与されているIDを示している。
また、左から4番目の「車両」の項目は、列車における車両の各々の号車番号を示している。すなわち、「車両」の項目には、運行している列車ごとに1号車から10号車までの車両が示されている。
混雑率テーブルTB1において、「乗車予定人数/乗車定員」の項目は、車両の各々に定められた乗車定員に対する乗車予定人数を示している。ここで、乗車予定人数とは、サーバ装置11の制御部22によって特定された車両にそれぞれ乗車予定のユーザ数を集計したものである。
「乗車予定人数/乗車定員」の項目において、「前ドア」、「前中ドア」、「後中ドア」及び「後ドア」の4項目は、車両ごとに設けられている4つのドアの位置ごとに均等になるように乗車定員に対する乗車予定人数を分割したものである。例えば、列車IDがE001の列車における1号車の乗車定員は全体で140人であるため、1つのドア位置当たりの乗車定員を35人としている。
一番右の「混雑率」の項目は、A駅を出発予定の列車の車両の各々における全体の乗車定員に対する乗車予定人数の割合を示している。サーバ装置11の制御部22は、混雑率テーブルTB1の「混雑率」の項目を参照し、運行している列車の車両ごとの混雑率が150%を超えないように特定車両を特定する。また、制御部22は、特定した特定車両におけるドアの位置ごとの乗車予定人数に基づいてユーザが乗り込むべきドア位置を特定ドアとして特定する。
なお、サーバ装置11の制御部22は、混雑率テーブルTB1の「混雑率」の項目を参照し、運行している列車の車両ごとの混雑率が均等になるように特定車両を特定してもよい。
制御部22は、特定した特定車両及び特定ドアを含む乗車案内情報を生成して端末装置10に送信する。これにより、乗車案内情報を受信した端末装置10のユーザは、自身が乗車すべき列車の車両及びそのドア位置を把握することができる。
大容量記憶装置24の乗客情報データベース(以下、乗客情報DBと称する)24Bは、制御部22によって特定されたユーザが乗車すべき列車の車両やドア位置を含むデータが格納されているデータベースである。
制御部22は、端末装置10の各々から送信される上述したユーザ希望情報を取得すると、当該ユーザ希望情報及び上記列車情報DB24Aに基づいて特定車両及び特定ドアを特定し、それらを含む乗車案内情報を端末装置10に送信する。制御部22は、ユーザ希望情報の受信毎に上記特定した特定車両及び特定ドアを含む列車情報を乗客情報DB24Bに記憶し、列車情報DB24Aにおける特定車両SVの混雑度を更新する。
図5に、上記乗客情報の一例としての乗客テーブルTB2を示す。乗客テーブルTB2において、一番左の「乗車日」の項目はユーザの各々が列車に乗車する乗車日を示している。左から2番目の「ユーザID」の項目は、端末装置10のユーザの各々に付与されているIDを示している。左から3番目の「列車ID」の項目は列車の各々に付与されているIDを示している。
また、乗客テーブルTB2において、「乗車駅」及び「出発時刻」の項目は、端末装置10のユーザが列車に乗車する乗車駅と当該列車が乗車駅を出発する出発時刻を示している。また、「降車駅」及び「到着時刻」の項目は、端末装置10のユーザが列車から降車する降車駅と当該列車が降車駅に到着する到着時刻を示している。
また、乗客テーブルTB2において、「特定車両」及び「特定ドア」の項目は、上述した特定車両及び特定ドアをそれぞれ示している。具体的には、「特定車両」には車両の号車番号が示されており、「特定ドア」には特定車両においてユーザが乗り込むべきドアの位置が示されている。
ここで、図4及び図5を用いて、制御部22による特定車両及び特定ドアの特定方法と混雑率テーブルTB1の更新について具体的に説明する。以下においては、サーバ装置11の制御部22が、希望乗車駅として「A駅」を、希望降車駅として「B駅」を、及び希望降車駅への到着希望日時として「2022年◇月×日の午前8時45分」を含むユーザ希望情報を取得したものとして説明する。
制御部22は、ユーザ希望情報を取得した際に、列車情報DB24Aに基づいて当該ユーザ希望情報が示す乗車駅から降車駅までの混雑率を示す混雑率情報としての混雑率テーブルTB1を作成し、到着希望日時から所定時間遡った日時までの間に希望降車駅に到着する列車を特定列車STとして特定する。
具体的には、制御部22は、A駅を出発してB駅に到着する列車の車両の混雑率を示す混雑率テーブルTB1において、2022年◇月×日の午前8時45分から15分遡った8時30分までの間にB駅に到着する車両を特定列車STとして特定する。すなわち、制御部22は、列車IDがE004、E003、E002及びE001の4本の列車を特定列車STとして特定する。
制御部22は、特定列車STを特定した後に混雑率テーブルTB1を参照し、特定列車STにおける車両ごとの混雑率を取得する。言い換えれば、制御部22は、特定列車STの車両の各々の混雑率情報を取得する混雑率情報取得部として機能する。
制御部22は、ユーザ希望情報に基づいて特定された特定列車STの車両ごとの混雑率情報に基づいて端末装置10のユーザが乗車すべき特定車両SVを特定する。言い換えれば、制御部22は、ユーザ希望情報及び混雑率情報に基づいて特定車両SVを特定する列車車両特定部として機能する。
制御部22は、特定列車STの各々の車両間で混雑率が均等になるように、特定列車STにおいて最も混雑率が小さくかつ最も小さい号車番号の車両を特定車両SVとして特定する。
具体的には、制御部22は、図4に示すように、列車IDがE004~E001の列車の車両ごとの混雑率を比較した際に、最も小さい混雑率(141%)を示しかつ最も小さい号車番号であるE002の2号車を特定車両SVとして特定する。
制御部22は、特定車両SVの4つのドア位置間で乗車予定人数が均等になるように、特定車両SVにおいて最も乗車予定人数が少ないドア位置を特定ドアSDとして特定する。このとき、最も乗車予定人数が少ないドア位置が複数該当する場合には、「前ドア」、「前中ドア」、「後中ドア」及び「後ドア」の順に従って特定ドアSDを特定する。
具体的には、制御部22は、図4に示すように、特定車両SVであるE002の列車の2号車において、最も少ない乗車予定人数(56/40)を示す「前中ドア」、「後中ドア」及び「後ドア」のドア位置のうち、上記順に従って「前中ドア」を特定ドアSDとして特定する。
制御部22は、特定車両SV及び特定ドアSDを特定した際に、図5に示すように、特定車両SVを有する列車に乗車する乗車日と、当該列車のA駅からの出発時刻及びB駅への到着時刻と、ユーザIDと、列車IDと、特定車両SV及び特定ドアSDとからなる列車情報TIを乗客テーブルTB2に新たに追加する。
制御部22は、乗客テーブルTB2に列車情報TIを追加した後に、混雑率テーブルTB1における特定車両SVの特定ドアSDにおける乗車予定人数を変更する。具体的には、混雑率テーブルTB1において特定車両SV(E002の列車の2号車)の「前中ドア」の乗車予定人数を1増加させる。これにより、E002の列車の2号車における混雑率が更新される。
このように、サーバ装置11の制御部22は、車両間の混雑率が均等になるように特定車両SV及び特定ドアSDを特定することにより、車両間の乗客を分散させて列車内の混雑を緩和させることができる。
以下に、図6を用いて、制御部22によって生成される乗車案内情報について説明する。図6は、端末装置10に表示される乗車案内情報の表示態様の一例を示す図である。
制御部22は、上述した列車情報TIに基づいて端末装置10のユーザに乗車すべき列車の乗車案内を示す乗車案内情報を生成する。制御部22は、乗車案内情報を生成すると、通信部23を介して端末装置10に当該乗車案内情報を送信する。
端末装置10の制御部14は、サーバ装置11から乗車案内情報を受信すると、当該乗車案内情報をタッチパネルディスプレイ12に表示する。タッチパネルディスプレイ12には、例えば図6に示すように、ユーザが乗車すべき車両の号車及びドア位置を示すイラストが示されると共に、当該イラストの下部に「E002 2号車 前中ドア からご乗車下さい。」との案内コメントが示される。
端末装置10のユーザは、サーバ装置11から乗車案内情報を受信した際に、自身が乗車すべき列車のA駅からの出発時刻と乗り込むべき車両及びドア位置を把握することができる。
以下に、図7を用いて、本実施例における端末装置10の具体的な動作について説明する。図7は、端末装置10の制御部14において実行される乗車案内情報表示ルーチンRT1を示すフローチャートである。
制御部14は、例えば、端末装置10において上述した乗車案内アプリケーションが起動されたときに乗車案内情報表示ルーチンRT1を開始する。なお、乗車案内情報表示ルーチンRT1は、端末装置10において上記アプリケーションが起動されている限り制御部14によって繰り返し実行される。
まず、制御部14は、端末装置10のユーザによってユーザ希望情報の入力がなされた否かを判定する(ステップS101)。具体的には、制御部14は、端末装置10のユーザによって希望乗車駅、希望降車駅及び希望降車駅への到着希望日時の入力がなされたか否かを判定する。
制御部14は、ユーザ希望情報の入力がなされていないと判定すると(ステップS101:NO)、乗車案内情報表示ルーチンRT1を終了する。制御部14は、ユーザ希望情報の入力がなされたと判定すると(ステップS101:YES)、サーバ装置11にユーザ希望情報を送信する(ステップS102)。
制御部14は、ステップS102の後に、サーバ装置11から乗車案内情報を受信したか否かを判定する(ステップS103)。制御部14は、サーバ装置11から乗車案内情報を受信していないと判定すると(ステップS103:NO)、ステップS103を繰り返し実行する。
制御部14は、サーバ装置11から乗車案内情報を受信したと判定すると(ステップS103:YES)、当該乗車案内情報をタッチパネルディスプレイ12上に表示させる(ステップS104)。
具体的には、制御部14は、図6に示すように、タッチパネルディスプレイ12上に端末装置10のユーザが乗車すべき列車の発着時刻と乗車すべき車両番号と当該車両のドア位置とを含む乗車案内情報を表示させる。制御部14は、ステップS104の後に乗車案内情報表示ルーチンRT1を終了する。
次に、図8を用いて、本実施例におけるサーバ装置11の具体的な動作について説明する。図8は、サーバ装置11の制御部22において実行される乗車案内情報生成ルーチンRT2を示すフローチャートである。
制御部22は、例えば、サーバ装置11において電源が投入されたときに乗車案内情報生成ルーチンRT2を開始する。なお、乗車案内情報生成ルーチンRT2は、サーバ装置11において電源が投入されている限り制御部22によって繰り返し実行される。
まず、制御部22は、ユーザ希望情報を受信したか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、制御部22は、端末装置10のユーザによって入力された希望乗車駅、希望降車駅及び到着希望日時を受信したか否かを判定する。
制御部22は、ユーザ希望情報を受信していないと判定すると(ステップS201:NO)、乗車案内情報生成ルーチンRT2を終了する。制御部22は、ユーザ希望情報を受信したと判定すると(ステップS201:YES)、当該ユーザ希望情報に基づいて上述した特定車両SV及び特定ドアSDを特定する車両ドア特定サブルーチンを実行する(ステップS202)。
制御部22は、ステップS202において特定車両SV及び特定ドアSDを特定した後に、列車情報DB24Aにおける混雑率テーブルTB1の更新を実施する(ステップS203)。具体的には、制御部22は、ユーザIDや特定車両SV及び特定ドアSDを含む列車情報TIを乗客テーブルTB2に新たに追加し、列車情報DB24Aの混雑率テーブルTB1における特定車両SVの乗車予定人数を増加する。これにより、特定車両SVにおける混雑率が更新される。
制御部22は、ステップS203の後に、上述した列車情報TIに基づいて端末装置10のユーザが乗車すべき列車の乗車案内を示す乗車案内情報を生成し、当該乗車案内情報を端末装置10に送信する(ステップS204)。制御部22は、ステップS204の後に乗車案内情報生成ルーチンRT2を終了する。
以下に、図9を用いて、上述したステップS202において制御部22によって実行されるサブルーチンについて説明する。図9は、車両ドア特定サブルーチンRT3を示すフローチャートである。
以下においては、上述したものと同様に、制御部22が希望乗車駅として「A駅」を、希望降車駅として「B駅」を、及び希望降車駅への到着希望日時として「2022年◇月×日の午前8時45分」を含むユーザ希望情報を取得したものとして説明する。
制御部22は、上述したステップS201の後に、大容量記憶装置24の列車情報DB24A及びユーザ希望情報に基づいて当該ユーザ希望情報が示す乗車駅から降車駅までの混雑率を示す混雑率情報としての混雑率テーブルTB1を作成する(ステップS301)。
制御部22は、ステップS301の後に、混雑率テーブルTB1及びユーザ希望情報に基づいて特定列車STを特定する(ステップS302)。具体的には、制御部22は、取得したユーザ希望情報に含まれる希望乗車駅、希望降車駅及び希望降車駅への到着希望日時に基づいて、到着希望日時以前に希望降車駅に到着する列車を特定列車STとして特定する。すなわち、制御部22は、図4に示すように、列車IDがE004~E001の列車を特定列車STとして特定する。
制御部22は、ステップS302の後に、混雑率テーブルTB1を参照して特定列車STの車両の各々の混雑率を取得し、当該混雑率に基づいて端末装置10のユーザが乗車すべき特定車両SVを特定する(ステップS303)。
具体的には、制御部22は、特定列車STの各々の車両間で混雑率が均等になるように、特定列車STにおいて最も混雑率が小さくかつ最も小さい号車番号の車両を特定車両SVとして特定する。すなわち、制御部22は、図4に示すように、E004~E001の列車の車両ごとの混雑率を比較した際に、最も小さい混雑率(141%)を示しかつ最も小さい号車番号であるE002の2号車を特定車両SVとして特定する。
制御部22は、ステップS303によって特定車両SVを特定した後に、混雑率テーブルTB1を参照して端末装置10のユーザが乗り込むべき特定ドアSDを特定する(ステップS304)。具体的には、制御部22は、特定車両SVの4つのドア位置間で乗車予定人数が均等になるように、上記順に従いつつ、特定車両SVにおいて最も乗車予定人数が少ないドア位置を特定ドアSDとして特定する。
すなわち、制御部22は、図4に示すように特定車両SVである車IDがE002の列車の2号車において、最も少ない乗車予定人数(56/40)を示す「前中ドア」、「後中ドア」及び「後ドア」のドア位置のうち、上記順に従って「前中ドア」を特定ドアSDとして特定する。制御部22は、ステップS304の後に車両ドア特定サブルーチンRT3を終了する。
本実施例のサーバ装置11によれば、上述した乗車案内情報生成ルーチンRT2及び車両ドア特定サブルーチンRT3により、特定列車STの車両間において混雑率が均等になるように乗客を分散させることができる。すなわち、特定の車両への乗車人数の偏りが生じることを抑制することで、列車内における混雑を緩和させることができる。
なお、本実施例において、混雑率テーブルTB1における「混雑率」の項目は、A駅を出発予定の列車の車両ごとの混雑率を示しているとしたがこれに限られない。例えば、「混雑率」の項目には、A駅からB駅までの一区間における区間混雑率を算出して表示する態様としてもよい。
具体的には、例えば、混雑率テーブルTB1の「混雑率」の項目には、A駅を出発してからB駅に到着するまでの間の途中の駅で乗降する乗客の人数を加味して算出される混雑率のうちの最大値が表示されるとしてもよい。サーバ装置11の制御部22は、この混雑率の最大値を超えないように特定車両SV及び特定ドアSDを特定するとしてもよい。
本実施例において、サーバ装置11の制御部22は、ユーザ希望情報に含まれるユーザの希望降車駅への到着希望日時に基づいて当該到着希望日時以前に希望降車駅に到着する特定列車STを特定するとしたが、ユーザ希望情報は他の情報を含んでいてもよく、また、ユーザ希望情報に基づく特定列車STの特定方法はこれに限られない。
例えば、ユーザ希望情報は、到着希望日時に加えて又はこれに代えて、ユーザが希望乗車駅からの出発を希望する出発希望日時を含んでいてもよい。制御部22は、出発希望日時に基づいて出発希望日時以前に希望乗車駅を出発する特定列車STを特定してもよい。また、制御部22は、出発希望日時に基づいて希望降車駅に到着する1の列車の到着日時を特定し、当該到着日時以前に希望降車駅に到着する特定列車STを特定してもよい。
本実施例において、制御部22は、特定車両SV及び特定ドアSDを特定するとしたが、特定ドアSDを特定しなくてもよく、特定車両SVを特定した段階において上述した乗車案内情報を生成するとしてもよい。
本実施例において、A駅からB駅まで運行される列車は10両4ドア編成である場合について説明したが、車両編成及びドア編成はこれに限られない。例えば、列車が1両編成からなるとしてもよく、車両の各々が1ドア編成からなるとしてもよい。また、特定列車STとして特定される列車の本数は1本のみであってもよい。
本実施例において、制御部22は、特定列車STの車両の各々の混雑率を算出するとしたが、車両のドア位置ごとに混雑率を算出してもよい。すなわち、制御部22は、「前」、「前中」、「後中」及び「後」の各々における混雑率を算出し、当該混雑率に基づいて特定車両SV及び特定ドアSDを特定するとしてもよい。
本実施例において、制御部22は、特定列車STとして到着希望日時から所定時間遡った日時までの間の列車を特定するとしたが、当該特定態様はこれに限られない。例えば、制御部22は、到着希望日時に最も近い1の列車を特定し、当該1の列車から所定本数遡った列車までの列車を特定列車STとして特定してもよい。
また、制御部22は、到着希望日時以前の全ての列車を特定列車STとして特定してもよく、また段階的に所定時間の範囲を広げていく態様としてもよい。例えば、特定列車STにおいて車両の混雑率が全て所定の値に達している場合には、特定列車STをさらに増やして検討してもよい。
本実施例において、制御部22は、列車の特定車両SV及び特定ドアSDを特定するとしたが、当該特定するのは列車の車両やドアに限られない。例えば、モノレールやリニアモーターカー等の鉄道のほか、次世代型路面電車システム(LRT:Light Rail Transit)やトロリーバス、連節バス等の路線バスの車両を特定するとしてもよい。
本実施例においては、列車に乗車する乗客が全てアプリケーションがインストールされた端末装置10のユーザであるものとして説明したが、端末装置10のユーザ以外の乗客人数の割合を加味して車両ごとの乗車定員を設定してもよい。例えば、車両の各々の乗車定員の2/3を端末装置10の非ユーザとして見積り、残りの1/3を端末装置10のユーザとして乗車定員を設定してもよい。
なお、乗車定員については、アプリケーションがインストールされた端末装置10の普及率に応じて適宜設定してもよい。例えば、アプリケーションが多く普及されている場合には、車両の各々の乗車定員の割合を大きくするように設定してもよい。
本実施例において、制御部22は、最も混雑率が小さくかつ最も小さい号車番号の車両を特定車両SVとして特定するとしたが、混雑率が均等になるように特定可能であればよく、号車番号の特定順はこれに限られない。例えば、制御部22は、号車番号の大きい順に特定車両SVを特定するとしてもよい。同様に、特定ドアSDの特定順についても特定態様はこれに限られない。
本実施例において、制御部22は、端末装置10からユーザ希望情報を取得した際に順次特定車両SV及び特定ドアSDを特定して乗車案内情報を生成するとしたが、特定車両SV及び特定ドアSDの特定方法についてはこれに限られない。
例えば、端末装置10のユーザからユーザ希望情報を所定の時刻まで募集し、所定の時刻以降にユーザ希望情報を受け付けた順に特定車両SVの及び特定ドアSDを特定する態様としてもよい。
具体的には、例えば、端末装置10のユーザの降車駅への到着希望時刻が午前8時45分である場合には、前日の18時から23時までの間にユーザ希望情報の入力を受け付け、23時以降にユーザごとに車両案内情報を生成するとしてもよい。なお、この期限となる時刻は列車の出発時刻や到着時刻に応じて適宜設定可能である。
また、サーバ装置11において、本実施例のように順次車両案内情報が生成される際や上述のような所定の時刻以降に車両案内情報が生成される際には、列車が出発する出発時刻から所定時間前に当該列車がこれから出発することをユーザに知らせるための通知機能やアラーム機能を有していてもよい。これにより、例えば、ユーザが乗車予定の列車の出発時刻がいつもと異なる時刻となった場合であってもユーザは上記通知を受けて慌てることなく行動することができる。
本実施例において、端末装置10はスマートフォンやタブレット端末等の持ち運び可能な通信端末であるとしたが、上述した乗車案内情報表示ルーチンRT1を実行可能な構成であればこれに限られない。例えば、端末装置10は、サーバ装置11と通信可能なデスクトップPCやノートPCであってもよい。
[変形例1]
次に、実施例1の変形例1について説明する。変形例1は、特定列車STの特定方法が実施例1と異なっており、それ以外の点、例えば端末装置10及びサーバ装置11の構成等は実施例1と同様である。以下の説明においては、実施例1と異なる点について説明する。
次に、実施例1の変形例1について説明する。変形例1は、特定列車STの特定方法が実施例1と異なっており、それ以外の点、例えば端末装置10及びサーバ装置11の構成等は実施例1と同様である。以下の説明においては、実施例1と異なる点について説明する。
図10は、図4と同様に列車情報DB24Aに格納され、所定時刻に運行される列車の各々の車両ごとの混雑率を示す混雑率テーブルTB3である。
本変形例において、サーバ装置11の制御部22は、実施例1と同様に混雑率テーブルTB3を作成し、到着希望日時以前にユーザの希望降車駅に到着する列車を第1の特定列車ST1として特定する。
具体的には、制御部22は、図10に示すように、A駅を出発してB駅に到着する列車のうち、2022年◇月×日の午前8時45分から8分遡った午前8時37分までにB駅に到着する車両を第1の特定列車ST1として特定する。すなわち、混雑率テーブルTB3においては、列車IDがE004及びE003の2本の列車が第1の特定列車ST1として特定される。
本変形例において、制御部22は、特定した第1の特定列車ST1の車両の各々の混雑率が全て所定の値を超えている場合に、到着希望日時以後にユーザの希望降車駅に到着する列車を第2の特定列車ST2として特定する。
具体的には、制御部22は、例えば第1の特定列車ST1の車両の各々の混雑率が全て145%を超えている場合に、図10に示すように、A駅を出発してB駅に到着する列車のうち、2022年◇月×日の午前8時45分から10分遅らせた午前8時55分までにB駅に到着する車両を第2の特定列車ST2として特定する。
制御部22は、第2の特定列車ST2を特定した後に、第1の特定列車ST1及び第2の特定列車ST2において混雑率が最も小さくかつ最も小さい車両番号の車両を特定車両SVとして特定する。すなわち、図10においては、第2の特定列車ST2における列車IDがE005の列車の2号車を特定車両SVとして特定する。
また、制御部22は、実施例1と同様の特定方法を用いて、特定車両SVにおける特定ドアSDを特定する。すなわち、E005の列車の2号車において「後中」のドア位置を特定ドアSDとして特定する。
以下に、図11を用いて、本変形例において制御部22によって実行されるサブルーチンについて説明する。図11は、制御部22によって実行される車両ドア特定サブルーチンRT4を示すフローチャートである。以下においては実施例1と異なる点について主に説明する。
制御部22は、ステップS301の後に、ユーザ希望情報に基づいて第1の特定列車ST1を特定する(ステップS401)。具体的には、制御部22は、ユーザ希望情報に含まれる希望乗車駅、希望降車駅及び到着希望日時に基づいて第1の特定列車ST1を特定する。
制御部22は、ステップS401の後に、第1の特定列車ST1における混雑率が全て所定値以下であるか否かを判定する(ステップS402)。具体的には、制御部22は、例えば第1の特定列車ST1の車両の各々における混雑率が全て145%以下であるか否かを判定する。
制御部22は、第1の特定列車ST1の車両の各々における混雑率が全て所定値以下である場合に(ステップS402:YES)、実施例1と同様に上述したステップS303及びステップS304を実行する。
制御部22は、第1の特定列車ST1の車両の各々における混雑率が全て所定値以下である場合に(ステップS402:NO)、ユーザ希望情報に含まれる到着希望日時に基づいて第2の特定列車ST2を特定する(ステップS403)。具体的には、制御部22は、到着希望日時以後に希望降車駅に到着する列車を第2の特定列車ST2として特定する。
制御部22は、ステップS403の後に、実施例1と同様に上述したステップS303及びステップS304を実行する。すなわち、制御部22は、第1の特定列車ST1と第2の特定列車ST2において混雑率が最も小さくかつ最も号車番号が小さい車両を特定車両SVとして特定し、当該特定車両SVにおいてユーザが乗り込むべき特定ドアSDを特定する。
本変形例のサーバ装置11によれば、上述した車両ドア特定サブルーチンRT4により、ユーザの到着希望日時以前の列車に加えて、ユーザの到着希望日時以後の範囲までを含めて特定車両SV及び特定ドアSDの特定を行うことができる。すなわち、ユーザの到着希望日時に近い範囲の列車においてより均等に乗客を分散させることができる。
なお、本変形例において、サーバ装置11は他のサーバ装置や端末装置と接続可能であってもよく、制御部22は、第2の特定列車ST2において特定車両SVを特定して乗車案内情報を生成する際に、当該他のサーバ装置や端末装置にユーザが目的地への到着が遅れる旨を送信する設定がなされてもよい。
例えば、1のユーザが乗車すべき列車がユーザの到着希望日時以後に降車駅に到着する場合に、その差分の時間だけ目的地への到着が遅れることを他のユーザの端末装置10に送信される態様としてもよい。
本変形例において、制御部22は、第1の特定列車ST1及び第2の特定列車ST2の中から特定車両SVを特定するとしたが当該特定態様はこれに限られない。例えば、第1の特定列車ST1の車両ごとの混雑率が所定値を超えている場合に、第2の特定列車ST2の中からのみ特定車両SVを特定してもよい。具体的には、例えば、第1の特定列車ST1の車両ごとの混雑率が全て150%に達している場合には、第2の特定列車ST2における車両ごとの混雑率のみに基づいて特定車両SVを特定してもよい。
上記した実施例1及び変形例1において示した制御ルーチンは例示に過ぎず、用途または使用条件等に応じて適宜選択及び変更可能である。
10 端末装置
11 サーバ装置
12 タッチパネルディスプレイ
13、21 システムバス
14、22 制御部
15、23 通信部
16 入力部
17 出力部
24 大容量記憶装置
11 サーバ装置
12 タッチパネルディスプレイ
13、21 システムバス
14、22 制御部
15、23 通信部
16 入力部
17 出力部
24 大容量記憶装置
Claims (12)
- ユーザから鉄道の駅のうちの希望乗車駅及び希望降車駅並びに前記希望降車駅への到着を希望する到着希望日時を含むユーザ希望情報を取得するユーザ希望情報取得部と、
前記希望乗車駅に停車しその後に前記希望降車駅に停車する1又は複数の列車を特定列車として特定し、前記特定列車の各々の車両毎の混雑率を含む混雑率情報を取得する混雑率情報取得部と、
前記ユーザ希望情報及び前記混雑率情報に基づいて、前記特定列車のうちの1の列車の1の車両を前記ユーザが乗車すべき特定車両として特定する列車車両特定部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記列車車両特定部は、前記特定列車の車両間で前記混雑率が均等になるように前記特定車両を特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記列車車両特定部は、前記特定列車の車両の各々の前記混雑率が所定の値を超えないように前記特定車両を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記列車車両特定部は、前記混雑率が最も小さい車両を前記特定車両として特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記混雑率情報取得部は、前記到着希望日時以前に前記希望降車駅に到着する列車を前記特定列車として特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記混雑率情報取得部は、前記到着希望日時から所定時間遡った日時までの間に前記希望降車駅に到着する全ての列車の車両の前記混雑率が所定の値を超えている場合に、前記到着希望日時以後に前記希望降車駅に到着する列車を前記特定列車として特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記混雑率情報取得部は、前記特定列車の車両の各々のドアの位置に基づいて決まる複数の領域毎の混雑率を含む前記混雑率情報を取得し、
前記列車車両特定部は、前記混雑率情報に基づいて前記特定車両の1のドアを前記ユーザが乗り込むべき特定ドアとして特定する請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記列車車両特定部は、前記希望乗車駅と前記希望降車駅との間の区間の混雑率に基づいて前記特定車両を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記列車車両特定部は、前記希望乗車駅における前記混雑率に基づいて前記特定車両を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 端末装置と情報処理装置とからなる情報処理システムであって、
前記端末装置は、ユーザから鉄道の駅のうちの希望乗車駅及び希望降車駅並びに前記希望降車駅への到着を希望する到着希望日時を含むユーザ希望情報の入力を受け付けるユーザ希望情報受付部を有し、
前記情報処理装置は、前記端末装置から前記ユーザ希望情報を取得するユーザ希望情報取得部と、前記希望乗車駅に停車しその後に前記希望降車駅に停車する1又は複数の列車を特定列車として特定し、前記特定列車の各々の車両毎の混雑率を含む混雑率情報を取得する混雑率情報取得部と、前記ユーザ希望情報及び前記混雑率情報に基づいて、前記特定列車のうちの1の列車の1の車両を前記ユーザが乗車すべき特定車両として特定する列車車両特定部と、
を有することを特徴とする情報処理システム。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザから鉄道の駅のうちの希望乗車駅及び希望降車駅並びに前記希望降車駅への到着を希望する到着希望日時を含むユーザ希望情報を取得するユーザ希望情報取得ステップと、
前記希望乗車駅に停車しその後に前記希望降車駅に停車する1又は複数の列車を特定列車として特定し、前記特定列車の各々の車両毎の混雑率を含む混雑率情報を取得する混雑率情報取得ステップと、
前記ユーザ希望情報及び前記混雑率情報に基づいて、前記特定列車のうちの1の列車の1の車両を前記ユーザが乗車すべき特定車両として特定する列車車両特定ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
ユーザから鉄道の駅のうちの希望乗車駅及び希望降車駅並びに前記希望降車駅への到着を希望する到着希望日時を含むユーザ希望情報を取得するユーザ希望情報取得ステップと、
前記希望乗車駅に停車しその後に前記希望降車駅に停車する1又は複数の列車を特定列車として特定し、前記特定列車の各々の車両毎の混雑率を含む混雑率情報を取得する混雑率情報取得ステップと、
前記ユーザ希望情報及び前記混雑率情報に基づいて、前記特定列車のうちの1の列車の1の車両を前記ユーザが乗車すべき特定車両として特定する列車車両特定ステップと、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022136442A JP2024033063A (ja) | 2022-08-30 | 2022-08-30 | 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022136442A JP2024033063A (ja) | 2022-08-30 | 2022-08-30 | 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024033063A true JP2024033063A (ja) | 2024-03-13 |
Family
ID=90193523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022136442A Pending JP2024033063A (ja) | 2022-08-30 | 2022-08-30 | 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム |
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JP (1) | JP2024033063A (ja) |
-
2022
- 2022-08-30 JP JP2022136442A patent/JP2024033063A/ja active Pending
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