JPH0731953Y2 - ベルトスリップ検知機能付き数値制御工作機械 - Google Patents

ベルトスリップ検知機能付き数値制御工作機械

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JPH0731953Y2
JPH0731953Y2 JP1988132527U JP13252788U JPH0731953Y2 JP H0731953 Y2 JPH0731953 Y2 JP H0731953Y2 JP 1988132527 U JP1988132527 U JP 1988132527U JP 13252788 U JP13252788 U JP 13252788U JP H0731953 Y2 JPH0731953 Y2 JP H0731953Y2
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JP
Japan
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speed
spindle
motor
signal
drive motor
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JP1988132527U
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JPH0253345U (ja
Inventor
攻 細井
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日立精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主軸の回転駆動用ベルトについてのスリップ
検知機能を備えたベルトスリップ検知機能付き数値制御
工作機械に関する。
〔従来の技術〕
従来、数値制御工作機械には、数値制御装置内のプログ
ラマブル・コントローラからのモータ制御信号を受けた
モータ制御部が主軸駆動用モータを制御し、この主軸駆
動用モータからベルト駆動機構を介して、主軸が駆動さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、ベルトに適度なテンションがなくなるとベルト
とプーリ間にすべりを生じ、そのすべりによる摩擦熱の
ためベルト部より発煙し、機械を損傷するばかりでなく
工場の火災に結びつく事故にもなり安全上問題であっ
た。本考案は上記問題を解決するために創案されたもの
で、主軸のベルト駆動機構のベルトスリップを検知し、
ベルトスリップによる発煙,火災を防止する数値制御工
作機械を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
数値制御回路とプログラマブルコントローラとからなる
制御装置と、工作機械の主軸をベルトを介して回転させ
る駆動用モータとを有する数値制御工作機械であって、
前記数値制御回路内のメモリに格納されている主軸回転
数指令値に対応した前記プログラマブルコントローラか
らのモータ速度指令信号を受けて前記駆動用モータの駆
動を制御するとともに、この駆動用モータの回転数がモ
ータ速度指令と一致しているときに前記制御装置にモー
タ回転速度一致信号を送出するモータ制御部と、前記主
軸回転数指令値と、前記主軸に取り付けられた主軸速度
検出器による検出速度信号とが入力されるとともに、こ
の検出速度信号により実主軸回転数を求め、前記モータ
制御部より前記モータ回転速度一致信号が出力されてい
るときのみ、前記主軸回転数指令値と前記実主軸回転数
とを比較して偏差の絶対値が所定の許容値を越えたとき
にベルトスリップが生じたと判断し、前記駆動用モータ
の停止指令信号を送出する速度誤差検出部とを具備して
なることを特徴とする。
〔作用〕
本考案は前記構成によって、モータ制御部が主軸回転指
令値に対応したプログラマブルコントローラからのモー
タ速度指令信号を受けて駆動用モータを回転させるとと
もに、駆動用モータの回転数が前記モータ速度指令と一
致しているときには前記制御装置にモータ回転速度一致
信号を送出する。そして、一致している場合において、
数値制御回路内に設けた速度誤差検出部が、主軸の速度
指令値と入力された主軸の回転数検出器からの検出信号
との差の絶対値が所定許容値より大きいと判断したとき
だけ、数値制御回路の中央処理装置へ出力信号を送出
し、前記中央処理装置はプログラマブル・コントローラ
に主軸モータの停止指令を送出して、主軸駆動用モータ
を停止させると共に、数値制御装置内のCRTに警報を表
示させる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面を参照して説明する。第1
図は本実施例の構成を示すブロック図、第2図は本実施
例の数値制御回路内の中央処理装置が制御する各機構の
関連を示すブロック図である。第1図に示すように、数
値制御装置1は数値制御回路2,プログラマブル・コント
ローラ3、入出力装置4を介して数値制御回路2に接続
されるCRT5付きキーボード6とからなる。数値制御装置
1には、前記プログラマブル・コントローラ3からのモ
ータ制御指令(起動指令,速度指令,停止指令等)を入
力すると共に、逆にプログラマブル・コントローラ3へ
モータ状態信号、すなわち、モータが停止している場合
における停止中信号や主軸駆動用モータ9の回転数がプ
ログラマブル・コントローラ3の速度指令に一致してい
る場合における一致信号を出力し、さらに主軸駆動用モ
ータ9をフィードバック制御するモータ制御部7が接続
される。数値制御工作機械には、ベッド(図示しない)
に主軸駆動用モータ9が固定され、主軸駆動用モータ9
の回転を主軸8に伝達するベルト駆動機構(主軸駆動用
モータ9に嵌装したプーリ10と、主軸8に嵌装したプー
リ11と、プーリ10,11とに掛け渡されたベルト12とから
なる)が具備される。更に、本願の数値制御工作機械は
前記数値制御回路2には速度誤差検出部14が設けられて
おり、この速度誤差検出部14は第2図に示すように主軸
8に直結されてこの主軸の回転数を検出する主軸速度検
出器13の検出速度パルスと後記のメモリ20に格納されて
いる加工プログラム等より読出した主軸の回転数指令値
とが入力され、主軸の回転数指令値と前記検出速度パル
スから求められた実主軸回転数とを比較して偏差の絶対
値が所定許容値以上となったときにのみ出力信号を数値
制回路2内に設けられた中央処理装置18に送出すべくバ
ス19を介して接続されている。なお、ベスト19には入出
力装置4を介してCRT6付きキーボード5,プログラマブル
・コントローラ制御部21および主軸の回転数指令値,正
転指令などの加工プログラム等が格納されているメモリ
20が接続されている。
次に、本実施例の動作を説明する。
本実施例は前記構成によって、ベルト機構内のベルト12
が主軸駆動用モータ9に嵌装したプーリ10および主軸8
に嵌装したプーリ11に対してスリップを生じた場合に
は、主軸8の速度検出信号と主軸の回転数指令値とを速
度誤差検知部14が比較して、その偏差の絶対値が所定許
容値以上となると、アラーム信号としての出力信号をバ
ス19を介して中央処理装置18へ送出する。中央処理装置
18は、前記アラーム信号を受けて主軸8の停止指令をプ
ログラマブル・コントローラ3へ送出して主軸8の回転
を停止させると共に、バス19を介して表示装置5にアラ
ーム信号を表示する。
次に、本実施例の数値制御回路およびプログラマブル・
コントローラにおける中央処理装置のフローチャートを
第3図を参照して説明する。
ステップS1において、プログラマブル・コントローラ3
がモータ制御部7から出力されたモータ状態信号を受け
て、主軸駆動用モータが停止中でなく起動中であること
を確認すると共に、ステップS2において、モータ制御部
7による主軸駆動用モータのフィードバックがプログラ
マブルコントローラ3の速度指令と一致していることを
示す速度一致信号があったことを確認する。ステップS3
において、速度誤差検知部14が |速度指令値(主軸回転数指令値)−主軸直結の速度検
出器(パルス発生器)による実速度値|>許容値 であると判断すると、ステップS4において、ベルトスリ
ップを検知出来たものとし、中央処理装置18は表示装置
5にアラームを表示させると共に、プログラマブル・コ
ントローラ3に主軸8の停止指令を出力させて、動作を
終了する。また、ステップS1で主軸駆動用モータ9が起
動中でないとの判断の場合、ステップ2において、プロ
グラマブル・コントローラ3が速度一致信号をモータ制
御部7から受けていないとの判断の場合、およびステッ
プS3において、速度指定値(主軸回転数指令値)と主軸
直結の速度検出器(パルス発生器)による実速度値(実
主軸回転数)との差の絶対値が許容量より大きくないと
の判断の場合は再びステップS1の開始状態に戻り、加工
プログラム終了後までベルトスリップの監視を続ける。
なお、ベルトスリップを検知した場合には、ベルトの状
態をチェックし、ベルトのテンションを適度の荷重にし
たり、疲労が激しい場合にはベルトを交換して正常なテ
ンションを与えれば良い。
〔考案の効果〕
以上説明の構成によって、本発明は主軸駆動用モータが
回転中であり、しかもこのモータがモータ制御部からの
主軸回転数指令値に対応した速度指令と一致の状態での
回転中において、主軸回転数指令値と主軸速度検出器の
検出速度信号から求められた実主軸回転数とを比較し、
この比較して得た速度偏差の絶対値が所定の許容値を越
えた場合に、主軸駆動モータ軸から主軸を駆動するベル
トがスリップ状態にあると検知し、前記主軸駆動用モー
タの回転を停止させるので、前記ベルト部のすべりによ
るベルトとプーリ部の摩擦のための過熱による発煙およ
び火災の発生を未然に防止できる効果を奏する。さら
に、例えばロボット等を具備して無人運転を実施してい
る数値制御工作機械の安全性を向上させる効果をも奏す
ることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の構成を示すブロック図、第2
図は本実施例の数値制御回路内の中央処理装置が制御す
る各機構の相互の関連を示すブロック図、第3図は本実
施例の数値制御回路およびプログラマブル・コントロー
ラにおける中央処理装置のフローチャートである。 1……数値制御装置、2……数値制御回路、3……プロ
グラマブル・コントローラ、4……入出力装置、5……
表示装置、6……キーボード、7……モータ制御部、8
……主軸、9……主軸駆動用モータ、10,11……プー
リ、12……ベルト、13……主軸速度検知部(パルス発生
器)、14……速度誤差検知部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】数値制御回路とプログラマブルコントロー
    ラとからなる制御装置と、工作機械の主軸をベルトを介
    して回転させる駆動用モータとを有する数値制御工作機
    械であって、 前記数値制御回路内のメモリに格納されている主軸回転
    数指令値に対応した前記プログラマブルコントローラか
    らのモータ速度指令信号を受けて前記駆動用モータの駆
    動を制御するとともに、この駆動用モータの回転数がモ
    ータ速度指令と一致しているときに前記制御装置にモー
    タ回転速度一致信号を送出するモータ制御部と、 前記主軸回転数指令値と、前記主軸に取り付けられた主
    軸速度検出器による検出速度信号とが入力されるととも
    に、この検出速度信号により実主軸回転数を求め、前記
    モータ制御部より前記モータ回転速度一致信号が出力さ
    れているときのみ、前記主軸回転数指令値と前記実主軸
    回転数とを比較して偏差の絶対値が所定の許容値を越え
    たときにベルトスリップが生じたと判断し、前記駆動用
    モータの停止指令信号を送出する速度誤差検出部とを具
    備してなることを特徴とするベルトスリップ検知機能付
    き数値制御工作機械。
JP1988132527U 1988-10-11 1988-10-11 ベルトスリップ検知機能付き数値制御工作機械 Expired - Lifetime JPH0731953Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988132527U JPH0731953Y2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11 ベルトスリップ検知機能付き数値制御工作機械

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0253345U JPH0253345U (ja) 1990-04-17
JPH0731953Y2 true JPH0731953Y2 (ja) 1995-07-26

Family

ID=31389570

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JP1988132527U Expired - Lifetime JPH0731953Y2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11 ベルトスリップ検知機能付き数値制御工作機械

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4946082A (ja) * 1972-09-12 1974-05-02
JPS61103750A (ja) * 1984-10-25 1986-05-22 Osaka Kiko Co Ltd 主軸駆動ベルトのモニタ−装置

Also Published As

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JPH0253345U (ja) 1990-04-17

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