JP3217334B2 - 自動機械のための制御装置 - Google Patents

自動機械のための制御装置

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JP3217334B2
JP3217334B2 JP27407199A JP27407199A JP3217334B2 JP 3217334 B2 JP3217334 B2 JP 3217334B2 JP 27407199 A JP27407199 A JP 27407199A JP 27407199 A JP27407199 A JP 27407199A JP 3217334 B2 JP3217334 B2 JP 3217334B2
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  • Safety Devices In Control Systems (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用ロボット
(以下、単に「ロボット」と言う。)や工作機械のよう
に、サーボ制御される複数の軸を有する自動機械のため
の制御装置に関し、更に詳しく言えば、それら自動機械
の始動直後の異常動作による危険を回避し、原因除去に
資するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットや工作機械にサーボアンプ中の
電子部品の劣化などによる故障が発生た場合には、その
部品を含むユニット交換等の措置がとられている。その
際には、サーボアンプとサーボモータの接続、サーボ制
御器とパルスコーダ(位置検出器)との接続などが一旦
解除され、ユニット交換後に再接続作業が行なわれる。
ところが、この再接続作業時に各軸毎の対応関係を誤っ
た接続を行なってしまう場合がある。
【0003】図1は、このような誤接続の例を示してい
る。本例では第1軸と第2軸に関連した誤接続を例示し
ている。
【0004】先ず、周知のように、サーボ制御器#1、
#2、サーボアンプA1、A2、サーボモータM1、M
2、パルスコーダP1、P2の相互間の接続状態が正常
であれば、第1軸のサーボ制御器#1は、制御装置内
(全体図示は省略)で作成される第1軸の移動指令を受
取り、第1軸サーボモータM1に付属したパルスコーダ
P1からのフィードバック信号と併せてサーボアンプA
1にトルク指令を出力する。サーボアンプA1はこのト
ルク指令に基づいて第1のサーボモータM1のための駆
動電流を供給する。第1軸のパルスコーダP1は、第1
軸の位置あるいは速度の情報をフィードバック信号とし
て第1軸のサーボ制御器#1に出力する。
【0005】これに対して、誤接続例1では、サーボ制
御器とサーボアンプの接続関係の軸対応に誤り(入れ替
り)がある。このような状態で機械を始動すると、第2
軸のサーボアンプA2には第1軸のサーボ制御器#1の
出力が送られる一方、第1軸のサーボアンプA1には第
2軸のサーボ制御器#1の出力が送られてしまう。
【0006】そのため、第1軸のサーボモータM1は第
2軸の移動指令に従って動作しようとする。一方、パル
スコーダP1はそのように動作しようとするサーボモー
タM1の位置情報をサーボ制御器#1に出力する。サー
ボ制御器#1は、位置偏差を0にしようとするための出
力を作成するが、その出力は第1軸のサーボアンプA1
へ送られずに、第2軸のサーボアンプA2へ送られてし
まう。従って、位置偏差を0にしようとするサーボシス
テムが作動せず、サーボモータM1は全く予期せぬ不規
則動作、場合によっては暴走を起す可能性が高い。第2
軸のサーボモータM2につても同様に、暴走動作のおそ
れがある。また、例えばロボットなどで第2軸に重力ま
たは重力によるモーメントが掛かっているようなケース
では、指令が入らなくとも、重力または重力によるモー
メントを支えて、位置偏差を0にしようとするための出
力が第1軸に送られて、第1軸のサーボモータM1が暴
走するおそれがある。
【0007】次に、誤接続例2では、サーボアンプとサ
ーボモータの接続関係の軸対応に誤り(入れ替り)があ
る。また、誤接続例3では、サーボモータとサーボ制御
器との接続関係の軸対応に誤り(入れ替り)がある。こ
れら両例においても、誤接続例1と同様に、サーボシス
テムが正常作動せず、サーボモータM1、M2には暴走
動作の危険がある。
【0008】このような誤接続による異常動作は、サー
ボシステムの性格上、機械の始動直後、更に詳しく言え
ば、重力または重力によるモーメントが掛かかる軸が絡
む場合にはブレーキ解除直後に、重力または重力による
モーメントが掛かかる軸が絡まない場合であれば動作指
令が入った直後に発生する可能性が高い。何故ならば、
サーボ制御器はなるべく早く偏差を0に収束させようと
出力を作成するため、上記のような誤接続があると、系
は収束せずに急速に発散する可能性が高いからである。
なお、上記のような誤接続がなくとも、作業者が電子部
品の劣化、故障等の発生に気付かずに機械を始動させた
場合にも、同様の異常動作は生じ得る。
【0009】異常動作に備えるために、ロボット制御装
置においては、デッドマンスイッチを装備したティーチ
ペンダントに接続されており、作業者がデッドマンスイ
ッチを解放(押下中止)することでロボットは緊急停止
する。しかし、上記のような諸原因により、ロボット始
動直後に暴走した場合、作業者の対応が間に合わす、事
故に至る危険性が高い。工作機械においても、始動直後
の予期せぬ異常動作に間髪を入れず、確実に対応出来る
手段は知られていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は上記のように、サーボシステムの諸機器(サーボモー
タを含む)の誤接続等に起因して発生する可能性のある
自動機械始動直後の異常動作、特に暴走動作に備え、そ
れが拡大して重大な事態に至る前に阻止出来るようにし
た制御装置を提供することにある。更に本発明は、上記
異常動作の拡大阻止に加えて、異常動作の原因を推定
し、作業者に報知で出来るようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えばロボッ
トや工作機械のような自動機械の複数の軸をサーボ制御
する制御装置に、各軸サーボシステムの始動直後に強制
的にサーボアンプの通電を遮断する手段を設けることで
上記技術課題を解決したものである。また、更にサーボ
システム内に、異常動作の原因となるような不整合が生
じているかを判断し、判断結果をメッセージで出力する
ようにし、異常動作の原因の除去作業に資することが出
来るようにしたものである。
【0012】即ち、本発明に従えば、サーボモータで駆
動される複数の軸を有する自動機械のための制御装置
は、前記サーボモータの位置検出器からフィードバック
される位置情報を入力するサーボ制御器と、前記サーボ
モータに電気を供給するサーボアンプと、前記サーボア
ンプへの通電を強制的に遮断するための強制的通電遮断
手段とを備えている。
【0013】この強制的通電遮断手段は、サーボアンプ
への通電が開始された後であって、且つ、前記サーボ制
御器に移動指令が入力された後の所定の時点にサーボア
ンプへの通電を強制的に遮断する。但し、通電を強制的
に遮断する所定の時点を定めるに際して、「サーボ制御
器に移動指令が入力された後」という条件を外すことも
出来る。このような強制的遮断時点の決め方は、移動指
令が入力されなくとも重力または重力によるモーメント
が掛かる軸に関連して異常動作が通電直後にも発生する
可能性があるようなケースに適合している。
【0014】サーボアンプへの通電中には、各軸の動作
異常の有無を判断するための指標に利用されるサーボシ
ステム内部のデータが記憶されることが好ましい。記憶
されたデータの一部または全部はメッセージ出力されて
良い。また、記憶されたデータに基づいて各軸の異常の
有無が推定され、該推定結果がメッセージ出力されるこ
とは更に好ましい。
【0015】通常、強制的通電遮断手段は、異常原因の
除去後の通常運転のために無効化可能とする。また、サ
ーボアンプへの通電が強制的に遮断された直後には、各
軸に付設されたブレーキ手段を有効化することで落下事
故(ロボットの場合、重力方向のZ軸を持つ工作機な
ど)を確実に防止出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の制御装置は、通常のハー
ドウェア構成を有する制御装置に、後述するような処理
を実行するソフトウェアを装備することによって具体化
することが出来る。図2は、ロボットを例にとり、制御
装置の一般的なハードウェア構成を要部ブロック図で示
したものである。
【0017】メインCPU(以下、単にCPUと言
う。)101に接続されたバス107に、RAM、RO
M、不揮発性メモリ等からなるメモリ102、教示操作
盤用インターフェイス103、外部装置用の入出力イン
ターフェイス106及びサーボ制御部105が並列に接
続されている。
【0018】教示操作盤用インターフェイス103には
接続される教示操作盤104は通常のディスプレイ機能
付のもので、オペレータは、この教示操作盤104のマ
ニュアル操作を通して、ロボットの動作プログラムの作
成、修正、登録、あるいは各種パラメータの設定の他、
教示された動作プログラムの再生運転、ジョグ送り等を
実行する。また、ディスプレイはロボットの始動直後の
異常有無チェック結果の表示(後述)にも使用される。
【0019】ロボット及びロボット制御装置の基本機能
を支えるシステムプログラムは、メモリ102のROM
に格納される。また、アプリケーションに応じて教示さ
れるロボットの動作プログラム並びに関連設定データ
は、メモリ102の不揮発性メモリ102に格納され
る。後述するロボット始動直後の強制措置のためのプロ
グラム関連データも主としてこの不揮発性メモリ102
に格納される。メモリ102のRAMは、CPU101
が行なう各種演算処理におけるデータの一時記憶の記憶
領域に使用される。
【0020】サーボ制御部105はサーボ制御器#1〜
#n(n:ロボットの総軸数)を備え、ロボット制御の
ための演算処理(軌道計画作成とそれに基づく補間、逆
変換など)を経て作成された移動指令を受け、各軸に付
属したパルスコーダP1〜Pnから受け取るフィードバ
ック信号と併せてサーボアンプA1〜Anにトルク指令
を出力する。各サーボアンプA1〜Anは、各トルク指
令に基づいて各軸のサーボモータに電流を供給してそれ
らを駆動する。
【0021】但し、前述したように、サーボ制御器#1
〜#n、サーボアンプA1〜An、サーボモータM1〜
Mn、パルスコーダP1〜Pnの相互間の接続状態には
誤りが生じる可能性があある。その場合には、それら機
器に関して図2に示した通りの接続関係は実現されな
い。なお、図示は省略したが、周知のように、各軸には
電磁ブレーキ等のブレーキ機構が付設されており、ロボ
ット制御装置からの指令により随時解除(オープン)/
有効化(クローズ)可能となっている。
【0022】本実施形態では、ロボット始動直後に強制
的にサーボアンプへの通電を停止し、その際に安全確認
のためのデータを教示操作盤104のディスプレイ表示
する。図3はそのための処理の概要を記したフローチャ
ートである。
【0023】ここに記された処理は、メインCPU10
1とサーボ制御器#1〜#nが持つCPU(サーボCP
U)が共同して行なわれる。また、本発明の特徴をなす
ロボット始動直後の強制的通電遮断は、モードフラグF
の値を選択する事前設定により、解除可能であるとす
る。F=1では強制的通電遮断モードが有効化され、F
=0では強制的通電遮断モードが無効化される。安全確
保上、ロボット始動時には、F=1が常態値となるよう
にしておくことが好ましい。
【0024】図3を参照して、教示操作盤104の操作
により、動作プログラムの再生運転開始がロボット制御
装置に指示され、サーボアンプA1〜Anを含むサーボ
制御部105に通電がなされた時点以降の処理を説明す
る。各ステップの要点は下記の通りである。なお、ここ
では、重力または重力によるモーメントの影響を受ける
軸が存在しない場合、あるいは存在してもその影響が無
視出来る場合に適合した処理(請求項1に対応)の例に
ついてまず説明する。
【0025】ステップS1;モードフラグFの値をチェ
ックする。強制的通電遮断モードが解除されていない限
りステップS2へ進む。もし、解除されていれば(F=
0)ステップS16(通常運転)へ進む。 ステップS2;ブレーキを解除(オープン)する。 ステップS3;始動時からの時間経過を計測するために
設定されたタイマをリセットするとともにスタートさせ
る。
【0026】ステップS4;サーボアンプA1〜Anへ
の通電をオンする。
【0027】ステップS5;各軸(第1軸〜第n軸)に
ついて、ロボット制御装置の数値制御機能(動作プログ
ラムデコード、軌道計画、補間、加減速処理、各軸分配
等)によって作成された1ITP(1計算周期)分の移
動指令が、サーボ制御器#1〜#nに出力される。各サ
ーボ制御器#1〜#nは、パルスコーダP1〜Pnから
受け取るフィードバック信号と併せてサーボアンプA1
〜Anにトルク指令を出力する。
【0028】各サーボアンプA1〜Anは、各トルク指
令に基づいて各軸のサーボモータM1〜M6に駆動電流
を供給する。これにより、ロボットの実際の動作が開始
される。但し、接続の軸対応に前述したような誤りがあ
るかも知れないことに注意されたい。
【0029】ステップS6;ステップS5の実行により
走り出したサーボシステムの状態に異常が無いかどうか
判断するために、異常判断指標となる内部データを記憶
する。具体的には、ここでは、各軸(j=1,2・・・
n)毎の最新のトルク指令値(電流指令値)icj、最新
の電流フィードバック値ifj、最新の移動指令値(積算
値)xcj、最新の位置フィードバック値xfjを記憶す
る。
【0030】ステップS7;タイマの計数値tをチェッ
クする。設定値t0 以下であれば、次のITPのための
ステップS5、S6を実行する。t>t0 であれば、ス
テップS8へ進む。ここで、設定値t0 は一般的には極
めて短い時間で、仮に誤接続があってもロボットの異常
動作が拡大してしまわない範囲で、設計的に定められ
る。例えば数ITP〜数10ITP分の移動指令(ステ
ップS5)が出力された直後に初めてt>t0 となる程
度の大きさとされる。
【0031】ステップS8;強制的にサーボアンプA1
〜Anへの通電をオフする。但し、サーボ制御器#1〜
#n内のサーボCPUの動作等、信号処理のための通電
は維持される。
【0032】ステップS9;ブレーキを有効化(クロー
ズ)する。 ステップS10;各軸(j=1,2・・・n)毎に、最
新のトルク指令値(電流指令値)icjと最新の電流フィ
ードバック値ifjとの整合関係をチェックする。例え
ば、もしも作業ミスにより前述の誤接続例1が生じてい
たとすると、第1軸及び第2軸について(j=1、
2)、icjとifjとの間の異常なずれ(即ち、通常の偏
差を越えたずれ)が検出される可能性が高い。もしもi
cjとifjとの間の整合異常が検出されたら、ステップS
11へ進み、同整合異常が検出されたなかったら、ステ
ップS12へ進む。
【0033】ステップS11;異常メッセージ1を出力
し、例えば教示操作盤104のディスプレイに表示す
る。表示内容には、異常が検出された軸番号が含まれる
ことが好ましい。また、異常有無判断のために記憶され
たデータの一部あるいは全部が表示(一般にはメッセー
ジ出力)に含まれて良い。
【0034】ここで、異常メッセージ1はサーボ制御器
とサーボアンプの間の接続の誤りを示唆するメッセージ
である。但し、他の異常、例えば電子部品の故障によ
り、電流フィードバック値ifj自身が正常でない場合な
ども有り得る。ステップS11の処理完了後にはステッ
プS13へ進む。
【0035】ステップS12/ステップS13;各軸
(j=1,2・・・n)毎に、最新の位置指令値(積算
値)xcjと最新の位置フィードバック値xfjとの整合関
係をチェックする。例えば、もしも作業ミスにより前述
の誤接続例2あるいは誤接続例3が生じていたとする
と、第1軸及び第2軸について(j=1、2)、xcjと
xfjとの間の異常なずれ(即ち、通常の偏差を越えたず
れ)が検出される可能性が高い。もしもxcjとxfjとの
間の整合異常が検出されたら、ステップS15へ進み、
同整合異常が検出されたなかったら、ステップS14へ
進む。
【0036】ステップS14;サーボ正常メッセージを
出力し、例えば教示操作盤104のディスプレイに表示
し、処理を完了する。
【0037】ステップS15;異常メッセージ2を出力
し、例えば教示操作盤104のディスプレイに表示し、
処理を完了する。表示内容には、異常が検出された軸番
号が含まれることが好ましい。また、異常有無判断のた
めに記憶されたデータの一部あるいは全部が表示(一般
にはメッセージ出力)に含まれて良い。
【0038】ここで、異常メッセージ2はサーボアンプ
とサーボモータの間、あるいはパルスコーダとサーボ制
御器の接続の誤りを示唆するメッセージである。但し、
他の異常、例えばパルスコーダ自身の故障により、位置
フィードバック値xfj自身が正常でない場合なども有り
得る。
【0039】ステップS16;通常運転を実行する。通
常運転のための処理の詳細は周知であり、且つ、本発明
の要旨と格別の関係は存在しないので説明は省略する。
作業者は、以上の処理後に、異常メッセージ1、2/正
常メッセージの出力状況に応じて、例えば次の処置をと
れば良い。
【0040】1.正常メッセージ出力/表示時(ステッ
プS14);モードフラグFの値を“1”から“0”に
変更設定し、強制的通電遮断モードを無効化した上で、
通常運転を行なう。
【0041】2.異常メッセージ1の出力/表示時(ス
テップS11);サーボ制御器とサーボアンプの間の接
続関係をチェックする。異常が検出された軸(表示デー
タから判断)については特に注意する。誤接続が見出さ
れたら、正しい接続状態に直す。その上で、念のために
上記処理(図3)を再度実行する。 2a;その結果、正常メッセージ出力/表示時(ステッ
プS14)が得られたら、強制的通電遮断モードを無効
化し(F;1→0)、通常運転を行なう。
【0042】2b;万一、異常メッセージ1が再度表示
されたら、誤接続以外の原因と推定されるので、それに
応じた処置(回路検査など)を行なう。
【0043】2c;もしも、誤接続が見出されなかった
場合、やはり誤接続以外の原因と推定されるので、それ
に応じた処置(回路検査など)を行なう。
【0044】3.異常メッセージ2の出力/表示時(ス
テップS15);サーボアンプとサーボモータの間の接
続関係をチェックする。異常が検出された軸(表示デー
タから判断)については特に注意する。もしも、誤接続
が見い出されなければ、パルスコーダとサーボ制御器の
間の接続関係をチェックする。やはり、異常が検出され
た軸(表示データから判断)については特に注意する。
【0045】いずれかに誤接続が見出されたら、正しい
接続状態に直す。その上で、念のために上記処理(図
3)を再度実行する。 3a;その結果、正常メッセージ出力/表示時(ステッ
プS14)が得られたら、強制的通電遮断モードを無効
化し(F;1→0)、通常運転を行なう。
【0046】3b;万一、異常メッセージ2が再度表示
されたら、誤接続以外の原因と推定されるので、それに
応じた処置(回路検査、パルスコーダ自身の検査など)
を行なう。
【0047】3c;もしも、誤接続が見出されなかった
場合、やはり誤接続以外の原因と推定されるので、それ
に応じた処置(回路検査、パルスコーダ自身の検査な
ど)を行なう。
【0048】以上が、重力または重力によるモーメント
の影響を受ける軸が存在しない場合、あるいは存在して
もその影響が無視出来る場合に適合した処理(請求項1
に対応)の例である。重力または重力によるモーメント
の影響を受ける軸が存在してその影響が無視出来ない場
合の処理(請求項2に対応)については、上記処理(図
3のフローチャート)に若干の修正を加えれば良い。即
ち、上述の処理の内、ステップS5が強制的な通電遮断
のための処理としては不要になる。換言すれば、ステッ
プS5をスキップしてステップS6からステップS7へ
進み、移動指令の出力の有無に関係なく、t≦t0 であ
ればt>t0への状態反転を待つ(1ITP毎にステッ
プS6、S7繰り返し)。そして、t>t0 の判断出力
が得られたら、ステップS8以下へ進む。ここで、設定
値t0 は短い時間であり、仮に誤接続があっても、例え
ばロボットアームの重力落下運動から派生する異常動作
の拡大が未然に防止出来るように設計的に定められる。
なお、ステップS6をもスキップして処理を簡略化する
ことも出来る。その場合は、ステップS10以下もスキ
ップされる。正常/異常の判断は、設定時間t0 経過直
後の停止時におけるロボットの姿勢の目視等により判断
する。また、図3のフローチャートにおいて、ステップ
S2〜ステップS9(一部または全部)は、ソフトウェ
ア処理に代えてハードウェア(CPU処理によらない回
路動作)により行なうことも出来る。以上、自動機械と
してn軸構成(n≧2)のロボットを想定した実施形態
を説明したが、ロボット以外の自動機械についても同様
の構成により、上記実施形態と同様の作用が得られるこ
とは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】本発明の制御装置を用いれば、サーボシ
ステムの諸機器(サーボモータを含む)の誤接続等に起
因して、ロボットや工作機械が始動直後に異常動作を起
し、人身事故や周辺機器の損傷などの事態を招くことが
回避される。また、異常の発生している軸などの情報を
含む形で異常メッセージを出力出来るようにしたので、
異常発生の原因除去あるいは原因究明が容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーボシステム内の機器に関連した誤接続の例
を説明するための図である。
【図2】ロボット制御装置の一般的なハードウェア構成
を要部ブロック図で示したものである。
【図3】本発明の実施形態で実行される処理の要点を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】 101 中央演算処理装置(CPU) 102 メモリ 103 教示操作盤用インターフェイス 104 教示操作盤 105 サーボ制御部 106 外部装置用入出力インターフェイス 107 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−98402(JP,A) 特開 平3−213282(JP,A) 特開 昭60−13202(JP,A) 実開 昭60−164208(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 B23Q 15/00 B25J 19/06 G05B 9/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボモータで駆動される複数の軸を有
    する自動機械のための制御装置であり、 該制御装置は前記サーボモータの位置検出器からフィー
    ドバックされる位置情報を入力するサーボ制御器と、前
    記サーボモータに電気を供給するサーボアンプと、前記
    サーボアンプへの通電を強制的に遮断するための強制的
    通電遮断手段とを備え、 前記強制的通電遮断手段は、前記サーボアンプへの通電
    が開始された後であって、且つ、前記サーボ制御器に移
    動指令が入力された後の所定の時点に前記サーボアンプ
    への通電を強制的に遮断する、前記自動機械のための制
    御装置。
  2. 【請求項2】 サーボモータで駆動される複数の軸を有
    する自動機械のための制御装置であり、 該制御装置は前記サーボモータの位置検出器からフィー
    ドバックされる位置情報を入力するサーボ制御器と、前
    記サーボモータに電気を供給するサーボアンプと、前記
    サーボアンプへの通電を強制的に遮断するための強制的
    通電遮断手段とを備え、 前記強制的通電遮断手段は、前記サーボアンプへの通電
    が開始された後の所定の時点に前記サーボアンプへの通
    電を強制的に遮断する、前記自動機械のための制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記サーボアンプへの通電中に、前記各
    軸の動作異常の有無を判断するための指標に利用される
    サーボシステム内部のデータが記憶される、請求項1ま
    たは請求項2に記載された自動機械のための制御装置。
  4. 【請求項4】 前記サーボアンプへの通電中に、前記各
    軸の動作異常の有無を判断するための指標に利用される
    サーボシステム内部のデータが記憶され、 前記記憶されたデータがメッセージ出力される、請求項
    1または請求項2に記載された自動機械のための制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記サーボアンプへの通電中に、前記各
    軸の動作異常の有無を判断するための指標に利用される
    サーボシステム内部のデータが記憶され、 前記記憶されたデータに基づいて前記各軸の異常の有無
    が推定され、該推定結果がメッセージ出力される、請求
    項1または請求項2に記載された自動機械のための制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記強制的通電遮断手段が無効化可能で
    ある、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載された
    自動機械のための制御装置。
  7. 【請求項7】 前記サーボアンプへの通電が強制的に遮
    断された直後には、前記各軸に付設されたブレーキ手段
    を有効化するようにした、請求項1〜請求項6のいずれ
    か1項に記載された自動機械のための制御装置。
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